JP2000125596A - ステッピングモータの偏差検出装置 - Google Patents

ステッピングモータの偏差検出装置

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JP2000125596A
JP2000125596A JP29528498A JP29528498A JP2000125596A JP 2000125596 A JP2000125596 A JP 2000125596A JP 29528498 A JP29528498 A JP 29528498A JP 29528498 A JP29528498 A JP 29528498A JP 2000125596 A JP2000125596 A JP 2000125596A
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JP
Japan
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deviation
stepping motor
signal
movable core
core
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JP29528498A
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Toshiki Kawamura
俊基 川村
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Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータの駆動指令信号に基づく
可動コアの位置と実際の可動コアの位置との偏差を検出
する。 【解決手段】 信号回路14からモータドライバー回路
15に送られる指令信号に基づいてステッピングモータ
10のステータコア11には駆動信号が送られる。ステ
ッピングモータ10の可動コア13の実際の移動量はエ
ンコーダ16によって検出される。モータドライバー回
路15からの信号とエンコーダ16からの信号に基づく
指令信号による可動コア13の移動量と実際に可動コア
13が移動する量との偏差は偏差演算回路17により演
算され、偏差量は偏差表示部18に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
により被駆動部材を駆動する場合における駆動指令信号
と可動コアとの偏差を検出する偏差検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被駆動部材を回転移動したり、直線移動
するために、ステッピングモータが使用されることがあ
り、ステッピングモータはステップモータ、パルスモー
タなどとも言われている。被駆動部材を回転移動するた
めのステッピングモータは、ステータコアのコイルに対
する入力パルス信号により励磁の状態が変化するごとに
一定の角度だけ可動コアを進め、励磁の状態が変化しな
ければ可動コアを一定の位置に保持して静止させること
になる。
【0003】被駆動部材を回転移動させる回転形のステ
ッピングモータとしては、VR(Variable Reluctance)
形、PM(Permanent Magnet)形およびHB(Hybird)形な
どがあり、被駆動部材を直線移動させるリニア形にも、
VR形とPM形がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ステータコアを励磁さ
せて可動コアに角度変位を生じさせるときの最大トル
ク、つまり励磁時最大静止トルクはモータの容量などの
種々の要素によって相違することになる。
【0005】ステッピングモータを用いて被駆動部材を
駆動する場合に、被駆動部材の負荷が前記最大トルクよ
りも大きいと、指令信号をステータコアに加えても、可
動コアを一定の角度進めることができずに、脱調現象が
発生することになる。また、ステッピングモータを用い
て被駆動部材を駆動していた状態から被駆動部材の移動
を停止する場合に、被駆動部材の慣性力が前記最大トル
クよりも大きければ、同様に脱調現象が発生することに
なる。
【0006】特定のステッピングモータを用いて被駆動
部材を駆動する場合に、被駆動部材の負荷が変化するこ
とがあり、その場合に脱調を起こす程度の負荷であるか
否かを検出することができれば、モータによる駆動状態
を知ることができる。
【0007】モータにより被駆動部材を駆動する駆動す
る場合に、脱調を起こさないようにするには、予想され
る負荷に対して十分な容量を持ったモータを使用すれば
良いが、コストなどの関係から負荷に最適なモータを使
用することできれば、ステッピングモータのトルクを最
大限に引き出すことができる。そのためには、どの程度
の容量を有するモータを使用すれば良いか否かを実際に
検出することができれば、モータの容量の選定を容易に
行うことができる。
【0008】本発明の目的は、ステッピングモータの駆
動指令信号に基づく可動コアの位置と実際の可動コアの
位置との偏差を検出し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のステッピングモ
ータの偏差検出装置は、指令信号に基づいてステッピン
グモータのステータコアに駆動信号を送るモータドライ
バー回路と、ステッピングモータの可動コアに連結され
て前記可動コアの実際の移動量を検出するエンコーダ
と、前記モータドライバー回路からの信号と前記エンコ
ーダからの信号に基づいて前記指令信号による前記可動
コアの移動量と実際の前記可動コアの移動量との偏差を
演算する偏差演算回路と、前記偏差演算回路からの出力
信号によって偏差を表示する偏差表示部とを有すること
を特徴とする。前記可動コアは回転運動するロータリコ
アであり、前記エンコーダは前記ロータリコアの回転角
度を検出するロータリエンコーダとしても良く、可動コ
アをステータコアにより直線移動させるようにし、リニ
アエンコーダにより可動コアの移動量を検出するように
しても良い。
【0010】本発明にあっては、指令信号による可動コ
アを移動させる量と、実際に可動コアが移動した量との
偏差が表示部に表示されるので、表示部を観察すること
によって、ステッピングモータに加わる負荷の状態を容
易に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明のステッピングモータの偏差
検出装置の基本構造を示す回路図であり、ステッピング
モータ10はコイルを有するステータコア11と、回転
自在のモータシャフト12に固定された可動コアとして
のロータコア13とを有している。ロータコア13の回
転方向と回転速度を設定する指令信号は、信号回路14
から出力されるようになっている。この信号回路14か
らの指令信号は、モータドライバー回路15に送られ、
このモータドライバー回路15からロータコア13のコ
イルに対して駆動信号が出力される。
【0013】ロータコア13にはこれの実際の移動角度
を検出するために、ロータリエンコーダ16が取り付け
られており、このロータリエンコーダ16の出力信号
と、モータドライバー回路15にロータコア13に対し
て送られる駆動信号はそれぞれ偏差演算回路17に送ら
れるようになっている。この偏差演算回路17によっ
て、ロータコア13に送られる駆動信号と、実際のロー
タコア13の移動角度との偏差が求められる。
【0014】この偏差演算回路17からの出力信号は、
偏差表示部18に送られて実際の移動角度と、信号回路
14により指令された移動角度との偏差が表示される。
【0015】図2はステッピングモータ10の角度偏差
−トルク特性を示す線図であり、モータを励磁して、ロ
ータコア13のモータシャフト12に外部からトルクを
正転方向と逆転方向とに加えたときにおけるモータシャ
フト12の角度偏差とトルクとの関係を示す。このよう
に、角度偏差とトルクとの関係は、図2に示すように、
正弦波に近い波形となり、正転方向と逆転方向において
偏差が0である安定点Sから、励磁時の最大静止トルク
M となるまでは偏差が大きくなると安定点に引き戻す
トルクは大きくなるが、それよりも偏差が大きくなると
引き戻すトルクは小さくなり、不安定点Uにおいて引き
戻すトルクは0となる。図2に示された1サイクルの角
度DP はステッピングモータ10のロータコア13に設
けられた歯の1ピッチ分に相当し、不安定点Uを過ぎる
偏差が発生すると、ステッピングモータは脱調を起こす
ことになる。
【0016】安定点Sを中心に所定の角度の範囲を安定
領域Aとし、この安定領域Aを超えて最大トルクTM
なるあたりの範囲までを通常動作領域Bとし、これを超
える範囲を過負荷領域Cと設定した。したがって、安定
的にステッピングモータ10を作動させるには、偏差が
安定領域Aと通常動作領域Bの範囲内で作動させること
が好ましい。
【0017】ロータリエンコーダ16は1ピッチDP
1/16の分解能を有しており、安定点Sを中心に正逆
両方向に1/16DP の範囲が安定領域Aとし、これを
超える両方向に4/16DP の範囲を通常動作範囲Bと
した。
【0018】図3はステータコア11に供給されるステ
ップNS が0番から2番までの励磁角度と、ロータリエ
ンコーダ16から4ビットの信号を出力するようにした
場合におけるロータリエンコーダのカウンタ値Ce との
関係を示す線図である。
【0019】図4は4ビットで表した角度偏差Dd (C
e −NS )をステータコア11に供給される各ステップ
番号について示した示した表であり、モータドライバー
15からのステップ番号の信号に基づいて、偏差演算部
17において角度偏差Dd を演算することによって、偏
差が求められる。
【0020】図3および図4により示されるように、N
S が0番のときには、Ce =0のときに偏差トルクT=
0、つまり安定となり、偏差トルクTはCe が0から離
れるにつれて安定状態に引き戻す方向に大きくなり、C
e =4を超えると小さくなっていく。NS =1のときに
は、Ce =1のときにT=0となり、N=2のときには
e =2のときにT=0となる。このように、各ステッ
プ番号の変化に対するトルクの大きさと距離は、角度偏
差によって求められる。
【0021】求められた偏差を表示する表示部の一例を
示すと、図6の通りであり、ステッピングモータ10の
角度偏差−トルク特性に対応させて正弦波の形状にそれ
ぞれLEDからなる16個の表示灯を表示パネル21に
配置している。安定領域を示す3つの表示灯と、通常動
作領域を示す6つの表示灯と、過負荷領域を示す8つの
表示灯とでは、相互に色彩を相違させている。たとえ
ば、安定領域を緑色とし、通常動作領域を黄色とし、過
負荷領域を赤色などにすることにより、作業者は色彩に
よってステッピングモータに加わっている負荷の状態を
検出することができる。
【0022】図5は表示部の他の例を示す図であり、こ
の場合には、円の形状にそれぞれLEDからなる16個
の表示灯を表示パネル22に配置しており、それぞれの
表示灯は前述した場合のように、負荷の状態によって色
彩が相違している。
【0023】図6はさらに他の表示部の例を示す図であ
り、この場合には、直線方向にそれぞれLEDからなる
16個の表示灯を表示パネル23に配置している。
【0024】このような偏差検出装置を使用すると、ス
テッピングモータ10を使用してボールねじあるいはタ
イミングベルトを介して直線往復動する部材を被駆動部
材してこれを移動する場合に、どの程度の容量のステッ
ピングモータ10を使用すれば、ステッピングモータの
最大トルクを最大限に利用することができるかを試験す
ることができる。その場合には、表示パネルの表示灯を
観察して、安定領域あるいは通常動作領域の範囲でステ
ッピングモータ10が作動する場合には、そのステッピ
ングモータ10は使用に適していると判断される。過負
荷領域となる場合には、より容量の大きいステッピング
モータが選定される。
【0025】一方、ステッピングモータ10が組み込ま
れた駆動装置において、被駆動部材が駆動されていると
きに、表示パネルの表示灯を観察することにより、ステ
ッピングモータ10に適正な負荷が加わっているか、過
負荷が加わっているかを容易に識別することができる。
【0026】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0027】たとえば、図示するステッピングモータは
ロータコア13とステータコア11とを有し、モータシ
ャフト12を回転するタイプであるが、主要な磁路を形
成するステータコアと、磁界を作るコイルおよび永久磁
石と主要な磁路を形成するコアつまり可動コアとを有す
るリニア形のステッピングモータを用いて被駆動部材を
直線移動する場合にも、本発明を適用することが可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、指令信号による可動コ
アを移動させる量と、実際に可動コアが移動した量との
偏差が表示部に表示されるので、ステッピングモータに
加わる負荷に基づく偏差量を容易に観察することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるステッピングモー
タの偏差検出装置の基本構造を示す回路図である。
【図2】ステッピングモータの角度偏差とトルクとの特
性を示す線図である。
【図3】複数のステップ信号とロータリエンコーダのカ
ウント値との関係を示す線図である。
【図4】角度偏差とステップ番号との関係を示す表であ
る。
【図5】表示部の一例を示す正面図である。
【図6】表示部の他の例を示す正面図である。
【図7】表示部のさらに他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ステッピングモータ 11 ステータコア 12 モータシャフト 13 ロータコア(可動コア) 14 信号回路 15 モータドライバー回路 16 ロータリエンコーダ 17 偏差演算回路 18 偏差表示部 21〜23 表示パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指令信号に基づいてステッピングモータ
    のステータコアに駆動信号を送るモータドライバー回路
    と、 ステッピングモータの可動コアに連結されて前記可動コ
    アの実際の移動量を検出するエンコーダと、 前記モータドライバー回路からの信号と前記エンコーダ
    からの信号に基づいて前記指令信号による前記可動コア
    の移動量と実際の前記可動コアの移動量との偏差を演算
    する偏差演算回路と、 前記偏差演算回路からの出力信号によって偏差を表示す
    る偏差表示部とを有することを特徴とするステッピング
    モータの偏差検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステッピングモータの偏
    差検出装置において、前記可動コアは回転運動するロー
    タリコアであり、前記エンコーダは前記ロータリコアの
    回転角度を検出するロータリエンコーダであることを特
    徴とするステツピングモータの偏差検出装置。
JP29528498A 1998-10-16 1998-10-16 ステッピングモータの偏差検出装置 Pending JP2000125596A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113217321A (zh) * 2020-01-21 2021-08-06 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 恒流泵、样本分析仪及恒流泵流量校准方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113217321A (zh) * 2020-01-21 2021-08-06 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 恒流泵、样本分析仪及恒流泵流量校准方法
CN113217321B (zh) * 2020-01-21 2024-02-06 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 恒流泵、样本分析仪及恒流泵流量校准方法

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