JP2000124718A - アンテナ位置検出装置およびそれを用いた無線通信機 - Google Patents

アンテナ位置検出装置およびそれを用いた無線通信機

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JP2000124718A JP10298727A JP29872798A JP2000124718A JP 2000124718 A JP2000124718 A JP 2000124718A JP 10298727 A JP10298727 A JP 10298727A JP 29872798 A JP29872798 A JP 29872798A JP 2000124718 A JP2000124718 A JP 2000124718A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 信頼性かつ耐久性のある非接触方式で携帯電
話機の本体に挿脱可能なアンテナの位置を検出するアン
テナ位置検出装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話機の本体に挿脱可能なホイップ
アンテナ30を非接触式かつ可動部のない検出手段、た
とえば、マグネット71と磁気感応センサ72とからな
る磁気的センサが検出する。携帯電話機はセンサで検出
したアンテナ位置に応じて整合回路を設定して、アンテ
ナ位置に応じた整合をとる。検出手段としては、発光素
子と受光素子とからなる光学的センサ、超音波センサな
どを用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ位置検出装
置とそれを用いた無線通信機に関するものであり、特定
的には、移動体通信機本体から挿脱自在のアンテナエレ
メントを有する移動体通信機に関するものであり、さら
に特定的には、アンテナエレメントの挿脱状態を信頼性
が高く耐久性のある簡単な構成で検出するアンテナ位置
検出装置と、それを用いてアンテナの挿脱状態に応じて
アンテナの整合条件を調整可能にする移動体通信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などの移動体通信機などにお
いては、送信時はアンテナエレメントを通信機本体から
引き出し、待受け状態の時はアンテナエレメントを移動
体通信機本体の内部に収容しておくことが多い。そのよ
うな挿脱自在(伸縮自在)のアンテナエレメントを有す
る移動体通信機において、上述した挿脱自在なアンテナ
エレメントの他に、通信機本体内部にも固定して収容さ
れているアンテナ導体(またはヘリカルアンテナ)とが
設けられており、そのアンテナ導体だけで受信可能に構
成されている場合が多い。しかしながら、挿脱自在のア
ンテナエレメントが通信機本体に収容されている時と挿
脱自在のアンテナエレメントが通信機本体から引き出さ
れている時とでは、アンテナの実効長が異なりアンテナ
特性が異なるから、整合特性をアンテナ特性に合致させ
ることが望ましい。
【0003】特開平6−216630号公報は、移動体
通信用無線機において伸縮自在なホイップアンテナの動
きに応じてホイップアンテナかヘリカルアンテナエレメ
ントかを整合回路に機構的に切り換えて接続する技術を
開示している。特開平6−216630号公報の移動体
通信機において、送信時には、伸縮自在なホイップアン
テナが筐体の外部に伸長されたときはストッパ導体がホ
ルダー導体に係合してホイップアンテナが筐体の内部に
固定されているヘリカルアンテナエレメントとともに整
合回路を介して無線機に接続され、待受け時には、ホイ
ップアンテナが筐体の内部に収容されてヘリカルアンテ
ナのみが整合回路に接続される。
【0004】特開平8−222926号公報は、特開平
6−216630号公報に開示された技術を進展させて
アンテナエレメントと協動するスイッチによって整合回
路を切り換える方法を開示している。特開平8−222
926号公報のアンテナエレメントを収納自在な携帯電
話機は、携帯電話機の本体に収容または引き出される伸
長可能なアンテナエレメントと、広帯域に整合がとられ
た第1の整合回路と、受信帯域に整合がとられた第2の
整合回路と、携帯電話機の本体に固定的に収容されたア
ンテナ導体と、アンテナエレメントの伸長に応じて動作
してアンテナ導体と第2の整合回路とを断続するスイッ
チを準備しておき、アンテナエレメントが本体に収容さ
れている時はそのアンテナエレメントの押圧によりスイ
ッチを動作させてアンテナ導体と第2の整合回路を接続
し、アンテナエレメントが携帯電話機の本体から引き出
された時はアンテナエレメントの押圧が解除されてアン
テナエレメントと第1の整合回路とが接続されるように
構成したアンテナ装置を開示している。
【0005】特開平9−270839号公報は、特開平
6−216630号公報および特開平8−222926
号公報に開示している携帯電話機と同様のアンテナエレ
メントを収納自在な携帯電話機において、特開平8−2
22926号公報とは異なる方法で整合回路を選択する
技術を開示している。すなわち、特開平9−27083
9号公報は、アンテナが携帯電話機の本体に収容されて
いる時は給電端子と接地端子とに接続されて電気回路を
形成させてコイルを付勢してリレースイッチを動作させ
て第1の整合回路を形成し、アンテナが携帯電話機の本
体から引き出された時は電気回路は形成されずコイルは
消勢してリレースイッチは開となり第2の整合回路を形
成した、アンテナの位置に応じた整合回路の切り替え方
法を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−21663
0号公報に開示された方法は、有効なアンテナと整合回
路との接続を機構的に行うので、接続機構の耐久性に問
題があるほか、接触不良などが発生しやすく、信頼性に
欠けるという問題が予想される。特に、携帯電話機など
においては、アンテナエレメントの挿脱は頻繁に行われ
るから耐久性および信頼性に関係する問題の克服は重要
である。
【0007】特開平8−222926号公報に開示され
た方法は、特開平6−216630号公報に開示された
技術に欠けているアンテナ特性に応じた整合回路の選択
という改善はあるものの、伸縮自在なアンテナエレメン
トの押圧によって機械的にスイッチを駆動するので、特
開平6−216630号公報に開示された方法と同様、
スイッチの反復動作に対する耐久性の問題および接触不
良など起因する信頼性の問題が予想される。
【0008】特開平9−270839号公報に開示され
た方法も、特開平6−216630号公報に開示された
技術に欠けているアンテナ特性に応じた整合回路の選択
という改善はあるものの、機械的なに接触させる給電端
子と接地端子を用いる点において、特開平6−2166
30号公報および特開平8−222926号公報と同
様、耐久性および信頼性の問題が予想される。
【0009】特開平6−216630号公報、特開平8
−222926号公報および特開平9−270839号
公報に開示されている方法は全て、アンテナエレメント
が移動体通信機の本体から完全に引き出された時のアン
テナ長と、アンテナエレメントが移動体通信機の本体に
完全に収容された時の収容アンテナ(たとえば、ヘリカ
ルアンテナ)のアンテナ長を考慮しており、これらの中
間の位置に伸縮自在のアンテナエレメントが引き出され
た状態の整合を考慮していない。しかしながら、いつも
携帯電話機本体からアンテナエレメントを完全に引き出
した状態または携帯電話機本体にアンテナエレメントを
完全に収容した状態で通話しているとは限らない。より
正確な整合をとるためには、たとえば、アンテナエレメ
ントが携帯電話機本体から半ば程度引き出されていると
きにもその位置で最適な整合をとることが望ましい。
【0010】本発明は上述した問題を克服するため、簡
単かつ小型の手段で、反復継続性および耐久性に富み、
信頼性高く、アンテナ挿脱状態を検出可能なアンテナ装
置を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、
アンテナエレメントの中間位置などの挿脱位置も検出可
能としたアンテナ装置を提供することにある。本発明の
さらに他の目的は、上述したアンテナ装置を用いて適切
な整合をとることが可能な移動体通信機を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、(1)移動可能なアンテナエレメントの軸方向の
所定の部分に設けられた磁気発生手段と、前記アンテナ
エレメントが挿入されて移動する穴の前記アンテナエレ
メントの移動経路の所定の位置に設けられた磁気感応手
段とを有し、前記磁気感応手段は前記磁気発生手段が近
接したとき検出信号を発生するアンテナ位置検出装置、
または、(2)移動可能なアンテナエレメントの軸方向
の所定の部分に設けられた磁気感応手段と、前記アンテ
ナエレメントが挿入されて移動する穴の前記アンテナエ
レメントの移動経路の所定の位置に設けられた磁気発生
手段とを有し、前記磁気感応手段は前記磁気発生手段が
近接したとき検出信号を発生するアンテナ位置検出装置
が提供される。本発明の第1の観点においては、アンテ
ナエレメントを磁気的に2段階的に検出する。このアン
テナ位置検出装置は非接触的であり、可動部および摺動
部がないから耐久性に富み、信頼性も高い。
【0012】本発明の第2の観点によれば、(1)移動
可能なアンテナエレメントの底部に設けられた磁気発生
手段と、前記アンテナエレメントが挿入されて移動する
穴の底部に設けられ、前記磁気発生手段との距離に応じ
た信号を発生する磁気感応手段とを有するアンテナ位置
検出装置、または、(2)移動可能なアンテナエレメン
トが挿入されて移動する穴の底部に設けられた磁気発生
手段と、前記アンテナエレメントの底部に設けられ、前
記磁気発生手段との距離に応じた信号を発生する磁気感
応手段とを有するアンテナ位置検出装置が提供される。
本発明の第2の観点においては、アンテナエレメントを
磁気的に連続的に検出する。このアンテナ位置検出装置
は非接触的であり、可動部および摺動部がないから耐久
性に富み、信頼性も高い。
【0013】本発明の第3の観点によれば、(1)移動
可能なアンテナエレメントが挿入されて移動する穴の前
記アンテナエレメントの移動経路の所定の位置に前記ア
ンテナエレメントの移動によって光路が遮断または形成
されるように設けられた光放射手段および受光手段とを
有し、前記受光手段は前記光放射手段からの直接光を受
光した光、または、前記アンテナエレメントによる遮光
に応じた電気信号を出力するアンテナ位置検出装置が提
供される。本発明の第3の観点においては、アンテナエ
レメントを光学的に2段階に検出する。このアンテナ位
置検出装置は非接触的であり、可動部および摺動部がな
いから耐久性に富み、信頼性も高い。
【0014】本発明の第4の観点によれば、(1)移動
可能なアンテナエレメントの底部に設けられた光反射手
段と、前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴
に設けられ、前記アンテナエレメントの底部に設けられ
た光反射手段に向けて光を照射する光照射手段と、前記
穴に設けられ、前記光照射手段から光が前記光反射手段
で反射した光の強度に応じた電気信号を発生する受光手
段とを有するアンテナ位置検出装置、または、(2)移
動可能なアンテナエレメントの底部に設けられた光照射
手段および受光手段と、前記アンテナエレメントが挿入
されて移動する穴に前記光反射手段からの光を反射する
ように設けられた光反射手段とを有し、前記受光手段
は、前記光照射手段からの光が前記光反射手段で反射し
た光を受光し、受光強度に応じた電気信号を発生するア
ンテナ位置検出装置が提供される。本発明の第4の観点
においては、アンテナエレメントを光学的に連続的に検
出する。このアンテナ位置検出装置は非接触的であり、
可動部および摺動部がないから耐久性に富み、信頼性も
高い。
【0015】本発明の第5の観点によれば、(1)移動
可能なアンテナエレメントの底部に設けられた超音波反
射手段と、前記アンテナエレメントが挿入されて移動す
る穴の底部に設けられた超音波発射・受信手段とを有
し、前記超音波発射・受信手段は、前記超音波反射手段
に向けて超音波を発射し、前記超音波反射手段で反射し
て超音波を受信して前記超音波反射手段との距離に応じ
た検出信号を出力するアンテナ位置検出装置、または、
(2)移動可能なアンテナエレメントが挿入されて移動
する穴の底部に設けられた超音波反射手段と、前記アン
テナエレメントの底部に設けられた超音波発射・受信手
段とを有し、前記超音波発射・受信手段は、前記超音波
反射手段に向けて超音波を発射し、前記超音波反射手段
で反射して超音波を受信して前記超音波反射手段との距
離に応じた検出信号を出力するアンテナ位置検出装置が
提供される。本発明の第5の観点においては、アンテナ
エレメントを超音波で連続的に検出する。このアンテナ
位置検出装置は非接触的であり、可動部および摺動部が
ないから耐久性に富み、信頼性も高い。
【0016】本発明の第6の観点によれば、無線通信機
本体に対して挿脱可能な第1のアンテナエレメントと、
無線通信機本体に固定されている第2のアンテナエレメ
ントと、前記第1のアンテナエレメントの無線通信機本
体に対する挿脱位置を検出する非接触式位置検出手段
と、前記第1のアンテナエレメントの位置に応じたアン
テナ特性、および、前記体2のアンテナエレメントを選
択したときのアンテナ特性に応じた整合特性を有する整
合手段と、前記非接触式位置検出手段で検出した位置信
号が前記第1のアンテナエレメントが無線通信機本体に
十分に収容されていること示しているときは前記第2の
アンテナエレメントに適合したアンテナ特性の整合条件
を前記整合手段に設定し、前記非接触式位置検出手段で
検出した位置信号が前記第1のアンテナエレメントが無
線通信機本体から引き出されていること示しているとき
は前記位置信号に応じて前記整合手段の整合条件を算出
して前記整合手段に設定する整合条件設定手段とを有す
る無線通信機が提供される。
【0017】本発明の第6観点において、上述した本発
明の第1〜第5の観点のアンテナ位置検出装置を用いて
第1のアンテナエレメントの位置を検出し、検出した位
置信号に応じた整合特性の整合回路を選択して適切な整
合をとることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のアンテナ位置検出装置お
よびそのアンテナ位置検出装置を用いた無線通信機の実
施の形態として、アンテナを挿脱可能な移動体通信装
置、たとえば、携帯電話機を例示して述べる。
【0019】図1は携帯電話機の送信系(送信機部)の
一部を図解した構成図である。図1に図解した送信機部
10の構成と動作を述べる。送信機部10は、送信用ア
ンテナ11と、アンテナ整合回路12と、マイクロコン
ピュータを内蔵した制御回路13と、送信用アンテナ1
1の位置を検出する位置検出センサ14と、フィルタ回
路15と、高周波増幅回路16と、図示しない周波数変
換回路と、図示しない変調回路と、図示しない送信デー
タ発生回路とを有する。
【0020】図示しない送信データ発生回路で生成した
送信用データが図示しない変調回路で変調され、変調さ
れた送信データが図示しない周波数変換回路で高周波信
号に変換されて、高周波増幅回路16で所定の電力レベ
ルまで増幅され、フィルタ回路15でフィルタされてア
ンテナ整合回路12を経由して送信用アンテナ11に印
加され無線信号として空中に送出される。位置検出セン
サ14は送信用アンテナ11の位置を検出し、制御回路
13は位置検出センサ14で検出した位置に応じてアン
テナ整合回路12の特性を調整する。なお制御回路13
はアンテナ整合回路12の調整だけでなく、図示しない
送信データ発生回路における送信データ発生処理も行
う。
【0021】図2は携帯電話機の受信系(受信機部)の
一部を図解した構成図である。図2に図解した受信機部
20の構成と動作を述べる。受信機部20は、受信用ア
ンテナ21と、アンテナ整合回路22と、マイクロコン
ピュータを内蔵した制御回路23と、受信用アンテナ2
1の位置を検出する位置検出センサ24と、フィルタ回
路25と、高周波増幅回路26と、図示しない周波数変
換回路と、図示しない復調回路と、図示しない受信デー
タ再生回路とを有する。
【0022】受信用アンテナ21で受信した高周波信号
がアンテナ整合回路22において整合され、フィルタ回
路25でフィルタリングされ、高周波増幅回路26にお
いて増幅される。高周波増幅回路26で増幅された信号
は図示しない周波数変換回路においてベースバンド周波
数信号に変換され、図示しない復調回路で復調されて、
図示しない受信データ再生回路において再生される。位
置検出センサ24は受信用アンテナ21の位置を検出
し、制御回路23は位置検出センサ24で検出した位置
に応じてアンテナ整合回路22の特性を調整する。なお
制御回路23はアンテナ整合回路22の調整だけでな
く、図示しない受信データ再生回路における受信データ
再生処理も行う。
【0023】図1に図解した送信機部10と図2に図解
した受信機部20とは構成要素を独立に設けた場合につ
いて例示したが、通常、携帯電話機は、送信用アンテナ
11と受信用アンテナ21とは共用しており、その結
果、位置検出センサ14と位置検出センサ24とは共用
されている。下記に述べる本発明の実施の形態において
は送信用アンテナ11と受信用アンテナ21とが共用さ
れた場合について述べる。共用したアンテナとして、本
実施の形態においては、図3(A)、(B)を参照して
述べるように、携帯電話機の本体60に固定された本発
明の第2のアンテナエレメントとしてのヘリカルアンテ
ナ40と、携帯電話機の本体60に挿脱される本発明の
第1のアンテナエレメントとしてのホイップアンテナ3
0とを有する。
【0024】本発明の非接触的位置検出手段としての、
送信機部10における位置検出センサ14と受信機部2
0における位置検出センサ24とを共用した位置検出セ
ンサは、第1のアンテナエレメントとしてのホイップア
ンテナ30の挿脱位置を検出する。
【0025】本発明の整合条件設定手段としての、送信
機部10における制御回路13と受信機部20における
制御回路23も共用することができる。共用した制御回
路を、以下、制御回路13として代表する。本発明の整
合手段としての、送信機部10におけるアンテナ整合回
路12と受信機部20におけるアンテナ整合回路22も
共用することができ、本実施の形態においては共用した
場合について述べる。以下、共用したアンテナ整合回路
を、アンテナ整合回路12として代表する。
【0026】図3(A)、(B)は、送信用アンテナ1
1と受信用アンテナ21とを共用したアンテナ部の詳細
を図解する図であり、図3(A)は本発明の第1のアン
テナエレメントとしてのホイップアンテナ30が携帯電
話機の本体60の内部の穴(図示せず)に収容されてい
る状態を示し、図3(B)はホイップアンテナ30が携
帯電話機の本体60から引き出されている状態を示す。
ホイップアンテナ30の内部の穴には底部34を有する
モノポールアンテナ32が収容されている。ホイップア
ンテナ30が携帯電話機の本体60に対して挿脱される
経路に沿ってヘリカルアンテナ40が携帯電話機の本体
60の内部に固定(装着)されている。ヘリカルアンテ
ナ40はホイップアンテナ30の周囲に巻回されてい
る。
【0027】図3(A)に図解したように、ホイップア
ンテナ30が携帯電話機の本体60の内部に十分収容さ
れているときはホイップアンテナ30の導電性外筒、た
とえば、ステンレス製外筒を介してアンテナ整合回路1
2(22)にヘリカルアンテナ40が接続される。図3
(B)に図解したように、ホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60から十分引き出されているときはヘリ
カルアンテナ40とホイップアンテナ30内のモノポー
ルアンテナ32がその底部34において、アンテナ整合
回路(送信時はアンテナ整合回路12、受信時はアンテ
ナ整合回路22)に接続されている。そのためホイップ
アンテナ30の底部34も導電性部材で形成されてい
る。
【0028】第1の実施の形態 図4(A)、(B)は、ホイップアンテナ30および位
置検出センサ14(24)の第1の実施の形態を図解す
る図である。図4(A)はホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60のアンテナ挿脱穴62から十分引き出
されている状態を示し、図4(B)はホイップアンテナ
30がアンテナ挿脱穴62の内部に十分挿入されている
状態を示す。第1の実施の形態においては、マグネット
71と磁気感応センサ72とが図1および図2に図解し
た位置検出センサ14(24)を構成しており、本発明
の非接触的位置検出手段の1例を示す。
【0029】ホイップアンテナ30内に収容されている
モノポールアンテナ32の底部34には、図示右向きに
マグネット71が固定されており、アンテナ挿脱穴62
の底部でホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62に
完全に収容されたとき、底部34の右向きのマグネット
71と対向する位置に磁気感応センサ72が固定されて
いる。
【0030】図4(A)に図示の状態では、マグネット
71と磁気感応センサ72とが離れていてマグネット7
1の向きに基づく磁界の向きが磁気感応センサ72の磁
気感応向きと異なっているから、磁気感応センサ72は
マグネット71の磁界に殆ど感応しない。このとき磁気
感応センサ72の検出結果はローレベル“L“であり、
その検出結果が制御回路13(受信時は制御回路13、
送信時は制御回路23、以下同様。ただし、後述するよ
うに、制御回路13と制御回路23とは一体化可能)に
伝送され、制御回路13(23)はホイップアンテナ3
0がアンテナ挿脱穴62から引き出されていることを検
出する。
【0031】図4(B)に図解の状態では、マグネット
71と磁気感応センサ72と対向して接近した状態にあ
り、磁気感応センサ72はマグネット71の磁界に強く
感応してハイレベル“H“の感応信号を制御回路13
(23)に送出する。その結果、制御回路13(23)
は、ホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62に十分
収容されたことを検出する。
【0032】整合条件設定手段としての制御回路13
(23)は、磁気感応センサ72の感応信号に基づいて
ホイップアンテナ30か携帯電話機の本体60のアンテ
ナ挿脱穴62内に収容されているか、アンテナ挿脱穴6
2から引き出されたかを判断して、その結果に基づいて
アンテナ整合回路12(22)の回路条件を変更する。
ホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62から引き出
されているときは、制御回路13(23)は、ホイップ
アンテナ30を用いた場合のアンテナ特性に応じてアン
テナ整合回路12(22)の回路条件に設定する。ホイ
ップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62に収容されてい
るときは、制御回路13(23)は、ヘリカルアンテナ
40を用いた場合のアンテナ特性に応じてアンテナ整合
回路12(22)に整合条件を設定する。
【0033】本実施の形態において、アンテナ整合回路
12(22)は、ヘリカルアンテナ40を用いた場合の
整合条件の第1の整合回路と、ホイップアンテナ30
(モノポールアンテナ32)を用いた場合の整合条件の
第2の整合回路と、これらを選択的に切り替え可能なス
イッチとを有しており、制御回路13(23)は、上記
整合条件に応じてスイッチを選択駆動して、ヘリカルア
ンテナ40と第1の整合回路とを接続するか、ホイップ
アンテナ30のモノポールアンテナ32と第2の整合回
路とを接続する。
【0034】マグネット71と磁気感応センサ72とは
接近させて使用するから、マグネット71からの磁気は
非常に微弱でよい。携帯電話機の本体60には電子回路
などが搭載されているから、電子回路の動作に影響を及
ぼさない程度の微弱な磁気が好ましい。マグネット71
と磁気感応センサ72とは接近させて使用し、かつ、ハ
イレベル“H“かローレベル“L“かを検出するだけで
あるから、磁気感応センサ72の感応精度(感度)も特
別な高さは要求されない。
【0035】マグネット71および磁気感応センサ72
は小型があることが望ましく、小型のマグネット71と
しては永久磁石が好適であり、小型の磁気感応センサ7
2としてはたとえば、ホール素子などを用いることがで
きる。
【0036】第1の実施の形態によれば、本発明のアン
テナ位置検出装置として、磁気的な非接触式かつ機構部
のない方式で、ホイップアンテナ30が携帯電話機の本
体60に収容されているか否かを検出できるので、耐久
性に富み、信頼性も高い。また第1の実施の形態によれ
ば、ホイップアンテナ30を使用するかヘリカルアンテ
ナ40を使用するかに応じて適切な整合回路を選択使用
することができる。
【0037】第2の実施の形態 図4(A)、(B)を参照して述べた第1の実施の形態
は、モノポールアンテナ32の底部34にマグネット7
1を設け、アンテナ挿脱穴62の側壁に磁気感応センサ
72を設けた例を述べたが、第2の実施の形態として、
この構成とは逆に、モノポールアンテナ32の底部34
に磁気感応センサ72を設け、アンテナ挿脱穴62の側
壁にマグネット71を設けても、第1の実施の形態と同
様の作用と効果を奏することができる。ただし、第2実
施の形態として、移動可能なモノポールアンテナ32の
底部34に磁気感応センサ72を設けた場合、磁気感応
センサ72からの検出信号の取り出しは幾分、複雑にな
る。
【0038】第3の実施の形態 図5(A)、(B)は、ホイップアンテナ30および位
置検出センサ14(24)の第3の実施の形態を図解す
る図である。図5(A)はホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60のアンテナ挿脱穴62から引き出され
ている状態を示し、図5(B)はホイップアンテナ30
がアンテナ挿脱穴62の内部に挿入されている状態を示
す。第3の実施の形態においては、マグネット74と磁
気感応センサ75とが、図1および図2に図解した位置
検出センサ14(24)を構成しており、本発明の非接
触的位置検出手段の1例を示す。
【0039】ホイップアンテナ30内に収容されている
モノポールアンテナ32の底部34にはマグネット74
が下向きに固定されており、アンテナ挿脱穴62の底部
でホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62に完全に
収容されたとき底部34と対向する位置に磁気感応セン
サ75が固定されている。第3実施の形態において、マ
グネット74の磁界の向きと磁気感応センサ75の磁気
検出向きとが一致しており、磁気感応センサ75はマグ
ネット74からの磁界の大きさに対応した検出信号を制
御回路13(23)に出力する。マグネット74の磁界
の大きさは磁気感応センサ75とマグネット74との距
離xに依存する。図5(A)の状態では磁気感応センサ
75の検出信号は最低であるが、図5(B)の状態では
磁気感応センサ75の検出信号は最大になる。制御回路
13(23)は磁気感応センサ75の検出信号から公知
の電磁界方程式に基づいてマグネット74と磁気感応セ
ンサ75との間の距離xを算出する。その結果、第3の
実施の形態によれば、ホイップアンテナ30(モノポー
ルアンテナ32)の挿脱位置が連続的に検出できる。
【0040】整合条件設定手段としての制御回路13
(23)は、磁気感応センサ75の感応信号から電磁界
方程式に基づいて算出した距離xを参照して、たとえ
ば、制御回路13を構成しているマイクロコンピュータ
のメモリに事前に記憶しておいた距離xとアンテナ整合
特性データとを対照して、その距離に最適なアンテナ整
合特性を抽出して、その結果をアンテナ整合回路12
(22)に設定する。
【0041】第3の実施の形態におけるアンテナ整合回
路12(22)は、たとえば、可変容量ダイオードと、
可変インダクタンスとで構成されており、これらの可変
ダイオードの容量、および/または、可変インダクタン
スのインダクタンス成分とが上記制御回路13の設定状
態に応じて変化されて、ホイップアンテナ30の位置に
応じた適切な整合条件に設定される。もちろん、ホイッ
プアンテナ30が完全に携帯電話機の本体60に収容さ
れているときは、ヘリカルアンテナ40を使用するとき
の整合条件に設定される。可変容量ダイオードの容量を
変化させる方法としては、可変容量ダイオードに電圧を
印加する方法などがある。
【0042】アンテナ整合回路12(22)としては、
ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘリカル
アンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回路を設
けておく他、ホイップアンテナ30の位置に応じた整合
条件を変化させるために上述した可変ダイオードおよび
可変インダクタンスの整合回路を設けておき、ホイップ
アンテナ30が携帯電話機の本体60から引き出された
時のみ、上述した整合条件を調整するようにすることも
できる。
【0043】さらにアンテナ整合回路12(22)とし
ては、ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘ
リカルアンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回
路と、ホイップアンテナ30の複数の位置に応じた整合
条件で構成したそれぞれ固定の整合条件の整合回路とを
設け、これらの整合回路をスイッチで選択可能にしてお
く。制御回路13を構成しているマイクロコンピュータ
のメモリには事前に複数の位置とそのときの整合特性、
具体的にはスイッチ選択条件を記憶しておく。複数の位
置としては、たとえば、ホイップアンテナ30が完全に
携帯電話機の本体60に収容されている距離、ホイップ
アンテナ30が完全に携帯電話機の本体60から引き出
された位置、これらの中心位置の3位置とする。制御回
路13(23)は、磁気感応センサ72の感応信号から
電磁界方程式に基づいて算出した距離xについて最も近
似するメモリに記憶した距離に対応するものを選択して
その時のスイッチ選択条件をメモリから読み出して、ア
ンテナ整合回路12内のスイッチを選択してホイップア
ンテナ30の位置に応じた適切なスイッチを選択する。
その結果、ホイップアンテナ30の位置またはヘリカル
アンテナ40に適した整合回路が選択できる。
【0044】マグネット74と磁気感応センサ75との
距離は高々数cm〜10数cmであり、比較的短距離で
あるから、マグネット74からの磁気は、第1の実施の
形態のマグネット72と同様、非常に微弱でよい。携帯
電話機の本体60には電子回路などが搭載されているか
ら、マグネット74の磁力は、電子回路の動作に影響を
及ぼさない程度の微弱な値が好ましい。第1および第2
の実施の形態における磁気感応センサ72と同様、第3
の実施の形態の磁気感応センサ75は連続的な位置検出
が可能である必要はあるが、比較的短い距離の検出を行
うから、特別高い感度は要求されない。
【0045】マグネット74は小型があることが望まし
い。小型のマグネット74としては永久磁石が好適であ
る。磁気感応センサ75は小型かつ連続的な検出可能で
あることが望ましい。そのような磁気感応センサ75と
してはたとえば、ホール素子などを用いることができ
る。
【0046】第3の実施の形態によれば、本発明のアン
テナ位置検出装置として、磁気的に非接触で、かつ機構
部、可動部なしで、ホイップアンテナ30の位置が連続
的に検出できる。第3の実施形態においても、非接触式
かつ機構部、可動部なしでホイップアンテナ30の位置
が検出できるので、耐久性に富み、信頼性も高い。また
第3の実施の形態によれば、ホイップアンテナ30の位
置に応じた適切な整合条件で携帯電話機を使用できる。
【0047】第4の実施の形態 図5(A)、(B)に図解した第3の実施の形態におい
ては、モノポールアンテナ32の底部34にマグネット
74を装着し、アンテナ挿脱穴62の底部に磁気感応セ
ンサ75を固定した構成例を示したが、第4の実施の形
態として、第3の実施の形態の構成とは逆に、モノポー
ルアンテナ32の底部34に磁気感応センサ75を装着
し、アンテナ挿脱穴62の底部にマグネット74を固定
した構成をとった場合でも、第3の実施の形態と同様の
作用および効果を奏することができる。ただし、第4の
実施の形態においては、モノポールアンテナ32の底部
34に固定した磁気感応センサ75から制御回路13
(23)への電気信号の伝達機構が、第2実施の形態に
比較して、いくぶん複雑になる。
【0048】第5の実施の形態 図6(A)、(B)は、ホイップアンテナ30および位
置検出センサ14(24)の第5の実施の形態を図解す
る図である。図6(A)はホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60のアンテナ挿脱穴62から引き出され
ている状態を示し、図6(B)はホイップアンテナ30
がアンテナ挿脱穴62の内部に挿入されている状態を示
す。第5の実施の形態においては、アンテナ挿脱穴62
の底部に、モノポールアンテナ32の底部34が光路を
遮断するようにアンテナ挿脱穴62の側壁に対向して設
けられた光照射手段としての発光素子81と、受光手段
としての受光素子82とが、図1および図2に図解した
位置検出センサ14(24)を構成しており本発明の非
接触的位置検出手段の1例を示す。
【0049】携帯電話機の電源が投入されると、発光素
子81、たとえば、発光ダイオードに電圧が印加されて
受光素子82、たとえば、フォトダイオードに向かって
発光する。図6(A)の状態では、モノポールアンテナ
32が携帯電話機の本体60から引き出されている状態
なので、発光素子81と受光素子82との光路が形成さ
れ、発光素子81の光を受光素子82が受光する。受光
素子82の検出結果はハイレベル“H“を示しており、
その検出結果が制御回路13(23)に伝送され、制御
回路13(23)はホイップアンテナ30がアンテナ挿
脱穴62から引き出されていることを検出する。図6
(B)の状態では、発光素子81からの光が底部34に
遮られて受光素子82に到達しない。このように発光素
子81と受光素子82との光路が手段されている状態は
モノポールアンテナ32の底部34がアンテナ挿脱穴6
2の底部まで到達していることを示している。受光素子
82の検出信号はローレベル“L“であり、制御回路1
3(23)は、ホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴
62に収容されたことを検出する。
【0050】制御回路13(23)は、受光素子82の
検出信号に基づいて、ホイップアンテナ30が携帯電話
機の本体60のアンテナ挿脱穴62内に収容されている
か、アンテナ挿脱穴62から引き出されたかを判断し
て、その結果に基づいてアンテナ整合回路12(22)
の回路条件を変更する。すなわち、ホイップアンテナ3
0がアンテナ挿脱穴62から引き出されているときは、
制御回路13(23)は、ホイップアンテナ30を用い
た場合のアンテナ特性に応じてアンテナ整合回路12
(22)の回路条件に設定する。また、ホイップアンテ
ナ30がアンテナ挿脱穴62に収容されているときは、
制御回路13(23)は、ヘリカルアンテナ40を用い
た場合のアンテナ特性に応じてアンテナ整合回路12
(22)に整合条件を設定する。第5の実施の形態にお
いて、アンテナ整合回路12(22)は、ヘリカルアン
テナ40を用いた場合の整合条件の第1の整合回路と、
ホイップアンテナ30(モノポールアンテナ32)を用
いた場合の整合条件の第2の整合回路と、これらを選択
的に切り替え可能なスイッチとを有しており、制御回路
13(23)は、上記整合条件に応じてスイッチを選択
駆動して、ヘリカルアンテナ40と第1の整合回路とを
接続するか、ホイップアンテナ30のモノポールアンテ
ナ32と第2の整合回路とを接続する。
【0051】第5の実施の形態によれば、本発明のアン
テナ位置検出装置として、光学的な非接触式でホイップ
アンテナ30が携帯電話機の本体60に収容されている
か否かを検出できるので、耐久性に富み、信頼性も高
い。特に、第5の実施の形態は、電子回路が内蔵されて
いる携帯電話機において、光学的にアンテナの位置を検
出するので、携帯電話機の内部の電子回路に悪影響を全
く及ぼさない。また第5の実施の形態によれば、ホイッ
プアンテナ30を使用するかヘリカルアンテナ40を使
用するかに応じて適切な整合回路を選択使用することが
できる。
【0052】第6の実施の形態 図7(A)、(B)は、ホイップアンテナ30および位
置検出センサ14(24)の第6の実施の形態を図解す
る図である。図7(A)はホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60のアンテナ挿脱穴62から引き出され
ている状態を示し、図7(B)はホイップアンテナ30
がアンテナ挿脱穴62の内部に挿入されている状態を示
す。第6の実施の形態においては、発光素子91、受光
素子92および光反射板93が、図1および図2に図解
した位置検出センサ14(24)を構成しており、本発
明の非接触的位置検出手段の1例を示す。
【0053】ホイップアンテナ30内に収容されている
モノポールアンテナ32の底部34には光反射板93が
固定されており、アンテナ挿脱穴62の底部でホイップ
アンテナ30がアンテナ挿脱穴62に完全に収容された
とき光反射板93と対向する位置に発光素子91および
受光素子92が固定されている。発光素子91からの光
が光反射板93で反射し受光素子92で受光される。受
光素子92の受光レベルは、受光素子92と光反射板9
3との距離xに応じた検出信号を制御回路13(23)
に出力する。図7(A)の状態では受光素子92の検出
信号は最低であるが、図7(B)の状態では受光素子9
2の検出信号は最大になる。受光素子92の受光レベル
は、光反射板93と発光素子91(または受光素子9
2)との距離xの2乗に反比例して減少する。制御回路
13(23)は受光素子92の検出信号から光反射板9
3と受光素子92との間の距離xを算出する。その結
果、第6の実施の形態によれば、ホイップアンテナ30
(モノポールアンテナ32)の挿脱位置が連続的に検出
できる。
【0054】整合条件設定手段としての制御回路13
(23)は、受光素子92の検出信号に基づいて算出し
た距離xを参照して、たとえば、制御回路13を構成し
ているマイクロコンピュータのメモリに事前に記憶して
おいた距離xとアンテナ整合特性データとを対照して、
その距離に最適なアンテナ整合特性を抽出して、その結
果をアンテナ整合回路12(22)に設定する。
【0055】第6の実施の形態におけるアンテナ整合回
路12(22)は、たとえば、可変容量ダイオードと、
可変インダクタンスとで構成されており、これらの可変
ダイオードの容量、および/または、可変インダクタン
スのインダクタンス成分とが上記制御回路13の設定状
態に応じて変化されて、ホイップアンテナ30の位置に
応じた適切な整合条件に設定される。もちろん、ホイッ
プアンテナ30が完全に携帯電話機の本体60に収容さ
れているときは、ヘリカルアンテナ40を使用するとき
の整合条件に設定される。可変容量ダイオードの容量を
変化させる方法としては、可変容量ダイオードに電圧を
印加する方法などがある。
【0056】アンテナ整合回路12(22)としては、
ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘリカル
アンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回路を設
けておく他、ホイップアンテナ30の位置に応じた整合
条件を変化させるために上述した可変ダイオードおよび
可変インダクタンスの整合回路を設けておき、ホイップ
アンテナ30が携帯電話機の本体60から引き出された
時のみ、上述した整合条件を調整するようにすることも
できる。
【0057】さらにアンテナ整合回路12(22)とし
ては、ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘ
リカルアンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回
路と、ホイップアンテナ30の複数の位置に応じた整合
条件で構成したそれぞれ固定の整合条件の整合回路とを
設け、これらの整合回路をスイッチで選択可能にしてお
く。制御回路13を構成しているマイクロコンピュータ
のメモリには事前に複数の位置とそのときの整合特性、
具体的にはスイッチ選択条件を記憶しておく。複数の位
置としては、たとえば、ホイップアンテナ30が完全に
携帯電話機の本体60に収容されている距離、ホイップ
アンテナ30が完全に携帯電話機の本体60から引き出
された位置、これらの中心位置の3位置とする。制御回
路13(23)は、受光素子92の検出信号に基づいて
算出した距離xについて最も近似するメモリに記憶した
距離に対応するものを選択してその時のスイッチ選択条
件をメモリから読み出して、アンテナ整合回路12内の
スイッチを選択してホイップアンテナ30の位置に応じ
た適切なスイッチを選択する。その結果、ホイップアン
テナ30の位置またはヘリカルアンテナ40に適した整
合回路が選択できる。
【0058】発光素子91(または受光素子92)と光
反射板93との距離は高々数cm〜10数cmであり、
比較的短距離であるから、発光素子91からの光放射レ
ベルは非常に微弱でよい。発光素子91は第5の実施の
形態における発光素子81と同様、発光ダイオードを用
いることができる。同様に、受光素子92は第5の実施
の形態における受光素子82と同様、フォトダイオード
を用いることができる。発光素子91および受光素子9
2は小型であり、光反射板93は構造が簡単である。
【0059】第6の実施の形態によれば、本発明のアン
テナ位置検出装置として、光学的な非接触で、かつ機構
部、可動部なしで、ホイップアンテナ30の位置が連続
的に検出できる。第6の実施形態においても、非接触式
かつ機構部、可動部なしでホイップアンテナ30の位置
が検出できるので、耐久性に富み、信頼性も高い。また
第6の実施の形態によれば、ホイップアンテナ30の位
置に応じた適切な整合条件で携帯電話機を使用できる。
【0060】第7の実施の形態 第6の実施の形態においては、モノポールアンテナ32
の底部34に光反射板93を固定し、アンテナ挿脱穴6
2の底部に発光素子91および受光素子92を設けた場
合について例示したが、第7の実施の形態として、図7
(A)、(B)の図解の構成とは逆に、モノポールアン
テナ32の底部34に発光素子91および受光素子92
を固定し、アンテナ挿脱穴62の底部に光反射板93を
設けても、第6の実施の形態と同様の作用と効果を奏す
ることができる。ただし、第7の実施の形態において
は、移動するモノポールアンテナ32の底部34に配線
が必要な発光素子91および受光素子92を設けるの
で、配線の敷設が幾分複雑になる。
【0061】第8の実施の形態 図8(A)、(B)は、ホイップアンテナ30および位
置検出センサ14(24)の第8の実施の形態を図解す
る図である。図8(A)はホイップアンテナ30が携帯
電話機の本体60のアンテナ挿脱穴62から引き出され
ている状態を示し、図8(B)はホイップアンテナ30
がアンテナ挿脱穴62の内部に挿入されている状態を示
す。第8の実施の形態においては、超音波センサ101
と反射板102とが、図1および図2に図解した位置検
出センサ14(24)を構成しており、本発明の非接触
的位置検出手段の1例を示す。
【0062】ホイップアンテナ30内に収容されている
モノポールアンテナ32の底部34には反射板102が
下向きに固定されており、アンテナ挿脱穴62の底部で
ホイップアンテナ30がアンテナ挿脱穴62に完全に収
容されたとき底部34と対向する位置に超音波センサ1
01が固定されている。第8実施の形態において、超音
波センサ101の指向性が反射板102と直交してい
る。超音波センサ101は超音波を反射板102に向け
て放射し、反射板102で反射した超音波を受信する。
超音波センサ101は、超音波センサ101から放射さ
れ反射板102で反射された超音波のレベルに応じた検
出信号を制御回路13(23)に出力する。超音波セン
サ101の検出レベルは超音波センサ101と反射板1
02との距離xに依存する。図5(A)の状態では超音
波センサ101の検出信号は最低であるが、図5(B)
の状態では超音波センサ101の検出信号は最大にな
る。制御回路13(23)は超音波センサ101の検出
信号に基づいて超音波センサ101と反射板102との
間の距離xを算出する。距離xは超音波センサ101の
検出レベルの2乗に反比例する。その結果、第8の実施
の形態によれば、ホイップアンテナ30(モノポールア
ンテナ32)の挿脱位置が連続的に検出できる。
【0063】整合条件設定手段としての制御回路13
(23)は、超音波センサ101の検出信号に基づいて
算出した距離xを参照して、たとえば、制御回路13を
構成しているマイクロコンピュータのメモリに事前に記
憶しておいた距離xとアンテナ整合特性データとを対照
して、その距離に最適なアンテナ整合特性を抽出して、
その結果をアンテナ整合回路12(22)に設定する。
【0064】第8の実施の形態におけるアンテナ整合回
路12(22)は、たとえば、可変容量ダイオードと、
可変インダクタンスとで構成されており、これらの可変
ダイオードの容量、および/または、可変インダクタン
スのインダクタンス成分とが上記制御回路13の設定状
態に応じて変化されて、ホイップアンテナ30の位置に
応じた適切な整合条件に設定される。もちろん、ホイッ
プアンテナ30が完全に携帯電話機の本体60に収容さ
れているときは、ヘリカルアンテナ40を使用するとき
の整合条件に設定される。可変容量ダイオードの容量を
変化させる方法としては、可変容量ダイオードに電圧を
印加する方法などがある。
【0065】アンテナ整合回路12(22)としては、
ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘリカル
アンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回路を設
けておく他、ホイップアンテナ30の位置に応じた整合
条件を変化させるために上述した可変ダイオードおよび
可変インダクタンスの整合回路を設けておき、ホイップ
アンテナ30が携帯電話機の本体60から引き出された
時のみ、上述した整合条件を調整するようにすることも
できる。
【0066】さらにアンテナ整合回路12(22)とし
ては、ヘリカルアンテナ40を使用するときのためにヘ
リカルアンテナ40の使用に最適な固定の整合条件の回
路と、ホイップアンテナ30の複数の位置に応じた整合
条件で構成したそれぞれ固定の整合条件の整合回路とを
設け、これらの整合回路をスイッチで選択可能にしてお
く。制御回路13を構成しているマイクロコンピュータ
のメモリには事前に複数の位置とそのときの整合特性、
具体的にはスイッチ選択条件を記憶しておく。複数の位
置としては、たとえば、ホイップアンテナ30が完全に
携帯電話機の本体60に収容されている距離、ホイップ
アンテナ30が完全に携帯電話機の本体60から引き出
された位置、これらの中心位置の3位置とする。制御回
路13(23)は、超音波センサ101の検出信号に基
づいて算出した距離xについて最も近似するメモリに記
憶した距離に対応するものを選択してその時のスイッチ
選択条件をメモリから読み出して、アンテナ整合回路1
2内のスイッチを選択してホイップアンテナ30の位置
に応じた適切なスイッチを選択する。その結果、ホイッ
プアンテナ30の位置またはヘリカルアンテナ40に適
した整合回路が選択できる。
【0067】超音波センサ101と反射板102との距
離は高々数cm〜10数cmであり、比較的短距離であ
るから、超音波センサ101からの超音波レベルは非常
に微弱でよい。したがって、超音波センサ101は小型
のものを用いることができる。また、短距離を検出する
ため、超音波センサ101の励起電圧は高周波信号、た
とえば、1MHz以上の高周波信号で超音波センサ10
1を励起させることが望ましい。そのような高周波信号
で超音波センサ101を励起させた場合、数mm程度の
分解能で超音波センサ101と反射板102との距離、
すなわち、モノポールアンテナ32の位置を検出でき
る。そのような高周波励起信号は、携帯電話機の本体6
0に搭載されている電子回路のクロック信号などを用い
ることができる。
【0068】第8の実施の形態によれば、本発明のアン
テナ位置検出装置として、超音波を用いた非接触で、か
つ機構部、可動部なしで、ホイップアンテナ30の位置
が連続的に検出できる。第8の実施形態においても、非
接触式かつ機構部、可動部なしでホイップアンテナ30
の位置が検出できるので、耐久性に富み、信頼性も高
い。また第8の実施の形態によれば、ホイップアンテナ
30の位置に応じた適切な整合条件で携帯電話機を使用
できる。
【0069】第9の実施の形態 図8(A)、(B)に図解した第8の実施の形態におい
ては、モノポールアンテナ32の底部34に反射板10
2を装着し、アンテナ挿脱穴62の底部に超音波センサ
101を固定した構成例を示したが、第9の実施の形態
として、第8の実施の形態の構成とは逆に、モノポール
アンテナ32の底部34に超音波センサ101を固定
し、アンテナ挿脱穴62の底部に反射板102を固定し
た構成をとった場合でも、第8の実施の形態と同様の作
用および効果を奏することができる。ただし、第9の実
施の形態においては、モノポールアンテナ32の底部3
4に固定した超音波センサ101を励起する信号と検出
信号とを制御回路13(23)に接続する配線を設ける
ことが第8実施の形態に比較して、いくぶん複雑にな
る。
【0070】本発明の非接触的でアンテナ位置を検出す
る方法としては、上述した例示の他、携帯電話機に干渉
を与えないことを条件として種々の方法を採用すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、非接触方式でアンテナ
の挿脱位置を検出可能なアンテナ位置検出装置が提供さ
れる。
【0072】また本発明によれば、上記アンテナ位置検
出装置を携帯電話機などの無線通信機に組み込んで、ア
ンテナ位置検出装置で検出したアンテナ位置に応じて適
切な整合をとり、送受信の品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の無線通信機の1例として携帯電
話機の送信系(送信機部)の一部を図解した構成図であ
る。
【図2】図2は本発明の無線通信機の1例として携帯電
話機の受信系(受信機部)の一部を図解した構成図であ
る。
【図3】図3(A)、(B)は、送信用アンテナと受信
用アンテナとを共用したアンテナ部の詳細を図解する図
であり、図3(A)は本発明の第1のアンテナエレメン
トとしてのホイップアンテナが携帯電話機の本体の内部
に収容されている状態を示し、図3(B)はホイップア
ンテナが携帯電話機の本体から引き出されている状態を
示す図である。
【図4】図4(A)、(B)は、ホイップアンテナおよ
び位置検出センサの第1および第2の実施の形態を図解
する図であり、図4(A)はホイップアンテナが携帯電
話機の本体のアンテナ挿脱穴から引き出されている状態
を示し、図4(B)はホイップアンテナがアンテナ挿脱
穴の内部に挿入されている状態を示す図である。
【図5】図5(A)、(B)は、ホイップアンテナおよ
び位置検出センサの第3および第4の実施の形態を図解
する図であり、図5(A)はホイップアンテナが携帯電
話機の本体のアンテナ挿脱穴から引き出されている状態
を示し、図5(B)はホイップアンテナがアンテナ挿脱
穴の内部に挿入されている状態を示す図である。
【図6】図6(A)、(B)は、ホイップアンテナおよ
び位置検出センサの第5の実施の形態を図解する図であ
り、図6(A)はホイップアンテナが携帯電話機の本体
のアンテナ挿脱穴から引き出されている状態を示し、図
6(B)はホイップアンテナがアンテナ挿脱穴の内部に
挿入されている状態を示す図である。
【図7】図7(A)、(B)は、ホイップアンテナおよ
び位置検出センサの第6および第7の実施の形態を図解
する図であり、図7(A)はホイップアンテナが携帯電
話機の本体のアンテナ挿脱穴から引き出されている状態
を示し、図7(B)はホイップアンテナがアンテナ挿脱
穴の内部に挿入されている状態を示す図である。
【図8】図8(A)、(B)は、ホイップアンテナおよ
び位置検出センサの第8および第9の実施の形態を図解
する図であり、図8(A)はホイップアンテナが携帯電
話機の本体のアンテナ挿脱穴から引き出されている状態
を示し、図8(B)はホイップアンテナがアンテナ挿脱
穴の内部に挿入されている状態を示す図である。
【符号の説明】
10・・送信機部 20・・受信機
部 11・・送信用アンテナ 21・・受信用
アンテナ 12・・アンテナ整合回路 22・・アンテ
ナ整合回路 13・・制御回路 23・・制御回
路 14・・位置検出センサ 24・・位置検
出センサ 15・・フィルタ回路 25・・フィル
タ回路 16・・高周波増幅回路 26・・高周波
増幅回路 30・・ホイップアンテナ 32・・モノポールアンテナ 34・・底部 40・・ヘリカルアンテナ 60・・携帯電話機の本体 62・・アンテナ挿脱穴 71・・マグネット 72・・磁気感応センサ 74・・マグネット 75・・磁気感応センサ 81・・発光素子 82・・受光素子 91・・発光素子 92・・受光素子 93・
・光反射板 101・・超音波センサ 102・・反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA01 AA03 AA06 AB06 AB12 JA10 JA13 5J047 AA01 AA03 AA06 AB06 AB12 FA09 FD01 5K062 AC01 AF05 BF08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動可能なアンテナエレメントの軸方向の
    所定の部分に設けられた磁気発生手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の前記
    アンテナエレメントの移動経路の所定の位置に設けられ
    た磁気感応手段とを有し、 前記磁気感応手段は前記磁気発生手段が近接したとき検
    出信号を発生するアンテナ位置検出装置。
  2. 【請求項2】移動可能なアンテナエレメントの軸方向の
    所定の部分に設けられた磁気感応手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の前記
    アンテナエレメントの移動経路の所定の位置に設けられ
    た磁気発生手段とを有し、 前記磁気感応手段は前記磁気発生手段が近接したとき検
    出信号を発生するアンテナ位置検出装置。
  3. 【請求項3】移動可能なアンテナエレメントの底部に設
    けられた磁気発生手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の底部
    に設けられ、前記磁気発生手段との距離に応じた信号を
    発生する磁気感応手段とを有するアンテナ位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】移動可能なアンテナエレメントが挿入され
    て移動する穴の底部に設けられた磁気発生手段と、 前記アンテナエレメントの底部に設けられ、前記磁気発
    生手段との距離に応じた信号を発生する磁気感応手段と
    を有するアンテナ位置検出装置。
  5. 【請求項5】移動可能なアンテナエレメントが挿入され
    て移動する穴の前記アンテナエレメントの移動経路の所
    定の位置に前記アンテナエレメントの移動によって光路
    が遮断または形成されるように設けられた光放射手段お
    よび受光手段とを有し、 前記受光手段は前記光放射手段からの直接光を受光した
    光、または、前記アンテナエレメントによる遮光に応じ
    た電気信号を出力するアンテナ位置検出装置。
  6. 【請求項6】移動可能なアンテナエレメントの底部に設
    けられた光反射手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴に設け
    られ、前記アンテナエレメントの底部に設けられた光反
    射手段に向けて光を照射する光照射手段と、 前記穴に設けられ、前記光照射手段から光が前記光反射
    手段で反射した光の強度に応じた電気信号を発生する受
    光手段とを有するアンテナ位置検出装置。
  7. 【請求項7】移動可能なアンテナエレメントの底部に設
    けられた光照射手段および受光手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴に前記
    光反射手段からの光を反射するように設けられた光反射
    手段とを有し、 前記受光手段は、前記光照射手段からの光が前記光反射
    手段で反射した光を受光し、受光強度に応じた電気信号
    を発生するアンテナ位置検出装置。
  8. 【請求項8】移動可能なアンテナエレメントの底部に設
    けられた超音波反射手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の底部
    に設けられた超音波発射・受信手段とを有し、 前記超音波発射・受信手段は、前記超音波反射手段に向
    けて超音波を発射し、前記超音波反射手段で反射して超
    音波を受信して前記超音波反射手段との距離に応じた検
    出信号を出力するアンテナ位置検出装置。
  9. 【請求項9】移動可能なアンテナエレメントが挿入され
    て移動する穴の底部に設けられた超音波反射手段と、 前記アンテナエレメントの底部に設けられた超音波発射
    ・受信手段とを有し、 前記超音波発射・受信手段は、前記超音波反射手段に向
    けて超音波を発射し、前記超音波反射手段で反射して超
    音波を受信して前記超音波反射手段との距離に応じた検
    出信号を出力するを有するアンテナ位置検出装置。
  10. 【請求項10】無線通信機本体に対して挿脱可能な第1
    のアンテナエレメントと、 無線通信機本体に固定されている第2のアンテナエレメ
    ントと、 前記第1のアンテナエレメントの無線通信機本体に対す
    る挿脱位置を検出する非接触式位置検出手段と、 前記第1のアンテナエレメントの位置に応じたアンテナ
    特性、および、前記体2のアンテナエレメントを選択し
    たときのアンテナ特性に応じた整合特性を有する整合手
    段と、 前記非接触式位置検出手段で検出した位置信号が前記第
    1のアンテナエレメントが無線通信機本体に十分に収容
    されていること示しているときは前記第2のアンテナエ
    レメントに適合したアンテナ特性の整合条件を前記整合
    手段に設定し、前記非接触式位置検出手段で検出した位
    置信号が前記第1のアンテナエレメントが無線通信機本
    体から引き出されていること示しているときは前記位置
    信号に応じて前記整合手段の整合条件を算出して前記整
    合手段に設定する整合条件設定手段とを有する無線通信
    機。
  11. 【請求項11】前記非接触式位置検出手段は、 前記第1のアンテナエレメントの軸方向の所定の部分に
    設けられた磁気発生手段と、 前記第1のアンテナエレメントが挿脱される穴の前記ア
    ンテナエレメントの移動経路の所定の位置に設けられた
    磁気感応手段とを有し、 前記整合手段は整合条件を2段階に変化できる構成をし
    ており、 前記整合条件設定手段は前記磁気感応手段で検出した2
    段階の位置信号に応じた整合条件を前記整合手段に設定
    する請求項10記載の無線通信機。
  12. 【請求項12】前記非接触式位置検出手段は、 前記第1のアンテナエレメントの底部に設けられた磁気
    発生手段と、 前記第1のアンテナエレメントが挿脱される穴の底部に
    前記磁気発生手段から発せられる磁界の向きと対向して
    設けられ、前記磁気発生手段との距離に応じた信号を発
    生して前記整合条件設定手段に送出する磁気感応手段と
    を有し、 前記整合手段は整合条件を連続的に変化できる構成をし
    ており、 前記整合条件設定手段は前記磁気感応手段で検出した位
    置信号に応じた整合条件を前記整合手段に設定する請求
    項10記載の無線通信機。
  13. 【請求項13】前記非接触式位置検出手段は、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の前記
    アンテナエレメントの移動経路の所定の位置に前記アン
    テナエレメントの移動によって光路が遮断または形成さ
    れるように設けられた光放射手段および受光手段とを有
    し、 前記受光手段は前記光放射手段からの直接光を受光した
    光、または、前記アンテナエレメントによる遮光に応じ
    た電気信号を前記整合手段に出力し、 前記整合手段は整合条件を2段階に変化できる構成をし
    ており、 前記整合条件設定手段は前記受光手段で検出した2段階
    の位置信号に応じた整合条件を前記整合手段に設定する
    請求項10記載の無線通信機。
  14. 【請求項14】前記非接触式位置検出手段は、 前記アンテナエレメントの底部に設けられた光反射手段
    と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴に設け
    られ、前記アンテナエレメントの底部に設けられた光反
    射手段に向けて光を照射する光照射手段と、 前記穴に設けられ、前記光照射手段から光が前記光反射
    手段で反射した光の強度に応じた電気信号を発生する受
    光手段とを有し、 前記受光手段は前記光放射手段から放射された前記光反
    射手段で反射された光のレベルにに応じた電気信号を前
    記整合手段に出力し、 前記整合手段は整合条件を連続的に変化できる構成をし
    ており、 前記整合条件設定手段は前記受光手段で検出した連続的
    な位置信号に応じた整合条件を前記整合手段に設定する
    請求項10記載の無線通信機。
  15. 【請求項15】前記非接触式位置検出手段は、 前記アンテナエレメントの底部に設けられた超音波反射
    手段と、 前記アンテナエレメントが挿入されて移動する穴の底部
    に設けられた超音波発射・受信手段とを有し、 前記超音波発射・受信手段は、前記超音波反射手段に向
    けて超音波を発射し、前記超音波反射手段で反射して超
    音波を受信して前記超音波反射手段との距離に応じた検
    出信号を前記整合手段に出力し、 前記整合手段は整合条件を連続的に変化できる構成をし
    ており、 前記整合条件設定手段は前記受光手段で検出した連続的
    な位置信号に応じた整合条件を前記整合手段に設定する
    請求項10記載の無線通信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100496407B1 (ko) * 2000-11-27 2005-06-17 야마하 가부시키가이샤 휴대 통신 장치
JP2014526857A (ja) * 2011-09-19 2014-10-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド ワイヤレスデバイスにおけるインピーダンス整合回路の適応同調

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