JP2000127485A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000127485A
JP2000127485A JP32284598A JP32284598A JP2000127485A JP 2000127485 A JP2000127485 A JP 2000127485A JP 32284598 A JP32284598 A JP 32284598A JP 32284598 A JP32284598 A JP 32284598A JP 2000127485 A JP2000127485 A JP 2000127485A
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belt
roller
forming apparatus
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Juntaro Oku
淳太郎 奥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4ドラム方式で、LEDヘッドを用い、記録
材搬送方向の周期性の内ものも含めた非定常の色ずれを
低減する。 【解決手段】 搬送ベルト3を駆動するローラ1、2で
駆動されるドラム駆動手段で各ドラム外周面を同量移動
させ、搬送ベルト又はドラム駆動手段の移動位置を検出
し、検出位置に同期したライン周期でLEDヘッド8を
点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機等とされる、特に複数の感光体ドラムを用
い、書き込み手段として発光素子アレイヘッドを用いた
電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転
写する方式が各種提案されている。
【0003】ところで、複数の画像形成部を有する装置
の問題点としては、機械精度等の原因により、複数の感
光体ドラム外周面や搬送ベルトの移動むらや、各画像形
成部の転写位置での感光体ドラム外周面と搬送ベルトの
移動量の関係等が各色毎に変動し、そのため画像を重ね
合わせたときに一致せず、色ずれを生じることが挙げら
れる。これら色ずれの要因となる位置ずれの種類として
は、画像に一定量で現れる定常的位置ずれと、周期的又
は非周期的(ランダム)に現れる非定常的位置ずれがあ
る。
【0004】定常的位置ずれとしては、感光体ドラムや
露光手段の取り付け位置や角度等の誤差に起因する、ト
ップマージンずれ、レフトマージンずれ、斜め方向の傾
きずれ等がある。
【0005】非定常的位置ずれとしては、感光体ドラム
や搬送ベルト(駆動ローラ)の駆動系(モータ、駆動伝
達手段)の回転むら等に起因するラインピッチ変動によ
るずれや、搬送ベルトの蛇行等に起因するずれ等があ
る。
【0006】又、各々について、レフトマージンずれや
蛇行ずれ等の主走査方向(搬送ベルトの移動方向と直交
する方向)のずれと、トップマージンずれやラインピッ
チずれ等の副走査方向(搬送ベルトの移動方向)のずれ
がある。
【0007】そして、実際の画像には、これら位置ずれ
が重畳したものが現れる。
【0008】そこで、これら色ずれの問題を解決するた
め、(1)各画像形成部で位置ずれ検出用のパターンを
画像形成し、搬送ベルト上に転写した前記パターンを検
出し、その検出結果によって画像形成のタイミングを補
正したり、(2)予め搬送ベルト上に形成したマーク
や、感光体ドラムや搬送ベルト駆動手段の回転位置を検
出し、その検出結果によって画像形成のタイミングを補
正したり、駆動モータの回転や位相を制御したり、
(3)画像形成部や駆動ギヤ等の配置間隔等を工夫した
り、(4)その他、複数の感光体ドラムの外周面を単一
の駆動手段で駆動したり、感光体ドラムと搬送ベルトの
一方のみ駆動し、他方を一方の従動としたり、等の種々
の画像形成装置が提案されている。
【0009】又、位置ずれ検出用のパターンの検出に関
しては、検出精度の向上等に関し種々の画像形成装置が
提案されている。
【0010】更には、書き込み手段として、湾曲ずれや
倍率誤差ずれ等が生じにくく、その上、小型化、低コス
ト化に対しても有利なLED等の発光素子アレイヘッド
を利用する方式が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような欠点があった。
【0012】搬送ベルト上の位置ずれ検出用パターンを
検出し、画像形成のタイミングを補正する装置や、搬送
ベルト上に形成されたマークや、感光体ドラムや搬送ベ
ルト駆動手段の回転位置を検出しても、画像形成のタイ
ミングのみを補正する装置は、取付位置等の誤差に起因
する定常的位置ずれのみを補正するものである。
【0013】又、搬送ベルト上の位置ずれ検出用パター
ンには、定常的位置ずれと非定常的位置ずれが重畳して
おり、この定常的位置ずれと非定常的位置ずれを区別し
補正するために、多くの種類の位置検出用パターンを長
時間、複数回にわたり検出している。このため、補正時
間の増大を招いたり、位置検出用パターンを搬送ベルト
上に形成し、除去するので、多くのトナーが無駄に消費
され、装置内が汚れる等の問題が発生していた。
【0014】搬送ベルト上に形成されたマークや、感光
体ドラムや搬送ベルト駆動手段の回転位置を検出し、駆
動モータの回転や位相を制御する装置は、駆動系の回転
むら等に起因する非定常的位置ずれにも対処している。
しかし、一定の周期で繰り返す位置ずれ要因に対しては
対処できるが、非定常的で且つ周期が不定で、周期があ
っても必ずしも各周期でむらの波形や大きさが一致しな
いものに対しては対処できない。
【0015】画像形成部や駆動ギア等の配置間隔等を工
夫した装置は、例えば、駆動ローラの偏心等に対し、各
画像形成部で位相が一致するようにしたものがあり、こ
れも、一定の周期で繰り返す位置ずれ要因に対しては有
効であるが、非定常で且つ周期が不定や、周期があって
も必ずしも各周期でむらの波形や大きさが一致しないも
のに対しては効果がない。
【0016】複数の感光体ドラムの外周面を単一の駆動
手段で駆動する装置は、同一時刻での各感光体ドラムの
外周面の速度は一致するが、記録材上で同一の位置に形
成される画像は、感光体ドラム上には同タイミングで画
像形成されるわけではなく、駆動手段の駆動むらに関し
ては色ずれを低減できない。更に、感光体ドラムと搬送
ベルトの関係についてはなんら考慮されてなく、感光体
ドラムと搬送ベルト間に速度差がある場合(なんらかの
対策を施さなければこの速度差は存在する)も記録材上
に転写された画像の色ずれを低減できない。
【0017】感光体ベルトと搬送ベルトの一方のみ駆動
し、他方を一方の従動とする装置は、感光体ドラムと搬
送ベルトの関係については考慮されているが、記録材上
で同一の位置に形成される画像は、感光体ドラム上には
同タイミングで画像形成されるわけではなく、駆動手段
の駆動むらに関しては色ずれを低減できないことに関し
ては同様である。
【0018】従って、本発明の目的は、非定常的で不安
定な要因による色ずれを低減できるカラー画像形成装置
をを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、発光素子アレイヘッドと像担持体とを各々含む複
数の画像形成部と、形成された画像を前記複数の画像形
成部を順次通過する無端状ベルト上、又は、前記無端状
ベルト上に保持されつつ搬送される記録材上に転写する
複数の転写手段と、前記無端状ベルトを張架する前記搬
送方向に対して略直交する方向に軸を有するローラ部材
と、を有し、前記ローラ部材は、前記無端状ベルトの搬
送を担う1つ以上の駆動ローラと、前記無端状ベルトの
搬送に従い動作する少なくも1つ以上の従動ローラとを
含むカラー画像形成装置において、前記各々の像担持体
の外周面をそれぞれ同量移動させ、且つ、前記無端状ベ
ルトの前記像担持体面側と同量移動するように、前記駆
動ローラの回転によって駆動されるドラム駆動伝達手段
と、前記無端状ベルト又はドラム駆動伝達手段の前記搬
送方向の移動位置を検出する移動位置検出手段と、前記
移動位置検出手段の検出位置に基づいて、前記複数の画
像形成部の各々の発光素子アレイヘッドの発光タイミン
グを制御する発光タイミング制御手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置である。
【0020】本発明による他の態様によれば、各々発光
素子アレイヘッドと像担持体とを含む複数の画像形成部
と、形成された画像を前記複数の画像形成部を順次通過
する無端状ベルト上、又は、前記無端状ベルト上に保持
されつつ搬送される記録材上に転写する複数の転写手段
と、前記無端状ベルトを張架する前記搬送方向に対して
略直交する方向に軸を有するローラ部材と、を有し、前
記ローラ部材は、前記無端状ベルトの搬送を担う1つ以
上の駆動ローラと、前記無端状ベルトの搬送に従い動作
する少なくも1つ以上の従動ローラとを含むカラー画像
形成装置において、前記各々の像担持体の外周面をそれ
ぞれ同量移動させる、前記駆動ローラの回転によって駆
動させるドラム駆動伝達手段と、前記駆動ローラの回転
位置を検出する回転位置検出手段と、前記回転位置検出
手段の検出位置に基づいて、前記複数の画像形成部の各
々の発光素子アレイヘッドの発光タイミングを制御する
発光タイミング制御手段とを有し、前記複数の画像形成
部の隣り合う画像形成部間で、記録材上で同一の位置に
形成される画像の各々の発光素子アレイヘッドの前記像
担持体への露光タイミングが、前記駆動ローラの回転周
期の整数倍に相当する時間差となるように露光及び転写
位置を配置したことを特徴とするカラー画像形成装置が
提供される。
【0021】上記発明において、前記発光素子アレイヘ
ッドは、LED(発光ダイオード)アレイヘッドである
ことが好ましい。前記ドラム駆動伝達手段は第2の無端
状ベルトであり、前記第2の無端状ベルトが前記複数の
像担持体の一端の外周面に一定の角度で一定の巻き付き
量をもって接触するように移動位置を規制する移動位置
規制手段を有することが好ましい。前記回転位置検出手
段は、前記駆動ローラと共に回転する円盤状の板と、前
記円盤状の板に同心円状に形成された複数のスリットを
含む円盤スリット手段と、本体に固定された前記スリッ
トの通過を検出する発光素子及び受光素子とを有するこ
とが好ましい。前記露光位置及び転写位置は、前記複数
の画像形成部で露光から転写までの寸法を同一とし、前
記複数の画像形成部間の前記無端状ベルトの搬送方向に
沿った転写間を前記駆動ローラの回転周期の整数倍に相
当する寸法となるように配置することが好ましい。前記
移動位置検出手段は、前記搬送方向の画像解像度の1/
整数倍に相当するピッチで前記移動位置又は回転位置を
検出することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0023】実施例1 本発明の第1実施例は、図1に示すように、4色、即ち
イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像
形成手段を備えたカラー画像形成装置に関するものであ
る。
【0024】駆動ローラ2と従動ローラ1に張設された
搬送ベルト3の上方には、所定の間隔をおいて4個の像
担持体である感光体ドラム7a、7b、7c、7dが並
置されており、各感光体ドラム7a〜7dの周りには、
画像情報に応じて感光体ドラム7a〜7dに露光を施し
て静電潜像を形成するLEDアレイヘッド8a、8b、
8c、8d、静電潜像にトナーを付着させてトナー像と
して現像する現像器10a、10b、10c、10d、
及び搬送ベルト3を挟んで各感光体ドラム7a〜7d上
のトナー像を搬送ベルト3上に担持された記録材Pに転
写する転写手段11a、11b、11c、11dがそれ
ぞれ配設されている。
【0025】LEDアレイヘッド8a〜8dは、LED
アレイロッドレンズアレイと、LEDアレイ冷却用ヒー
トシンク等が一体化されている。
【0026】又、搬送ベルト3移動方向における最上流
側の従動ローラ1の近傍には記録材Pをガイドする給送
ガイド5、記録材Pを搬送ベルト3上へ給送するタイミ
ングをとるレジストローラ対6が配置され、最下流側の
駆動ローラ2の近傍には搬送ベルト3から記録材Pを分
離する分離手段12、そして更にその記録材P移動方向
下流側には記録材Pを定着器14へ案内する定着前ガイ
ド13、記録材Pに転写されたトナーを熱等により記録
材P上に永久定着する定着器14、及び定着の終えた記
録材Pを機外に排出する排出ローラ15が設けられてい
る。
【0027】以下、上記カラー画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0028】まず、記録材Pは給送ローラ4により給送
ガイド5に導かれ、レジストローラ対6で搬送ベルト3
の従動ローラ1付近に1枚ずつ給送され、転写手段11
a、11b、11c、11dのいずれか、又は全部によ
って電荷が付与された環状の搬送ベルト3上に静電的に
吸着される。
【0029】この記録材Pの給送と並行して電子写真方
式の4色の画像形成手段による画像形成が行われる。こ
の4色の画像形成手段はすべて同じ動作を行うので、添
え字(a、b、c、d)を省略した共通の記号を用いて
説明する。
【0030】各々の色情報に基づいてLEDアレイヘッ
ド8内のLEDが点灯し、このLEDからの光が同じく
LEDアレイヘッド8内のロッドレンズアレイによって
感光体ドラム7上に結像される。
【0031】この結像によって感光体ドラム7上に静電
潜像が形成され、この静電潜像上に現像器10によりト
ナー像が現像される。そして、記録材Pが転写手段11
まで達すると、感光体ドラム7の回転により、記録材P
の給送に同期してトナー像開始部分も転写手段位置まで
達し、転写手段11により記録材P上に感光体ドラム7
上のトナー像が転写される。
【0032】この画像形成過程は4色の画像形成手段に
より4回繰り返され、記録材Pは駆動ローラ2の位置に
達するまでの間に4色のトナー像が順次重ね合わされて
転写され、カラー画像が形成される。そして、駆動ロー
ラ2上を通過時に分離手段12のコロナ放電によって搬
送ベルト3から分離され、定着前ガイド13を介して定
着器14に給送され、この定着器14を通過中にトナー
像が記録材P上に熱により永久定着された後、記録材P
は排紙ローラ15により装置外部へ排紙される。
【0033】図2には本発明の各実施例に係るドラム駆
動伝達手段と、無端状ベルト又はドラム駆動手段の移動
位置検出手段と、発光素子アレイヘッドとが示される。
【0034】ドラム駆動ベルト23は、駆動ローラ2の
回転によって駆動される無端状ベルトで、厚さが搬送ベ
ルト3と同一で、駆動ローラ2と従動ローラ1に張設さ
れ、感光体ドラム7a、7b、7c、7dの一端側の外
周面に外面が接触している。
【0035】ドラム駆動ベルト23は、感光体ドラム7
a〜7dの外周面に一定の角度で一定の巻き付き量をも
つように、それぞれプーリ24b、24c、24e、2
4fによって移動位置を規制されていて、駆動ローラ2
の回転によって感光体ドラム7a〜7dの外周面をそれ
ぞれ同量移動させる。
【0036】前述のように、搬送ベルト3も駆動ローラ
2の回転によって駆動され、ドラム駆動ベルト23は、
プーリ24aにて、駆動ローラ2へ巻き付き位置が搬送
ベルト3と同一となるように構成されているので、駆動
ローラ2の回転によって、ドラム駆動ベルト23と搬送
ベルト3は同量移動する。つまり、搬送ベルト3と感光
体ドラム7a〜7dの外周面は常に同量移動する。
【0037】ドラム駆動ベルト23には、一定のピッチ
でマーク25が設けられ、感光体ドラム7面側に、マー
ク25を検出する発光部と受光部を有するフォトセンサ
26が設けられている。フォトセンサ26の出力(a)
は画像データ制御部30に入力され、又、画像データ制
御部30の各色の画像データ(c)やストローブ(点
灯)信号(b)等は、各色のLEDアレイヘッド8
(Y、M、C、K用とも同様のため、添え字a、b、
c、dは省略)に出力される。
【0038】マーク25はライン解像度600dpiに
相当するピッチで形成されていて、フォトセンサ26は
ドラム駆動ベルト23の感光体ドラム7面側の移動量に
基づいて信号(a)を出力する。
【0039】図3は本実施例に係る駆動ローラ2の回転
駆動伝達手段を説明するための図である。
【0040】駆動ローラ2は、駆動モータ19から回転
駆動伝達手段の減速ギア20、21、及びタイミングベ
ルト22を介して回転駆動される。各ギアのがたや負荷
変動等により、駆動ローラ2には回転むらが発生する。
【0041】図4は本発明の各実施例に係る駆動ローラ
2の偏心による搬送ベルト3及びドラム駆動ベルト23
の位置誤差を説明するための図である。
【0042】駆動ローラ2には、半径r1、r2、r
3、r4等の偏心が存在する。駆動ローラ2の回転角速
度をω(実際はωは一定でなく、後述する回転むらによ
り不規則に変動する)とすると、駆動ローラ2に張架さ
れた搬送ベルト3とドラム駆動ベルト23の移動速度
は、上面に関しては、駆動ローラ2との接点Aの半径r
1によりr1×ω、下面に関しては、駆動ローラ2との
接点Bの半径r4によりr4×ωで移動する。
【0043】偏心のみに着目するためωを一定として、
r×ωをv、偏心による速度誤差ピーク(偏心量/半
径)をδ、回転周期をT、偏心の初期位相をpとする
と、搬送ベルト3とドラム駆動ベルト23の時間t間の
移動量sは、下記の式(1)となる。
【0044】
【数1】
【0045】式(1)にて2項目が偏心による移動誤差
を示す(v×T/2πは駆動ローラ2の半径r)。初期
位相pを0とした場合、t=T/2の時、(1−cos
(2π×t/T+p)=2)に移動誤差は最大となる。
駆動ローラ2の直径を30.2mmで半径rを15.1
mm、回転数を90rpm(T=0.67s)とした場
合、駆動ローラ2の回転角速度ωは3πrad/s、搬
送ベルト3及びドラム駆動ベルト23の移動速度vは1
42.3mm/sとなる。駆動ローラ2の偏心を20μ
mとした場合(δ=0.13%)、前述の移動誤差の最
大値は39μmとなる。
【0046】図5は本発明の各実施例に係る駆動ローラ
2の偏心を説明するグラフである。前述のように、駆動
ローラ2の偏心の影響で、搬送ベルト3及びドラム駆動
ベルト23の位置誤差は、駆動ローラ2の回転周期Tの
正弦波状に変動する。
【0047】図6は、本発明の各実施例に係る駆動ロー
ラ2の回転むらによる搬送ベルト3及びドラム駆動ベル
ト23の位置誤差を説明するグラフである。図3に示し
た駆動モータ19と回転駆動伝達手段20、21、22
によって回転駆動される駆動ローラ2の回転むらによ
る、搬送ベルト3及びドラム駆動ベルト23の移動量の
理想位置からの誤差を示している。
【0048】駆動モータ19は、例えば、DCサーボモ
ータ等を用い、モータの回転精度は一般に±0.5%以
内程度であるが、搬送ベルト3及びドラム駆動ベルト2
3の位置誤差は、図6に示すように、±50μm程度に
なる。
【0049】図6にて、細かい波の周期τは駆動モータ
19の1回転分に相当し、一定周期でほぼ一定の大きさ
で繰り返しているが、大きなうねりに関しては若干の周
期性があるものの、大きさは一定しない。記録材P上の
同一位置に転写される画像が、各画像形成部のLEDヘ
ッドアレイ8にて感光体ドラム7上に画像形成される時
間は異なり、各タイミングで駆動ローラ2の回転むらの
大きさは一定ではなく、このままでは、各色のラインピ
ッチがばらばらに変動し、各色間で最悪100μm程度
の位置ずれとなり、色ずれを生じ、画像の品質を劣化さ
せる。
【0050】図7は本発明の第1及び第2の実施例に係
るLEDアレイヘッドの点灯タイミングを説明する図
で、図8は本発明の各実施例に係るLEDアレイヘッド
の駆動部を説明する図で、図9は本発明の各実施例に係
る画像形成装置の制御部を説明する図である。図9で、
第1、第2、第3、第4データ制御部及びLEDヘッド
は各々Y、M、C、Kに対応する。
【0051】尚、図9において、タイミング制御部32
はCPU、メモリ等からなるプリンタエンジンの心臓部
であり、センサ制御部35や図示しないコントローラか
らの情報に従い、プロセス制御部33やモータ制御部3
4等のプリンタエンジン各部のタイミングを制御する。
【0052】プロセス制御部33は、感光ドラム7の帯
電バイアス、現像器10の現像バイアス、転写手段11
の転写バイアスを供給する、図示しない高圧電源等から
なり、タイミング制御部32からの命令に応じ、電子写
真プロセスに関わる各種出力を制御する。
【0053】モータ制御部34は、駆動ローラ2を駆動
する駆動モータ19や、図示しない記録材P給送用モー
タ、定着器14用モータ等を、タイミング制御部32か
らの命令に応じ、回転、停止すると共に各モータの回転
状態を制御する。
【0054】センサ制御部35は、定着器14の温度、
現像器10内のトナー量、用紙の搬送状態等の、プリン
タエンジン各部の状態をモニターし、タイミング制御部
32に送信する。
【0055】そして、CMD/STS信号は、プリンタ
エンジンと図示しないコントローラとの通信用の信号で
あり、STS信号により、プリンタエンジンはコントロ
ーラにエンジンの状態を送信すると共に、CMD信号に
より、コントローラから各種設定、プリント開始命令等
を受信する。
【0056】本実施例では、フォトセンサ26からライ
ン解像度600dpiに応じたドラム駆動ベルト23の
移動毎(搬送ベルト3及び感光体ドラム7の外周面の移
動毎に相当)にセンサ出力(a)が出力される。センサ
出力(a)は画像データ制御部30に入力される。画像
データ制御部(30a、30b、30c、30d)30
は、図示しないコントローラからの画像データをエンジ
ンI/F部31を介して受信するとともに、センサ出力
(a)に同期して、LEDアレイヘッド(8a、8b、
8c、8d)8へ画像データ(c)やLED点灯用のス
トローブ信号(b)等を出力する。
【0057】図8に示すように、LEDアレイヘッド8
の駆動部は、画像データ制御から転送されるシリアル画
像データ(DATA)をクロック(CLOCK)に同期
してLED素子(D1〜n)数分シフトするシフトレジ
スタと、LED素子数分の画像データの転送終了後、画
像データをラッチ信号(LATCH)でラッチするラッ
チ信号と、ラッチされた画像データに応じて、ストロー
ブ信号(STB)がアクティブの間LED素子(D1〜
n)を点灯するゲート(G1〜n)と、LED電流制限
抵抗(r1〜n)とからなる。
【0058】図7に示すように、画像データ制御部は各
ライン毎に、センサ出力(a)に同期して、ストローブ
信号(b)をアクティブにする。センサ出力(a)から
時間t1のディレイをもって、次のラインの画像データ
(c)の転送を開始する。画像データ(c)はシフトク
ロック(d)に同期して転送し、1ライン分(LED素
子数分)の画像データ(c)の転送後、ラッチ信号
(e)を出力する。前ラインの画像データはラッチされ
ているので、前ラインのLED点灯と次のラインの画像
データの転送回路は同時進行で行うことができる。
【0059】図7では、センサ出力(a)の周期は、t
4<t3<t2<t5<t6であり、これは、駆動ロー
ラ2の偏心と回転むらによるドラム駆動ベルト23の移
動誤差である。1/600インチの移動時間の理論値を
t2、センサ出力(a)の周期t4、t3、t2、t
5、t6におけるドラム駆動ベルト23の移動速度vを
各々v4>v3>v2>v5>v6とすると、各センサ
出力(a)間のドラム駆動ベルト23の移動量は、v4
×t4=v3×t3=v2×t2=v5×t5=v6×
t6=1/600インチで一定となる。
【0060】各画像形成部のLEDヘッドアレイ8にて
感光体ドラム7上に画像形成されるタイミングはセンサ
出力(a)に同期しているので、図5及び図6にて、位
置誤差は0の箇所に画像形成され、駆動ローラ2の偏心
と回転むらによるラインピッチ変動は発生せず、図6の
ように、駆動ローラ2の回転むらによる搬送ベルト3及
びドラム駆動ベルト23の位置誤差が、周期性なくラン
ダムに発生しても、駆動ローラ2の偏心と回転むら(搬
送ベルト3及びドラム駆動ベルト23の移動むら)によ
る色ずれは発生しない。
【0061】尚、実際の搬送ベルト3とドラム駆動ロー
ラ23の位置誤差を示す図は、駆動ローラ2の偏心によ
る図5と、回転むらによる図6とが合わさったものとな
る。
【0062】上記のように、本実施例においては、ドラ
ム駆動伝達手段が、駆動ローラ2の回転むらや偏心に従
って、搬送ベルト3と各感光体ドラム7a〜7dの外周
面を同量移動させ、移動位置検出手段が、搬送ベルト3
又は駆動ベルト23の移動位置を一定のピッチで検出
し、検出位置に応じて、発光素子アレイヘッド8a〜8
dの発光タイミングを制御して、ドラム駆動伝達手段と
共に、駆動ローラ2の回転むらと偏心(搬送ベルト3と
感光体ドラム7a〜7d外周面の移動むら)に起因する
ラインピッチ変動を防止して、記録材搬送方向の非定常
な色ずれの発生を低減する。
【0063】尚、本実施例では、駆動ローラ2の回転に
よって、感光体ドラム7a、7b、7c、7dの外周面
を、それぞれ同量移動させる手段として、駆動ローラ2
と従動ローラ1に張架された無端状のドラム駆動ベルト
23を用いているが、駆動ローラ2の回転によって駆動
され、各感光体ドラム7の外周面を、それぞれ同量移動
させる駆動伝達手段であれば、他の構成でもよい。
【0064】本実施例では、ドラム駆動ベルト23の移
動位置を検出しているが、搬送ベルト3の移動位置を検
出してもよい。又、本実施例では、反射型のフォトセン
サ26を用いているがマーク25を孔状に形成し、透過
型フォトセンサとしてもよい。更には、光学的でなく、
磁気的に検出する等の他の構成でもよい。
【0065】実施例2次に、本発明の第2実施例につい
て図10と、前出の図を一部参照して説明する。図10
は、ドラム駆動伝達手段と駆動ローラ回転位置検出手段
と発光素子アレイヘッドを説明する図である。
【0066】図10において、ドラム駆動ベルト23に
て複数の感光体ドラム7の外周面を同量移動させる手段
は、第1実施例と同じであるので、説明を省略する。
【0067】本実施例では、駆動ローラ2の回転軸2a
にはロータリエンコーダ15が設けられ、ロータリエン
コーダ15の出力(f)が画像データ制御部30に入力
され、画像データ制御部30の各色の画像データ(c)
やストローブ(点灯)信号(b)等が、各色のLEDア
レイヘッド8(Y、M、C、K用とも同様のため、添え
字:a、b、c、dは省略)に接続される。
【0068】ロータリエンコーダ15は、駆動ローラ2
と共に回転する円盤状の薄板16と、本体に固定された
発光部と受光部を有するセンサ18から構成される。円
盤状の薄板16には、ライン解像度600dpiに相当
するピッチで同心円状に複数のスリット17が形成され
ていて、センサ18はスリット17の通過を検出する。
駆動ローラ2の直径を前述の30.2mmとした場合、
複数のスリット17の数は2240スリットとなる。
【0069】本実施例においても、前出の図3、図4、
図5を参照して同様の説明がなすべきであるが、ここで
は第1実施例の説明を援用する。
【0070】図1に示すカラー画像形成装置において、
各画像形成部の感光体ドラム7に対するLEDヘッドア
レイ8から転写手段11までの寸法を同一とし、搬送ベ
ルト3に沿った各転写手段11a、11b、11c、1
1d間を、駆動ローラ2の回転周期Tに相当する寸法、
つまり駆動ローラ2の周長と同じにする。これにより、
記録材P上の同一位置に転写される画像が、各画像形成
部のLEDヘッドアレイ8にて感光体ドラム7上に画像
形成されるときの、駆動ローラ2の偏心の位相が同じ
(各色毎に偏心の1周期ずつ画像形成のタイミングがず
れる)で、駆動ローラ2の偏心の影響による各感光体ド
ラム7の周速が同じになり、駆動ローラ2の偏心による
色ずれが発生しない。
【0071】又、図6、図8、図9の説明は、第1実施
例と同じであるので、省略する。
【0072】本実施例では、ロータリエンコーダ15か
ら、ライン解像度600dpiに応じた駆動ローラ2の
回転角度毎(搬送ベルト3及び感光体ドラム7の外周面
の移動毎に相当)にエンコーダ出力(f)が出力され
る。エンコーダ出力(f)は画像データ制御部30に入
力される。画像データ制御部30は、図示しないコント
ローラからの各色画像データをエンジンI/F部31を
介して受信すると共に、エンコーダ出力(f)に同期し
て、LEDアレイヘッド8へ画像データ(c)やLED
点灯用のストローブ信号(b)等を出力する。
【0073】図7では、エンコーダ出力(f)の周期
は、t4<t3<t2<t5<t6であり、これは、駆
動ローラ2の回転むらである。回転むらのみに着目する
ため、駆動ローラ2の半径rを一定(偏心がない)、1
/600インチの回転時間の理論値をt2、エンコーダ
出力(f)の周期t4、t3、t2、t5、t6におけ
る駆動ローラ2の回転角速度ωを各々ω4>ω3>ω2
>ω5>ω6とすると、各エンコーダ出力(f)間の搬
送ベルト3及びドラム駆動ベルト23の移動量は、r×
ω4×t4=r×ω3×t3=r×ω2×t2=r×ω
5×t5=r×ω6×t6=1/600インチで一定と
なる。
【0074】各画像形成部のLEDヘッドアレイ8にて
感光体ドラム7上に画像形成されるタイミングはエンコ
ーダ出力(f)に同期しているので、図6にて、位置誤
差は0の箇所に画像形成され、駆動ローラ2の回転むら
によるラインピッチ変動は発生せず、図6のように、駆
動ローラ2の回転むらによる搬送ベルト3及びドラム駆
動ベルト23の位置誤差が、周期性なくランダムに発生
しても、駆動ローラ2の回転むら(搬送ベルト3及びド
ラム駆動ベルト23の移動むら)による色ずれは発生し
ない。
【0075】本実施例では、ドラム駆動ベルト23は、
プーリ24aにて駆動ローラ2へ巻き付き位置が搬送ベ
ルト3と同一となるように構成されている。従って、駆
動ローラ2の回転によって、ドラム駆動ベルト23と搬
送ベルト3は同量移動する。
【0076】これにより、駆動ローラの偏心と回転むら
の両方の影響が搬送ベルト3とドラム駆動ベルト23
(つまり、感光体ドラム7)に同じ時間に発生する。偏
心に関しては、駆動ローラ2へ巻き付き位置が同じでな
いと、その影響が同じ時間に発生しないが、回転むらに
関しては、駆動ローラ2へ巻き付き位置が同じでなくて
も、その影響が同じ時間に発生する。前述のように、偏
心に関しては、規則的であるため、必ずしも、その影響
が同じ時間に発生しなくても、前述のように、各転写手
段11a、11b、11c、11d間を、駆動ローラ2
の周長と同じにする構成とすれば色ずれは解決される。
【0077】この場合、図5で、搬送ベルト3とドラム
駆動ベルト23の波形が時間方向にある時間だけずれた
ようになるが、記録材P上の同一位置に転写される画像
が各画像形成部で転写される時の、搬送ベルト3と各画
像形成部の感光体ドラム7の外周面の相対速度は同じで
あり、感光体ドラム7上のラインピッチが、同じ比率で
拡大又は縮小されて記録材P上の画像形成がなされる。
つまり、搬送ベルト3とドラム駆動ベルト23は駆動ロ
ーラ2にて駆動されるものであれば、駆動ローラ2へ巻
き付き位置が同一となるように構成されていなくてもよ
い。
【0078】上記のように本実施例においては、ドラム
駆動伝達手段が、駆動ローラ2の回転むらや偏心に従っ
て、搬送ベルト3と各感光体ドラム7a〜7dの外周面
を同量又は一定の関係で移動させ、回転位置検出手段が
駆動ローラ2の回転位置を一定のピッチで検出し、検出
位置に応じて、発光アレイヘッド8a〜8dの発光タイ
ミングを制御して、ドラム駆動伝達手段と共に、駆動ロ
ーラ2の回転むら(搬送ベルト3と感光体ドラム7a〜
7d外周面の不定な移動むら)に起因するラインピッチ
変動を防止し、露光位置及び転写位置の配置により、記
録材上の同じ位置に画像形成される各色の画像につい
て、ドラム駆動伝達手段と共に駆動ローラ2の偏心(搬
送ベルト3と感光体ドラム外周面の、駆動ローラ回転周
期で繰り返す移動むら)に起因するラインピッチ変動を
同じとして記録材搬送方向の非定常の色ずれを低減す
る。
【0079】尚、本実施例では、駆動ローラ2の回転位
置を検出する手段として、ロータリーエンコーダ15を
用いているが、駆動ローラ2の側面部にスリットを設け
て、駆動ローラ2にエンコーダ機能を持たせる等の他の
構成でもよい。
【0080】実施例3次に、本発明の第3実施例につい
て説明する。本実施例に係る発光素子アレイヘッドの駆
動タイミングについて図11により説明する。
【0081】第1及び第2実施例では、マーク25又は
ロータリエンコーダ15のスリット17のピッチはライ
ン解像度600dpiと1対1で対応している。前述の
ように、駆動ローラ2の回転数を90rpm、直径を3
0.2mmとして、更に、駆動モータ19の回転数を1
800rpmとした場合、駆動モータが20回転で、駆
動ローラ2は1回転となり、駆動ローラ2の1回転で2
240ラインとなるので、駆動モータ19が20/22
40(1/112)回転で、搬送ベルト3及びドラム駆
動ベルト23が1/600インチ進むこととなる。
【0082】図6に示すように、搬送ベルト3及びドラ
ム駆動ベルト23の位置誤差は、駆動モータ19の数分
の1回転程度、つまり数ライン程度では影響はほとんど
ない。そこで、マーク25又はロータリエンコーダ15
のスリット17は画像形成装置のライン解像度600d
piと1対1で対応している必要はなく、数ライン毎で
も、効果は十分である。
【0083】図11は、2ライン毎にセンサ(a)又は
エンコーダ出力(f)が発生する場合を示す。この場
合、LEDアレイヘッド8へのストローブ信号(b)は
2ライン毎にセンサ(a)又はエンコーダ出力(f)に
同期するが、その間の1ラインでは、前回のエンコーダ
周期を1/2にしたタイミングで、ストローブ信号
(b)を生成する。
【0084】図11では、センサ(a)又はエンコーダ
出力(f)の周期は、t8<t7<9であり、t7周期
の次のt8周期では、ストローブ信号(b)の周期t7
/2とするので、このt8周期では1ライン目の周期は
t7/2で、2ライン目のt8−t7/2(<t8/2
<t7/2)となる。
【0085】現在のセンサ又はエンコーダ周期を1/2
としたタイミングが理想だが、進行中の周期は、その周
期が終了するまでは不明のため、前回の周期を用いる。
図6に示すように、搬送ベルト3及びドラム駆動ベルト
23の位置誤差は、数ライン毎では、前回の周期から現
在のタイミングを生成しても、まったく問題ない。前述
の場合にも、t8−t7/2≒t8/2≒t7/2とな
る。
【0086】図11では、図示の便宜上、センサ(a)
又はエンコーダ出力(f)を第2ライン毎としたが、前
述したように、実際には数ライン毎で十分である。4ラ
イン毎とすれば、第1実施例ではベルト上のマーク数が
1/4になり、第2の実施例では2240スリットが1
/4の560スリットのエンコーダとなり、より安価に
構成できる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各々の像担持体の外周面をそれぞれ同量移動
させ、且つ、無端状ベルトの前記像担持体面側と同量移
動するように、駆動ローラの回転によって駆動されるド
ラム駆動伝達手段と、前記無端状ベルト又はドラム駆動
伝達手段の前記搬送方向の移動位置を検出する移動位置
検出手段の検出位置に基づいて、前記複数の画像形成部
の各々の発光素子アレイヘッドの発光タイミングを制御
する発光タイミング制御手段とを有することにより、非
定常的で不安定な要因による色ずれを低減でき、高品質
画像を得ることができる。
【0088】又、各々の像担持体の外周面をそれぞれ同
量移動させる、駆動ローラの回転によって駆動させるド
ラム駆動伝達手段と、前記駆動ローラの回転位置を検出
する回転位置検出手段と、前記回転位置検出手段の検出
位置に基づいて、前記複数の画像形成部の各々の発光素
子アレイヘッドの発光タイミングを制御する発光タイミ
ング制御手段とを有し、前記複数の画像形成部の隣り合
う画像形成部間で、記録材上で同一の位置に形成される
画像の各々の発光素子アレイヘッドの前記像担持体への
露光タイミングが、前記駆動ローラの回転周期の整数倍
に相当する時間差となるように露光及び転写位置を配置
したことにより、非定常的で不安定な要因による起因す
る色ずれを低減でき、高品質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る要部を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の各実施例に係る駆動ローラの回転駆動
伝達手段を示す説明図である。
【図4】本発明の各実施例に係る駆動ローラの偏心を説
明するためのグラフである。
【図5】本発明の各実施例に係る駆動ローラの偏心によ
る搬送ベルト及びドラム駆動ベルトの位置誤差を説明す
るためのグラフである。
【図6】本発明の各実施例に係る駆動ローラの回転むら
による搬送ベルト及びドラム駆動ベルトの位置誤差を説
明するためのグラフである。
【図7】第1及び第2実施例に係る発光素子アレイヘッ
ドの点灯タイミングの説明図である。
【図8】本発明の各実施例に係る発光素子アレイヘッド
の駆動部を示す説明図である。
【図9】本実施例の各実施例に係る画像形成装置の制御
部を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る要部を示す説明図
である。
【図11】本発明の第3実施例に係る発光素子アレイヘ
ッドの駆動タイミングの説明図である。
【符号の説明】
1 従動ローラ 2 駆動ローラ 3 搬送ベルト(無端状ベルト) 7a、7b、7c、7d 感光体ベルト
(像担持体) 8a、8b、8c、8d LEDアレイヘ
ッド 11a、11b、11c、11d 転写手段 15 ロータリエンコーダ 23 ドラム駆動ベルト(第2の無端状ベルト) 26 フォトセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子アレイヘッドと像担持体とを各
    々含む複数の画像形成部と、形成された画像を前記複数
    の画像形成部を順次通過する無端状ベルト上、又は、前
    記無端状ベルト上に保持されつつ搬送される記録材上に
    転写する複数の転写手段と、前記無端状ベルトを張架す
    る前記搬送方向に対して略直交する方向に軸を有するロ
    ーラ部材と、を有し、前記ローラ部材は、前記無端状ベ
    ルトの搬送を担う1つ以上の駆動ローラと、前記無端状
    ベルトの搬送に従い動作する少なくも1つ以上の従動ロ
    ーラとを含むカラー画像形成装置において、 前記各々の像担持体の外周面をそれぞれ同量移動させ、
    且つ、前記無端状ベルトの前記像担持体面側と同量移動
    するように、前記駆動ローラの回転によって駆動される
    ドラム駆動伝達手段と、前記無端状ベルト又はドラム駆
    動伝達手段の前記搬送方向の移動位置を検出する移動位
    置検出手段と、前記移動位置検出手段のの検出位置に基
    づいて、前記複数の画像形成部の各々の発光素子アレイ
    ヘッドの発光タイミングを制御する発光タイミング制御
    手段とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 発光素子アレイヘッドと像担持体とを各
    々含む複数の画像形成部と、形成された画像を前記複数
    の画像形成部を順次通過する無端状ベルト上、又は、前
    記無端状ベルト上に保持されつつ搬送される記録材上に
    転写する複数の転写手段と、前記無端状ベルトを張架す
    る前記搬送方向に対して略直交する方向に軸を有するロ
    ーラ部材と、を有し、前記ローラ部材は、前記無端状ベ
    ルトの搬送を担う1つ以上の駆動ローラと、前記無端状
    ベルトの搬送に従い動作する少なくも1つ以上の従動ロ
    ーラとを含むカラー画像形成装置において、 前記各々の像担持体の外周面をそれぞれ同量移動させ
    る、前記駆動ローラの回転によって駆動させるドラム駆
    動伝達手段と、前記駆動ローラの回転位置を検出する回
    転位置検出手段と、前記回転位置検出手段の検出位置に
    基づいて、前記複数の画像形成部の各々の発光素子アレ
    イヘッドの発光タイミングを制御する発光タイミング制
    御手段とを有し、前記複数の画像形成部の隣り合う画像
    形成部間で、記録材上で同一の位置に形成される画像の
    各々の発光素子アレイヘッドの前記像担持体への露光タ
    イミングが、前記駆動ローラの回転周期の整数倍に相当
    する時間差となるように露光及び転写位置を配置したこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子アレイヘッドは、LED
    (発光ダイオード)アレイヘッドである請求項1又は2
    のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ドラム駆動伝達手段は第2の無端状
    ベルトであり、前記第2の無端状ベルトが前記複数の像
    担持体の一端の外周面に一定の角度で一定の巻き付き量
    をもって接触するように移動位置を規制する移動位置規
    制手段を有する請求項1又は2のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転位置検出手段は、前記駆動ロー
    ラと共に回転する円盤状の板と、前記円盤状の板に同心
    円状に形成された複数のスリットを含む円盤スリット手
    段と、本体に固定された前記スリットの通過を検出する
    発光素子及び受光素子とを有する請求項2のカラー画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記露光及び転写位置は、前記複数の画
    像形成部で露光から転写までの寸法を同一とし、前記複
    数の画像形成部間の前記無端状ベルトの搬送方向に沿っ
    た転写間を前記駆動ローラの回転周期の整数倍に相当す
    る寸法となるように配置した請求項2のカラー画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記移動位置検出手段は、前記搬送方向
    の画像解像度の1/整数倍に相当するピッチで前記移動
    位置又は回転位置を検出する請求項1又は2のカラー画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102461A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Canon Inc 画像形成装置、および静電像形成方法
JP2009160917A (ja) * 2007-12-14 2009-07-23 Seiko Epson Corp 画像形成装置、画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102461A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Canon Inc 画像形成装置、および静電像形成方法
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