JP2000131318A - 快・不快ストレス状態解析方法 - Google Patents

快・不快ストレス状態解析方法

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JP2000131318A
JP2000131318A JP10300965A JP30096598A JP2000131318A JP 2000131318 A JP2000131318 A JP 2000131318A JP 10300965 A JP10300965 A JP 10300965A JP 30096598 A JP30096598 A JP 30096598A JP 2000131318 A JP2000131318 A JP 2000131318A
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stress
pleasant
unpleasant
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indicator substance
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JP10300965A
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Hirotomo Ochi
宏倫 越智
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Nikken Foods Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人間の感じるストレスを快、不快の両面でと
らえ、これらを的確な指標を定めて測定、把握すると共
に、ストレスの度合い、程度を数値化し、総合的に解析
する。 【解決手段】 人間の血液又は尿あるいは唾液中におけ
る人間の快ストレス及び不快ストレスに関係する指標物
質の項目を縦軸又は横軸に表すと共に、被検者における
指標物質の過不足程度を表す数値を横軸又は縦軸に表し
て図表化した快・不快ストレス状態判断表。被検者につ
いて指標物質を測定して得た測定値を、予め定められて
いる各指標物質についての標準値と比較してその過不足
程度を表す数値に換算し、これを、各指標物質ごとに前
記快・不快ストレス状態判断表に記入し、各指標物質の
過不足程度を表した前記換算値が存在する範囲に基づい
て、被検者の快・不快ストレス状態を解析する快・不快
ストレス状態解析方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人間が感じてい
る快ストレス及び不快なストレスの状態を把握するため
に用いられる快・不快ストレス状態判断表と快・不快ス
トレス状態解析方法に関し、特に、人間の血液や尿、唾
液の中に含まれ、人間の快・不快ストレスに関係する複
数の指標物質を測定することにより、人間が感じている
快ストレス及び不快なストレスの状態を把握するために
用いられる快・不快ストレス状態判断表と快・不快スト
レス状態解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ストレスの医学的定義は、外から体に加
えられた何らかの刺激によって、一定に保たれていた体
に乱れを生ずることであり、その刺激から体を防御する
ために体が起こす反応のことをいう。このストレスは、
不快症状や体調不良が現れて不快なストレスと感じた
り、逆に心身共に快適なストレスとして感じられるもの
がある。従来、被検者(検査を受ける者)のストレス状
態の判断、解析は、不快的な面での心身の状態をチェッ
クするべく、問診表によるストレス自己診断や、脳波や
目の動きを見る精神生理学的検査、血液検査、面接など
を行い、その結果に基づいて、ストレスの段階付けを行
うものであった。そして、これに基づき、ストレスに有
効なコントロール法を被検者に指導していた。
【0003】前記従来の方法によれば、不快的な面での
ストレスを把握する事を主眼としており、人間が感じる
快的な面でのストレスを把握することは考慮されておら
ず、ストレスを快、不快の両面でとらえ、両者を組み合
わせて総合的に判断、解析することは行われていなかっ
た。
【0004】また、人間が感じる快、不快のストレスを
的確な指標を定めて測定、把握することは行われていな
かった。
【0005】さらに、ストレスの度合い、程度を数値化
し、グラフなどに図表化して表す方法と、このように数
値化、図表化して表すことに用いる手段、かかる手段を
用いて人間が感じているストレスを簡便に判断、解析す
る方法は提案されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人間の感じ
るストレスを快、不快の両面でとらえ、両者を組み合わ
せて総合的に判断、解析する方法と、これに用いられる
手段としての快・不快ストレス状態判断表を提案し、こ
れによって、人間が感じる快、不快のストレスを的確な
指標を定めて測定、把握すると共に、ストレスの度合
い、程度を数値化し、グラフなどに図表化して表し、人
間が感じているストレスを簡便に判断、解析する方法を
提案することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、人間の血液、
尿、唾液の中における人間の快ストレス及び不快ストレ
スに関係する指標物質、好ましくはそれぞれ複数の指標
物質を採用し、臨床的、検査学的に異常を示さない人、
いわゆる正常人の血液、尿、唾液中における前記指標物
質を測定し、得られた測定値を平均して各指標物質につ
いての標準値を定めると共に、被検者の血液、尿、唾液
の中の一種又は複数種中における前記指標物質を測定
し、得られた測定値を前記標準値と比較して各指標物質
ごとにその過不足程度を表した数値(換算値)を求める
ことによって、また、快ストレスに関係する指標物質の
過不足程度を表す数値(換算値)、不快ストレスに関係
する指標物質の過不足程度を表す数値(換算値)が、そ
れぞれ、どの程度であるかを同時的に把握し、両者の結
果を同時的に把握・採用できるようにして、前記課題を
解決したものである。
【0008】すなわち、前記採用した指標物質の各項目
(少なくとも一つの快ストレスに関係する指標物質の項
目と少なくとも一つの不快ストレスに関係する指標物質
の項目)をグラフなどの図表の横軸又は縦軸に記載し、
前記各指標物質(少なくとも一つの快ストレスに関係す
る指標物質と少なくとも一つの不快ストレスに関係する
指標物質)の過不足程度を表す数値を当該図表の縦軸又
は横軸に記載して構成した快・不快ストレス状態判断表
を提供することにより、さらに、被検者から把握された
前記各指標物質(少なくとも一つの快ストレスに関係す
る指標物質と少なくとも一つの不快ストレスに関係する
指標物質)の過不足程度を表す数値を当該快・不快スト
レス状態判断表に記入し、前記数値がいかなる範囲に存
在するかに基づいて、また快ストレスに関係する指標物
質の過不足程度を表す数値、不快ストレスに関係する指
標物質の過不足程度を表す数値が、それぞれ、いかなる
範囲に存在するかを同時的に把握し、両者から把握され
る状況を組み合わせて被検者の快・不快ストレス状態を
解析することにより、前記課題を解決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】すなわち、この発明が提案する快
・不快ストレス状態判断表は、人間の血液(血液、全
血、血清又は血漿)又は尿あるいは唾液中における人間
の快ストレス及び不快ストレスに関係する指標物質の項
目を縦軸又は横軸に表すと共に、被検者の血液(血液、
全血、血清又は血漿)又は尿あるいは唾液中における前
記指標物質の過不足程度を表す数値を横軸又は縦軸に表
して図表化したことを特徴とする快・不快ストレス状態
判断表である。また、この発明が提案する他の快・不快
ストレス状態判断表は、人間の血液又は尿あるいは唾液
中における人間の快ストレス及び不快ストレスに関係す
る指標物質の項目を縦軸又は横軸に表し、被検者の血液
又は尿あるいは唾液中における前記指標物質の過不足程
度を表す数値を横軸又は縦軸に表すと共に、前記横軸と
縦軸とで画される象限に前記各指標物質についての標準
域を設けて図表化したことを特徴とする快・不快ストレ
ス状態判断表である。
【0010】前記において、指標物質としては以下のも
のを採用することができる。すなわち、脳内での神経伝
達物質の脳内ホルモンが快、不快、喜怒哀楽などの様々
な感情を作り出していることに鑑み、快感を感じたとき
に分泌されるホルモンであるβ−エンドルフィン、ドー
パミン、セロトニン、メラトニン、甲状腺刺激ホルモン
放出ホルモン(以下、本明細書において「TRH」とい
う)、コレシストキニンを人間の快ストレスに関与する
指標物質として、また不快を感じたときに分泌されるホ
ルモンであるコルチゾール、アドレナリン、副腎皮質刺
激ホルモン(以下、本明細書において「ACTH」とい
う)、サイロキシン(T4)を人間の不快ストレスに関
与する指標物質として採用することができる。前記人間
の快ストレスに関与する指標物質、人間の不快ストレス
に関与する指標物質は、それらの中の少なくとも一種ず
つを組み合わせて採用することができる。前記の快スト
レスに関与する指標物質、不快ストレスに関与する指標
物質を、それぞれ、複数種ずつ採用すれば、被検者(検
査を受ける者)の快・不快ストレス状態を総合的に判断
する上で、より有効である。なお、本発明においては、
快・不快ストレス状態を総合的に判断、解析するため
に、前記人間の快ストレスに関与する指標物質の中の少
なくとも一種と人間の不快ストレスに関与する指標物質
の中の少なくとも一種とを組み合わせて採用する必要が
ある。
【0011】さらに、快・不快ストレスの強さと関係す
る免疫グロブリンA(以下、本明細書において「Ig
A」という)、プラスタグランジンD2、プラスタグラ
ンジンE2、プラスタグランジンE2a、アデノシント
リホスフェイト(以下、本明細書において「ATP」と
いう)の中の少なくとも一種をも、指標物質として採用
すれば、快・不快ストレス状態をより総合的、多面的に
判断、解析することができる。
【0012】以下、これらの指標物質について簡単に説
明する。
【0013】β−エンドルフィン 「エンドルフィン」という言葉は、すべての内在的なモ
ルヒネ様の化合物に適用されるものである。モルヒネ受
容体として働く3つのペプチドが、視床下部−下垂体抽
出物から分離されており、これらは、α、β、γ−エン
ドルフィンとして知られ、β−リポトロピンの前駆体で
ある91のアミノ酸の一部を構成している。これらの中
で、β−リポトロピンの61番から91番までの残基の
部分を指すβ−エンドルフィン(C−フラグメントとも
呼ばれる)が最も強い効果を持ち、痛みの感覚を軽減
し、感情に影響する。
【0014】ドーパミン ドーパミンとは、ジヒドロキシフェニルアラニン(DO
PA)の脱カルボキシル化によって脳内で作られるカテ
コールアミン神経伝達物質であって、分子式C8 11
2 、分子量153.18の内在的なカテコールアミン
である。ドーパミンは、アドレナリン様の神経の活性を
調節し、覚醒と、運動能を調節する。ドーパミンの脳内
における濃度の減少はパーキンソン病と関係がある。
【0015】セロトニン(5−Hydroxy try
amine or 5−HT) セロトニンは、トリプトファンから作られるインドール
アミン神経伝達物質で、特に、脳、血清、胃粘膜に存在
し、血管収縮、平滑筋の刺激、神経細胞間のインパルス
の伝達、体の周期的な作用の調整として働く。セロトニ
ンは、感情、睡眠、欲求、痛みにおいても重要な役割を
果たす。うつ病患者における多数の研究によれば、脳や
髄液(CSF)中の主な代謝産物である5−hydro
xyindoleacetic acid(5−HIA
A)の量が減少することが発見されており、これは、う
つ病患者において、セロトニンの代謝が減少しているこ
とを示唆するものである。また、脳内でのセロトニンと
5−HIAAの量が自殺をした人では減少していたこと
が報告されており、自殺未遂をした人は、そううつ病で
あってもなくても、髄液中の5−HIAAの量が減少し
ていたことが発見されている。
【0016】メラトニン メラトニンはセロトニン由来のホルモンで、トリプトフ
ァンの代謝生成物である。松果体腺で作られる。光の照
射によって調節され、穏やかな睡眠薬としての機能があ
る。いわゆる時差ぼけの治療に効果を発揮する。メラト
ニンによる他の感情の混乱としては、推測的に、SA
D、そううつ病、精神分裂病があげられている。
【0017】TRH TRHはトリペプチドで、下垂体や前視床下部に高濃度
で存在する。甲状腺刺激ホルモン(TSH)の下垂体で
の放出を刺激し、甲状腺の制御において重要な役割を果
たすものである。また、甲状腺の機能の刺激に加えて、
TRHの放出は、プロラクチンの分泌を増加させる。T
RHは抗うつに影響し、普通の人に穏やかな幸福感を与
える。
【0018】コレシストキニン コレシストキニンは、高分子の生物学的活性を示し、強
力な作用を有する。脾臓の酵素の放出や、胆嚢の萎縮を
刺激し、十二指腸中の食物によって制御される。初めて
分離されたコレシストキニンは、33のアミノ酸からな
るペプチドCCK−33であった。後になって、トリプ
シンの消化により、C末端の8のアミノ酸からなるペプ
チドであるCCK−8が発見された。コレシストキニン
のオクタペプチドの形が、脳や消化管において、最も多
く見られる。
【0019】コルチゾール(ヒドロコルチゾン) コルチゾールは、分子式C21305 、分子量362.
47のステロイドホルモンであって、副腎皮質で作られ
る。腺下垂体の視床下部とACTHからの副腎皮質刺激
ホルモン放出ホルモン(CRH)によって調節される。
すべての栄養素の代謝、血中糖濃度の制御、成長、スト
レスの減少効果、ACTHの分泌に影響する。
【0020】アドレナリン(エピネフリン) アドレナリンは、分子式C9 13NO3 で、分子量は1
83.20の、ほとんどの種の副腎の脊髄で生成される
交感神経興奮作用のあるホルモンである。心拍数、血圧
を増加させ、細動脈の直径を制御し、平滑筋の収縮を刺
激し、血中糖濃度を増加させる役割を果たす。交感神経
系で制御されている。
【0021】ACTH 39のアミノ酸の鎖状構造からなる下垂体ホルモンであ
る。副腎皮質ステロイドの分泌を刺激し、視床下部副腎
皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)によって制御
される。
【0022】サイロキシン(T4) サイロキシン(T4)の分子式はC5 114 NO
4 で、分子量は776.93である。代謝速度、交感神
経系への心血管系の感受性を増大させ、骨格筋の成熟と
恒常性に影響する。腺下垂体からの甲状腺刺激ホルモン
(TSH)によって制御される。
【0023】IgA IgAは、ヒトに存在する5つの大きな免疫グロブリン
クラス(抗体)の一つで、全体の免疫グロブリンの13
%を占めている。分子量は160,000で、2量体と
して存在している。IgAは、涙、唾液、汗のような漿
粘液性の分泌物に選択的に存在し、微生物による攻撃か
ら体表面を守る機能、粘着細胞の表面への微生物の付着
を防ぐ機能によって、体組織に微生物が入るのを防いで
いる。IgAは、通常の血清には1.4〜4ミリグラム
(mg)/ミリリットル(ml)の濃度で存在する。
【0024】プラスタグランジンD2 プラスタグランジンD2は、ヒトにおいて睡眠を誘導す
る物質として報告されている。
【0025】プラスタグランジンE2 プラスタグランジンE2の分子式は、C20325 で、
分子量は、354.48である。最も一般的で、生物的
に強力な、哺乳類のプロスタグランジンである。
【0026】プラスタグランジンE2a プラスタグランジンE2aは、プラスタグランジンE2
の還元物質で、その分子式はC20345 、分子量は3
54.49である。血管収縮の原因となり、ルテオリン
活性を示す。妊娠と重要な関わりがある。
【0027】ATP RNA合成の直接の前駆物質で、それと共に生体におけ
るエネルギー伝達体として数多くのエネルギー代謝に関
与し、エネルギーの獲得及び利用に重要な役割を果たし
ている。
【0028】前記において、指標物質は、被検者(検査
を受ける者)から採取した血液(指標物質に応じて、血
液、全血、血清、血漿の中のいずれかの中において測定
する)又は尿あるいは唾液のいずれかの中において測定
することができるが、各指標物質に応じて測定するのに
適したものの中において測定する。
【0029】前記において、快・不快ストレス判断表の
横軸又は縦軸に表す被検者の血液又は尿あるいは唾液中
における前記指標物質の過不足程度を表す数値は、例え
ば、標準値に対応する数値を100とし、この数値10
0を挟んで、0から200までの数値とすることができ
る。
【0030】この標準値とは、いわゆる正常値のことで
あって、正常人の示す数値及び性状のことをいうが、正
確には、正常人を選別して正常値が設定されることはな
く、一般に、臨床的、検査学的に異常を示さない人を
「正常人」とし、この「正常人」の示す数値を集積し、
平均を求めたものである。
【0031】正常人の示す数値には、ある程度の幅が存
在するが、このような幅の存在は、技術的変動、個人間
変動、個人内変動に起因する。個人間変動は、人種、年
齢、性、環境、習慣差などが原因となり、個人内変動で
は日内、日差、季節差、性周期などが原因となる。
【0032】そこで、本発明においては、標準値=正常
値=臨床的、検査学的に異常を示さない人の示す数値の
平均±2SD(標準偏差)の範囲を標準域と定めた。正
規分布である場合には、この「平均値±2SD(標準偏
差)」の範囲に全体の95.4%が含まれることになる
程であり、前記のように、正常人の示す数値にある程度
の幅が存在する下であっても、正常人が示す数値のほと
んどが含まれる「平均値±2SD(標準偏差)」の範囲
(標準域)であれば、正常(臨床的、検査学的に異常は
示されない)と考えられるからである。
【0033】前記における横軸又は縦軸に表す数値は、
被検者から得た測定値を前記複数の指標物質についての
標準値と比較してその過不足程度を簡便に表せるもので
あれば良く、前記のように標準値に対応する数値を10
0とし、この数値100を挟んで、0から200まで、
あるいは0から300までの数値とする他、標準値に対
応する数値を50とし、この数値50を挟んで、0から
100までの数値とするなど、種々の表し方がある。
【0034】前記のように標準値に対応する数値を10
0とすれば、 「被検者から得た測定値」÷「標準値」×100 という数式を用いることによって、各指標物質の過不足
程度を表す数値(換算値)を求めることができる。
【0035】この計算によって、例えば、25という数
値が出れば、被検者の当該指標物質は、臨床的、検査学
的に異常を示さない人(正常人)の指標物質の測定値の
平均に比較して非常に低いということがわかり、逆に前
記の計算によって、例えば、175という数値が出れ
ば、被検者の当該指標物質は、正常人の測定値の平均に
比較して非常に高いということがわかる。
【0036】前記の快・不快ストレス状態判断表におい
ては、快・不快ストレス状態を視覚的に容易に把握でき
るものであれば良いので、複数の指標物質の項目を縦軸
に表した場合には、被検者における前記複数の指標物質
の過不足程度を表す数値を横軸に表し、逆に複数の指標
物質の項目を横軸に表した場合には、前記数値を縦軸に
表すことができる。
【0037】また、図表としては、棒グラフ、折れ線グ
ラフ、点グラフ等のグラフとして表すものの他、前記の
ように縦軸又は横軸に記載した「複数の指標物質の項
目」と「数値」に対応させて被検者から得た測定値を前
記複数の指標物質についての標準値と比較してその過不
足程度を表す数値に換算し、各指標物質ごとに記入する
ことができ、記入された結果を視覚的に簡便に把握する
ことができると共に、快ストレスに関与する指標物質の
標準値に比較した多寡の状態とその存在する位置・範囲
・領域、不快ストレスに関与する指標物質の標準値に比
較した多寡の状態とその存在する位置・範囲・領域を、
同時的に把握し、両者の状態を組み合わせて快・不快ス
トレス状態の解析に供し得るものであれば、種々の図、
表を用いることができる。
【0038】また、この発明が提案する快・不快ストレ
ス状態解析方法は、被検者の血液又は尿あるいは唾液の
中における人間の快ストレスに関係する指標物質を測定
して得た測定値及び不快ストレスに関係する指標物質を
測定して得た測定値を、予め定められている各指標物質
についての標準値と比較してその多寡を把握し、前記快
ストレスに関係する指標物質についての多寡の状態及び
不快ストレスに関係する指標物質についての多寡の状態
を組み合わせて被検者の快・不快ストレス状態を解析す
る快・不快ストレス状態解析方法である。より具体的に
は、被検者の血液又は尿あるいは唾液中の人間の快スト
レス及び不快ストレスに関係する指標物質を測定して得
た測定値を、各指標物質についての標準値と比較してそ
の過不足程度を表した数値とし、これを、各指標物質ご
とに前記いずれかの快・不快ストレス状態判断表に記入
し、各指標物質についての過不足程度を表した数値が存
在する範囲に基づいて被検者の快・不快ストレス状態を
解析する快・不快ストレス状態解析方法である。
【0039】本発明の快・不快ストレス状態解析方法に
おいては、快ストレスに関係する指標物質(好ましくは
複数の指標物質)のみならず不快ストレスに関係する指
標物質(好ましくは複数の指標物質)をも採用し、各指
標物質について標準値と比較した過不足程度を把握し、
快ストレスに関係する指標物質の過不足状況、不快スト
レスに関係する指標物質の過不足状況を組み合わせて、
被検者の快・不快ストレス状態を解析するので、より総
合的、多面的、的確に解析、判断を行うことができる。
【0040】また、前記のようにして把握した各指標物
質の過不足程度を表す数値を、快・不快ストレス状態判
断表に記入し、快ストレスに関係する指標物質、不快ス
トレスに関係する指標物質が、それぞれ、標準の状態、
不足している状態、足りている状態のいずれかにあるか
を視覚的に、かつ、簡便に把握し、しかも快ストレスに
関係する指標物質の過不足状態と不快ストレスに関係す
る指標物質の過不足状態とを同時的に把握し、快ストレ
ス及び不快ストレスに関係する指標物質の過不足程度の
組み合わせによって、総合的に被検者の快・不快ストレ
ス状態を解析することができる。
【0041】
【実施例1】以下、添付図面を用いて、この発明の好ま
しい実施例を説明する。
【0042】人間の快ストレスに関与する指標物質とし
てβ−エンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、メラ
トニン、TRH、コレシストキニン、人間の不快ストレ
スに関与する指標物質としてコルチゾール、アドレナリ
ン、ACTH、サイロキシン(T4)を採用すると共
に、快・不快ストレスの強さと関係するIgA、プラス
タグランジンD2、プラスタグランジンE2、プラスタ
グランジンE2a、ATPを指標物質として採用した。
【0043】臨床的、検査学的に異常を示さない人を正
常人とし、この正常人が下記の表中に記載した測定部
位、測定方法で前記指標物質を測定した際に示した数値
を積算し、平均をとって標準値とした。また、この正常
人が示す数値のほとんどが含まれる範囲、すなわち、平
均値(標準値)±2SD(標準偏差)の範囲を標準域と
した。この標準域であれば、臨床的、検査学的に異常を
示さない状態にあると考えられる。
【0044】
【表1】
【0045】前記の表1においては、各指標物質ごと
に、表中に示した測定部位、測定法で測定を行ったが、
測定部位、測定法はこれに限られること無く、各指標物
質について好ましい測定部位、測定法を選択・採用し、
臨床的、検査学的に異常を示さない人について測定し、
測定値を積算、平均して標準値を定め、また統計学的に
当該平均値=標準値±2SD(標準偏差)の範囲を標準
域とすることができる。次に、前記各指標物質の項目を
横軸に表し、前記各指標物質の過不足程度を表す数値を
縦軸に表してグラフとし、図1に表す本発明の快・不快
ストレス状態判断表を準備した。
【0046】図1の快・不快ストレス判断表において、
横軸の「指標項目」に記載されている数字は、前記表1
の各指標物質に付けられている番号の数字に対応してい
る。また、縦軸の数字は、標準値に対応する数値を10
0とし、各指標物質の過不足程度を0〜200の数値で
表すべく数値を記入したものである。
【0047】被検者の快・不快ストレス状態の判断は、
この快・不快ストレス判断表を用いて以下のように行わ
れる。
【0048】被検者の血液等を採取し、各指標物質ごと
に表1に示されている測定部位、測定法にて指標物質を
測定する。測定の結果得られた測定値を、各指標物質に
ついての標準値に比較してそれぞれの過不足程度を数値
化し、その数値を快・不快ストレス判断表に記入する。
図1の場合は、各指標物質ごとに棒グラフにして表した
ものである。
【0049】図1に表した被検者の場合、指標項目1の
β−エンドルフィンと、指標項目8のコレシステキニ
ン、指標項目18のATPについての測定値は、平均値
すなわち標準値の1.2倍程度であったため、数値12
0前後のところに記入され、指標項目11のアドレナリ
ンについての測定値は、平均値すなわち標準値の0.5
倍程度であったため、数値50前後のところに記入さ
れ、指標項目16のプラスタグランジンE2についての
測定値は、平均値すなわち標準値の0.75倍程度であ
ったため、数値75前後のところに記入されている。
【0050】このように本発明の快・不快ストレス状態
判断表を用いれば、快感を感じたときに分泌されるホル
モン及び不快を感じたときに分泌されるホルモンが、そ
れぞれ、正常人(臨床的、検査学的に異常を示さない
人)の平均的な分泌量に比較して多いか、少ないかを、
しかも単なる物理的な測定量として多いか少ないかでは
なく、標準値に比較して多いか少ないかということを視
覚的に、簡便に把握することができるので、快・不快ス
トレス状態の解析を簡単に行うことができる。
【0051】しかも、快ストレスに関する指標物質のみ
ならず不快ストレス関する指標物質についても同時にそ
の多寡を把握できるので、両者から把握される結果を組
み合わせて、人間の快・不快ストレス状態の解析をより
総合的、多面的、的確に行うことができる。
【0052】
【実施例2】前記実施例1と同様にして、横軸に前記実
施例1の表1の各指標物質につけられている番号の数字
に対応する数字を記入することによって横軸に各指標物
質の項目を記入する。また、各指標物質の過不足程度を
表す数値を、標準値に対応する数値を100とし、0〜
200の数値で記入する。さらに、この実施例において
は、前記各指標物質についての標準域を前記横軸と縦軸
とで画される象限に設けて本発明の快・不快ストレス状
態判断表を準備した。
【0053】この各指標物質についての標準域は、実施
例1の表1において示されている各指標物質ごとの標準
域の下限の値を下限標準値、上限の値を上限標準値と
し、標準値を数値100に対応させた場合の、下限標準
値、上限標準値にそれぞれ対応する数値(換算値)を求
め、この求められた数値(換算値)で画される範囲を標
準域としたものである。
【0054】例えば、指標項目1の指標物質であるβ−
エンドルフィンについては標準値が2.4であり、下限
標準値が1.2、上限標準値が3.6であるので、標準
値を数値100に換算したのに対応させた下限標準値、
上限標準値を数値化(換算)するとそれぞれ50と15
0になり、これが標準域となる。
【0055】標準域はこのようにして求めているので、
各指標物質とも、快・不快ストレス状態判断表において
標準値に対応する数値である100の上下に標準域が設
けられることになるが、この標準域の幅、広さは、各指
標物質ごとに異なる(例えば、β−エンドルフィンにつ
いては前記のように50〜150が標準域であったが、
標準値が234、下限標準値が79、上限標準値が39
0であるIgAの場合には、34〜167が標準域とな
る)。そこで、実施例1の表1に基づいて各指標物質ご
との下限標準値に対応する数値(換算値)、上限標準値
に対応する数値(換算値)を求め、これを結んで標準域
を画すると、図2に現されているように、折れ線で現さ
れるようになる。
【0056】この実施例で説明した快・不快ストレス状
態判断表を用いて、被検者の快・不快ストレス状態を解
析する方法も前記実施例1で説明したのと同様であり、
被検者の血液等を採取して各指標物質を測定し、測定の
結果得られた測定値を、各指標物質についての標準値に
比較してそれぞれの過不足程度を数値化し、その数値
(換算値)を快・不快ストレス状態判断表に記入する。
こうして、快感を感じたときに分泌されるホルモン及び
不快を感じたときに分泌されるホルモンが、それぞれ、
正常人(臨床的、検査学的に異常を示さない人)の平均
的な分泌量に比較して多いか、少ないか、を視覚的に、
簡便に把握し、更に快ストレスに関与する指標物質の多
寡及び不快ストレスに関与する指標物質の多寡を同時的
に把握し、これを組み合わせて快・不快ストレス状態の
解析を行うものである。
【0057】さらに、標準域を前記のように、指標物質
の項目を記入した横軸と、指標物質についての過不足の
程度を表す数値を記入した縦軸とで画される象限に設け
た本実施例の快・不快ストレス状態判断表においては、
以下のようにして、より、効果的に快・不快ストレス状
態の解析を行うことができる。
【0058】すなわち、人間の快ストレスに関与する指
標物質であるβ−エンドルフィン、ドーパミン、セロト
ニン、メラトニン、TRH、コレシストキニン(以下こ
れらを「快ストレス指標物質群」という)、人間の不快
ストレスに関与する指標物質であるコルチゾール、アド
レナリン、ACTH、サイロキシン(T4)(以下これ
らを「不快ストレス指標物質群」という)、快・不快ス
トレスの強さと関係するIgA、プラスタグランジンD
2、プラスタグランジンE2、プラスタグランジンE2
a、ATP(以下これらを「その他の指標物質群」とい
う)のそれぞれについて、被検者の過不足程度を表す数
値が、快・不快ストレス状態判断表のどの範囲、領域に
位置しているのかを把握し、さらに、快ストレス指標物
質群、不快ストレス指標物質群、その他の指標物質群の
それぞれについて被検者の過不足程度を表す数値が存在
している範囲、領域の組み合わせによって、快・不快ス
トレス状態の解析を行うものである。
【0059】以下、説明を簡単にするために、図2に記
載したように、快ストレス指標物質群において、指標物
質の過不足程度を表す数値が標準域より高い範囲、領域
を「快−A」、快ストレス指標物質群において、指標物
質の過不足程度を表す数値が標準域より低い範囲、領域
を「不快−A」とする。一方、不快ストレス指標物質群
において、指標物質の過不足程度を表す数値が標準域よ
り高い範囲、領域を「不快−B」、不快ストレス指標物
質群において、指標物質の過不足程度を表す数値が標準
域より低い範囲、領域を「快−B」とする。また、その
他の指標物質群において、指標物質の過不足程度を表す
数値が標準域より高い範囲、領域を「不快−C」、その
他の指標物質群において、指標物質の過不足程度を表す
数値が標準域より低い範囲、領域を「快−C」と表示す
る。
【0060】快ストレス指標物質群と、不快ストレス指
標物質群、その他の指標物質群とでは、標準域を挟ん
で、「快」「不快」が逆転しているのは、快ストレス指
標物質群においては、各指標物質の分泌量が多い方が被
検者が快ストレスを感じ、一方、不快ストレス指標物質
群、その他の指標物質群においては、各指標物質の分泌
量が多い方が被検者が不快ストレスを感じるからであ
る。
【0061】快ストレス指標物質群、不快ストレス指標
物質群、その他の指標物質群の各指標物質群ごとの過不
足程度を表す数値が、いかなる範囲、領域に存在してい
るか、その組み合わせによって、快・不快ストレス状態
は、下記の表のように解析することができる。
【0062】
【表2】
【0063】図2は、被検者から得られた測定値を標準
値=100と数値化(換算)したのに対応させて過不足
程度を表す数値に換算し、点(1a、・・・・、18
a)として記入したものであるが、快ストレス指標物質
群は、快−A、不快ストレス指標物質群、その他の指標
物質群は、それぞれ、快−B、快−Cに位置しているの
で、前記表2に記載した解析手法に従って、被検者は、
「高い快ストレス状態にある」と判断することができ
る。
【0064】前記表2に示したように、この発明によれ
ば、快ストレス指標物資の多寡、不快ストレス指標物資
の多寡を同時的に把握し、両者の状況を組み合わせて判
断することにより被検者の快・不快ストレス状態を総合
的、的確に把握することができるが、更に、その他の指
標物質についての多寡をも同時的に把握し、これをも組
み合わせることとすれば、より多面的、総合的、的確に
被検者の快・不快ストレス状態を解析することができ
る。
【0065】なお、この実施例では、各指標物質につい
ての被検者の過不足程度を表す数値を点で記入したが、
棒グラフとして表すことも可能である。
【0066】また、この実施例で、図2中、「標準域」
と表した部分を青色、「快−A、快−B、快−C」と表
した部分を黄色、「不快−A、不快−B、不快−C」と
表した部分を赤色のように、それぞれ異なる色で彩色す
れば、より視覚的に見やすくなり、快・不快ストレス状
態の把握、解析に、より利用しやすくなる。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、被検者において、快
感を感じたときに分泌されるホルモン及び不快を感じた
ときに分泌されるホルモンが、正常人(臨床的、検査学
的に異常を示さない人)の平均的な分泌量(標準値)に
比較して多いか、少ないかを、しかも単なる物理的な測
定量として多いか少ないかではなく、標準値に比較して
多いか少ないかを視覚的に、簡便に把握することがで
き、快・不快ストレス状態の解析を簡単に行うことがで
きる。
【0068】しかも、快ストレスに関する指標物質のみ
ならず不快ストレス関する指標物質についても同時的に
その多寡を把握できるので、両者から把握される状態を
組み合わせて、人間の快・不快ストレス状態の解析をよ
り総合的、多面的、的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の快・不快ストレス状態判断表に被検
者の各指標物質についての過不足程度を表す数値を棒グ
ラフにして記入した状態を表す平面図。
【図2】 本発明の他の快・不快ストレス状態判断表に
被検者の各指標物質についての過不足程度を表す数値を
点で記入した状態を表す平面図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ・不快ストレス状態解析方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間の血液又は尿あるいは唾液中におけ
    る人間の快ストレス及び不快ストレスに関係する複数の
    指標物質の項目を縦軸又は横軸に表すと共に、被検者の
    血液又は尿あるいは唾液中における前記複数の指標物質
    の過不足程度を表す数値を横軸又は縦軸に表して図表化
    したことを特徴とする快・不快ストレス状態判断表。
  2. 【請求項2】 人間の血液又は尿あるいは唾液中におけ
    る人間の快ストレス及び不快ストレスに関係する複数の
    指標物質の項目を縦軸又は横軸に表し、被検者の血液又
    は尿あるいは唾液中における前記複数の指標物質の過不
    足程度を表す数値を横軸又は縦軸に表すと共に、前記横
    軸と縦軸とで画される象限に前記各指標物質についての
    標準域を設けて図表化したことを特徴とする快・不快ス
    トレス状態判断表。
  3. 【請求項3】 指標物質は、人間の快ストレスに関与す
    るホルモンであるβ−エンドルフィン、ドーパミン、セ
    ロトニン、メラトニン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモ
    ン、コレシストキニンの中の少なくとも一種、及び、人
    間の不快ストレスに関与するホルモンであるコルチゾー
    ル、アドレナリン、副腎皮質刺激ホルモン、サイロキシ
    ン(T4)の中の少なくとも一種としたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の快・不快ストレス状態判断表。
  4. 【請求項4】 指標物質として、さらに、免疫グロブリ
    ンA、プラスタグランジンD2、プラスタグランジンE
    2、プラスタグランジンE2a、アデノシントリホスフ
    ェイトの中の少なくとも一種を用いることを特徴とする
    請求項3記載の快・不快ストレス状態判断表。
  5. 【請求項5】 被検者の血液又は尿あるいは唾液の中に
    おける人間の快ストレスに関係する指標物質を測定して
    得た測定値及び不快ストレスに関係する指標物質を測定
    して得た測定値を、予め定められている各指標物質につ
    いての標準値と比較してその多寡を把握し、前記快スト
    レスに関係する指標物質についての多寡の状態及び不快
    ストレスに関係する指標物質についての多寡の状態を組
    み合わせて被検者の快・不快ストレス状態を解析する快
    ・不快ストレス状態解析方法。
  6. 【請求項6】 被検者の血液又は尿あるいは唾液の中に
    おける人間の快ストレス及び不快ストレスに関係する指
    標物質を測定して得た測定値を、予め定められている各
    指標物質についての標準値と比較してその過不足程度を
    表す数値に換算し、これを、各指標物質ごとに請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項記載の快・不快ストレス状
    態判断表に記入し、各指標物質についての過不足程度を
    表した前記換算値が当該快・不快ストレス状態判断表に
    おいて存在する範囲に基づいて被検者の快・不快ストレ
    ス状態を解析する快・不快ストレス状態解析方法。
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