JP2000131789A - ハロゲン化銀乳剤におけるカブリを抑制する方法 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤におけるカブリを抑制する方法

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JP2000131789A JP11301176A JP30117699A JP2000131789A JP 2000131789 A JP2000131789 A JP 2000131789A JP 11301176 A JP11301176 A JP 11301176A JP 30117699 A JP30117699 A JP 30117699A JP 2000131789 A JP2000131789 A JP 2000131789A
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N Iikenberii John
エヌ.イーケンベリー ジョン
Kenneth G Harbison
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高カブリ乳剤の調製したばかりのスピードお
よび高カブリ乳剤を溶融状態で保持した後に認められる
スピードを低下させること無く、ハロゲン化銀乳剤にお
けるカブリを低減する方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、高カブリ乳剤を化学増感させ
て冷却しておくこと、当該高カブリ乳剤を、支持体上に
塗布する準備としてメルトの形で保持すること、そして
前記保持の前または前記保持の間に、当該乳剤を下式 【化1】 (上式中、R1 は置換基であり、Zは置換または未置換
の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有してい
る)によって表されるイソチアゾリン−オン化合物と接
触させること、を含む、ハロゲン化銀乳剤におけるカブ
リを低減する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性ハロゲン化
銀乳剤と共にイソチアゾリン−オン化合物を使用するこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀乳剤のカブリに伴う問題は
写真産業をその発祥から苦しめ続けてきた。カブリは、
画像形成露光の作用とは直接的な関係の無い現像濃度で
あると定義することができ、通常は「D-min」(乳剤の
未露光部分に得られる濃度)で表される。普通に測定さ
れる濃度には、カブリによって生ずるものおよび露光の
作用として生ずるものの両方が含まれる。銀イオンの意
図的または偶発的な還元に関連する写真カブリは、ハロ
ゲン化銀乳剤の調製、ハロゲン化銀乳剤の分光/化学増
感、液体ハロゲン化銀乳剤メルトの溶融および保持、そ
の後のハロゲン化銀乳剤の塗布、そして塗布されたハロ
ゲン化銀乳剤の長期にわたる自然なまたは人工的なエー
ジングを含む写真要素の調製の多くの段階で出現し得
る。
【0003】従って、カブリの抑制は、ハロゲン化銀乳
剤を取り扱う際の主要な懸念点である。この目的のため
に、多くの異なる化学構造を含む多数の化合物が研究さ
れ、使用されてきた。リサーチディスクロージャー(Res
earch Disclosure) 第308119号(1989年12月発行)に例
を見出すことができ、2〜3挙げるならば、メルカプト
テトラゾール、ベンゾチアゾール、テトラアザインデ
ン、二硫化物化合物、および塩化第二水銀が含まれる。
非常に多数の材料が利用可能であるにもかかわらず、ス
ピードをも低減すること無くカブリを低減することがで
きるものは殆ど無い。
【0004】乳剤が溶融状態にある間に、カブリが増大
する傾向を抑制する必要性はとりわけ大きい。写真フィ
ルムの大量生産をしようとすると、長時間塗布の準備に
おいてあらかじめ溶融させた乳剤が大量に必要とされる
ことが多い。個々の仕事を完了させるまでに、16時間も
の長きにわたって乳剤が溶融状態に保持されることもあ
る。この期間の間に、許容可能なレベルを超えるカブリ
を生ずる傾向を有し、1種以上のカブリ防止剤の添加を
必要とする乳剤もある。
【0005】本発明において、溶融保持中に発生するカ
ブリを抑制するのに特定の群のイソチアゾリン−オンが
特に有用であることが発見された。リサーチディスクロ
ージャー第 37026号(1995年2月)、米国特許第 4,22
4,403号および同 4,490,462号の各明細書、並びに日本
国特許公報第 09-329862号および同 10-011739号の各明
細書に記載されているように、イソチアゾリン−オンは
ハロゲン化銀写真要素に有用な殺生剤として知られてい
る。日本国特許第 09-133977号明細書には、ある類のイ
ソチアゾリン−オンをハロゲン化銀乳剤の析出中に添加
すると、カブリが低減されると記載されている。しかし
ながら、特定の群のイソチアゾリン−オン化合物が特定
のハロゲン化銀乳剤の溶融保持中に発生するカブリを低
減するのに有用であることは、何処にも認められておら
ず、記載されてもいない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高カブリ乳剤
を化学増感させて冷却しておくこと、当該高カブリ乳剤
を、支持体上に塗布する準備としてメルトの形で保持す
ること、そして前記保持の前または前記保持の間に、当
該乳剤を下式
【0007】
【化3】
【0008】(上式中、R1 は置換基であり、Zは置換
または未置換の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子
を含有している)によって表されるイソチアゾリン−オ
ン化合物と接触させること、を含む、ハロゲン化銀乳剤
におけるカブリを低減する方法を提供する。さらに、本
発明は、このような乳剤を含有しているハロゲン化銀写
真要素をも提供する。
【0009】本発明において使用される個々のイソチア
ゾリン−オンは、溶融状態の特定の乳剤におけるカブリ
を抑制する点で非常に有効である。イソチアゾリン−オ
ンはカブリを低減させるのみならず、調製したばかりの
スピードおよび乳剤を溶融状態で保持した後に認められ
るスピードを低下させることも無い。化学的に非常に類
似している他のイソチアゾリン−オンは、溶融状態で保
持されている写真乳剤のカブリの増大に対して殆ど効果
が無いか、またはまったく効果が無い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において利用されるイソチ
アゾリン−オン化合物は下式によって表される。
【0011】
【化4】
【0012】Zは置換または未置換の非芳香環を形成す
るのに必要な炭素原子を含有している。好ましくは、Z
は置換または未置換の5または6員の非芳香環であり、
より好ましくは、Zは置換または未置換の5員の非芳香
環である。1つの好適な態様において、Zは未置換の非
芳香族の5員環である。
【0013】R1 は、ハロゲン化銀写真要素に使用する
のに好適で、イソチアゾリン−オン化合物のカブリ抑制
活性を妨げないならば、いずれの置換基であってもよ
い。好ましくは、R1 は置換または未置換の脂肪族基、
芳香族基または複素環式基である。
【0014】R1 が脂肪族基である場合は、好ましく
は、R1 は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、ま
たは2〜20個の炭素原子を有するアルケニル基もしくは
アルキニル基である。より好ましくは、R1 は1〜6個
の炭素原子を有するアルキル基、または3〜5個の炭素
原子を有するアルケニル基もしくはアルキニル基であ
る。もっとも好ましくは、R1 は1〜3個の炭素原子を
有するアルキル基である。これらの基は置換基を有して
いても、有していなくてもよい。アルキル基の例には、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、オクチル、2-エチルヘキシル、デシル、ドデシル、
ヘキサデシル、オクタデシル、シクロヘキシル、イソプ
ロピルおよびt-ブチル基が含まれる。アルケニル基の例
にはアリルおよびブテニル基が含まれ、アルキニル基の
例にはプロパルギルおよびブチニル基が含まれる。
【0015】好ましい芳香族基は6〜20個の炭素原子を
有し、特に、フェニルおよびナフチル基が含まれる。よ
り好ましくは芳香族基は6〜10個の炭素原子を有し、も
っとも好ましくは芳香族基はフェニルである。これらの
基は置換されていても、置換されていなくてもよい。複
素環式基は3〜15員環または少なくとも1個の原子が窒
素、酸素、硫黄、セレンおよびテルルから選択されてい
る縮合環である。より好ましくは、複素環式基は少なく
とも1個の原子が窒素から選択されている5〜6員環で
ある。複素環式基の例には、ピロリジン、ピペリジン、
ピリジン、テトラヒドロフラン、チオフェン、オキサゾ
ール、チアゾール、イミダゾール、ベンゾチアゾール、
ベンゾオキサゾール、ベンゾイミダゾール、セレナゾー
ル、ベンゾセレナゾール、テルラゾール(tellurazole)
、トリアゾール、ベンゾトリアゾール、テトラゾー
ル、オキサジアゾール、またはチアジアゾール環が含ま
れる。
【0016】R1 およびZについての置換基の非限定的
な例には、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ヘキ
シル)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、ト
リル)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、フェニルスルホニル)、エーテル基(例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ)、水
酸基およびニトリル基が含まれる。好ましい置換基は低
級アルキル基、すなわち、1〜4個の炭素原子を有する
もの(例えば、メチル)、水酸基、およびハロゲン基
(例えば、クロロ)である。
【0017】イソチアゾリン−オンは、米国特許第 4,7
08,959号(Shroot他)、同 4,851,541号(Maignan
他)、同 5,082,966号(Moffat)、同 5,336,777号(Mo
ffat他)、および同 5,466,814号(Moffat他)の各明細
書に記載されているように調製してもよい(それらはす
べて引用することにより本明細書中に取り入れられ
る)。それらの中には Zeneca Biocides, Inc., Wilmin
gton, DE 19850-5457 から市販されているものもある。
【0018】本明細書および請求項を通して、未置換で
あるまたは特定の置換基でのみ置換されていると特に明
確に記載しない限り、置換可能な水素を含有している基
または環(例えば、アルキル、アミン、アリール、アル
コキシ、複素環など)と同じように置換基を引用する場
合は常に、その置換基の未置換の形のみならず、本発明
の利点を打ち消すことがない限り如何なる置換基で置換
された形をも包含するであろうことが理解される。好適
な置換基の非限定的な例は、アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、ヘキシル)、アリール基(例えば、フェニ
ル、ナフチル、トリル)、アシル基(例えば、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル
基(例えば、メチルスルホニル、フェニルスルホニ
ル)、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ
基、アシルオキシ基、カルボキシル基、シアノ基、スル
ホ基およびアミノ基である。
【0019】本発明において利用されるイソチアゾリン
−オン化合物は、特定の類の高カブリ乳剤の溶融保持中
のカブリを抑制するのに有用である。イソチアゾリン−
オン化合物を添加することの恩恵を被るであろう乳剤
(すなわち高カブリ乳剤)を選ぶのに有用な手順は以下
の通りである。
【0020】・完全に増感させた乳剤を溶融し、攪拌し
ながら55℃で3時間保持する。 ・適当な着色カプラーと共に当該乳剤を単純な単層フォ
ーマットで塗布する。 ・標準的なC−41法で処理し、デンシトメトリーを評
価する。
【0021】55℃で3時間保持されたサンプルのD-min
が、保持されていない対照標準サンプルで認められるD
-minを超える場合、この乳剤をイソチアゾリン−オン化
合物で処理すべきである。
【0022】これらの化合物は、Fenton他によって米国
特許第 5,476,760号明細書に記載されているものなどの
高感度の写真乳剤、およびLin 他によって米国特許出願
番号第08/985,532号明細書に記載されているものなどの
大型平板状粒子乳剤に特に有用である。
【0023】イソチアゾリン−オン化合物の有用なレベ
ルは、約0.02〜10ミリモル/モルAg、より好ましくは
0.05〜 2.0ミリモル/モルAg、もっとも好ましくは0.
10〜1.0ミリモル/モルAgの範囲にわたる。イソチア
ゾリン−オン化合物は、当該技術分野において一般的に
使用されている如何なる従来の乳剤安定剤またはカブリ
防止剤に加えて使用してもよい。1種以上のイソチアゾ
リン−オン化合物の組み合わせを利用してもよい。
【0024】本発明の写真乳剤は、一般に、当該技術分
野における従来の方法によってコロイド状マトリックス
中にハロゲン化銀結晶を析出させることによって調製さ
れる。このコロイドは、概して、ゼラチン、アルギン
酸、またはそれらの誘導体などの親水性塗膜形成剤であ
る。
【0025】当該析出工程において形成される結晶を洗
浄し、次に、分光増感色素および化学増感剤を添加し、
乳剤温度を概して40℃〜70℃に高めて暫く維持する加熱
工程に付すことによって化学的および分光的に増感させ
る。この乳剤を、次に、約40℃以下に冷却し、化学増感
を停止する。本発明に用いられる乳剤の調製に利用され
る析出並びに分光増感および化学増感の方法は当該技術
分野において既知の方法のいずれであってもよい。
【0026】乳剤の化学増感には、概して、硫黄含有化
合物(例えば、アリルイソチオシアネート、チオ硫酸ナ
トリウムおよびアリルチオ尿素)、還元剤(例えば、ポ
リアミンおよび第一錫塩)、貴金属化合物(例えば、
金、白金)、および高分子薬剤(例えば、ポリアルキレ
ンオキシド)などの増感剤が用いられる。上述のよう
に、熱処理を用いて化学増感を完了させる。分光増感
は、可視または赤外スペクトル内の対象とする波長範囲
になるように設計される色素の組み合わせを用いて行わ
れる。このような色素を熱処理の前および後の両方に添
加することが知られている。
【0027】分光増感後、乳剤を支持体に塗布する。さ
まざまな塗布技法には、浸漬コーティング、エアナイフ
コーティング、カーテンコーティングおよび押出コーテ
ィングが含まれる。乳剤を塗布するには、乳剤がメルト
の形でなければならない。一般に、乳剤は約40℃で溶融
する。乳剤を化学増感させ、通常の溶融温度まで冷却
し、そこで塗布してもよい。より典型的には、化学増感
後に乳剤を冷却して保存用の固体を形成させる。乳剤を
塗布すべきときに、乳剤を溶融温度に加熱する。乳剤を
直ちに塗布することができず、長時間にわたってメルト
として保持しなければならないことが多い。本発明の高
カブリ乳剤にカブリの問題が生ずるのは、この保持時間
中である。本発明の目的のためには、乳剤が塗布前に30
分を超えて溶融温度にあった場合に、乳剤が「保持」さ
れたものとする。本発明の化合物は60分を超えて保持さ
れる乳剤に特に有用である。
【0028】イソチアゾリン−オン化合物は、化学増感
された乳剤が冷却されて増感が停止した後で、かつメル
トの形で乳剤を保持する前または保持している間であれ
ば、ハロゲン化銀乳剤にいつ添加してもよい。普通は、
イソチアゾリン−オン化合物を乳剤に直接添加する。好
ましくは、これらの化合物を保持期間の開始前または開
始直後に添加する。イソチアゾリン−オン化合物は、こ
の目的に好適ないずれの技法を使用して写真乳剤に添加
してもよい。例えば、それらを水溶液に溶解させて、乳
剤に添加するか、または、それらをカプラー分散液に添
加して、次に、それを乳剤と併せてもよい。
【0029】本発明に利用されるハロゲン化銀乳剤は、
如何なるハロゲン化物配分になっていてもよい。従っ
て、それらは、臭ヨウ化銀、塩化銀、臭化銀、臭塩化
銀、塩臭化銀、ヨウ塩化銀、ヨウ臭化銀、臭ヨウ塩化
銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ臭塩化銀、およびヨウ塩臭化銀
の乳剤からなっていてもよい。
【0030】これらのハロゲン化銀乳剤は、乳剤が高カ
ブリ乳剤である限り、任意の大きさおよび形態の粒子を
含有することができる。従って、これらの粒子は、立方
形、八面体、立方八面体、または立方格子タイプのハロ
ゲン化銀粒子において天然に産出する任意の他の形態の
形をとっていてもよい。さらに、これらの粒子は、球状
粒子または平板状粒子などの非等軸のものであってもよ
い。平板状または立方形の形態を有する粒子が好まし
い。
【0031】本発明で使用するのに好適な写真要素は、
単純な単層要素または多層の多色要素であってもよい。
それらはまた黒白要素であってもよい。多色要素は可視
光スペクトルの3原色領域の各々に対する感度を有する
色素画像形成ユニットを含有している。各ユニットは、
スペクトルの所定の領域に対する感度を有する単一の乳
剤層からなっていても、多重乳剤層からなっていてもよ
い。画像形成ユニットの層を含む要素の層を、当該技術
分野において既知のさまざまな順序で配置することがで
きる。ハロゲン化銀要素は、リバーサルもしくはネガ要
素、または透過型もしくは反射型要素(カラー印画紙を
含む)であってもよい。
【0032】典型的な多色写真要素は、少なくとも1種
のシアン色素形成カプラーを関連して有する赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を少なくとも1層含んでなるシアン色素
画像形成ユニット、少なくとも1種のマゼンタ色素形成
カプラーを関連して有する緑感性ハロゲン化銀乳剤層を
少なくとも1層含んでなるマゼンタ色素画像形成ユニッ
ト、および少なくとも1種のイエロー色素形成カプラー
を関連して有する青感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくと
も1層含んでなるイエロー色素画像形成ユニットを担持
している支持体を含んでなる。この要素は、追加層、例
えばフィルター層、中間層、オーバーコート層、下塗り
層などを含有していてもよい。
【0033】写真要素はまた、リサーチディスクロージ
ャー、1992年11月、アイテム 34390(Kenneth Mason Pu
blications, Ltd., Dudley Annex, 12a North Street,
Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, ENGLAND 発行)に記載
されているような、透明支持体の裏側に磁性粒子を含有
している層などの透明磁気記録層を含有していてもよ
い。概して、この要素は総厚が約5〜約30μm(支持体
を除く)であろう。さらに、これらの写真要素は、1994
年3月15日に発行されたHatsumei Kyoukai Koukai Giho
u No.94-6023(日本特許庁および日本国会図書館)に記
載されているものなどの、アニーリングされたポリエチ
レンナフタレートフィルムベースを有していてもよく、
リサーチディスクロージャー、1994年6月、アイテム 3
6230(Kenneth Mason Publications, Ltd., Dudley Ann
ex, 12a North Street, Emsworth,Hampshire PO10 7DQ,
ENGLAND 発行)に記載されているもの、およびAdvance
d Photo System 、特にKodak ADVANTIXフィルムまたは
カメラのなどの小型システムにおいて利用してもよい。
【0034】以下の表では、(1)リサーチディスクロ
ージャー、1978年12月、アイテム 17643、(2)リサー
チディスクロージャー、1989年12月、アイテム308119、
(3)リサーチディスクロージャー、1994年9月、アイ
テム 36544、および(4)リサーチディスクロージャ
、1996年9月、アイテム 38957(すべてKenneth Maso
n Publications, Ltd., Dudley Annex, 12a North Stre
et, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, ENGLAND 発行)を
参照する(それらの開示は引用することにより本明細書
中に取り入れられる)。以下の表および表中で引用され
ている参考文献は、本発明の要素に使用するのに好適な
個々の構成成分を説明しているものとして読むべきであ
る。以下の表およびその引用参考文献はまた、要素の調
製、露光、処理および取り扱いの好適な方法、並びにそ
こに含有されている画像をも説明している。本発明で使
用するのに特に好適な写真要素およびこのような要素を
処理する方法は、リサーチディスクロージャー、1995年
2月、アイテム 37038(Kenneth Mason Publications,
Ltd., Dudley Annex, 12a North Street, Emsworth,Ham
pshire PO10 7DQ, ENGLAND 発行)に記載されている
(その開示は引用することにより本明細書中に取り入れ
られる)。
【0035】
【表1】
【0036】これらの写真要素を、繰り返し使用するこ
とを目的とする露光構造体または、シングルユースカメ
ラ、レンズ付きフィルム、もしくは感光材料パッケージ
ユニットなどと、さまざまに呼ばれる、限られた使用を
目的とする露光構造体の中に導入することができる。
【0037】これらの写真要素は、紫外、可視、および
赤外領域の電磁スペクトル、並びに電子ビーム、β線、
γ線、X線、α粒子、中性子線、および非コヒーレント
(ランダム相)形態または(レーザーによって生ずる)
コヒーレント(同期位相)形態のいずれかの粒子および
波状の輻射エネルギーの他の形態を含む種々の形のエネ
ルギーで露光させることができる。写真要素がX線によ
って露光されることを目的とする場合、それらが従来の
放射線写真要素に見出される特徴を含んでいてもよい。
これらの写真要素をスペクトルの概して可視領域におけ
る化学線で露光させて、潜像を形成させ、次に処理し
て、好ましくは熱処理以外によって可視画像を形成させ
るのが好ましい。
【0038】以下の例は本発明の実施を説明するもので
ある。それらは本発明のすべての可能な変型を網羅する
ように企図されたものではない。
【0039】
【実施例】例1 乳剤の調製 乳剤1 これは、第1部分のヨウ化物を臭化物と同時に添加し、
反応器中にヨウ化銀種結晶乳剤をダンプすることによっ
て第2のヨウ化物の添加を急に行い、次に、銀のオーバ
ーラン(over-run)を行った平板状ラン/ダンプ(run/dum
p)臭ヨウ化物乳剤である。この手順は、米国特許出願番
号第08/985,532号明細書中に乳剤Eについて記載されて
いるものに基づいた。0.25モル/Lの硝酸銀溶液を、58
℃に維持されている 4.6Lの蒸留水中に18.4gの酸化石
灰処理骨ゼラチン、33.2gの臭化ナトリウム、および消
泡剤が入っていて、よく攪拌されている反応器中に、35
mL/分の速度で15分間にわたって添加した。核生成後、
0.025モルのアンモニアを用いて、pH10で5分間、ア
ンモニア熟成を行った。さらに、 2.4Lの蒸留水中の 2
22gの酸化石灰処理骨ゼラチンおよび消泡剤を添加し、
pHを 5.5に調整した。pBrを1.70に維持しながらダ
ブルジェット方式で 3.0モル/Lの硝酸銀をNaBr
0.990.01と共に等モル添加することによって、成長を
46分間かけて行った。この時間の間、銀の流量を 7.4か
ら 170.5mL/分まで勾配をつけて変化させて、この製造
のための総銀の68%を供給した。この成長期間の間で、
総銀の33%が供給された際に、36mg/AgモルのK4
u(CN)6 をこの反応器中に1分間で供給した。70μ
g/AgモルのKSeCNを添加し、その後、 3.0モル
/LのNaBr0.990.01を 200mL/分の速度で2分間
にわたって添加した。0.38モルのヨウ化銀の種結晶を添
加し、次に、 3.0モル/Lの硝酸銀を50mL/分の速度で
24分間にわたって添加することによって銀のオーバーラ
ンを行った。バランス用の 3.0モル/LのNaBrの流
れを使用して、臭化物濃度が2.46のpBrに低下するの
を制限した。限外濾過によって過剰の塩を除去し、粒子
サイズが 2.8× 0.106μmで平均 3.8%のヨウ化物を含
有している乳剤を12.6モル得た。
【0040】乳剤2 この乳剤は大量版であり、以下を除いては乳剤1と同一
の方式で製造したものである。
【0041】 ・核生成銀溶液を0.21モル/Lとした。 ・乳剤の製造温度を66℃とした。 ・核生成後に 7.6gのNaBrをゼラチンと共に添加し
た。 ・成長pBrを1.55とした。 ・銀のオーバーランを製造の74%で開始した。
【0042】この乳剤は、粒子サイズが3.97× 0.129μ
mで平均 3.9%のヨウ化物を含有していた。
【0043】乳剤3 これは、銀のオーバーランを行う直前に、総銀の70%の
ところで、ヨウ化物をNaBr0.500.50溶液として添
加した、平板状構造とした臭ヨウ化物乳剤である。成長
調節剤、 Pluronic-31R1(商標)の存在下で乳剤を調製
し、大きさが均一な粒子を生じさせた。この手順は、Fe
nton他によって米国特許第 5,476,760号明細書に記載さ
れているものに基づいた。0.35モル/Lの硝酸銀溶液
を、45℃に維持されている 4.5Lの蒸留水中に2.52gの
酸化石灰処理骨ゼラチン、 0.012モル/Lの臭化ナトリ
ウム、および1.56gの Pluronic-31R1(商標)が入って
いて、よく攪拌されている反応器中に、65mL/分の速度
で1分間にわたって添加した。核生成後、温度を60℃に
上げ、 2.5モル/LのNaBrを添加することによって
臭化物濃度を1.48のpBrまで高め、 0.077モルのアン
モニアを用いて、pH11.6で9分間、アンモニア熟成を
行った。さらに、 1.5Lの蒸留水中の 150gの酸化石灰
処理骨ゼラチンおよび0.26gの成長調節剤を添加し、p
Hを 5.7に調整し、 2.5モル/LのNaBrを添加する
ことによって塩含有率を1.36のpBrまで高めた。0.35
モル/Lの硝酸銀を14.5mL/分の速度で添加し、その速
度を10.4分の期間をかけて60mL/分まで直線的に増大さ
せることによって成長を開始した。1分間の保持の後、
ダブルジェット方式でバランス用の 2.5モル/LのNa
Brの流れで1.61のpBrを維持しながら、15.8分の期
間をかけて流量を直線的な勾配で60mL/分から85mL/分
まで増大させて0.35モル/Lの硝酸銀を添加することに
よって、成長を再開させた。 2.5モル/LのNaBrで
臭化物濃度を1.48のpBrまで高め、このpBrを維持
しながら、 2.4モル/Lの硝酸銀を12.4mL/分の速度で
添加し、その速度を 70.24分の期間をかけて66.7mL/分
まで直線的に増大させ、同時にバランス用の 2.5モル/
LのNaBrの流れを供給することによって成長を再開
した。この時点で、この製造のための総銀の68%を供給
した。次に、銀および塩の流れをそれらの最終設定に1
分間維持し、同時に21mg/AgモルのK4 Ru(CN)
6 を添加した。次に、 0.5Lの蒸留水中の50gの石灰処
理骨ゼラチンを添加し、その後、その後、1モル/Lの
NaBr0.500.50を45mL/分の速度で17.5分間にわた
って供給した。2分間保持後、37.5mL/分の速度の 2.4
モル/Lの硝酸銀を、20mL/分の速度の 2.5モル/Lの
NaBrと同時に35.33分間にわたって添加し、pBr
をおよそ3とした。限外濾過によって過剰の塩を除去
し、粒子サイズが2.85× 0.116μmで平均 3.8%のヨウ
化物を含有している乳剤を12モル得た。
【0044】乳剤4a これは、以下のチオシアネート熟成を使用して調製した
高ヨウ化物コアの多形態乳剤である。温度を53℃に保ち
ながら、反応器中に、よく混合しながら、 6.8Lの蒸留
水、 196gの石灰処理骨ゼラチン、 233.2gの臭化ナト
リウム、34gのヨウ化カリウムおよび消泡剤を添加し、
2.466モル/Lの臭化ナトリウムおよび0.154モル/L
のヨウ化カリウムからなる溶液を 141.7mL/分の速度で
添加すると同時に 1.405モル/Lの硝酸銀からなる水溶
液を 125mL/分の速度で 23.46分にわたって添加した。
次に、ハロゲン化物溶液の添加を停止し、硝酸銀溶液の
添加をさらに 23.46分続けた。容器の温度を11.5分の期
間をかけて76℃まで上げ、次に、19gのチオシアン酸ナ
トリウムの水溶液28mLを添加した。25分の保持時間の
後、容器を45℃に冷却し、過剰の塩を限外濾過によって
除去した。収量は、平均サイズが1.04μmで 8.9%のヨ
ウ化物を含有している多形態乳剤8.24モルであった。
【0045】乳剤4b、4c、4d、および4e これらの乳剤は乳剤4aを繰り返し生産したものであ
り、乳剤4aと同一の様式で調製した。
【0046】乳剤5 これは、第1部分のヨウ化物を臭化物と同時に添加し、
反応器中にヨウ化銀種結晶乳剤をダンプすることによっ
て第2のヨウ化物の添加を急に行い、次に、銀のオーバ
ーランを行った平板状ラン/ダンプ臭ヨウ化物乳剤であ
る。これは、WightmanおよびJohnson により米国特許第
5,061,616号明細書に記載されている手順に従って調製
した。2.75モル/Lの硝酸銀溶液を、75℃に維持されて
いる5Lの蒸留水中に10gの石灰処理骨ゼラチン、 0.0
5749モル/Lの臭化ナトリウム、および消泡剤が入って
いて、よく攪拌されている反応器中に、1.25分間にわた
って35mL/分の速度で、等モルのNaBr 0.985
0.015と同時にダブルジェット方式で添加した。核生成
後、0.06モルのアンモニアを用いて、pH10で10分間、
アンモニア熟成を行った。さらに、 1.5Lの蒸留水中の
140gの酸化石灰処理骨ゼラチンおよび消泡剤を添加
し、pHを6に調整した。pBrを1.36に維持しながら
ダブルジェット方式で2.75モル/Lの硝酸銀をNaBr
0.985 0.015と共に等モル添加することによって、成
長を61分間かけて行った。この時間の間、流量を15から
100mL/分まで勾配をつけて変化させて、この製造のた
めの総銀の70%を供給した。6μg/AgモルのK2
rCl6 および 200μg/AgモルのKSeCNを添加
し、その後、 728mLの 2.6モル/Lの臭化ナトリウムお
よび0.36モルのヨウ化銀の種結晶を添加した。2.75モル
/Lの硝酸銀を50mL/分の速度で5.23分間にわたって添
加し、pBrをおよそ2.29とした。限外濾過によって過
剰の塩を除去し、粒子サイズが3.07× 0.116μmで平均
4.1%のヨウ化物を含有している乳剤を12モル得た。
【0047】乳剤6 これは、第2のヨウ化物の急な添加を省き、ラン用のヨ
ウ化物をNaBr0.960.04として添加し、同様の厚み
を有するより小さな粒子を得るために微調整を施したこ
とを除いては、乳剤5と類似の平板状で、ランのみの臭
ヨウ化物乳剤である。2.75モル/Lの硝酸銀溶液を、50
℃に維持されている5Lの蒸留水中に10gの石灰処理骨
ゼラチン、 0.05749モル/Lの臭化ナトリウム、および
消泡剤が入っていて、よく攪拌されている反応器中に、
1.25分間にわたって35mL/分の速度で、等モルのNaB
0.960.04と同時にダブルジェット方式で添加した。
核生成後、0.10モルのアンモニアを用いて、pH10で10
分間、アンモニア熟成を行った。さらに、 1.5Lの蒸留
水中の 140gの酸化石灰処理骨ゼラチンおよび消泡剤を
添加し、pHを6に調整した。pBrを1.76に維持しな
がらダブルジェット方式で2.75モル/Lの硝酸銀をNa
Br0.960.04と共に等モル添加することによって、成
長を61分間かけて行った。この時間の間、流量を15から
100mL/分まで勾配をつけて変化させて、この製造のた
めの総銀の70%を供給した。6μg/AgモルのK2
rCl6 および 200μg/AgモルのKSeCNを添加
し、その後、 728mLの 2.6モル/Lの臭化ナトリウムを
添加した。2.75モル/Lの硝酸銀を50mL/分の速度で5.
23分間にわたって添加し、pBrをおよそ2.60とした。
限外濾過によって過剰の塩を除去し、粒子サイズが1.84
×0.12μmで平均 2.8%のヨウ化物を含有している乳剤
を12モル得た。
【0048】乳剤7 これは、成長調節剤、 Pluronic-31R1(商標)を用いて
調製した純粋な臭化物乳剤であり、米国特許第 5,147,7
71号、同 5,147,772号、および同 5,147,773号、同 5,1
71,659号、同 5,210,013号、並びに同 5,252,453号の明
細書においてTsaur 他により前述されている技法によっ
て、サイズ分散が低い粒子を生じさせたものである。よ
く攪拌されている反応器中に、5.95Lの蒸留水、3gの
酸化石灰処理骨ゼラチン、3.76gの臭化ナトリウム、お
よび0.29gの Pluronic-31R1(商標)を添加した。温度
を30℃に保ちながら、0.35モル/Lの臭化ナトリウムか
らなる溶液を14.3mL/分の速度で添加するのと同時に、
0.35モル/Lの硝酸銀水溶液を14.3mL/分の速度で添加
した。容器の温度を18分かけて60℃まで上げ、 1.5Lの
蒸留水中の 100gの酸化石灰処理骨ゼラチンおよび 0.0
68gの Pluronic-31R1(商標)を添加し、次に、pHを
5.4に調整した。pBrを1.73に維持するような速度で
0.35モル/Lの臭化ナトリウム溶液を添加するのと同時
に、0.35モル/Lの硝酸銀溶液を14.3mL/分の速度で添
加して、成長を開始させた。この成長セグメントを通し
て、臭化ナトリウムの流れを硝酸銀の流れに対して常に
バランスさせてpBrを1.73に維持した。次の15分の
間、硝酸銀の流れを57.2mLに増大させた。次に、 1.6モ
ル/Lの硝酸銀溶液を 1.679モル/Lの臭化ナトリウム
と同時に70分の期間をかけて速度を初めは12.3mL/分
で、終わりは70mL/分となるように増大させながら添加
した。次に、臭化ナトリウムの流れとバランスさせなが
ら、硝酸銀の流れを70mL/分でさらに 20.24分間続け
た。次に、この乳剤を45℃まで冷却し、限外濾過によっ
て過剰の塩を除去した。総収量は、平均サイズが4.80×
0.070μmの平板状乳剤7.06モルであった。
【0049】サンプルの調製 サンプル1(比較用) 乳剤1を、チオシアン酸ナトリウム、仕上調節剤FM、
分光増感色素SD−1およびSD−2(分光増感剤シア
ン−1を構成する)、金増感剤GS、並びにチオ硫酸ナ
トリウムで逐次的に処理した。それを、次に、61℃に8
分間加熱し、40℃に冷却し、そしてカブリ防止剤AF−
1を添加した。
【0050】サンプル2(本発明) サンプル1を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0051】サンプル3(比較用) 乳剤2を、以下を除いてはサンプル1と同様に処理し
た。 ・SD−1をSD−3に置き換えて、分光増感剤シアン
−2を生じさせた。 ・熟成を65℃で5分間行った。
【0052】サンプル4(比較用) サンプル3を10mg/AgモルのIIで処理した。
【0053】サンプル5(比較用) サンプル3を 100mg/AgモルのIII で処理した。
【0054】サンプル6(比較用) サンプル3を 100mg/AgモルのIVで処理した。
【0055】サンプル7(本発明) サンプル3を 100mg/AgモルのIaで処理した。
【0056】サンプル8(本発明) サンプル3を、液体クロマトグラフィーによって精製し
ておいた 100mg/AgモルのIaで処理した。
【0057】サンプル9(比較用) 乳剤3を、チオシアン酸ナトリウム、マゼンタ増感色素
SD−4およびSD−5、金増感剤GS、チオ硫酸ナト
リウム、仕上調節剤FMで逐次的に処理し、次に、65℃
に11分間加熱し、40℃に冷却し、そしてカブリ防止剤A
F−1で処理した。
【0058】サンプル10(比較用) サンプル9を 100mg/AgモルのIIで処理した。
【0059】サンプル11(比較用) サンプル9を 100mg/AgモルのIII で処理した。
【0060】サンプル12(比較用) サンプル9を 100mg/AgモルのIVで処理した。
【0061】サンプル13(本発明) サンプル9を 100mg/AgモルのIaで処理した。
【0062】サンプル14(比較用) 乳剤4aを、塩化カリウム、チオシアン酸ナトリウム、
仕上調節剤FM、イエロー増感色素SD−6、硫化金、
米国特許第 4,810,626号明細書に記載されている硫黄増
感剤SS、金増感剤GS、および米国特許第 4,378,426
号明細書に記載されている潜像ドクターLID−1で逐
次的に処理した。この乳剤を、次に、62℃に12分間加熱
し、40℃に冷却し、そしてカブリ防止剤AF−2および
AF−1でそれぞれ処理した。
【0063】サンプル15(比較用) サンプル14を10mg/AgモルのIIで処理した。
【0064】サンプル16(本発明) サンプル14を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0065】サンプル17(比較用) 乳剤4bをサンプル14と同様に増感させた。
【0066】サンプル18(比較用) サンプル17を10mg/AgモルのIIで処理した。
【0067】サンプル19(本発明) サンプル17を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0068】サンプル20(比較用) 乳剤4cをサンプル14と同様に増感させた。
【0069】サンプル21(比較用) サンプル20を10mg/AgモルのIIで処理した。
【0070】サンプル22(本発明) サンプル20を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0071】サンプル23(比較用) 乳剤4dをサンプル14と同様に増感させた。
【0072】サンプル24(比較用) サンプル23を10mg/AgモルのIIで処理した。
【0073】サンプル25(本発明) サンプル23を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0074】サンプル26(比較用) サンプル9を5mg/Agモルの二硫化物DS−1で処理
した。
【0075】サンプル27(比較用) 乳剤4eをサンプル14と同様に増感させた。
【0076】サンプル28(比較用) サンプル27を25mg/Agモルの二硫化物DS−2で処
理した。
【0077】サンプル29(比較用) サンプル27を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0078】サンプル30(比較用) 乳剤5を、チオシアン酸ナトリウム、仕上調節剤FM、
イエロー増感色素SD−6およびSD−7、カブリ防止
剤AF−2、金増感剤GS、チオ硫酸ナトリウムで逐次
的に処理し、次に、66℃に5分間加熱し、40℃に冷却
し、そして潜像ドクターLID−1、硫化金、およびカ
ブリ防止剤AF−1で処理した。
【0079】サンプル31(本発明) サンプル30を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0080】サンプル32(比較用) 乳剤6を、チオシアン酸ナトリウム、仕上調節剤FM、
イエロー増感色素SD−6およびSD−7、カブリ防止
剤AF−2、金増感剤GS、チオ硫酸ナトリウムで逐次
的に処理し、次に、67℃に5分間加熱し、40℃に冷却
し、そして潜像ドクターLID−1、硫化金、およびカ
ブリ防止剤AF−1で処理した。
【0081】サンプル33(比較用) サンプル32を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0082】サンプル34(比較用) 乳剤7を、チオシアン酸ナトリウム、仕上調節剤FM、
分光増感色素SD−6、米国特許第 5,576,170号明細書
に記載されているカブリ防止剤AF−3、硫化金、米国
特許第 5,500,333号明細書に記載されている潜像ドクタ
ーLID−2、金増感剤GS、チオ硫酸ナトリウムで逐
次的に処理し、次に、64℃に10分間加熱し、40℃に冷却
し、そしておよびカブリ防止剤AF−1で処理した。
【0083】サンプル35(比較用) サンプル34を70mg/AgモルのIaで処理した。
【0084】写真評価 これらの増感された乳剤のサンプルを、イエロー現像抑
制剤放出カプラーC−2といっしょに乳剤およびイエロ
ー画像形成カプラーC−1を含有している層に覆われた
ハレーション防止用バッキングを有する酢酸セルロース
フィルム支持体上のゼラチンのパッドからなる単純な単
層フォーマットで塗布した。硬膜剤を含有しているゼラ
チンオーバーコートによって、この乳剤層を摩擦から保
護した。この層状構造の詳細な説明を下記に示す。
【0085】
【表2】
【0086】
【化5】
【0087】
【化6】
【0088】
【化7】
【0089】
【化8】
【0090】例1 この例により、赤色記録に使用するように化学的および
分光的に増感させておいた平版状粒子乳剤を55℃の溶融
状態に3時間保持すると、カブリの相当な増大およびス
ピードの低下を示すことが立証された(表Iの比較用サ
ンプル1)。しかしながら、この乳剤を、液体状態で保
持する前にIaで処理すると、カブリの増大およびスピ
ードの損失が大幅に低減された(本発明のサンプル
2)。そのうえ、より大量版の同じ乳剤を55℃で保持す
る前にII、III 、またはIVで処理しても、未処理の対照
標準と比較して、カブリの増加およびスピードの損失に
おける改良は殆ど見られなかった(表Iのサンプル4〜
6)。しかしながら、この乳剤をIaで処理すると、D
-minおよびスピードの相当な改良が認められた(表Iの
サンプル7)。この乳剤をIaの精製サンプルで処理し
ても(表Iのサンプル8)、その応答は未精製サンプル
(サンプル7)と殆ど同じであったことから、この効果
が純度ではなくイソチアゾリン−オンに実際に起因する
ことが確認された。
【0091】一般に、IIはより反応性が高く、Ia、II
I 、またはIVと同じ量で試験すると対照標準と比較して
スピード損失が増大する(表IIのサンプル10)と考え
られているため、本明細書に含有されているこの例およ
び殆どの他の例において試験したIIの量は他のイソチア
ゾリン−オンの量のおよそ7分の1である。
【0092】
【表3】
【0093】注記:D-minはフィルムの未露光領域で測
定される最小光学濃度である。スピードは100(1−log
H)として測定され、HはD-minより0.15高い濃度を
生じさせるのに必要な露光量(ルクス秒)である。D-m
inおよびスピードの変化は、有意な長さの時間にわたっ
て液体状態で保持されたことのない乳剤サンプルと比較
して測定される。
【0094】例2 Iaはまた、表IIに示されているように、異なるヨウ化
物および増感されたマゼンタを有する別の平板状粒子乳
剤にも有効である。III およびIVは乳剤3を高温で保持
した場合のD-minの変化を低減するけれども、D-minの
増大およびスピードの損失は、乳剤をIaで処理した場
合のようには排除されない(表IIのサンプル11、1
2、および13)。
【0095】
【表4】
【0096】例3 繰り返し生産した同じイエロー増感された高ヨウ化物コ
ア乳剤をIIおよびIaで処理したところ、溶融保持後の
過剰なD-minの成長およびスピードの損失の除去におい
て、IaはIIとは反対であるということが一貫して確認
された(表III)。
【0097】Iaの効果を、カブリの抑制に有効な添加
剤として認められている二硫化物類に属する2種の異な
る化合物と比較した。二硫化物DS−1はIaの分解か
ら予想される分解生成物であり、実際には、Iaの市販
サンプルから単離し、精製したものである。二硫化物D
S−2は既知のカブリ抑制剤である(Budz他の米国特許
第 5,418,127号明細書)。D-minの増大およびスピード
の損失の抑制におけるDS−1およびDS−2の効果を
表IVに示す。加熱期間を通してカブリを抑制し、スピー
ドを維持する能力においてIaにまったく及ばないのは
明らかである。表IVの例の調製したばかりの写真応答を
列挙している表Vに示されている理由から、より多量の
DS−1およびDS−2については試験しなかった。D
S−1はあるまじきガンマの損失を生じ(表Vのサンプ
ル26)、一方、DS−2はガンマを14%も低下させた
のみならず、調製したばかりのスピードを5単位も損失
させた(サンプル28)。
【0098】
【化9】
【0099】表Vのデータは、Iaのもう1つの有用な
特徴、すなわち、さまざまな乳剤の調製したばかりの写
真応答に与える影響が無いことを説明している。従っ
て、DS−2(表IVのサンプル28)は適度に有用なカ
ブリ抑制剤とみなすことができるかもしれないけれど
も、調製したばかりのスピードおよびガンマに与えるそ
の影響により、写真スピードへの要求が高い用途には使
用することができない。
【0100】
【表5】
【0101】
【表6】
【0102】
【表7】
【0103】注記:D-min、スピード、およびガンマの
変化は、調製したばかりの対照標準と対照して測定され
る。ガンマは、濃度対露光量の対数の曲線の最大傾斜と
定義される。
【0104】例4 Iaはさまざまな乳剤に有用であるけれども、すべての
乳剤に恩恵を与えるわけではない。液体の形で保持され
た後にD-minの増加を殆ど示さない3種の異なる平板状
乳剤では、Iaの添加による恩恵はまったく示されず、
ある乳剤(表VIのサンプル35)では、Ia処理の結
果、溶融保持中のブリが増大し、スピードが失われた。
【0105】ゆえに、本発明のイソチアゾリン−オンに
よる予期しないかつ非常に有用な効果は、溶融保持後に
相当のカブリの成長および/またはスピードの損失を被
る乳剤に対して提供されることが立証された。そのう
え、本発明の化合物は、類似のイソチアゾリン−オンは
乳剤を安定化させることができないので、特定の乳剤の
安定化を引き起こす能力において独特であると思われ
る。
【0106】
【表8】
【0107】溶融保持は、例30および31については
45℃で6時間行い、例32〜35については50℃で3時
間行った。
【0108】本発明をその特定の好ましい態様に特に関
連して詳細に説明してきたけれども、本発明の精神およ
び範囲内で変更および改良を行うことができることが理
解されるであろう。
【0109】本発明の他の好ましい態様を、請求項との
関連において、次に記載する。
【0110】[1]高カブリ乳剤を化学増感させて冷却
しておくこと、当該高カブリ乳剤を、支持体上に塗布す
る準備としてメルトの形で保持すること、そして前記保
持の前または前記保持の間に、当該乳剤を下式
【0111】
【化10】
【0112】(上式中、R1 は置換基であり、Zは置換
または未置換の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子
を含有している)によって表されるイソチアゾリン−オ
ン化合物と接触させること、を含む、ハロゲン化銀乳剤
におけるカブリを低減する方法。
【0113】[2]Zが置換または未置換の5または6
員の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有して
いる、[1]に記載の方法。
【0114】[3]Zが置換または未置換の5員の非芳
香環を形成するのに必要な炭素原子を含有している、
[2]に記載の方法。
【0115】[4]R1 が水素原子または置換もしくは
未置換の脂肪族基、芳香族基もしくは複素環式基であ
る、[1]に記載の方法。
【0116】[5]R1 が水素原子または置換もしくは
未置換の脂肪族基、芳香族基もしくは複素環式基であ
る、[2]に記載の方法。
【0117】[6]R1 が水素原子または1〜6個の炭
素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基、6〜
10個の炭素原子を有する置換もしくは未置換のアリール
基または置換もしくは未置換の5または6員の複素環で
ある、[1]に記載の方法。
【0118】[7]R1 が水素原子または1〜6個の炭
素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基、6〜
10個の炭素原子を有する置換もしくは未置換のアリール
基または置換もしくは未置換の5または6員の複素環で
ある、[2]に記載の方法。
【0119】[8]R1 が水素原子または1〜6個の炭
素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基であ
る、[3]に記載の方法。
【0120】[9]当該乳剤をメルトの形で60分を超え
て保持する、[1]に記載の方法。
【0121】[10]当該乳剤をメルトの形で60分を超
えて保持する、[2]に記載の方法。
【0122】[11]当該乳剤をメルトの形で60分を超
えて保持する、[3]に記載の方法。
【0123】[12]当該イソチアゾリン−オン化合物
を当該乳剤を保持する前に添加する、[1]に記載の方
法。
【0124】[13]下式
【0125】
【化11】
【0126】(上式中、R1 は置換基であり、Zは置換
または未置換の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子
を含有している)によって表されるイソチアゾリン−オ
ン化合物を含む高カブリハロゲン化銀乳剤を含んでなる
ハロゲン化銀写真要素であって、当該高カブリ乳剤を化
学増感させて冷却した後であるけれども、当該高カブリ
乳剤を、支持体上に塗布する準備としてメルトの形で保
持する前に、当該イソチアゾリン−オン化合物を当該高
カブリ乳剤に添加したものであるハロゲン化銀写真要
素。
【0127】[14]Zが置換または未置換の5または
6員の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有し
ている、[13]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0128】[15]Zが置換または未置換の5員の非
芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有している、
[14]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0129】[16]R1 が水素原子または置換もしく
は未置換の脂肪族基、芳香族基もしくは複素環式基であ
る、[13]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0130】[17]R1 が水素原子または置換もしく
は未置換の脂肪族基、芳香族基もしくは複素環式基であ
る、[14]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0131】[18]R1 が水素原子または1〜6個の
炭素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基、6
〜10個の炭素原子を有する置換もしくは未置換のアリー
ル基または置換もしくは未置換の5または6員の複素環
である、[13]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0132】[19]R1 が水素原子または1〜6個の
炭素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基、6
〜10個の炭素原子を有する置換もしくは未置換のアリー
ル基または置換もしくは未置換の5または6員の複素環
である、[14]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0133】[20]R1 が水素原子または1〜6個の
炭素原子を有する置換もしくは未置換のアルキル基であ
る、[15]に記載のハロゲン化銀写真要素。
【0134】[21]当該乳剤をメルトの形で60分を超
えて保持する、[13]に記載のハロゲン化銀写真要
素。
【0135】[22]当該乳剤をメルトの形で60分を超
えて保持する、[14]に記載のハロゲン化銀写真要
素。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高カブリ乳剤を化学増感させて冷却して
    おくこと、 当該高カブリ乳剤を、支持体上に塗布する準備としてメ
    ルトの形で保持すること、そして前記保持の前または前
    記保持の間に、当該乳剤を下式 【化1】 (上式中、R1 は置換基であり、Zは置換または未置換
    の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有してい
    る)によって表されるイソチアゾリン−オン化合物と接
    触させること、を含む、ハロゲン化銀乳剤におけるカブ
    リを低減する方法。
  2. 【請求項2】 下式 【化2】 (上式中、R1 は置換基であり、Zは置換または未置換
    の非芳香環を形成するのに必要な炭素原子を含有してい
    る)によって表されるイソチアゾリン−オン化合物を含
    む高カブリハロゲン化銀乳剤を含んでなるハロゲン化銀
    写真要素であって、 当該高カブリ乳剤を化学増感させて冷却した後であるけ
    れども、当該高カブリ乳剤を、支持体上に塗布する準備
    としてメルトの形で保持する前に、当該イソチアゾリン
    −オン化合物を当該高カブリ乳剤に添加したものである
    ハロゲン化銀写真要素。
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