JP2000125523A - モータ及びその製造方法 - Google Patents

モータ及びその製造方法

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JP2000125523A
JP2000125523A JP10287913A JP28791398A JP2000125523A JP 2000125523 A JP2000125523 A JP 2000125523A JP 10287913 A JP10287913 A JP 10287913A JP 28791398 A JP28791398 A JP 28791398A JP 2000125523 A JP2000125523 A JP 2000125523A
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motor
rotating shaft
shaft
rotor
core
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Haruo Nakatsuka
晴雄 中塚
Kazutoshi Harada
和俊 原田
Kiyomitsu Kumagai
清満 熊谷
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Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成上及び動作上の信頼性を向上し、製造工
程を簡略化するモータを提供する。 【解決手段】 モータ21は、回転軸30に回転子コア
40が装着された回転子29と、回転子29を外囲する
固定子25とを備え、回転軸30は、合成樹脂材料から
形成され、その外周面には周方向及び軸線方向の少なく
ともいずれか一方に沿って凹凸が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、典型的な従来技術のモータ1の
断面図である。図9を参照して、従来技術のモータ1の
構成について説明する。モータ1は、固定子コア(以
下、コア)2にコイル3が巻回されており、電気絶縁性
合成樹脂材料でモールドされてフレーム4が形成され、
固定子5を構成している。
【0003】そして、固定子5の下部には、フレーム4
に一体に嵌合された軸受ハウジング6が配置されてお
り、軸受ハウジング6には、軸受7が嵌合されると共に
反対側においても軸受8を備え、回転子9に含まれる金
属製の回転軸10を回転自在に支持している。さらに、
フレーム4の軸受ハウジング6に対向する他方には、ブ
ラケット11がネジ12によって取り付けられており、
ネジ12は、フレーム4に埋設されたネジ座13にねじ
付けられる。
【0004】また、フレーム4には、プリント基板14
が埋設されており、コイル3の結線、ホール素子15の
取り付け及びプッシング16を介して引き出されるリー
ド線17が取り付けられている。フレーム4には、凹部
18が形成されており、この凹部18にブラケット11
が嵌合され、ネジ12によって固定されている。
【0005】このような従来技術のモータ1の回転軸1
0には、前記軸受7、8や空冷ファン(図示せず)など
を取り付けるために軸径が他部と異なる段差部が切削加
工などにより、形成されている。また、回転軸10は、
円柱状の金属棒を切削加工により表面形状を仕上げた
後、回転子コア19にコイルなどの導電材料を装着した
構成体に圧入されるなどして取り付けられ、回転子9が
構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
モータ1において、前述したように、回転軸10が回転
子コア19と別途に製造された後に装着されるため、以
下のような問題点がある。 モータ1の運転時に、回転軸10と回転子コア19
との間に回転軸10の周方向に沿って剪断力が発生す
る。従来技術では、回転軸10は円柱状をなすため前記
剪断力によって回転軸10と回転子コア19との間に周
方向に沿って相互にずれを生じる場合があり、構成上の
信頼性に問題がある。 また、同様な理由から、回転軸10と回転子コア1
9との間に軸線方向に沿って相互にずれを生じる場合が
あり、やはり、構成上の信頼性に問題がある。 回転軸10は、回転子コア19と別途に製造される
ため、回転軸10の軸心と回転子コア19の軸心との間
にずれが生じ、これにより、回転子9の不所望な偏心回
転、即ち回転子9の振れが発生する。これにより、固定
子5と回転子9との間の磁気ギャップが経時的に脈動し
て、前記磁気ギャップの精度が低下するという問題点が
ある。磁気ギャップの精度が低下すると、モータ1の回
転に不所望なリップルが生じ、動作上の信頼性に問題が
あるという不具合を有する。 回転軸10の製造は、モータ2の回転子9の前記振
れを抑制するために高精度の切削加工技術で行われる必
要があり、製造に手間を要すると共にコストアップを招
くという問題点がある。
【0007】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、その目的は、構成上及び動作上の信頼性を
向上すると共に、製造工程が簡略化され、コストダウン
を達成することができるモータ及びその製造方法を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のモータ
は、回転軸に回転子コアが装着された回転子と、回転子
を外囲する固定子とを備えるモータであって、前記回転
軸が、少なくともその外周面において合成樹脂材料から
形成され、前記外周面には周方向及び軸線方向の少なく
ともいずれか一方に沿って凹凸を有する係止部が形成さ
れている。
【0009】請求項2記載のモータは請求項1のものに
おいて、前記回転軸は、金属製棒状の芯金が合成樹脂材
料で被覆される。
【0010】請求項3記載のモータは請求項1のものに
おいて、前記回転軸には位置決め部が形成される。
【0011】請求項4記載のモータの製造方法は、金属
製抜き板が積層されて構成される回転子コアを、その外
周面を基準位置として回転軸形成部が形成された金型に
設置し、前記回転軸形成部に合成樹脂材料を注入して回
転軸を形成する工程を含んでいる。
【0012】請求項5記載のモータの製造方法は、回転
子コアと金属製棒状の芯金とを樹脂型に装着して、合成
樹脂を充填することにより、合成樹脂製回転軸を回転子
コアと芯金に一体的に形成する工程と含んでいる。
【0013】
【作 用】請求項1記載のモータは、回転軸が、少なく
ともその外周面において合成樹脂材料から形成され、前
記外周面には周方向及び軸線方向の少なくともいずれか
一方に沿って凹凸を有する係止部が形成されているの
で、モータの運転時に、回転軸と回転子コアとの間に回
転軸の周方向に沿って力がかかっても、前記係止部で回
転軸と回転子コアとの周方向のずれが阻止される。ま
た、回転軸と回転子コアとの間に軸線方向に沿って力が
かかっても、前記係止部で回転軸と回転子コアとの軸線
方向のずれが阻止される。これにより、モータの構成上
の信頼性が格段に向上される。
【0014】請求項2記載のモータは、前記回転軸が、
金属製棒状の芯金が合成樹脂材料で被覆されて構成され
ているため、前記作用効果に加えて、回転軸の機械的強
度を向上できるという作用効果を実現することができ
る。
【0015】請求項3記載のモータは、前記回転軸に
は、位置決め部が形成されているため、前記作用効果に
加え、回転軸に軸受や回転子ファンなどを取り付ける場
合に、取付け位置が正確になり、かつ、取付け作業が容
易になるという作用効果を実現することができる。
【0016】請求項4記載のモータの製造方法について
説明する。
【0017】モータの回転軸は、金属製抜き板が積層さ
れて構成される回転子コアの外周面を基準位置として回
転軸形成部が形成された金型に回転子コアを設置し、回
転軸形成部に合成樹脂材料を注入して回転軸を形成する
工程を含んでいるので、回転軸の軸心と回転子コアの軸
心との間の偏心を高精度に抑制することができ、これに
より、回転子の不所望な偏心回転、即ち、回転子の振れ
を抑制することができる。従って、回転子と固定子との
間の磁気ギャップが経時的に脈動して、モータの回転に
不所望なリップルを生じる事態が防止され、動作上の信
頼性を格段に向上することができる。
【0018】また、回転軸は、金型による樹脂成形技術
で製造されるため、高精度の切削加工技術を用いる必要
が解消され、製造工程の手間と工数とを削減することが
でき、コストダウンを図ることができる。
【0019】請求項5記載のモータの製造方法について
説明する。
【0020】回転子コアと金属製棒状の芯金とを樹脂型
に装着して、合成樹脂を充填することにより、樹脂製軸
をコアと芯金に一体的に形成する工程と含む場合、前記
本発明のモータの製造方法に関する作用効果に加え、得
られる回転軸の機械的強度を格段に向上できるという作
用効果を併せて実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】[第1の実施例]以下、本発明の
第1の実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1〜図5は、本実施例を示す図であり、
図1はモータ21の断面図であり、図2はモータ21の
回転子コアを構成する抜き板の平面図であり、図3は回
転子の断面図であり、図4は回転子を製造するための金
型の断面図であり、図5は回転軸30の断面図であり、
図6は本実施例の変形例を示す断面図である。
【0023】以下、図1を参照して、本実施例のモータ
21の全体の構成について説明する。モータ21は、固
定子コア(以下、コア)22にコイル23が巻回されて
おり、電気絶縁性合成樹脂材料からなるフレーム24に
装着され、固定子25を構成している。
【0024】そして、固定子25の下部には、固定子2
5をモールドして形成されるケーシング39に一体に嵌
合された軸受ハウジング26が配置されており、軸受ハ
ウジング26には、軸受27が嵌合されると共に反対側
においても軸受28を備え、回転子29の回転軸30を
回転自在に支持している。回転子29は、一例として、
後述する構成の回転子コア40のスロットに複数の導体
41が装着された構成を有する。さらに、ケーシング3
9の軸受ハウジング26に対向する他方には、ブラケッ
ト31がネジ32によって取り付けられており、ネジ3
2は、ケーシング39に形成されたネジ座33にねじ付
けられる。
【0025】また、ケーシング39には、プリント基板
34が埋設されており、コイル23の結線、ホール素子
35の取り付け及びプッシング36を介して引き出され
るリード線37が取り付けられている。ケーシング39
には、放射状に形成された凹部38が形成されており、
この凹部38にブラケット31が嵌合され、ネジ32に
よって固定されている。
【0026】以下、図2〜図4を併せて参照して、回転
子29の構成と製造法について説明する。
【0027】回転子コア40は、図2に示されるような
形状に打抜かれた電磁鋼板からなる複数の抜き板42が
積層されて構成される。抜き板42は、円板状の金属板
43に前記回転軸30が挿通される円形以外の、周方向
に沿って凹凸を有し、凹部60及び突部61が周方向に
沿う係止部となる例として概略歯車形状の異形の軸穴4
4と、外周に沿って配列される複数のスロット45とが
打抜かれて形成された構成を有する。軸穴44の形状
は、この例に限らず、図6(1)〜同図(3)に示すよ
うな形状であってもよい。いずれの形状であっても、周
方向に沿って凹凸を有する形状に形成する必要がある。
【0028】また、抜き板42として、前記軸穴44の
径を図3に示すように、大径L1を有するものと、小径
L2を有するものとを製造する。このような抜き板42
を、図3に示すように、大径L1の軸穴44を有するも
のを軸線方向端部側に、小径L2を有するものを軸線方
向内側に配置して、複数枚積層し、回転子コア40の各
スロット45に溶融金属を注入して、前記回転子コア4
0を構成する。なお、回転子コア40の軸穴44には、
軸線方向に沿って、大径部44a、小径部44b及び大
径部44aがこの順に形成される。大径部44a、小径
部44b及び大径部44aが軸線方向に沿う係止部を構
成する。
【0029】回転軸30は、例として不飽和ポリエステ
ル樹脂などの熱硬化性合成樹脂材料から形成される。以
下、回転軸30の製造工程を含むモータ21の製造方法
について引き続いて説明する。
【0030】抜き板42を積層して回転子コア40を構
成した後、次に、回転子コア40を樹脂成形用の金型4
6に装着する。金型46の上型47と下型48とには、
回転子コア40を装着するための装着部49、50と、
回転軸30を形成するための軸形成部51、52がそれ
ぞれ形成されている。軸形成部51、52は、前記装着
部49、50を基準位置にして、製造後の回転子コア4
0の軸心と、回転軸30の軸心とが高精度に一致するよ
うに形成される。
【0031】また、本実施例において、軸形成部51、
52には、図1に示した軸受27、28を装着するため
の、図3を参照して説明した大径部44aよりも小径の
段差部やDカット部55が形成される。
【0032】このような形状の金型46に熱硬化性樹脂
を注入して硬化させることにより、軸線と垂直な断面形
状が、図5に示すように、図2の軸穴44の形状に対応
する同一形状であり、凹部65と突部66とを有し、図
1に示すように、軸線方向に沿って、軸受27、28が
嵌合される小径部56、57、Dカット部58が形成さ
れる。
【0033】また、回転軸30の回転子コア40と嵌合
される部分には、軸線方向に沿って、大径部62、小径
部63及び大径部64がこの順に形成される。
【0034】このような回転子29を、図1に示すよう
な固定子25や配線基板34などと共にモールドして、
ケーシング39で全体がモールドされたモータ21が形
成される。
【0035】以上のような本実施例のモータは、回転軸
30が、例として、熱硬化性の合成樹脂材料から形成さ
れ、その外周面には周方向に沿って、図5に示す凹部6
5及び突部66が形成され、軸線方向に沿って、図1に
示したDカット部58、小径部56、大径部62、小径
部63、大径部64及び小径部57が形成されているの
で、モータ21の運転時に、回転軸30と回転子コア4
0との間に回転軸30の周方向に沿って剪断力が発生し
ても、前記回転子コア40の凹部60及び突部61が、
回転軸30の突部66及び凹部65と相互に噛み合って
係止しているので、回転軸30と回転子コア40との周
方向のずれが阻止される。
【0036】また、回転軸30と回転子コア40との間
に軸線方向に沿って剪断力が作用しても、回転軸30の
前記大径部62、小径部63及び大径部64が、回転子
コア40の大径部44a、小径部44b及び大径部44
aと相互に係止しているので、回転軸30と回転子コア
40との軸線方向のずれが阻止される。これにより、本
実施例のモータ21の構成上の信頼性が格段に向上され
る。
【0037】また、本実施例において、前記回転軸30
には、Dカット部58、小径部56、大径部62及び小
径部57が形成されていて、モータ21に装着される回
転子ファンやモータプーリ(共に図示せず)及び軸受2
7、28に対する位置決め部(段付け部)が形成されて
いるので、回転軸30に回転子ファンや軸受27、28
などを取り付ける場合に、取付け位置が正確であり、か
つ、取付け作業が容易になる。
【0038】また、本実施例のモータ21の回転軸30
は、金属製の抜き板42が積層されて構成される回転子
コア40の外周面を基準位置として、金型46に軸形成
部51、52が形成されているので、回転軸30の軸心
と回転子コア40の軸心との間のずれを高精度に抑制す
ることができ、これにより、回転子29の不所望な偏心
回転、即ち、回転子29の振れを抑制することができ
る。従って、回転子29と固定子25との間の磁気ギャ
ップが経時的に脈動して、モータ21の回転に不所望な
リップルを生じる事態が防止され、モータ21の動作上
の信頼性を格段に向上することができる。
【0039】また、回転軸30が合成樹脂材料から形成
されているため、モータ21の回転に伴う振動を吸収
し、モータ21の振動抑制を図ることができる効果があ
る。
【0040】また、図1に示す実施例におけるDカット
部58に限らず、内ネジが形成されたネジ用金型内で形
成し、ネジ用金型を捩りながら抜き取ることにより、合
成樹脂材料でネジ部を形成することが可能である。この
ような場合には、従来技術では機械加工で形成されてい
たネジ部を金型で容易に製造することができる。
【0041】また、本実施例において、回転軸30は、
金型46による樹脂成形技術で製造されるため、回転子
の外周部と軸受け部との偏心が少なくなり、回転子の外
径の旋削が不要になり、製造工程の手間と工数とを削減
することができ、コストダウンを図ることができる。
【0042】[第2の実施例]図7は、本発明の第2の
実施例のモータ21aの回転子29aの断面図である。
【0043】本実施例は、第1の実施例と類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付す。本実施例は、本発
明を直流モータに適応した場合の一例である。
【0044】本実施例の回転子29aは、ほぼ直棒状の
芯金67に前記実施例におけるような熱硬化性樹脂から
なる樹脂層68で被覆した構成を有している。本実施例
においても、樹脂層68の外周には、周方向に沿って凹
凸が形成される。
【0045】このような実施例のモータ21aにおいて
は、前記実施例における作用効果に加え、回転軸30a
の機械的強度を向上できるという作用効果を実現するこ
とができる。
【0046】但し、回転軸30aの機械的強度を向上す
るには、芯金67を用いるに限らず、回転軸30aの全
体を合成樹脂材料から形成し、その強度を、必要なモー
タ21aのトルクなどから計算して、その径及び材料を
適宜選択してもよい。
【0047】また、本実施例では、コイル85は、回転
子コア40と電気的に絶縁され、しかも、芯金67に対
して、樹脂層68によっても電気的に絶縁されている。
従って、本実施例のモータ21aは、コイル85に関し
て二重絶縁を実現しており、モータ21aの電気的短絡
の発生による動作不良、発煙、発火などの不具合の発生
が格段に抑制されている。
【0048】[第3の実施例]図8は、本発明の第3の
実施例のモータ21bの断面図である。
【0049】本実施例は第1の実施例に類似し対応する
部分には同一の参照符号を付す。
【0050】本実施例においても、回転軸30bは、第
1の実施例で説明した製造方法と同様な方法で製造さ
れ、軸線方向に沿って、軸受27、28が嵌合される小
径部56、57及びDカット部58が形成される。この
ような実施例においても、前述した各実施例における作
用効果と同様な作用効果が実現される。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載のモータであると、モータ
の運転時に、前記係止部で回転軸と回転子コアとの周方
向のずれが阻止される。また、前記係止部で回転軸と回
転子コアとの軸線方向のずれが阻止される。これによ
り、モータの構成上の信頼性が格段に向上される。
【0052】請求項2記載のモータであると、回転軸の
機械的強度を向上できるという作用効果を実現できる。
【0053】請求項3記載のモータであると、回転軸に
軸受や回転子ファンなどを取り付ける場合に、取付け作
業が容易になるという作用効果を実現できる。
【0054】請求項4記載のモータの製造方法である
と、回転軸の軸心と回転子コアの軸心との間のずれを高
精度に抑制することができ、これにより、回転子の不所
望な偏心回転、即ち、回転子の振れを抑制することがで
きる。従って、回転子と固定子との間の磁気ギャップが
経時的に脈動して、モータの回転に不所望なリップルを
生じる事態が防止され、動作上の信頼性を格段に向上す
ることができる。また、回転子の外周部と軸受け部との
偏心が少なくなり、回転子の外径の旋削が不要になり、
製造工程の手間と工数とを削減することができ、コスト
ダウンを図ることができる。
【0055】請求項5記載のモータの製造方法である
と、得られる回転軸の機械的強度を格段に向上できると
いう作用効果を併せて実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のモータ21の断面図で
ある。
【図2】モータ21の回転子コアを構成する抜き板42
の平面図である。
【図3】回転子30の断面図である。
【図4】回転子30を製造するための金型46の断面図
である。
【図5】回転軸30の断面図である。
【図6】本実施例の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例のモータ21aの回転子
29aの断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例のモータ21bの断面図
である。
【図9】典型的な従来技術のモータ1の断面図である。
【符号の説明】
21、21a、21b モータ 25 固定子 27、28 軸受 29、29a、29b 回転子 30、30a 回転軸 40 回転子コア 42 抜き板 44 軸穴 45 スロット 44a 大径部 44b 小径部 46 金型 49、50 装着部 51、52 軸形成 53、54 段差部 55、58 Dカット部 56、57 小径部 60 凹部 61 突部 65 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 清満 福井県小浜市駅前町13番10号 芝浦メカト ロニクス株式会社小浜工場内 Fターム(参考) 5H002 AA04 AA07 AB08 AC03 AC05 AC07 5H615 AA01 BB01 PP01 PP02 PP06 PP24 PP28 QQ02 QQ19 RR07 SS03 SS05 SS13 SS20 SS44 TT04 TT12 TT31 TT36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に回転子コアが装着された回転子
    と、回転子を外囲する固定子とを備えるモータであっ
    て、 前記回転軸が、少なくともその外周面において合成樹脂
    材料から形成され、前記外周面には周方向及び軸線方向
    の少なくともいずれか一方に沿って凹凸を有する係止部
    が形成されているモータ。
  2. 【請求項2】前記回転軸は、金属製棒状の芯金が合成樹
    脂材料で被覆されて構成される請求項1に記載のモー
    タ。
  3. 【請求項3】前記回転軸には、位置決め部が形成されて
    いる請求項1に記載のモータ。
  4. 【請求項4】金属製抜き板が積層されて構成される回転
    子コアを、その外周面を基準位置として回転軸形成部が
    形成された金型に設置し、前記回転軸形成部に合成樹脂
    材料を注入して回転軸を形成する工程を含むモータの製
    造方法。
  5. 【請求項5】回転子コアと金属製棒状の芯金とを樹脂型
    に装着して、合成樹脂を充填することにより、合成樹脂
    製回転軸を回転子コアと芯金に一体的に形成する工程と
    含むモータの製造方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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