JP2000128226A - バンド類の止め具 - Google Patents

バンド類の止め具

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JP2000128226A
JP2000128226A JP10326059A JP32605998A JP2000128226A JP 2000128226 A JP2000128226 A JP 2000128226A JP 10326059 A JP10326059 A JP 10326059A JP 32605998 A JP32605998 A JP 32605998A JP 2000128226 A JP2000128226 A JP 2000128226A
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bent
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JP10326059A
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Tadao Kawase
瀬 忠 雄 川
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KAWASE JUSHI KOGYO KK
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KAWASE JUSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作を必要とせずにバンド類を止める
ことができる、バンド類の止め具を提供する。 【解決手段】 バンド類の止め具Tは、バンドBのルー
プ状に曲げ返された曲げ返し部B1が入り口側Eから出
口側Qに向かって挿入される挿入口1を有する基体2
と、前記挿入口1の前記出口側Qにおいて前記曲げ返し
部B1が掛かる掛止片3とからなる。前記掛止片3は、
前記挿入口1の前記出口側Qにおいて、揺動可能となる
よう、一端が前記基体2に支持されている。また、前記
掛止片3は、前記挿入口1の前記出口側Qにおいて前記
曲げ返し部B1に押されて起立する起立状態から前記曲
げ返し部B1内に入り込む復帰状態に戻る、復帰手段を
備えている。前記復帰手段は、前記掛止片3の基端部分
3aに備わる弾性からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バンド、テープ、ベ
ルト等のバンド類を止めることが可能な、バンド類の止
め具に関し、例えば品物を梱包する際に好適なバンド類
の止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、品物等の梱包は、引っ張り強さや
剛性の大きいプラスチック製のバンドを利用し、そのバ
ンドを機械を使用して、あるいは手作業で品物に巻き付
けることで行っていた。
【0003】例えば、バンド結束機においては、バンド
が、自動的に品物に巻き付けられて、双方のバンドの重
ね合わせ部分が、熱溶着されることで結束されるものが
あった。また、手作業でバンドを品物に巻き付ける場合
には、例えば、図11に示すようなバンドの止め具を利
用していた。このバンドの止め具は、バンドCの両先端
部付近においてループをつくるようにして曲げ返され
た、各曲げ返し部C1,C1を挿入口4に挿入し、その
各曲げ返し部C1,C1によって形成される孔C2,C
2内に、各掛止片6,6を、基体5と重なり合うよう
に、基端部分を中心としてP方向に約180゜折り曲げ
て入れた後、バンドCの両先端部C3、C3を基体5か
ら離れる方向に引っ張って引き締めることで結束される
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バンド結束
機を利用する場合、バンドを熱溶着によって結束するた
め、その接合部が、熱損傷を受けて、重い荷物等を梱包
する場合、その接合部から破断される虞があった。ま
た、例えば、引っ越しの際の荷物の梱包を、個人的、家
庭的に行うようなときには、バンド結束機では大きすぎ
て扱いにくく、実際には使用できない等の問題があっ
た。
【0005】一方、従来のバンドの止め具は、前述のよ
うな問題点はないが、前記各掛止片6,6に前記各曲げ
返し部C1,C1を掛ける際、前記各曲げ返し部C1,
C1と、そこに入り込もうとする前記各掛止片6,6と
の相対位置や、前記各曲げ返し部C1,C1の形状とか
孔C2,C2内の大きさ等を考えながら作業しなければ
ならないので、手間取って時間がかかり、また、初めて
利用する人にとっては、使用方法がわかりずらい等の問
題があった。
【0006】この発明は、前述の事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、煩雑な操作を必要とせず
に、バンド、テープ、ベルト等のバンド類を止めること
ができる、バンド類の止め具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバンド類
の止め具は、前記目的を達成するために、次の構成から
なる。
【0008】すなわち、このバンド類の止め具は、曲げ
返された、バンド類の曲げ返し部が入口側から出口側に
向かって挿入される挿入口を有する基体と、前記挿入口
の前記出口側において前記曲げ返し部が掛かる掛止片と
からなる。そして、このバンド類の止め具は、前記掛止
片が、前記挿入口の前記出口側において、揺動可能とな
るよう、一端が前記基体に支持されている。ここで、揺
動可能とは、基体に支持されていない他端側が、上下、
左右等に動くことが可能であればよく、例えば、可撓材
質のものが撓みによって上下、左右等に動く場合も含ま
れる。そして、このバンド類の止め具は、前記掛止片
が、前記挿入口の前記出口側において、前記曲げ返し部
に押されて起立する起立状態から前記曲げ返し部内に入
り込む復帰状態に戻る、復帰手段を備える。
【0009】したがって、前記掛止片は、復帰手段を備
えることにより、前記曲げ返し部を前記挿入口に挿入す
るだけで、前記曲げ返し部内に入り込む。
【0010】復帰手段としては、前記掛止片が、前記曲
げ返し部に押される以前の復帰状態に戻るようにさせる
すべての手段を含む。具体的には、前記掛止片そのもの
の自重によるものであるとか、機械的な方法によるもの
であるとか、弾性を利用したもの等である。弾性を利用
するときは、前記掛止片そのものが弾性を備えている場
合のほか、前記掛止片が外部から支えられる、例えば、
板バネのようなものを前記基体に設置してもよい。ま
た、復帰状態とは、前記掛止片が、必ずしも正確に元の
位置に復帰した状態をいうのではなく、少なくとも、前
記曲げ返し部内に入り込むことが可能な程度に復帰した
状態をいう。
【0011】例えば、復帰手段としては、前記掛止片の
ほぼ全体に備わる弾性が好ましい。すなわち、弾性を備
えた前記掛止片は、前記曲げ返し部に押されることによ
り撓みを生じるが、起立状態において前記曲げ返し部か
らの外力がなくなると、撓みが消失して復帰状態に戻る
ことで、前記曲げ返し部内に入り込む。このような弾性
を備えた前記掛止片は、簡単な構造であるのでコストも
安価であり、また、自重等によるものよりも、はるかに
効果的である。
【0012】また、復帰手段としては、前記掛止片の基
端部分に備わる弾性であってもよい。このように構成す
ると、前記掛止片は、前記曲げ返し部が掛かる部分と、
弾性を備える基端部分とに明確に区別されるので、より
機能的である。
【0013】また、このバンド類の止め具は、前記掛止
片が前記挿入口の入り口側へ揺動進行するのを規制す
る、規制手段を備えるのが好ましい。このような規制手
段を備えることにより、掛止片に掛かったバンド類が、
その掛止片から抜け落ちたりするなど外れることがな
い。
【0014】規制手段としては、このバンド類の止め具
が、前記基体に設けられる被当接部と、前記掛止片の先
端部分に設けられて前記被当接部と当接可能な当接部と
からなるとよい。したがって、前記掛止片の先端部分を
前記基体に当接可能となるように成形するだけで簡単
に、かつ確実に前記入り口側への揺動の進行が規制され
る。
【0015】また、本発明に係るバンド類の止め具は、
前記掛止片の先端が互いに向かい合うように少なくとも
一対設けられているものであってもよい。このように前
記掛止片の先端が互いに向かい合うように形成される
と、前記掛止片の長さは、短くて済む。したがって、前
記掛止片が、前記曲げ返し部に押されて起立する起立状
態までの移動距離も短くなるので、手早く作業を行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。
【0017】まず、この発明の第1の実施の形態を図1
ないし図5を参照して説明する。このバンド類の止め具
Tは、バンド類としてのバンドBの両先端部付近にてル
ープをつくるように曲げ返された曲げ返し部B1,B1
が、入口側Eから出口側Qに向かって挿入される挿入口
1,1を有する基体2と、前記挿入口1,1の前記出口
側Qにおいて前記曲げ返し部B1,B1が掛かる2個の
棒状の掛止片3,3とから構成される、一体成型品であ
る。そして、前記挿入口1,1は、バンドBのループ状
に曲げ返された各曲げ返し部B1,B1が挿入し易いよ
うに、例えば、2つの長方形状にくり抜かれている。ま
た、前記各掛止片3,3は、先端を最も高くした傾斜状
態(図示実施の形態においては、基体2に対して略45
度の傾斜)で、前記挿入口1,1に対して上方側から臨
むように位置しているとともに、図5に示すように、前
記挿入口1,1の前記出口側Qにおいて、上下に揺動可
能となるように、すなわち、前記各掛止片3,3が、基
端部分3a,3aを支点として上下に揺れ動くことがで
きるように、基端部分3a,3aが、前記基体2の前記
出口側Qに設けられた突出部2aに支持されている。前
記基端部分3a,3aには、弾性が備わっており、バン
ドBが掛かる部分3b,3bを介して、先端部分に、前
記基体2と当接可能な当接部3c,3cが設けられてい
る。すなわち、前記各掛止片3,3は、弾性が備わる基
端部分3a,3a、バンドBが掛かる部分3b,3b、
および前記基体2と当接する当接部3c,3cとに区分
され、機能的に一体成型されている。また、前記各掛止
片3,3は、各曲げ返し部B1,B1によって形成され
る孔B2,B2内に入り込むのを容易にするため、先端
が尖っている。
【0018】実際にこのバンド類の止め具Tを使用して
品物を梱包するには、まず、バンドBを品物に巻き付
け、その後、図1に示すように、バンドBの両先端部付
近にてループ状に曲げ返した曲げ返し部B1,B1をつ
くる。これら曲げ返し部B1,B1を、前記挿入口1,
1に挿入する。さらに前記各曲げ返し部B1,B1の挿
入を続けると、それら曲げ返し部B1,B1の押入に合
わせるように前記各掛止片3,3も押し上げられ、図2
に示すような、ほぼ直立状の起立状態に到る。このほぼ
直立状の起立状態に到ると、前記各曲げ返し部B1,B
1は、前記各掛止片3,3をそれ以上に押し上げること
はできず、よって、前記各掛止片3,3は、基端部分3
a,3aの弾性の作用により、元の傾斜状態である復帰
状態に自動的に戻る。すなわち、前記各掛止片3,3
は、そのような復帰手段を備えることにより、図3に示
すように、前記各曲げ返し部B1,B1によって形成さ
れる孔B2,B2内に入り込むことができる。この復帰
手段は、図5に示すように、断面形状において前記突出
部2aからの厚みの狭くなる前記各掛止片3,3の基端
部分3a,3aが、撓むことによって、弾性が発揮され
ることからなる。
【0019】そして、前記挿入口1,1の前記入り口側
EにあるバンドBの曲げ返された両先端部B3,B3
を、互いに反対方向に引っ張って、前記各掛止片3,3
を前記各曲げ返し部B1,B1により、押し下げる。前
記各掛止片3,3は、それらの当接部3c,3cと前記
基体2の被当接部2c,2cとが互いに当接する位置ま
で押し下げられる。さらに、その位置から、前記バンド
Bの両先端部B3,B3を、互いに反対方向に強く引っ
張っても、前記各掛止片3,3は、前記基体2と当接し
ているため、それ以上の移動は不能であって、前記挿入
口1,1の入り口側Eへの揺動の進行が規制される。こ
のように、バンド類の止め具Tは、前記各掛止片3,3
が挿入口1,1の入り口側Eへ揺動進行するのを規制す
る、規制手段としての、前記基体2に設けられる被当接
部2c,2cと、前記掛止片3,3の先端部分に設けら
れて前記被当接部2c,2cと当接可能な当接部3c,
3cとを備える。
【0020】品物に巻き付けたバンドBに緩みが生じな
いように、さらに前記バンドBの両先端部B3,B3
を、互いに反対方向に強く引っ張り、引き締めると、前
記各曲げ返し部B1,B1が、所定の位置でしっかりと
固定される。こうして、図4に示すように、前記各曲げ
返し部B1,B1は、このバンド類の止め具Tによって
止められて、品物を梱包することができる。結果とし
て、このバンド類の止め具Tを利用する者は、前記各曲
げ返し部B1,B1を前記挿入口1,1に挿入した後、
バンドBの両先端部B3,B3を互いに反対の方向に引
っ張るだけの簡単な操作で、バンドBを止めることがで
きる。
【0021】また、このバンド類の止め具は、図4に示
すように、バンドBが止められた状態において、前記各
掛止片3,3が、前記挿入口1,1を、上方側から蓋を
して覆うような配置で、前記各掛止片3,3と前記挿入
口1,1とが設けられている。このため、前記各掛止片
3,3に掛けられた前記各曲げ返し部B1,B1は、前
記各掛止片3,3の両側面部3d,3dから、前記挿入
口1,1の前記出口側Qの長手方向各開口縁部1a,1
aにかけて、強固に係止保持され、これによっても、前
記各掛止片3,3の前記挿入口1,1の入り口側Eへの
揺動進行が規制されることとなる。
【0022】また、前記各掛止片3,3の両側面部3
d,3dの上下端縁部には、それぞれ複数の突起3e,
3eが設けられている。そして、前記基体2側にも、前
記各掛止片3,3の複数の突起3e,3eに係合するよ
うに、前記挿入口1,1の前記出口側Qの長手方向各開
口縁部1a,1aに複数の突起2e,2eが設けられて
いる。これらの突起3e,3eとか2e,2eは、品物
を梱包した後、前記各曲げ返し部B1,B1が、滑るよ
うにしてずれて、バンドBが緩んでしまうのを防止する
ことができる。
【0023】かくして、このバンド類の止め具Tは、バ
ンドBの両先端部B3,B3を、互いに反対方向に強く
引っ張っても、そのバンドBが、掛止片3,3ひいては
バンド類の止め具Tから抜けたりしないのはもちろんの
こと、例えば、バンドBの両先端部B3,B3を前記基
体2から離れる下方向に強く引っ張っても、抜け落ちた
りすることがない。
【0024】次に、この発明の第2の実施の形態を図6
ないし図8を参照して説明する。
【0025】すなわち、このバンド類の止め具T1は、
挿入口1,1を有する基体2と、一端がこの基体2に支
持されていて、前記挿入口1,1の出口側Qにおいて上
下等に揺動可能な、ほぼ舌形状の掛止片3,3とからな
る一体成型品であり、前記挿入口1,1は、バンドBの
ループ状に曲げ返された各曲げ返し部B1,B1が挿入
し易いように、例えば、2つの長方形状にくり抜かれて
いる。また、前記掛止片3,3は、先端が互いに向かい
合うように、しかも、その先端を最も高くした傾斜状態
で、前記挿入口1,1に対して上方側から臨むように、
一対ずつ計2対設けられている。そして、前記各掛止片
3,3が、前記挿入口1,1を覆うように、傾倒される
とき、前記挿入口1,1の出口側Q付近で、前記各掛止
片3,3の両側面部3d,3dと、前記基体2の前記挿
入口1,1の前記出口側Qの長手方向各開口縁部1a,
1aとが、近接するように配置されている。さらに、前
記挿入口1,1の出口側Qの長手方向各開口縁部1a,
1a上には、品物を梱包した後のバンドBの滑り防止の
ため、複数の突起2e,2eが設けられている。
【0026】また、このバンド類の止め具T1は、図7
に示すような起立状態から、図8に示すような、前記各
曲げ返し部B1,B1によって形成される孔B2,B2
内に入り込む復帰状態まで自動的に戻る、復帰手段を備
えている。この復帰手段は、前記各掛止片3,3のほぼ
全体が、撓むような、これら前記各掛止片3,3のほぼ
全体に備わる弾性からなる。
【0027】実際にこのバンド類の止め具T1を使用し
て品物を梱包するには、図6ないし図8に示すように、
第1の実施の形態と同様の手順で操作される。すなわ
ち、バンドBの曲げ返し部B1,B1を、挿入口1,1
に挿入すると、各掛止片3,3は、起立状態を経て元の
傾斜状態である復帰状態に戻り、挿入された前記曲げ返
し部B1,B1は、先端が互いに向かい合う各一対の掛
止片3,3間に掛け渡されるようにして掛かる。
【0028】そして、前記挿入口1,1の入り口側Eに
あるバンドBの曲げ返された両先端部B3,B3を、互
いに反対方向に引っ張って、前記各掛止片3,3を前記
各曲げ返し部B1,B1により押し下げる。すると、前
記各曲げ返し部B1,B1は、前記各掛止片3,3の両
側面部3d,3dから前記挿入口1,1の出口側Qの各
開口縁部1a,1aにかけて係止され、特に、基体2に
支持されている、前記掛止片3,3の一端側付近におい
て、強固に係止保持されて、前記掛止片3,3の前記挿
入口1,1の入り口側Eへの揺動進行が規制される。
【0029】このバンド類の止め具T1は、図2と図7
とを比較すればわかるように、前記掛止片3,3が起立
位置に到達するまでの移動距離Lが、第1の実施の形態
に係るバンド類の止め具Tに比べて短い。したがって、
このバンド類の止め具T1では、前記各曲げ返し部B
1,B1の挿入の際、より手早く作業を行うことができ
る。
【0030】次に、この発明の第3の実施の形態を図9
および図10に示す。このバンド類の止め具T2の構造
は、第1の実施の形態に係るバンド類の止め具Tと類似
しているが、主として、前記突出部2aが、バンド類の
止め具T2では省かれている点で異なる。すなわち、こ
のバンド類の止め具T2は、掛止片3,3の基端部分3
a,3aが、直接、前記基体2の前記出口側Qにおける
外周縁部に支持されることにより、第1の実施の形態に
係るバンド類の止め具Tと同様の作用で、バンドBを止
めて品物を梱包することができる。したがって、このバ
ンド類の止め具T2は、構造的により簡略化されてい
る。もっとも、図示実施の形態に示される止め具T2に
おいては、掛止片3,3の基端部分3a,3aが、基体
2の外周縁部ぎりぎりの位置にて支持されている関係
上、前記曲げ返し部B1,B1の挿入によって押し上げ
られた際、それら掛止片3,3は、直立状の起立状態に
至る手前の状態(未だ傾斜の状態にある起立状態)で、
基端部分3a,3aの弾性作用により、前記曲げ返し部
B1,B1の孔B2,B2内に入り込むことができる、
復帰状態に戻る。
【0031】また、この止め具T2には、バンドBの滑
り防止のため、前記複数の突起3e,3eとか2e,2
eの代わりに、前記各掛止片3,3の長手方向各下面縁
部と、前記挿入口1,1の前記出口側Qの長手方向各開
口縁部1a,1aに、それら縁部に対してほぼ平行位置
する、滑止め突条10が所定本数、並んで設けられてい
る。
【0032】なお、この発明に係るバンド類の止め具の
材質は、特に問われるものでもないが、前述した第1な
いし第3の実施の形態のように、掛止片の少なくとも一
部分が弾性を備える、一体成型品のバンド類の止め具の
場合には、プラスチック材料が好ましく、特に、弾性が
優れているナイロンがより好ましい。
【0033】また、掛止片は、前述の実施の形態に限ら
れず、使用の目的に応じていくつあってもよく、例え
ば、バンドの一端が予め基体に結合されているようなと
きは、掛止片は1個あるいは一対でよい。もちろん、こ
の場合、バンドのループ状に曲げ返された曲げ返し部の
挿入口への挿入の回数が、1回で済むので、より手早く
作業することができる。
【0034】また、図示第1ないし第3の実施の形態に
おいては、各掛止片3,3あるいは各一対の掛止片3,
3にそれぞれ対応し得るように、複数の挿入口1,1を
設けたが、図11で示した従来例のように、これら複数
の掛止片3,3あるいは複数対の掛止片3,3に対応す
るように、大きくくり抜いた1つの挿入口を設けるよう
にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係るバンド類の止め具によれば、次の効
果がある。
【0036】請求項1に記載のバンド類の止め具によれ
ば、曲げ返された、バンド類の曲げ返し部を挿入口の入
り口側から出口側に向かって挿入するだけで、掛止片
は、曲げ返し部内に入り込む。したがって、このバンド
類の止め具では、煩雑な操作を必要とせずしてバンド類
を止めることができる。
【0037】請求項2および3に記載のバンド類の止め
具によれば、弾性の性質を備える掛止片を成形するだけ
で、掛止片が曲げ返し部内に入り込み、簡単にバンド類
を止めることができる。
【0038】請求項4に記載のバンド類の止め具によれ
ば、掛止片が挿入口の入り口側へ揺動進行するのを確実
に防ぐことができるので、掛止片に掛かったバンド類
が、抜けたりすることがない。
【0039】請求項5に記載のバンド類の止め具によれ
ば、掛止片が挿入口の入り口側へ揺動進行するのを規制
する、規制手段として、基体に設けられる被当接部と、
掛止片の先端部分に設けられて被当接部と当接可能な当
接部とで構成するので、簡単な構造にして規制手段の機
能を確実に発揮することができる。
【0040】請求項6に記載のバンド類の止め具によれ
ば、掛止片が起立位置に到達するまでの移動距離が短縮
されて、より手早い作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るバンド類の止め具およ
びその止め具に掛け止められるバンド類の曲げ返し部の
斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る掛止片が、前記曲げ返
し部に押されて起立する起立状態を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る掛止片が復帰状態に戻
った状態を示す斜視図である。
【図4】バンド類が固定されて止められた状態を示す斜
視図である。
【図5】図3におけるA−A線による拡大断面図であ
る。
【図6】第2の実施の形態に係るバンド類の止め具およ
びその止め具に掛け止められるバンド類の曲げ返し部の
斜視図である。
【図7】第2の実施の形態に係る掛止片が、バンド類の
曲げ返し部に押されて起立する起立状態を示す斜視図で
ある。
【図8】第2の実施の形態に係る掛止片が復帰状態に戻
った状態を示す斜視図である。
【図9】第3の実施の形態に係るバンド類の止め具の斜
視図である。
【図10】図9におけるX−X線による拡大断面図であ
る。
【図11】従来のバンド類の止め具の斜視図である。
【符号の説明】
T,T1,T2 バンド類の止め具 B バンド(バンド類) B1 曲げ返し部 E 入口側 Q 出口側 1 挿入口 2 基体 2c 被当接部(規制手段) 3 掛止片 3c 当接部(規制手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ返された、バンド類の曲げ返し部が
    入口側から出口側に向かって挿入される挿入口を有する
    基体と、前記挿入口の前記出口側において前記曲げ返し
    部が掛かる掛止片とからなり、 この掛止片が、前記挿入口の前記出口側において、揺動
    可能となるよう、一端が前記基体に支持されており、か
    つこの掛止片が、前記挿入口の前記出口側において、前
    記曲げ返し部に押されて起立する起立状態から前記曲げ
    返し部内に入り込む復帰状態に戻る、復帰手段を備える
    ことを特徴とするバンド類の止め具。
  2. 【請求項2】 前記復帰手段は、前記掛止片のほぼ全体
    に備わる弾性からなることを特徴とする請求項1に記載
    のバンド類の止め具。
  3. 【請求項3】 前記復帰手段は、前記掛止片の基端部分
    に備わる弾性からなることを特徴とする請求項1に記載
    のバンド類の止め具。
  4. 【請求項4】 前記掛止片が、前記挿入口の入り口側へ
    揺動進行するのを規制する、規制手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載のバンド類の止め具。
  5. 【請求項5】 前記規制手段は、前記基体に設けられる
    被当接部と、前記掛止片の先端部分に設けられて前記被
    当接部と当接可能な当接部とからなることを特徴とする
    請求項4に記載のバンド類の止め具。
  6. 【請求項6】 前記掛止片は、先端が互いに向かい合う
    ように少なくとも一対設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のバンド類の止め具。
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