JP2000132582A - Cadデータ処理装置及びcadデータ処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

Cadデータ処理装置及びcadデータ処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Info

Publication number
JP2000132582A
JP2000132582A JP10304500A JP30450098A JP2000132582A JP 2000132582 A JP2000132582 A JP 2000132582A JP 10304500 A JP10304500 A JP 10304500A JP 30450098 A JP30450098 A JP 30450098A JP 2000132582 A JP2000132582 A JP 2000132582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regions
mesh
calculated
outer peripheral
data processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10304500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3844174B2 (ja
Inventor
Masaki Ochi
正樹 大地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP30450098A priority Critical patent/JP3844174B2/ja
Publication of JP2000132582A publication Critical patent/JP2000132582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844174B2 publication Critical patent/JP3844174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッシュ化されたCADデータをサーフェス
モデルに変換する、並びに、メッシュ化されたCADデ
ータのメッシュサイズを、高速且つ容易に変更するCA
Dデータ処理装置及びCADデータ処理方法及びコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体の提供。 【解決手段】 メッシュデータとして入力された1つの
部品を構成するメッシュ間の接続関係に基づいて当該部
品を1つ以上の領域に区切り(S61-S64)、区切った全て
の領域について、それぞれの領域を構成する外周線を算
出し(S65)、当該部品を構成する各領域毎に、当該外周
線が乗る曲面(ベース面)を算出することにより、当該
部品のサーフェスモデルに相当する有界面を求める(S6
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッシュ化された
CADデータを扱うCADデータ処理装置及びCADデ
ータ処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、自動車を構成する様
々な部品等の構造体の設計現場においては、CAD装置
等によって設計された構造体に対してコンピュータ上で
擬似的に応力を加え、その応力によって該構造体がどの
ように変形するかを解析する、所謂、弾性変形解析が行
われている。
【0003】このような弾性変形解析手法における手順
としては、まず、設計現場にて予め作成された構造体の
ジオメトリック(形状)モデルデータを、例えば特開平
9−185729号等に開示されている手法によってメ
ッシュデータに変換し、次に、その構造体のメッシュデ
ータに対する拘束条件、応力等の所定項目の境界条件を
入力し、それら入力した諸条件とメッシュデータとに基
づいて有限要素法(Finite Element Method :FEM)を用い
た変形解析を行うのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな有限要素法による変形解析においては、メッシュ化
された形状モデルを構成する個々のメッシュの1辺の要
素長(以下、メッシュサイズ)の設定により、解析時間
が大きく変化することが知られている。即ち、メッシュ
サイズを短く設定すると、メッシュ数が多くなるため解
析結果の精度は向上するが、解析に要する時間が長くな
る。一方、メッシュサイズを長く設定すると、メッシュ
数が比較的少ないため解析に要する時間は短くて済む
が、解析結果の精度はあまり高くない。また、メッシュ
サイズを短く設定する場合はメッシュ数が多くなるた
め、使用するコンピュータのハードウエア(主にメモリ
容量)による制約によって解析不能となる場合もある。
【0005】そこで、設計現場においては、解析時間を
短くすべく、必要以上に細かくメッシュ化された構造体
の部分についてはメッシュサイズの長いメッシュに変更
する、即ち、当該部分のメッシュを間引く作業が行われ
ている。この作業は、メッシュ化された形状をディスプ
レイに表示し、その表示されたメッシュの目的とする部
分をオペレータが経験に基づいてピックアップしながら
間引いていくのが一般的であり、実際に解析を行うまで
のリードタイムが長いという問題がある。
【0006】また、近年においては、設計から製造まで
の期間を短縮すべく、各作業部門における見直し事項を
前工程の部門に適宜フィードバックすることにより、製
品の試作回数を削減する所謂コンカレントエンジニアリ
ングの手法が導入されつつある。
【0007】このような手法を採用する場合において、
製造部門は、前工程の形状設計部門から構造体の最終的
な形状モデルを入手するのに先だって試作段階の形状モ
デルを入手し、その試作段階の形状モデルをメッシュ化
したCADデータに基づいて上記の変形解析等を行い、
メッシュデータに対して適宜実生産のためのスポット溶
接位置の変更等の部分修正を行うことがある。このた
め、当該構造体について、形状設計部門における詳細設
計と、製造部門における試作段階の形状モデルに基づく
メッシュデータを利用した構造解析及びその解析結果に
基づく部分修正とが並行して進むことになるが、一般
に、形状設計部門は、構造体の形状モデルをサーフェス
(面)データとして作成するため、製造部門にてメッシ
ュデータに施された修正箇所を、形状設計部門にて最新
の形状モデルに適宜漏れなく反映するのは現実的でな
い。
【0008】そこで本発明は、メッシュ化されたCAD
データをサーフェスモデルに変換するCADデータ処理
装置及びCADデータ処理方法及びコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体の提供を目的とする。
【0009】また、本発明は、メッシュ化されたCAD
データのメッシュサイズを、高速且つ容易に変更するC
ADデータ処理装置及びCADデータ処理方法及びコン
ピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るCADデータ処理装置は、以下の構成
を特徴とする。
【0011】即ち、構造体の形状を表わす複数のグリッ
ドの座標値を含むメッシュモデルと、その形状を表わす
複数のメッシュの隣接関係とに基づいて、それら複数の
メッシュを1つ以上の領域に区分けする区分け手段と、
前記分割手段によって区分けされた各領域の外周線を算
出する外周線算出手段と、前記外周線算出手段により算
出された外周線と、その外周線内側のグリッドの座標値
とを満足する曲面の関数式を、前記各領域についてそれ
ぞれ算出する曲面算出手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0012】更に、前記曲面算出手段によって前記各領
域についてそれぞれ算出した曲面の関数式に基づいて、
前記メッシュモデルとは異なるメッシュサイズでメッシ
ュ化を行うメッシュ化手段を備えることを特徴とする。
【0013】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係るCADデータ処理方法は、以下の構成を特徴とす
る。
【0014】即ち、構造体の形状を表わす複数のグリッ
ドの座標値を含むメッシュモデルと、その形状を表わす
複数のメッシュの隣接関係とに基づいて、それら複数の
メッシュを1つ以上の領域に区分けし、その区分けした
各領域の外周線を算出し、その算出した外周線と、その
外周線内側のグリッドの座標値とを満足する曲面の関数
式を、前記各領域についてそれぞれ算出することを特徴
とする。
【0015】更に、前記各領域についてそれぞれ算出し
た曲面の関数式に基づいて、前記メッシュモデルとは異
なるメッシュサイズでメッシュ化を行うことを特徴とす
る。
【0016】更に、上記のCADデータ処理装置を実現
する装置としてコンピュータを動作させるコンピュータ
読み取りが可能な記憶媒体を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るCADデータ
処理装置を、金属製の車両の構造体を設計する場合に適
用した一実施形態として、図面を参照して詳細に説明す
る。はじめに、本発明を適用可能なハードウエア資源と
してのコンピュータ(PC)の構成を図1を参照して説
明する。
【0018】図1は、本発明を適用可能なコンピュータ
のブロック構成図である。
【0019】図中、22は、CRT等のディスプレイ、
23は入力手段であるキーボードである。24は、ブー
トプログラム等を記憶しているROMである。25は、
各種処理結果を一時記憶するRAMである。26は、予
め作成した構造体の形状モデルとしてのサーフェスデー
タまたはメッシュデータ、そのサーフェスデータをメッ
シュモデルに変換するメッシュ化処理や有限要素法によ
る変形解析処理等の一般的なプログラム、そして後述す
るサーフェスデータ化処理及びメッシュサイズ変更処理
を実現するプログラム等を記憶するハードディスクドラ
イブ(HDD)等の記憶装置である。27は、外部の装
置と通信回線30を介して通信するための通信インタフ
ェースである。そして28は、マウス等のポインティン
グデバイスである。これらの各構成は、内部バス29を
介して接続されており、CPU21は記憶装置26に記
憶したプログラムに従って当該コンピュータをCADデ
ータ処理装置として動作させる。
【0020】本実施形態におけるCADデータ処理装置
は、予め作成された構造体のサーフェスデータを一般的
な手法によりメッシュデータに変換するメッシュ化処
理、メッシュデータに基づいてサーフェスデータを作成
するサーフェスデータ化処理、並びに、予め作成されて
いるメッシュデータのメッシュサイズを異なるメッシュ
サイズのデータに変更するメッシュサイズ変更処理(例
えば、図2に示すメッシュサイズの細かい(小さい)メ
ッシュデータから図4に示すメッシュサイズの荒い(大
きい)メッシュデータへの変更)の3種類の処理が可能
であり、ディスプレイ22の所定位置に表示される図4
に示すメニューウィンドウにより、オペレータは所望す
る処理を選択することができる。以下、メッシュ化処理
については一般的な手法を採用するものとして説明を省
略し、メッシュサイズ変更処理、サーフェスデータ化処
理の順で説明する。
【0021】尚、PCのハードウエアを制御するところ
の、後述するメッシュサイズ変更処理(図5及び図
6)、サーフェスデータ化処理のソフトウェアを記憶し
たメモリ、フロッピーディスク等のコンピュータが読み
取り可能な記憶媒体も本発明のスコープに含まれること
は言うまでもない。
【0022】<メッシュサイズ変更処理>図5は、本発
明の一実施形態におけるメッシュサイズ変更処理の全体
を示すフローチャートであり、図4に示すメニューウィ
ンドウにおいて「1.メッシュ→メッシュ」が選択され
たときに行われる処理を表わす。
【0023】同図において、ステップS1:予め作成さ
れた複数の構造体(部品)のメッシュデータ、メッシュ
サイズ変更後の基準メッシュサイズ、最小メッシュサイ
ズ、並びに隣接するメッシュが当該部品の稜線を構成し
ているか否かの判定基準となる折れ判定角度Rを記憶装
置26に入力する。
【0024】ここで、1つの部品のメッシュデータに
は、その部品を構成する複数の点(グリッド)の3次元
の座標値及びそのグリッド番号と、それらの点のうち当
該部品を他の部品と接合する際のスポット溶接位置(以
下、結合点)となる点の識別フラグとを含む。
【0025】尚、本実施形態では、構造体を金属部品と
してスポット溶接により接合する場合を例としている
が、これに限られるものではなく、金属部品或いは他の
素材の部品を接着剤等により接合する場合の結合点であ
ってもよい。
【0026】ステップS2:ステップS1で入力された
各データについて、入力された値の大きさやレンジ等の
妥当性の一般的なチェックを行い、妥当でない項目につ
いてはディスプレイ22に再入力を促すための所定のエ
ラー表示を行う。
【0027】ステップS3:RAM25にステップS1
で記憶装置26に格納した各データを読み込む。
【0028】ステップS4:ステップS1で入力された
複数部品のメッシュデータに含まれている結合点、その
座標値及びグリッド番号を抽出した結合点テーブルをR
AM25上に作成する。ここで、結合点テーブルに含ま
れる全ての結合点は、例えばメッシュサイズを荒く変更
した後のメッシュデータにもそのまま含まれているべき
点群である。
【0029】ステップS5:ステップS1で入力された
複数部品のメッシュデータについて、まだメッシュサイ
ズを変更していない部品が有るか否かを判断する。
【0030】ステップS6:ステップS5の判断でNO
(未処理の部品が有る)のときには、今回処理対象とす
る部品のメッシュデータに基づいて、その部品を構成す
る複数の有界面のデータを作成する(有界面データの算
出処理については図6を参照して後述する)。
【0031】ステップS7:ステップS6で作成した複
数の有界面のデータを、今回処理対象としている1つの
部品のサーフェスモデルとしてまとめて扱い、ステップ
S1で入力された指定メッシュサイズにて一般的な手法
を用いてメッシュデータに変換する。
【0032】ステップS8:ステップS7で求めたメッ
シュデータを記憶装置26に格納し、ステップS5に戻
る。
【0033】ステップS11:ステップS5の判断でY
ES(未処理の部品無し)のときには、結合点テーブル
の各結合点の座標値に基づいて、個々の部品をリンクさ
せる。具体的には、メッシュサイズが変更された個々の
部品について、結合点テーブルに存在する結合点の座標
値が等しい点についてはグリッド番号を同じ番号にリナ
ンバする。従って、このリナンバ処理後の個々の部品の
メッシュデータにおいては、座標値が同じグリッドでも
グリッド番号が異なればスポット溶接位置ではなく、単
に部品と部品とが重ね合わされることを表わす。ここ
で、本ステップにおいて複数部品をリンクさせるのは、
解析処理等の他の処理において個々の部品が結合した状
態でアセンブルする場合があるからであり、1つの部品
についてメッシュサイズの変更を行うだけであれば本ス
テップは省略可能である。
【0034】ステップS12:リンクが完了した個々の
部品のメッシュデータを、記憶装置26に格納する。
【0035】ステップS13:ステップS12で記憶装
置26に格納した個々の部品のメッシュデータを、結合
状態でディスプレイ22に表示する。
【0036】図6は、本発明の一実施形態におけるメッ
シュサイズ変更処理のうち、有界面データ算出処理を示
すフローチャートであり、図5のフローチャートにおけ
るステップS6の詳細処理を示すフローチャートであ
る。
【0037】同図において、ステップS61:今回処理
対象としている1つの部品のメッシュデータは個々のグ
リッドの座標値の集まりであるため、それらの個々のグ
リッドにより構成される複数のメッシュの接続関係を一
般的な手法により算出し、その算出した接続関係を表わ
すデータを、各部品のメッシュデータに追加する。
【0038】ステップS62:まず、今回処理対象とし
ている1つの部品を構成するところの、ステップS61
で接続関係が認識された複数のメッシュについて、隣接
する2つのメッシュのなす角をそれらメッシュを構成す
るグリッドの座標値を利用して一般的な内積計算により
算出する(図7の(a)参照)。そして、その算出した
角度をステップS1で入力された折れ判定角度Rと比較
し、算出した角度が折れ判定角度Rより大きいときに
は、当該2つのメッシュは今回処理対象としている1つ
の部品において稜線を構成していると判断し、それら2
つのメッシュを別々の領域と判断する(図7の(b)参
照)。逆に、算出した角度が折れ判定角度Rより小さい
ときには、当該2つのメッシュは今回処理対象としてい
る1つの部品において連続する同一の領域と判断する。
本ステップでは、このような処理を今回処理対象として
いる1つの部品を構成する全てのメッシュについて行う
ことにより、当該部品を1つ以上の領域に区切る。
【0039】ステップS63:ステップS62で区切っ
た全ての領域について、それぞれの領域を構成する外周
線(最外周線)の関係式を、その領域に含まれる複数の
グリッドの座標値を通るスプライン曲線として一般的な
手法により算出する(図7の(c)参照)。
【0040】ステップS64:ステップS63で算出し
た外周線に凹形状のものがあるときには、その凹形状の
部分で当該領域を分割する(図8の(a)参照)。これ
は、凹形状の部分で当該領域を分割するのは、サーフェ
スモデルを2次元平面に投影することによってメッシュ
化する手法においては、一般に、元のサーフェスモデル
において凹凸形状が入り組んでいると、メッシュ化時の
2次元平面への投影によって当該凹凸形状が表わされな
くなってしまうため、ステップS7にて新たなメッシュ
サイズでメッシュ化を行うときに、できるだけ元のサー
フェス形状(本実施形態では後述する有界面の形状)を
残すために領域分割を行う。これにより、新たなメッシ
ュサイズでメッシュ化されたデータに基づいて解析処理
を行っても、ステップS1で入力された元のメッシュサ
イズのメッシュデータが表わすメッシュ形状により近似
するメッシュ形状を得ることができるため、解析処理を
行ったときに元のメッシュ形状にて解析を行ったときに
近い解析結果を得ることができる。
【0041】ステップS65:ステップS64で分割し
た領域について、新たに複数の領域として定義すべく、
当該凹形状の部分折れ角度を利用したスプラインによ
り、それら分割された部分にそれぞれ境界線を作成する
ことにより、当該複数の領域の外周線を完成させる(図
8の(b)参照)。
【0042】ステップS66:今回処理対象としている
1つの部品を構成するところの、ステップS62からス
テップS65までのステップで外周線を求めた全ての領
域について、後述する有界面データを作成したかを判断
する。この判断においてYESのとき(全てのメッシュ
について作成したとき)には、ステップS7に進んで新
たなメッシュサイズでメッシュ化を行う。
【0043】ステップS67:ステップS62の判断で
NO(未処理のメッシュ有り)のときには、有界面のデ
ータを作成していない領域を1つ選択し、その領域を構
成する外周線が含まれる曲面(ベース面)の関数式を算
出する(図9参照)。
【0044】このベース面は、現在選択している領域の
3次元形状を含むサーフェスモデルに相当するところ
の、所定の関数式で表わされるパラメトリック曲面であ
り、今回選択した領域に含まれる複数のグリッドの座標
値と、当該領域の外周線の関係式とを満足する高次元の
関数式である。
【0045】ここで、本実施形態において、有界面と
は、ベース面を有限に区切る面であり、算出した関数式
で表わされるベース面のうち、そのベース面上に含まれ
る外周線の関係式より内側を表わす。
【0046】ステップS68:算出したベース面の関数
式と外周線の関数式とにより表わされる有界面のデータ
が、ステップS4で作成した結合点の座標値を満足する
かをチェックし、満足していないときにはディスプレイ
22に所定のエラー表示を行う。
【0047】ステップS69:算出したベース面の関数
式と外周線の関数式とにより表わされる有界面のデータ
を、記憶装置26に格納する。
【0048】以上のような手順を繰り返すことにより、
1つの部品を構成する各領域毎に、サーフェスモデルに
相当する有界面を求める。
【0049】このように、メッシュサイズ変更処理によ
れば、メッシュ化されたCADデータのメッシュサイズ
を、オペレータの勘や手作業で変更するのではなく、自
動的に高速且つ容易に変更することができるため、例え
ば、製造部門における解析業務の効率化が図られる。
【0050】<サーフェスデータ化処理>次に、図4に
示すメニューウィンドウにおいて「2.メッシュ→サー
フェス」が選択されたときに行われるサーフェスデータ
化処理について説明する。
【0051】この処理の基本的な構成は、上述した図6
の有界面データ算出処理を1つの部品のメッシュデータ
に対して行い、当該部品を構成する全ての有界面を算出
した時点で、当該部品の3次元形状を表わすサーフェス
モデルとして表示する構成を備えており、重複する説明
は省略する。具体的に図6に沿って説明すると、ステッ
プS61の実行に先立って1つの部品のメッシュデータ
を入力させ、その入力されたメッシュデータについてス
テップS61からステップS69までの処理を、当該部
品を構成する全領域に対して行った後(ステップS66
でYESのとき)、ステップS7に進む代わりに、算出
した全ての有界面をディスプレイ22に表示する。
【0052】従って、サーフェスデータ化処理によれ
ば、メッシュ化されたCADデータ(メッシュデータ)
をサーフェスモデルに変換し、且つ表示することができ
るため、例えば、前工程の形状設計部門から入手したサ
ーフェスモデルを製造部門がメッシュ化し、そのメッシ
ュデータに修正等を施しても、それら修正箇所が反映さ
れたサーフェスモデルを形状設計部門に容易にフィード
バックすることができ、設計業務の効率化が図られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メッシュ化されたCADデータをサーフェスモデルに変
換するCADデータ処理装置及びCADデータ処理方法
及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供、並び
に、メッシュ化されたCADデータのメッシュサイズ
を、高速且つ容易に変更するCADデータ処理装置及び
CADデータ処理方法及びコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体の提供が実現する。
【0054】即ち、請求項1、7、11の発明によれ
ば、メッシュモデルをサーフェスモデルに変換すること
ができるため、例えば、前工程の形状設計部門から入手
したサーフェスモデルを製造部門がメッシュ化し、その
メッシュデータに修正等を施しても、それら修正箇所が
反映されたサーフェスモデルを形状設計部門に容易にフ
ィードバックすることができ、設計業務の効率化が図ら
れる。
【0055】また、請求項2、8の発明によれば、対象
としている構造体が有する稜線部分において容易に区分
けすることができる。
【0056】また、請求項3、9、12の発明によれ
ば、新たなメッシュサイズでメッシュ化したときに、元
のメッシュサイズのメッシュモデルが表わす形状により
近似するメッシュ形状を得ることができる。
【0057】また、請求項4の発明によれば、メッシュ
モデルから変換されたサーフェスモデルを視覚的に認識
することができる。
【0058】また、請求項5、10、13の発明によれ
ば、メッシュ化されたCADデータのメッシュサイズ
を、オペレータの勘や手作業で変更するのではなく、自
動的に高速且つ容易に変更することができるため、例え
ば、製造部門における解析業務の効率化が図られる。
【0059】また、請求項6の発明によれば、結合され
るべき複数の構造体を関連付ることができ、例えば他の
処理においてまとめて扱うことができる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なコンピュータのブロック構
成図である。
【図2】メッシュ化された構造体の表示例を示す図であ
る(メッシュが細かい場合)。
【図3】メッシュ化された構造体の表示例を示す図であ
る(メッシュが荒い場合)。
【図4】本発明の一実施形態におけるCADデータ処理
装置のメニューウィンドウを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるメッシュサイズ変
更処理の全体を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるメッシュサイズ変
更処理のうち、有界面データ算出処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の一実施形態における有界面データ算出
処理における外形線算出処理を説明する図である。
【図8】本発明の一実施形態における有界面データ算出
処理における凹形状部分の分割処理を説明する図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態における有界面データ算出
処理におけるベース面と有界面との位置関係を説明する
図である。
【符号の説明】
21:CPU, 22:ディスプレイ, 23:キーボード, 24:ROM, 25:RAM, 26:記憶装置, 27:通信インタフェース, 28:ポインティングデバイス, 29:内部バス, 30:通信回線,

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造体の形状を表わす複数のグリッドの
    座標値を含むメッシュモデルと、その形状を表わす複数
    のメッシュの隣接関係とに基づいて、それら複数のメッ
    シュを1つ以上の領域に区分けする区分け手段と、 前記分割手段によって区分けされた各領域の外周線を算
    出する外周線算出手段と、 前記外周線算出手段により算出された外周線と、その外
    周線内側のグリッドの座標値とを満足する曲面の関数式
    を、前記各領域についてそれぞれ算出する曲面算出手段
    と、を備えることを特徴とするCADデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記区分け手段は、前記複数のグリッド
    の座標値に基づいて内積計算を行うことにより、それら
    隣接するメッシュ間のなす角を算出し、その算出した角
    度を所定値と比較した結果に応じて領域の区分けを行う
    ことを特徴とする請求項1記載のCADデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外周線算出手段は、対象としている
    領域について算出した外周線が凹形状の部分を有すると
    きに、その領域を該凹形状の部分にて複数の領域に分割
    する分割手段を含むことを特徴とする請求項1記載のC
    ADデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記ベース曲面算出手段により算
    出した前記各領域のベース曲面の関数式に基づいてそれ
    ら各領域の3次元形状を表示することにより、前記構造
    体の形状に相当するサーフェスモデルを表示する表示手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何
    れかに記載のCADデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記曲面算出手段によって前記各
    領域についてそれぞれ算出した曲面の関数式に基づい
    て、前記メッシュモデルとは異なるメッシュサイズでメ
    ッシュ化を行うメッシュ化手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のCADデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記構造体のメッシュモデルに含まれる
    複数のグリッドには、それらグリッドを識別可能な識別
    番号が予め付与されており、且つ、それらグリッドのう
    ち他の構造体と接合する際に結合点となるグリッドに
    は、結合点を表わすデータが予め付与されており、 前記メッシュ化手段により作成された複数の構造体のメ
    ッシュモデルについて、それら構造体のメッシュモデル
    に含まれる結合点のグリッドのうち、座標値が同じグリ
    ッドの識別番号を同一番号にリナンバすることにより、
    該複数の構造体のメッシュモデルのデータを、互いにリ
    ンクさせるリンク手段を更に備えることを特徴とする請
    求項5記載のCADデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 構造体の形状を表わす複数のグリッドの
    座標値を含むメッシュモデルと、その形状を表わす複数
    のメッシュの隣接関係とに基づいて、それら複数のメッ
    シュを1つ以上の領域に区分けし、 その区分けした各領域の外周線を算出し、 その算出した外周線と、その外周線内側のグリッドの座
    標値とを満足する曲面の関数式を、前記各領域について
    それぞれ算出することを特徴とするCADデータ処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記1つ以上の領域に区分けするに際し
    て、前記複数のグリッドの座標値に基づいて内積計算を
    行うことにより、それら隣接するメッシュ間のなす角を
    算出し、 その算出した角度を所定値と比較した結果に応じて領域
    の区分けを行うことを特徴とする請求項7記載のCAD
    データ処理方法。
  9. 【請求項9】 対象としている領域について算出した外
    周線が凹形状の部分を有するときには、その領域を該凹
    形状の部分にて複数の領域に分割することを特徴とする
    請求項7記載のCADデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 更に、前記各領域についてそれぞれ算
    出した曲面の関数式に基づいて、前記メッシュモデルと
    は異なるメッシュサイズでメッシュ化を行うことを特徴
    とする請求項7記載のCADデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
    であって、その記憶媒体に格納されたプログラムコード
    により、コンピュータを、 構造体の形状を表わす複数のグリッドの座標値を含むメ
    ッシュモデルと、その形状を表わす複数のメッシュの隣
    接関係とに基づいて、それら複数のメッシュを1つ以上
    の領域に区分けする区分け手段と、 前記分割手段によって区分けされた各領域の外周線を算
    出する外周線算出手段と、 前記外周線算出手段により算出された外周線と、その外
    周線内側のグリッドの座標値とを満足する曲面の関数式
    を、前記各領域についてそれぞれ算出する曲面算出手段
    として動作させることを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記外周線算出手段としてコンピュー
    タを動作させるプログラムコードは、対象としている領
    域について算出した外周線が凹形状の部分を有するとき
    に、その領域を該凹形状の部分にて複数の領域に分割す
    る分割手段のプログラムコードを含むことを特徴とする
    請求項11記載の記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記曲面算出手段としてコンピュータ
    を動作させるプログラムコードによって前記各領域につ
    いてそれぞれ算出した曲面の関数式に基づいて、前記メ
    ッシュモデルとは異なるメッシュサイズでメッシュ化を
    行うメッシュ化手段のプログラムコードを更に有するこ
    とを特徴とする請求項11記載の記憶媒体。
JP30450098A 1998-10-26 1998-10-26 Cadデータ処理装置及び記憶媒体 Expired - Fee Related JP3844174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30450098A JP3844174B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 Cadデータ処理装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30450098A JP3844174B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 Cadデータ処理装置及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000132582A true JP2000132582A (ja) 2000-05-12
JP3844174B2 JP3844174B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=17933788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30450098A Expired - Fee Related JP3844174B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 Cadデータ処理装置及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3844174B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538970A (ja) * 2005-04-29 2008-11-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチサーフェスモデリング
CN109190157A (zh) * 2018-07-26 2019-01-11 中国核电工程有限公司 一种用于Autodesk AutoCAD P&ID的对象位置信息的刷新方法
JP7453681B2 (ja) 2020-06-17 2024-03-21 国立大学法人大阪大学 メッシュ生成方法、解析方法、設計方法、コンピュータプログラム及び解析装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538970A (ja) * 2005-04-29 2008-11-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチサーフェスモデリング
CN109190157A (zh) * 2018-07-26 2019-01-11 中国核电工程有限公司 一种用于Autodesk AutoCAD P&ID的对象位置信息的刷新方法
JP7453681B2 (ja) 2020-06-17 2024-03-21 国立大学法人大阪大学 メッシュ生成方法、解析方法、設計方法、コンピュータプログラム及び解析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3844174B2 (ja) 2006-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7893937B2 (en) Method for creating a parametric surface symmetric with respect to a given symmetry operation
US6810352B2 (en) System, method, and computer program product for aiding optimization of die assembly shape for plasticity manufacturing
JP2008305372A (ja) 3次元スキャンデータを用いてロフトサーフィスを計算するためのシステム及び方法
US8744823B2 (en) Computer aided design method for creating a surface in a complex system
JPH10255079A (ja) 曲面上メッシュデータの作成方法
JP2000132582A (ja) Cadデータ処理装置及びcadデータ処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
CN110321596B (zh) 一种基于有限元分析的机车车辆结构仿真方法
Li et al. Automatic design for trimming die insert of automotive panel
JP2003345839A (ja) 三次元モデル作成方法及びシステム
Kong et al. Development of an automated structural design system for progressive dies based on the integrated design methodology of process and structure
JP2003263464A (ja) フィレット作成方法、及び3次元cadプログラム
US7304642B2 (en) Analysis model producing/assisting apparatus
Wei et al. Robust methodology of automatic design for automobile panel drawing die based on multilevel modeling strategy
JP2002207777A (ja) 中立面モデルの生成方法
WO2008086535A2 (en) Semi-automated generation of frame structures in cad models
TWI395111B (zh) 零件設計系統及方法
JP4269678B2 (ja) 計測データ比較装置および形状品質評価システム
JP3201751B2 (ja) 三次元加工方法及び三次元加工用制御プログラムを記録した媒体
JP2002328958A (ja) メッシュ生成方法、プログラム、記録媒体およびメッシュ生成システム
JP2696914B2 (ja) 金型作成方法
JP3156488B2 (ja) モデル形式変換装置
Reich et al. Automated flat pattern layout from three-dimensional wire-frame data
JPH08137925A (ja) ダイフェース形状作成方法
JP2003132097A (ja) 変形形状算出装置及び方法
JP4630485B2 (ja) 隠線処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees