JP2000132959A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JP2000132959A
JP2000132959A JP10302464A JP30246498A JP2000132959A JP 2000132959 A JP2000132959 A JP 2000132959A JP 10302464 A JP10302464 A JP 10302464A JP 30246498 A JP30246498 A JP 30246498A JP 2000132959 A JP2000132959 A JP 2000132959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピックアップ等のFPCの制御P板への接続
を容易かつ確実にすると共に、組立工程内でのFPCの
接続部を保護かつピックアップのレーザの静電気破壊の
低減が行える情報記憶装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップ5のFPC6の先端をFP
Cホルダ9、取付部13bにより、シャーシ2に着脱可
能に固定し、シャーシ2の上部から孔2b、2cを通し
てFPCホルダ9を押してコネクタ11に接続する。ま
た、FPC6の先端部を囲うことにより、コネクタカバ
ー12への位置決めと接続部6aの保護を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクを再生、ま
たは録再する情報記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、情報記憶装置はコ
ンピュータ周辺機器(CD−ROM、MO、PC等)、
AV機器(CD、VCD、LD等)として等の分野の情
報記憶再生装置として普及している。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
情報記憶装置の一例について説明する。図9は従来の情
報記憶装置の一例を示す断面側面図である。
【0004】図9において、302はトラバース部品を
支持するシャーシである。シャーシ302には、回転軸
にターンテーブル304が圧入されたスピンドルモータ
303が固定されている。スピンドルモータ303は、
ターンテーブル304に載置した図示せぬディスク30
1を回転する。また、シャーシ302には一対のガイド
シャフト306が、ガイドシャフト支持部材302a、
302bを介して平行に固定されている。このガイドシ
ャフト306は、回転したディスクの情報を再生または
記録の少なくとも何れかをするピックアップ305を、
ディスク半径方向に移動可能にガイドしている。また、
ピックアップ305は図示せぬ送り手段によってディス
クの任意の情報を記録した場所へ送られる。
【0005】シャーシ302にはダンパゴム308a、
308bが取り付けられている。シャーシ302はダン
パゴム308bを介して、後方をローディングベース3
09に固定している。前方は、ローディングベース30
9に設けられた図示せぬ昇降機構により上下する中間シ
ャーシ310に、ダンパゴム308aを介して固定して
いる。ローディングベース309の底には、トラバース
を制御する制御P板311が取り付けている。シャーシ
302に設けられたピックアップ305は、線材312
と制御P板311に設けられたコネクタ313とで制御
P板311に電気的に接続されている。スピンドルモー
タ303と送り手段とも線材により、制御P板311に
接続されているが、ピックアップ305と同様であるの
で説明を省略する。
【0006】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0007】情報記憶装置はスピンドルモータ303を
回転させて、ターンテーブル304に載置されたディス
クを回転し、続いて送り手段によりピックアップ305
をディスクの任意のトラックの近傍に移動して、ディス
クの回転によりディスクの任意のトラック上の情報を、
ピックアップ305により光学的に再生または記録す
る。この動作は制御P板311により線材312を通じ
て電気信号で行われている。
【0008】ところで、ディスクをターンテーブル30
4にセットするため、昇降機構によりローディングベー
ス309に対して中間シャーシ310を上下動させる。
これにより、ターンテーブル304が上下動してディス
クをセットする事ができる。ところが、制御P板311
はローディングベース309に取り付けてあるため、シ
ャーシ302と制御P板311は相対的に高さ位置が変
わる。また、ピックアップ305は読み取り位置を水平
方向に変えるため、ピックアップ305と制御P板31
1を接続する線材はFPCまたはFFC等の柔らかく、
屈曲性に耐える線材で接続されている。また、その線材
312でその動作を規制しないように線材312は十分
長く、またその接続状態は比較的自由な状態になってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラバース
の部品を組み込んだシャーシ302をローディングベー
ス309に組み込んだ後、制御P板311に線材312
を接続するので、それまで間、通常線材はフリー状態に
なっている。線材312の長さはは長く、フレキシブル
で、かつ自由な状態となっているため、組立途中に引っ
かけたり、切ったりする恐れがあった。それを防ぐた
め、工程内では線材312が組立の際に邪魔にならない
ようにする必要が生じ、その分工数が増えていた。
【0010】また、線材312の接続部が表にむき出し
になっており、外部の部品、人等と接触しやすくなって
いた。線材312の接続部に静電気が加わると、レーザ
の劣化、破壊が起こり、重大な品質問題となり易かっ
た。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、組立易く信頼
性の高い情報記憶装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、シャーシと、シャーシ上を移動する可動
手段と、可動手段を制御する制御手段と、可動手段と制
御手段とを電気的に結ぶ結線手段と、結線手段の一端に
設けられ接続部と制御手段とを挿抜可能に接続する接続
手段とを備え、接続手段に対向する位置であって、シャ
ーシに関し可動手段の反対側に、接続部をシャーシに係
合させる係合手段を設けた構成、または、情報記憶媒体
を保持する保持手段と、情報記憶媒体の情報を再生また
は記録の少なくとも何れか一方をする読取手段と、読取
手段の情報記憶媒体に対する位置を変える送り手段と、
読取手段と、保持手段と、送り手段とを指示するシャー
シと、保持手段、読取手段、送り手段のそれぞれの動作
を制御する制御手段と、保持手段、読取手段、送り手段
の少なくとも何れかと制御手段とを電気的に結ぶ結線手
段と、結線手段の一端に設けられ接続部と制御手段とを
挿抜可能に接続する接続手段とを備え、接続手段に対向
する位置であって、シャーシに関し情報記憶媒体の反対
側に、接続部をシャーシに係合させる係合手段を設けた
構成を備えた情報記憶装置である。
【0013】これにより、線材が固定されて組立時に邪
魔にならず、かつ簡単に制御手段に設けられたコネクタ
への接続ができ、トラバース単体状態でも線材が固定さ
れて組立時に邪魔にならず、かつ簡単に制御手段に設け
られたコネクタへの接続ができる。
【0014】また、結線手段が平板状の柔軟性のある線
材であり、係合手段が接続部の近傍を挟んで支持する挟
持部を有し、挟持部が接続部をシャーシに対して略垂直
に保持することにより、より安定して接続手段への接続
が可能となる。
【0015】さらに、シャーシに挟持部の挟み込みが開
くのを防止する支持手段を設けることにより、クリープ
による変形を防止して長期間保存しても線材の倒れを防
止してシャーシに対して略垂直に保持することがで、長
期間放置されても安定して接続手段への接続が可能とな
る。
【0016】また、係合手段に結線手段の接続部を囲う
ガイド部を備え、ガイド部の内側の形状が接続手段の外
側の形状と略同じで、係合手段に接続手段が係合する
際、結線手段が接続手段の挿入口に対して位置決めする
ことにより、より安定して接続部材への接続ができると
同時に、接続部が外部と接触しにくく、レーザの静電気
による破壊を減少させることができる。
【0017】さらに、接続手段の外側にガイド部を案内
するテーパを、結線手段の接続部を接続手段の挿入口に
案内するテーパを接続手段の内側に有する誘い部を備
え、誘い部と係合手段の挟持部がシャーシに対し同じ高
さで交互に並べることにより、高さを増やすことなく、
より確実に結線手段の接続部を接続手段に接続すること
が可能となる。
【0018】さらに、係合手段が係合手段またはシャー
シの何れかに設けられた弾性的な爪または軽圧入の何れ
かによって着脱可能にシャーシに係合し、シャーシの係
合手段に対応する位置に孔が備えられており、シャーシ
の情報記憶媒体側から孔を通して係合手段を押すと、係
合手段がシャーシより分離することにより、ローディン
グベースに制御手段を設けた場合でも容易に接続が可能
となる。また、接続の際に人が線材を接触しないため、
静電気によるピックアップのレーザの破壊を低減するこ
とが可能となる。
【0019】また、読取手段または結線手段に読取手段
のレーザ回路を短絡するスイッチ等の短絡手段を設け
て、読取手段に短絡手段を設けた場合は読取手段と結線
手段の接続の際に結線手段の一部に短絡手段を当接させ
て短絡手段の短絡を開放し、結線手段に短絡手段を設け
た場合は制御手段と結線手段の接続の際に制御手段の一
部に短絡手段を当接させて短絡手段の短絡を開放するこ
とにより、回路の接続とレーザ回路の短絡開放を同時に
行うことができ、組立を容易にする事ができる。
【0020】さらに、短絡手段が前記結線手段または前
記制御手段の何れかに備えた部材の弾性的に作用するス
イッチであることにより、接続をはずした際に再びレー
ザ回路を短絡することができ、修理、改造の際のレーザ
回路短絡忘れによる、レーザの静電気破壊を防止するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下は本発明の第1の実施の形態
の情報記憶装置について、図面を参照しながら説明して
いく。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態の情報記憶装置の要部構成図である。図1に
おいて、2はトラバース部品を支持するシャーシであ
る。シャーシ2には、保持手段のターンテーブル4を、
軸に圧入したスピンドルモータ3が固定されている。ま
た、シャーシ2には1対のガイドシャフト7a、7bが
固定されている。
【0023】ガイドシャフト7a、7bは、互いに平行
で、かつ図示せぬディスクを載置するターンテーブル4
の面に平行に固定され、図示せぬディスクから情報を再
生または記録する読取手段のピックアップ5を、ディス
ク半径方向に摺動自在に支持している。ピックアップ5
は、送り手段であるトラバースモータ8により駆動力を
受けて、移動できるように設けられている。
【0024】また、ピックアップ5には、制御手段であ
る制御P板10に接続するためのFPC6が設けれてい
る。制御P板10は図示せぬトレーの出し入れ、シャー
シ2を昇降を行うローディングベース15(図3参照)
に裏側から取り付けられる。
【0025】制御P板10には、FPC6と接続するコ
ネクタ11とが設けられている。このコネクタ11に
は、誘い部12a、12bを有するコネクタカバー12
がかぶせられている。このコネクタ11とコネクタカバ
ー12とが接続手段である。誘い部12a、12bは、
コネクタ11のFPC挿入口11aを挟むように間隔を
開けて並んでいる。また、誘い部12a及び12bの外
側の対向面と、FPC挿入口11a側とがテーパ形状に
なっている。
【0026】さらに、図2を用いて本発明の第1の実施
の形態の情報記憶装置の構成の説明を行う。図2は本発
明の第1の実施の形態の情報記憶装置を裏側から見た要
部構成図を示している。
【0027】シャーシ2には開口部2aが設けてあり、
この開口部2aを通して、ピックアップ5のFPC6が
裏側にでている。FPC6の先端の接続部6aの両端に
は凸部6b、6cが設けられている。なお、接続部6
a、凸部6b、6cは補強板で補強してもよい。FPC
6の先端にはFPCホルダ9が取り付けられる。
【0028】FPCホルダ9には凹部(図示は省略)が
あり、凸部6b、6cがはまり込んで係合する。また、
FPC6はヒンジ(図示は省略)で本体9iにその一方
がつながっている挟持部9aと本体9iとにより、接続
部6aの根元6dが挟み込まれて取り付けられる。挟持
部9aのヒンジと反対側にはフック9gが設けられてお
り、本体9iにフック9gが引っかかることにより、接
続部6aの根元6dを挟んでいる。また、FPCホルダ
9のガイド9bと挟持部9aと本体9iとにより、接続
部6aを囲む形状をしている。このガイド9bと挟持部
9aと本体9iとでガイド部を構成する。また、このガ
イド部のFPC6と反対側の内側は、コネクタカバー1
2が嵌合するような形状、大きさになっている。
【0029】また、シャーシ2にはFPCホルダ9を係
合する取付部13a、13bが設けられている。取付部
13a、13bには弾性または復元力(以下バネ性と称
す)を持つ爪13c、13dが設けられており、着脱が
可能になっている。このFPCホルダ9と取付部13
a、13bとで係合手段を構成している。
【0030】FPCホルダ9には凸部9c、9dが左右
にあり、FPCホルダ9はこの爪13c、13dに凸部
9c、9dが引っかかり係合する。取付部13a、13
b近傍(FPCホルダ9の取り付く部分)のシャーシ2
には孔2b、2cが設けられており、取付部13a、1
3bに係合したFPCホルダ9をシャーシ2の表側から
押すことが可能になっている。
【0031】また、シャーシ2の取付部13a、13b
の間には、FPCホルダ9の挟持部9aの外側が開かな
いように支える支持手段の支持部14が設けられてい
る。
【0032】さらに、図3を用いてシャーシ2、制御P
板10、ローディングベース15の位置関係を説明す
る。図3は、本発明の第1の実施の形態を示す要部側面
図である。
【0033】トラバース部品を取り付けたシャーシ2は
図示せぬローディング機構により、ローディングベース
15に対し相対的に上下動する。シャーシ2の下にはロ
ーディングベース15にネジ16a、16bで固定され
た制御P板10がある。制御P板10上に設けられ、コ
ネクタカバー12がかぶせれらたコネクタ11の位置
と、シャーシ2の取付部13a、13bとに取り付けら
れたFPCホルダ9の水平方向の位置は、ほぼ同じ位置
に設けられている。
【0034】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その基本動作について説明する。
【0035】まず、スピンドルモータ3を回転させて、
ターンテーブル4に載置された図示せぬディスクを回転
させる。トラバースモータ8を回転させ、ガイドシャフ
ト7a、7bによりディスク半径方向に摺動自在にガイ
ドされたピックアップ5をディスク半径方向に送る。こ
れにより、ピックアップ5をディスクの任意のトラック
近傍に移動して、ディスクの任意のトラック上の情報を
読み出す、または書き込むことができる。これらの動作
はFPC等の線材を電気的に介して制御P板10により
制御される。
【0036】続いて、コネクタ11へのFPC6の挿入
のついて説明する。シャーシ2を図示せぬローディング
機構によりダウンさせて、ローディングベース15に固
定された制御P板10に近づける。これによりコネクタ
11とFPCホルダ9を接近させる。FPCホルダ9は
バネ性を持った爪13c、13dによってシャーシ2に
係合している。よって、シャーシ2の表から孔2b、2
cを通してFPCホルダ9を下へ押し下げると、爪13
c、13dが逃げて係合が外れる。FPCホルダ9は取
付部13a、13bによって、コネクタ11に対して水
平方向ほぼ同じ位置でシャーシ2に取り付けられている
ため、さらに押し下げるとFPCホルダ9はコネクタ1
1にかぶさる。コネクタ11には誘い部12a、12b
を有するコネクタカバー12がかぶさっているため、誘
い部12a、12bの外側のテーパによりカバー部9b
が誘われて、FPCホルダ9の位置とコネクタ11の位
置がズレていてもスムーズに嵌合することができる。
【0037】さらに、図4を用いてピックアップ5のF
PC6のコネクタ11への接続について説明する。図4
は、本発明の第1の実施の形態のFPCホルダ9とコネ
クタカバー嵌合前の状態を示す断面要部詳細図である。
【0038】コネクタカバー12はコネクタ11にかぶ
さっており、コネクタカバー12の爪12dでコネクタ
11に引っかかっている。コネクタカバー12の誘い部
12a、12bの間には挿入口12cがあり、コネクタ
11のFPC挿入部11aと一致している。また、コネ
クタカバー12の外形と挿入口12cの相対位置は、F
PCホルダ9の内側とFPC6の挟持位置との相対位置
は同じに設定されている。また、コネクタカバー12の
外形はガイド部9b、挟持部9a、本体9iの内側の形
状、大きさと同じにしている。よって、FPCホルダ9
にコネクタカバー12が嵌合して行くに従い、FPC6
の接続部6aとコネクタカバー12の挿入口12cの相
対誤差を小さくなっていく。これにより、確実に接続部
6aが誘い部12a、12bの内側のテーパに当接する
ようになる。よって、FPCホルダ9を押し込むと、接
続部6aは誘い部12a、12bの内側のテーパにより
挿入口12aに誘い込まれて、ついには挿入口12aに
挿入される。以上のように、コネクタカバー12の誘い
部12a、12bが、FPCホルダ9をコネクタカバー
12に誘い込んで、さらにFPC6の接続部6aの倒れ
を吸収して、FPC6の接続部6aを確実にコネクタ1
1に接続することができる。
【0039】また、FPCホルダ9の取付位置からコネ
クタ11へのFPC6接続完了時のFPCホルダ9の位
置までの距離(押し込みストローク)に対して、取付部
13a、13bのFPCホルダ9の位置決め長さ、爪1
3c、13dの爪の長さを短くして置く。これにより、
FPCホルダ9をコネクタカバー12に押し込むと、F
PCホルダ9は取付部13から完全離れて、ローディン
グ動作をしても取付部13a、13b等に干渉すること
がなく、FPC6の接続部6aは制御P板10のコネク
タ11に常に接続された状態となる。
【0040】ところで、ピックアップ5のFPC6はシ
ャーシ2の裏面に設けられた取付部13a、13bに固
定されている。よって、組立工程内でFPC9が邪魔に
なることながない。また、決まった位置にFPC6の接
続部6aが固定されるため、検査工程で自動機による電
気的な接続が可能となる。また、シャーシ2の裏面に固
定しているため、制御P板10への接続の際にシャーシ
2の表側から押し込むだけで接続が可能で工数を削減で
きる。
【0041】ここで、FPC6をFPCホルダ9でロー
ディングベース15に固定することもできるが、そうす
るとシャーシ2のローディングベース15への組み込み
まで間、FPC6はフリー状態で組立の邪魔になる。仮
にシャーシ2のどこかに仮止めしておいても、ローディ
ングベース15に固定し直す必要が有るため工数を削減
することができない。
【0042】また、FPC6は弾性を有するためその復
元力(以下コシと称す)によって、常に真っ直ぐに戻ろ
うとしている。特にFPCホルダ9の付け根において
は、90度に曲げられているため、型どりが確実にされ
ていなければ、大きな力で真っ直ぐに戻ろうとしてい
る。その力に打ち勝って、FPCホルダ9の挟持部9a
は接続部6aをシャーシ2に対して略90度に立ててい
る。しかしながら、FPCホルダ9が樹脂でできている
為、常に力が加わっていると、次第に応力に対し降伏し
て行くためクリープを起こして挟持部9aが開いてい
く。そうすると接続部6aは90度から次第に倒れてし
まい、誘い部12a、12bのテーパに誘われず、コネ
クタ11への接続がうまく行かなくなる。
【0043】しかしながら、本発明の第1の実施の形態
によれば、シャーシ2において、挟持部9aの外側にそ
れを支持する支持部14を設けて開くのを防ぎ、長時間
放置しても接続部6aが倒れることなく、安定してコネ
クタ11への挿入を行うことができる。
【0044】さらに、FPCホルダのガイド部9bはF
PC6の接続部6aを覆っている。よって、組立中に接
続部6aを傷つけることがない。また、ピックアップ5
のレーザは静電気対して、弱く帯電している物に接続部
6aが接触することにより、破壊されることがしばしば
ある。ローディングベース15等、ローディングの部材
は樹脂でできている場合が多く帯電し易い。また、コネ
クタ11を扱う作業者も静電気を帯易く、組立途中にレ
ーザを破壊することがしばしばあった。
【0045】しかしながら、本発明の第1の実施の形態
によれば、接続部6aはFPCホルダ9に囲われている
ため接続部6aが外部の物に触れ難くいため、静電気に
よりレーザの破壊を低減させることが可能である。
【0046】次に、図5を用いてピックアップ5のFP
C6のコネクタ11への接続状態について説明する。図
5は、本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置におけ
るFPCホルダ9とコネクタカバー12との嵌合状態を
示す断面図である。なお解り良くするためFPC6は実
際と異なり、FPCホルダ9から切り離して図示してあ
る。
【0047】FPCホルダ9において9e、9fは、F
PC6の凸部6b、6cがそれぞれ係合する凹部であ
る。凹部9e、9fの間の同じ高さ位置では、接続部6
aの根元6dがFPCホルダ9の挟持部9aとガイド部
9bとで挟まれる。また、同じ高さ位置にはコネクタ1
1とFPC6の接続状態において、コネクタカバー12
の誘い部12a、12bがあり、誘い部12a、12b
と、根元6dの挟持されている部分とが交互に並んでい
る。そのすぐ下はコネクタ11があり、FPC6の接続
部6aはコネクタ11のFPC挿入口11aの中に入り
込む。
【0048】ここで、制御P板10からシャーシ2まで
の高さを考える。シャーシ2から制御P板10までの高
さは、FPC6が屈曲して通るための隙間vと、FPC
ホルダ9の接続部6aの根元6dを挟持するため幅w
と、コネクタカバー12の誘い部12a、12bの高さ
xと、コネクタ11の高さy等が必要になる。本発明の
第1の実施の形態によれば、FPCホルダ9の接続部6
aの根元6dを挟持する部分と、コネクタカバー12の
誘い部12aは交互に同じ高さの位置に設けられている
ため、幅wまたは高さxだけ低くすることができる。
【0049】以上のようにシャーシ2の裏側側におい
て、FPC6の接続部6aを取り付けることにより、ト
ラバース単体状態でも線材が固定されて組み立てる際の
邪魔にならない。またFPC6のコネクタ11への接続
時に接続部6aを移動する必要がない。
【0050】また、FPCホルダ6が、接続部6aを挟
持してシャーシ2に対して垂直に立て、外側と内側とに
テーパを持つ誘い部12a、12bを有するコネクタカ
バー12がコネクタ11にかぶせられているため、FP
C6の接続部6aが確実にコネクタ11のFPC挿入口
11aに入る。
【0051】また、FPCホルダ9の内形状と、コネク
タカバー12の外形状とを合わせているため、コネクタ
11のFPC挿入口11aとFPC6の接続部6aとの
位置を合わせることができ安定して、接続することがで
きる。
【0052】さらに、接続部6aの根元6dの挟持部分
と誘い部12a、12bとを同じ高さに交互に配置する
ことによって、高さを低くできる。
【0053】さらに、FPC6の接続部6aがFPCホ
ルダ6で囲まれているため、接続部6aが傷つくことを
防止し、静電気を帯びた物品からピックアップ5に内蔵
されたレーザを保護することができる。
【0054】また、シャーシ2に挟持部9aの挟み込み
が開くのを防止する支持部14を設けることにより、ク
リープによる変形を防止して長期間保存しても線材の倒
れを防止してシャーシ2に対して略垂直に保持すること
がで、長期間放置されても安定してコネクタ11への接
続が可能となる。
【0055】また、FPCホルダ9のシャーシ2への取
付を、取付部13a、13bの弾性的な爪13c、13
dによって着脱可能に取り付け、その上のシャーシ2に
孔2b、2cを設けることにより、孔2b、2cを通し
て、FPCホルダ9をコネクタカバー12押し込むこと
ができ、簡単にFPC6とコネクタ11の接続が可能と
なる。さらに、FPC6の接続部6aを触ることがない
ので、ピックアップ5のレーザを破壊する恐れが減る。
【0056】なお、本実施の形態においてはコネクタカ
バー12をコネクタ11にかぶせたが、コネクタ11に
一体的に誘い部を設けて、FPCホルダ9の内形状をコ
ネクタ11に合わせても良い。また、本実施の形態にお
いては弾性的な爪13c、13dでFPCホルダ9を着
脱可能に係合させたが、軽圧入で着脱可能に係合しても
よく、また着脱可能であればその方法は問わない。
【0057】また、本実施の形態ではシャーシ2側の取
付部13a、13bに爪13c、13dを設けたが、F
PCホルダ9に爪を設けても良く、着脱自在で有れば方
法は問わない。
【0058】また、本実施の形態では、ピックアップ5
のFPC6について述べたが、スピンドルモータ3、ト
ラバースモータ6等の線材についても同様に実施するこ
とができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態の情報記
憶装置について、図面を参照しながら説明していく。
【0060】(実施の形態2)図6は、本発明の第2の
実施の形態の情報記憶装置の構成図を示している。図6
において、102はトラバース部品を支持するシャーシ
である。シャーシ102には、保持手段のターンテーブ
ル104を、軸に圧入したスピンドルモータ103が固
定されている。また、シャーシ102には、1対のガイ
ドシャフト107a、107bが固定されている。
【0061】ガイドシャフト107a、107bは、互
いに平行で、かつディスクを載置するターンテーブル1
04の面に平行に固定され、図示せぬディスクから情報
を再生または記録する読取手段のピックアップ105
を、ディスク半径方向に摺動自在に支持している。ピッ
クアップ105は、送り手段であるトラバースモータ1
08により駆動力を受けて、移動できるように設けられ
ている。また、ピックアップ105には、制御手段であ
る制御P板110に接続するためのFPC106が設け
れている。
【0062】FPC106の先端の構成は、第1の実施
の形態と同様であり、第1の実施の形態と同様にFPC
106の先端にFPCホルダ109(図7参照)が取り
付けられている。また、FPCホルダ109の形状も、
第1の実施の形態と同様にFPC先端の接続部を囲む形
状をしており、かつその内側はコネクタカバー112が
嵌合するような形状、大きさになっている。
【0063】FPC106は、シャーシ102に設けら
れた開口部102aを通して制御P板110に接続され
ている。この制御P板110には、FPC106と接続
するコネクタ111と孔110a〜110fとが設けら
れている。制御P板110は孔110a〜110cでシ
ャーシ102のボス102e〜102g(但し、102
gは図6では隠れているため図示できず)に位置決めさ
れ、孔110d〜110fにおいて、シャーシ102の
ボス102h〜102jにネジ止めされる。
【0064】コネクタ111には、誘い部112a、1
12bを有するコネクタカバー112がかぶせられてい
る。このコネクタ111とコネクタカバー112とが接
続手段である。誘い部112a、112bは、コネクタ
111のFPC挿入口111aを挟むように間隔を開け
て並んでいる。また、誘い部112a及び112bの外
側の対向面と、FPC挿入口111a側とがテーパ形状
になっている。
【0065】さらに、図7を用いて本発明の第2の実施
の形態の構成を説明する。図7は本発明の第2の実施の
形態を示す要部側面図である。
【0066】シャーシ102には取付部113が設けら
れ、FPC6の先端を保持したFPCホルダ109が係
合している。FPCホルダ109と取付部113とが係
合手段である。また、シャーシ102には、制御P板1
10の孔110a〜110cに嵌合するボス102e〜
102g(但し、102fは102eに重なるため図示
せず)と、ネジ止めするためのボス102h〜102j
(但し、102iは102hに重なるため図示せず)が
設けられている。シャーシ102のボス102e〜10
2gと、制御P板110の孔110a〜110c(図6
参照)の水平方向の位置を合わせると、図に示すように
制御P板110上に設けられたコネクタカバー112
(コネクタ111)と、FPCホルダ109(FPC6
の先端接続部)との水平方向の位置がほぼ一致するよに
なっている。
【0067】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その基本動作について説明する。
【0068】まず、スピンドルモータ103を回転させ
て、ターンテーブル104に載置された図示せぬディス
クを回転させる。トラバースモータ108を回転させ、
ガイドシャフト107a、107bにより、ディスク半
径方向に摺動自在にガイドされたピックアップ105を
ディスク半径方向に送る。これにより、ピックアップ1
05をディスクの任意のトラック近傍に移動して、ディ
スクの任意のトラック上の情報を読み出す、または書き
込むことができる。これらの動作はFPC等の線材を電
気的に介して制御P板110により制御される。
【0069】続いて、シャーシ102に制御P板110
を取り付ける動作を説明する。まず、シャーシ102に
設けられたボス102e〜102gを、制御P板110
の孔110a〜110cに挿入していく。ボス102e
〜102gと孔110a〜110cとは少し隙間を大き
くしておき、制御P板110とシャーシ102との間に
自由度をもたせておく。隙間は、FPCホルダ109と
コネクタ111との位置の累積誤差以上、FPCホルダ
109のガイド部109aのテーパ量とコネクタカバー
112の外側のテーパ量との合計以下に設定している。
【0070】ボス102e〜102gを孔110a〜1
10cに挿入してしていくと、それに従いコネクタカバ
ー112の誘い部112a、112bの外側のテーパで
FPCホルダ109が誘われ、コネクタカバー112に
FPCホルダ109が嵌合していく。コネクタカバー1
12の外形とFPCホルダ109の内側との形状、大き
さを同じにしているため、コネクタカバー112の外形
がFPCホルダ109に嵌合して行くに従い、FPC1
06の接続部がFPC挿入口111aに近づいていく。
これにより、確実に接続部106aが誘い部112a、
112bの内側のテーパに当接するようになる。さら
に、誘い部112a、112bの内側のテーパによりF
PC6の先端はFPC挿入口111aに誘われ、ついに
はコネクタ111に挿入される。
【0071】また、制御P板110の孔110a〜11
0cとシャーシ102のボス102e〜102gとの間
に隙間をもたせておくと共に、この隙間をFPCホルダ
109とコネクタ111との位置の累積誤差以上、FP
Cホルダ109のガイド部109aのテーパ量とコネク
タカバー112の外側のテーパ量との合計以下に設定す
ることにより、ボス102e〜102gでFPCホルダ
109にコネクタカバー112を導くと共に、コネクタ
111に余計な力をかけることがない。
【0072】以上のように、ピックアップ105のFP
C106は、シャーシ102の裏面に設けられた取付部
113に固定されていることにより、組立工程内のトラ
バース単体で取り扱いにおいてFPC9が邪魔になるこ
とながない。また、これにより検査工程で自動機による
電気的な接続が可能となる。
【0073】また、FPCホルダ109はFPC106
の接続部を覆っている。よって、組立中に接続部106
aを傷つけることがない。また、ピックアップ105に
内蔵されたレーザは静電気対して弱く、帯電している物
品に接続部106aが接触することにより、破壊される
ことがしばしばある。一方、ローディングベース等、ロ
ーディングの部材は樹脂でできている場合が多く帯電し
易い。さらに、コネクタ111を扱う作業者も静電気を
帯易く、組立途中にレーザを破壊することがしばしばあ
った。しかしながら、第2の実施の形態によれば、接続
部106aはFPCホルダ109に囲われているため接
続部106aが外部の物に触れ難くいため、静電気によ
りレーザの破壊を低減させることが可能である。また、
制御P板110の孔110a〜110cにボス102e
〜102fを挿入させることにより、FPC6を触れる
ことなく、確実にFPC106に接続部がコネクタ11
1に接続される。これによりFPC6をつかむことなく
FPC106のコネクタ111が可能となるため、さら
に静電気によりレーザの破壊を低減させることが可能で
ある。
【0074】また、制御P板110の孔110a〜11
0cとシャーシ102のボス102e〜102gとの間
に隙間をもたせておくと共に、この隙間をFPCホルダ
109とコネクタ111との位置の累積誤差以上、FP
Cホルダ109のガイド部109aのテーパ量とコネク
タカバー112の外側のテーパ量との合計以下に設定し
てある。これにより、ボス102e〜102gでFPC
ホルダ109にコネクタカバー112を導くと共に、コ
ネクタ111に余計な力をかけることがない。
【0075】なお、本実施の形態においては誘い部11
2a、112bを設けたコネクタカバー112をコネク
タ111にかぶせたが、コネクタ111に一体的に誘い
部を設けて、FPCホルダ109の内形状をコネクタ1
11に合わせても良い。
【0076】また、本実施の形態では、ピックアップ1
05のFPC106について述べたが、スピンドルモー
タ103、トラバースモータ106等の線材についても
同様に実施することができる。
【0077】次に、本発明の第3の実施の形態の情報記
憶装置について、図面を参照しながら説明していく。
【0078】(実施の形態3)図8は本発明の第3の実
施の形態の情報記憶装置の部分詳細図を示している。図
8において、206は図示せぬピックアップと制御P板
210とを電気的に接続する結線部材であるFPCであ
る。FPC206には、ピックアップのレーザに駆動電
流を供給するLD駆動ライン206eと、LDGNDラ
イン206fとが設けられている。FPC206のコネ
クタ211への接続部206a近傍において、LD駆動
ライン206eにL字上の接点部材218が半田付けさ
れ、またLGNDライン206fにはSWレバー217
が半田付けされている。接点部材218、SWレバー2
17が短絡手段である。接点部材217、SWレバー2
17はリン青銅等の導通を持ち、かつ弾性的な材料でで
きている。FPC206のコネクタ211への挿入前、
SWレバー217はそれ自身の弾性力により先端の接点
部217bにおいて、接点部材218に接している。ま
た、SWレバー217には、当接部217aが接続部2
06a方向にV字上にのびており、FPC206がコネ
クタ211に挿入された際、コネクタ211の上面21
1bに十分当接するように設けられている。
【0079】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0080】FPC206のコネクタ211への挿入
前、前述したようにSWレバー217はそれ自身の弾性
力により先端の接点部217bにおいて、接点部材21
8に接している。これにより、LD駆動ライン206e
とLDGNDライン206fとは短絡しており、静電気
がレーザにかからないようになっている。FPC206
の接続部206aをコネクタ211のFPC挿入口21
1aに挿入していくと、SWレバー217の当接部21
7aはコネクタ211に近づいていく。当接部217a
は接続部206a側に十分飛び出しており、挿入が完了
した時点で、コネクタ211の上面211bに当接し、
上方向に押し上げられる。これにしたがい接点部217
bも上方向に押し上げられ、接点部材218より離れ
る。これにより、FPC206のコネクタ211への接
続完了時、レーザの短絡が開放されてレーザの駆動が可
能となる。
【0081】これと逆に、FPC206をコネクタ21
1から抜くと、コネクタ211の上面211bに当接し
ていた当接部217aは開放され、それ自身弾性力によ
り復帰して接点部217aは接点部材218に再び当接
し、LD駆動ライン206eとLDGNDライン206
fは短絡される。
【0082】以上のように、FPC206の接続部20
6a近傍でLD駆動ライン206eとLDGNDライン
206fとの間に、接点部材218とSWレバー217
とによりスイッチを構成し、FPC206のコネクタ2
11への挿入状態において、コネクタ211の上面21
1bで当接部217aを押し上げるようにすることで、
接続前にレーザを短絡し、接続時に開放することができ
る。これにより、FPC206のコネクタ211への挿
抜動作だけでレーザの開放/短絡ができ、レーザの開放
/短絡作業が不要になる。よって、自動化が容易になる
とともにレーザショートの開放忘れによる不良、修理・
改造時の短絡忘れによるレーザの静電気破壊を防止する
ことが可能となる。
【0083】なお、本発明の実施の形態では、2つの部
品を使用してSWを構成したが、ユニット化されたノー
マルCLOSEのスイッチを使用してもよい。
【0084】また、スイッチの検出部である当接部がコ
ネクタ上面に当接して、短絡を開放したが、第1、2の
実施の形態で示したしたコネクタホルダに当接してもよ
く、またコネクタに凸部を出しておい当接させてもても
よく、さらに制御P板上の別の部材でもよく、その方法
は限らない。
【0085】また、本発明の実施の形態では、FPC上
に短絡手段を設けたが、ピックアップ上にFPCとの接
続手段と短絡手段とを設け、さらにFPC上に当接部を
設けて、ピックアップへのFPCの接続時にFPCの当
接部で、短絡手段を開放しても同様の効果が得られる。
【0086】また、本実施の形態では、弾性的にON、
OFFするスイッチをFPC上に構成したが、一度接続
した後に修理等で抜くことが無い場合、短絡手段が復帰
しない構成をとっても構わない。
【0087】なお、本発明の第1、第2の実施の形態
は、ディスクの再生または録再装置を示したが、シャー
シ上を可動する可動手段とその制御手段の結線をするも
で、あれば同様の効果がえられる。
【0088】また、本発明の第3の実施の形態は、ディ
スクの再生または録再装置を示したが、静電気に弱い部
品を搭載した装置であれば、同様の構成で同様の効果が
得られる。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明は、シャーシと、シ
ャーシ上を移動する可動手段と、可動手段を制御する制
御手段と、可動手段と制御手段とを電気的に結ぶ結線手
段と、結線手段の一端に設けられ接続部と制御手段とを
挿抜可能に接続する接続手段とを備え、接続手段に対向
する位置であって、シャーシに関し可動手段の反対側
に、接続部をシャーシに係合させる係合手段を設けた構
成、または、情報記憶媒体を保持する保持手段と、情報
記憶媒体の情報を再生または記録の少なくとも何れか一
方をする読取手段と、読取手段の情報記憶媒体に対する
位置を変える送り手段と、読取手段と、保持手段と、送
り手段とを指示するシャーシと、保持手段、読取手段、
送り手段のそれぞれの動作を制御する制御手段と、保持
手段、読取手段、送り手段の少なくとも何れかと制御手
段とを電気的に結ぶ結線手段と、結線手段の一端に設け
られ接続部と制御手段とを挿抜可能に接続する接続手段
とを備え、接続手段に対向する位置であって、シャーシ
に関し情報記憶媒体の反対側に、接続部をシャーシに係
合させる係合手段を設けた構成を備えた情報記憶装置で
ある。
【0090】これにより、線材が固定されて組立時に邪
魔にならず、かつ簡単に制御手段に設けられたコネクタ
への接続ができ、トラバース単体状態でも線材が固定さ
れて組立時に邪魔にならず、かつ簡単に制御手段に設け
られたコネクタへの接続ができる。
【0091】また、結線手段が平板状の柔軟性のある線
材であり、係合手段が接続部の近傍を挟んで支持する挟
持部を有し、挟持部が接続部をシャーシに対して略垂直
に保持することにより、より安定して接続手段への接続
が可能となる。
【0092】さらに、シャーシに挟持部の挟み込みが開
くのを防止する支持手段を設けることにより、クリープ
による変形を防止して長期間保存しても線材の倒れを防
止してシャーシに対して略垂直に保持することがで、長
期間放置されても安定して接続手段への接続が可能とな
る。
【0093】また、係合手段に結線手段の接続部を囲う
ガイド部を備え、ガイド部の内側の形状が接続手段の外
側の形状と略同じで、係合手段に接続手段が係合する
際、結線手段が接続手段の挿入口に対して位置決めする
ことにより、より安定して接続部材への接続ができると
同時に、接続部が外部と接触しにくく、レーザの静電気
による破壊を減少させることができる。
【0094】さらに、接続手段の外側にガイド部を案内
するテーパを、結線手段の接続部を接続手段の挿入口に
案内するテーパを接続手段の内側に有する誘い部を備
え、誘い部と係合手段の挟持部がシャーシに対し同じ高
さで交互に並べることにより、高さを増やすことなく、
より確実に結線手段の接続部を接続手段に接続すること
が可能となる。
【0095】さらに、係合手段が係合手段またはシャー
シの何れかに設けられた弾性的な爪または軽圧入の何れ
かによって着脱可能にシャーシに係合し、シャーシの係
合手段に対応する位置に孔が備えられており、シャーシ
の情報記憶媒体側から孔を通して係合手段を押すと、係
合手段がシャーシより分離することにより、ローディン
グベースに制御手段を設けた場合でも容易に接続が可能
となる。また、接続の際に人が線材を接触しないため、
静電気によるピックアップのレーザの破壊を低減するこ
とが可能となる。
【0096】また、読取手段または結線手段に読取手段
のレーザ回路を短絡するスイッチ等の短絡手段を設け
て、読取手段に短絡手段を設けた場合は読取手段と結線
手段の接続の際に結線手段の一部に短絡手段を当接させ
て短絡手段の短絡を開放し、結線手段に短絡手段を設け
た場合は制御手段と結線手段の接続の際に制御手段の一
部に短絡手段を当接させて短絡手段の短絡を開放するこ
とにより、回路の接続とレーザ回路の短絡開放を同時に
行うことができ、組立を容易にする事ができる。
【0097】同様に読取手段にレーザ回路を短絡するス
イッチ等の短絡手段を設け、接続の際に結線手段に設け
た凸部等に短絡手段を当接させて短絡手段の短絡を開放
する事により回路の接続とレーザ回路の短絡の開放を同
時に行うことができ、組立を容易にする事ができる。
【0098】さらに、短絡手段が前記結線手段または前
記制御手段の何れかに備えた部材の弾性的に作用するス
イッチであることにより、接続をはずした際に再びレー
ザ回路を短絡することができ、修理、改造の際のレーザ
回路短絡忘れによる、レーザの静電気破壊を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置の構
成図
【図2】本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置の裏
側から見た構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置の側
面図
【図4】本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置にお
けるFPCホルダとコネクタカバー嵌合前の状態を示す
断面詳細図
【図5】本発明の第1の実施の形態の情報記憶装置にお
けるFPCホルダとコネクタカバー嵌合状態を示す断面
詳細図
【図6】本発明の第2の実施の形態の情報記憶装置の構
成図
【図7】本発明の第2の実施の形態の情報記憶装置の側
面図
【図8】本発明の第3の実施の形態の情報記憶装置の部
分詳細図
【図9】従来の情報記憶装置の構成図
【符号の説明】
2、102 シャーシ 102e、102f、102g ボス 102h ボス 3、103 スピンドルモータ 4、104 ターンテーブル 5、105 ピックアップ 6、106、206 FPC 6a、206a 接続部 6b、6c 凸部 6d 根元 206e LD駆動ライン 206f LDGNDライン 7a、107a ガイドシャフト 7b、107b ガイドシャフト 8、108 トラバースモータ 9、109 FPCホルダ 9a 挟持部 9b ガイド部 9c、9d 凸部 9e、9f 凹部 9g フック 9h ヒンジ部 9i 本体 10、110、210 制御P板 110a、110b、110c 孔 110d、110e、110f 孔 11、111、211 コネクタ 11a、111a、211a FPC挿入口 211b 上面 12、112 コネクタカバー 12a、112a 誘い部 12b、112b 誘い部 12c 挿入口 12d 爪 13a、13b、113 取付部 13c、13d 爪 14 支持部 15 ローディングベース 16a、16b ネジ 217 SWレバー 217a 当接部 217b 接点部 218 接点部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、前記シャーシ上を移動する
    可動手段と、前記可動手段を制御する制御手段と、前記
    可動手段と前記制御手段とを電気的に結ぶ結線手段と、
    前記結線手段の一端に設けられ接続部と前記制御手段と
    を挿抜可能に接続する接続手段とを備え、 前記接続手段に対向する位置であって、前記シャーシに
    関し前記可動手段の反対側に、前記接続部を前記シャー
    シに係合させる係合手段を設けたことを特徴とする情報
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 情報記憶媒体を保持する保持手段と、前
    記情報記憶媒体の情報を再生または記録の少なくとも何
    れか一方をする読取手段と、前記読取手段の前記情報記
    憶媒体に対する位置を変える送り手段と、前記読取手段
    と、前記保持手段と、前記送り手段とを支持するシャー
    シと、前記保持手段、前記読取手段、前記送り手段のそ
    れぞれの動作を制御する制御手段と、前記保持手段、前
    記読取手段、前記送り手段の少なくとも何れかと前記制
    御手段とを電気的に結ぶ結線手段と、前記結線手段の一
    端に設けられ接続部と前記制御手段とを挿抜可能に接続
    する接続手段とを備え、 前記接続手段に対向する位置であって、前記シャーシに
    関し前記情報記憶媒体の反対側に、前記接続部を前記シ
    ャーシに係合させる係合手段を設けたことを特徴とする
    情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記結線手段が平板状の柔軟性のある線
    材であり、前記係合手段が前記接続部の近傍を挟んで支
    持する挟持部を有し、前記挟持部が前記接続部を前記シ
    ャーシに対して略垂直に保持し、 前記シャーシに前記係合手段を係合させた際、前記シャ
    ーシにおいて前記挟持部の外側に前記挟持部が開くのを
    防止する支持手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2何れかに記載の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記係合手段に前記結線手段の前記接続
    部を囲うガイド部を備え、前記ガイド部の内側の形状が
    前記接続手段の外側の形状と略同じで、前記係合手段に
    前記接続手段が係合する際、前記結線手段が前記接続手
    段の挿入口に対して位置決めされることを特徴とする請
    求項1または2何れかに記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記接続手段の外側に前記ガイド部を案
    内するテーパを、前記結線手段の前記接続部を前記挿入
    口に案内するテーパを前記接続手段の内側に有する誘い
    部を備え、 前記誘い部と前記係合手段の前記挟持部とが、前記シャ
    ーシに対し同じ高さで交互に並んでいることを特徴とす
    る請求項3または4何れかに記載の情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記係合手段が前記係合手段または前記
    シャーシの何れかに設けられた弾性的な爪または軽圧入
    の何れかによって前記シャーシに係合し、前記シャーシ
    の前記係合手段近傍に孔が備えられており、前記シャー
    シの前記可動手段側または前記情報記憶媒体側から前記
    孔を通して前記係合手段を押すと、前記係合手段の一部
    または全体が前記シャーシより分離すること特徴とする
    請求項1〜5何れかに記載の情報記憶装置。
  7. 【請求項7】 情報記憶媒体の情報を再生または記録の
    少なくとも何れか一方をする読取手段と、前記読取手段
    を制御する制御手段と、前記読取手段と前記制御手段と
    を電気的に結ぶ結線手段と、前記読取手段または前記結
    線手段の何れかに前記読取手段の少なくとも1つの回路
    を短絡する短絡手段とを備え、 前記読取手段と前記結線手段との接続、または前記結線
    手段と前記制御手段との接続の何れかに伴い、前記短絡
    手段に前記結線手段上の部材または前記制御手段上の部
    材の何れかが当接し、前記短絡手段が開放することを特
    徴とする情報記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記短絡手段が、前記読取手段または前
    記結線手段の何れかに備えた部材の弾性的に作用するス
    イッチであることを特徴とする請求項7記載の情報記憶
    装置。
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