JP2000130029A - 曲面ガラスによる出窓構造 - Google Patents

曲面ガラスによる出窓構造

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JP2000130029A
JP2000130029A JP10300969A JP30096998A JP2000130029A JP 2000130029 A JP2000130029 A JP 2000130029A JP 10300969 A JP10300969 A JP 10300969A JP 30096998 A JP30096998 A JP 30096998A JP 2000130029 A JP2000130029 A JP 2000130029A
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Japan
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window
curved
glass
bay window
bay
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JP10300969A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Ihara
満隆 井原
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の平面ガラスからなる出窓は、枠組が複
雑で平面ガラスも小面積のものを多数用いなければなら
ず、外部からの視線が枠組により遮られて装飾品が見に
くくなり内部視認性が悪く、また、製品間に機能や美的
造形性の面で顕著な違いを持たせることが難しいため、
メーカーや規格が変わっても外観的に代わり映えがしな
い、という問題があった。 【解決手段】 曲面ガラス13を組み込んだ曲面窓11
を出窓枠31の前面部の一部に組み込み、該出窓枠31
の他の部分には平面ガラス12からなる平面窓10を組
み込み、該平面ガラス12は開閉可能とし、前記曲面ガ
ラス13は窓枠に嵌め殺し状に嵌入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の出窓構造に
おいて、平面ガラスのみを組み込んだ通常の出窓構造に
比べて、内部視認性、デザイン性に優れた出窓構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅用出窓は、木製やスチール、
アルミ等の金属製の枠組を住宅の外壁から外方に突出さ
せ、該枠組に、平面ガラスからなる平面窓を組み込むこ
とにより形成されており、枠組の形状を変化させること
によって弓形出窓、台形出窓などのバリエーションをつ
けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、出窓内部に
は観葉植物等の装飾品を飾る場合が多い、その際、出窓
の外観形状を凝ったものにしようとすると、枠組が増え
て構造が複雑となり平面ガラスも小面積のものを多数用
いなければならず、その結果、外部からの視線が枠組に
より遮られて装飾品が見にくくなり内部視認性が悪化す
る、という問題があった。
【0004】また、単純な平面ガラスのみの組み合わせ
の場合、外観に若干のバリエーションはつけられるもの
の、製品間に機能や美的造形性の面で顕著な違いを持た
せることが難しいため、メーカーや規格が変わっても外
観的に代わり映えがしないのが実状であった。そのた
め、屋根等の他の住宅構成部品に比べ、出窓については
実質上の種類が少なく、住宅建設予定者等がこれから建
設する住宅を設計しようとする場合において選択肢が極
めて狭い、という問題があった。本発明は、前記の点に
鑑み、内部視認性に優れ、しかも多種・多様な外観的特
徴を有する出窓構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。すな
わち、請求項1においては、曲面ガラスを組み込んだ曲
面窓を出窓枠の前面部の一部に組み込み、該出窓枠の他
の部分には平面ガラスからなる平面窓を組み込んだもの
である。
【0006】請求項2においては、曲面ガラスを組み込
んだ曲面窓を出窓枠の前面部の一部に組み込み、該出窓
枠の他の部分には平面ガラスからなる平面窓を組み込
み、該平面ガラスは開閉可能とし、前記曲面ガラスは窓
枠に嵌め殺し状に嵌入したものである。
【0007】請求項3においては、出窓枠の前面部のガ
ラスを全て曲面ガラスとし、該曲面ガラスを出窓枠から
更に外に突出させた形状としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、添付の図面を
基に詳述する。図1は本発明の出窓を取り付けた住宅の
全体斜視図、図2は出窓枠前面部の中央に曲面窓を組み
込んだ出窓構造の斜視図、図3は同じく正面図、図4は
同じく平面図、図5は同じく側面図、図6は出窓枠前面
部のガラスを曲面ガラスとした出窓構造の斜視図、図7
は同じく正面図、図8は同じく平面図、図9は同じく側
面図、図10は出窓枠前面部の左右側部に曲面窓を組み
込んだ出窓構造の平面図、図11は曲面ガラスの形状を
変更する場合の説明図である。
【0009】図1に示すように、住宅1には複数の窓が
配置されており、住宅の一階の正面視中央の玄関ドアに
は平面ガラスを嵌入した玄関ドア窓2が配置され、該玄
関ドア窓2の左方には平面窓のみからなる左右スライド
式の和室窓3、右方には多数の平面ガラスからなる開閉
式のリビングルーム窓4が配置されている。また、二階
の正面視左方には、バルコニー6に設けた左右スライド
式のバルコニー窓7と開閉式の書斎窓5・5が配置さ
れ、該書斎窓5・5の右方で前記リビングルーム窓4の
上部には、中央部に曲面窓を組み込んだ本発明の出窓構
造を有する寝室窓8が配置されている。
【0010】本発明の前記寝室窓8においては、図2乃
至図5に示すように、出窓の周囲を構成する出窓枠31
が前記住宅1の壁17の開口部にはめ込まれ、この出窓
枠31の前面部の左右略中央部には曲面窓11の縦枠2
3・23が固設され、該縦枠23・23の上端部間には
半円板状の天板14が、縦枠23・23の下端部間には
地板15が介設されている。該天板14と地板15の間
に、半円筒状の曲面ガラス13が開閉不能に嵌め込ま
れ、前記地板15上には鉢植えなどの装飾品16が載置
されており、該装飾品16を外から観賞できるようにし
ている。また、曲面窓11の縦枠23・23の左右に
は、複数の平面窓10・10・・の窓枠24・24・・
がはめ込まれ、該窓枠24・24・・の内には平面ガラ
ス12・12・・が組み込まれており、前記曲面窓11
とは異なり、図2中の矢印方向に開閉可能としている。
【0011】従って、このように曲面ガラス13を出窓
枠31から更に前方に突出させ、この曲面ガラス13に
よって囲まれた曲面窓11の内部に前記装飾品16を配
置することができるため、平面ガラス12のみから構成
される従来の出窓内に配置する場合とは異なり、錯綜し
た枠組に邪魔されることなく、装飾品16を住宅外部か
ら十分に観賞することができるのである。
【0012】また、半円筒状の曲面ガラス13の全周部
は、縦枠23・23及び天板14、地板15によって固
定されるようにしたため、外部からの荷重や衝撃力に対
する強度が向上し平面ガラス12に比べて割れにくい構
造となっている。また、このように曲面窓11を開閉不
能としたことによる換気性の低下は、平面窓10を開放
にすることによって十分補うことが可能である。
【0013】さて、前記曲面ガラス13の形状について
は、図11に示すように、取付部の横幅18、該取付部
から前記突出部の先端までの距離を示す突出長19、及
び該突出部の先端の曲率20から定まり、これらの諸因
子を変更することによりユーザーニーズに応じた種々の
曲面窓11を形成することができる。
【0014】すなわち、横幅18を狭くすると、装飾品
16の載置面積は小さくなるが、その分だけ開閉可能な
平面窓10の面積比が増えるため、換気部分の面積が拡
大して換気性が向上する。逆に、横幅18を広くとる
と、大面積の曲面ガラス13が必要となり若干コスト高
となるが、その反面、装飾品16の載置面積が大きくな
る上、一枚板からなる突出部が横に拡大して採光性や外
観性が向上するという長所がある。
【0015】突出長19や曲率20を変更することによ
っても、外観をかなり変化させることができ、これらの
変更だけで出窓構造に多くのバリエーションをつけるこ
とが可能であり、平板ガラスのみによる出窓だけでは得
ることのできない様々な外観的特徴を出窓構造に付与す
ることができるのである。なお、曲面ガラス13の形状
については必ずしも本実施例のような円形又は楕円形の
一部である必要はなく、複数の突出部を有する曲面形状
を呈する場合などがあり、特に限定されるものではな
い。
【0016】次に、本発明に係わる窓構造の別形態につ
いて、図6乃至図10により説明する。図6乃至図9に
示すように、本実施例では前記出窓枠31の横幅を短く
した形状の出窓枠32を採用し、該出窓枠32には平面
窓10は組み込まずに曲面窓11のみ嵌め込んだ構造と
している。すなわち、出窓枠32の前面部の上下辺には
天板14と地板15を固設し、該天板14と地板15及
び出窓枠32前面部の左右側辺において半円筒状の曲面
ガラス13が開閉不能に嵌め込まれ、前記地板15上に
は鉢植えなどの装飾品16が載置されており、該装飾品
16を外から観賞できるようにしている。
【0017】従って、本実施例においても、前記実施例
と同様に、小面積の平面ガラス12からなる従来の出窓
に比べて装飾品16の外部からの視認性が向上し、ま
た、曲面ガラス13の形状を前述のように変更すること
により、出窓構造に多くのバリエーションをつけること
ができるという特徴を有する。さらに、小さな出窓枠3
2前面部よりも前方に比較的大きな曲面ガラス13を突
出させた構成としたために、同じ小型タイプの出窓であ
っても、平面ガラスのみを使用した場合に比べ、優雅
さ、高級感に富むなどの著しく異なる印象を見る者に与
えることができ、本実施例は、優れたデザイン性を有す
るものであるといえる。
【0018】なお、図10は、出窓枠31の前面部の左
右両側に曲面窓11・11を設け、該曲面窓11・11
の間に複数の平面窓10・10・・を配置した場合を示
す。このように、単純に曲面窓11の数や配置を変える
だけでも、前記実施例の如く曲面窓11を中央部に設け
た場合とは全く異なる特徴を有する外観を得ることがで
きる。
【0019】以上のように、平面ガラスのみの使用では
外観的にもデザイン的にも十分な特徴を持たせることが
できなかった出窓構造に、曲面ガラスによる曲面窓を用
いることによって顕著な特徴を持たせることが可能とな
り、ユーザーに対して様々な種類の出窓構造を提示する
ことができるようになったため、住宅建設予定者等の選
択の幅を大きく拡げることができる。なお、本発明の実
施例に用いた出窓枠31や出窓枠32は、いずれも出窓
枠自体にはガラスを組み込んでいないが、その側面や上
下面に平面ガラス12や曲面ガラス13などを組み込む
形態とし、より一層のデザイン性を図ることも可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。すなわち、請求項1において
は、曲面ガラスを組み込んだ曲面窓を出窓枠の前面部の
一部に組み込み、該出窓枠の他の部分には平面ガラスか
らなる平面窓を組み込んだので、平面ガラスのみからな
る出窓とは異なり、枠組が外部からの視線を妨げること
がなく内部の装飾品をすみずみまで観賞することができ
内部視認性が向上し、さらには、従来の平面ガラスのみ
では出せない様々なデザイン性を、簡単に出窓に付与す
ることができるため、他の出窓製品との差別化を容易に
図ることができ、近年の多様化・高度化の進むユーザー
ニーズに対し的確に対応することができるのである。
【0021】請求項2においては、曲面ガラスを組み込
んだ曲面窓を出窓枠の前面部の一部に組み込み、該出窓
枠の他の部分には平面ガラスからなる平面窓を組み込
み、該平面ガラスは開閉可能とし、前記曲面ガラスは窓
枠に嵌め殺し状に嵌入したので、曲面ガラスの構造強度
を高く保持したままで、十分な換気性を平面窓によって
確保することができる。
【0022】請求項3においては、出窓枠の前面部のガ
ラスを全て曲面ガラスとし、該曲面ガラスを出窓枠から
更に外に突出させた形状としたので、同じ小型タイプの
出窓であっても、平面ガラスのみを使用した場合に比べ
て優れたデザイン性を有し、他の出窓製品にはない著し
い外観的特徴を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出窓を取り付けた住宅の全体斜視図で
ある。
【図2】出窓枠前面部の中央に曲面窓を組み込んだ出窓
構造の斜視図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】出窓枠前面部のガラスを曲面ガラスとした出窓
構造の斜視図である。
【図7】同じく正面図である。
【図8】同じく平面図である。
【図9】同じく側面図である
【図10】出窓枠前面部の左右側部に曲面窓を組み込ん
だ出窓構造の平面図である。
【図11】曲面ガラスの形状を変更する場合の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 平面窓 11 曲面窓 12 平面ガラス 13 曲面ガラス 31、32 出窓枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面ガラスを組み込んだ曲面窓を出窓枠
    の前面部の一部に組み込み、該出窓枠の他の部分には平
    面ガラスからなる平面窓を組み込んだことを特徴とする
    曲面ガラスによる出窓構造。
  2. 【請求項2】 曲面ガラスを組み込んだ曲面窓を出窓枠
    の前面部の一部に組み込み、該出窓枠の他の部分には平
    面ガラスからなる平面窓を組み込み、該平面ガラスは開
    閉可能とし、前記曲面ガラスは窓枠に嵌め殺し状に嵌入
    したことを特徴とする曲面ガラスによる出窓構造。
  3. 【請求項3】 出窓枠の前面部のガラスを全て曲面ガラ
    スとし、該曲面ガラスを出窓枠から更に外に突出させた
    形状としたことを特徴とする曲面ガラスによる出窓構
    造。
JP10300969A 1998-10-22 1998-10-22 曲面ガラスによる出窓構造 Pending JP2000130029A (ja)

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