JP2000127407A - インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2000127407A
JP2000127407A JP32287898A JP32287898A JP2000127407A JP 2000127407 A JP2000127407 A JP 2000127407A JP 32287898 A JP32287898 A JP 32287898A JP 32287898 A JP32287898 A JP 32287898A JP 2000127407 A JP2000127407 A JP 2000127407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
recording
layer
ink jet
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32287898A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Saito
一郎 斉藤
Yoshiyuki Imanaka
良行 今仲
Muga Mochizuki
無我 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32287898A priority Critical patent/JP2000127407A/ja
Priority to EP99121304A priority patent/EP1000745A3/en
Priority to US09/427,614 priority patent/US6443563B1/en
Publication of JP2000127407A publication Critical patent/JP2000127407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032Structure of the pressure chamber
    • B41J2/14056Plural heating elements per ink chamber

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの流路内に複数の電気熱変換素子を配す
る構成で流路を高密度配列する構成であっても、流路壁
係合用の凹部の深さを深く採れること。 【解決手段】 共通電極層134が、保護層126を介
して発熱抵抗層121の下方に積み重ねられて形成され
るとともに、共通電極層134における少なくとも一方
の端部が、発熱抵抗層121の電気熱変換素子122に
電気的に接続される個別電極層124の下方となる位置
まで延在しているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録に用いられる
液体を導く液体流路に対応して配列される複数の電気熱
変換素子を有する発熱抵抗層を備える電気熱変換素子基
板を備えるインクジェット記録ヘッド、および、それが
用いられるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、一
般に、記録に用いられる液体としてのインクを吐出する
記録ヘッドを備えている。バブルジェット式の記録ヘッ
ドは、例えば、特開昭62−261452号公報、およ
び、特開昭62−261453号公報にも示されるよう
に、インク滴が吐出されるインク吐出口が所定の間隔で
複数形成されるインク吐出口形成面を有するインク吐出
部材と、インク吐出部材における各インク吐出口に連通
する各インク流路に対応して発熱抵抗層がそれぞれ配列
される電気熱変換素子基板と、電気熱変換素子基板の各
発熱抵抗層に駆動制御信号を供給するプリント配線基板
とを含んで構成されている。
【0003】インク吐出部材は、インクタンクから供給
されるインクが所定量、貯留される共通液室を備えてい
る。共通液室は、相対向して平行に配される隔壁部材に
より形成される各インク流路の一端に連通されている。
これにより、共通液室からのインクは、各インク流路に
分配され、それがインク吐出口からインク滴となって吐
出されることとなる。
【0004】電気熱変換素子基板においては、多値の記
録画像データに基づいて吐出される液滴の大きさを変化
させる多値記録方式の場合、複数の発熱抵抗層における
複数の電気熱変換素子がそれぞれ選択的に駆動されるも
のが提案されている。
【0005】電気熱変換素子基板は、例えば、図8の
(A)および(B)に示されるように、インク吐出部材
のインク流路が形成される部分とプリント配線基板との
間に配され、発熱抵抗層の電気熱変換素子8ai(i=
1〜n、nは整数)および電気熱変換素子20ai(i
=1〜n、nは整数)が各インク流路に対応してその一
方の表面に配列される基台部6と、一端が電気熱変換素
子8aiに電気的に接続される個別電極層10と、個別
電極層10と同一の平面上に並設され、一端が電気熱変
換素子20aiに電気的に接続される個別電極層18
と、一端側が電気熱変換素子8aiおよび電気熱変換素
子20aiにそれぞれ電気的に接続され、個別電極層1
0および18と同一平面上に形成される共通電極層12
と、隣接するすべての電気熱変換素子8aiおよび電気
熱変換素子20ai、個別電極層10、個別電極層18
を覆う保護層16と、保護層16の全体の表面を被覆す
る耐キャビテーション層14とを含んで構成されてい
る。
【0006】なお、図8の(A)および(B)において
は、インク吐出部材の二つのインク流路2ai(i=1
〜n、nは整数)に対応する部分を代表して示し、その
他の部分は省略される。
【0007】電気熱変換素子8aiおよび電気熱変換素
子20aiは、基台部6の同一平面上におけるインク流
路に沿った共通の直線上に配置されている。電気熱変換
素子8aiは、電気熱変換素子20aiよりもインク吐
出部材のインク吐出口に近い位置に配されている。電気
熱変換素子8aiの容量(発熱量)は、電気熱変換素子
20aiの容量(発熱量)に比して小とされる。
【0008】電気熱変換素子8aiおよび電気熱変換素
子20ai上に形成される共通電極層12の他端には、
所定の電力を供給する基準電源が接続されている。
【0009】その表面が起伏をもって形成される耐キャ
ビテーション層14は、インク吐出部材の各隔壁部材4
ai(i=1〜n、nは整数)の間に対応して浅い溝を
有するとともに、各隔壁部材4aiに対応して細長い溝
14aを有している。
【0010】隣接するインク流路2aiは、インク吐出
部材の隔壁部材4aiの一端と耐キャビテーション層1
4とが、所定の圧力で密着されることにより、互いに連
通することなく独立して形成されることとなる。
【0011】その際、得られる記録画像の高解像度の要
求からインク吐出口およびインク流路2aiの数量は、
昨今、増大する傾向にあり、従って、隣接する各インク
流路相互間距離、および、隣接する電気熱変換素子8a
iおよび電気熱変換素子20aiの相互間距離も縮小化
されることとなる。
【0012】上記のように多値記録を行う場合には、駆
動する電気熱変換素子の面積を選択的に異ならせること
により発泡パワーをコントロールしている。したがっ
て、小液滴を形成する際の発泡パワーについては、従
来、一つの流路内に電気熱変換素子が一つしか配されな
い場合の発泡パワーに比べて、かなり小さいものとなっ
ている。このような状態で流路間にクロストークが生じ
るような間隙があると、クロストークによるエネルギー
損失により、吐出に十分な発泡パワーを確保しにくくな
るため、小液滴吐出モードでの所望の液体の吐出を行え
なくなることがある。
【0013】ここで、クロストークの影響を少なくする
ために、小液滴の吐出を行うために用いられる電気熱変
換素子の面積を大きくすることも考えられるが、この場
合には、多値記録における複数の電気熱変換素子の各組
み合わせによって生じる吐出量の差を小さくすることに
なり好ましくはない。
【0014】従って、多値記録を行うために流路内に複
数の電気熱変換素子を配するようなインクジェット記録
ヘッドは、クロストークを防止する目的で特開平7−8
9073号公報に記載されるような基板に流路壁が係合
する凹部を形成することが望ましい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
流路内に複数の電気熱変換素子を配する構成で流路を高
密度配列させようとする場合には、従来、行われていた
ような凹部の深さを十分に採ることが困難になってく
る。すなわち、凹部の深さを深くするために個別蓄熱層
の高さを高くした場合には、その上に配される配線の引
き回し(段差部分における配線材料の成膜)が困難にな
り、信頼性が低下してしまう。また、電気熱変換素子を
当該凹部を避けて設けることも考えられるが、配線電極
の幅を狭めることは配線抵抗の増大をもたらすため一定
の限界があるうえ、電気熱変換素子が流路内に複数設け
られていることから配線電極の数も増えているため平面
上(二次元)のレイアウトにより実現することは難し
い。
【0016】以上の問題点を考慮し、本発明は、一つの
流路内に複数の電気熱変換素子を配する構成で流路を高
密度配列する構成であっても、流路壁係合用の凹部の深
さを深く採れるとともに、配線電極の信頼性に優れたイ
ンクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るインクジェット記録ヘッドは、イン
クを吐出する複数の吐出口と、発熱抵抗層および発熱抵
抗層に電気的に接続する配線電極からなる複数の電気熱
変換素子が設けられた基板と、基板に接合し複数の電気
熱変換素子が発生する熱エネルギーをインクに作用させ
るための流路を形成する流路壁の複数を一体的に有する
壁部材とを具備するとともに、基板は電気熱変換素子間
に流路壁が係合する凹部を有し、流路壁を凹部に係合さ
せ基板と壁部材とを接合することで流路が形成されてい
るインクジェット記録ヘッドにおいて、複数の流路のそ
れぞれには電気熱変換素子が複数配されるとともに、基
板は、電気熱変換素子の下層に蓄熱層と、配線電極の一
部であって発熱抵抗層下層に設けられる下層配線電極層
とを有し、凹部は、蓄熱層および下層配線電極層に設け
られた流路壁よりも広い幅を有する切欠きにより形成さ
れていることを特徴とする。
【0018】本発明に係るインクジェット記録装置は、
記録媒体の記録面に対して記録動作を行う上述のインク
ジェット記録ヘッドと、インクジェット記録ヘッドを記
録媒体の記録面に対して相対的に移動させる記録ヘッド
移動手段と、記録ヘッド移動手段に前記インクジェット
記録ヘッドを相対的に移動させる動作を行わせるととも
に、インクジェット記録ヘッドに記録動作を行わせる制
御部とを備えて構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】図4は、本発明に係るインクジェ
ット記録装置の一例の要部を示す。
【0020】図4に示される装置は、その両端部がケー
シング26の側壁部に支持されキャリッジ部28を案内
するガイドシャフト部材30と、ガイドシャフト部材3
0に沿って略平行にその両端部がケーシング26の側壁
部に支持されキャリッジ部28を図4の矢印Caまたは
Cbの示す走査方向に沿って往復移動させるリードスク
リュー部材32と、ガイドシャフト部材30に摺動可能
に支持され、かつ、リードスクリュー部材32にはめ合
わされインクカートリッジ36が選択的に装着されるキ
ャリッジ部28と、リードスクリュー部材32に対して
略平行に配され記録媒体としての用紙22をキャリッジ
部28の走査方向に対して直交する副走査方向に搬送す
るプラテンローラユニット38と、プラテンローラユニ
ット38の一端に連結されプラテンローラユニット38
を回転駆動させ用紙22を搬送する用紙搬送用モータ3
5と、減速機構部RGを介してリードスクリュー部材3
2を回転駆動するキャリッジ駆動用モータ60とを主要
な構成要素として含んで構成されている。
【0021】プラテンローラユニット38は、用紙22
を狭持し搬送する一対のローラからなり、その一方のロ
ーラが用紙搬送用モータ35に連結されている。プラテ
ンローラユニット38とキャリッジ部28との間には、
用紙22の記録面22aをプラテンローラユニット38
側に押圧する押圧板40が設けられている。これによ
り、用紙搬送用モータ35が後述する制御ユニット10
6からの駆動制御信号に基づいて駆動制御されるとき、
用紙22が矢印Hの示す方向に送られることとなる。
【0022】リードスクリュー部材32は、キャリッジ
部28の係合孔28aに設けられる係合ピンに係合され
る螺旋状の溝32aを有している。リードスクリュー部
材32の一端には、減速機構部RGにおけるギア42が
設けられている。減速機構部RGは、リードスクリュー
部材32の一端に固定されるギア42と、ギア42に噛
み合わされギア42のモジュールよりも大なるモジュー
ルを有するギア44と、ギア44に噛み合わされキャリ
ッジ駆動用モータ60の出力軸に連結されるギア46と
を含んで構成されている。これにより、キャリッジ駆動
用モータ60が後述する制御ユニット106からの駆動
制御信号に基づき駆動制御されるとき、リードスクリュ
ー部材32が減速機構部RGを介して順方向もしくは逆
方向に回動され、キャリッジ部28が走査方向に沿って
往復移動せしめられることとなる。
【0023】キャリッジ駆動用モータ60および減速機
構部RGの周辺部には、キャリッジ部28が所定のホー
ムポジション(待機位置)にあるとき、キャリッジ部2
8に装着されたインクカートリッジ36の記録ヘッド7
5の複数のインク吐出口に対して対向配置され記録ヘッ
ド75の吸引回復処理を行う回復処理装置48が設けら
れている。また、回復処理装置48とプラテンローラユ
ニット38との間には、キャリッジ部28に装着された
インクカートリッジ36が移動されるとき、記録ヘッド
75のインク吐出口形成面の汚れを拭うクリーニングブ
レード50と、クリーニングブレード50を支持すると
ともに記録ヘッド75の移動のタイミングに応じてクリ
ーニングブレード50を記録ヘッド75のインク吐出口
形成面に向けて移動させる支持可動部材52とが設けら
れている。支持可動部材52は、キャリッジ駆動用モー
タ60に連動される駆動部によって移動される。
【0024】さらに、リードスクリュー部材32とガイ
ドシャフト部材30との間における所定のホームポジシ
ョンには、キャリッジ部28の底部に設けられるレバー
部材28dがホームポジションにあることを検出するホ
ームポジション検出部54が配設されている。ホームポ
ジション検出部54は、例えば、フォトカプラとされ、
検出出力信号を制御ユニット106に送出する。
【0025】キャリッジ部28は、キャリッジ駆動用モ
ータ60が作動状態とされるとき、その嵌合孔28bに
嵌合されるガイドシャフト部材30と、その係合孔28
aに係合されるリードスクリュー部材32とにより摺動
可能に支持されるもとで、所定の移動量分、往復移動せ
しめられることとなる。
【0026】さらに、本発明に係るインクジェット記録
装置の一例においては、加えて、図5に示されるよう
に、記録ヘッド75の動作制御を行う記録ヘッド動作制
御部114を含んで構成される制御ブロックを備えてい
る。
【0027】制御ブロックは、インクジェット記録装置
とは別に設置されるホストコンピュータ100からの画
像データDGおよび制御データDCが供給される通信部
102と、通信部102から転送された画像データDG
を伝送路104を介して選択的に格納するとともに、格
納された画像データDGを選択的に送出する画像データ
メモリ部110と、画像データメモリ部110から読み
出された画像データDMGに対してデータ変換処理を行
い記録動作制御データ群DDを得る画像処理部112
と、伝送路104を通じて画像データメモリ部110、
画像処理部112、モータ駆動制御部108、記録ヘッ
ド動作制御部114の動作制御を行う制御ユニット10
6とを主な要素として構成されている。
【0028】通信部102は、例えば、インターフェー
ス回路(IEEE1284)を含んで構成され、ホスト
コンピュータ100からの一走査分もしくは所定の数走
査分ごとの画像データDGおよび制御データDCが供給
されるとき、受信状態とされ、また、通信部102は、
制御ユニット106からの画像データメモリ部110の
記憶容量をあらわすデータが供給されるとき、そのデー
タをホストコンピュータ100に送出する送信状態とさ
れる。
【0029】制御ユニット106は、伝送路104を通
じて得られる制御データDCに基づいてモータ駆動制御
部108に、キャリッジ駆動用モータ60および用紙搬
送用モータ35に所定の動作を行わせるための制御デー
タ群DMを供給するものとされる。また、制御ユニット
106は、キャリッジ部28に設けられるエンコーダ部
からの検出出力信号Seに基づいてキャリッジ部28の
移動に同期した記録ヘッド75の吐出タイミングデータ
DTを形成し、それを送出する。
【0030】モータ駆動制御部108は、キャリッジ部
28を所定距離、往復動させるべく、制御データ群DM
に基づいて駆動制御信号を形成し、それをキャリッジ駆
動用モータ60に供給するとともに、記録ヘッド75の
記録動作に応じて用紙Paを断続的に所定距離搬送させ
るべく、制御データ群DMに基づいて駆動制御信号を形
成し、それを用紙搬送用モータ35に供給する。
【0031】画像データメモリ部110は、例えば、1
画素あたり所定のビット数構成とされ、供給される画像
データDGが順次、指定されたメモリアドレスごとに書
き込まれ、また、画像データメモリ部110は、指定さ
れたメモリアドレスに格納された一走査分ごとの画像デ
ータDMGを画像処理部112に供給する。
【0032】画像処理部112は、例えば、画像データ
メモリ部110からの画像データDMGに対して二値化
処理を行う多値/二値変換部と、多値/二値変換部から
の二値化処理されたデータを記録ヘッド75に分配する
信号分配処理部と、信号分配処理部からの分配された二
値化データの配列を記録ヘッド75の吐出口の配列に合
致させるためのラスターBJ変換を行うとともにレジ調
整を行い、記録動作制御データ群DDを記録ヘッド動作
制御部114に送出するレジ調整部とを含んで構成され
ている。
【0033】記録ヘッド動作制御部114は、記録ヘッ
ド75およびキャリッジ部28が移動する場合、記録ヘ
ッド75に記録動作を行わせるべく、記録動作制御デー
タ群DDに基づき、制御ユニット106からの吐出タイ
ミングデータDTに同期させた駆動制御パルス信号群P
Bを形成し、それらを記録ヘッド75に対してそれぞれ
供給する。
【0034】これにより、記録ヘッド75は、用紙22
の記録面に対して記録動作を行うこととなる。
【0035】インクカートリッジ36の記録ヘッド75
は、例えば、図3に示されるように、本発明に係る電気
熱変換素子基板の一例である電気熱変換素子基板76
と、インク吐出部材78と、インク吐出部材78を電気
熱変換素子基板76に向けて押圧する押さえばね80
と、インク吐出部材78にインクを供給分配するインク
供給分配部材82と、プリント配線基板74とを主な要
素として構成されている。
【0036】プリント配線基板74は、電気熱変換素子
基板76が固定される電極面部74aと、電極面部74
aに電気的に接続され駆動制御信号群を送出する回路部
74dと、回路部74dが電気的に接続され回路部74
dに駆動制御信号群を送出するコンタクトパッド74b
とを有している。
【0037】プリント配線基板74は、後述するインク
タンク68の一端面に設けられる一対の固定軸68aが
図示が省略される接続部材を介してその透孔の挿入され
ることにより、インクタンク68の一端面上に固定され
ている。また、プリント配線基板74は、その接続部材
がインクタンク68の一端面に設けられる一対の位置決
め部材68dに係合されることにより、所定位置にイン
クタンク68の一端面に位置決めされることとなる。コ
ンタクトパッド74bは、図示が省略されるフレキシブ
ルケーブルの一端に接続されている。そのフレキシブル
ケーブルは、制御ユニット106からの制御信号群をコ
ンタクトパッド74bに供給するものとれる。
【0038】インク供給分配部材82は、プリント配線
基板74の透孔、接続部材の透孔を通じてインクタンク
68の供給路68bに接続される供給路82bと、供給
路82bに内部を通じて連通するとともにインク吐出部
材78の接続部78aに接続される供給路82aとを有
している。また、インク供給分配部材82は、押さえば
ね80および電気熱変換素子基板76と協働してインク
吐出部材78のインク吐出口形成面の周縁部を狭持する
係合部82dを、プリント配線基板74の電極面74a
に対応する部位に有している。
【0039】インク吐出部材78は、インク供給分配部
材82の供給路82aに接続される接続部78aに連通
する共通液室を有している。その共通液室は、所定量の
インクが貯留する容積を有し、複数のインク流路の一端
にそれぞれ連通している。各インク流路78bi(i=
1〜n、nは整数)は、図1の(B)に示されるよう
に、インク吐出部材78において電気熱変換素子基板7
6に対向する部分に相対向して設けられる2つの隔壁部
材78ai(i=1〜n、nは整数)と電気熱変換素子
基板76とにより互いに平行に所定の間隔で形成されて
いる。
【0040】各インク流路78biの他端には、インク
吐出口が形成されている。インク吐出口は、インク吐出
部材78のインク吐出口形成面78pに、所定の間隔を
もって一直線上に配列形成されている。
【0041】電気熱変換素子基板76は、図1の(A)
および(B)に示されるように、基台部84と、基台部
84のインク流路78bi側の一方の端面に各インク流
路78biにそれぞれ対応して配される蓄熱層としての
絶縁層118と、絶縁層118上に載置される共通電極
層134と、保護層126を介して共通電極層134上
に配される発熱抵抗層121の電気熱変換素子122お
よび132と、電気熱変換素子122および132にそ
れぞれ一端が接続される個別電極層124および136
と、電気熱変換素子122および132と、共通電極層
134、個別電極層124および136とを保護層12
8を介して覆う耐キャビテーション層130とを含んで
構成されている。
【0042】なお、図1の(A)および(B)において
は、複数のインク流路78biの一部に対応する部分を
代表して示し、他の部分は省略される。
【0043】基台部84は、例えば、所定の板厚の単結
晶シリコン材料で成形されている。
【0044】各絶縁層118は、例えば、酸化シリコン
で各インク流路78biに対応した位置に形成されてい
る。各絶縁層118は、膜厚が熱酸化法、スパッタ法、
CVD法などにより、約1.8(μm)となるように形
成されている。また、隣接する絶縁層118の相互間隔
は、隔壁部材78aiの厚さよりも若干大の距離に設定
されている。
【0045】例えば、アルミニウムで約5100(オン
グストロング)程度の膜厚に形成されている共通電極層
134は、インク流路78biに対応する部分の略中央
部に形成されている。共通電極層134におけるインク
吐出口側の端部は、図2に示されるように、個別電極層
124の下方となる位置まで延在している。共通電極層
134におけるインク吐出口から離隔する方向側の端部
は、後述する共通電極層接続部120に電気的に接続さ
れている。
【0046】共通電極層134における個別電極層12
4と個別電極層136との間の部分には、その略中央に
孔134aを有する分岐接続部134Aが形成されてい
る。これにより、共通電極層134を通じて供給される
電力は、分岐接続部134Aを通じてそれぞれ後述する
電気熱変換素子122および132に供給されることと
なる。
【0047】共通電極層134のインク流路78biの
幅方向の両端は、それぞれ、隔壁部材78aiに対して
所定の間隔をもって対向している。共通電極層134
は、スパッタリング法により所定の膜圧、例えば、51
00(オングストロング)に形成された後、混合ガス
(BCI3、CI2、N2)によるドライエッチングに
より形成される。混合ガスの各ガスの混合比率は、例え
ば、それぞれ、46、36、18(%)とされる。
【0048】共通電極層134は、絶縁膜としての保護
層126により覆われている。また、隣接する共通電極
層134および絶縁層118相互間も保護層126によ
り覆われている。
【0049】保護層126は、例えば、酸化シリコンで
約1.2(μm)の厚さに形成されている。分岐接続部
134Aの孔134aは、例えば、フッ化アンモニウム
が用いられてエッチングされることにより、形成され
る。発熱抵抗層121は、例えば、タンタルおよびシリ
コン合金のターゲット材が用いられ反応性スパッタリン
グ法により薄膜状に形成されている。発熱抵抗層121
の電気熱変換素子122および132は、それぞれ、基
台部84上における共通の直線上に、共通電極層134
の分岐接続部134Aを挟んで所定の間隔をもって配置
されている。電気熱変換素子122および132は、図
1の(B)に示されるように、それぞれ、隣接するふた
つの絶縁層118の相互間に対応する部分まで延在する
延在部122aおよび132aを有している。
【0050】その際、電気熱変換素子122は、インク
流路78biにおいて電気熱変換素子132よりもイン
ク吐出口側に配置されている。また、電気熱変換素子1
22の発熱量は、電気熱変換素子132の発熱量に比し
て小とされる。
【0051】電気熱変換素子122の一方側に接続され
る個別電極層124および電気熱変換素子132の一方
側に接続される個別電極層136は、それぞれ、共通電
極層134の分岐接続部134Aとともに、発熱抵抗層
121の上面における同一の平面上に例えば、アルミニ
ウムで薄膜状に形成されている。
【0052】個別電極層124は、電気熱変換素子12
2の一端に接続される接続部124Aと、その接続部1
24Aから隣接する隔壁部材78aiおよび他の個別電
極層124近傍まで広がる延在部124Dと、その延在
部124Dに相対向して接続部124Aに連なるととも
に屈曲して電気熱変換素子122の延在部122aの上
面にインク流路78biに沿って延びる連結部124B
とを有している。
【0053】個別電極層124の連結部124Bの厚さ
方向の位置は、その接続部124Aおよび延在部124
Dのその位置よりも低い位置とされている。また、個別
電極層124の連結部124Bと互いに隣接する他の個
別電極層124の延在部124Dとの間には、所定の高
さを有する段差が形成されている。また、連結部124
Bの他端は、所定の端子部に接続されている。個別電極
層136は、電気熱変換素子132に接続される接続部
を有している。接続部は、電気熱変換素子132のイン
ク吐出口配列方向の幅と同一の幅を有している。
【0054】個別電極層136の接続部に隣接して形成
される共通電極層接続部120は、図1の(A)に示さ
れるように、孔120aを有している。共通電極層接続
部120は、所定の電力を供給する電力供給源層に接続
されている。これにより、所定の電力が電力供給源層を
通じて共通電極層接続部120に供給されることとな
る。共通電極層接続部120におけるインク流路78b
iの幅方向の寸法は、個別電極層136の接続部および
電気熱変換素子132の幅に比して小とされる。
【0055】各インク流路78biにおける共通電極層
134、個別電極層124および個別電極層136、電
気熱変換素子122および132は、共通の保護層12
8により覆われている。
【0056】保護層128は、例えば、窒化シリコンま
たは酸化シリコンで厚さ約1.0(μm)程度にプラズ
マCVD法により形成されている。
【0057】保護層128の大部分を覆う耐キャビテー
ション層130は、例えば、タンタルで約2300(オ
ングストロング)程度に、スパッタリング法により、形
成されている。また、耐キャビテーション層130は、
各インク流路78biに対応する共通電極層120と個
別電極層124および個別電極層136との間の部分に
対応する位置に比較的浅い凹部を有している。さらに、
隣接する各インク流路78bi間においては、隔壁部材
78aiの共通電極層120、個別電極層124および
個別電極層136に対する相対位置を規制する凹部13
0aが、隔壁部材78aiに対応して形成されている。
凹部130aは、例えば、約1.0(μm)程度の深
さ、および、隔壁部材78aiの厚さに相当する幅を有
している。
【0058】従って、インク吐出部材78の各隔壁部材
78aiの下端面が、電気熱変換素子基板76の凹部1
30aの底部に確実に密着嵌合された状態でインク吐出
部材78と電気熱変換素子基板76とが組み付けられる
ので各インク流路78bi相互間のインク漏れが確実に
回避されることとなる。
【0059】上述したように、共通電極層134、およ
び、個別電極層124、136が多層化されて配置され
ているので各インク流路78biに対応する各電極層の
占有面積が小となり、従って、隣接する各インク流路7
8bi相互間の距離を短縮し、インク吐出口の高密度化
を図ることも可能となる。
【0060】さらに、図7の(A)および(B)に示さ
れるように、共通電極層90のインク吐出口側の一方の
端部が発熱抵抗層92上の分岐接続部90A近傍の下方
の位置までしか形成されていない場合がある。なお、図
7の(A)および(B)においては、図1の(A)およ
び(B)において同一とされる構成要素については同一
の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0061】このような場合、分岐接続部90A近傍か
らインク吐出口側に向かって形成される保護層128お
よび発熱抵抗層92と分岐接続部90A近傍から共通電
極層接続部120側に向かって形成される保護層128
および発熱抵抗層92との間に、分岐接続部90A近傍
で段差が生じる虞がある。このような段差が形成される
場合、熱ストレスおよび応力集中がその部位に作用する
場合がある。
【0062】しかし、本願発明に係る電気熱変換素子基
板の一例では、共通電極層134におけるインク吐出口
側の端部が、個別電極層124の下方となる位置まで延
在しているのでそのような不具合が生じる事態が回避さ
れるとともに、電気熱変換素子122と電気熱変換素子
132との相互間距離が短縮化されることとなる。
【0063】上述した電気熱変換素子基板76を製造す
るにあたっては、図6の(A)〜(D)に示されるよう
に、先ず、シリコン材料で作られた基台部84上に上述
した絶縁層118が形成された後、共通電極層94がそ
の絶縁層118上にスパッタリング法によりアルミニウ
ム材料で形成される。
【0064】なお、図6の(A)〜(D)は、上述の基
台部84および発熱抵抗層121における1つのインク
流路78biに対応する一部分について模式的に示す。
【0065】次に、上述のドライエッチングにより共通
電極層94上に共通電極層がさらに形成された後、その
上面にプラズマCVD法により、絶縁層95が形成され
る。その際、図6の(B)に示されるように、エッチン
グにより、上述の分岐接続部134Aの孔134aおよ
び共通電極層接続部120の孔120aに対応した位置
にそれぞれ孔95aおよび95bが形成される。
【0066】続いて、図6の(B)に示されるように、
タンタルおよび窒化シリコンからなる発熱抵抗層96が
上述の反応性スパッタリング法により絶縁層95上に形
成される。
【0067】続いて、アルミニウムからなる電極層97
が、図6の(C)に示されるように、スパッタリング法
によりその発熱抵抗層96上に5500(オングストロ
ング)の厚さで形成される。
【0068】続いて、発熱抵抗層96およびその電極層
97において不要となる部分97Aおよび97Bが、図
6の(C)に示されるように、フォトリソ法によるパタ
ーニング処理で画定された後、その不要な部分97Aお
よび97Bが、図6の(D)に示されるように、所定の
エッチング処理により除去される。
【0069】続いて、その残された電極層98における
発熱抵抗層96における各電気熱変換素子に対向する部
分が所定のパターニングに基づくエッチング処理により
除去されることにより、図1の(A)に示される分岐接
続部134A、個別電極層124、および、136が形
成されることとなる。
【0070】そして、上述の保護層128および耐キャ
ビテーション層130が電極層98上にそれぞれプラズ
マCVD法およびスパッタリング法により形成されるこ
とにより、上述の電気熱変換素子基板76が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るインクジェット記録ヘッド、および、それが用い
られるインクジェット記録装置によれば、複数の流路の
それぞれには電気熱変換素子が複数配されるとともに、
基板は、電気熱変換素子の下層に蓄熱層と、配線電極の
一部であって発熱抵抗層下層に設けられる下層配線電極
層とを有し、凹部は、蓄熱層および下層配線電極層に設
けられた流路壁よりも広い幅を有する切欠きにより形成
されているので一つの流路内に複数の電気熱変換素子を
配する構成で流路を高密度配列する構成であっても、流
路壁係合用の凹部の深さを深く採れるとともに、配線電
極の信頼性に優れているという利点を有する。
【0072】また、流路内の複数の電気熱変換素子は、
流路に沿って配列されているとともに、下層配線電極層
は、流路内に配される複数の電気熱変換素子のうち最も
吐出口側に位置する電気熱変換素子の下方まで延在して
いるので複数の電気熱変換素子相互間からインク吐出口
側に向かって形成される発熱抵抗層とその複数の電気熱
変換素子相互間からその反対方向に向かって形成される
発熱抵抗層との間に、段差が生じることが回避されるの
で複数の電気熱変換素子相互間の距離を縮小することが
できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの一例の要部を示す平面図であり、(B)は、
(A)におけるB−B線に沿って示す部分断面図であ
る。
【図2】図1の(A)におけるII−II線に沿って示
す部分断面図である。
【図3】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの一例
を示す分解斜視図である。
【図4】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの一例
が用いられる記録装置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】図4に示される例に備えられ制御ブロックの構
成を示すブロック図である。
【図6】(A),(B),(C),(D)は、それぞ
れ、本発明に係るインクジェット記録ヘッドの一例の製
造方法の説明に供される図である。
【図7】(A)は、本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの一例に関連する技術説明に供される平面図であ
り、(B)は、(A)におけるB−B線に沿って示され
る部分断面図である。
【図8】(A)は、従来の電気熱変換素子基板の要部を
示す平面図であり、(B)は、(A)におけるB−B線
に沿って示す部分断面図である。
【符号の説明】
75 記録ヘッド 76 電気熱変換素子基板 78 インク吐出部材 78bi インク流路 84 基台部 106 制御ユニット 114 記録ヘッド動作制御部 120 共通電極層接続部 121 発熱抵抗層 122,132 電気熱変換素子 124,136 個別電極層 126 保護層 130a 凹部 134 共通電極層 134A 分岐接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 無我 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA23 ED01 FA03 2C057 AF37 AF39 AF40 AF93 AG46 AG92 AG93 AP02 AP52 AP53 AQ02 AR18 BA03 BA13 CA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する複数の吐出口と、発熱
    抵抗層および該発熱抵抗層に電気的に接続する配線電極
    からなる複数の電気熱変換素子が設けられた基板と、該
    基板に接合し前記複数の電気熱変換素子が発生する熱エ
    ネルギーを該インクに作用させるための流路を形成する
    流路壁の複数を一体的に有する壁部材とを具備するとと
    もに、前記基板は前記電気熱変換素子間に前記流路壁が
    係合する凹部を有し、前記流路壁を前記凹部に係合させ
    前記基板と前記壁部材とを接合することで前記流路が形
    成されているインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記複数の流路のそれぞれには前記電気熱変換素子が複
    数配されるとともに、前記基板は、前記電気熱変換素子
    の下層に蓄熱層と、前記配線電極の一部であって前記発
    熱抵抗層下層に設けられる下層配線電極層とを有し、前
    記凹部は、該蓄熱層および下層配線電極層に設けられた
    前記流路壁よりも広い幅を有する切欠きにより形成され
    ていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記流路内の複数の電気熱変換素子は、
    前記流路に沿って配列されているとともに、前記下層配
    線電極層は、流路内に配される複数の電気熱変換素子の
    うち最も吐出口側に位置する電気熱変換素子の下方まで
    延在していることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記下層配線電極層は、該下層配線電極
    層と前記発熱抵抗層の間に設けられる層間絶縁層の前記
    複数の電気熱変換素子間に設けられたスルーホールを介
    してそれぞれの前記電気熱変換素子に電気的に接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記配線電極のうち、前記流路内に配さ
    れる複数の前記電気変換素子のうち最も吐出口側に位置
    する電気熱変換素子の選択電極のみが前記流路壁下部に
    設けられることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 記録媒体の記録面に対して記録動作を行
    う請求項1に記載されるインクジェット記録ヘッドと、 前記インクジェット記録ヘッドを前記記録媒体の記録面
    に対して相対的に移動させる記録ヘッド移動手段と、 前記記録ヘッド移動手段に前記インクジェット記録ヘッ
    ドを相対的に移動させる動作を行わせるとともに、該イ
    ンクジェット記録ヘッドに記録動作を行わせる制御部
    と、 を具備して構成されるインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体の記録面に対して記録動作を行
    う請求項2に記載されるインクジェット記録ヘッドと、 前記インクジェット記録ヘッドを前記記録媒体の記録面
    に対して相対的に移動させる記録ヘッド移動手段と、 前記記録ヘッド移動手段に前記インクジェット記録ヘッ
    ドを相対的に移動させる動作を行わせるとともに、該イ
    ンクジェット記録ヘッドに記録動作を行わせる制御部
    と、を具備して構成されるインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体の記録面に対して記録動作を行
    う請求項3に記載されるインクジェット記録ヘッドと、 前記インクジェット記録ヘッドを前記記録媒体の記録面
    に対して相対的に移動させる記録ヘッド移動手段と、 前記記録ヘッド移動手段に前記インクジェット記録ヘッ
    ドを相対的に移動させる動作を行わせるとともに、該イ
    ンクジェット記録ヘッドに記録動作を行わせる制御部
    と、を具備して構成されるインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体の記録面に対して記録動作を行
    う請求項4に記載されるインクジェット記録ヘッドと、 前記インクジェット記録ヘッドを前記記録媒体の記録面
    に対して相対的に移動させる記録ヘッド移動手段と、 前記記録ヘッド移動手段に前記インクジェット記録ヘッ
    ドを相対的に移動させる動作を行わせるとともに、該イ
    ンクジェット記録ヘッドに記録動作を行わせる制御部
    と、を具備して構成されるインクジェット記録装置。
JP32287898A 1998-10-27 1998-10-27 インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置 Pending JP2000127407A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32287898A JP2000127407A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置
EP99121304A EP1000745A3 (en) 1998-10-27 1999-10-26 Electro-thermal conversion device board, ink-jet recording head provided with the electro-thermal conversion device board, ink-jet recording apparatus using the same, and production method of ink-jet recording head
US09/427,614 US6443563B1 (en) 1998-10-27 1999-10-27 Electro-thermal conversion device board, ink-jet recording head provided with the electro-thermal conversion device board, ink-jet recording apparatus using the same, and production method of ink-jet recording head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32287898A JP2000127407A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000127407A true JP2000127407A (ja) 2000-05-09

Family

ID=18148631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32287898A Pending JP2000127407A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000127407A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8007649B2 (en) 2004-02-06 2011-08-30 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Hydrophilic treatment method and wiring pattern forming method
JP2021505449A (ja) * 2017-12-08 2021-02-18 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 導電性接地構造間のギャップ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8007649B2 (en) 2004-02-06 2011-08-30 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Hydrophilic treatment method and wiring pattern forming method
JP2021505449A (ja) * 2017-12-08 2021-02-18 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 導電性接地構造間のギャップ
US11214060B2 (en) 2017-12-08 2022-01-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Gaps between electrically conductive ground structures

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6474789B1 (en) Recording apparatus, recording head and substrate therefor
US7832843B2 (en) Liquid jet head
JP4006256B2 (ja) 記録ヘッド、および、それを備える記録装置
EP1034931B1 (en) Ink jet type recording head
US6447088B2 (en) Ink-jet head, an ink-jet-head cartridge, an ink-jet apparatus and an ink-jet recording method used in gradation recording
EP1693203B1 (en) Piezoelectric acuator and liquid transporting apparatus
JP3950730B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインク吐出方法
EP0641658A2 (en) Recording apparatus having a substrate for a recording head and method of producing the same
JP2013129117A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
US6474788B1 (en) Substrate for use of ink jet head, ink jet head, ink jet cartridge, and ink jet recording apparatus
US6443563B1 (en) Electro-thermal conversion device board, ink-jet recording head provided with the electro-thermal conversion device board, ink-jet recording apparatus using the same, and production method of ink-jet recording head
US6568796B2 (en) Head chip and head unit having head chip
JP2007152624A (ja) インクジェット記録装置、インクジェットヘッド、インクジェットヘッドチップ及びその製造方法
US7413294B2 (en) Inkjet head with high density nozzle packing
JP2000127407A (ja) インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置
EP1236573A2 (en) Print head chip
JP2000127399A (ja) 電気熱変換素子基板、電気熱変換素子基板を備えるインクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置
EP1167039A1 (en) Head chip and method of fabricating thereof
JP4966049B2 (ja) ヘッドチップユニット、インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンタ
JP2000127398A (ja) インクジェット記録ヘッド、および、それが用いられるインクジェット記録装置
KR20050067041A (ko) 잉크젯 헤드, 이를 구동하는 방법 및 잉크젯 기록 장치
US7004569B2 (en) Electrothermal converting element board, ink jet printing head provided with electrothermal converting element board and ink jet printing apparatus using the same
AU734083B2 (en) Recording apparatus, recording head and substrate therefor
JP2001287364A (ja) インクジェットヘッド用基体、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2000135792A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにこのインクジェットヘッドを備えたインクジェット装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040416

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02