JP2000130085A - シールパッキンの取付構造 - Google Patents

シールパッキンの取付構造

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JP2000130085A
JP2000130085A JP10308097A JP30809798A JP2000130085A JP 2000130085 A JP2000130085 A JP 2000130085A JP 10308097 A JP10308097 A JP 10308097A JP 30809798 A JP30809798 A JP 30809798A JP 2000130085 A JP2000130085 A JP 2000130085A
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JP
Japan
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peripheral surface
seal packing
cylindrical body
outer peripheral
seal
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JP10308097A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ogawa
正明 小川
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Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 取り付けが容易でその作業を効率的に行うこ
とのできるシールパッキンの取付構造を提供する。 【解決手段】 円形内周面を有する外筒体と、この外筒
体内に同軸上に設置された円形外周面を有する内筒体と
の間に介在させるシールパッキンの取付構造であって、
内筒体の外周面にシールパッキンのシール基部を嵌合固
定するにあたり、シール基部にテーパ内周面を形成する
とともに、内筒体の外周面に前記テーパ内周面に係合す
るテーパ面を形成する。また、内筒体の外周面に嵌合固
定されたシールパッキンの後端部に隣接して抜け止め用
リングを取り付ける。さらに、ゴム製のシールパッキン
を加熱し径方向に熱膨張させることによりその内径を拡
径したうえ内筒体の外周面に嵌合し、縮径後に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばトンネル工
事に使用されるシールド掘進機のリップシールの取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シールド工法によるトンネル工
事には、先端に回転駆動可能なカッタディスクを設けた
シールド掘進機が使用され、シールド本体などの外筒体
とカッタディスクの筒状支持部などの内筒体との間には
間隙から入りこむ泥水等の機内への侵入を防止するため
にリップシールが介在されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のリ
ップシールは、泥水中という最悪の環境下で使用され、
かつシールド掘進機はトンネルを開ける工期中地中に埋
めた状態で使用されるため、長期に亘って摩耗が少なく
耐久性に優れたものが要求されている。そこで、耐摩耗
性に優れたゴム、ウレタンなどからなるリング状に一体
成形された弾性シール材が使用されるが、このシールパ
ッキンは5m以上にも及ぶ直径を有するシールドマシン
に取り付け固定する非常に大型のリング状一体成形物で
ある。従って、このシールパッキンをシールドマシーン
へ組み付けるにあたっては、カッターディスクなどの内
筒体の外周面に嵌合させるのに巨大な力並びに手間を要
し取り付け作業が困難であるほか、その作業中にリップ
の先端部が損傷して欠落してしまう虞もあった。
【0004】本発明は、上記に鑑み、取り付けが容易で
その作業を効率的に行うことのできるシールパッキンの
取付構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため、下記の構成を備えるものである。 (1)円形内周面を有する外筒体と、この外筒体内に同
軸上に設置された円形外周面を有する内筒体との間に介
在させるシールパッキンの取付構造であって、前記内筒
体の外周面に前記シールパッキンのシール基部を嵌合固
定するにあたり、前記シール基部にテーパ内周面を形成
するとともに、前記内筒体の外周面に前記テーパ内周面
に係合するテーパ面を形成してあることを特徴とするシ
ールパッキンの取付構造。 (2)内筒体の外周面に嵌合固定されたシールパッキン
の後端部に隣接して抜け止め用リングを取り付けた上記
(1)に記載のシールパッキンの取付構造。 (3)円形内周面を有する外筒体と、この外筒体内に同
軸上に設置された円形外周面を有する内筒体との間に介
在させるシールパッキンの取付構造であって、ゴム製の
シールパッキンを加熱し径方向に熱膨張させることによ
りその内周面を拡径したうえ内筒体の外周面に嵌合し、
縮径後に固定するようにしたことを特徴とするシールパ
ッキンの取付構造。
【0006】請求項1によれば、シールパッキンの内筒
体への取り付けにあたり、シール基部のテーパ内周面が
内筒体外周面のテーパ面に案内されて自在に摺動するの
で、シールパッキンを内筒体の外側に外嵌する作業が容
易である。請求項2によれば、内筒体に取り付け固定し
たシールパッキンが、使用中に集中応力を受けて一部損
傷しても、後端部に隣接して位置する抜け止め用リング
がシールパッキンをバックアップして内筒体から脱落す
るのを抑制する。請求項3によれば、シールパッキンの
内径を一時的に拡大したうえで内筒体の外側に外嵌する
ので、その挿入作業に困難性がない。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の断面図を示すも
ので、リップシール10は、環状のシール基部11と、リッ
プ(摺動部)12と、連結部13とからなり、ウレタン等の
耐摩耗性を有するゴム材にてリング状に一体形成したも
のであり、リップ12は背面部に剛性補強用の凸部を有
し、シール基部11から泥水圧Pmが作用する方向に向
って傾斜して起立している。連結部13はシール基部11
とリップ12を連結するもので泥水圧Pmが作用する前
方に形成され、その背面には室14が形成されている。ま
た、リップ12の根元部近傍には室14と機内とを連通
する空気孔16が形成され、連結部13には凹部15が形
成されている。この凹部15は連結部13の可撓性を助
長するものであり、空気孔16は室14の室圧を抜いて
連結部13が内方に変形するのを助長するものである。
【0008】以上の構成からなるリップシール10は、
シール基部11をカッタディスクの筒状支持部2の外周
面にボルト18,18により固定され、リップ12の先
端はシールド本体3の内周面に圧接するが、シール基部
11の内周面はテーパ内周面11aに形成され、筒状支
持部2の外周面は前記テーパ内周面11aに係合するテ
ーパ面12aに形成され、両者のテーパ面同士が密着し
て取り付け固定されている。
【0009】リップシール10の後端部に隣接する位置
には、金属製のシール抜止用リング19が筒状支持部2
の外周面にボルト20により固定され、リップシール1
0の摩耗損傷等に伴う脱落を防ぐようにされている。こ
の抜止用リング19の内周面はテーパ内周面19aに形
成され、これに対応する筒状支持部2の外周面は前記テ
ーパ内周面19aに係合するテーパ面12aに形成さ
れ、両者のテーパ面同士が密着して取り付け固定されて
いる。なお、抜止用リング19は一体のリング状に形成
してもよいし、周方向に複数に分割して形成してもよ
い。
【0010】前記実施例に係るリップシール10は、泥
水圧Pmが作用すると、リップ12の受圧面Aには面圧P
1、連結部13の受圧面Bには面圧P2がそれぞれ作用
するが、このとき、面圧P1はリップ12の先端をシー
ルド本体3の内周面に押付ける分力を生じ、面圧P2は
リップ12を根元部17を支点として図1中反時計回り
方向に回転させる分力を生じる結果、リップ12の先端
に作用する面圧P3は、連結部13の受圧面Bに作用す
る液圧によって減少され、耐圧特性に優れた耐久性の高
いものである。
【0011】本発明の他の実施例としては、シール基部
の内周面および筒状支持部の外周面をテーパ面に形成す
ることなく、両者水平面のまま取り付ける例が挙げられ
る。すなわち、リップシールをその全周に亘り線状ヒー
ター等の加熱手段を螺旋状に捲回するなどして略均一に
加熱し熱膨張させることにより、その内径を拡大させた
状態でシール基部をカッタディスクの筒状支持部の外周
面に嵌合し、冷却されてその内径が収縮した後にボルト
により固定する。この場合も、前記実施例と同様に、リ
ップシールの後端部に隣接する位置に金属製のシール抜
止用リングを筒状支持部の外周面にボルトにより固定す
るようにしてもよい。本例では、抜止用リングの内周面
およびこれに対応する筒状支持部の外周面はテーパ面に
形成されず、両者は水平面に形成される。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、大型のリング状一体成
形物であるシールパッキンのシールドマシーンへの組み
付けがスムースに行うことができ、内筒体の外周面に嵌
合するのに多大な労力並びに時間を要することなく、そ
の取り付け作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
2 筒状支持部 3 シールド本体 10 リップシール 11 シール基部 12 リップ 13 連結部 14 空室 15 凹部 16 空気孔 17 根元部 18 ボルト 19 抜止用リング 20 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形内周面を有する外筒体と、この外筒
    体内に同軸上に設置された円形外周面を有する内筒体と
    の間に介在させるシールパッキンの取付構造であって、
    前記内筒体の外周面に前記シールパッキンのシール基部
    を嵌合固定するにあたり、前記シール基部にテーパ内周
    面を形成するとともに、前記内筒体の外周面に前記テー
    パ内周面に係合するテーパ面を形成してあることを特徴
    とするシールパッキンの取付構造。
  2. 【請求項2】 内筒体の外周面に嵌合固定されたシール
    パッキンの後端部に隣接して抜け止め用リングを取り付
    けた請求項1に記載のシールパッキンの取付構造。
  3. 【請求項3】 円形内周面を有する外筒体と、この外筒
    体内に同軸上に設置された円形外周面を有する内筒体と
    の間に介在させるシールパッキンの取付構造であって、
    ゴム製のシールパッキンを加熱し径方向に熱膨張させる
    ことによりその内径を拡径したうえ内筒体の外周面に嵌
    合し、縮径後に固定するようにしたことを特徴とするシ
    ールパッキンの取付構造。
JP10308097A 1998-10-29 1998-10-29 シールパッキンの取付構造 Pending JP2000130085A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005256958A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Miraial Kk シール部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005256958A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Miraial Kk シール部材
JP4664610B2 (ja) * 2004-03-11 2011-04-06 ミライアル株式会社 シール部材

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