JP2000130043A - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JP2000130043A
JP2000130043A JP10304095A JP30409598A JP2000130043A JP 2000130043 A JP2000130043 A JP 2000130043A JP 10304095 A JP10304095 A JP 10304095A JP 30409598 A JP30409598 A JP 30409598A JP 2000130043 A JP2000130043 A JP 2000130043A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動間仕切の端部の移動部材回りの遮音性能
を向上させる。 【解決手段】 間仕切本体1の上端面に設けた凹溝6の
中央部に凸条8を設け、凹溝6に進退自在に設けること
により、間仕切本体1と天井2等との間の間隙11を閉
塞するようにした移動部材13を、前後1対の側片27
aが凸条8の外側面8aと凹溝6の内側面6aとの間に
形成される間隙7内に嵌合するようにして、凸条8を跨
ぐように配設され、かつ駆動手段により凹溝6より進退
させられるようにした内側部材27と、両側片27aの
外側に装着された前後1対の側片28aからなる外側部
材28とをもって構成し、内側部材27の両側片27a
の内面と、凸条8の外側面8aとの間、及び外側部材2
8の両側片28aの外面と、凹溝6の内側面6aとの間
に、長手方向を向くシール材39、40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋を仕切るのに
用いる移動間仕切装置、特に、その遮音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、行事等に際して、大きな部屋を仕
切るのに、複数の移動間仕切を一列に整列させて、小さ
な部屋に区分し、行事等の終了後には、移動間仕切を移
動させて元の大きな部屋に戻すことが行われている。こ
の場合、天井に固定したガイドレールに沿って移動自在
に吊支した間仕切では、使用時に、間仕切と、仕切られ
る部屋の天井、床面との間、さらには側壁(柱)との間
などに若干の空隙が残るので、間仕切本体の端部に移動
部材を設け、この移動部材を、天井、床面、側壁等に密
接させて空隙を埋めることにより、遮音や防煙を図って
いる。このような従来の遮音構造としては、登録実用新
案公報第3002593号に記載されているようなもの
がある。
【0003】また、部屋を仕切る最も外側の移動間仕切
は、その一方の側部を左右方向に伸長可能な側方拡張型
のものとし、これにより、間口全体を完全に閉塞できる
ようにすることが多い。しかし、この場合、一方の側部
を左右方向に拡張させ、かつ移動部材を上下方向に伸長
させたとき、拡張させた側部の上方及び下方に間隙が生
じ、この間隙から音が漏れるおそれがある。このような
コーナー部に生じる間隙を閉塞する手段としては、例え
ば実公昭55ー31195号公報に開示されているよう
に、上下部の移動部材の一側部に、側部移動部材と協働
して左右方向に移動する側部摺動部材を、左右方向に摺
動可能として装着したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の前者の遮音構造
では、上下の端面に長手方向を向く凹溝を設け、ここに
移動部材を嵌合し、凹溝と移動部材との間にシール材を
設けて、遮音するようにしている。しかし、この遮音構
造でも、凹溝の内部が空洞となっているので、この空洞
部分を通って、なお音漏れが生じ、固定遮音壁に比べて
遮音性能が劣る。また、後者のコーナー部の間隙閉塞手
段を備えた従来の側方拡張型の移動間仕切においては、
上下部の移動部材が上下に拡張し、かつ側部移動部材が
側方に伸張したとき、側部移動部材の移動による空隙部
の他に、多くの空洞部分が存在し、これらを通して音が
漏れるおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、移動部材回り、特
に、コーナー部の移動部材回りの遮音性能をより向上さ
せた移動間仕切装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 左右方向を向く間仕切本体の上下の端面、または
側端面に、長手方向を向く凹溝を設け、該凹溝内に、前
記間仕切本体内に設けられた駆動手段により、上下また
は側方に進退させられることによって、前記間仕切本体
と、仕切られる部屋の天井もしくは床面、または側壁と
の間の間隙を閉塞するようにした移動部材を設けた移動
間仕切装置において、前記凹溝の前後方向の中央部に、
前記凹溝の両内側面との間に前後の間隙を形成するよう
にして、長手方向を向く凸条を設け、前記移動部材を、
前後1対の側片が前記前後の間隙内に嵌合するようにし
て、前記凸条を跨ぐように配設され、かつ前記駆動手段
により凹溝より進退させられるようにした内側部材と、
前記両側片の外側に装着された前後1対の側片からなる
外側部材とをもって構成し、前記内側部材の両側片の内
面と、前記凸条の外側面との間、及び前記外側部材の両
側片の外面と、前記凹溝の内側面との間に、長手方向を
向くシール材をそれぞれ設ける。
【0007】(2) 左右方向を向く間仕切本体と、該間
仕切本体の上端または下端に形成された左右方向に延び
る凹溝内に、上下方向に移動可能に嵌合され、前記間仕
切本体と、仕切られる部屋の天井または床面との間の間
隙を閉塞する上下移動部材と、前記間仕切本体の一方の
側部に形成された上下方向に延びる凹溝内に、左右方向
に移動可能として嵌合され、前記間仕切本体と、仕切ら
れる部屋の側壁との間の間隙を閉塞する側部移動部材と
を有する側方拡張型の移動間仕切装置において、前記左
右方向に延びる凹溝の前後方向の中央部に、前記凹溝の
両内側面との間に前後の間隙を形成するようにして、長
手方向を向く凸条を設け、前記上下移動部材を、前後1
対の側片が前記前後の間隙内に嵌合するようにして、前
記凸条を跨ぐように配設され、前記駆動手段により前記
凹溝より進退させられるようにした内側部材と、前記内
側部材の両側片の外側に固着された前後1対の側片から
なる第1の外側部材と、前記内側部材の両側片の外側
に、内側部材とともに上下動し、かつ内側部材に対して
左右方向に摺動可能として装着された前後1対の側片か
らなる第2の外側部材とにより構成し、前記第2の外側
部材を、前記側部移動部材に対して、同期して左右方向
に移動するとともに、上下方向に相対的に移動可能とし
て連係し、かつ前記内側部材の両側片の内面と、前記凸
条の外側面との間、及び前記第1及び第2の外側部材の
両側片の外面と、前記左右方向に延びる凹溝の内側面と
の間に、長手方向を向くシール材を設ける。
【0008】(3) 上記(1)または(2)項において、内
側部材と外側部材との外側の端面のほぼ全長に、天井、
床面、または側壁に当接可能なシール材を、内側部材側
のものと外側部材側のものとが互いに密接または近接す
るようにして設ける。
【0009】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、移動部材における内側部材の両側片と、外側部材の
両側片とを、遮音材により構成する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明の一実施形
態を示す。図1に示すように、間仕切本体(1)は、天井
(2)の下面に固着した左右方向を向くレール(3)に沿っ
て走行する1対の走行体(4)(4)より垂下する2本の吊
りボルト(5)(5)により吊支され、走行体(4)(4)とと
もに、レール(3)に沿って移動することができる。
【0011】左右方向を向く間仕切本体(1)の上端及び
下端には、左右方向に延びる凹溝(6)が形成されてお
り、また間仕切本体(1)の図1における右側端には、上
下方向に延び、かつ上下の端部が上記の左右方向に延び
る凹溝(6)の右端と連続する凹溝(6)が形成されてい
る。
【0012】図2及び図3に示すように、鋼板を折り曲
げて形成した間仕切本体(1)の各凹溝(6)内の前後方向
の中央には、凹溝(6)の両内側面(6a)との間に前後の間
隙(7)(7)を形成するように、長手方向を向く凸条(8)
が設けられている。図2及び図3に示す例では、凸条
(8)は、凹溝(6)と同様に、鋼板を折り曲げて形成した
部材よりなり、内部に、ウレタンフォーム等の遮音材
(9)が充填されている。
【0013】間仕切本体(1)の上端及び下端の各凹溝
(6)内には、間仕切本体(1)と、仕切られる部屋の天井
(2)または床面(10)との間の間隙(11)(12)を閉塞する上
下移動部材(13)(14)が上下方向に移動可能として嵌合さ
れ、また、間仕切本体(1)の右側端の凹溝(6)内には、
間仕切本体(1)と、仕切られる部屋の側壁(15)との間の
間隙(16)を閉塞する側部移動部材(17)が、案内支持手段
(18)により、左右方向に移動可能として嵌合されてい
る。
【0014】上下移動部材(13)(14)及び側部移動部材(1
7)の詳細については後述することとし、先に、それらを
移動させる駆動手段(19)について説明する。なお、この
駆動手段(19)の構造は、上掲の実公昭55−31195
号公報に開示されている公知のものと同一であり、しか
も本発明に直接関係するものではないので、その作用の
みを、簡単に説明するに止める。
【0015】駆動手段(19)は、図1に示すように、間仕
切本体(1)のほぼ中央部に設けられたギヤボックス(20)
に、図示を省略した操作のハンドルを装着して、その操
作ハンドルを回転させることにより、上下1対の伸縮杆
(21)(21)を互いに同期して、伸長または収縮させ、その
伸長時に、その先端部に連結された三角片(22)が所要方
向に回動させられ、三角片(22)の別の頂点に連結された
上下1対の押し出しリンク(23)を介して、側部移動部材
(17)が、図1の右方に押し出され、部屋の側壁(15)に押
しつけられるようになっている。
【0016】その後、さらに、伸縮杆(21)(21)を伸長さ
せると、上下の三角片(22)(22)が、圧縮ばね(24)(24)の
付勢力に抗して、上下方向に移動させられ、三角片(22)
(22)の残りの頂点に連結された押し出しリンク(25)(25)
を介して、上下移動部材(13)は天井(2)の下面に圧接す
るように上方に、また上下移動部材(14)は床面(10)に圧
接するように下方に、それぞれ移動させられるようにな
っている。
【0017】(26)(26)は、上下の三角片(22)(22)を、左
右方向に妄りに移動しないよう規制する支持リンクであ
る。
【0018】上述の操作ハンドルを逆方向に回転させる
と、上述の場合と逆の作用で、上下移動部材(13)(14)が
上下内向きに移動させられて、凹溝(6)内に収容され、
次いで側部移動部材(17)が図1の左方に移動させられ
て、凹溝(6)内に収容される。
【0019】次に、上下移動部材(13)(14)及び側部移動
部材(17)の詳細について説明する。上下移動部材(13)(1
4)は、互いに上下対称の構造をなしているので、上方の
上下移動部材(13)についてだけ説明し、下方の上下移動
部材(14)については、詳細な説明は省略する。
【0020】図2に示すように、上下移動部材(13)は、
上記駆動手段(19)により上下動させられる第1の内側部
材(27)と、この第1の内側部材(27)と左右方向に延びる
凹溝(6)の内側面(6a)との間に配設され、第1の内側部
材(27)に固着された第1の外側部材(28)と、第1の内側
部材(27)と左右方向に延びる凹溝(6)の内側面(6a)との
間に配設され、第1の内側部材(27)とともに上下動する
とともに、第1の内側部材(27)に対して左右方向に摺動
可能として装着された第2の外側部材(29)と、第2の外
側部材(29)の側部移動部材(17)側の端部の内側に固着さ
れ、かつ第2の外側部材(29)より外側方に突出するコー
ナー閉塞部(30d)を有する第2の内側部材(30)とにより
構成されている。
【0021】図3に示すように、側部移動部材(17)は、
駆動手段(19)により左右方向に移動させられるととも
に、上下方向の長さを、間仕切本体(1)の上下方向の長
さより第2の内側部材(30)の上下方向の長さ分だけ短く
した第3の内側部材(31)と、この第3の内側部材(31)と
上下方向に延びる凹溝(6)の内側面(6a)との間に配設さ
れ、第3の内側部材(31)に対して、第2の内側部材(30)
の上下方向の長さ分だけ上方に突出させて固着され、こ
の上方に突出する突出部(32c)が、第2の内側部材(30)
のコーナー閉塞部(30d)の外側に重合しうるようにした
第3の外側部材(32)とにより構成されている。
【0022】第1、第2及び第3の内側部材(27)(30)(3
1)は、前後の間隙(7)(7)内に嵌合するように配設され
た前後1対の側片(27a)(30a)(31a)と、両側片(27a)(30
a)(31a)同士を連結する連結片(27b)(30b)(31b)とからな
るほぼ同一のコ字形の断面形状をなしており、凸条(8)
を跨ぐように配設されている。両側片(27a)(30a)(31a)
の外側面には、互いに内向き鉤形に屈曲する1対の長手
方向を向くガイド溝(27c)(30c)(31c)が形成されてい
る。
【0023】第1、第2及び第3の外側部材(28)(29)(3
2)は、第1、第2及び第3の内側部材(27)(30)(31)の両
側片(27a)(30a)(31a)の外側面に装着された前後1対の
側片(28a)(29a)(32a)からなっている。各側片(28a)(29
a)(32a)は、それらの内面に設けた互いに内向き鉤形に
屈曲する1対の長手方向を向く係合片(28b)(29b)(32b)
を、上記ガイド溝(27c)(30c)(31c)に係合させることに
より、内側部材の側片(27a)(30a)(31a)の外側面に、長
手方向に摺動可能として装着されており、第1及び第3
の外側部材(28)(32)は、さらに止めねじその他の固着手
段(図示略)により、第1及び第3の内側部材(27)(31)に
固着されている。
【0024】第1、第2及び第3の内側部材(27)(30)(3
1)の各側片(27a)(30a)(31a)の内面、及び第1、第2及
び第3の外側部材(28)(29)(32)の各側片(28a)(29a)(32
a)の内面には、石膏ボード等からなる遮音材(33)(34)が
設けられている。
【0025】図1に示すように、第2の内側部材(30)
は、その右端部に上端部が固着された下方を向く連結ピ
ン(35)を、第3の外側部材(32)に設けた上下方向を向く
筒部(36)に上方より摺動自在に嵌合することにより、側
部移動部材(17)の第3の内側部材(31)に対して、同期し
て左右方向に移動するとともに、上下方向に相対的に移
動可能として連係されている。
【0026】図2に示すように、第1及び第2の内側部
材(27)(30)の両側片(27a)(30a)の上端面と、第1及び第
2の外側部材(28)(29)の両側片(28a)(29a)の上端面とに
は、天井(2)に圧接しうるシール材(37)(38)が、内側部
材(27)(30)側のものと外側部材(28)(29)側のものとが互
いに近接(または密接)するようにして、ほぼ全長に亘っ
て設けられている(下方の上下移動部材(14)に関して
は、床面(10)に圧接しうる上記と同様の側片の下端面
に、同様のシール材が設けられている)。
【0027】また、図3に示すように、第2及び第3の
内側部材(30)(31)の両側片(30a)(31a)の右端面と、第3
の外側部材(32)の両側片(32a)の右端面とには、側壁(1
5)に圧接しうる上記と同様のシール材(37)(38)が、同様
にしてほぼ全長に亘って設けられている。
【0028】第1及び第2の内側部材(27)(30)の各側片
(27a)(30a)の下部内面と、第3の内側部材(31)の各側片
(31a)の左端部内面とには、凸条(8)の外側面(8a)に摺
接する長手方向を向くシール材(39)が、また、第1及び
第2の外側部材(28)(29)の各側片(28a)(29a)の下部内面
と、第3の外側部材(32)の各側片(32a)の左端部内面と
には、凹溝(6)の内側面(6a)に摺接する長手方向を向く
シール材(40)が、それぞれほぼ全長に亘って設けられて
いる。なお、シール材(39)を、凸条(8)の外側面(8a)側
に、またシール材(40)を、凹溝(6)の内側面側に設ける
ことも可能である。
【0029】図4〜図6は、上述の上下移動部材(13)と
側部移動部材(17)との配列構造を模式的に示す説明図で
ある。これらの図においては、間仕切本体(1)の凹溝
(6)内の凸条(8)やシール材(37)〜(40)等は省略して示
してある。
【0030】これらの図に基づいて、本実施形態の作用
について説明する。図4は、上下移動部材(13)及び側部
移動部材(17)が、ともに間仕切本体(1)の凹溝(6)内に
収容されている状態を示す。
【0031】この状態から、間仕切本体(1)のほぼ中央
部に設けられたギヤボックス(20)に、図示を省略した操
作ハンドルを装着して、これを回転させると、駆動手段
(19)により、まず、側部移動部材(17)が右方に押し出さ
れる。すなわち、図5に示すように、側部移動部材(17)
の第3の内側部材(31)が右方に押し出され、それに伴っ
て、それに固着された第3の外側部材(32)、連結ピン(3
5)を介して連係された第2の内側部材(30)、及び第2の
内側部材(30)に固着された第2の外側部材(28)(29)も一
体となって右方に押し出される。これによって、第1の
内側部材(27)と第2の内側部材(30)との間、及び第1の
外側部材(28)と第2の外側部材(29)との間には、左右方
向の間隙(d1)がそれぞれ形成されるが、これらの間隙(d
1)は、互いに左右方向にずれているので、前後方向に連
続する空隙が生じることはない。
【0032】側部移動部材(17)の第3の内側部材(31)及
び第3の外側部材(32)、並びに第2の内側部材(30)の右
端部に固着されたシール材(37)(38)が側壁(15)に圧接し
た後、さらに操作ハンドルを回転させ続けると、上述し
た駆動手段(19)の作用により、今度は、上下移動部材(1
3)(14)が上下方向に押し出される。すなわち、図6に示
すように、上下移動部材(13)の第1の内側部材(27)が上
方に押し出され、それに伴って、それに固着された第1
の外側部材(28)、左右方向に摺動自在に装着された第2
の外側部材(29)、及び第2の外側部材(29)に固着された
第2の内側部材(30)が押し上げられ、それらの上端面に
設けられたシール材(37)(38)が天井(2)に圧接する。こ
のとき、図6に示すように、第2の内側部材(30)と第3
の内側部材(31)との間には、上下方向の間隙(d2)が形成
されるが、この間隙(d2)は、第3の外側部材(32)により
外側面が閉塞されているので、前後方向に連続する空隙
が生じることはない。
【0033】また、図6には省略しているシール材(37)
(38)により、上下移動部材(13)と天井(2)の下面との
間、上下移動部材(14)と床面(10)との間、及び側部移動
部材(17)と側壁(15)との間が、全周にわたって完全に密
閉されるとともに、凹溝(6)の内側面(6a)に摺接するシ
ール材(40)と、凸条(8)の外側面(8a)に摺接するシール
材(39)とにより、凹溝(6)を回り込む音が遮断される。
さらに、凸条(8)内に充填した遮音材(9)や、各側片(2
7a)(28a)(29a)(30a)(31a)(32a)の内面に設けた遮音材(3
3)(34)により、間仕切本体(1)の前後方向の遮音性が向
上する。
【0034】操作ハンドルを上述逆方向に回転すること
により、上下移動部材(13)を、図6に示す状態から、図
5に示す状態に戻し、さらに、側部移動部材(17)を、図
5に示す状態から、図4に示す状態に戻すことができ
る。
【0035】なお、上述の実施形態では、側部移動部材
(17)を設けた側方拡張型の移動間仕切装置としてある
が、本発明は、上下移動部材(13)だけを設け、側部移動
部材(17)は設けないタイプの移動間仕切装置にも適用す
ることができ、この場合には、上下移動部材(13)の内側
部材と外側部材とを、側方拡張型の移動間仕切装置のも
のと部品の共通化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によると、間
仕切本体の端面に形成された凹溝内に凸条を設けたこと
により、凹溝内の空洞部分を減少することができ、ま
た、凸条の外側面と凹溝の内側面との間に形成される間
隙を、内側部材の両側片の内面と凸条の外側面との間に
設けたシール材と、外側部材の両側片の外面と凹溝の内
側面との間に設けたシール材とにより、内外二重にシー
ルすることができ、移動部材回りの遮音性能をより向上
させることができる。
【0037】請求項2記載の発明によると、特に、空洞
部分が生じやすいコーナー部の移動部材回りの遮音性能
をより向上させることができる。
【0038】請求項3記載の発明によると、移動部材と
部屋の天井、床面、または側壁との間を完全に密閉する
ことができ、遮音性、防煙性及び気密性を高めることが
できる。
【0039】請求項4記載の発明によると、間仕切本体
の前後方向の遮音性能を、固定遮音壁と同等のレベルま
で向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備えた移動間仕切の要部
を破断して示す正面図である。
【図2】図1に示した移動間仕切の上部の拡大縦断側面
図である。
【図3】図1に示した移動間仕切の側部の拡大横断平面
図である。
【図4】図1に示した移動間仕切の上下移動部材及び側
部移動部材を拡張前の状態で示す模式的な斜視図であ
る。
【図5】側部移動部材を側方移動させた状態を示す図4
と同様な模式的な斜視図である。
【図6】側部移動部材を側方移動させ、かつ上下移動部
材を上方移動させた状態を示す図4と同様な模式的な斜
視図である。
【符号の説明】
(1)間仕切本体 (2)天井 (3)レール (4)走行体 (5)吊りボルト (6)凹溝 (6a)内側面 (7)間隙 (8)凸条 (8a)外側面 (9)遮音材 (10)床面 (11)(12)間隙 (13)(14)上下移動部材 (15)側壁 (16)間隙 (17)側部移動部材 (18)案内支持手段 (19)駆動手段 (20)ギヤボックス (21)伸縮杆 (22)三角片 (23)押し出しリンク (24)圧縮ばね (25)押し出しリンク (26)支持リンク (27)第1の内側部材 (28)第1の外側部材 (29)第2の外側部材 (30)第2の内側部材 (31)第3の内側部材 (32)第3の外側部材 (27a)(28a)(29a)(30a)(31a)(32a)側片 (27b)(30b)(31b)連結片 (27c)(30c)(31c)ガイド溝 (28b)(29b)(32b)係合片 (30d)コーナー閉塞部 (32c)突出部 (33)(34)遮音材 (35)連結ピン (36)筒体 (37)(38)(39)(40)シール材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向を向く間仕切本体の上下の端
    面、または側端面に、長手方向を向く凹溝を設け、該凹
    溝内に、前記間仕切本体内に設けられた駆動手段によ
    り、上下または側方に進退させられることによって、前
    記間仕切本体と、仕切られる部屋の天井もしくは床面、
    または側壁との間の間隙を閉塞するようにした移動部材
    を設けた移動間仕切装置において、 前記凹溝の前後方向の中央部に、前記凹溝の両内側面と
    の間に前後の間隙を形成するようにして、長手方向を向
    く凸条を設け、前記移動部材を、前後1対の側片が前記
    前後の間隙内に嵌合するようにして、前記凸条を跨ぐよ
    うに配設され、かつ前記駆動手段により凹溝より進退さ
    せられるようにした内側部材と、前記両側片の外側に装
    着された前後1対の側片からなる外側部材とをもって構
    成し、前記内側部材の両側片の内面と、前記凸条の外側
    面との間、及び前記外側部材の両側片の外面と、前記凹
    溝の内側面との間に、長手方向を向くシール材をそれぞ
    れ設けたことを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】 左右方向を向く間仕切本体と、該間仕切
    本体の上端または下端に形成された左右方向に延びる凹
    溝内に、上下方向に移動可能に嵌合され、前記間仕切本
    体と、仕切られる部屋の天井または床面との間の間隙を
    閉塞する上下移動部材と、前記間仕切本体の一方の側部
    に形成された上下方向に延びる凹溝内に、左右方向に移
    動可能として嵌合され、前記間仕切本体と、仕切られる
    部屋の側壁との間の間隙を閉塞する側部移動部材とを有
    する側方拡張型の移動間仕切装置において、 前記左右方向に延びる凹溝の前後方向の中央部に、前記
    凹溝の両内側面との間に前後の間隙を形成するようにし
    て、長手方向を向く凸条を設け、 前記上下移動部材を、前後1対の側片が前記前後の間隙
    内に嵌合するようにして、前記凸条を跨ぐように配設さ
    れ、前記駆動手段により前記凹溝より進退させられるよ
    うにした内側部材と、前記内側部材の両側片の外側に固
    着された前後1対の側片からなる第1の外側部材と、前
    記内側部材の両側片の外側に、内側部材とともに上下動
    し、かつ内側部材に対して左右方向に摺動可能として装
    着された前後1対の側片からなる第2の外側部材とによ
    り構成し、 前記第2の外側部材を、前記側部移動部材に対して、同
    期して左右方向に移動するとともに、上下方向に相対的
    に移動可能として連係し、かつ前記内側部材の両側片の
    内面と、前記凸条の外側面との間、及び前記第1及び第
    2の外側部材の両側片の外面と、前記左右方向に延びる
    凹溝の内側面との間に、長手方向を向くシール材を設け
    たことを特徴とする移動間仕切装置。
  3. 【請求項3】 内側部材と外側部材との外側の端面のほ
    ぼ全長に、天井、床面、または側壁に当接可能なシール
    材を、内側部材側のものと外側部材側のものとが互いに
    密接または近接するようにして設けた請求項1または2
    記載の移動間仕切装置。
  4. 【請求項4】 移動部材における内側部材の両側片と、
    外側部材の両側片とを、遮音材により構成した請求項1
    〜3のいずれかに記載の移動間仕切装置。
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