JP2000126140A - 高さ調節機能を備えた血圧測定用架台 - Google Patents
高さ調節機能を備えた血圧測定用架台Info
- Publication number
- JP2000126140A JP2000126140A JP10304092A JP30409298A JP2000126140A JP 2000126140 A JP2000126140 A JP 2000126140A JP 10304092 A JP10304092 A JP 10304092A JP 30409298 A JP30409298 A JP 30409298A JP 2000126140 A JP2000126140 A JP 2000126140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood pressure
- arm band
- vertical axis
- height
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/021—Measuring pressure in heart or blood vessels
- A61B5/022—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers
- A61B5/02233—Occluders specially adapted therefor
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Physiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 腕帯の装着部位の心臓に対する高さ位置のず
れに関連する血圧測定精度の低下のない高さ調節機能を
備えた血圧測定用架台を提供する。 【構成】 腕帯２４を支持した支持部材４４が、垂直軸
心まわりの円弧に略沿って湾曲し、且つ一円周方向に向
かうに従ってその垂直軸心に平行な方向に向かう傾斜案
内面４６に沿って移動可能に案内部材４２に装着されて
いることから、生体１８は上記垂直軸心側に位置し且つ
その上腕２０を腕帯２４に差し入れた状態で体中心まわ
りに体を回転させることにより、その腕帯２４の高さを
容易に心臓の高さとすることができ、その回転位置で血
圧測定を行うことができるので、腕帯の装着部位の心臓
に対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精度の低下
が好適に防止される。
れに関連する血圧測定精度の低下のない高さ調節機能を
備えた血圧測定用架台を提供する。 【構成】 腕帯２４を支持した支持部材４４が、垂直軸
心まわりの円弧に略沿って湾曲し、且つ一円周方向に向
かうに従ってその垂直軸心に平行な方向に向かう傾斜案
内面４６に沿って移動可能に案内部材４２に装着されて
いることから、生体１８は上記垂直軸心側に位置し且つ
その上腕２０を腕帯２４に差し入れた状態で体中心まわ
りに体を回転させることにより、その腕帯２４の高さを
容易に心臓の高さとすることができ、その回転位置で血
圧測定を行うことができるので、腕帯の装着部位の心臓
に対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精度の低下
が好適に防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧測定に際して腕帯
が巻回された生体の上腕を支持するための血圧測定用架
台に関し、特に、その上腕の高さを容易に変更すること
ができる高さ調節機能を設ける技術に関するものであ
る。
が巻回された生体の上腕を支持するための血圧測定用架
台に関し、特に、その上腕の高さを容易に変更すること
ができる高さ調節機能を設ける技術に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】生体の血圧測定方式として、動脈を圧迫
するために上腕に巻回された腕帯の圧迫圧を連続的に変
化させる過程で発生するコロトコフ音の発生および消滅
時の圧迫圧に基づいて最高血圧および最低血圧を決定す
るコロトコフ音方式（JIS T 1115）、或いは、上記腕帯
の圧迫圧を連続的に変化させる過程で心拍に同期して発
生する圧迫圧の脈動の振幅変化に基づいて最高血圧値お
よび最低血圧値を決定するオシロメトリック方式（JIS
T 1115）などが知られている。これらの血圧測定方式で
は、測定された血圧値は生体の大動脈内圧として取り扱
うことができるように、腕帯の圧迫部位の高さ位置が生
体の心臓の高さ位置と略一致していることを前提として
実行される。
するために上腕に巻回された腕帯の圧迫圧を連続的に変
化させる過程で発生するコロトコフ音の発生および消滅
時の圧迫圧に基づいて最高血圧および最低血圧を決定す
るコロトコフ音方式（JIS T 1115）、或いは、上記腕帯
の圧迫圧を連続的に変化させる過程で心拍に同期して発
生する圧迫圧の脈動の振幅変化に基づいて最高血圧値お
よび最低血圧値を決定するオシロメトリック方式（JIS
T 1115）などが知られている。これらの血圧測定方式で
は、測定された血圧値は生体の大動脈内圧として取り扱
うことができるように、腕帯の圧迫部位の高さ位置が生
体の心臓の高さ位置と略一致していることを前提として
実行される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生体の
上腕に巻回される腕帯の装着部位の高さ位置は、必ずし
も心臓の高さ位置とは一致しない場合が多い。たとえ
ば、測定に先立って腕帯が生体の上腕に装着される際に
は、意図的に行わない限り、腕帯は、上腕の上部側部位
よりも下部側部位すなわちその上腕に対して所定角度を
成す前腕に隣接する部位に装着されることから、腕帯の
装着部位の高さ位置は心臓の高さ位置よりも低いものと
なる傾向があるので、このような場合には、測定によっ
て得られた血圧値は大動脈内の血圧値に比較して高くな
る側へずれて血圧測定精度が低下するという不都合があ
った。
上腕に巻回される腕帯の装着部位の高さ位置は、必ずし
も心臓の高さ位置とは一致しない場合が多い。たとえ
ば、測定に先立って腕帯が生体の上腕に装着される際に
は、意図的に行わない限り、腕帯は、上腕の上部側部位
よりも下部側部位すなわちその上腕に対して所定角度を
成す前腕に隣接する部位に装着されることから、腕帯の
装着部位の高さ位置は心臓の高さ位置よりも低いものと
なる傾向があるので、このような場合には、測定によっ
て得られた血圧値は大動脈内の血圧値に比較して高くな
る側へずれて血圧測定精度が低下するという不都合があ
った。
【０００４】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、腕帯の装着部
位の心臓に対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精
度の低下のない高さ調節機能を備えた血圧測定用架台を
提供することにある。
ものであって、その目的とするところは、腕帯の装着部
位の心臓に対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精
度の低下のない高さ調節機能を備えた血圧測定用架台を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、血圧測定に際して生
体の上腕に巻回される腕帯を支持するための血圧測定用
架台であって、(a) 基台と、(b) 垂直軸心まわりの円弧
に略沿って湾曲し、且つ一円周方向に向かうに従ってそ
の垂直軸心に平行な方向に向かう傾斜案内面を備えて前
記基台に支持された長手状の案内部材と、(c) 前記腕帯
を支持した状態で、前記案内部材においてその傾斜案内
面に沿って移動可能に装着された支持部材とを、含むこ
とにある。
めの本発明の要旨とするところは、血圧測定に際して生
体の上腕に巻回される腕帯を支持するための血圧測定用
架台であって、(a) 基台と、(b) 垂直軸心まわりの円弧
に略沿って湾曲し、且つ一円周方向に向かうに従ってそ
の垂直軸心に平行な方向に向かう傾斜案内面を備えて前
記基台に支持された長手状の案内部材と、(c) 前記腕帯
を支持した状態で、前記案内部材においてその傾斜案内
面に沿って移動可能に装着された支持部材とを、含むこ
とにある。
【０００６】
【発明の効果】このようにすれば、腕帯を支持した支持
部材が、垂直軸心まわりの円弧に略沿って湾曲し、且つ
一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平行な方向
に向かう傾斜案内面に沿って移動可能に案内部材に装着
されていることから、被測定者は上記垂直軸心側に位置
し且つその上腕を腕帯に差し入れた状態でたとえば背骨
を中心とする体中心軸まわりに体を回転させることによ
り、その腕帯の高さを容易に心臓の高さとすることがで
き、その回転位置で血圧測定を行うことができるので、
腕帯の装着部位の心臓に対する高さ位置のずれに関連す
る血圧測定精度の低下が好適に防止される。
部材が、垂直軸心まわりの円弧に略沿って湾曲し、且つ
一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平行な方向
に向かう傾斜案内面に沿って移動可能に案内部材に装着
されていることから、被測定者は上記垂直軸心側に位置
し且つその上腕を腕帯に差し入れた状態でたとえば背骨
を中心とする体中心軸まわりに体を回転させることによ
り、その腕帯の高さを容易に心臓の高さとすることがで
き、その回転位置で血圧測定を行うことができるので、
腕帯の装着部位の心臓に対する高さ位置のずれに関連す
る血圧測定精度の低下が好適に防止される。
【０００７】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記支持部材を
所望の位置において前記案内部材に固定するための固定
装置をさらに含むものである。このようにすれば、腕帯
の高さが心臓の高さとされたときに支持部材が固定装置
によって案内部材に固定されることができるので、血圧
測定中に腕帯が移動してその高さが低下することが好適
に防止される。
所望の位置において前記案内部材に固定するための固定
装置をさらに含むものである。このようにすれば、腕帯
の高さが心臓の高さとされたときに支持部材が固定装置
によって案内部材に固定されることができるので、血圧
測定中に腕帯が移動してその高さが低下することが好適
に防止される。
【０００８】また、好適には、前記支持部材は、前記垂
直軸心を略含む平面内において前記腕帯と回動可能に連
結されたものである。このようにすれば、略水平な回動
中心まわりの回動可動に腕帯が支持部材に支持されたも
のであることから、円筒状に巻回される腕帯の軸心が一
定となるように支持部材に支持される場合に比較して、
支持部材の高さ位置に拘らず、上腕に装着される腕帯の
上下側部位の片当たりが緩和されて違和感が解消される
とともに、片当たりに起因する測定精度の低下が解消さ
れる。
直軸心を略含む平面内において前記腕帯と回動可能に連
結されたものである。このようにすれば、略水平な回動
中心まわりの回動可動に腕帯が支持部材に支持されたも
のであることから、円筒状に巻回される腕帯の軸心が一
定となるように支持部材に支持される場合に比較して、
支持部材の高さ位置に拘らず、上腕に装着される腕帯の
上下側部位の片当たりが緩和されて違和感が解消される
とともに、片当たりに起因する測定精度の低下が解消さ
れる。
【０００９】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【００１０】図１は、本発明の一実施例の架台１０によ
り支持された腕帯装置１２と、それが接続された自動血
圧測定装置１４の使用状態を示している。図において、
腕帯装置１２は、血圧測定に際して、回転可能な丸椅子
（回転椅子）１６上に座った姿勢の生体１８の上腕２０
が挿し通されるものであり、たとえば図２に示すよう
に、円筒状のハウジング２２と、その内周側に設けられ
た円筒状の腕帯２４とを備えている。この腕帯２４は、
円筒状に巻回され且つ引き締めにより縮径可能な可撓性
ベルト２６と、その可撓性ベルト２６の内周面の全部或
いは一部に設けられた膨張袋２８とを備えている。この
膨張袋２８は、ホース３０を介して上記自動血圧測定装
置１４に接続されている。
り支持された腕帯装置１２と、それが接続された自動血
圧測定装置１４の使用状態を示している。図において、
腕帯装置１２は、血圧測定に際して、回転可能な丸椅子
（回転椅子）１６上に座った姿勢の生体１８の上腕２０
が挿し通されるものであり、たとえば図２に示すよう
に、円筒状のハウジング２２と、その内周側に設けられ
た円筒状の腕帯２４とを備えている。この腕帯２４は、
円筒状に巻回され且つ引き締めにより縮径可能な可撓性
ベルト２６と、その可撓性ベルト２６の内周面の全部或
いは一部に設けられた膨張袋２８とを備えている。この
膨張袋２８は、ホース３０を介して上記自動血圧測定装
置１４に接続されている。
【００１１】この自動血圧測定装置１４は、図示しない
ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、インターフェースなどから成
る所謂マイクロコンピュータを備え、ＣＰＵは、ＲＡＭ
の一時記憶機能を利用しつつ予めＲＯＭに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理して血圧値を決定し、
表示器３２に表示させる。すなわち、血圧測定起動操作
が行われると、空気ポンプから上記膨張袋２８へ空気を
圧送して、上腕に対する圧迫圧を急速昇圧し、その圧迫
圧が最高血圧値よりも高く設定された目標圧迫圧に到達
すると、上記空気ポンプを停止させると同時に、排気制
御弁から上記膨張袋２８内の空気を徐々に排出させて圧
迫圧を所定の降圧速度たとえば５mmHg/sec程度の速度で
徐速降圧させ、この徐速降圧の過程で、膨張袋２８の圧
迫圧に含まれる脈動成分である脈波をバンドパスフィル
タで抽出すると共にその脈波の振幅を記憶し、たとえば
その脈波振幅が急激に変化したときの圧迫圧を血圧値と
して決定し、表示させるのである。
ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、インターフェースなどから成
る所謂マイクロコンピュータを備え、ＣＰＵは、ＲＡＭ
の一時記憶機能を利用しつつ予めＲＯＭに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理して血圧値を決定し、
表示器３２に表示させる。すなわち、血圧測定起動操作
が行われると、空気ポンプから上記膨張袋２８へ空気を
圧送して、上腕に対する圧迫圧を急速昇圧し、その圧迫
圧が最高血圧値よりも高く設定された目標圧迫圧に到達
すると、上記空気ポンプを停止させると同時に、排気制
御弁から上記膨張袋２８内の空気を徐々に排出させて圧
迫圧を所定の降圧速度たとえば５mmHg/sec程度の速度で
徐速降圧させ、この徐速降圧の過程で、膨張袋２８の圧
迫圧に含まれる脈動成分である脈波をバンドパスフィル
タで抽出すると共にその脈波の振幅を記憶し、たとえば
その脈波振幅が急激に変化したときの圧迫圧を血圧値と
して決定し、表示させるのである。
【００１２】上記架台１０は、選択的に回転状態と制動
状態とされるキャスタ３４を備えて床上に載置される１
対の基台３８と、この１対の基台３８にそれぞれ立設さ
れた長さの異なる支柱４０と、その１対の支柱４０によ
りそれぞれ支持され、湾曲し且つ長手状を成す案内部材
４２と、この案内部材４２によりその長手方向に案内さ
れる支持部材４４とを備えている。前記自動血圧測定装
置１４は、独立に設けられた他の架台上に設けられても
よいが、本実施例では、上記１対の支柱４０のうちの一
方の支柱４０に固定されている。
状態とされるキャスタ３４を備えて床上に載置される１
対の基台３８と、この１対の基台３８にそれぞれ立設さ
れた長さの異なる支柱４０と、その１対の支柱４０によ
りそれぞれ支持され、湾曲し且つ長手状を成す案内部材
４２と、この案内部材４２によりその長手方向に案内さ
れる支持部材４４とを備えている。前記自動血圧測定装
置１４は、独立に設けられた他の架台上に設けられても
よいが、本実施例では、上記１対の支柱４０のうちの一
方の支柱４０に固定されている。
【００１３】上記案内部材４２は、図２および図３に示
すように、垂直軸心まわりの円弧面に略沿って湾曲し、
且つ一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平行な
方向に向かうように形成され、その上面に傾斜案内面４
６を備えた所定厚みの帯材である。この傾斜案内面４６
は、前記丸椅子１６に腰掛けたときの生体１８の身長の
ばらつきによる心臓の高さ位置の範囲すなわちその心臓
の高さ位置の範囲に対応した腕帯２４の高さ位置の範囲
をカバーできるように、その高さ範囲において緩やかな
一定の傾斜角に設定されている。上記傾斜案内面４６
は、上記案内部材４２の曲率半径と同じ半径の円柱の外
周面に一定のリード角で設けられた螺旋に沿って形成さ
れているのである。
すように、垂直軸心まわりの円弧面に略沿って湾曲し、
且つ一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平行な
方向に向かうように形成され、その上面に傾斜案内面４
６を備えた所定厚みの帯材である。この傾斜案内面４６
は、前記丸椅子１６に腰掛けたときの生体１８の身長の
ばらつきによる心臓の高さ位置の範囲すなわちその心臓
の高さ位置の範囲に対応した腕帯２４の高さ位置の範囲
をカバーできるように、その高さ範囲において緩やかな
一定の傾斜角に設定されている。上記傾斜案内面４６
は、上記案内部材４２の曲率半径と同じ半径の円柱の外
周面に一定のリード角で設けられた螺旋に沿って形成さ
れているのである。
【００１４】また、上記支持部材４４は、図２および図
３に示すように、案内部材４２を挟むようにして所定の
間隔を隔てて相対向する一対の側壁５０と、それら側壁
５０を上端で相互に連結する連結壁５２とから成る断面
逆Ｕ字状の部材であって、上記案内部材４２に跨ぐ状態
でその案内部材４２にその長手方向の移動可能に装着さ
れている。上記一対の側壁５０の間には、案内面４６上
に接触する円柱状の転動体５４がその軸心まわりの回転
が可能に設けられており、支持部材４４の移動時の摺動
抵抗が低くされている。そして、上記一対の側壁５０の
うちの一方には、その側壁５０を貫通するように、支持
部材４４を案内部材４２に固定してその移動を阻止する
ための固定ねじ５６が螺合されている。
３に示すように、案内部材４２を挟むようにして所定の
間隔を隔てて相対向する一対の側壁５０と、それら側壁
５０を上端で相互に連結する連結壁５２とから成る断面
逆Ｕ字状の部材であって、上記案内部材４２に跨ぐ状態
でその案内部材４２にその長手方向の移動可能に装着さ
れている。上記一対の側壁５０の間には、案内面４６上
に接触する円柱状の転動体５４がその軸心まわりの回転
が可能に設けられており、支持部材４４の移動時の摺動
抵抗が低くされている。そして、上記一対の側壁５０の
うちの一方には、その側壁５０を貫通するように、支持
部材４４を案内部材４２に固定してその移動を阻止する
ための固定ねじ５６が螺合されている。
【００１５】上記支持部材４４の上面には、１対の連結
板６０が突設されているとともに、前記円筒状のハウジ
ング２２の下端には１つの連結板６２が上記１対の連結
板６０の間に位置するように突設されており、それらが
水平方向のスプリングピン６４により連結されている。
これにより、円筒状のハウジング２２は、案内部材４２
の曲率中心である垂直軸心を略含む平面内において回動
可能に、すなわち水平な回動軸心まわりに相対回動可能
に、支持部材４４により支持されている。したがって、
ハウジング２２内の円筒状に巻回された腕帯２４も、そ
のハウジング２２と同様に、案内部材４２の曲率中心で
ある垂直軸心を略含む平面内において回動可能に、すな
わち水平な回動軸心まわりに相対回動可能に、支持部材
４４により支持されている。
板６０が突設されているとともに、前記円筒状のハウジ
ング２２の下端には１つの連結板６２が上記１対の連結
板６０の間に位置するように突設されており、それらが
水平方向のスプリングピン６４により連結されている。
これにより、円筒状のハウジング２２は、案内部材４２
の曲率中心である垂直軸心を略含む平面内において回動
可能に、すなわち水平な回動軸心まわりに相対回動可能
に、支持部材４４により支持されている。したがって、
ハウジング２２内の円筒状に巻回された腕帯２４も、そ
のハウジング２２と同様に、案内部材４２の曲率中心で
ある垂直軸心を略含む平面内において回動可能に、すな
わち水平な回動軸心まわりに相対回動可能に、支持部材
４４により支持されている。
【００１６】以上のようにして構成された架台１０を用
いて血圧測定を行う際には、図１に示すように、案内部
材４２の曲率中心付近に丸椅子１６を配置し、その丸椅
子１６に生体（被測定者）１８が腰掛けるようにする。
次いで、生体１８の上腕２０を円筒状の腕帯装置１２に
挿し通すとともに、その腕帯２４の高さ位置たとえば腕
帯装置１２の軸心上であってその軸心方向中央部の高さ
位置が生体１８の心臓の高さと一致するまで、生体１０
はその体中心まわりにすなわち案内部材４２の曲率中心
或いは丸椅子１６の回転軸心まわりに体を回転させるこ
とにより腕帯２４を案内面４６に沿って移動させる。腕
帯２４の高さ位置が生体１０の心臓の高さ位置と一致さ
せられると、必要に応じて固定ねじ５６により支持部材
４４が案内部材４２に固定された後、自動血圧測定装置
１４の血圧測定作動が起動される。
いて血圧測定を行う際には、図１に示すように、案内部
材４２の曲率中心付近に丸椅子１６を配置し、その丸椅
子１６に生体（被測定者）１８が腰掛けるようにする。
次いで、生体１８の上腕２０を円筒状の腕帯装置１２に
挿し通すとともに、その腕帯２４の高さ位置たとえば腕
帯装置１２の軸心上であってその軸心方向中央部の高さ
位置が生体１８の心臓の高さと一致するまで、生体１０
はその体中心まわりにすなわち案内部材４２の曲率中心
或いは丸椅子１６の回転軸心まわりに体を回転させるこ
とにより腕帯２４を案内面４６に沿って移動させる。腕
帯２４の高さ位置が生体１０の心臓の高さ位置と一致さ
せられると、必要に応じて固定ねじ５６により支持部材
４４が案内部材４２に固定された後、自動血圧測定装置
１４の血圧測定作動が起動される。
【００１７】上述のように、本実施例によれば、腕帯装
置１２のハウジング２２すなわち腕帯２４を支持した支
持部材４４が、垂直軸心まわりの円弧に略沿って湾曲
し、且つ一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平
行な方向に向かう傾斜案内面４６に沿って移動可能に案
内部材４２に装着されていることから、生体１８は上記
垂直軸心側に位置し且つその上腕２０を腕帯２４に差し
入れた状態でたとえば背骨を中心とする体中心軸まわり
に体を回転させることにより、その腕帯２４の高さを容
易に心臓の高さとすることができ、その回転位置で血圧
測定を行うことができるので、腕帯の装着部位の心臓に
対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精度の低下が
好適に防止される。
置１２のハウジング２２すなわち腕帯２４を支持した支
持部材４４が、垂直軸心まわりの円弧に略沿って湾曲
し、且つ一円周方向に向かうに従ってその垂直軸心に平
行な方向に向かう傾斜案内面４６に沿って移動可能に案
内部材４２に装着されていることから、生体１８は上記
垂直軸心側に位置し且つその上腕２０を腕帯２４に差し
入れた状態でたとえば背骨を中心とする体中心軸まわり
に体を回転させることにより、その腕帯２４の高さを容
易に心臓の高さとすることができ、その回転位置で血圧
測定を行うことができるので、腕帯の装着部位の心臓に
対する高さ位置のずれに関連する血圧測定精度の低下が
好適に防止される。
【００１８】また、本実施例によれば、支持部材４４を
所望の位置において案内部材４２に固定するための固定
ねじ（固定装置）５６をさらに含むものであることか
ら、腕帯２４の高さが心臓の高さとされたときに支持部
材４４が固定ねじ５６によって案内部材４２に固定され
ることができるので、血圧測定中に腕帯が移動してその
高さが低下することが好適に防止される。
所望の位置において案内部材４２に固定するための固定
ねじ（固定装置）５６をさらに含むものであることか
ら、腕帯２４の高さが心臓の高さとされたときに支持部
材４４が固定ねじ５６によって案内部材４２に固定され
ることができるので、血圧測定中に腕帯が移動してその
高さが低下することが好適に防止される。
【００１９】また、本実施例によれば、支持部材４４
は、案内部材４２の曲率中心である垂直軸心を略含む平
面内において腕帯装置１２のハウジング２２すなわち腕
帯２４と回動可能に連結されたものである。このため、
略水平な回動中心まわりの回動可動に腕帯２４が支持部
材４４に支持されたものであることから、円筒状に巻回
される腕帯２４の軸心が一定となるように支持部材４４
に支持される場合に比較して、支持部材４４の高さ位置
に拘らず、上腕２０に装着される腕帯２４の上下側部位
の片当たりが緩和されて違和感が解消されるとともに、
片当たりに起因する測定精度の低下が解消される。
は、案内部材４２の曲率中心である垂直軸心を略含む平
面内において腕帯装置１２のハウジング２２すなわち腕
帯２４と回動可能に連結されたものである。このため、
略水平な回動中心まわりの回動可動に腕帯２４が支持部
材４４に支持されたものであることから、円筒状に巻回
される腕帯２４の軸心が一定となるように支持部材４４
に支持される場合に比較して、支持部材４４の高さ位置
に拘らず、上腕２０に装着される腕帯２４の上下側部位
の片当たりが緩和されて違和感が解消されるとともに、
片当たりに起因する測定精度の低下が解消される。
【００２０】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【００２１】たとえば、前述の実施例では、固定ねじ５
６が支持部材４４を案内部材４２に固定する固定装置と
して用いられていたが、案内部材４２を挟むクランプ装
置などの他の固定装置が用いられてもよい。
６が支持部材４４を案内部材４２に固定する固定装置と
して用いられていたが、案内部材４２を挟むクランプ装
置などの他の固定装置が用いられてもよい。
【００２２】また、前述の実施例の腕帯２４は、可撓性
ベルト２６とその内周面に設けられた膨張袋２８とから
構成されたものであったが、円筒状のハウジング２２の
内周面に円筒状の膨張袋２８が設けられたものであって
もよい。
ベルト２６とその内周面に設けられた膨張袋２８とから
構成されたものであったが、円筒状のハウジング２２の
内周面に円筒状の膨張袋２８が設けられたものであって
もよい。
【００２３】また、前述の実施例では、自動血圧測定装
置１４が腕帯装置１２と別体に構成されていたが、一体
的に構成されて支持部材４４上に設けられてもよい。
置１４が腕帯装置１２と別体に構成されていたが、一体
的に構成されて支持部材４４上に設けられてもよい。
【００２４】また、前述の実施例の支持部材４４は、腕
帯２４をハウジング２２を介して間接的に支持していた
が、上腕２０に巻回された腕帯２４をその下側から直接
支持するものであってもよい。この場合、好適には、支
持部材４４のうちの上記腕帯２４をその下側から直接支
持する部分は板状部材で構成され、案内部材４２に跨が
った部分に対して水平な回動軸心まわりに回動可能に設
けられる。
帯２４をハウジング２２を介して間接的に支持していた
が、上腕２０に巻回された腕帯２４をその下側から直接
支持するものであってもよい。この場合、好適には、支
持部材４４のうちの上記腕帯２４をその下側から直接支
持する部分は板状部材で構成され、案内部材４２に跨が
った部分に対して水平な回動軸心まわりに回動可能に設
けられる。
【００２５】その他、一々列挙はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得
るものである。
の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得
るものである。
【図１】本発明の一例の架台を用いて血圧測定を行う自
動血圧測定装置の使用状態を示す図である。
動血圧測定装置の使用状態を示す図である。
【図２】図１の架台の支持部材およびその支持部材によ
り支持される腕帯装置の構成を拡大して説明する、一部
を切り欠いた図であって、案内部材の長手方向から見た
図である。
り支持される腕帯装置の構成を拡大して説明する、一部
を切り欠いた図であって、案内部材の長手方向から見た
図である。
【図３】図１の架台の支持部材およびその支持部材によ
り支持される腕帯装置の構成を拡大して説明する図であ
って、案内部材に直交する方向から見た図である。
り支持される腕帯装置の構成を拡大して説明する図であ
って、案内部材に直交する方向から見た図である。
１０：架台 １４：自動血圧測定装置 １８：生体 ２０：上腕 ２４：腕帯 ３８：基台 ４２：案内部材 ４４：支持部材 ４６：案内面 ５６：固定ねじ（固定装置）
Claims (3)
- 【請求項１】 血圧測定に際して生体の上腕に巻回され
た腕帯を支持するための血圧測定用架台であって、 基台と、 垂直軸心まわりの円弧面に略沿って湾曲し、且つ一円周
方向に向かうに従って該垂直軸心に平行な方向に向かう
傾斜案内面を備えて前記基台に支持された長手状の案内
部材と、 前記腕帯を支持した状態で、前記案内部材においてその
傾斜案内面に沿って移動可能に装着された支持部材と
を、含むことを特徴とする高さ調節機能を備えた血圧測
定用架台。 - 【請求項２】 前記支持部材を所望の位置において前記
案内部材に固定するための固定装置をさらに含むもので
ある請求項１の高さ調節機能を備えた血圧測定用架台。 - 【請求項３】 前記支持部材は、前記垂直軸心を略含む
平面内において前記腕帯と回動可能に連結されたもので
ある請求項１または２の高さ調節機能を備えた血圧測定
用架台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10304092A JP2000126140A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 高さ調節機能を備えた血圧測定用架台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10304092A JP2000126140A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 高さ調節機能を備えた血圧測定用架台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000126140A true JP2000126140A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17928934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10304092A Pending JP2000126140A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 高さ調節機能を備えた血圧測定用架台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000126140A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011255009A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | A & D Co Ltd | 架台付血圧測定装置 |
| CN104771155A (zh) * | 2015-03-27 | 2015-07-15 | 刘树琴 | 无创动脉血压检测装置 |
| CN106691471A (zh) * | 2017-01-17 | 2017-05-24 | 中国人民解放军第三军医大学第三附属医院 | 一种手腕动脉抽血支撑机构 |
| CN107263494A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-10-20 | 重庆柚瓣家科技有限公司 | 居家自适应体检的机器人 |
| CN108742577A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-06 | 芜湖圣美孚科技有限公司 | 一种血压检测装置及方法 |
| CN109077709A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-25 | 重庆建工住宅建设有限公司 | 一种施工现场人员健康监测系统 |
| CN109793508A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-05-24 | 苏州润心医疗器械有限公司 | 有创血压检测装置及检测系统 |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP10304092A patent/JP2000126140A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011255009A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | A & D Co Ltd | 架台付血圧測定装置 |
| CN104771155A (zh) * | 2015-03-27 | 2015-07-15 | 刘树琴 | 无创动脉血压检测装置 |
| CN106691471A (zh) * | 2017-01-17 | 2017-05-24 | 中国人民解放军第三军医大学第三附属医院 | 一种手腕动脉抽血支撑机构 |
| CN107263494A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-10-20 | 重庆柚瓣家科技有限公司 | 居家自适应体检的机器人 |
| CN108742577A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-06 | 芜湖圣美孚科技有限公司 | 一种血压检测装置及方法 |
| CN109077709A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-25 | 重庆建工住宅建设有限公司 | 一种施工现场人员健康监测系统 |
| CN109793508A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-05-24 | 苏州润心医疗器械有限公司 | 有创血压检测装置及检测系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2140187C1 (ru) | Система для непрерывного неинвазивного контроля кровяного давления | |
| JP2002541894A (ja) | 無侵襲血圧測定方法と装置 | |
| JPH08280640A (ja) | 自動血圧測定装置および患者の血圧監視方法 | |
| JPS62500220A (ja) | 較正された動脈血圧測定装置 | |
| JP2005515010A (ja) | 二つの開閉できる凹状外殻のカフを備えた血圧測定装置 | |
| US5215096A (en) | Method and apparatus for automatic blood pressure monitoring | |
| JP2002360526A (ja) | 心機能評価機能付き血圧測定装置 | |
| JP2000126140A (ja) | 高さ調節機能を備えた血圧測定用架台 | |
| JPH04259447A (ja) | 血圧測定方法及び血圧測定用スタンド | |
| CN107530223B (zh) | 通过局部肢体闭塞进行远程缺血性调节的方法和装置 | |
| US4967757A (en) | Method for measuring blood pressure and apparatus for automated blood pressure measuring | |
| JPH0554782B2 (ja) | ||
| US6394959B1 (en) | Continuous blood-pressure monitor apparatus | |
| JP3480593B2 (ja) | 連続血圧監視装置 | |
| JP6998456B2 (ja) | 膨張に基づく非侵襲的血圧モニタのための膨張装置およびその作動方法 | |
| JP2000166883A (ja) | 高さ自動調節機能を備えた血圧測定用架台 | |
| EP0787463B1 (en) | Oscillometric type electronic sphygmomanometer | |
| US6702753B2 (en) | Blood pressure measuring apparatus | |
| JPH01214339A (ja) | 血圧モニタ装置 | |
| WO1997012542A1 (en) | Improved blood pressure monitoring cuff | |
| JP2005348903A (ja) | 自動血圧制御装置 | |
| JPS61234841A (ja) | 指用電子血圧計 | |
| JP2000126141A (ja) | 血圧測定用上腕支持装置 | |
| JP2002204788A (ja) | 血圧計 | |
| JPH02255123A (ja) | 電子血圧計 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040119 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040225 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050922 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050926 |