JP2000130996A - 地雷処理装置および方法 - Google Patents

地雷処理装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植生および崩壊土砂の除去作業等の準備作業
も含めてシステム的に作業を進めることができ、対戦車
地雷、不発弾等の処理と区別して対人地雷の処理を安全
かつ確実に行うことができ、処理後の農地への改良作業
も効率的に行える。 【解決手段】 バックホウ等のショベル機で使用する重
機車両1の起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に、レー
キ26付きのロータリーカッタ9とスケルトンバケットと
をアタッチメントとして交換可能に取付け、さらに、セ
ンサー部17をアーム2の横側に取付けた装置を使用し、
ロータリーカッタ9で植生を除去し、また、スケルトン
バケットで崩壊土砂を除去し、センサー部17で対人地雷
と対戦車地雷・不発弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾
の場合はロータリーカッタのレーキまたはスケルトンバ
ケットで露出させ、運搬して処理し、対人地雷の場合は
ロータリーカッタ9の高速回転により破壊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地雷を効率的に処
理でき、合わせて地雷処理後に農地改良で農耕地の確保
をも考慮した地雷処理装置と方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地雷の中で対人用の地雷の処理は、従
来、全て手作業で行われている。詳しくは、まず、大抵
長い棒体に固定した金属探知機に似た地雷探知機を使っ
て一つずつ探知する。探知が出来たなら、水をまき、土
を柔らかくした上で地雷の状況を確認する。刷毛等で土
を除き地雷を見える状態にしてから火薬を仕掛けて誘爆
させるものである。
【0003】このように従来の地雷の処理は、一つずつ
専門的技術を持つ者の経験とカンに頼って処理を行って
いるのでは、多くの時間と労力を費やさざるを得ないこ
とはいうまでもない。
【0004】そこで、無限軌道車、特にブルドーザを地
雷掃討のために使用することにより、地雷掃討に伴う危
険に曝されることなく、能率的に掃討を行なうことがで
きるものとして特開平7-71898 号公報の無限軌道車があ
る。
【0005】これは、前部構造体を備えており、この前
部構造体が液圧或いは空圧により作動するシリンダーピ
ストンユニットと場合によっては無限軌道車に旋回可能
に枢着固定されている台枠を介して無限軌道車と上下動
可能に作用結合されており、走行方向で前方および後方
が少なくとも部分的に開いているボックスを備え、この
ボックスがその内部に本質的に走行方向に対して横方向
にも設けられている、特に液圧により回転駆動されるフ
ライスドラムを備えていて、このフライスドラムが車両
走行方向と反対方向に回転し、地雷をフライスドラムの
前方に送り、そこで圧力負荷の下で地雷の爆破が行なわ
れるようになるとある。
【0006】他の地雷処理機として、特開平8-320199号
公報にあるような、シャベル等で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に設ける装置として、水平
な回転駆動軸に超合金による唐ざお式のハンマー体を多
数並設したものも提案されていて、これを地面に近づ
け、回転駆動軸を回転駆動するとハンマー体が地面を打
つ。そして地雷が埋まっているとしてもハンマー体がこ
の地雷も粉砕するものであり、ケース等の外装からハン
マー体で砕かれる地雷は大きく爆発することもなく、粉
々になって破壊される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小型のプラス
チック地雷である対人用の地雷は雨期に雨で流され、浮
遊地雷として放置水田に埋まっているケースも多く、探
知するにも難しい場合も多い。また、放置時間が長くな
ると灌木、葦、草等の植生で覆われてしまうことや土
壁、土塁、堤防等の崩壊土砂で埋まってしまう場合もあ
り、地雷処理の作業に至る前にこれらの作業環境を整え
る準備作業が必要となるが、従来はこのような準備作業
に対する配慮はなされていなかった。
【0008】また、埋まっているのは対人地雷のみとは
限らず、対戦車地雷、不発弾等もあり、これらを対人地
雷と同じような処理を行うのでは大きな事故につながり
かねない。爆破力が大きい対戦車地雷等では車体等を損
傷するおそれもある。
【0009】さらに、地雷処理エリアを農地に改良する
には別の農機具で行なわなければならず、面倒である。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、植生および崩壊土砂の除去作業等の準備作業も含め
てシステム的に作業を進めることができ、対戦車地雷、
不発弾等の処理と区別して対人地雷の処理を安全かつ確
実に行うことができ、処理後の農地への改良作業も効率
的に行える地雷処理装置と方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、地雷処理及び農地改良装置としては、第1
に、バックホウ等のショベル機で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に、ロータリーカッタとス
ケルトンバケットとをアタッチメントとして交換可能に
取付け、さらに、センサー部をアーム横側に取付けたこ
と、第2に、ロータリーカッタはレーキ付きのものであ
ること、第3に、ロータリーカッタは回転ドラムにカッ
タビットを渦巻き方向を回転方向に合わせて螺旋状に配
列すること、第4に、アーム先端にリンク機構の先にア
タッチメント側のピンの抱持間隔を可変とするスライド
機構を組み込んだアタッチメント着脱装置を設け、この
アタッチメント着脱装置を介してロータリーカッタやス
ケルトンバケットを取り付けること、第5に、アームの
先端で横側に地雷探知機としてのセンサー部を取付ける
ことを要旨とするものである。
【0012】また、地雷処理及び農地改良方法として
は、バックホウ等のショベル機で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に、レーキ付きのロータリ
ーカッタとスケルトンバケットとを交換可能に取付け、
さらに、センサー部をアーム横側に取付けた装置を使用
し準備作業として、ロータリーカッタで灌木、葦、草等
の植生を除去し、また、スケルトンバケットで土壁、土
塁、堤防等の崩壊土砂を除去し、センサー部で対人地雷
と対戦車地雷・不発弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾
の場合はロータリーカッタのレーキまたはスケルトンバ
ケットで露出させ、事後、人力等で爆発地点に運搬し処
理し、対人地雷の場合はロータリーカッタの高速回転に
より破壊すること、および、ロータリーカッタのカッタ
ビットを交換して地雷処理作業後にこのロータリーカッ
タで農耕を行うことを要旨とするものである。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、アタッチ
メントとしてのロータリーカッタを取付けることにより
探知作業を妨害する樹木、灌木、葦を切断、チップ化、
除草することができる。また、スケルトンバケットを取
り付けることにより、探知作業や処理作業の障害となる
土壁、土塁、堤防等の崩壊土を元地面近くまで排除する
ことができる。
【0014】このように事前準備作業を行って、センサ
ー部で地雷を探知し、その際、対人地雷と対戦車地雷・
不発弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾はスケルトンバ
ケットで掘り出す。また、対人地雷の場合はロータリー
カッタのガの高速回転により、爆発することなく破壊さ
れ、破片が地上に放出される。
【0015】さらに地雷処理後の農地改良処理作業もロ
ータリーカッタを用いて行うことができる。
【0016】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、準備作業においてロータリーカッタにより切
断され、地上に倒れた樹木等が事後の探知作業を妨害す
る場合、レーキを使用してこれを掻き寄せて除去するこ
とができる。さらに、土を攪拌して耕作地となるような
開拓作業にも応用できる。
【0017】請求項3記載の本発明によれば、カッタビ
ットの配列で螺旋をなすようにしたので、切削の際にス
クリュー効果を発揮し、ブッシュ等が絡み付かないし、
また、ロータリーカッタを逆転(リバース)させて使用
すると、横方向への排土作用が得られる。
【0018】請求項4記載の本発明によれば、アタッチ
メントの交換を迅速、簡単に行うことができる。
【0019】請求項5記載の本発明によれば、アームの
先端で横側に地雷探知機としてのセンサー部を取付ける
ことで、アームを介してセンサー部を自由に移動でき、
しかも地雷処理を行うロータリーカッタとの連携を密に
して、地雷探知から処理に至る効率的な作業をすること
ができる。
【0020】請求項6記載の本発明によれば、前記作業
とほぼ同様であるが、作業を妨害する地上の各種植生の
処理・除去・地雷等地下埋設物の探知・確認・表示及び
地雷等の処理・除去をシステムとして効率的に行うこと
ができる。
【0021】請求項7記載の本発明によれば、前記請求
項6の作用に加えて地雷処理後の農地改良処理作業もカ
ッタビットを取り替えるだけでロータリーカッタを用い
て行うことができるので、別の農耕機械を用いる必要は
ない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。先に、本発明の地雷処理装置
と地雷処理方法のシステム的概要を図12について説明す
ると、地雷処理システムと農地改良システムとの組み合
わせからなり、さらに、地雷処理システムは対人地雷の
処理システムと対戦車地雷(及び不発弾)処理システム
とに分かれる。対象となるのは荒地、対人地雷原、対戦
車原である。
【0023】本発明の地雷処理装置としては、図1、図
2に示すように、バックホー等のシャベル等で使用する
重機車両(ベースマシン)1を使用するが、この重機車
両1には起伏かつ屈折自在なアーム2が設けられてい
る。3は運転席(キャビン)、4は走行のための履帯で
あるが、このようなクローラ式のものの他に図3、図4
に示すような履帯の代わりに車輪25を有するホイールタ
イプのものでもよい。履帯4では急な斜面等で威力を発
揮するが、ホイールタイプの場合は平地での前(後)進
力が増す。
【0024】起伏かつ屈折自在なアーム2はブーム2
a、アーム2b、ブームシリンダ2c、アームシリンダ
2d、バケットシリンダ2eで構成され、その先端には
リンク機構5aの先にアタッチメント側のピン6の抱持
間隔を可変とするネジハンドル式のスライド機構5bを
組み込んだアタッチメント着脱装置5を設けた。このア
タッチメント着脱装置5はアタッチメントのピン6を抜
かずに組み替えできるものでクイックヒッチと称せら
れ、その詳細は図26、図27で交換動作を説明する。
【0025】スライド機構5bは可動爪5cとロックバ
ー5dとセットスクリュー5eからなる。脱着はアタッ
チメント側の油圧ホースを外した状態でこのアタッチメ
ント着脱装置5側にピンに合わせたもう片側の可動爪5
cを縮めておき、もう一つのピンに合わせた後、セット
スクリュー5eを工具で回して可動させロックバー5d
でロックさせる。
【0026】運転席3の窓ガラスのうちフロントガラス
およびフロアガラスにはポリカーボネイト板の27mm防弾
合わせシートによる特殊防弾ガラス7を採用し、通常の
ガラスの約200 倍の強度を持たせた。さらに、その前面
には50mmメッシュの鋼製網体によるガード8を設ける。
図示は省略するが、重機車両の本体及びトラックの下部
には鉄製のアンダーカバーを設けて機械の内部のガード
を行う。
【0027】さらに、重機車両(ベースマシン)1の補
強については、前記アンダーカバーのみでなく図28〜図
31のような対応も可能であり、鉄板によるハイテンショ
ンプレート(80kgf /cm2 )によるサイドガード42、レ
ックスガード43、天井ガード44、キャブサイドガード4
5、フロアガード46、サポートビーム47等を付加するこ
ともできる。
【0028】前記起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に
アタッチメント着脱装置5を介して取付けるアタッチメ
ントとしては、回転ドラム10の周面に適宜間隔でカッタ
ビット11を植設したロータリーカッタ9と、マス目構造
16aを有するスケルトンバケット16とからなる。
【0029】ロータリーカッタ9は図15〜図16に示すよ
うに油圧モータ直結型として左右に駆動モータ12を回転
ドラム10の回転軸に結合した。
【0030】さらにロータリーカッタ9はレーキ26を横
側に突設し、また、図16、図17に示すように背面側にフ
ラップ式の飛散防止ブレード27を設ける。この飛散防止
ブレード27は図17〜図19のようにその開閉角度を変える
が、図17は後述の地雷処理時での飛散防止状態、図18は
ブッシュ処理時、図19は農地改良時である。
【0031】ロータリーカッタ9のカッタビット11は、
炭素鋼を材質とするもので、図20に示すようにカッタホ
ルダー13を回転ドラム10の周面に溶接して設け、このカ
ッタホルダー13にボルト14で締結する。そして、カッタ
ビット11は下端を二股部11aとし、この部分をカッタホ
ルダー13の中央薄肉部13aに嵌め込み、ボルト14を貫通
させる。また、カッタホルダー13はロータリーカッタ9
の回転方向の後方側を大きく、または厚くして強度を高
め、カッタビット11にかかる曲げ応力や衝撃荷重を十分
受けられるようにしている。
【0032】図中11bはカッタビット11の超硬チップ
で、カッタビット11はこの超硬チップ11bの形状で図20
に示す剣先型の他に、図21、図22のように平刃H型、平
刃I型が選択可能である。
【0033】図32、図33はロータリーカッタ9における
回転ドラム10のカッタホルダー13とカッタビット11の配
列を示すもので、回転ドラム10の回転軸に対して斜め方
法に並び、渦巻き方向を回転方向に合わせて螺旋状をな
すようにした。カッタビット11の総数は本実施形態では
40個であるが、斜線部分の位置に配置されたいる片側
2個、計4個のカッタビット11は図33に示すように片側
に傾けるようにしている。
【0034】ロータリーカッタ9はフード24内に約3分
の2程度が収納され、下側の約3分の1程度が突出し、
一例として、掘削外径はφ900mm 〜φ800mm 、回転数50
0 〜650rpm、トルクMAX 128 kg・m、切削速度(先端)
MAX85km/h 〜MAX110km/h、刃先端掘削力284kg 〜319kg
、定格圧力280kg /cm2 、定格流量165 〜210 リット
ル/min 、定格出力107kw 、質量 (カッタ1400kg〜2000
kgで、少なくとも深さ30cm程度以上まで切削可能なもの
とする。これは前記従来例で示した特開平8-320199号公
報の地雷処理機の回転径の約2倍以上の径を有し、掘削
深さも6倍以上のものである。
【0035】前記カッタビット11の配置で螺旋をなすよ
うにしたので、切削の際にスクリュー効果を発揮し、ブ
ッシュ等が絡み付かないし、また、ロータリーカッタ9
を逆転(リバース)させて使用すると、横方向への排土
作用が得られる。
【0036】レーダ式地雷探知機として、アーム2の先
端で横側にセンサー部17を取付ける。レーダ式地雷探知
機はこのセンサー部17と図示は省略するが運転室内に設
置する信号処理部及びモニタ用CRTにより構成され
る。
【0037】センサー部17はジャッキ式の伸縮アームに
より繰り出し可能なものであり、このセンサー部17をア
ーム2の動きとジャッキ式の伸縮アームの動きで一定の
条件で移動させ、地下1m以内にある埋設物を探知し、
その材質、種類を識別できる。CRT上に材質、位置、
深さを標示する。
【0038】また、センサー部17の近傍に図23に示すよ
うなマーキングシステムの噴射ノズル18を設けるが、こ
の噴射ノズル18は切替用電磁弁23を備え、噴射用ポンプ
20を途中に設けた送水パイプ22で着色水貯水タンク19と
接続する。位置確定後、このマーキングシステムで地上
に塗料を噴射して埋設物を標示できる。
【0039】探知装置は、埋設物の有無を探知するモー
ドと探知後に正確な情報を明らかにする精密モードの2
段階で行う。探知された埋設物に材質は、CRTに識別
標示する。
【0040】図24に油圧回路を示すと、32はロータリー
カッタ9用の油圧モータ、33はアーム2等の本体旋回用
の油圧モータであるが、これらは通常、油圧タンク36か
らの油をメインポンプ34でメイン切替弁35で切り換えて
油圧モータ32,33を複合駆動する。しかし、この場合、
ロータリーカッタ9の負荷や操作レバーの操作角度等に
より本体旋回用の油圧モータ33の速度が変化して均一な
定速旋回が不可能である。同様にロータリーカッタ9の
回転もアンバランスになる。
【0041】そこで本発明は、別のサブポンプ37を設け
て、サブ切替弁38で合流ブロック39a,39bを介して油
圧モータ32,33 を旋回させるようにした。このように合
流ブロック39を介することで、ロータリーカッタ9とア
ーム2等の本体旋回用のシステムが切り替えにより比較
的簡単にでき、相互に独立し、旋回時にロータリーカッ
タ9の回転速度が変化しないため、均一、確実な作業が
可能となる。すなわち、本体旋回用の油圧モータ33に種
々の流量の違う回路から油を流すことにより、作業にあ
った旋回速度を選択できる。また、バケットなど複合動
作の必要な作業においては、従来の油圧ショベルがもっ
ている機能がそのまま生きるため掘削等の複合性も失わ
れない。
【0042】また、比例電磁式絞り弁40(圧力補償機能
付)を追加することにより旋回速度電流調整ダイヤル41
で旋回速度を旋回負荷圧力に関係なく任意に調整でき
る。
【0043】なお、前記メイン切替弁35やサブ切替弁38
に油圧タイプのものを採用し、別の電磁弁で選択切替え
し、同じ操作レバーで実施することも可能である。
【0044】図25に示すように、前記マス目構造16aを
有するスケルトンバケット16はその底部外側に磁石15を
設けるようにしてもよい。この磁石15は電磁石であり、
後述の不発弾等の破片除去に使用できる。
【0045】次にこのような地雷処理装置を用いて行う
本発明の地雷処理方法について説明する。図13にブロッ
ク図を示すが、各種情報の事前調査結果から、地雷等が
あると予想される場所に本発明の地雷処理装置装置(シ
ステム)を使用する場合、全体作業の効率性のため、事
前の作業準備が必要である。
【0046】先ず、作業位置を確認する。作業開始点に
基準杭を打ち、杭の位置を明確な測量点からプロットす
る。これは、作業記録、報告、地雷処理地図作製のため
重要である。次いで、作業区画を設定する。作業区画
は、機械本体の移動距離を最小にし、作業効率を上げる
よう、地形や植生に応じ、アタッチメントであるロータ
リーカッタ9やスケルトンバケット16の適正な交換を考
慮して順序を計画する。
【0047】重機車両1は履帯4や車輪25で前進・後退
し、また旋回する。運転席3に作業者が乗り、これを運
転するが起伏かつ屈折自在なアーム2によりロータリー
カッタ9やスケルトンバケット16を操作するが、地表を
覆う樹木、灌木、葦、草が地雷等探知作業や処理作業を
妨害する場合、これらを事前に除去する。図5、図6に
示すように灌木、葦、草は、ロータリーカッタ9が横か
ら旋回しつつ移動することにより、簡単に処理できる。
図5は立木処理の場合、図6はブッシュ除去の場合であ
る。
【0048】しかし、植生に中に隠れて不発弾があると
予想され、作業前の視認が困難な場合、作業段階により
安全を確保する。第1段階は、地上30〜40cmの高さで、
不発弾に触れないように植生をカットする。この後、地
上の不発弾の有無を確認する。もし、不発弾が発見され
たらロータリーカッタ前側のレーキを使い、安全に掬い
上げ、機械本体後方に排除し、事後、人力により運搬
し、処理される。
【0049】第2段階は、事後の探知作業を容易に行え
るように、植生を10cm以下にカットする。図7に示すよ
うにカットされた植生が、地上に10cm以下の高さに集積
されたり、灌木が高く倒れた状況のとき、ロータリーカ
ッタ9の横側のレーキ26を使い、これを排除する。樹高
20cm以上の樹木は、間隔が狭いと探知作業等に影響する
が、10cm以上に間隔が開いていれば問題がないので、こ
れを目安に、邪魔なものは切断、除去する。樹高の高い
木は2段階に分けて切断し、倒壊した木はレーキ26を使
いこれを排除する。
【0050】土壁、土塁、堤防等の崩壊により、土が元
の地表を深く覆い、探知作業や処理作業の障害となる場
合、スケルトンバケットを使用し、元地面近くまで土を
排除してから事後の作業を行う。
【0051】前記の作業実施間、土中に地雷等に圧力を
かけ、爆発を起こさないような安全作業に留意して行
う。また、本発明におけるロータリーカッタシムテムに
よる各種作業を行うとき、機械本体横に1名を配置し、
運転手と連携して作業要領の確認、指示を行う。
【0052】図8に探知作業を示すが、アーム2の横側
にセットするセンサー部17での探知作業は、2段階に分
けて行う。第1段階は、探知モードで作業する。センサ
ー部底面を地上5〜10cmの一定高に保ち、旋回速度2km
/h〜4km/hでアームを旋回させて探知作業を行う。
【0053】地中に埋設物を探知すると、音声による発
見信号が発せられる。続いて、第2段階の精密モードに
切り替え、正確な情報を探知する。センサー部17を発見
位置の前後に繰り返し走査し、埋設物の種類、正確な深
さ、位置、材質の種別を明らかにし、CRTに映し出
し、記録する。
【0054】位置が確定したら、センサー部17を地雷等
の上に止め、図23に示すマーキングシステムで地上に標
示塗料21を噴射する。この標示塗料21の噴射は着色水貯
水タンク19からの着色水が切替用電磁弁23で切り替えら
れて噴射ノズル18からの噴射で行われる。
【0055】探知作業により明らかになった対戦車地
雷、不発弾は、事後のロータリーカッタによる対人地雷
処理の安全確保のため、これを処理する。図9に示すよ
うにスケルトンバケット16を使用し、標示された位置の
土中にある対戦車地雷、不発弾を爆発させないように慎
重に掘り出し、機械本体後方にスケルトンバケット16内
の土を少しずつ蒔きだし、対戦車地雷、不発弾を分離
し、露出させる。事後、人力等により、爆発地点に運搬
し処理する。
【0056】対人地雷の処理は、探知作業により明らか
になった対人地雷の位置を重点に、全ての地域をロータ
リーカッタ9により隈なくクリアリングし、対人地雷を
処理する。図10に示すように処理作業は、ロータリーカ
ッタ9のガイド底面を地表に接触させながら、旋回し、
ロータリーカッタ9のカッタビットの刃先が地下30cmま
で達するようにする。土地の固さや地面に凹凸に応じ、
旋回速度を変化させたり、2段階作業により十分な深さ
を確保する。
【0057】未処理部分の無いよう、探知作業と同様、
5〜10cmをオーバーラップさせる。対人地雷は、ロータ
リーカッタ9の高速回転により、爆発することなく破壊
され、破片が地上に放出される。種類によっては、信管
のみが破裂することがあるが、装置に対する影響はな
い。
【0058】前記作業により、対人地雷は30cmまで、対
戦車地雷及び不発弾は1mまで処理される。さらに、安
全確認のため、処理した全域にわたり、残った地雷等が
無いかをセンサー部17によりチェックする。これによ
り、この地域の処理が確実に行われたことが確認され
る。
【0059】地雷処理後の農地改良は、図14に示すよう
に荒地や放置された農耕地の改良作業と同様である。図
11に示すようにロータリーカッタ9を用いたリクレーマ
作業であるが、この場合ロータリーカッタ9のカッタビ
ット11の超硬チップ11bは図21、図22のように平刃H
型、平刃I型に交換すれば、広い農地を早く処理するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明の地雷処理装置
と地雷処理方法は、植生および崩壊土砂の除去作業等の
準備作業も含めてシステム的に作業を進めることがで
き、対戦車地雷、不発弾等の処理と区別して対人地雷の
処理を安全かつ確実に行うことができ、処理後の農地へ
の改良作業も効率的に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地雷処理装置の第1実施形態を示すロ
ータリーカッタ使用時の斜視図である。
【図2】本発明の地雷処理装置の第1実施形態を示すス
ケルトンバケット使用時の斜視図である。
【図3】本発明の地雷処理装置の第2実施形態を示すロ
ータリーカッタ使用時の斜視図である。
【図4】本発明の地雷処理装置の第2実施形態を示すス
ケルトンバケット使用時の斜視図である。
【図5】本発明の地雷処理装置および方法で、立木処理
の説明図である。
【図6】本発明の地雷処理装置および方法で、ブッシュ
除去の説明図である。
【図7】本発明の地雷処理装置および方法で、レーキ作
業の説明図である。
【図8】本発明の地雷処理装置および方法で、地雷探査
作業の説明図である。
【図9】本発明の地雷処理装置および方法で、対戦車地
雷、不発弾処理の説明図である。
【図10】本発明の地雷処理装置および方法で、対人地
雷処理の説明図である。
【図11】本発明の地雷処理装置および方法で、地雷処
理後の農地改良作業の説明図である。
【図12】本発明の地雷処理装置および方法のシムテム
概要を示すブロック図である。
【図13】本発明の地雷処理装置および方法のうち地雷
処理の概要を示すブロック図である。
【図14】本発明の地雷処理装置および方法のうち農地
改良の概要を示すブロック図である。
【図15】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分を示す正面図である。
【図16】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分を示す平面図である。
【図17】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分で地雷処理時での側面図である。
【図18】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分でブッシュ処理時での側面図である。
【図19】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分で農地改良時での側面図である。
【図20】ロータリーカッタのカッタホルダーとカッタ
ビットの斜視図である。
【図21】ロータリーカッタのカッタビットの他例を示
す斜視図である。
【図22】ロータリーカッタのカッタビットのさらに他
例を示す斜視図である。
【図23】マーキングシステムの説明図である。
【図24】油圧回路図である。
【図25】スケルトンバケット使用の他例を示す側面図
である。
【図26】アタッチメント着脱装置の伸ばした状態の説
明図である。
【図27】アタッチメント着脱装置の縮めた状態の説明
図である。
【図28】重機車両で補強を強化した例の左側面図であ
る。
【図29】重機車両で補強を強化した例の平面図であ
る。
【図30】重機車両で補強を強化した例の右側面図であ
る。
【図31】重機車両で補強を強化した例の正面図であ
る。
【図32】ロータリーカッタでのカッタビットの配列を
示す展開図である。
【図33】ロータリーカッタでのカッタビットの配列を
示す説明図である。
【符号の説明】
1…重機車両 2…起伏かつ屈
折自在なアーム 2a…ブーム 2b…アーム 2c…ブームシリンダ 2d…アームシ
リンダ 2e…バケットシリンダ 3…運転席 4…履帯 5…アタッチメ
ント着脱装置 5a…リンク機構 5b…スライド
機構 5c…可動爪 5d…ロックバ
ー 5e…セットスクリュー 6…ピン 7…特殊防弾ガ
ラス 8…ガード 9…ロータリー
カッタ 10…回転ドラム 11…カッタビッ
ト 11a…二股部 11b…超硬チッ
プ 12…駆動モータ 13…カッタホル
ダー 13a…中央薄肉部 14…ボルト 15…磁石 16…スケルトンバケット 16a…マス目構
造 17…センサー部 18…噴射ノズル 19…着色水貯水タンク 20…噴射用ポン
プ 21…標示塗料 22…送水パイプ 23…切替用電磁弁 24…フード 25…車輪 26…レーキ 27…飛散防止ブレード 28…噴射ノズ
ル 29…着色貯水タンク 30…噴射用ポン
プ 32,33 …油圧モータ 34…メインポン
プ 35…メイン切替弁 36…油圧タンク 37…サブポンプ 38…サブ切替弁 39a,39b…合流ブロック 40…比例電磁式絞り弁(圧力補償機能付) 41…旋回速度電流調整ダイヤル 42…サイドガード 43…レックスガ
ード 44…天井ガード 45…キャブサイ
ドガード 46……フロアガード 47…サポートビ
ーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月31日(1999.8.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 地雷処理装置および方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地雷を効率的に処
理でき、合わせて地雷処理後に農地改良で農耕地の確保
をも考慮した地雷処理装置と地雷処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】地雷の中で対人用の地雷の処理は、従
来、全て手作業で行われている。詳しくは、まず、大抵
長い棒体に固定した金属探知機に似た地雷探知機を使っ
て一つずつ探知する。探知が出来たら、水をまき、土を
柔らかくした上で地雷の状況を確認する。刷毛等で土を
除き地雷を見える状態にしてから火薬を仕掛けて誘爆さ
せるものである。
【0003】このように従来の地雷の処理は、一つずつ
専門的技術を持つ者の経験とカンに頼って処理を行って
いるので、多くの時間と労力を費やさざるを得ないこと
はいうまでもない。
【0004】そこで、無限軌道車、特にブルドーザを地
雷掃討のために使用することにより、地雷掃討に伴う危
険に曝されることなく、能率的に掃討を行なうことがで
きるものとして特開平 7-71898号公報の無限軌道車があ
る。
【0005】これは、前部構造体を備えており、この前
部構造体が液圧或いは空圧により作動するシリンダーピ
ストンユニットと場合によっては無限軌道車に旋回可能
に枢着固定されている台枠を介して無限軌道車と上下動
可能に作用結合されており、走行方向で前方および後方
が少なくとも部分的に開いているボックスを備え、この
ボックスがその内部に本質的に走行方向に対して横方向
にも設けられている、特に液圧により回転駆動されるフ
ライスドラムを備えていて、このフライスドラムが車両
走行方向と反対方向に回転し、地雷をフライスドラムの
前方に送り、そこで圧力負荷の下で地雷の爆破が行なわ
れるようになるとある。
【0006】他の地雷処理機として、特開平8-320199号
公報にあるような、シャベル等で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に設ける装置として、水平
な回転駆動軸に超合金による唐ざお式のハンマー体を多
数並設したものも提案されていて、これを地面に近づ
け、回転駆動軸を回転駆動するとハンマー体が地面を打
つ。そして地雷が埋まっているとしてもハンマー体がこ
の地雷も粉砕するものであり、ケース等の外装からハン
マー体で砕かれる地雷は大きく爆発することもなく、粉
々になって破壊される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小型のプラス
チック地雷である対人用の地雷は雨期に雨で流され、浮
遊地雷として放置水田に埋まっているケースも多く、探
知するにも難しい場合も多い。また、放置時間が長くな
ると灌木、葦、草等の植生で覆われてしまうことや土
壁、土塁、堤防等の崩壊土砂で埋まってしまう場合もあ
り、地雷処理の作業に至る前にこれらの作業環境を整え
る準備作業が必要となるが、従来はこのような準備作業
に対する配慮はなされていなかった。
【0008】また、埋まっているのは対人地雷のみとは
限らず、対戦車地雷、不発弾等もあり、これらを対人地
雷と同じような処理を行うのでは大きな事故につながり
かねない。爆破力が大きい対戦車地雷等では車体等を損
傷するおそれもある。
【0009】さらに、地雷処理エリアを農地に改良する
には別の農機具で行なわなければならず、面倒である。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、植生および崩壊土砂の除去作業等の準備作業も含め
てシステム的に作業を進めることができ、対戦車地雷、
不発弾等の処理と区別して対人地雷の処理を安全かつ確
実に行うことができ、処理後の農地への改良作業も効率
的に行える地雷処理装置と方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、地雷処理及び農地改良装置としては、第1
に、バックホウ等のショベル機で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に、回転ドラムにカッタビ
ットを渦巻き方向を回転方向に合わせて螺旋状に配列し
たロータリーカッタを設け、また、このロータリーカッ
タとスケルトンバケットとをアタッチメントとして交換
可能に取付け、さらに、センサー部をアーム横側に取付
けたこと、第2に、ロータリーカッタはレーキ付きのも
のであること、第3に、アーム先端にリンク機構の先に
アタッチメント側のピンの抱持間隔を可変とするスライ
ド機構を組み込んだアタッチメント着脱装置を設け、こ
のアタッチメント着脱装置を介してロータリーカッタや
スケルトンバケットを取り付けること、第4に、アーム
の先端で横側に地雷探知機としてのセンサー部を取付け
ることを要旨とするものである。
【0012】また、地雷処理及び農地改良方法として
は、バックホウ等のショベル機で使用する重機車両の起
伏かつ屈折自在なアーム先端に、レーキ付きのロータリ
ーカッタとスケルトンバケットとを交換可能に取付け、
さらに、センサー部をアーム横側に取付けた装置を使用
し準備作業として、ロータリーカッタで灌木、葦、草等
の植生を除去し、また、スケルトンバケットで土壁、土
塁、堤防等の崩壊土砂を除去し、センサー部で対人地雷
と対戦車地雷・不発弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾
の場合はロータリーカッタのレーキまたはスケルトンバ
ケットで露出させ、事後、人力等で爆発地点に運搬し処
理し、対人地雷の場合はロータリーカッタの高速回転に
より破壊すること、および、ロータリーカッタのカッタ
ビットを交換して地雷処理作業後にこのロータリーカッ
タで農耕を行うことを要旨とするものである。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、アタッチ
メントとしてのロータリーカッタを取付けることにより
探知作業を妨害する樹木、灌木、葦を切断、チップ化、
除草することができる。また、スケルトンバケットを取
り付けることにより、探知作業や処理作業の障害となる
土壁、土塁、堤防等の崩壊土を元地面近くまで排除する
ことができる。
【0014】このように事前準備作業を行って、センサ
ー部で地雷を探知し、その際、対人地雷と対戦車地雷・
不発弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾はスケルトンバ
ケットで掘り出す。また、対人地雷の場合はロータリー
カッタのガの高速回転により、爆発することなく破壊さ
れ、破片が地上に放出される。
【0015】さらに地雷処理後の農地改良処理作業もロ
ータリーカッタを用いて行うことができる。
【0016】特に、カッタビットの配列で螺旋をなすよ
うにしたので、切削の際にスクリュー効果を発揮し、ブ
ッシュ等が絡み付かないし、また、ロータリーカッタを
逆転(リバース)させて使用すると、横方向への排土作
用が得られる。
【0017】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、準備作業においてロータリーカッタにより切
断され、地上に倒れた樹木等が事後の探知作業を妨害す
る場合、レーキを使用してこれを掻き寄せて除去するこ
とができる。さらに、土を攪拌して耕作地となるような
開拓作業にも応用できる。
【0018】請求項3記載の本発明によれば、アタッチ
メントの交換を迅速、簡単に行うことができる。
【0019】請求項4記載の本発明によれば、アームの
先端で横側に地雷探知機としてのセンサー部を取付ける
ことで、アームを介してセンサー部を自由に移動でき、
しかも地雷処理を行うロータリーカッタとの連携を密に
して、地雷探知から処理に至る効率的な作業をすること
ができる。
【0020】請求項5記載の本発明によれば、前記作業
とほぼ同様であるが、作業を妨害する地上の各種植生の
処理・除去・地雷等地下埋設物の探知・確認・表示及び
地雷等の処理・除去をシステムとして効率的に行うこと
ができる。
【0021】請求項6記載の本発明によれば、前記請求
項6の作用に加えて地雷処理後の農地改良処理作業もカ
ッタビットを取り替えるだけでロータリーカッタを用い
て行うことができるので、別の農耕機械を用いる必要は
ない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。先に、本発明の地雷処理装置
と地雷処理方法のシステム的概要を図12について説明す
ると、地雷処理システムと農地改良システムとの組み合
わせからなり、さらに、地雷処理システムは対人地雷の
処理システムと対戦車地雷(及び不発弾)処理システム
とに分かれる。対象となるのは荒地、対人地雷原、対戦
車原である。
【0023】本発明の地雷処理装置としては、図1、図
2に示すように、バックホー等のシャベル等で使用する
重機車両(ベースマシン)1を使用するが、この重機車
両1には起伏かつ屈折自在なアーム2が設けられてい
る。3は運転席(キャビン)、4は走行のための履帯で
あるが、このようなクローラ式のものの他に図3、図4
に示すような履帯の代わりに車輪25を有するホイールタ
イプのものでもよい。履帯4では急な斜面等で威力を発
揮するが、ホイールタイプの場合は平地での前(後)進
力が増す。
【0024】起伏かつ屈折自在なアーム2はブーム2
a、アーム2b、ブームシリンダ2c、アームシリンダ
2d、バケットシリンダ2eで構成され、その先端には
リンク機構5aの先にアタッチメント側のピン6の抱持
間隔を可変とするネジハンドル式のスライド機構5bを
組み込んだアタッチメント着脱装置5を設けた。このア
タッチメント着脱装置5はアタッチメントのピン6を抜
かずに組み替えできるものでクイックヒッチと称せら
れ、その詳細は図26、図27で交換動作を説明する。
【0025】スライド機構5bは可動爪5cとロックバ
ー5dとセットスクリュー5eからなる。脱着はアタッ
チメント側の油圧ホースを外した状態でこのアタッチメ
ント着脱装置5側にピンに合わせたもう片側の可動爪5
cを縮めておき、もう一つのピンに合わせた後、セット
スクリュー5eを工具で回して可動させロックバー5d
でロックさせる。
【0026】運転席3の窓ガラスのうちフロントガラス
およびフロアガラスにはポリカーボネイト板の27mm防弾
合わせシートによる特殊防弾ガラス7を採用し、通常の
ガラスの約 200倍の強度を持たせた。さらに、その前面
には50mmメッシュの鋼製網体によるガード8を設ける。
図示は省略するが、重機車両の本体及びトラックの下部
には鉄製のアンダーカバーを設けて機械の内部のガード
を行う。
【0027】さらに、重機車両(ベースマシン)1の補
強については、前記アンダーカバーのみでなく図28〜図
31のような対応も可能であり、鉄板によるハイテンショ
ンプレート(80kgf/cm2)によるサイドガード42、レック
スガード43、天井ガード44、キャブサイドガード45、フ
ロアガード46、サポートビーム47等を付加することもで
きる。
【0028】前記起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に
アタッチメント着脱装置5を介して取付けるアタッチメ
ントとしては、回転ドラム10の周面に適宜間隔でカッタ
ビット11を植設したロータリーカッタ9と、マス目構造
16aを有するスケルトンバケット16とからなる。
【0029】ロータリーカッタ9は図15〜図16に示すよ
うに油圧モータ直結型として左右に駆動モータ12を回転
ドラム10の回転軸に結合した。
【0030】さらにロータリーカッタ9はレーキ26を横
側に突設し、また、図16、図17に示すように背面側にフ
ラップ式の飛散防止ブレード27を設ける。この飛散防止
ブレード27は図17〜図19のようにその開閉角度を変える
が、図17は後述の地雷処理時での飛散防止状態、図18は
ブッシュ処理時、図19は農地改良時である。
【0031】ロータリーカッタ9のカッタビット11は、
炭素鋼を材質とするもので、図20に示すようにカッタホ
ルダー13を回転ドラム10の周面に溶接して設け、このカ
ッタホルダー13にボルト14で締結する。そして、カッタ
ビット11は下端を二股部11aとし、この部分をカッタホ
ルダー13の中央薄肉部13aに嵌め込み、ボルト14を貫通
させる。また、カッタホルダー13はロータリーカッタ9
の回転方向の後方側を大きく、または厚くして強度を高
め、カッタビット11にかかる曲げ応力や衝撃荷重を十分
受けられるようにしている。
【0032】図中11bはカッタビット11の超硬チップ
で、カッタビット11はこの超硬チップ11bの形状で図20
に示す剣先型の他に、図21、図22のように平刃H型、平
刃I型が選択可能である。
【0033】図32、図33はロータリーカッタ9における
回転ドラム10のカッタホルダー13とカッタビット11の配
列を示すもので、回転ドラム10の回転軸に対して斜め方
法に並び、渦巻き方向を回転方向に合わせて螺旋状をな
すようにした。カッタビット11の総数は本実施形態では
40個であるが、斜線部分の位置に配置されている片側
2個、計4個のカッタビット11は図33に示すように片側
に傾けるようにしている。
【0034】ロータリーカッタ9はフード24内に約3分
の2程度が収納され、下側の約3分の1程度が突出し、
一例として、掘削外径はφ900mm 〜φ800mm 、回転数 5
00〜650rpm、トルクMAX128kg・m、切削速度(先端) M
AX85km/h〜MAX110km/h、刃先端掘削力 284kg〜319kg 、
定格圧力 280kg/cm2、定格流量 165〜210 リットル/mi
n、定格出力 107kw、質量 (カッタ1400kg〜2000kgで、
少なくとも深さ30cm程度以上まで切削可能なものとす
る。これは前記従来例で示した特開平8-320199号公報の
地雷処理機の回転径の約2倍以上の径を有し、掘削深さ
も6倍以上のものである。
【0035】前記カッタビット11の配置で螺旋をなすよ
うにしたので、切削の際にスクリュー効果を発揮し、ブ
ッシュ等が絡み付かないし、また、ロータリーカッタ9
を逆転(リバース)させて使用すると、横方向への排土
作用が得られる。
【0036】レーダ式地雷探知機として、アーム2の先
端で横側にセンサー部17を取付ける。レーダ式地雷探知
機はこのセンサー部17と図示は省略するが運転室内に設
置する信号処理部及びモニタ用CRTにより構成され
る。
【0037】センサー部17はジャッキ式の伸縮アームに
より繰り出し可能なものであり、このセンサー部17をア
ーム2の動きとジャッキ式の伸縮アームの動きで一定の
条件で移動させ、地下1m以内にある埋設物を探知し、
その材質、種類を識別できる。CRT上に材質、位置、
深さを標示する。
【0038】また、センサー部17の近傍に図23に示すよ
うなマーキングシステムの噴射ノズル18を設けるが、こ
の噴射ノズル18は切替用電磁弁23を備え、噴射用ポンプ
20を途中に設けた送水パイプ22で着色水貯水タンク19と
接続する。位置確定後、このマーキングシステムで地上
に塗料を噴射して埋設物を標示できる。
【0039】探知装置は、埋設物の有無を探知するモー
ドと探知後に正確な情報を明らかにする精密モードの2
段階で行う。探知された埋設物に材質は、CRTに識別
標示する。
【0040】図24に油圧回路を示すと、32はロータリー
カッタ9用の油圧モータ、33はアーム2等の本体旋回用
の油圧モータであるが、これらは通常、油圧タンク36か
らの油をメインポンプ34でメイン切替弁35で切り換えて
油圧モータ32,33を複合駆動する。しかし、この場合、
ロータリーカッタ9の負荷や操作レバーの操作角度等に
より本体旋回用の油圧モータ33の速度が変化して均一な
定速旋回が不可能である。同様にロータリーカッタ9の
回転もアンバランスになる。
【0041】そこで本発明は、別のサブポンプ37を設け
て、サブ切替弁38で合流ブロック39a,39bを介して油
圧モータ32,33 を旋回させるようにした。このように合
流ブロック39を介することで、ロータリーカッタ9とア
ーム2等の本体旋回用のシステムが切り替えにより比較
的簡単にでき、相互に独立し、旋回時にロータリーカッ
タ9の回転速度が変化しないため、均一、確実な作業が
可能となる。すなわち、本体旋回用の油圧モータ33に種
々の流量の違う回路から油を流すことにより、作業にあ
った旋回速度を選択できる。また、バケットなど複合動
作の必要な作業においては、従来の油圧ショベルがもっ
ている機能がそのまま生きるため掘削等の複合性も失わ
れない。
【0042】また、比例電磁式絞り弁40(圧力補償機能
付)を追加することにより旋回速度電流調整ダイヤル41
で旋回速度を旋回負荷圧力に関係なく任意に調整でき
る。
【0043】なお、前記メイン切替弁35やサブ切替弁38
に油圧タイプのものを採用し、別の電磁弁で選択切替え
し、同じ操作レバーで実施することも可能である。
【0044】図25に示すように、前記マス目構造16aを
有するスケルトンバケット16はその底部外側に磁石15を
設けるようにしてもよい。この磁石15は電磁石であり、
後述の不発弾等の破片除去に使用できる。
【0045】次にこのような地雷処理装置を用いて行う
本発明の地雷処理方法について説明する。図13にブロッ
ク図を示すが、各種情報の事前調査結果から、地雷等が
あると予想される場所に本発明の地雷処理装置装置(シ
ステム)を使用する場合、全体作業の効率性のため、事
前の作業準備が必要である。
【0046】先ず、作業位置を確認する。作業開始点に
基準杭を打ち、杭の位置を明確な測量点からプロットす
る。これは、作業記録、報告、地雷処理地図作製のため
重要である。次いで、作業区画を設定する。作業区画
は、機械本体の移動距離を最小にし、作業効率を上げる
よう、地形や植生に応じ、アタッチメントであるロータ
リーカッタ9やスケルトンバケット16の適正な交換を考
慮して順序を計画する。
【0047】重機車両1は履帯4や車輪25で前進・後退
し、また旋回する。運転席3に作業者が乗り、これを運
転するが起伏かつ屈折自在なアーム2によりロータリー
カッタ9やスケルトンバケット16を操作するが、地表を
覆う樹木、灌木、葦、草が地雷等探知作業や処理作業を
妨害する場合、これらを事前に除去する。図5、図6に
示すように灌木、葦、草は、ロータリーカッタ9が横か
ら旋回しつつ移動することにより、簡単に処理できる。
図5は立木処理の場合、図6はブッシュ除去の場合であ
る。
【0048】しかし、植生に中に隠れて不発弾があると
予想され、作業前の視認が困難な場合、作業段階により
安全を確保する。第1段階は、地上30〜40cmの高さで、
不発弾に触れないように植生をカットする。この後、地
上の不発弾の有無を確認する。もし、不発弾が発見され
たらロータリーカッタ前側のレーキを使い、安全に掬い
上げ、機械本体後方に排除し、事後、人力により運搬
し、処理される。
【0049】第2段階は、事後の探知作業を容易に行え
るように、植生を10cm以下にカットする。図7に示すよ
うにカットされた植生が、地上に10cm以下の高さに集積
されたり、灌木が高く倒れた状況のとき、ロータリーカ
ッタ9の横側のレーキ26を使い、これを排除する。樹高
20cm以上の樹木は、間隔が狭いと探知作業等に影響する
が、10cm以上に間隔が開いていれば問題がないので、こ
れを目安に、邪魔なものは切断、除去する。樹高の高い
木は2段階に分けて切断し、倒壊した木はレーキ26を使
いこれを排除する。
【0050】土壁、土塁、堤防等の崩壊により、土が元
の地表を深く覆い、探知作業や処理作業の障害となる場
合、スケルトンバケットを使用し、元地面近くまで土を
排除してから事後の作業を行う。
【0051】前記の作業実施間、土中に地雷等に圧力を
かけ、爆発を起こさないような安全作業に留意して行
う。また、本発明におけるロータリーカッタシムテムに
よる各種作業を行うとき、機械本体横に1名を配置し、
運転手と連携して作業要領の確認、指示を行う。
【0052】図8に探知作業を示すが、アーム2の横側
にセットするセンサー部17での探知作業は、2段階に分
けて行う。第1段階は、探知モードで作業する。センサ
ー部底面を地上5〜10cmの一定高に保ち、旋回速度2km
/h〜4km/hでアームを旋回させて探知作業を行う。
【0053】地中に埋設物を探知すると、音声による発
見信号が発せられる。続いて、第2段階の精密モードに
切り替え、正確な情報を探知する。センサー部17を発見
位置の前後に繰り返し走査し、埋設物の種類、正確な深
さ、位置、材質の種別を明らかにし、CRTに映し出
し、記録する。
【0054】位置が確定したら、センサー部17を地雷等
の上に止め、図23に示すマーキングシステムで地上に標
示塗料21を噴射する。この標示塗料21の噴射は着色水貯
水タンク19からの着色水が切替用電磁弁23で切り替えら
れて噴射ノズル18からの噴射で行われる。
【0055】探知作業により明らかになった対戦車地
雷、不発弾は、事後のロータリーカッタによる対人地雷
処理の安全確保のため、これを処理する。図9に示すよ
うにスケルトンバケット16を使用し、標示された位置の
土中にある対戦車地雷、不発弾を爆発させないように慎
重に掘り出し、機械本体後方にスケルトンバケット16内
の土を少しずつ蒔きだし、対戦車地雷、不発弾を分離
し、露出させる。事後、人力等により、爆発地点に運搬
し処理する。
【0056】対人地雷の処理は、探知作業により明らか
になった対人地雷の位置を重点に、全ての地域をロータ
リーカッタ9により隈なくクリアリングし、対人地雷を
処理する。図10に示すように処理作業は、ロータリーカ
ッタ9のガイド底面を地表に接触させながら、旋回し、
ロータリーカッタ9のカッタビットの刃先が地下30cmま
で達するようにする。土地の固さや地面に凹凸に応じ、
旋回速度を変化させたり、2段階作業により十分な深さ
を確保する。
【0057】未処理部分の無いよう、探知作業と同様、
5〜10cmをオーバーラップさせる。対人地雷は、ロータ
リーカッタ9の高速回転により、爆発することなく破壊
され、破片が地上に放出される。種類によっては、信管
のみが破裂することがあるが、装置に対する影響はな
い。
【0058】前記作業により、対人地雷は30cmまで、対
戦車地雷及び不発弾は1mまで処理される。さらに、安
全確認のため、処理した全域にわたり、残った地雷等が
無いかをセンサー部17によりチェックする。これによ
り、この地域の処理が確実に行われたことが確認され
る。
【0059】地雷処理後の農地改良は、図14に示すよう
に荒地や放置された農耕地の改良作業と同様である。図
11に示すようにロータリーカッタ9を用いたリクレーマ
作業であるが、この場合ロータリーカッタ9のカッタビ
ット11の超硬チップ11bは図21、図22のように平刃H
型、平刃I型に交換すれば、広い農地を早く処理するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明の地雷処理装置
と地雷処理方法は、植生および崩壊土砂の除去作業等の
準備作業も含めてシステム的に作業を進めることがで
き、対戦車地雷、不発弾等の処理と区別して対人地雷の
処理を安全かつ確実に行うことができ、処理後の農地へ
の改良作業も効率的に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地雷処理装置の第1実施形態を示すロ
ータリーカッタ使用時の斜視図である。
【図2】本発明の地雷処理装置の第1実施形態を示すス
ケルトンバケット使用時の斜視図である。
【図3】本発明の地雷処理装置の第2実施形態を示すロ
ータリーカッタ使用時の斜視図である。
【図4】本発明の地雷処理装置の第2実施形態を示すス
ケルトンバケット使用時の斜視図である。
【図5】本発明の地雷処理装置および方法で、立木処理
の説明図である。
【図6】本発明の地雷処理装置および方法で、ブッシュ
除去の説明図である。
【図7】本発明の地雷処理装置および方法で、レーキ作
業の説明図である。
【図8】本発明の地雷処理装置および方法で、地雷探査
作業の説明図である。
【図9】本発明の地雷処理装置および方法で、対戦車地
雷、不発弾処理の説明図である。
【図10】本発明の地雷処理装置および方法で、対人地
雷処理の説明図である。
【図11】本発明の地雷処理装置および方法で、地雷処
理後の農地改良作業の説明図である。
【図12】本発明の地雷処理装置および方法のシムテム
概要を示すブロック図である。
【図13】本発明の地雷処理装置および方法のうち地雷
処理の概要を示すブロック図である。
【図14】本発明の地雷処理装置および方法のうち農地
改良の概要を示すブロック図である。
【図15】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分を示す正面図である。
【図16】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分を示す平面図である。
【図17】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分で地雷処理時での側面図である。
【図18】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分でブッシュ処理時での側面図である。
【図19】本発明の地雷処理装置のロータリーカッタ部
分で農地改良時での側面図である。
【図20】ロータリーカッタのカッタホルダーとカッタ
ビットの斜視図である。
【図21】ロータリーカッタのカッタビットの他例を示
す斜視図である。
【図22】ロータリーカッタのカッタビットのさらに他
例を示す斜視図である。
【図23】マーキングシステムの説明図である。
【図24】油圧回路図である。
【図25】スケルトンバケット使用の他例を示す側面図
である。
【図26】アタッチメント着脱装置の伸ばした状態の説
明図である。
【図27】アタッチメント着脱装置の縮めた状態の説明
図である。
【図28】重機車両で補強を強化した例の左側面図であ
る。
【図29】重機車両で補強を強化した例の平面図であ
る。
【図30】重機車両で補強を強化した例の右側面図であ
る。
【図31】重機車両で補強を強化した例の正面図であ
る。
【図32】ロータリーカッタでのカッタビットの配列を
示す展開図である。
【図33】ロータリーカッタでのカッタビットの配列を
示す説明図である。
【符号の説明】 1…重機車両 2…起伏かつ屈
折自在なアーム 2a…ブーム 2b…アーム 2c…ブームシリンダ 2d…アームシ
リンダ 2e…バケットシリンダ 3…運転席 4…履帯 5…アタッチメ
ント着脱装置 5a…リンク機構 5b…スライド
機構 5c…可動爪 5d…ロックバ
ー 5e…セットスクリュー 6…ピン 7…特殊防弾ガ
ラス 8…ガード 9…ロータリー
カッタ 10…回転ドラム 11…カッタビッ
ト 11a…二股部 11b…超硬チッ
プ 12…駆動モータ 13…カッタホル
ダー 13a…中央薄肉部 14…ボルト 15…磁石 16…スケルトン
バケット 16a…マス目構造 17…センサー部 18…噴射ノズル 19…着色水貯水
タンク 20…噴射用ポンプ 21…標示塗料 22…送水パイプ 23…切替用電磁
弁 24…フード 25…車輪 26…レーキ 27…飛散防止ブ
レード 28…噴射ノズル 29…着色貯水タ
ンク 30…噴射用ポンプ 32,33 …油圧モータ 34…メインポン
プ 35…メイン切替弁 36…油圧タンク 37…サブポンプ 38…サブ切替弁 39a,39b…合流ブロック 40…比例電磁式絞り弁(圧力補償機能付) 41…旋回速度電流調整ダイヤル 42…サイドガード 43…レックスガ
ード 44…天井ガード 45…キャブサイ
ドガード 46……フロアガード 47…サポートビ
ーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックホウ等のショベル機で使用する重
    機車両の起伏かつ屈折自在なアーム先端に、ロータリー
    カッタとスケルトンバケットとをアタッチメントとして
    交換可能に取付け、さらに、センサー部をアーム横側に
    取付けたことを特徴とする地雷処理装置。
  2. 【請求項2】 ロータリーカッタはレーキ付きのもので
    ある請求項1記載の地雷処理装置。
  3. 【請求項3】 ロータリーカッタは回転ドラムにカッタ
    ビットを渦巻き方向を回転方向に合わせて螺旋状に配列
    する請求項1または請求項2記載の地雷処理装置。
  4. 【請求項4】 アーム先端にリンク機構の先にアタッチ
    メント側のピンの抱持間隔を可変とするスライド機構を
    組み込んだアタッチメント着脱装置を設け、このアタッ
    チメント着脱装置を介してロータリーカッタやスケルト
    ンバケットを取り付ける請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の地雷処理装置。
  5. 【請求項5】 アームの先端で横側に地雷探知機として
    のセンサー部を取付ける請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の地雷処理装置。
  6. 【請求項6】 バックホウ等のショベル機で使用する重
    機車両の起伏かつ屈折自在なアーム先端に、レーキ付き
    のロータリーカッタとスケルトンバケットとをアタッチ
    メントとして交換可能に取付け、さらに、センサー部を
    アーム横側に取付けた装置を使用し準備作業として、ロ
    ータリーカッタで灌木、葦、草等の植生を除去し、ま
    た、スケルトンバケットで土壁、土塁、堤防等の崩壊土
    砂を除去し、センサー部で対人地雷と対戦車地雷・不発
    弾とを区別し、対戦車地雷・不発弾の場合はロータリー
    カッタのレーキまたはスケルトンバケットで露出させ、
    事後、人力等で爆発地点に運搬し処理し、対人地雷の場
    合はロータリーカッタの高速回転により破壊することを
    特徴とした地雷処理方法。
  7. 【請求項7】 ロータリーカッタのカッタビットを交換
    して地雷処理作業後にこのロータリーカッタで農耕を行
    う請求項6記載の地雷処理方法。
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