JP2000125396A - 補聴器の遠隔フィッティングシステム - Google Patents

補聴器の遠隔フィッティングシステム

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JP2000125396A
JP2000125396A JP10296957A JP29695798A JP2000125396A JP 2000125396 A JP2000125396 A JP 2000125396A JP 10296957 A JP10296957 A JP 10296957A JP 29695798 A JP29695798 A JP 29695798A JP 2000125396 A JP2000125396 A JP 2000125396A
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hearing
fitting
hearing aid
person
branch
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Mitsuaki Satake
充章 佐竹
Tetsuaki Kawase
哲明 川瀬
Yutaka Kaneko
金子  豊
Toshio Nakagawa
敏男 中川
Yoshiyuki Kawazoe
良幸 川添
Yoichi Suzuki
陽一 鈴木
Tomosada Kosaka
知節 高坂
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補聴器に知悉した専門耳鼻科医師がフィッテ
ィングを行うことにより好適なフィッティングを実現し
難聴者の時間的、経済的負担を軽減すること。 【解決手段】 ブランチ耳鼻科診療所5〜nに聴覚特性
の検査器および複数のディジタル補聴器を置き、前記検
査器によって検査した難聴者のデータを端末器から通信
回線にてフィッティングセンタ1に送信する。フィッテ
ィングセンタ1では、耳鼻科専門医師が前記データに基
づいて、当該難聴者に適した少なくとも1の補聴器を指
定し、フィッティング処理装置3にて「補償パラメー
タ」を発生し通信回線経由でブランチ診療所にある指定
補聴器にこれを書込む。当該補聴器は当該難聴者の試聴
に供される。難聴者は何処にあっても専門医師による補
聴器の好適選択及び好適フィッティングを容易に享受で
き、又フィッティングデータの一元的蓄積管理によって
アフタケア及びフィッティング精度向上に資する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感音性難聴(内耳
性難聴)を補聴する補聴器のフィッティング(装用)
を、これに熟達した耳鼻科専門医師が行うことにより患
者に好適に適合させ、併せて患者の時間的または経済的
負担を軽減する遠隔フィッティングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】難聴は、大きく「伝音性難聴」と「感音
性難聴」に分けられる。前者の「伝音性難聴」において
は、通常聴きとり可能な最小音圧値である「閾値」と、
これ以上大きいと人が不快に感ずる最大音圧値である
「不快レベル」の双方が共に上昇しており、一般には入
力してきた音声を一様に広帯域線形増幅する補聴器を使
用すれば良好な結果を得ることができることが多い。
【0003】しかし、後者の「感音性難聴」の場合は、
前記した可聴最小音圧たる「閾値」は前者同様に上昇す
るのに対して、「不快レベル」は正常耳に比しても上昇
しないことが多く、これと同程度にとどまったり、寧ろ
正常耳よりも小さいレベルとなる場合もある。また、こ
れらの値が音声の周波数によって変化することも多い。
従い、この種の難聴では聴覚のダイナミックレンジ
(「閾値から不快レベルまでの音圧幅)は狭くなってい
るということができ、かつこれらに周波数依存性もある
ことから、前記した単なる広帯域線形増幅の補聴器では
良好な結果が得られないことが少なくない。
【0004】そこで、これに対応するため最近では、
「ラウドネス補償型」、「子音強調型」、「フォルマン
ト強調型」、「雑音抑圧型」あるいは「周波数変換型」
等の補聴方法が提案されている。これらいづれの方法を
採用した補聴器でも、難聴者の「聴覚特性」を予め検査
をし、この結果に基づいて当該補聴器に何らかの形でパ
ラメータを登録する事により当該補聴器を当該難聴者の
聴覚特性に合わせて「カスタマイズ」し難聴耳を正常耳
に回復するものであることに変わりはない。なお、この
実現には音声信号処理量が膨大なため一般にアナログ信
号をディジタル量に変換しDSP(ディジタル信号プロ
セッサ)でディジタル処理を行うので、以下これら補聴
器を総称して「ディジタル補聴器」という場合がある。
【0005】さて、ここで前記した各種の補聴方法のう
ち、「ラウドネス」補償型補聴器は、「感音性難聴」者
の聴覚特性として、予め複数の音声周波数に対する「閾
値」および「不快レベル」を測定しておき、これを健聴
者のレベルに補償するデータとして内蔵しておき、現実
に耳に到来する入力音声に関して周波数分析し、その結
果と前記補償データとの演算処理を行って、該難聴者の
耳のダイナミックレンジに適合したスペクトルを有する
音声を出力することにより難聴耳を正常耳聴覚特性に回
復するタイプのものである。本願発明者等も既に特許公
開公報「特開平3−284000(補聴器システム)」
においてこの種の補聴器について技術開示しているの
で、これに基づき「感音性難聴」に対する公知の補償方
法について概略説明する。なお、「ラウドネス」補償に
ついての一般的文献については、「高坂他、JOHNS
Vol.11 No.9 1995」がある。
【0006】図3および図4は前記公知技術を概略説明
するために前記公報から引用した図であり、図3(a)
は感音性難聴の特徴を説明する図、同(b)はラウドネ
ス写像関数を示す図である。図4は補聴器の全体構成お
よび動作を示す図であって、同(a)は補聴器の具体的
構成、同(b)および(c)は周波数標本化構造型フィ
ルタの動作を説明する図である。図3(a)において、
横軸は耳に到来する音声の物理的音圧レベル、縦軸はラ
ウドネス、即ち人の耳が感じる感覚的な音の大きさを示
す。31は健聴者の、32は感音性難聴者の音圧レベル
対ラウドネス特性曲線である。31’と32’はそれぞ
れ健聴者と難聴者の閾値(可聴最小音圧レベル)であ
る。この曲線に依れば難聴者の場合、閾値は健聴者のも
のより図面右側にシフトしているので、比較的小さい音
は聴きとり難い事が分かる。他方音圧レベルが大きい領
域においては両曲線が接近してくるので、不快レベルは
健聴者および難聴者ともほぼ同等のレベルにあることが
理解できる。
【0007】今、音圧レベルを図示した33の位置に設
定した場合、健聴者にとってはラウドネスは34のレベ
ルに対応していて聴こえる事になるに対して、難聴者に
とっては音の大きさが小さすぎて全然聞こえない状態と
なる。従い、難聴者に健聴者と同等のラウドネスをもっ
て聴こえるようにするためには音圧レベルを33’の大
きさにしなければならない事が理解できる。これに対し
て、音が大きい場合には健聴者が不快と感ずる音圧レベ
ルでは難聴者も不快と感ずるラウドネスレベルにあるこ
とがわかる。
【0008】このことから次の示唆が得られる。即ち、
物理的な音圧が小さい場合は、難聴者の難聴の程度に従
いこれを適当なゲインだけ増幅してやり、他方、音圧が
大きい場合には、ほぼそのままつまりゲイン=1なる特
性を有する増幅器を経由して耳に入力させてやれば全体
的に健聴者が感ずると同程度のラウドネスが得られると
いうことである。ここで特に留意しなければならないこ
とは、当該「健聴者」とは前記「難聴者」とは同一人物
ではあり得ないことである。耳が良く聴こえれば来診す
ることはなく、難聴になって初めて来診することになる
からである。従い、健聴者のラウドネスとは健聴状態で
ある他人の平均したラウドネス値とせざるを得ない性質
のものである。
【0009】図3(b)は前記内容を図示したものであ
って、横軸には与える音圧レベル、縦軸には試聴者に与
えるべき等価音圧レベルを取り、健聴者および難聴者双
方が同程度のラウドネス(耳が感じる感覚的な音の大き
さ)と感覚する音圧曲線を図示したものである。同図に
おいて、36は健聴者に対する音圧曲線であって、その
傾きは45度である。37は難聴者に対するものであっ
て各音圧に対して非線形増幅を施し、前記ゲイン分だけ
「かさ上げ」したものである。これらを一般に「ラウド
ネス写像関数」と称する。今、音圧38を与えた場合
に、難聴者が、健聴者が感覚するラウドネス値と同等の
ものを感覚するためにはラウドネス写像関数37によっ
て補償した後の37’なる等価音圧レベルを与える必要
があるが、健聴者にとっては36’、即ち与える音圧レ
ベル38そのものが等価音圧レベルで良いことが読みと
れる。
【0010】以上説明した図3(a)および(b)につ
いては入力音声周波数を一定として説明したものである
が、実際にはこの周波数が異なればこれに対応して前記
「閾値」、「不快レベル」および「ラウドネス写像関
数」も異なってくることが知られている。従い、これに
適応させる為、音声周波数毎に当該「ラウドネス写像関
数」を求めておく必要があり、かつ実際に到来する音声
の周波数成分毎にダイナミックにこの等価音圧レベルを
計算することが必要である。又入力する音声は大きさお
よび周波数共、リアルタイムに変化するものであるた
め、前記処理も一般にはリアルタイムで行う必要があ
る。さらに、入力音声の大きさ及び周波数の急激な変化
への迅速な応答または明瞭度の確保等も必要であり、こ
のため演算処理量が膨大となることに鑑み、音声を先ず
デジタル信号に変換してからDSPで処理演算するディ
ジタル処理を採用している。
【0011】図4は補聴器の全体構成および動作を示す
図であって、同(a)は補聴器の具体的構成、同(b)
および(c)は周波数標本化構造型フィルタの動作を説
明している。同図(a)において、入力端子41から入
力されるアナログ量である音声は、先ずA/D変換回路
42により所定のサンプリング周期でデジタル信号に変
換される。しかる後、短時間フーリエ分析回路43によ
って周波数分析を行う。この分析回路43の出力は入力
音声周波数をフーリエ級数展開した場合の各周波数成分
の係数に当たる。今、当該周波数成分をfi(i=1、
2、・・・、n)と表現することとすると、f1は基本
周波数、f2は倍調波周波数、fnはn倍調波周波数で
ある。fiのフーリエ係数は、対応する「フーリエ係数
の時間的平滑化回路」44−i(i=1〜n)にそれぞ
れ供給されていて、ここでは前記所定のサンプリングタ
イミングにおけるフーリエ係数の大きさに基づき、所定
の複数サンプリングタイミングに渉る平均値が求められ
る。
【0012】該「フーリエ係数の時間的平滑化回路」4
4−iの出力は図示するようにai(i=1、2、・・
・、n)で示してある。この各aiは前記したように、
周波数fi成分のフーリエ係数を複数のサンプリングタ
イミングについて時間的に平滑化したものであって、対
応する「ラウドネス写像関数」回路45−iに各々供給
されている。この回路内では、当該aiを、前記したよ
うに、予め測定して該回路内に登録して有る難聴者固有
のラウドネス写像関数テーブルを参照しつつゲインに関
する演算処理を行い、その結果をgiとして該回路から
出力する。このgiは、入力音声を当該難聴者のラウド
ネス特性に追随させた結果、時間的に平滑化されたフー
リエ係数aiを当該難聴者が聴くことのできる音圧範囲
(=ダイナミックレンジ)内に補正したものということ
ができる。
【0013】さらに当該giは周波数標本化構造型フィ
ルタ46に供給され、このフィルタで次に述べる演算を
施された後、D/A変換回路47によって再びアナログ
信号となって出力端子48から外部に出力される。な
お、当該出力端子には外部からレシーバが接続され難聴
者はこのレシーバ出力を実際に聴くことになる。他方、
前記入力端子41に外部から接続される物は集音マイク
ロフォンである。つぎに、周波数標本化構造型フィルタ
46の演算内容を図4(b)および(c)を用いて説明
する。
【0014】同図(b)は横軸に前記周波数成分fiを
とり、縦軸にこれに対応する「ラウドネス写像関数」回
路45−iの出力であるgiの大きさをとったものであ
る。このgiは、周波数fi成分のフーリエ係数を時間
的に平滑化した値aiを、難聴者固有のラウドネス写像
関数に対応して演算処理した結果求められたものであっ
て、各周波数における「補償された」ゲイン量に相当す
る。図示するように、この値は周波数に関して離散的な
量であって、周波数軸上滑らかでないため、これをこの
ままD/A変換すると、得られるアナログ信号の音質は
聴く人にとって不自然なものとなる。そこで周波数標本
化構造型フィルタ46は、これを滑らかなものにする機
能を有する。この結果得られる周波数対ゲインの曲線は
同図(c)のようにfnの前後が滑らかに補間されたも
のとなり前記難点が解決できている。
【0015】以上の説明により理解されるように、前記
公報に係る補聴器は、予め検査した難聴者に固有の、周
波数毎の「ラウドネス写像関数」に基づき、入力する音
声の周波数分析によって得られる各周波数成分毎の振幅
を人為的に増減させてやり、かつ周波数軸上および時間
軸上で平滑化することにより、難聴者に適合した聴きや
すいゲイン補償をして聴覚特性の改善を行うことを企図
したものである。この種の補聴器の適用に当たっては、
当該難聴者の現在の状態を正確に把握し、当該難聴者に
適合した補聴器の合わせ込み(フィッティング)を行う
ことが非常に重要な ポイントである。
【0016】次に従来行っていた、難聴者の現状態把握
方法および当該難聴者に適合した補聴器フィッッティン
グについて説明する。図5はこのフィッティングを行う
に際し、患者、耳鼻科診療所および耳鼻科医師の対応と
その処理を説明するフローチャートである。同図におい
て、先ずステップ51において難聴を感じた患者は耳鼻
科診療所を来訪する。ステップ52では、耳鼻科医師は
一般的な診察および従来からあるオーヂオメータによる
聴覚特性の測定(52a)およびラウドネス検査によっ
てラウドネス写像関数を求める(52b)。これらの結
果により耳鼻科医師は当該難聴の原因診断、並びに補聴
器適応の有無等を判断する(ステップ53)。
【0017】その結果、当該難聴が従来からある線形増
幅型の補聴器で対応可能であればステップ54の様な措
置を採る。他方、ラウドネス補償型補聴器の適応性が認
められる場合はステップ55において、当該患者の「ラ
ウドネス写像関数」を図示しないフィッティング処理装
置のフィッティングプログラムに入力して、補聴器書込
用のラウドネス補償データを発生する(ステップ5
5)。さらにステップ56において、当該診療所に用意
してある補聴器の内部に搭載してある記憶回路、例えば
ROM、に前記発生データを書き込む。なお、このデー
タは背景騒音の種類、例えば雑踏、ホール等の環境変化
にも良好な補聴効果が得られるように、過去の症例等に
基づき蓄積された複数種のデータも同時に書き込んでお
き、適宜スイッチ等で切り換えて患者が個別に利用でき
るようにしておく。
【0018】次にデータを書き込んだ補聴器で患者に実
際に試聴してもらう(57)。患者の試聴結果に対する
感想を聞き出し(57a)、良好であれば、当該患者の
前記測定結果ならびに「ラウドネス写像関数」ほか必要
なデータを登録し(ステップ57b)、患者の診断履歴
としてアフタケアに資すると共に、当該診療所として処
方箋を発行する(57c)。その後、患者はこの処方箋
に合致する補聴器を別途、処方してもらい試用するか又
は購入する。
【0019】試聴結果が良好でなければ、当該診療所医
師が経験知識によって、前記補償データを修正して該補
聴器の再調製を行って(57dステップ)、再試聴に供
する(57eステップ)。これを数回繰り返しても患者
が満足できなければ、前記52a、または52bステッ
プから再試行するか又は補聴を断念する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したラウドネ
ス補償型補聴器を前記フィッティングフローにて試行し
てみた結果、以下の点が明らかとなった。 (1)前記「ラウドネス写像関数」による補償によって
も、すべての難聴者にとって有効とは限らないことであ
る。この原因の一つは前記したように、「ラウドネス写
像関数」は当該難聴者とこの人以外の複数健聴者とのラ
ウドネス特性の平均値とを比較するするものであるた
め、必ずしも当該難聴者の現聴覚特性を表現するもので
ない可能性があることである。二つには、最新の医学的
研究成果によっても聴覚器官構造および機能そのもの、
あるいは脳とのインタラクション等、未だ解明に到って
いない部分が多く、「ラウドネス」補償以外の未知の要
素が存在しているからと考えられることである。
【0021】しかし研究途上とはいえ、最新の研究成果
の一つである「ラウドネス写像関数」補償によって救済
できる難聴者が現実に存在すること、及び該「ラウドネ
ス」補償が真の意味で難聴耳を健聴耳に近づける基礎と
なると考えられることを勘案すると、この補償方法によ
る症例データをさらに蓄積して一元管理することにより
最適フィッティング及び補聴器改良に役立てる必要があ
る。また、当該ラウドネス補償型補聴器が有効でない患
者であっても、前記した理由によって他のディジタル補
聴器に適応する場合も考えられるため、これらの補聴器
についてもその適応性を検証し、有効ならばこれを積極
的に提供していくことが現実に難聴で困っている患者の
救済という観点から大切なことである。
【0022】(2)難聴者の聴覚特性は経年的に変化し
ていくものであることである。一旦、好適に難聴者の
「ラウドネス」特性にフィットしたフィッティングを施
した補聴器を提供した後でも、難聴者の「ラウドネス」
特性が変化してきた場合、この種の補聴器ではラウドネ
ス写像関数データを変更してやることで十分対処が可能
である。しかし、再フィッティングに当たっては患者の
診療ヒストリを十分考慮しつつ他の難聴者への対処例も
参考にした経験・知識ベースで行うことが適切である。
このことはディジタル補聴器一般についてもいえること
である。
【0023】(3)難聴者に対する最適フィッティング
を行うには、医学的に裏打ちされた聴覚器官知識とデジ
タル補聴器の機能・特徴に精通していることが必要であ
ることである。前記したように現在提供できる補聴器
は、最新の医学的研究成果に基づくものではあるが、補
聴器のハードウェアおよびソフトウェアは、処理時間、
装置規模及び価格等の点から制約を受けて、真の意味の
補償アルゴリズムと比較すると、その近似解にとどまる
ものでるからである。このことは多かれ少なかれディジ
タル補聴器一般についても該当するものである。又、近
似方法によって補聴器の特性上の利害に相違が生ずる。
従い、難聴に対する医学的知見に基づく診察結果と前記
した近似による補聴器の利害得失とを熟知した上で、こ
れらをバランスさせたフィッティングが望まれる。
【0024】(4)フィッテイングもしくは再フィッテ
ィングが必要な場合に患者に掛かる時間的・経済的負担
少なくないことである。前記ディジタル補聴器のフィッ
ティングにおいては前記したように一般的聴覚に対する
医学的知見に加えて、当該補聴器にたいする知見も必須
である。現状では、これらを兼備した耳鼻科医師の数は
多いとはいえない。従って、フィッティング出来る診療
所は地域的に限られるために、患者は遠方からわざわざ
来診しなければならないという現実がある。 また一般
の耳鼻科診療所には難聴に限らず他のあらゆる症状の患
者が診察を求めて来訪するため、フィッティングのみに
十分な時間をかけることは実際問題として不可能であ
る。従ってフィッティングの質がややもすると適正でな
い場合も生じ易い。
【0025】(5)従来の民間資格である「装用師」に
よるフィッティングがややもすれば「ビジネスライク
的」観点からなされるケースもあり得ること、あるいは
メーカ系列化により選択出来る補聴器種類が少ないこと
等から最適フィッティングが必ずしも実現されていな
い。これによって、「補聴器離れ」(一旦補聴器を購入
してもすぐに使用を放棄してしまう)の風潮を来たし、
補聴器に対して不信感を抱くようになっている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の手段を提
供することによって、フィッティングに熟達した耳鼻科
専門医師による最適フィッティングを実現し前記課題を
解決する。 (1)一般耳鼻科診療所(以下ブランチと称する)には
少なくとも聴覚特性の検査器、フィッティングセンタと
通信回線で接続されるブランチ端末器、複数種類の試聴
用のディジタル補聴器および補聴器へのパラメータ書込
手段を置き、来診する患者の一般的診察と前記検査を行
い、該データを前記ブランチ端末器にてフィッティング
センタに送信する。
【0027】(2)フィッティングセンタには複数のブ
ランチと通信回線で接続されるセンタ端末器と、フィッ
テイング処理装置を置き、ディジタル補聴器フィッティ
ングに熟達した耳鼻科専門医師を常時配置する。当該セ
ンタではブランチから送信されてきた前記データに基づ
き、当該専門医師の知見を加えて、当該難聴者に最適な
ディジタル補聴器を少なくとも1つ指定する。さらに当
該指定したディジタル補聴器に係る「補償パラメータ」
を前記処理装置で発生させ、センタ端末からブランチ端
末に返信する。 (3)ブランチではブランチ端末経由で試聴用の補聴器
に前記書込手段によって前記パラメータを書き込み、こ
れを患者の試聴に供する。なお、将来的に知識データベ
ースが十分蓄積され、フィッティングノウハウが確立で
きた暁には、耳鼻科専門医師に替わっていわゆる「エキ
スパートシステム」で行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例のシステム
構成図、図2は本発明の実施例にかかる補聴器のフィッ
ティングフローチャートである。図1において、1はフ
ィッティングセンタであって、ここにはセンタ端末器2
およびフィッティング処理装置3さらにデータベース及
び個人フィッティングヒストリを保存するファイル4を
配置する。5、6およびnはブランチ耳鼻科診療所であ
る。n=1、2、・・・nとして、n−aは聴覚特性の
検査器であって、少なくとも個々のディジタル補聴器固
有の「補償パラメータ」発生の基礎となる検査データ採
取機能を有するものとする。これ以外に一般的なオーヂ
オメータによる測定機能等を含んでいても良い。n−b
はブランチ端末器、n−cは試聴用のディジタル補聴器
さらにn−dは通信回線である。試聴用のディジタル補
聴器には1又は2種以上のディジタル補聴器を含むもの
とする。なお、センタ端末器、フィッティング処理装
置、ファイル、通信回線は現在使用できる一般的なもの
でよい。
【0029】ブランチ診療所nにおいては、前記「聴覚
特性」の検査器n−aはブランチ端末n−bとオンライ
ンで接続されていて、該検査器で検査した結果は該ブラ
ンチ端末に送られる。もっともこの接続はオンラインと
せず、フロッピデイスク等を介在して該端末にオフライ
ンで検査結果を入力しても良い。このブランチ端末n−
bは通信回線n−dでフィッティングセンタ1にあるセ
ンタ端末2と接続されていて、ブランチ診療所nから送
出された少なくとも検査データ(前記公知例においては
「ラウドネス」特性)は、これを経由してフィッティン
グ処理装置3に入力される。
【0030】これを基にセンタでは次の「フィッティン
グ処理」を行う。フィッテイング処理装置は入力された
検査データを基礎として「適応性パラメータ」(前記公
知例では「ラウドネス写像関数」)を計算し、これを基
礎として、前記数種のディジタル補聴器のうちの少なく
とも一つが前記専門医師の判断によって選択される。こ
の後、この適応性パラメータは、当該医師がデータベー
スファイル4を参照しつつ専門的医学知見と当該ディジ
タル補聴器特性に関する知識とに基づく判断によって、
適宜修正される。
【0031】この最終的に決定された「適応性パラメー
タ」を補聴器格納用データ形式に変換し「補償パラメー
タ」(前記公知例ではラウドネス補償データ)としてセ
ンタ端末2から当該ブランチ端末n−bにダウンロード
する。なお前記公知例における「修正」には、平均化さ
れた健聴者のラウドネス特性を適宜補正して「ラウドネ
ス補償データ」を患者の聴覚特性に合わせ込むことを含
む。また、当該ラウドネス写像関数は公知例通り、ブラ
ンチで計算する事も出来る。ここまでが「フィッティン
グ処理」に該当する。
【0032】次に、ブランチnにおいてはブランチ端末
nを経由して、これに接続されている前記選択された試
聴用補聴器n−cに前記パラメータを格納する。この結
果、当該補聴器は当該難聴者の聴覚特性に適応した当該
難聴者固有の状態にフィッテイングされたことになる。
この後、難聴者はこれを装着して実際に試聴してみる。
【0033】図2はこのフィッティングを行うに際し、
患者、ブランチ耳鼻科診療所およびフィッティングセン
タ間のインタラクションと処理を説明するフローチャー
トである。同図において、先ず難聴を感じた患者は最寄
りのブランチ耳鼻科療所を来訪する(ステップ21)。
耳鼻科医師は一般的な診断および従来からあるオーヂオ
メータ等による聴覚特性の測定(22a)および個々の
ディジタル補聴器固有の「補償パラメータ」発生の基礎
となる「検査データ」(前記公知例ではラウドネス特
性)採取のための検査を行う(22b)。これをもとに
ブランチ診療所医師は症状を判断し(ステップ23)、
当該難聴の原因診断ならびに補聴器適応の有無等を判
断する。
【0034】その結果、当該難聴が従来から有る線形増
幅型の補聴器で対応可能であれば、その旨の処方をする
(24a、29ステップ)。一方、ディジタル補聴器の
適応であると考えられる場合には前記測定および検査デ
ータをブランチ端末経由で、フィッティングセンタに送
り出す(ステップ24c)。この後、当該患者には待機
していてもらい、ブランチ診療所医師は別の患者の診療
に移る。なお、ブランチ診療所は補聴器適応の有無、機
種選択の判断をもフィッティングセンタに委ねることも
可能である。この場合にはステップ24aは不要であ
る。
【0035】フィッティングセンタにおいては、ステッ
プ25aにおいて、ブランチnから送出された当該患者
の検査データと一般聴覚特性データをフィッティング処
理装置に入力して、前記したフィッティング処理を行
い、耳鼻科医師の知見を加えつつ少なくとも1のディジ
タル補聴器を指定して当該指定に係る補聴器書込用の
「補償パラメータ」(前記公知例では「ラウドネス補償
データ」)を発生する。これと同時に、当該患者の前記
検査データおよび聴覚特性データも、ファイル4にある
個人別フィッティングヒストリテーブル及びフィッティ
ング知識データベースに登録する。
【0036】さらに、背景騒音等、例えば雑踏、ホール
等の環境変化にも良好な補聴効果が得られるように、前
記「補償パラメータ」にはこれらを勘定に入れた他のパ
ラメータをも付加することができる。さらに当該難聴者
の聴覚特性によっては、男性の声を聴く場合専用、又は
女性の声を聴く場合専用の「補償パラメータ」をも付加
することもある。これらのパラメータは過去の症例およ
び最新の研究成果に基づいて当該フィッティング知識デ
ータベースに蓄積された知識データを基礎として発生す
る。センタにて発生したこれらのパラメータは、センタ
端末経由で、当該ブランチ端末にダウンロードされる。
【0037】ダウンロードされたデータは、ブランチ端
末に接続されている視聴補聴器の記憶回路、たとえばR
om(Read only memory)、に前記書
込手段によって書き込まれる(26aステップ)。この
結果該補聴器は、前記患者の「聴覚特性」に対応した専
用補聴器としてカスタマイズされたことになる。なお、
前記した「付加されたパラメータ」による補償態様の選
択は、該補聴器に予め取り付けて有るスイッチによっ
て、切り換えられる様にすることができる。この後、前
記待機してもらっていた患者にこの補聴器を装着して試
聴してもらう(27ステップ)。試聴の結果が良好であ
れば、医師はその旨の処方箋を発行する(29ステッ
プ)。
【0038】試聴の結果、改善が見られない場合、若し
くは前記スイッチによって選択された「付加されたパラ
メータ」に関してその一部又は全部について改善が見ら
れない場合はその旨および該当するスイッチ番号をセン
タに連絡する。センタではこの情報を基に再度「フィッ
ティング処理」をおこなう。この場合は最初の「フィッ
ティング処理」と異なり、当該不具合スイッチ番号を手
がかりとして前記「適応性パラメータ」(前記公知例で
は「ラウドネス写像関数」)を重点的に精査し再計算す
ることになる(25bステップ)。そして再度発生させ
た補償パラメータ等について前記と同様の処理をして該
ブランチにダウンロードし、ブランチではこれを補聴器
に再書込する(26b)。
【0039】この再フィッティング処理によって新たに
カスタマイズされた補聴器による「再試聴」においても
改善が見られない場合は、患者の聴き易さの変化の程度
により、再再度の「フィッティング処理」をするか、ス
テップ22bの「聴覚特性」の再検査をするか、ステッ
プ22aの一般的聴覚特性から再測定を試みるか、又は
他の種類のディジタル補聴器を選択してフィッティング
を試行するかの途がある。他方、新たにカスタマイズさ
れた補聴器による「再試聴」の結果が良好となれば医師
は処方箋発行に至る(29ステップ)。この後、患者は
当該処方箋に則り補聴器を調製する機能を有する機関ま
たは店舗から補聴器を受け取る。なお、年を経て再び聴
き取り難くなった際には、再診という形でステップ21
から新たなフィッティングが開始される。当該患者のフ
ィッティングに関する諸データはセンタのファイルに保
存されているので、履歴等を考慮した好適なフィッティ
ングが期待できる。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように補聴器のフ
ィッティングに関して、ブランチ耳鼻科診療所における
負担を一部フィッティングセンタで吸収するために、 (1)一般耳鼻科診療所(ブランチ)には従来から用意
されている一般的聴覚特性測定器に加えて、「聴覚特
性」の検査器及びセンタと通信回線で接続されるブラン
チ端末器および数種の試聴用の補聴器を置き、当該診療
所においては、来訪する患者の一般的診察と前記測定・
検査を行い、データとしてフィッティングセンタに送信
する。 (2)フィッティングセンタには複数のブランチと通信
回線で接続されるセンタ端末器と、フィッティング処理
装置を置き、常時、補聴器フィッティングに熟達した耳
鼻科専門医師を配置し、ブランチから送信されてきた前
記データに基づき当該患者に最適な試聴補聴器を指定し
て当該指定に係る補聴器の補償パラメータをセンタ端末
からブランチ端末に返信する。 (3)ブランチではブランチ端末経由で指定された試聴
補聴器に前記データを書き込み、これを患者の試聴に供
する。という構成にしたので次の効果を奏することがで
きる。
【0041】(1)前記公知の「ラウドネス補償」は、
真の意味で難聴耳を健聴耳に近づける基礎となると考え
られ、、本発明にかかる遠隔フィッティングシステムに
よってこの補償方法による症例データが集中して蓄積で
きかつ一元管理できることとなり、フィッティング精度
の向上及び今後の補聴器改良さらに聴覚研究分野に対す
るフィールドデータとしておおいに役立つものである。
【0042】(2)他方、難聴の原因および態様は様々
であって、ラウドネス補償がさほど有効でない患者も少
なくない。従い、他の補聴方法を採用しているディジタ
ル補聴器への適応性についても検証し、有効であればこ
れを積極的に提供して患者の救済をはかる必要がある。
ただし、ディジタル補聴器には、多かれ少なかれ前述し
たフィッティングが必須であり、フィッティングパラメ
ータも補聴器毎に異なるため、これら全てに一般耳鼻科
医師が知悉する事は実際上困難である。本発明はこの課
題に一つの解決策を与えるものである。
【0043】(3)難聴者の聴覚特性は経年的に変化し
ていくものであって、好適にフィッティングを施した補
聴器を提供した後でも、聴覚特性が変化してきた場合、
聴こえ難く成ってしまう。この種のデジタル補聴器では
「補償データ」を変更してやることで十分対処が可能で
あるが、長年にわたるアフタケアが必要な、いわゆる
「手離れの悪い」範疇に属する物品である。再フィッテ
イングに当たっては患者の診療ヒストリを十分考慮しつ
つ他の難聴者への対処例も参考にして行うことが適切で
あり、前述した蓄積知識データベースによってこれが可
能となる。またアフタケアの面でも、フィッティングセ
ンタが専門的にこれを行うことにより、一診療所では出
来ないきめの細かいケアが可能となる。
【0044】(4)現在提供できる補聴器は、最新の医
学的研究成果に基づくものではあるが、補聴器のハード
ウェアおよびソフトウェアは、処理時間、装置規模及び
価格等の点から制約を受けて、真の意味の各種補償アル
ゴリズムに対してその近似解にとどまらざるを得ない。
またこの近似方法は各種補聴器によって異なるためその
補聴特性には固有の得失がある。従い、難聴に対する医
学的知見に基づく診察結果と該近似による補聴器の利害
得失とをマッチさせたフィッティングが望まれ、この点
で本発明によってこれら双方に精通した専門医師が常時
対応出来ることとなり、最適フィッティング実現に資す
ることができる。
【0045】(5)ディジタル補聴器のフィッティング
においては、前記したように一般的聴覚に対する医学的
知見に加えて、当該補聴器に対する知見も必須である。
これらを兼備した耳鼻科医師の数は少なく、また将来的
にも急増させることは困難であるため、フィッティング
出来る診療所は地域的に制限される。このため、患者は
遠方からわざわざ来診しなければならならず負担が大き
い。また一般の耳鼻科診療所には難聴に限らず他のあら
ゆる症状の患者が診察を求めて来診するため、フィッテ
イングのみに十分な時間をかけることは困難であって、
最適フィッティングの実現が難しいと考えられる。本発
明に係る遠隔フィッティングシステムはこれに一つの解
決策を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成図
【図2】本発明の実施例のフィッティングフローチャー
【図3】公知の感音性難聴の説明図
【図4】公知の「ラウドネス」補償型補聴器説明図
【図5】公知のフィッティングフローチャート
【符号の説明】
1 フィッティングセンタ 2 センタ端末 3 フィッティング処理装置 4 ファイル 5、6〜n ブランチ診療所 5−a、6−a〜n−a 検査器 5−b,6−b〜n−b ブランチ端末 5−c,6−c〜n−c 補聴器 5−d,6−d〜n−d 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 哲明 宮城県仙台市青葉区川平3ー44ー16 (72)発明者 金子 豊 宮城県仙台市青葉区国見1ー14ー7 (72)発明者 中川 敏男 宮城県仙台市宮城野区福室7ー19ー1 (72)発明者 川添 良幸 宮城県仙台市青葉区南吉成2ー19ー24 (72)発明者 鈴木 陽一 宮城県仙台市青葉区貝ケ森4ー2ー21 (72)発明者 高坂 知節 宮城県仙台市泉区南光台1ー10ー3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1又は2種類以上の補聴器
    と、該補聴器に補償パラメータを書き込むための書込手
    段と、患者の聴覚特性を検査する検査器と、データの送
    受信を行う端末器とを備えた1又は2以上のブランチ耳
    鼻科診療所と、上記ブランチ耳鼻科診療所の端末器と通
    信回線を介して接続された端末器と、フィッティング処
    理を行う処理装置と、少なくとも個人フィッティングヒ
    ストリーを保存するファイルとを備えたフィッティング
    センタからなり、 ブランチ耳鼻科診療所から、上記通信回線を介して少な
    くとも前記検査器によるデータを前記端末器にてフィッ
    ティングセンタへ送信し、上記フィッティングセンタの
    処理装置は前記検査器によるデータに基づいて補償パラ
    メータを発生し、これを上記通信回線を介して、前記ブ
    ランチ耳鼻科診療所の端末器に送信し、送信された補償
    パラメータを前記書込手段により当該補聴器に書き込む
    ことにより当該患者の聴覚特性に適応した補聴器提供を
    行うことを特徴とする補聴器の遠隔フィッティングシス
    テム。
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