JP2000123910A - コネクタ用防水栓 - Google Patents

コネクタ用防水栓

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JP2000123910A
JP2000123910A JP10291675A JP29167598A JP2000123910A JP 2000123910 A JP2000123910 A JP 2000123910A JP 10291675 A JP10291675 A JP 10291675A JP 29167598 A JP29167598 A JP 29167598A JP 2000123910 A JP2000123910 A JP 2000123910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof plug
face
electric wire
terminal
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP10291675A
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English (en)
Inventor
Yasushi Matsumoto
康 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10291675A priority Critical patent/JP2000123910A/ja
Publication of JP2000123910A publication Critical patent/JP2000123910A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水栓を特定の向きには立てることができな
いようにする。 【解決手段】 防水栓1はシール部4と接続部5とを連
設した形状であって、パーツフィーダで給送する場合に
は、シール部4を下にした正立姿勢で給送する設定とな
っている。接続部5の端面には、電線挿通孔2の回りに
おいて、半周分にわたって突部21が形成されている。
防水栓1がパーツフィーダにおける導入路を進む間に、
接続部5を下にした倒立姿勢で導入路の受け面上に立と
うとした場合、接続部5側の端面に突部21が非対称位
置に形成されていることによって、防水栓1はバランス
を崩して傾倒し、起立状態は維持されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ用防水栓
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の防水栓aの一般的な構造は、図
10に示すように、内部に電線挿通孔bを貫通状に設け
るとともに、複数条のリップcを備えて端子収容室の内
壁に密着するシール部dと、端子金具に接続される接続
部eとを軸線方向に連設した構造となっている。そし
て、防水栓aの電線挿通孔bに電線の端末を挿通したの
ち、接続部eに端子金具のバレルをかしめることで、電
線の端末に端子金具と防水栓aとが併せて固着され、端
子金具がコネクタハウジングに形成された端子収容室に
収容されると、防水栓aのシール部dが端子収容室の入
口に緊密に嵌まってシールが取られるようになってい
る。
【0003】ところで、上記した防水栓aを電線に嵌着
する作業は自動機で行われる場合が多く、その場合、防
水栓aはパーツフィーダにより組み付け位置に順次に供
給される。具体的には、ボウル内に多数の防水栓aを入
れ、ボウルに振動を加えることで、防水栓aを所定の縦
向きの姿勢にして給送路f(図11)を一列に整列して
順次に給送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで防水栓aを給送
路fにより給送する場合、上記のような形状のもので
は、最も安定して整列できる等の理由から、図11の左
側に示すようにシール部dを下に向けた正立姿勢で給送
する設定となっている。しかしながら、防水栓aの材料
が変更となって比重が変わったり、形状の若干の変更が
あったりすると、同図の右端に示すように、接続部eが
下を向いた倒立姿勢でもそれなりの安定性を得て、倒立
姿勢のままで給送路fに導入されて給送されてしまう場
合があった。そうすると、組み付け現場でチャッキング
等がなされた場合に向きが反対であるために正確な組み
付けができず、また正立姿勢に比べれば安定性が悪いの
で、給送途中において倒れて給送路fが詰まる事故が起
きるおそれがあった。本発明は主に上記のような事情に
基づいて完成されたものであって、その目的は、防水栓
を特定の向きには立てることができないようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具とともに
電線の端末に嵌着されて端子収容室をシールすることに
用いるコネクタ用防水栓において、軸線方向の両端面の
うちの一方の端面には、この端面を下側にして当該防水
栓が受け面上に立てられた場合にこの防水栓の傾倒を促
す傾倒促進手段が設けられている構成としたところに特
徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の記載におい
て、前記端面には前記受け面に当たる当たり部が設けら
れ、この当たり部が、前記端面の中心を通る特定の線を
挟んだ両側で偏在しているか、または前記特定線の両側
に位置していないことにより前記傾倒促進手段が構成さ
れているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>防水栓が正
規姿勢とは反対の倒立姿勢で立とうとすると、傾倒促進
手段により積極的に傾倒が促されて立つことができな
い。 <請求項2の発明>当たり部が特定線を挟んだ両側に対
称的に存在しないことにより、防水栓はバランスを崩し
て傾倒する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。この実施形態の防水栓1はゴム材
によって成形され、図1に示すように、内部に電線挿通
孔2を貫通状に設けた全体として筒状に形成され、軸線
方向の一端側(後端側)には、3条のリップ3を備えて
端子収容室14の内壁に密着するシール部4が形成され
るとともに、他端側には端子金具10に接続される小径
の接続部5が形成され、接続部5の端部にはバレル11
の抜け止め用の鍔6が設けられている。
【0009】この防水栓1は、図3に示すように、その
電線挿通孔2に電線8の端末が挿通され、接続部5に端
子金具10のバレル11がかしめられることで、端子金
具10とともに電線8の端末に嵌着される。そして図4
に示すように、端子金具10がコネクタハウジング13
に形成された端子収容室14に挿入されると、防水栓1
のシール部4が端子収容室14の入口に緊密に嵌まって
シールが取られるようになっている。
【0010】ここで、上記した防水栓1を端子金具10
ともども電線8の端末に固着する作業は自動機によって
行われ、防水栓1についてはパーツフィーダ16によっ
て組み付け位置まで搬送される。パーツフィーダ16は
公知の構造のものであり、図5に示すように、多数の防
水栓1を溜めるボウル17と、その一部から引き出され
た給送路18によって構成されており、ボウル17並び
に給送路18を振動させることによって、防水栓1が給
送路18に繋がる導入路19を進む間に、シール部4を
下にした姿勢(正立姿勢)に起立し、入口18Aから給
送路18に導かれて、順次に給送されるようになってい
る。
【0011】さて、本実施形態の防水栓1では、この防
水栓1が接続部5を下にした姿勢(倒立姿勢)で給送さ
れることを防ぐ手段が講じられている。そのため、図1
及び図2に示すように、防水栓1における接続部5側
(鍔6)の端面には、電線挿通孔2の口縁の回りにおい
て、ほぼ半周分にわたって突部21(本発明の当たり部
に相当する)が形成されている。この突部21は、図2
に示すように、端面の中心を通る線Xについて見ると、
それを挟んだ一側にのみ存在した非対称の位置に形成さ
れている。
【0012】本実施形態は以上のような構造であって、
その作用は以下のようである。防水栓1が例えば導入路
19を進む間に、図6に示すように、接続部5を下にし
た倒立姿勢で導入路19の受け面20上に立とうとした
場合、接続部5側の端面には突部21が非対称位置に形
成されていることによって、防水栓1はバランスを崩し
て同図の矢線に示すように傾倒し、起立状態は維持でき
ない。そして、さらに振動を受けつつ導入路19を進む
間に、シール部4を下に向けた正立姿勢となり、入口1
8Aから給送路18に導入されて順次に給送される。
【0013】このように本実施形態の防水栓1では、接
続部5の端面に非対称位置に配置された突部21が形成
されているから、接続部5を下にした倒立姿勢では立つ
ことができず、したがってパーツフィーダ16の給送路
18では防水栓1が常に正立姿勢で給送される。その結
果、防水栓1を一定姿勢でチャッキングすることができ
て組み付けを正確に行うことができる。また、防水栓1
が給送路18の途中で倒れる等により給送路18が詰ま
る事故が発生することを未然に防止できる。
【0014】<第2実施形態>図7ないし図9は本発明
の第2実施形態を示す。この実施形態の防水栓31で
は、図7に示すように、接続部5側(鍔6)の端面にお
ける電線挿通孔2の口縁の回りに、先端を尖らせた山形
をなす一対の突部33(本発明の当たり部)が、180
度間隔を開け、また山の稜線34を中心線X上に沿わせ
た状態で形成されている。したがって、この防水栓31
では、端面の中心線Xを挟んだ両側に、当たり部が存在
しないことになる。
【0015】そのためこの防水栓31では、接続部5を
下にした倒立姿勢で導入路19の受け面20上に立とう
とした場合、接続部5側の端面における中心線X上に位
置する突部33の稜線34が受け面20上に当たるだけ
であるから、図9の矢線に示すように、防水栓31は中
心線Xを挟んだいずれか一方に傾いて倒れ、起立状態は
維持できない。したがって倒立姿勢のままで給送路18
に導入されることが防がれる。
【0016】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)防水栓の傾倒を促す手段としては、要は所定の端
面が受け面上に当てられた場合に重量バランスを崩しや
すいようになっていればよいのであるから、例えば電線
挿通孔の口縁の回りに1個の突部を設けたり、また複数
個であっても非対称位置に配置する等、種々の変更が考
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の防水栓の斜視図
【図2】その側面図
【図3】防水栓が電線の端末に固着された状態を示す側
面図
【図4】端子収容室をシールした状態を示す断面図
【図5】パーツフィーダの平面図
【図6】防水栓の傾倒動作を示す正面図
【図7】第2実施形態の防水栓の斜視図
【図8】その側面図
【図9】防水栓の傾倒動作を示す正面図
【図10】従来例の防水栓の斜視図
【図11】そのパーツフィーダによる給送状態を示す正
面図
【符号の説明】
1…防水栓 2…電線挿通孔 4…シール部 5…接続部 8…電線 10…端子金具 16…パーツフィーダ 18…給送路 19…導入路 20…受け面 21…突部(当たり部) X…中心線(特定線) 31…防水栓 33…突部(当たり部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具とともに電線の端末に嵌着され
    て端子収容室をシールすることに用いるコネクタ用防水
    栓において、 軸線方向の両端面のうちの一方の端面には、この端面を
    下側にして当該防水栓が受け面上に立てられた場合にこ
    の防水栓の傾倒を促す傾倒促進手段が設けられているこ
    とを特徴とするコネクタ用防水栓。
  2. 【請求項2】 前記端面には前記受け面に当たる当たり
    部が設けられ、この当たり部が、前記端面の中心を通る
    特定の線を挟んだ両側で偏在しているか、または前記特
    定線の両側に位置していないことにより前記傾倒促進手
    段が構成されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ用防水栓。
JP10291675A 1998-10-14 1998-10-14 コネクタ用防水栓 Pending JP2000123910A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030013254A (ko) * 2001-07-31 2003-02-14 야자키 소교 가부시키가이샤 방수 커넥터

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KR20030013254A (ko) * 2001-07-31 2003-02-14 야자키 소교 가부시키가이샤 방수 커넥터

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