JP2000130850A - 貯湯タンク - Google Patents

貯湯タンク

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JP2000130850A
JP2000130850A JP30692198A JP30692198A JP2000130850A JP 2000130850 A JP2000130850 A JP 2000130850A JP 30692198 A JP30692198 A JP 30692198A JP 30692198 A JP30692198 A JP 30692198A JP 2000130850 A JP2000130850 A JP 2000130850A
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JP
Japan
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hot water
storage tank
water
water storage
tank
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Application number
JP30692198A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tanaka
祥雄 田中
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気温水器等に使用される貯湯タンク内の上方
部に貯留する比較的高温の湯を、余すことなく確実に出
湯させる。 【解決手段】タンク1内の上部領域に、中央領域を天井
部1aへ向かって突出させたバッフル部材10を取り付
ける。バッフル部材10中央部の通水開孔12の総開孔
面積より、周縁部の通水開孔14の総開孔面積が大きく
なるように設定する。出湯口2へ向かう湯は、バッフル
部材10中央部の通水開孔12を通過する流れ(A)と
バッフル部材10周縁部の通水開孔14を通過する流れ
(B)とに分流される。中央部の通水開孔12を通過す
る湯Aはそのまま出湯口2へ導かれ周縁部の通水開孔1
4を通過する湯Bは、天井部1aの直下及び近傍であっ
てタンク周壁付近に貯留している湯を出湯口2へ導く。
その結果、タンク1内の上部に貯留する比較的高温の湯
を余すことなく送出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯式電気温水器
等に使用される貯湯タンクの改良に関し、タンク上方部
に貯留する高温の湯を無駄なく出湯できるようにするこ
とを目的とする。
【0002】
【従来の技術】図7は、貯湯式電気温水器などに使用さ
れる従来の貯湯タンク20の一例を示すものである。こ
の貯湯タンク20は、底面中央に給水口21、天井部中
央に出湯口23を有し、タンク20内に設けたヒーター
Hで、貯留した水を所定温度まで加熱し保温するように
設定されている。給水口21から水を導入すると、流入
量に等しい湯が天井部の出湯口23から流出し、所要の
箇所へ供給される。給水口21付近に設けられているの
は、流入する水をタンク20内へ均一に拡散させるため
の拡散板22である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の貯湯タンク
20にあっては、タンク20の上方領域に貯留する比較
的高温の湯を、効率良く取り出すことができない場合が
あった。タンク20内に貯留されている湯は、給水口2
1から水を流入させるに伴い、押し上げられることによ
って出湯口23から流出するが、このときの湯の流れ
は、図中に矢印で示す如く出湯口23へ直接的に向かう
ものとなる。それ故、天井部20aの直下又は近傍であ
ってタンク壁20b付近の領域R(図7中に斜線で示
す)の湯はあまり流動せず、停溜状態となる。このよう
に、前記従来の貯湯タンク20は、比較的高温である上
記領域Rの湯が流出しにくくなっているため、湯の出湯
効率が悪く、短時間で出湯温度の低下をきたすという問
題を抱えている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題に鑑みて改良を加えた貯湯タンクを提供するものであ
って、その特徴とするところは、天井部中央に出湯口を
有する貯湯タンクにおいて、天井部直下又は近傍であっ
て且つタンク壁付近に貯留している湯を、前記出湯口へ
導く手段を設けたことにある。
【0005】前記手段の一つの実施形態として、中央部
と周縁部とに通水開孔を有し、中央部の通水開孔の総開
孔面積よりも周縁部の通水開孔の総開孔面積が大きく設
定されているバッフル部材を、タンク内の上部領域に設
けることが挙げられる。この場合、前記バッフル部材
は、通水開孔を含む中央領域を天井部へ向かって突出す
るように形成することができ、さらに、前記バッフル部
材の突出部を円錐台形状に形成し、その頂面に通水開孔
を設けた構造とすることができる。
【0006】また前記手段の別の実施形態として、前記
出湯口に、底面と側周面とに通水開孔を有する導水部材
を装着し、該導水部材における底面側の通水開孔の総開
孔面積よりも側周面の通水開孔の総開孔面積を大きく設
定するという構成を採用することが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1乃至図3
に本発明に係る貯湯タンク1の第1の実施形態を例示す
る。この貯湯タンク1は、例えば貯湯式電気温水器Dに
内蔵されるものである。図1に示すように、貯湯タンク
1は、天井部中央に出湯口2が、底部中央に給水口3が
設けられている。上記出湯口2は、温水器Dの出湯部6
と給湯管4で接続されており、また上記給水口3は、温
水器Dの給水部7と減圧弁8を介し給水管5で接続され
ている。貯湯タンク1内には、貯留した水を所定温度ま
で沸かし上げ保温するためのヒーターHが設けられる。
また給水口3の近傍には、タンク1内に流入する水を拡
散させるための拡散板Gが設けられている。
【0008】本実施形態の特徴とするところは、タンク
1内の上部領域に、図2に示すような、中央領域を天井
部1aへ向かって円錐台形状に突出させたバッフル部材
10を取り付けたところにある。このバッフル部材10
は、突出部11における頂面に適数個の通水開孔12が
設けられている。周縁部には適当間隔で切欠13が設け
られており、当該バッフル部材10をタンク1内へ装着
したときに、図3に示す如く、タンク1の周壁1b内面
とこの切欠13との間に通水開孔14が形成される。そ
して当該バッフル部材10は、中央部の通水開孔12の
総開孔面積よりも、周縁部の通水開孔14の総開孔面積
が大きくなるように設定されている。なお、各通水開孔
12,14の開孔面積の具体的な値は、タンクの容量や
給水流量に応じて適宜設定される。
【0009】前記の如く構成される貯湯タンク1におけ
る湯の流れは次の如くとなる。出湯に際し、給水口3か
ら流入する水によって押し上げられ出湯口2へ向かう湯
は、図3に矢印で示すように、バッフル部材10の中央
部の通水開孔12を通過する流れ(A)と、バッフル部
材10周縁部の通水開孔14を通過する流れ(B)とに
分流される。中央部の通水開孔12を通過する湯Aは、
そのまま出湯口2へ導かれる。周縁部の通水開孔14を
通過する湯Bは、天井部1aの直下及び近傍であってタ
ンク周壁付近に貯留している湯を、出湯口2へ導く。そ
の結果、タンク1内の上部に貯留する比較的高温の湯を
余すことなくほぼ均一に送出することができるので、従
来より出湯効率が改善される。
【0010】図4は、本発明に係る前記貯湯タンク1
と、図7に示す従来の貯湯タンク1との出湯効率を有効
出湯時間で比較したグラフである。貯湯量,給水流量及
び給水温度,沸かし上げ温度等の諸条件を同一にして出
湯を実行した場合、従来の貯湯タンクは、時間t1で湯
温の低下をきたすのに対し、本発明の貯湯タンクによれ
ば、出湯温度をより長い時間t2まで維持することがで
きた。すなわち本発明によれば、有効出湯時間が延長す
るから、有効出湯量の増大がもたらされる。
【0011】〔第2の実施形態〕貯湯タンクの天井部直
下又は近傍であってタンク周壁付近の湯を確実に出湯口
へ導くための手段として、図5に例示するような導水部
材15を、出湯口2に装着することも考えられる。この
導水部材15は、例えば円筒状であって、上面部に出湯
口2との接続開口部18を持ち、底面及び側周面に通水
開孔16,17をそれぞれ形成したものである。底面の
通水開孔16の総開孔面積よりも、側周面の通水開孔1
7の総開孔面積が大きく設定されるのは、前記第1の実
施形態と同様である。
【0012】前記の如く構成される本実施形態の貯湯タ
ンク1にあっては、図6に矢印で示す如く、出湯に際
し、給水口3から流入させた水によって湯が押し上げら
れたとき、導水部材15底面の通水開孔16から出湯口
2内へ流入する流れ(A)と、導水部材15の側周面の
通水開孔17から出湯口2内へ流入する流れ(B)とが
生ずる。そして後者の流れ(B)が、天井部直下又は近
傍であってタンク周壁付近に貯留する湯を出湯口2へ導
く。従って本実施形態にあっても、タンクの上部領域に
貯留する比較的高温の湯を余すことなく出湯させること
ができるので、高い出湯効率が得られる。
【0013】〔その他の実施形態〕前記第1の実施形態
において、タンク内に装着するバッフル部材10の形状
は適宜変更が可能である。例えば突出部を半球状や弾丸
状とすることも妨げない。さらにはバッフル部材10を
平板状とし、中央領域の通水開孔の総開孔面積よりも周
縁部の通水開孔の総開孔面積を大きく設定する態様も考
えられる。その他、本発明の具体的な構造は、実施の状
況に応じ適宜変更することが可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、貯湯タンクの上部領域
に貯留する比較的高温の湯を、余すことなく確実に出湯
させることができる。それ故、従来と同じ容量で、出湯
温度を長時間維持するすることが可能となる。あるい
は、従来よりも小型の貯湯タンクで、従来と同等又はそ
れ以上の出湯能力を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るものであっ
て、電気温水器に適用した貯湯タンクを示す概略断面図
である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るものであっ
て、バッフル部材の一例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係るものであっ
て、貯湯タンクの上部を示す概略断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係るものであっ
て、有効出湯時間を従来の貯湯タンクと比較したグラフ
である。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係るものであっ
て、電気温水器に適用した貯湯タンクを示す概略断面図
である。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係るものであっ
て、貯湯タンクの上部を示す概略断面図である。
【図7】 従来の貯湯タンクを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…貯湯タンク 1a…タンクの天井部 1b…タンク
の周壁部 2…出湯口 3…給水口 4…出湯管 5…給水管 6…出湯部 7
…給水部 8…減圧弁 10…バッフル部材 11…突出部 12…通水開孔
(中央部) 13…切欠 14…通水開孔(周縁部) 15…導水部材 16…通
水開孔(底面) 17…通水開孔(側周面) 18…接
続開口部 D…電気温水器 G…拡散板 H…ヒーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部中央に出湯口を有する貯湯タンク
    において、天井部直下又は近傍であって且つタンク周壁
    付近に貯留している湯を、前記出湯口へ導く手段を設け
    たことを特徴とする貯湯タンク。
  2. 【請求項2】 中央部と周縁部とに通水開孔を有し、中
    央部の通水開孔の総開孔面積よりも周縁部の通水開孔の
    総開孔面積が大きく設定されているバッフル部材が、タ
    ンク内の上部領域に設けられている請求項1に記載の貯
    湯タンク。
  3. 【請求項3】 前記バッフル部材は、通水開孔を含む中
    央領域が天井部へ向かって突出するように形成されてい
    る請求項2に記載の貯湯タンク。
  4. 【請求項4】 前記バッフル部材の突出部が円錐台形状
    に形成され、その頂面に通水開孔が設けられている請求
    項3に記載の貯湯タンク。
  5. 【請求項5】 前記出湯口に、底面と側周面とに通水開
    孔を有する導水部材が装着され、該導水部材における底
    面側の通水開孔の総開孔面積よりも側周面の通水開孔の
    総開孔面積が大きく設定されている請求項1に記載の貯
    湯タンク。
JP30692198A 1998-10-28 1998-10-28 貯湯タンク Pending JP2000130850A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936193B1 (ko) 2007-10-15 2010-01-11 이환 대형 유체 수송 선박용 유체 탱크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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