JP2000132214A - 加工機遠隔監視装置 - Google Patents

加工機遠隔監視装置

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JP2000132214A
JP2000132214A JP30559498A JP30559498A JP2000132214A JP 2000132214 A JP2000132214 A JP 2000132214A JP 30559498 A JP30559498 A JP 30559498A JP 30559498 A JP30559498 A JP 30559498A JP 2000132214 A JP2000132214 A JP 2000132214A
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unit
processing machine
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Masaru Iwazu
賢 岩津
Tetsuo Noda
哲男 野田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工機の遠隔監視技術において、3次元形状
モデルを用いることにより通信コストを削減し監視オペ
レータの目の前に加工機の状態をわかりやすく表現した
加工機遠隔監視装置を提供する。 【解決手段】 監視対象の加工機1の制御部2に接続さ
れたサーバ部3とファイル群サービス部4とクライアン
ト部11とを、計算機上に実装し接続する。クライアン
ト部11は監視画面を表示する文字画像表示部12を持
ち、ファイル群サービス部4のファイルを解釈する3次
元形状表現解釈表示部13とスクリプト言語解釈部14
を持つ。サーバ部3から送信されるデータを3次元形状
モデルで表現するためのGUI部15を備えた加工機遠
隔監視装置としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属加工を代表
とする加工組み立て製造分野に関するもので、加工機の
物理形状などを計算機上で描画して人間が見ることがで
きる3次元形状モデルで表現し、工作機械を観測して得
られるリアルタイム計測値に基づきこの3次元形状モデ
ルを変化させることで加工プロセスを遠隔から監視でき
るよう構成した、加工機遠隔監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8(a)から(c)は、機械研ニュー
ス1997 No.7のP4からP6に示された従来の
加工機遠隔監視装置に関する説明図である。図8(a)
は遠隔監視開始直前の準備段階の説明図、図8(b)は
遠隔監視中の動作の説明図、図8(c)はクライアント
における機能構成図である。図において、1は加工機、
11はクライアント部、91はパラメータ、200はW
WW(World Wide Web)サーバ、201
は静的モデル、202はNC(Numerical C
ontrol:数値制御)制御装置、210はVR(V
irtual Reality:仮想現実)初期モデ
ル、211は動的モデル、212はリアルタイムデータ
ポート、213は3Dアニメーションエンジン、214
は3D VRモデル、220はインターネットである。
従来の加工機遠隔操作装置は上記のように構成されてい
る。なお、202の制御部はパソコンNCであり、した
がって200のWWWサーバはパソコン、11のクライ
アントも通常はCRTなどの表示装置やキーボード、マ
ウスを持ったパソコンである。
【0003】従来の加工機遠隔操作装置は次のように動
作する。まず第1段階のステップは準備ステップであ
る。図8(a)に示すように、あらかじめ加工機の物理
形状を3次元形状記述言語であるVRML(Virtu
al Reality Modeling Langu
age)を用いて表現した静的モデル201を加工機1
中に設けたWWWサーバ200に格納しておき、遠隔監
視を開始しようとするときにクライアント部11がWW
Wサーバに200に転送要求を発して取り出してくる。
これがクライアント部11中のVR初期モデル210で
ある。これらの転送要求と、VR初期モデル210の転
送はインターネット220を介して行われる。なお、こ
れ以降のすべての加工機1、クライアント部11の通信
も同様にインターネット220を介して行われることに
なる。この時点でクライアント部11のCRT表示装置
に3次元形状が静止状態で表示される。これで準備が整
い、次の段階であるモニタリングステップに移る。
【0004】図8(b)において、加工機1中のNC装
置220から動作中の加工機のパラメータ91が取り出
される。WWWサーバ200は、これをHTTPの形式
に変換してクライアント部11からのパラメータ転送要
求を待つ。転送要求に対する返事としてインターネット
220を介してパラメータ91が、クライアント部11
に送り込まれる。パラメータ91はクライアント部11
中のJava言語で記述されたリアルタイムデータポー
ト212にて受け取られ、3Dアニメーションエンジン
213に渡され、引き続き3D VRモデル214に渡
される。しかるのち、3D VRモデル214がクライ
アント部11のCRT表示装置に3次元形状が表示さ
れ、パラメータ91が指し示す通りに表示された物体の
位置などが動いていく動作を行い、遠隔監視が実現でき
るとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
工機遠隔操作装置では、WWWサーバ200にて、各種
データを分配することにより複数のクライアントで遠隔
監視ができることになるが、図8(b),(c)に示さ
れるようなソフトウェア構成だけでは上記説明のごとき
所望の動作をすることができない。また、静的モデル2
01は、VRML言語だけでなくJava言語で記述し
Javaコンパイラにてコンパイル後のアプレットと呼
ばれるクラスファイルを併せて格納し、また、VRML
言語のみでは表現できない部分をJPEGなどのビット
マップファイルを用いることが有効である。上記のよう
な従来の加工機遠隔操作装置は、準備ステップ図8
(a)においてサーバを選択する必要があり、1つのク
ライアントで同一機種の加工機を続けて監視する際の柔
軟性に欠ける。
【0006】また、サーバとの接続中は3次元形状モデ
ルが動作を続け、サーバとの接続を絶たずに3D VR
モデル214のアニメーションを一時停止する手段、再
開する手段がなく、さらに3D VRモデル214に見
えにくい部分などがある場合に、モデルを動的に変更す
る手段がないなど、3D VRモデル214に対する外
部からの操作手段に欠ける。
【0007】また、VR初期モデル210として静的モ
デル201をダウンロードして使用し、213により全
てのアニメーションを生成するため、たとえば放電加工
機の加工槽扉の開閉等、一定の動作を表現するには計算
量に関して無駄が生じ、全体の動作を遅くしている。ま
た、クライアントの処理能力が十分でない場合には、監
視中サーバから送信されるパラメータに対するアニメー
ションの描画更新が追いつかず、バッファに溜まったデ
ータを遅れて表示することになり、結果として監視対象
とクライアントの間で時間軸上の不整合が生じる。ま
た、静的モデル201ではVRMLブラウザに表示した
ときに、たとえば加工液の液面等が認識しづらい、ある
いは工具の先端等の動きが他の物体の陰になりわかりづ
らいなどの問題点がある。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、クライアントの処理能力に拘
わらず監視対象とクライアントの同期がとれる工夫を
し、不必要な通信および計算を削減することにより監視
画面の更新速度を高速化し、遠隔監視オペレータの操作
性および可視性を向上し、遠隔監視オペレータの真の手
助けができる加工機遠隔監視装置を得ることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成で
ある加工機遠隔監視装置は、目的となる加工機の制御部
から取り出した監視対象の信号もしくは数値を、サーバ
部を介して受信するクライアント部を有し、このクライ
アント部は加工機の3次元形状モデルを表示するための
3次元形状表現解釈表示部と、通信処理を行い加工機の
3次元形状モデルを動作させるためのスクリプト言語解
釈部と、上記信号もしくは数値を3次元形状モデルで動
的に視覚化した監視画面を表示するためのハードウェア
である文字画像表示部とを具備し、上記サーバ部を選択
するサーバ選択手段、上記監視対象の監視開始および一
時停止手段及び上記3次元形状モデルに対する3次元形
状表示操作手段よりなる操作部を具備するものである。
【0010】また、この発明の第2の構成である加工機
遠隔監視装置は、上記クライアント部における加工機の
3次元形状モデルにアニメーションを具備し、サーバ部
から受信した数値もしくは信号によって上記のアニメー
ションを起動もしくは停止するものである。
【0011】また、この発明の第3の構成である加工機
遠隔監視装置は、監視中のサーバ部とクライアント部と
の通信が双方向であり、クライアント部が送信する信号
をサーバ部が検知することにより、その時刻における状
態を表す数値および信号のまとまりをサーバ部が送信
し、クライアント部がそれらを受信するものである。
【0012】また、この発明の第4の構成である加工機
遠隔監視装置は、遠隔監視対象となる加工機の3次元形
状モデルの実在する部分の透明度を変化させることを可
能としたものである。
【0013】また、この発明の第5の構成である加工機
遠隔監視装置は、遠隔監視対象となる加工機の3次元形
状モデルに実在しない物体を付加したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施の形態を示す構成図であり、(a)はシステム構
成、(b)はJavaアプレットによるGUI(Gra
phical User Interface)画面の
一例を表している。図1において、1は監視対象となる
加工機、2は加工機1の制御部、3は制御部2に接続さ
れたサーバ部、4はファイル群サービス部、5は加工機
1のモデルを記述した、3次元形状表現ファイル、6は
3次元形状表現ファイル5が補助的に参照する、ビット
マップファイル、7はアプレット、8は3次元形状表現
ファイル5とアプレット7を参照する、インデックスフ
ァイル、9は第1のケーブル、10は第2のケーブル、
11は第1のケーブル9によりサーバ部3とファイル群
サービス部4とに接続された、クライアント部、12は
文字画像表示部、13は3次元形状表現ファイル5を解
釈するための、3次元形状表現解釈表示部、14はスク
リプト言語解釈部、15はスクリプト言語解釈部14に
より表示されるGUI部、16はGUI部を構成する操
作部、17は操作部16の機能として実現されるサーバ
選択手段、17−1はリストボックス、17−2は第1
のテキストフィールド、17−3は第2のテキストフィ
ールド、18は操作部16の機能として実現される、監
視開始および一時停止手段、19は操作部16の機能と
して実現される、3次元形状表示操作手段、19−1は
透明化ボタン、19−2は不透明化ボタン、19−3は
色変更ボタン、19−4は強調表示ボタン、19−5は
ワーク設置ボタン、20はGUI部を構成する表示部で
ある。
【0015】以下、動作について述べる。ここでは、3
次元形状表現ファイル5としてVRML形式ファイル、
アプレット7としてJava言語によるJavaアプレ
ット、ビットマップ形式としてJPEGやGIF形式な
ど標準的に使用される画像データ形式、インデックスフ
ァイルとしてHTML形式のファイル、を用いた例を説
明する。また、監視対象の加工機1を、制御部2が専用
ハードウェアのNC装置によるNC制御部であるワイヤ
カット放電加工機とした例を説明する。さらに、サーバ
部3とファイル群サービス部4とクライアント部11は
3台のPC−AT互換パソコンに分散して構成し、第1
のケーブル9としてイーサネットを用い、サーバ部3の
パソコンと制御部2を接続する第2のケーブル10とし
てRS−232Cを用いた例を説明する。
【0016】なお、サーバ部3、ファイル群サービス部
4、クライアント部11を構成するパソコンは任意の組
合わせで2台にまとめても、あるいはすべてを1台にま
とめても同様の効果を奏する。
【0017】また、第1のケーブル9として公衆回線網
や専用回線を用いても、さらに、制御部2がパソコンN
Cであった場合には、第2のケーブル10としてRS−
232Cの他にイーサネット(登録商標)などのネット
ワークを用いても、ネットワークの性能の違いに起因す
る監視情報の更新速度等に変化が出るものの、同様の効
果を奏する。
【0018】その他、本実施の形態においては、サーバ
部3とファイル群サービス部4とは、パソコンのOSの
ファイルシステムをそのまま利用しており、クライアン
ト部11は3次元表現解釈表示部として米SGI社のC
osmoPlayerを、スクリプト言語解釈部14と
してWWWブラウザソフトである米Netscape社
のNetscape Communicatorを使用
しており、文字画像表示部12はパソコンについている
グラフィックカードハードウェアおよびそのデバイスド
ライバソフトウェアを使用している。
【0019】まず、準備段階においては、監視装置の設
計者が、監視対象となる加工機1の物理形状を模して、
VRMLを取り扱うことのできる3次元CADソフトを
用いて3次元形状表現ファイル5を作成する。あるいは
加工機の筐体設計図面がCADソフトで書かれていた場
合には、ある程度は自動的にVRML形式に変換するこ
とができる。
【0020】VRMLの作成は遠隔監視が目的であるの
で、すべての加工機の部品を完全に記述したり、曲面の
正確さを追求しても意味はなく、むしろ監視に関係のな
い部品や形状は省略した方がデータ量を少なくできる
し、監視したい部品を詳細に書くことに注力すべきであ
る。また後述するが、実物の加工機とは異なる形状や大
きさ、動きを指定することも有効であるし、現実には有
り得ない色にしたり、存在しない物体を書き込んだり、
金属部品を透明にしたりすることもある。このとき、V
RMLだけでは描ききれない、表面の模様等の表現を行
いたいときにはビットマップファイル6を用意して物体
に張り付け、表現することもできる。サーバ部3とクラ
イアント部11との通信や、監視オペレータが用いるG
UI部15を実現するアプレット7を、Java言語に
より記述しコンパイルしてクラスファイルの形式で用意
する。監視画面の際にWWWブラウザにより表示するた
めに、上記の3次元形状ファイル5とアプレット7とを
参照するHTML形式のインデックスファイル8を作成
しておく。
【0021】次に、監視装置としての動作を開始した際
の、各部の関係および動作について説明する。WWWブ
ラウザにより実装したクライアント部11より、ファイ
ル群サービス部4に第1のケーブル9を経由してアクセ
スし、上記のワイヤカット放電加工機監視用のインデッ
クスファイル8をWWWブラウザで解釈し、文字画像表
示部12により表示する。監視オペレータはクライアン
ト部11の文字画像表示部12を介して表示されたWW
Wブラウザにより監視操作を行う。該インデックスファ
イル8は、VRML言語で記述した上記のワイヤカット
放電加工機の3次元形状表現ファイル5と、上記のワイ
ヤカット放電加工機の監視操作に必要なGUI部15を
Java言語により実現したアプレット7とを参照して
いる。上記の3次元形状表現ファイル5はWWWブラウ
ザにプラグインされた3次元形状表現解釈表示部13で
あるVRMLブラウザによって、上記のアプレット7は
スクリプト言語解釈部14によってそれぞれ解釈され、
該ワイヤカット放電加工機の3次元形状モデルとGUI
部15とがWWWブラウザで解釈され、文字画像表示部
12により表示される。
【0022】監視準備として、上記のワイヤカット放電
加工機の制御部2に接続されたサーバ部3をサーバ選択
手段17のリストボックス17−1により、あらかじめ
登録されているサーバの中から「No.1」等のサーバ
を選択し、(あるいは直接サーバのIPアドレスとポー
トを、第1のテキストフィールド17−2と第2のテキ
ストフィールド17−3にそれぞれ記述することによ
り、)クライアント部11とサーバ部3との間にソケッ
トが張られ接続が確立する。ボタンのクリックによって
実現された監視開始および一時停止手段18によりモニ
タリングを開始することができる。監視中はGUI部1
5の表示部20に更新された監視用データである、加工
軸の座標値「X」、「Y」、「Z」、加工槽扉の開閉状
態「door」、加工駅の干満「tank」、ワイヤ送
り状態「Bobbin」、ワイヤの自動結線中状態「c
onnect」、加工パルス供給状態「light」、
が表示される。
【0023】上記の3次元形状モデルの一部あるいは全
部に対して、監視オペレータは表示された3次元形状表
示操作手段19のボタン19−1から19−5により、
それぞれ、透明化、不透明化、色変更、強調表示、ワー
ク設置、などを施して、ワイヤカット放電加工機のモデ
ルの表示をわかりやすくすることができる。
【0024】また、図2は実施の形態1におけるクライ
アント部11のメモリ上の3次元形状表現ファイル5と
アプレット7とに関するデータの流れを示した図であ
る。図において、30は第1のアニメーション、31は
第1のアニメーションのTimeSensor、33は
第1のアニメーションのfraction、34は第1
のアニメーションのInterpolator、35は
第1のアニメーションのTransform、36は第
1のアニメーションのtransration、40は
第2のアニメーション、41は第2のアニメーションの
TimeSensor、42は第2のアニメーションの
startTime/stopTime、43は第2の
アニメーションのfraction、45は第2のアニ
メーションのTransform、46は第2のアニメ
ーションのtransration、50は第3のアニ
メーション、51は第3のアニメーションのTimeS
ensor、52は第3のアニメーションのstart
Time/stopTime、53は第3のアニメーシ
ョンのfraction、54は第3のアニメーション
のInterpolator、55は第3のアニメーシ
ョンのTransform、56は第3のアニメーショ
ンのtransration、60はVRMLとJav
aとのインタフェース、70はイベント処理部、71は
イベント処理部内の入力処理部、72はイベント処理部
内の出力処理部、73はデータ処理部、74は通信処理
部、75は送信処理部、76は受信処理部、80はGU
I部15を介して監視操作を行う監視オペレータであ
る。
【0025】メモリ上での該ワイヤカット放電加工機の
3次元形状表現ファイル5には、第1のアニメーション
30、第2のアニメーション40、第3のアニメーショ
ン50、の3種類のアニメーション手法が記述されてい
る。なお、第3のアニメーション50は第2の構成の加
工機遠隔監視装置に必要なアニメーションであり、第1
の構成の加工機遠隔監視装置では、このアニメーション
がなくとも問題ない。さらに、送信処理部75は第3の
構成の加工機遠隔監視装置に必要な部分であり、第1の
構成の加工機遠隔監視装置ではこの部分がなくとも問題
なく、サーバ部3の管理でデータを送信することにな
る。
【0026】ここでは、第1の構成の加工機遠隔監視装
置に、第2および第3の構成の加工機遠隔監視装置の機
能を付加した装置について説明する。VRMLでアニメ
ーション等のイベントを発生させる場合には通常、To
uchSensorと呼ばれ、クリックすることにより
イベントの生成が行えるセンサをオブジェクトに設定
し、そのイベントをROUTE文により、TimeSe
nsorの起動イベント等にリンクする方法が採られ
る。TimeSensorからInterpolato
r、InterpolatorからTransform
等へのイベントのリンクは、すべてこのROUTE文に
よって記述されている。
【0027】なお、TimeSensorは、star
tTimeで設定された開始時刻からstopTime
で設定された終了時刻まで、VRMLを表示するハード
ウェアの能力等に依存した時間間隔でfraction
を変化させるVRMLのセンサである。Interpo
latorは時系列に対応して記述された座標値等の離
散的な値と、入力された値とから補完した上記の座標値
等の値を計算しするVRMLのセンサである。
【0028】Transformは物体を表し、tra
nslation属性にそのVRML空間における3次
元座標が記述されている。図中のtranslatio
nは、座標の変化をアニメーションで表現する場合の例
であり、透明度や色等の変化にはそれらに対応した属性
を用いて同様に実現できる。第1のアニメーション30
はアプレット7とは関係なくVRML内で独立に動作す
る。第2のアニメーション40はアプレット7のイベン
ト出力により起動され、VRMLのイベントによりアプ
レット7がデータ処理を行い、アプレット7の出力に基
づいて動作し、またアプレット7のイベント出力により
停止する。第3のアニメーション50はアプレット7の
イベント出力により起動され、動作し、またアプレット
7のイベント出力により停止する。本実施の形態におい
てはVRMLとJAVAアプレットとの間のインタフェ
ース60にEAIを用いており、データのやり取りを実
現している。
【0029】第1のアニメーション30として、加工槽
内に仮想的に表現した魚のひれ等の動き、あるいは、T
ouchSensorによって起動もしくは停止でき
る、ワイヤボビンのカバーの開閉やライトの段階的な照
射、などを表現している。なお、上記の魚は加工液の液
面とともに上昇、あるいは下降し、加工液の干満をわか
りやすくするために3次元形状モデルに追加したもので
ある。第2のアニメーション40として、加工機の主軸
の動作を表現している。第3のアニメーション50とし
て、加工槽扉の開閉、加工液の充満および排出、ワイヤ
送り、ワイヤの自動結線、放電中の光、を表現してい
る。
【0030】次に、データの流れについて説明する。第
1のアニメーション30に関してはワイヤボビンのカバ
ーが対象のときを例にとる。ROUTE文の記述次第
で、3次元形状表現ファイル5に記述されたTouch
SensorをCosmoPlayer上でクリックす
ることにより、TimeSensorが起動もしくは停
止する。第1のTimeSensor31の第1のfr
action33が変化したのをVRMLブラウザが検
知すると、そのたびに、その値が第1のInterpo
lator34に入力され、第1のInterpola
tor34に基づき計算された座標値が、ワイヤボビン
のカバーを表す第1のTransform35の第1の
translation36に代入され、CosmoP
layerにより3次元形状モデルが更新された位置に
再描画される。
【0031】第2のアニメーション40に関しては、加
工機1の加工軸を例にとると、監視オペレータの、操作
部16による監視開始操作、あるいは一時停止操作によ
って、データ処理部73が現在時刻を表す値を生成し、
イベント処理部70内の出力処理部72によって第2の
startTime/stopTime42に代入さ
れ、第2のTimeSensor41が起動もしくは停
止される。第2のTimeSensor41の第2のf
raction43が変化したのをVRMLブラウザが
検知すると、アプレット7のイベント処理部70内の入
力処理部71はデータ処理部73にイベントを送り、デ
ータ処理部73で生成したサーバへのデータ要求信号
が、通信処理部74内の送信処理部75によってサーバ
部3に送信される。さらにサーバ部3が加工機1の制御
部2に最新の加工軸の機械座標値を要求し、受信したデ
ータをアプレット7の通信処理部74内の受信処理部7
6に送信する。
【0032】受信処理部76が受信した加工軸の機械座
標値は、データ処理部73によって、GUI部15の表
示部20を介して監視オペレータ80にJavaアプレ
ット上のテキストで表示されるとともに、イベント処理
部70内の出力処理部72からイベント出力を受け、第
2のTransform45の第2のtranslat
ion46に加工軸の機械座標値が代入され、Cosm
oPlayerにより3次元形状モデルが更新された位
置に再描画される。
【0033】第3のアニメーション50に関しては、加
工機1の加工槽扉を例にとると、モニタリング中VRM
L内で常に起動されている第2のアニメーション40内
の第2のTimeSensor41を用いて、第2のア
ニメーション40と同様の流れを経て、制御部2から加
工槽扉が開いた状態であるか閉じた状態であるかの信号
を受信する。上記の信号は0/1の2値で表されてお
り、第2のアニメーション40と同様に、表示部20
に、0は黒、1は赤、の表現で表示されるとともに、デ
ータ処理部73において、状態が変化したかどうかを判
定し変化した場合に出力処理部72からイベントとして
現在時刻を送信する。出力処理部72からのイベント出
力を受け、現在時刻が第3のTimeSensor51
の第3のstartTime/stopTime52に
代入され、第3のTimeSensor51が起動もし
くは停止される。第3のTimeSensor51の起
動中は第1のアニメーション30の場合と同様に第3の
TimeSensor51の第3のfraction5
3が変化したのをVRMLブラウザが検知する。この
時、第3のfractin53に対応する座標値、透明
度、大きさ等の属性値が第3のInterpolate
r54により計算され、アニメーションさせる物体の第
3のTransform55の第3のtranslat
ion56に代入され、CosmoPlayerにより
3次元形状モデルが更新された位置に再描画される。
【0034】さらに、第2のアニメーション40および
第3のアニメーション50の起動もしくは停止におい
て、監視オペレータ80によるGUI部15内の操作部
16の操作に起因するイベントを、データ処理部73、
出力処理部72を通じて、TimeSensorに送信
する手法を用いることもできる。
【0035】この手法の例としては、3次元形状モデル
の加工槽扉の開閉に対応するボタンを操作部16に用意
し、監視オペレータのマウスクリックによってVRML
ブラウザ上で試験的に開閉を行う場合などがある。ま
た、JavaアプレットからVRMLに送信するイベン
トは、アニメーションの起動や停止以外にも用いること
ができ、直接、VRML上の透明化、不透明化、色の変
更、強調表示、などの操作を行うこともできる。この手
法の例としては、加工槽扉の半透明化/不透明化に対応
するボタンを操作部16に用意し、監視オペレータのマ
ウスクリックによって加工軸に注目するときには加工槽
扉を半透明化し、加工槽扉自体に注目して描画速度を高
めるときには加工槽扉を不透明化する場合などがある。
【0036】図5は本実施の形態による遠隔監視操作実
行中のクライアント部11の監視画面の模式図である。
図において、95は加工槽扉、である。(a)の状態か
ら「Transparent Mode」ボタンをクリ
ックすることにより、(b)のように加工槽扉95が半
透明化でき、逆に、(b)の状態から「Oparue
Mode」ボタンをクリックすることにより、(a)の
ように加工槽扉95が不透明になる。
【0037】このように、イベントの発生と上記のアニ
メーションの種類とを任意の組合わせることによってア
ニメーションを実現することができる。上記のアニメー
ションをクライアント部11内で実現することにより、
工作機械の現在時刻における加工軸など可動部の位置が
監視オペレータの手元のパソコンなどにおいて3次元描
画され、加工液などはタンクに入っているか入っていな
いかの信号をもとにやはり手元で画像として表示され
る。加工機の現在時刻における状態や加工の履歴が監視
オペレータの手元で再現される監視装置として動作す
る。
【0038】また、図3は実施の形態1において、クラ
イアント部11のアプレット7として実装した、Jav
aアプレットのフローチャートを示した図である。図に
おいて、ST101はアプレットの初期化を行うステッ
プである。ST102は選択された監視対象のワイヤカ
ット放電加工機の制御部に接続されたサーバ部への接続
要求について、監視オペレータの操作による入力を行う
ステップである。ST103はサーバ部との間にソケッ
トが張られた状態のループ開始のステップであり、ST
102でサーバ部との接続が確立されるとこのループに
入る。ST104は監視オペレータによるサーバ部の切
断要求、あるいはサーバ側からの切断要求等による切断
がなされたかどうかの条件分岐を行うステップであり、
切断された場合にはST102に戻る。ST105はサ
ーバ部への監視開始要求について、監視オペレータの操
作による入力を行うステップである。ST106は監視
対象監視中のループ開始のステップであり、ST105
で監視開始要求がサーバ部に受信されるとこのループに
入る。ST107はST105での監視開始要求に伴っ
てVRMLに起動通知をしておいたTimeSenso
rのfractionが変化したという通知をVRML
から受けたかどうかの条件分岐を行うステップであり、
変化したときに以降のステップに進む。ST108はサ
ーバ部へのデータ要求を行うステップであり、データ要
求信号をサーバに対して送信する。ST109はST1
08のデータ要求信号を受けてサーバが送信した、加工
軸のX軸、Y軸、Z軸の座標値と、加工槽扉の開閉状
態、加工液の干満、ワイヤ送り状態、ワイヤの自動結線
中状態、加工パルス供給状態等の0/1の2値で表され
た状態値とを受信するステップである。
【0039】ST110はST109で受信した各座標
値と各状態値とを変数に代入し、メモリ上への格納を行
うステップである。ST111はST110で格納した
座標値を3次元形状表現解釈部に通知するステップであ
り、これを受けてVRMLブラウザが加工軸の位置を変
更し再描画する。ST112はST110で格納した状
態値すべてに対して、以降のステップを実行するための
ループ開始のステップである。ST113は1回前にS
T109で受信した状態値と比較して、今回受信した状
態値がどう変化したかを減算で表し「変化」への代入を
行うステップである。各状態はOFF状態と定義した状
態を0、ON状態と定義した状態を1と表している。た
とえば、加工槽扉が開いている状態を0、閉じている状
態を1としている。ST114はST113で得た「変
化」の値による条件分岐を行うステップである。
【0040】ST115はST114で変化が1であっ
た場合に、実行されるステップであり、VRMLに記述
された対象の状態をOFFからONへ変更するアニメー
ションの起動を対応するTimeSensorの起動と
いう形で3次元形状表現解釈部に通知する。ST116
は、ST114で変化が−1であった場合に実行される
ステップであり、VRMLに記述された対象の状態をO
NからOFFへ変更するアニメーションの起動を対応す
るTimeSensorの起動という形で3次元形状表
現解釈部に通知する。ここで、ST115とST116
におけるアニメーションの起動の代わりにすでに起動さ
れているアニメーションの停止を通知してもよい。ST
117は今回の状態を次回における「前回の状態」とし
て代入するステップである。ST118はST112に
対応するループの終端のステップである。ST119は
監視オペレータによる監視の一時停止要求あるいはサー
バ側からの停止要求等による一時停止がなされたかどう
かの条件分岐を行うステップであり、一時停止された場
合には監視中のループを抜けST121に進む。監視の
一時停止により、アプレットはサーバへのデータ要求を
行わず、VRMLブラウザの表示とアプレット上の表示
が停止され詳細な検証に利用できる。
【0041】ST120はST106に対応するループ
の終端のステップである。ST121はST103に対
応するループの終端のステップである。以上のステップ
により、クライアント部11からの監視操作が行えるわ
けであるが、その中で、ST106からST120まで
のループにより対象加工機の連続的な監視が実現され
る。
【0042】ここで、VRMLとJavaアプレットと
の同期について説明を加える。図4はサーバ部3とクラ
イアント部11との間のデータのやり取りを表した図で
ある。図において、90はクライアント部11から送信
されるデータ要求信号、91はサーバ部3から送信され
るパラメータ、92はパラメータを構成する加工軸の座
標値、93はパラメータを構成する状態値である。
【0043】ST107において、VRML側でクライ
アント部11のアニメーションに用いるTimeSen
sorのfractionの更新が検出されるたびに、
サーバ部3とクライアント部11との間に張られたソケ
ットにより第1のケーブル9を通じて、監視中クライア
ント部11からサーバ部3へ1バイトのデータ要求信号
90を送信し、サーバ部が1バイトのデータ要求信号9
0を受信すると、12バイト(=4バイト×3軸)の加
工軸の座標値92に加え、加工槽扉の開閉状態、加工液
の干満、ワイヤ送り状態、ワイヤの自動結線中状態、加
工パルス供給状態を表す5バイト(それぞれ1バイト)
の状態値93の、合計17バイトから成るパラメータ9
1をサーバ部3からクライアント部11へ送信する。
【0044】さて、VRMLブラウザは再描画が完了し
てからTimeSensorのfractionを変化
させる性質を持つため、ST107とST108により
クライアント部11を実装するパソコンの処理能力に応
じて、スキャンタイムは異なるが、監視対象に対してV
RMLのアニメーション表示は定常的な遅れのみで同期
がとれる。なお、必要に応じて監視対象とする状態を加
減し1回あたりの通信データ量を変更した設計を行って
も同様の効果を奏する。
【0045】以上で、新旧様々なCNC制御装置にが付
いている工作機械の遠隔監視においてCNC制御装置と
サーバ部3とを接続し、監視オペレータのが操作するパ
ソコンの画面上に監視対象となる工作機械の3次元形状
モデルが動作することなどにより、遠隔地の工作機械の
動作状態を監視することができる遠隔監視装置が得られ
る。
【0046】なお、第3のアニメーション50の方式を
採ることにより、上記の効果に加えて通信データ量や計
算量を減少することができ、結果として監視画面の更新
速度を高速化できる効果がある。
【0047】さらに、送信処理部75を付加することに
より、上記の効果に加えてクライアントの処理能力に拘
わらず加工機の状態と同期がとれた監視が行える効果が
ある。
【0048】実施の形態2.実施の形態1では3次元形
状表現ファイル5としてVRMLを用いる例を説明し
た。本実施の形態ではこの3次元形状表現ファイル5と
してJava言語の配列データ記述フォーマットに従
い、Java言語にて3次元形状を表現している。この
記述は準備段階で行い記述したものはJava言語のフ
ァイルとなるのでアプレット7と同様にJavaコンパ
イラにてコンパイルしファイル群サービス部4に格納し
ておく。遠隔監視が開始された後の動作は実施の形態1
とほぼ同様である。クライアント部11にて3次元形状
表現解釈表示部13をCosmoPlayerなるVR
MLブラウザで実装したが、この部分はスクリプト言語
解釈部14として用いた米Netscape社のNet
scape Communicatior等Javaブ
ラウザを持つWWWブラウザソフトを使用するという点
が実施の形態1と異なる。
【0049】以上の構成で実施の形態1と同様の効果を
奏するとともに、VRMLの解釈とJavaの解釈とで
タスク切り替えが起こらないのでクライアント部11の
パソコンの負荷は減る場合があるという利点がある。
【0050】実施の形態3.実施の形態1ではファイル
群サービス部4をパソコンのOSのファイルシステムと
したが、WWWサーバソフトを用いてこれを構成しクラ
イアント部11のパソコンからHTTPでファイル群サ
ービス部4内のファイルにアクセスしても同様の効果を
奏する。さらに、クライアント部11のパソコンからイ
ントラネットあるいはインターネットを通じてどこから
でも監視が行える。また、逆にセキュリティ機能を持た
せてアクセスを制限することができる。
【0051】実施の形態4.本実施の形態は請求項第4
項記載の加工機遠隔監視装置の例である。実施の形態1
では3次元形状モデル上でワイヤカット放電加工機の加
工槽扉を半透明化する例を説明した。これは形彫り放電
加工機の加工槽扉に適用してもまったく同様であり、こ
れを図6の(a),(b)に示す。本実施の形態では、
監視対象がレーザ加工機であった場合、レーザ発振器を
半透明化する例を説明する。図7は本実施の形態による
遠隔監視操作実行中のクライアント部11の監視画面の
模式図である。図において、96はレーザ発振器、97
はランプ、98は追加表示した矢印である。 (a)の
状態から「Transparent Mode」ボタン
をクリックすることにより、(b)のようにレーザ発振
器96が半透明化でき、逆に(b)の状態から「Opa
que Mode」ボタンをクリックすることにより
(a)のようにレーザ発振器96が不透明になる。レー
ザ発振器96にはレーザビームが発振されていることを
示すランプ、レーザシャッタが開いていることを示すラ
ンプ、レーザが照射されていることを示す各ランプ97
がついている。しかし、これらが見える側からは発振器
の陰になり、加工軸が見えない。監視オペレータに発振
器を半透明化する手段を与えることにより、実施の形態
1と同様の効果を奏する。
【0052】実施の形態5.本実施の形態は第5の構成
の加工機遠隔監視装置の例である。実施の形態1では3
次元形状モデル上でワイヤカット放電加工機の加工液に
仮想的な魚を追加する例を説明した。これは形彫り放電
加工機の加工液に適用してもまったく同様である。本実
施の形態では監視対象がレーザ加工機であった場合に、
倣いエラーが生じたときのアラーム提示の例を説明す
る。実施の形態1と同様の構成で監視対象がレーザ加工
機であった場合、サーバ部3から受信した倣いエラーに
関する状態値が倣いエラー発生を意味するとき、3次元
形状モデル上の加工軸の先に実際には存在しない矢印9
8を表示し、第3のアニメーション50を用いて監視オ
ペレータの注意を引くように矢印98の拡大と縮小を繰
り返すアニメーションを施す。図7の(c)に本実施の
形態による遠隔監視操作実行中のクライアント部11の
監視画面の模式図を示す。サーバ部3から倣いエラーの
信号を受信している間、VRML画面の中央付近の加工
軸先端に立体的な矢印98が表示されアニメーションを
続ける。これにより、倣いエラーの発生場所を監視オペ
レータにわかりやすく提示することができる。
【0053】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されているような効果を奏
する。
【0054】この発明の第1の構成である加工機遠隔監
視装置によれば、目的となる加工機の制御部から取り出
した監視対象の信号もしくは数値を、サーバ部を介して
受信するクライアント部を有し、このクライアント部は
加工機の3次元形状モデルを表示するための3次元形状
表現解釈表示部と、通信処理を行い加工機の3次元形状
モデルを動作させるためのスクリプト言語解釈部と、上
記信号もしくは数値を3次元形状モデルで動的に視覚化
した監視画面を表示するためのハードウェアである文字
画像表示部とを具備し、上記サーバ部を選択するサーバ
選択手段、上記監視対象の監視開始および一時停止手段
及び上記3次元形状モデルに対する3次元形状表示操作
手段よりなる操作部を具備するので、監視オペレータが
監視操作を行いやすい環境が得られる。
【0055】また、この発明の第2の構成である加工機
遠隔監視装置によれば、クライアント部における加工機
の3次元形状モデルにアニメーションを具備し、サーバ
部から受信した数値もしくは信号によって上記のアニメ
ーションを起動もしくは停止するようにしたので、通信
データ量や計算量を削減することができ、結果として監
視画面の更新速度を高速化できる。
【0056】また、この発明の第3の構成である加工機
遠隔監視装置によれば、監視中のサーバ部とクライアン
ト部との通信が双方向であり、クライアント部が送信す
る信号をサーバ部が検知することによって、その時刻に
おける状態を表す数値および信号のまとまりをサーバ部
が送信し、クライアント部がそれらを受信するようにし
たので、クライアントの処理能力に拘わらず加工機の状
態と同期がとれた監視が行える。
【0057】また、この発明の第4の構成である加工機
遠隔監視装置によれば、遠隔監視対象となる加工機の3
次元形状モデルの実在する部分の透明度を変化させるこ
とを可能としたので、カメラによる監視映像などでは見
えない部分までクライアントの画面上で自然に表現で
き、感覚的にわかり易い監視が行える。
【0058】また、この発明の第5の構成である加工機
遠隔監視装置によれば、遠隔監視対象となる加工機の3
次元形状モデルに実在しない物体を付加したので、視認
性の悪い物体が動作する様子が監視しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の説明図であり、
(a)はシステム構成、(b)はGUI画面の一例を示
している。
【図2】 この発明の実施の形態1のクライアント部1
1におけるデータのやり取りの説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のクライアント部1
1におけるアプレット7の処理手順の説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のサーバ部3とクラ
イアント部11との間の、データのやり取りの説明図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態1のクライアント部1
1に表示された監視画面の模式図であり、(a)は加工
槽扉の不透明表示、(b)は加工槽扉の半透明表示を示
している。
【図6】 この発明の実施の形態1のクライアント部1
1に表示された監視画面の模式図であり、(a)は加工
槽扉の不透明表示、(b)は加工槽扉の半透明表示を示
している。
【図7】 この発明の実施の形態1のクライアント部1
1に表示された監視画面の模式図であり、(a)はレー
ザ発振器の不透明表示、(b)レーザ発振器の半透明表
示、(c)倣いエラー時の矢印の追加表示を示してい
る。
【図8】 従来の加工機遠隔監視装置の構成を示す図で
ある。(a)は遠隔監視開始直前の準備段階の説明図、
(b)は遠隔監視中の動作の説明図、(c)はクライア
ントにおける機能構成図を示している。
【符号の説明】
1 加工機、2 制御部、3 サーバ部、4 ファイル
群サービス部、5 3次元形状表現ファイル、6 ビッ
トマップファイル、7 アプレット、8 インデックス
ファイル、9 第1のケーブル、10 第2のケーブ
ル、11 クライアント部、12 文字画像表示部、1
3 3次元形状表現解釈表示部、14 スクリプト言語
解釈部、15 GUI部、16 操作部、17 サーバ
選択手段、17−1 リストボックス、17−2 第1
のテキストフィールド、17−3第2のテキストフィー
ルド、18 監視開始および一時停止手段、19 3次
元形状表示操作手段、19−1 透明化ボタン、19−
2 不透明化ボタン、19−3 色変更ボタン、19−
4 強調表示ボタン、19−5 ワーク設置ボタン、2
0 表示部、30 第1のアニメーション、31 第1
のTimeSensor、33 第1のfractio
n、34 第1のアニメーションのInterpola
tor、35 第1のTransform、36 第1
のtransration、40 第2のアニメーショ
ン、41 第2のTimeSensor、42 第2の
startTime/stopTime、43 第2の
fraction、45 第2のTransform、
46 第2のtransration、50 第3のア
ニメーション、51 第3のTimeSensor、5
2 第3のstartTime/stopTime、5
3 第3のfraction、54 第3のInter
polator、55 第3のTransform、5
6 第3のtransration、60 インタフェ
ース、70 イベント処理部、71 入力処理部、72
出力処理部、73 データ処理部、74通信処理部、
75 送信処理部、76 受信処理部、80 監視オペ
レータ、90 データ要求信号、91 パラメータ、9
2 加工軸の座標値、93 状態値、95 加工槽扉、
96 レーザ発振器、97 ランプ、98 矢印、20
0WWWサーバ、201 静的モデル、202 NC制
御装置、210 VR初期モデル、211 動的モデ
ル、212 リアルタイムデータポート、2133Dア
ニメーションエンジン、214 3D VRモデル、2
20 インターネット。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 GB09 HA01 JA35 JB01 JB03 KA02 KA05 LB01 LB17 5C086 AA60 BA17 CA28 DA02 DA08 5E501 AC02 AC09 AC25 AC32 BA01 BA03 BA05 CB09 CC17 DA02 DA17 EA05 EA10 FA03 FA27 FB29 5H269 AB01 AB08 AB11 BB05 BB07 KK03 KK04 MM04 NN08 NN18 QC02 QD10 QE10 QE15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的となる加工機の制御部から取り出し
    た監視対象の信号もしくは数値を、サーバ部を介して受
    信するクライアント部を有し、このクライアント部は加
    工機の3次元形状モデルを表示するための3次元形状表
    現解釈表示部と、通信処理を行い加工機の3次元形状モ
    デルを動作させるためのスクリプト言語解釈部と、上記
    信号もしくは数値を3次元形状モデルで動的に視覚化し
    た監視画面を表示するためのハードウェアである文字画
    像表示部とを具備し、上記サーバ部を選択するサーバ選
    択手段、上記監視対象の監視開始および一時停止手段及
    び上記3次元形状モデルに対する3次元形状表示操作手
    段よりなる操作部を具備することを特徴とする加工機遠
    隔監視装置。
  2. 【請求項2】 上記クライアント部における加工機の3
    次元形状モデルにアニメーションを具備し、サーバ部か
    ら受信した数値もしくは信号によって上記のアニメーシ
    ョンを起動もしくは停止することを特徴とする請求項1
    記載の加工機遠隔監視装置。
  3. 【請求項3】 監視中のサーバ部とクライアント部との
    通信が双方向であり、クライアント部が送信する信号を
    サーバ部が検知することによって、その時刻における状
    態を表す数値および信号のまとまりをサーバ部が送信
    し、クライアント部がそれらを受信することを特徴とす
    る請求項1記載の加工機遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】 遠隔監視対象となる加工機の3次元形状
    モデルの実在する部分の透明度を変化させることを可能
    としたことを特徴とする請求項1記載の加工機遠隔監視
    装置。
  5. 【請求項5】 遠隔監視対象となる加工機の3次元形状
    モデルに実在しない物体を付加したことを特徴とする請
    求項1記載の加工機遠隔監視装置。
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