JP2000125907A - 靴底の構造 - Google Patents

靴底の構造

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JP2000125907A
JP2000125907A JP11168054A JP16805499A JP2000125907A JP 2000125907 A JP2000125907 A JP 2000125907A JP 11168054 A JP11168054 A JP 11168054A JP 16805499 A JP16805499 A JP 16805499A JP 2000125907 A JP2000125907 A JP 2000125907A
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JP
Japan
Prior art keywords
shoe sole
sole
groove
concave groove
tread surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP11168054A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kayano
俊一 榧野
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Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間着用して靴底意匠が摩耗してもグリッ
プ性が低下しにくい靴底の構造を提供する。 【解決手段】 基板部10から下方Dに突出する多数の
凸部11を踏み面2に形成した接地底の構造に関する。
踏み面2側を閉塞すると共に靴底の上面3から下方Dに
向って抉られた凹溝1が、凸部11内に形成された靴底
ブロックMを有し、凸部11が摩耗すると、凹溝1が踏
み面2に現れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマラソン用やトライ
アスロン用などの運動靴の靴底(接地靴:アウターソー
ル)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、運動靴の靴底には、いわゆる“靴底意匠”と呼ばれ
る凹凸が形成されている。かかる靴底意匠は、運動時に
倒れるように変形することで、運動時に路面や床面をグ
リップして、防滑力を発揮する。
【0003】しかし、マラソンやトライアスロンなど長
時間に及ぶ競技では、競技中に靴底意匠が摩耗し、靴底
意匠の高さが低くなって、前記倒れ変形が得られなくな
る。そのため、グリップ性が低下する。
【0004】ところで、従来より、図8のように、靴底
の左右方向に波状の意匠を形成すると共に、この波状の
意匠の凸部100に波状の凹溝状の空間101を設けた
靴底が知られている(実公昭57-32722号公報参照)。こ
の先行技術は、前記凹溝状の空間101により、靴底が
摩耗する以前に、凸部100の変形を促すためのもので
あり、靴底が摩耗した後の変形の助長については考慮さ
れていない。
【0005】すなわち、この先行技術では、凸部100
が摩耗した後に凹溝状の空間101が現れた際に、新た
な凸部となる部分102の肉厚が薄すぎて、そのため、
凸部100が摩耗する前後で、靴底の変形の度合が大き
く変化するので、これに伴って、グリップ性も大きく変
化しすぎるという欠点がある。
【0006】また、この先行技術では、靴底の表面に硬
いゴムの層を設け、その内側に柔らかいゴムの層を設け
ているため、凸部100が摩耗する前後において、より
一層グリップ性が大きく変化すると共に、凸部100が
摩耗した後には、柔らかく、かつ、肉厚の薄い凸部が現
れるので、実際には靴底意匠として役に立たない。
【0007】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、長時間着用して靴底意匠が摩耗
してもグリップ性が低下しにくく、かつ、そのグリップ
性能が大幅に変化するおそれのない靴底の構造を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の構成および原理を図1ないし図5を用いて
説明する。図1は靴底ブロックMの底面からの斜視図、
図2は靴底ブロックMを上方から見た斜視図である。こ
れらの図に示すように、靴底ブロックMは、板状の基板
部10から下方Dに突出する凸部11と、該凸部11に
形成した凹溝1を有する。この凹溝1は、踏み面2側が
閉塞されていると共に、靴底の上面3から下方Dに向っ
て抉られている。該靴底ブロックMは、靴底に多数設け
られている。なお、靴底ブロックは、隣接する他の靴底
ブロックに対し、凸部11が左右前後に分割されている
ことで、左右前後のいずれの方向にも変形し易くなって
いることで、高いグリップ性を発揮する。
【0009】図3(a)に示すように、前記凸部11
は、使用前においては(靴底が摩耗する前において
は)、グリップ性を発揮するのに十分な高さHを有して
いる。しかし、走行等に伴って靴底の踏み面2が図3
(b)のように摩耗する。本発明では、この摩耗に伴っ
て、凹溝1が凸部11側に現れる。そのため、凸部11
の底面形状が図4のように変化する。そのため、凸部1
1の高さHが低くなるが、凹溝1は凸部11が接地する
際に、凸部11の弾性変形を助長する。したがって、靴
底が摩耗した後も、十分なグリップ性を発揮する。
【0010】本発明において、前記凹溝1が凸部11の
弾性変形を助長するためには、凹溝1の平面断面を、図
5(a)の「人」の字状やx字状などの放射線状に形成
するのが好ましい。このように、凹溝1を放射線状に形
成することにより、複数個の角部4が現れる。これらの
角部4は、外力により弾性変形し易く、角部4が複数個
現れることにより左右前後の双方向からの力で角部4が
変形するので、高いグリップ性が発揮される。こうした
観点から、図5(b)のように、凹溝1はT字状でもよ
い。
【0011】また、靴底が摩耗した際に、図3の凹溝1
が現れるようにするためには、凹溝1の深さD1を基板
部10の厚さTよりも大きな値に設定する必要がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図6に示すように、靴底材20
の裏面には、多数の靴底ブロックMが左右前後の双方に
分割して配置してある。該各靴底ブロックMは、破線で
示す凹溝1を凸部11に有している。各凹溝1は、図7
(A),(B),(C) に示すように、基板部10の厚さよりも深
く形成されている。なお、靴底材20の上面3(踏み面
2の反対側)側はミッドソールなどに接合される。ま
た、図6に示すように、靴底には、前記凹溝1を設けて
いない凸状の靴底意匠が設けてある。つまり、靴底意匠
のうちの一部が前記靴底ブロックMを構成している。ま
た、本発明において、「分割して配置する」とは、靴底
材(アウターソール)自体が分割されているか否かを問
題とするのではなく、凸部11と凸部11とが左右およ
び前後に複数ないし多数個設けられていることを意味す
る。
【0013】なお、本実施形態では、靴底ブロックMを
前足部および後足部のほぼ全域に設けたが、本発明では
靴底の一部に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
靴底ブロック(いわゆる靴底意匠)を構成する凸部内
に、踏み面側が閉塞されていると共に、靴底の上面から
下方に向って抉られた凹溝を形成したので、靴底が摩耗
すると、前記凹溝が現れるので、凸部の高さが低くなっ
ても凸部の平面断面形状が小さくなって、凸部が接地時
に倒れ易くなる。したがって、グリップ性の低下を防止
することができる。なお、凹溝を放射線状に形成すれ
ば、変形し易い角部が生じるので、より効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴底構造にかかる靴底ブロックの一実
施形態を示す底面から見た斜視図である。
【図2】同靴底ブロックを上方から見た斜視図である。
【図3】靴底ブロックを示す縦断面図であり、(a)は
使用前、(b)は摩耗後を示す。
【図4】摩耗後の靴底ブロックを底面側から見た斜視図
である。
【図5】凹溝の他の形状を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる靴底材の底面図で
ある。
【図7】同靴底材のA−A線、B−B線、C−C線断面
図である。
【図8】従来の靴底の一部を示す平面図である。
【符号の説明】
1:凹溝 2:踏み面 3:上面 10:基板部 11:凸部 D:下方 M:靴底ブロック T:厚さ D1:深さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部から下方に突出する多数の凸部が
    踏み面に形成されていると共に、前記凸部が左右前後の
    双方に分割して配置された接地底の構造において、 踏み面側が閉塞されていると共に靴底の上面から下方に
    向って抉られた凹溝が、前記凸部内に形成された靴底ブ
    ロックを複数設け、 前記凸部が摩耗すると、前記凹溝が踏み面に現れるよう
    にしたことを特徴とする靴底の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記摩耗により踏み面に現れた凹溝は、前記凸部が接地
    する際に、該凸部の弾性変形を助長するように形成され
    ている靴底の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記凹溝の平面断面が放射線状に形成されている靴底の
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2もしくは3において、 前記凹溝の深さが前記基板部の厚さよりも大きな値に設
    定されている靴底の構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4において、 前記靴底ブロックを形成するゴムの硬度が前記凸部が摩
    耗する前後において一定の値となるように設定されてい
    る靴底の構造。
JP11168054A 1998-08-20 1999-06-15 靴底の構造 Pending JP2000125907A (ja)

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JP25203298 1998-08-20
JP10-252032 1998-08-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247208A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Pigeon Corp

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