JP2000127431A - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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JP2000127431A
JP2000127431A JP30614798A JP30614798A JP2000127431A JP 2000127431 A JP2000127431 A JP 2000127431A JP 30614798 A JP30614798 A JP 30614798A JP 30614798 A JP30614798 A JP 30614798A JP 2000127431 A JP2000127431 A JP 2000127431A
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JP
Japan
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absorber
ink
ink tank
wall
satin finish
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Pending
Application number
JP30614798A
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English (en)
Inventor
Kenji Oshima
健二 尾島
Osamu Morita
攻 森田
Hiroshi Koshikawa
浩志 越川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Priority to US09/425,008 priority patent/US6293663B1/en
Priority to EP99121308A priority patent/EP0997295A3/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給に好適な結果をもたらす吸収体の
疎密の関係を維持するインクタンクを提供する。 【解決手段】 吸収体を疎密をつけて収容したインクタ
ンクにおいて、前記吸収体2を収容する前記インクタン
クの内側側面に梨地処理6を施し、吸収体2がインクタ
ンク内壁とずれることを防止し、吸収体2の疎密の関係
が崩れることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドへ供給するためのインクを保持する負圧発生部
材、なかでもインク吸収体が収容されたインク収容部を
有するインクタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型化を図ったインクジェット記録装置
に用いられる記録手段の一形態として、記録ヘッドとイ
ンクタンクを一体化して装置に着脱自在に搭載し、記録
を行うものがある。このような記録ヘッドとインクタン
クとが一体化されたカートリッジタイプのインクタンク
は記録ヘッドに対して所定の負圧を発生させる必要があ
り、その一方法としてインクタンク内に吸収体を挿入
し、その吸収体にインクを含浸させたものがある。
【0003】このような形態のインクタンクにおいて、
吸収体の挿入作業は、たとえば、あらかじめ圧縮した吸
収体を1つずつインクタンクに人手によって挿入する方
法をとっていた。そして挿入された吸収体に対してイン
クを注入していた。このように人手によって吸収体を挿
入する作業は手間がかかり、大量生産に対しては不向き
であるとともに、吸収体挿入時に不必要なシワが生じて
しまったり、インクタンク内壁に対して吸収体が良好に
密着していない部分が生じたりした。
【0004】このようにインクタンク内に挿入された吸
収体にシワや隙間がある場合、その部分に注入したイン
クのインク溜りができてしまう。このようなインクタン
クを用いて記録が行われてもインク溜りのインクは使用
されることなく残存してしまう。また、インク溜りによ
ってインクの流れが阻害され、インク供給性が劣化しイ
ンク吐出が正常に行われず印字品位の低下を招くことに
もなる。
【0005】このような状態を回避するために治具を用
いて吸収体を均一に圧縮してインクタンク内に挿入する
方法がある。均一に圧縮された状態で挿入された吸収体
は、上述のようなインク溜りを生ずることはない。しか
し、吸収体に注入されたインクの使用効率は十分ではな
かった。
【0006】インクの使用効率を向上させるためには、
インクタンク内に挿入される吸収体が記録ヘッドのイン
ク供給口に向かって、次第に圧縮性が高くなるようにさ
れることが好ましい。
【0007】そのために、2組の対となる押圧部材を用
いて、吸収体の側面を対面毎に圧縮して容器に挿入した
後、第3の押圧部材を用いて吸収体を押し出し、さらに
容器を移動することにより、容器内に吸収体の上下方向
の粗密を作る手法が考案された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクタンク
内に挿入された吸収体にインク供給に好適な疎密の関係
を調整し精度よく持たせることができたとしても、その
状態を長期にわたって維持することは難しく、吸収体自
体のもつ弾性による復元力や、落下など外部からの衝撃
によって疎密の関係が崩れてしまう場合がある。また、
同様にインクタンク内壁に対して吸収体が良好に密着し
ていない部分が生じる場合もある。
【0009】本発明は、上述の問題点を改善するために
なされたもので、インク供給に好適な結果をもたらす吸
収体の疎密の関係を維持するインクタンクを提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
つの吸収体を収容したインクタンクにおいて、前記吸収
体を収容する前記インクタンクの内側側面に梨地処理が
施されていることを特徴とする。
【0011】さらに詳細には、前記吸収体は、インクタ
ンク内に疎密をつけて収容されていることを特徴とす
る。
【0012】さらに詳細には、前記梨地処理の表面粗さ
は、中心線平均粗さ0.1μm 〜0.5μmであるこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して説明する。
【0014】(実施例1)図1は、本発明に係る第1の
実施例のインクタンクの説明図であり、(a)は長手方
向中央垂直断面図、(b)は長手方向内側側面図、
(c)はインクタンク後方下部よりの斜視図である。
【0015】図1において、1はインクタンク組立体を
示している。2は吸収体、3はインク供給口であり、こ
れに記録ヘッドの供給管先端のフィルタ部が接触し、記
録ヘッドにインクが供給される。4は記録ヘッドにより
消費されたインク分の大気を導入するための大気連通
孔、5はインクを含浸した吸収体である。この吸収体2
は、多孔質体であるウレタンフォーム、ポリプロピレン
が好ましい。
【0016】このインクタンク組立体を作成する工程の
うち、インクタンク内に吸収体を挿入する工程を図2に
示す。
【0017】101は吸収体、103は下部にインク供
給口102を有するインクタンク成形品である。104
は対向する第1の押圧部材、105は対向する第2の押
圧部材、106は第3の押圧部材である。また、第1の
押圧部材104および第2の押圧部材105の表面に
は、吸収体101と押圧部材104,105との摩擦抵
抗を低減するためのテフロンシート(図示せず)が貼られ
ている。
【0018】図2の(a)の位置関係から、(b)で示
すように第1の押圧部材104および第2の押圧部材1
05で吸収体101をインクタンク成形品103の内寸
よりも圧縮し、(c)で示すように圧縮された吸収体1
01を押圧部材104,105ごとインクタンク成形品
103内に挿入し、第3の押圧部材106により押し出
しながらインクタンク成形品103を引き出すことによ
りインクタンク成形品103内に吸収体101を挿す
る。その際、第3の押圧部材106の押し出す速度とイ
ンクタンク成形品103を引き出す速度を調整すること
により吸収体101に疎密をつけてインクタンク成形品
103内に挿入することができる。
【0019】図1(b)、図1(c)に示すように、イ
ンクタンク内壁に、表面粗さが中心線平均粗さ(Ra
(JIS B O601)で0.1μm 〜0.5μmの梨地処理
6を施すことで、多孔質体であるウレタンフォーム等の
ような表面が荒れている吸収体2との摩擦が増加するこ
とにより、吸収体自体のもつ弾性による復元力や、落下
など外部からの衝撃によって吸収体2がインクタンク内
壁とずれることを防止し、これにより、吸収体2の疎密
の関係が崩れることを防ぐことができる。
【0020】インクタンク内壁に表面粗さが0.5μm
以上の梨地処理6を施すとインクタンク成形時の型の抜
き抵抗が増加し、インクタンク成形が困難となる。ま
た、表面粗さが0.1μm以下の梨地処理6では吸収体
2とインクタンク内壁との摩擦抵抗が少なすぎることか
ら梨地処理6の効果が期待できない。
【0021】なお、梨地処理には、ビーズブラストが好
ましい。サンドブラストでは粗くなりすぎ、かえってス
ポンジがくずれやすくなり、接触面積が小さくなり、摩
擦抵抗が少なくなる。
【0022】梨地処理の効果が得られたインクタンクの
内壁の表面粗さを、小坂研究所の測定機(型式SE−3
400)を使用して、下記の条件で測定したところ、中
心線平均粗さ(Ra)が0.2μm 〜0.4μmの範囲
内にあることが判明した。
【0023】測定条件、Speed:0.5mm/s、
Cutoffλc:2.5mm、E.length:1
2.50mm 、S.length:2.50mm。
【0024】(実施例2)図2は、本発明に係る第2の
実施例のインクタンクの説明図であり、(a)は長手方
向中央垂直断面図、(b)は長手方向内側側面図、
(c)はインクタンク後方下部よりの斜視図である。
【0025】図3において、7は半生インクタンクのイ
ンクタンク組立体を示している。2は吸収体、3はイン
ク供給口であり、これに記録ヘッドの供給管先端のフィ
ルタ部が接触し、記録ヘッドにインクが供給される。4
は記録ヘッドにより消費されたインク分の大気を導入す
るための大気連通孔、5はインクを含浸した吸収体であ
る。このの吸収体2は、多孔質体であるウレタンフォー
ム、ポリプロピレンが好ましい。
【0026】本実施例は、半生インクタンクであること
より、11の吸収体収容室と12のインク収容室を独立
して有し、それらは10の連通路により連通されてい
る。9はインクを含浸した吸収体5内のインクが消費さ
れ所定量まで減少したときにインク収容室12に大気を
導入する大気導入溝である。
【0027】本実施例は、実施例1に記載と同様の工程
で吸収体収容室11に吸収体2を挿入する。
【0028】図2(b)、図2(c)で示すように、イ
ンクタンクの吸収体収容室内壁に、表面粗さが中心線平
均粗さ(Ra)(JIS B O601)で0.1μm 〜0.5μ
mの梨地処理6を施すことで、多孔質体であるウレタン
フォーム等のような表面が荒れでいる吸収体2との摩擦
が増加することにより、吸収体自体のもつ弾性による復
元力や、落下など外部からの衝撃によって吸収体2がイ
ンクタンク内壁とずれることを防止し、これにより、吸
収体2の疎密の関係が崩れることを防ぐことができる。
【0029】吸収体収容室内壁に表面粗さが0.5μm
以上の梨地処理6を施すとインクタンク成形時の型の抜
き抵抗が増加し、インクタンク成形が困難となる。ま
た、表面粗さが0.1μm以下の梨地処理6では吸収体
2とインクタンク内壁との摩擦抵抗が少なすぎることか
ら梨地処理6の効果が期待できない。
【0030】半生インクタンクは、インク収容室12に
インクが収容されインクが消費されることで、インク収
容室12内のインク量の減少を利用者が外部から直接視
認することができる特徴を持っている。このインク収容
室内壁に梨地処理を行うと、インクとインク収容室内壁
との接触角が減少し、インクタンク収容内壁にインクが
貼りつきやすくなる。それにより、前記の特徴であるイ
ンクの直接視認性が悪化するためにインク収容室12に
は梨地処理は施さない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、インクタンク内に、イ
ンクの供給性に好適な疎密をつけて収容された吸収体の
疎密分布状態を、安定的に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例のインクタンクの説
明図である。
【図2】インクタンク内に吸収体を挿入する工程を示す
図である。
【図3】本発明に係る第2の実施例のインクタンクの説
明図である。
【符号の説明】
1 インクタンク組立体 2 吸収体 3 インク供給口 4 大気連通孔 5 インクを含浸した吸収体 6 梨地処理 7 半生インクタンク組立体 8 インク 9 大気導入溝 10 連通路 11 吸収体収容室 12 インク収容室 101 吸収体 102 インク供給口 103 インクタンク成形品 104 第1の押圧部材 105 第2の押圧部材 106 第3の押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越川 浩志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA26 KC10 KC11 KC13 KC16 KC21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの吸収体を収容したイン
    クタンクにおいて、前記吸収体を収容する前記インクタ
    ンクの内側側面に梨地処理が施されていることを特徴と
    するインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記吸収体は、インクタンク内に疎密を
    つけて収容されていることを特徴とする請求項1に記載
    のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記梨地処理の表面粗さは、中心線平均
    粗さ0.1μm 〜0.5μmであることを特徴とする
    請求項1または2に記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記吸収体はウレタンフォームであるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3に記載のインクタ
    ンク。
  5. 【請求項5】 前記吸収体はポリプロピレンであること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のインクタン
    ク。
JP30614798A 1998-10-27 1998-10-27 インクタンク Pending JP2000127431A (ja)

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JP30614798A JP2000127431A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 インクタンク
US09/425,008 US6293663B1 (en) 1998-10-27 1999-10-25 Ink tank
EP99121308A EP0997295A3 (en) 1998-10-27 1999-10-26 Ink tank

Applications Claiming Priority (1)

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JP30614798A JP2000127431A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 インクタンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9375918B2 (en) 2014-06-25 2016-06-28 Seiko Epson Corporation Ink jet printer and control method therefor

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