JP2000127110A - 処理装置におけるトラップ装置 - Google Patents
処理装置におけるトラップ装置Info
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Abstract
タンクの外部から開閉弁を操作するだけで簡単に且つ短
時間に行えるようにすることを目的とするものである。 【解決手段】被処理物を収納する密閉可能な処理用タン
ク内で、塩素系有機溶剤の溶剤蒸気/および水蒸気から
なる処理用流体に被処理物を曝露して被処理物の内部な
いし表面のを処理する処理装置において、処理装置は被
処理物を処理した処理用流体を回収して循環させて再利
用するように形成され、該処理用流体を循環させる循環
路中にトラップを設け、該トラップは、内方に貯溜用空
間を形成してなり、該貯溜用空間の圧力を流体供給源と
略等しくする均圧配管と、貯溜用空間内を加圧するため
の加圧配管とを設け、循環路のトラップの上流側及び下
流側部分、均圧配管及び加圧配管に夫々開閉弁を設け、
これら開閉弁を連動もしくは選択的に開閉操作してトラ
ップ内の処理用流体をトラップの下流側部分に送給制御
可能に構成したものである。
Description
溶剤蒸気およびこれに同伴する水蒸気を用いて、木材の
乾燥や金属の表面処理あるいはプラスチックや生ごみの
分解処理する処理装置におけるトラップ装置に関するも
のである。
燥させると変形や罅割れ等が生じたりすることから、天
日乾燥により時間をかけてじっくり乾燥させるのが理想
的である。ところがこうした天日乾燥では乾燥するに1
年を要したりすることから、生産性が悪く、木材の乾燥
に要する費用が高くなってしまうという問題があった。
明し、変形や罅割れ等が生じることなく、木材を急速乾
燥できるようにした木材急速乾燥処理装置が例えば特開
平6−137757号公報、特開平7−32315号公
報等で提案されている。
理装置の概要を説明すると、内部に木材を載置用の載置
台を有する処理用タンク内の底部に、溶剤供給配管を経
て溶剤タンクから例えばメチレンクロライド等の塩素系
有機溶剤が送り込まれて貯留され、水供給配管を経て給
水装置から送り込まれた水が水層として溶剤液層の上層
に貯留される。
されて気化可能な温度(例えばメチレンクロライドの場
合80℃程度)に加熱されて溶剤蒸気となり、この溶剤
蒸気は上方の水層を通過する際に水と接触して飽和蒸気
圧の水蒸気を生成させる。
蒸気は被処理物である木材に浸透し、水分の蒸散を阻害
しているピットを解放させて木材の急速乾燥を可能にす
るようにしたものである。
は、その後木材から流出させて除去する。
気処理が一通り終了すると、処理用タンクが常温近くま
で放冷されたのち、タンク底部の溶剤が液抜き配管から
抜き出されて溶剤タンクへ戻されるようになっている。
着色剤の浸透も速いことから、斯かる木材急速乾燥処理
装置は防腐剤や着色剤等の処理を施す為の処理装置とし
ても使用可能なものとなっている。
置では、一連の溶剤蒸気処理を終えた材木等の被処理物
を取り出す前に、溶剤及び温水を処理用タンクから抜き
取っておく必要がある。
した溶剤は臭気がきつく、酸欠のおそれもあるため、処
理用タンクが溶剤の凝縮温度以下に冷めるまで待たなけ
ればならないし、加圧、真空状態を大気圧にしなければ
ならない。そのため、時間的な処理効率や作業効率の低
下を招いていた。
を木材から抜き出すとき、処理用タンク内が真空引きさ
れるが、その際に木ヤニなどの樹液が随伴して木材から
滲出してくる。滲出した樹液は溶剤と混在するので、処
理後の溶剤を直に溶剤タンクへ戻せず、別の分離装置な
どで樹液を分離除去しなければならない。
な手間と時間を必要とするという問題もあった。
なされたものであって、溶剤で処理し、処理後の処理液
を処理用タンクの外部から開閉弁を操作するだけで簡単
に且つ短時間に行えるようにすることを目的とするもの
である。
に本発明は、被処理物を収納する密閉可能な処理用タン
ク内で、塩素系有機溶剤の溶剤蒸気/および水蒸気から
なる処理用流体に被処理物を曝露して被処理物の内部な
いし表面を処理する処理装置において、処理装置は被処
理物を処理した処理用流体を回収して循環させて再利用
するように形成され、該処理用流体を循環させる循環路
中にトラップを設け、該トラップは、内方に貯溜用空間
を形成してなり、該貯溜用空間の圧力を流体供給源と略
等しくする均圧配管と、貯溜用空間内を加圧するための
加圧配管とを設け、循環路のトラップの上流側及び下流
側部分、均圧配管及び加圧配管に夫々開閉弁を設け、こ
れら開閉弁を連動もしくは選択的に開閉操作してトラッ
プ内の処理用流体をトラップの下流側部分に送給制御可
能に構成したことを特徴とするものである。
属,鋼材,鉄粉,生ゴミなどのように、物質内部に塩素
系有機溶剤に可溶な不要物を含んでいるものにも適用さ
れる。被処理物中の不要物として、木材の場合は壁孔を
閉塞しているトールスやマルゴ、金属,鋼材,鉄粉など
の場合は金属組織空隙間の付着物や金属表面の汚れ、生
ゴミの場合は野菜クズなどの細胞を構成する脂肪分や水
分、FRP製廃棄物の場合は合成樹脂と強化繊維体を結
合しているバインダなどである。
に基づいて詳しく説明する。
処理システムの概略構成を示すブロック図である。
ステム1は、被処理物20を処理した溶剤蒸気などの処
理用流体を回収して循環させ再利用するように形成され
ており、被処理物20を収容して溶剤蒸気などで処理す
る密閉状の処理用タンク2と、溶剤蒸気を発生させるた
めに処理用タンク2とは別個独立に設けられた溶剤蒸気
発生器3と、処理用タンク2の底部に配管45,トラッ
プ21,および配管46を介して接続された水回収タン
ク22と、処理用タンク2の溶剤回収のために溶剤液を
一時貯留する溶剤回収タンク14と、いった容器類を備
えている。
は、溶剤蒸気供給用の供給配管33,35,36により
配管接続されている。
図4に示すように、器内に水から成る水層31およびこ
の水層31下方に塩素系有機溶剤から成る溶剤液層30
が形成されるようになっている。
る円筒状の混合液タンク60と、混合液タンク60の側
面開口を開閉可能に封止する蓋61と、混合液タンク6
0の上部に設けられた溶剤蒸気出口ノズル62,水蒸気
ブローノズル63,溶剤液入口ノズル64,給水入口ノ
ズル65と、混合液タンク60内の溶剤液層30の浸漬
位置に配置された加熱装置17と連結される加熱蒸気入
口ノズル66および加熱蒸気出口ノズル67と、混合液
タンク60の底部に設けられたタンク底ノズル68とか
ら構成されている。
液面計32で計測監視されている(図1参照)。
出し時に用いられるワンタッチジョイント53および開
閉弁78と連結されている。
れている。また、加熱装置17の配管途中には、加熱温
度を調整したり強制冷却時に用いられる冷却装置Cから
の冷水を送る冷水管18が接続されている。
閉自在で密封状に構成され、被処理物20を載置台(図
示省略)に載せた状態で収容するようになっている。
となる噴霧ノズルが配備されており、ボイラBと接続さ
れた蒸気管19がタンク内加熱用として配置されてい
る。
トラップ21の上部と接続されており、トラップ21の
上部には、処理タンク2と接続される均圧配管44と、
ボイラBからの蒸気配管が接続されている。
は配管46を介して接続されている。水回収タンク22
はタンク内に垂下仕切りと起立仕切りを有していて、垂
下仕切りの下方を潜り起立仕切りを超えた水を水ポンプ
23の駆動によりドラム缶24などに排出するようにな
っている。
管37の途中には、ブロワ4と真空ポンプであるポンプ
装置5とが並列に配管接続されている。
配管38と、凝縮器8を有する戻し配管39とへ分岐し
ている。
蒸気を、ボイラBから蒸気管7に導かれた高温蒸気と熱
交換させて加熱したのち、配管40へ送り出すようにな
っている。
や水蒸気を、冷凍装置Rから冷媒管9に導かれた低温冷
媒と熱交換させて冷却したのち、配管41または戻し配
管49へ送り出すようになっている。
6入側の配管38の間はバイパス配管42で接続されて
いる。バイパス配管42は循環時の溶剤蒸気および水蒸
気を凝縮器8で冷却しすぎたり加熱器6で加熱しすぎた
りしたときに開閉弁102を開けて使用される。
タンク26の底部近傍まで延設され、その先端に噴霧管
27が設けられている。
ンプ28の駆動により、噴霧管29から噴霧タンク26
内上部空間に噴霧循環されるようになっている。
続されている。配管43は途中で配管41,40と接続
されたのち、末端が供給配管35の途中と接続されてい
る。トラップ10の上部には、凝縮器8の上部と連結す
る均圧配管48と、凝縮器8の底部と連結する戻し配管
49と、ボイラBからの蒸気配管11とが接続されてい
る。
とは戻し配管(循環路)50,51を介して接続されて
いる。配管50,51の連結位置には配管46から分岐
した配管47が接続されている。
ラップ21・10を設けるようにしてあるが、これらの
トラップ21・10は同一構造であるのでその構造につ
いて次にまとめて説明する。
7に示すようにステンレススチールで有底筒状に形成さ
れたケーシング本体69aにその開口部を板状の蓋体6
9bで閉塞し、内方に貯溜用空間69cが形成されてい
る。
9aには循環路を形成する戻し配管49及び戻し配管5
0と、均圧配管48、貯溜用空間69cを加圧するため
にボイラBからの加圧配管11が夫々接続され、各配管
部分49・50・48・11には夫々開閉弁93・96
・92・95が設けられている。
管48の途中に連結されて貯溜用空間69cに連通させ
るようにしてあるが、加圧配管11は均圧配管48とは
別個に独立して貯溜用空間69cに連通するように連結
することもできる。
体69aの底部(側壁部)に取り付けられたフロート式
の液面コントロールLCのフロート部分が突出させてあ
る。
aには循環路を形成する配管45及び配管46と、均圧
配管44、貯溜用空間69cを加圧するためにボイラB
からの加圧配管70が夫々接続されるとともに、各配管
部分45・46・44・70には夫々開閉弁77・97
・76・100が設けられている。
様に、ボイラBからの加圧配管70は均圧配管44の途
中に連結されて貯溜用空間69cに連通させるようにし
てあるが、加圧配管70は均圧配管44とは別個に独立
して貯溜用空間69cに連通するように連結することも
できる。
10のケーシング本体69aと同様、ケーシング本体6
9aの底部に取り付けられたフロート式の液面コントロ
ールLCののフロート部分が突出させてある。
流入した溶剤液(水は極めて少量である)を、冷却装置
Cと接続された冷水管15内の冷水で冷却しつつ暫時貯
留し、溶剤ポンプ16の駆動により戻し配管52を経て
溶剤蒸気発生器3へ回収するようになっている。
33,35,36と、処理用タンク2と、ポンプ装置5
と、凝縮器8と、トラップ10と、溶剤回収タンク14
と、戻し配管37,39,49,50,51,52とか
ら、溶剤回収回路Sが構成されている。
の上部と配管接続されており、溶剤回収タンク14から
の溶剤蒸気を、冷凍装置Rから冷媒管13に導かれた低
温冷媒と熱交換させて冷却することにより液化させて捕
捉し極力大気へ放出しないように工夫されている。
5〜47、供給配管33,35,36、戻し配管37,
39,49,52,均圧配管44,48には、制御装置
(図示省略)からの制御信号によりまたは手動により弁
開閉する開閉弁71〜102(円内に数字を記してあ
る)がそれぞれ設けられている。
字記号は、LAが液面アラーム、LCが液面コントロー
ル、TIが温度表示、TAが温度アラーム、TCが温度
コントロール、PAが圧力アラーム、PCが圧力コント
ロールである。
るタンクや容器類はいずれも、臭気の強い塩素系有機溶
剤を大気中に飛散させないため、密閉容器で構成してあ
る。処理用タンク2は使用時の真空状態に耐える耐圧容
器でもある。
処理物20を溶剤蒸気処理する工程について説明する。
処理用タンク1次真空引き工程,溶剤蒸気供給工程,溶
剤蒸気循環工程,処理用タンク2次真空引き工程が実行
される。これらの各工程を順次説明する中でトラップ2
1・10を合わせて説明する。 「処理用タンク1次真空引き工程」まず、開閉弁75,
82,83,84,86,92,93,96を「開」と
し、残りの開閉弁のうち少なくとも開閉弁73,74,
77,80,81,85,89,98,102を「閉」
にして、予めシステムのラインアップを完了しておく。
器3内は溶剤が気化可能な温度(例えば、メチレンクロ
ライドを用いる場合は80℃程度)に保持されている。
剤蒸気が水層31の水と接触して水蒸気を伴った溶剤蒸
気になる。
こで、ポンプ装置5が駆動されると、処理用タンク2内
が50Torr程度の真空となり、被処理物20内から
例えば空気などが抜き出されるのである。 「溶剤蒸気供給工程」次に、前工程のラインアップ状態
からポンプ装置5を停止し、開閉弁72,74を「開」
とし、開閉弁75を「閉」にする。
動源となって、溶剤蒸気発生器3からの「水蒸気を伴っ
た溶剤蒸気」が供給配管33,35,36を経て処理用
タンク2内に供給される。
気に被処理物20が曝露される。 「溶剤蒸気循環工程」続いて、前工程の状態から開閉弁
73,75,80,81,84,85,86,87,8
9を「開」にし、開閉弁72を「閉」にする。加熱器6
用または凝縮器8用の開閉弁90,91は処理用タンク
2内を目標温度に合わせるように開閉制御される。
ンク2内の溶剤蒸気および水蒸気が戻し配管37を経て
ブロワ4に吸い込まれ、更に配管38または戻し配管3
9から加熱器6または凝縮器8へ導かれる。
は加熱されたのち配管40を経て配管43に流入し、凝
縮器8に導かれた溶剤蒸気および水蒸気は冷却されたの
ち配管41を経て配管43へ流入する。
よび水蒸気は供給配管36を経て処理用タンク2内へ戻
る。かかる溶剤蒸気の循環工程は6〜8時間程度継続し
て実行され、これにより溶剤蒸気および水蒸気が被処理
物20の内部奥深くまで浸透して行き、被処理物20内
部の不要物が溶剤および温水に溶け出すのである。
れた不要物は処理用タンク2底部に落下し、底部で凝縮
した水とともに、配管45,トラップ21,配管46,
水回収タンク22を経て、ドラム缶24に収容され排出
される。
9に高温蒸気を通して処理用タンク2内を加熱すること
により、被処理物20内部の不要物が溶けやすくなり流
動しやすくなる。
力を高める操作と、開閉弁の開閉切り換えおよびポンプ
装置5の駆動により処理用タンク2内を真空引きする操
作とを交互に繰り返せば、いっそう容易に不要物を取り
出すことができる。 「処理用タンク2次真空引き工程」各開閉弁は既述した
1次真空引き工程のラインアップ状態に戻されて、同様
に操作される。
つつ再び真空状態にされる。これにより、被処理物20
内の奥部から溶剤、温水、およびこれらに溶け込んだ不
要物が抜き出されるのである。
プ装置5,および戻し配管39を経て凝縮器8に達す
る。
は戻し配管49からトラップ10に移行し、更に戻し配
管50,51から溶剤回収タンク14に貯留される。溶
剤回収タンク14内で溶剤液が所定液位以上になると、
溶剤液は溶剤ポンプ16の駆動により戻し配管52を経
て溶剤蒸気発生器3に回収される。
物と水は配管45からトラップ21や水回収タンク22
などを経てドラム缶24に貯留される。
5,96が閉じられ開閉弁92,93が開放されること
により、凝縮器8内と均圧で流出可能な状態にされて溶
剤液が貯留される。
トロール(LC)が作動し、開閉弁92,93が閉じら
れ開閉弁95,96が開けられてトラップ10内がボイ
ラBからの蒸気により加圧され、溶剤液を溶剤回収タン
ク14へと導くのである。
00が閉じられ開閉弁74,76,77が開放されてい
ることにより、処理用タンク2内と均圧で流出可能な状
態にされて水が貯留される。
ール(LC)が作動し、開閉弁76,77が閉じられ開
閉弁97,99,100が開けられる。
らの蒸気により加圧され、水は水回収タンク22へと導
かれる。
剤が凝縮し、トラップ21内で溶剤が多くなった場合は
開閉弁99を閉じ、開閉弁98を開いてトラップ21の
溶剤を配管47経由で溶剤回収タンク14に移行させ
る。
と、処理用タンク2が溶剤沸点以下の温度まで放冷さ
れ、更に処理用タンク2内に空気が導入されて、被処理
物20の取り出しが可能な状態となる。
省略)から放出された溶剤蒸気は全て噴霧タンク26に
導かれる。
や各配管が所定圧以上となって放出すべき溶剤蒸気を生
じると、これらの溶剤蒸気は配管34,43を経て噴霧
管27から噴霧タンク26へ導かれる。
噴霧管29により循環噴霧される水によって水層31へ
たたき落とされて捕捉され、直接大気へ放出されること
はない。
合は、先述した2次真空引き工程からそのまま引き続い
て、蒸気管19の高温蒸気により処理用タンク2内を加
熱し、加熱器6で加熱しつつブロア4で循環することに
より、「木材乾燥工程」に供することができる。
ンクの温度が常温近くまで下がるのを待って、溶剤蒸気
処理後の木材を処理用タンクからいったん取り出し、別
の乾燥装置により木材乾燥工程を行うといった不具合が
なくなる。
蒸気処理システム1によれば、溶剤蒸気発生器3から処
理用タンク2に送り込まれた水蒸気を伴った溶剤蒸気に
より被処理物20内部の不要物が溶解除去される。
回路Sにより溶剤蒸気発生器3に回収されるので、一連
の処理後において処理用タンク2は少なくとも水が凝縮
する温度まで下げればよい。
理用タンク2底部から抜き出すことができる。
くてすみ、冷却時間を短縮化できる。
材」を処理する場合は、不要物であるトールスやマルゴ
が溶解除去され仮道管間の壁孔が開口されるので、木材
の乾燥を早めることができる。
「金属,鋼材,または鉄粉」を処理する場合は、金属組
織間の付着物を溶解除去して洗浄する作用を奏し、金属
表面に四酸化三鉄などの不動態皮膜を生成させて錆進行
防止を図ることができる。
「FRP製廃棄物」を処理する場合は、FRP製廃棄物
の合成樹脂と強化繊維体とを結合しているバインダなど
を溶解除去することによって、FRP製廃棄物の強度を
大幅に低下させるので、廃棄処分時の破砕作業などを容
易にすることができる。
「生ゴミ」を処理する場合は、魚や野菜クズなどの細胞
を構成する脂肪分や水分が溶解除去されるので、生ゴミ
の分解を助けて早めることができる。
置は被処理物を処理した処理用流体を回収して循環させ
て再利用するように形成された処理装置の処理用流体を
循環させる循環路中にトラップを設け、トラップの内方
に形成した貯溜用空間の圧力を流体供給源と略等しくす
る均圧配管と、貯溜用空間内を加圧するための加圧配管
とを設け、循環路のトラップの上流側及び下流側部分、
均圧配管及び加圧配管に夫々開閉弁を設けるとともに、
これら開閉弁を連動もしくは選択的に開閉操作してトラ
ップ内の処理用流体をトラップの下流側部分に送給制御
可能に構成してあるので、この各配管に設けた開閉弁を
連動もしくは選択的に開閉操作するだけで処理用流体の
循環を処理用タンクの外部から簡単に且つ短時間に行う
ことができる。
材木等の被処理物を取り出す前に、溶剤及び温水を処理
用タンクから抜き取っておく時にも処理用タンクが溶剤
の凝縮温度以下に冷めるまで待つこともなく連続して処
理が行え、処理効率や作業効率を大幅に向上させること
ができる。
を木材から抜き出すとき、処理用タンク内が真空引きさ
れ、その際に木ヤニなどの樹液が随伴して木材から滲出
した樹液が混在した溶剤も分離除去装置への圧送や排出
も簡単に行えるので後処理作業も短時間で行えると言う
利点もある。
成を示すブロック図である。
発生器を示す平面図である。
発生器を示す底面図である。
図である。
の平面図である。
の縦断正面図である。
の縦断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】被処理物を収納する密閉可能な処理用タン
ク内で、塩素系有機溶剤の溶剤蒸気/および水蒸気から
なる処理用流体に被処理物を曝露して被処理物の内部な
いし表面を処理する処理装置において、処理装置は被処
理物を処理した処理用流体を回収して循環させて再利用
するように形成され、該処理用流体を循環させる循環路
中にトラップを設け、該トラップは、内方に貯溜用空間
を形成してなり、該貯溜用空間の圧力を流体供給源と略
等しくする均圧配管と、貯溜用空間内を加圧するための
加圧配管とを設け、循環路のトラップの上流側及び下流
側部分、均圧配管及び加圧配管に夫々開閉弁を設け、こ
れら開閉弁を連動もしくは選択的に開閉操作してトラッ
プ内の処理用流体をトラップの下流側部分に送給制御可
能に構成したことを特徴とする処理装置におけるトラッ
プ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30101298A JP4038284B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30101298A JP4038284B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127110A true JP2000127110A (ja) | 2000-05-09 |
JP4038284B2 JP4038284B2 (ja) | 2008-01-23 |
Family
ID=17891783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30101298A Expired - Lifetime JP4038284B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4038284B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-22 JP JP30101298A patent/JP4038284B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4038284B2 (ja) | 2008-01-23 |
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