JP2000123590A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000123590A
JP2000123590A JP10290424A JP29042498A JP2000123590A JP 2000123590 A JP2000123590 A JP 2000123590A JP 10290424 A JP10290424 A JP 10290424A JP 29042498 A JP29042498 A JP 29042498A JP 2000123590 A JP2000123590 A JP 2000123590A
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Koichiro Nomura
浩一郎 野村
Kazuhiko Shimakawa
一彦 島川
Takashi Watari
高司 亘理
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMにおいてヒューズを使うことなしに
欠陥メモリセルのアドレスを判別し冗長救済が行える半
導体装置を実現する。 【解決手段】 スライス検査時にDRAMメモリセルア
レー部5に欠陥メモリセルが無いか否かを検査する。欠
陥メモリセルが存在した場合、欠陥メモリセルアドレス
をフラッシュメモリ3に記憶させる。その後、電源投入
時にフラッシュメモリ3に記憶した欠陥メモリセルアド
レスを読み出して冗長メモリセルアレー駆動回路9,1
0に保持し、欠陥メモリセルアドレスデコーダを構成す
る。実動作時、実際のDRAMの入力アドレスを冗長メ
モリセルアレー駆動回路9,10にによって欠陥メモリ
セルアドレスか否かを判断し、入力アドレスが欠陥メモ
リセルアドレスの場合は冗長選択信号を出力し冗長選択
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAMなどの大
容量RAMとフラッシュメモリなどの不揮発性メモリと
ロジック回路とを備えた半導体装置およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMやフラッシュメモリなど
の大容量メモリとマイクロプロッセッサやASICなど
のロジック品とが一つの半導体基板上に形成された半導
体装置や、複数の半導体基板上に形成された半導体集積
回路を一つの基板上に配置した半導体装置(MCM等)
が実用化されてきている。以下に示す従来の技術は、D
RAMとロジック回路が一つの半導体基板上に構成され
た半導体装置において、DRAMの検査方法を説明す
る。
【0003】DRAMは、キャパシタとスイッチングト
ランジスタで構成されるメモリセルがマトリクス状に配
置されており、1ヶ所でも欠陥メモリセルが存在すると
RAMとしての機能が果たせない。そこで、DRAMに
は冗長救済という機能がある。これはある一定数の予備
メモリセルを予め配置しておき、メモリセルに欠陥があ
った場合にその予備メモリセルを使用し、DRAMとし
ての機能を保持するものである。
【0004】ここで、DRAMに一般的に採用されてい
るレーザで切断できる構造のヒューズを用いた冗長救済
機能を持つ半導体装置の製造方法について、図10のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0005】まず、拡散工程52終了後に、スライス検
査工程がある。このスライス検査工程では、機能、性能
の検査を行い(処理53)、その後にDRAM内に欠陥
メモリセルや欠陥ワード線、欠陥ビット線が存在するか
否かを確認する(処理54)。ここで、いずれかの欠陥
が存在した場合、欠陥メモリセル数や欠陥ワード線数、
欠陥ビット線数が冗長救済可能か否かを確認する(処理
55)。ここで、冗長救済不可能な場合、この半導体チ
ップは不良品として除去する(処理56)。また、冗長
救済可能な場合はヒューズトリミング工程57に進む。
このヒューズトリミング工程57ではすでにスライス検
査工程で確認した欠陥部分のアドレスをもとにヒューズ
トリミングを行う。ここでは、スライス検査工程で判明
した欠陥部分のアドレスをもとにレーザ照射によりヒュ
ーズ切断によって冗長選択信号発生回路に欠陥部分のア
ドレスが記憶される。次に、処理54で欠陥が無かった
半導体チップと、ヒューズトリミング工程57で欠陥メ
モリセルのアドレスが記憶された半導体チップとを、組
立工程58で組立てる。この組立工程58では、ダイボ
ンド、ワイヤボンドした後封止樹脂によってパッケージ
に封止する。その後、組立工程50での欠陥等を検査し
た後製品として出荷する(処理59)。
【0006】なお、拡散工程52とは、シリコン基板上
に乾板技術を用いてトランジスタ回路などを形成する工
程であり、この工程が終了すると、シリコン基板上に所
望の回路が形成された状態となる。
【0007】次に、図11を参照しながら、欠陥部分の
アドレスを記憶させた従来の冗長選択信号発生回路につ
いて説明を行う。
【0008】図11において、60A〜60Hは欠陥メ
モリセルのアドレスを設定する為のヒューズであり、6
1はアドレスデコード用N型MOSトランジスタであ
り、62は冗長選択信号出力をHigh(ハイ)レベル
につりあげるプリチャージ用P型MOSトランジスタで
あり、63は入力アドレスを反転するインバータ回路で
あり、64は電源であり、65はグランドである。ま
た、A4、A5、A6、A7はアドレス信号である。
【0009】以上のように構成された冗長選択信号発生
回路について、以下その動作について説明する。
【0010】なお、図11では欠陥メモリセルのアドレ
ス{A4、A5、A6、A7}={1、0、1、0}を
例としており、図10に示すヒューズトリミング工程5
7において、60A,60D,60E,60Hのヒュー
ズが切断されている。図11では、ヒューズ上に斜線が
入っているものが切断されたヒューズを示す。
【0011】まず、はじめにプリチャージ制御信号kが
プリチャージ用P型MOSトランジスタ62を制御し冗
長選択信号lをHighレベルへつり上げる。この状態
で、上記欠陥メモリセルのアドレス以外のアドレスが入
力された場合、切断されていないヒューズ60B、60
C、60F、60Gと直列に接続されたいずれかのN型
MOSトランジスタ61がONし、その結果冗長選択信
号lがLow(ロー)レベルとなり冗長選択されない。
逆に、上記欠陥メモリセルのアドレス{A4、A5、A
6、A7}={1、0、1、0}が入力されると、ON
状態になるN型MOSトランジスタ61に接続されたヒ
ューズは全て切断されている為、冗長選択信号lの信号
線がグランド65と導通する事が無く、冗長選択信号l
がHighレベルに保持され、冗長救済用予備メモリセ
ルを選択する動作が行われる。
【0012】これにより、欠陥メモリセルを予備メモリ
セルに置き換えることが可能となり、歩留の改善に効果
を上げている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、微細加工技術の進歩により、トランジス
タや配線の集積度は飛躍的に向上しているが、ヒューズ
はレーザトリマ装置によるレーザ照射で切断が行われる
為、ヒューズの大きさや配置ピッチはこのレーザトリマ
装置の機械精度で決定される。従って、微細化が進んで
もヒューズの大きさは微細化できず、結果的に半導体チ
ップ面積の拡大、半導体チップ単価の増加という問題を
有していた。
【0014】また、DRAMやフラッシュメモリ、CP
Uなど複数の機能ブロックを集積化した半導体装置にお
いては、その検査手法を単純化し検査コストを低減する
事が重要である。しかしながら従来手法ではDRAMを
集積化した場合、レーザトリマ装置という新たな設備と
それを使用する新たな工程が発生した。
【0015】本発明は上記問題点に鑑み、ヒューズを使
うことなしに欠陥メモリセルのアドレスを判別し冗長救
済が行える半導体装置およびその製造方法を提供するも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、複数の主メモリセルがマトリクス状に配置された
主メモリセルアレー部と,複数の冗長メモリセルが配置
された冗長メモリセルアレー部と,主メモリセルアレー
部に欠陥メモリセルが存在しかつ入力されるアドレスが
欠陥メモリセルのアドレスと一致したときに冗長メモリ
セルを選択するための冗長選択信号を発生する冗長メモ
リセルアレー駆動回路とを有したDRAMと、不揮発性
メモリと、ランダムロジック等で構成されDRAMおよ
び不揮発性メモリを制御するロジック回路とを同一半導
体基板上に備え、不揮発性メモリは、DRAMの主メモ
リセルアレー部に欠陥メモリセルが存在する場合にDR
AMの欠陥メモリセルのアドレスが予め所定の領域に書
き込まれてあり、冗長メモリセルアレー駆動回路は、電
源投入後の所定の期間にロジック回路により不揮発性メ
モリから読み出されるDRAMの欠陥メモリセルのアド
レスを保持しておき、通常動作期間に入力されるアドレ
スが保持している欠陥メモリセルのアドレスと一致した
ときに冗長選択信号を発生することを特徴とする。
【0017】請求項2記載の半導体装置は、複数の主メ
モリセルがマトリクス状に配置された主メモリセルアレ
ー部と,複数の冗長メモリセルが配置された冗長メモリ
セルアレー部と,主メモリセルアレー部に欠陥メモリセ
ルが存在しかつ入力されるアドレスが欠陥メモリセルの
アドレスと一致したときに冗長メモリセルを選択するた
めの冗長選択信号を発生する冗長メモリセルアレー駆動
回路とを有したDRAMと、不揮発性メモリと、ランダ
ムロジック等で構成されDRAMおよび不揮発性メモリ
を制御するロジック回路とを同一半導体基板上に備え、
冗長メモリセルアレー駆動回路は、入力される欠陥メモ
リセルのアドレスの各ビットに対応して配置されたデー
タ保持回路と、各データ保持回路の同一の値に対してオ
ン・オフ状態が異なる第1および第2のスイッチング素
子と、ロジック回路から出力されるDRAMのアドレス
の各ビットに対応して配置され各ビットの同一の値に対
してオン・オフ状態が異なる第3および第4のスイッチ
ング素子とを有し、冗長選択信号線とグランド間に、第
1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子とが直
列接続されるとともに第2のスイッチング素子と第4の
スイッチング素子とが直列接続され、第1および第2の
スイッチング素子に対応するデータ保持回路の値と第3
および第4のスイッチング素子に対応するDRAMのア
ドレスのビットの値とが一致するときには直列接続され
た第1と第3のスイッチング素子のオン・オフ状態が異
なるとともに直列接続された第2と第4のスイッチング
素子のオン・オフ状態が異なり、不一致のときには第1
と第3のスイッチング素子のオン・オフ状態が同じにな
るとともに第2と第4のスイッチング素子のオン・オフ
状態が同じになるようにしたことを特徴とする。
【0018】請求項1,請求項2記載の構成によれば、
不揮発性メモリにDRAMの欠陥メモリセルのアドレス
を予め所定の領域に書き込んでおき、それを冗長メモリ
セルアレー駆動回路に読み出して保持することにより、
欠陥メモリセルのアドレスが入力されたときに冗長選択
信号を発生でき、従来の冗長選択信号発生回路に用いて
いたヒューズを必要とせず、微細化が図れ、チップ面積
やチップ単価の削減を行える。また、ヒューズトリミン
グに必要な設備投資、製造時のヒューズトリミング工程
の必要が無いことにより、チップ単価の削減に寄与でき
る。また、不揮発性メモリは、システム上必要な不揮発
性メモリを用いることにより、冗長救済のみに用いる場
合に必要となる様々な制御回路等を設ける必要が無くな
る。
【0019】請求項3記載の半導体装置は、請求項1ま
たは2記載の半導体装置において、ロジック回路が、リ
セット期間中に、不揮発性メモリ内のDRAMの欠陥メ
モリセルのアドレスが書き込まれている領域のアドレス
を発生し不揮発性メモリに出力することにより、不揮発
性メモリから欠陥メモリセルのアドレスが読み出されD
RAMの冗長メモリセルアレー駆動回路へ入力されるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項4記載の半導体装置は、請求項3記
載の半導体装置において、冗長メモリセルアレー駆動回
路は、DRAMの欠陥メモリセルのアドレス毎に設けら
れ、ロジック回路がリセット期間中に発生する不揮発性
メモリのアドレスによって区別され、不揮発性メモリか
ら読み出された欠陥メモリセルのアドレスが入力される
ことを特徴とする。
【0021】請求項5記載の半導体装置は、請求項1ま
たは2記載の半導体装置において、DRAMの主メモリ
セルアレー部に欠陥メモリセルが存在しない場合、電源
投入後の所定の期間にロジック回路が不揮発性メモリか
ら欠陥無しのデータを読み出させて冗長メモリセルアレ
ー駆動回路に入力することにより、通常動作期間に冗長
メモリセルアレー駆動回路は冗長選択信号を発生しない
ようにしたことを特徴とする。
【0022】請求項6記載の半導体装置の製造方法は、
同一半導体基板上に、複数の主メモリセルがマトリクス
状に配置された主メモリセルアレー部および複数の冗長
メモリセルが配置された冗長メモリセルアレー部を有し
たDRAMと、不揮発性メモリと、ランダムロジック等
で構成されDRAMおよび不揮発性メモリを制御するロ
ジック回路とを備えた半導体装置の製造方法であって、
DRAMの検査の結果、DRAMの主メモリセルアレー
部に欠陥メモリセルが存在し、かつ冗長救済可能な場合
に、DRAMの欠陥メモリセルのアドレスを不揮発性メ
モリ内の所定の領域へ書き込むことを特徴とする。
【0023】このように、不揮発性メモリにDRAMの
欠陥メモリセルのアドレスを書き込んでおくことによ
り、ヒューズを使うことなしに欠陥メモリセルのアドレ
スを判別し冗長救済を行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1はDRAMとフラッシュメモ
リとロジック回路とで構成された本発明の実施の形態の
半導体装置の構成図である。
【0025】図1において、1は本実施の形態の半導体
装置であり、単一半導体基板上に、DRAM2と、フラ
ッシュメモリ(不揮発性メモリ)3と、ランダムロジッ
ク等で構成されDRAM2およびフラッシュメモリ3を
制御するロジック回路4とからなる半導体集積回路が構
成されている。
【0026】DRAM2中において、5はセンスアンプ
群を含むトランジスタのON/OFFによってキャパシ
タの充放電を制御する8ビット構成,1Mbitのメモ
リセルアレー部(主メモリセルアレー部)、6はロウデ
コーダ部、7はリードアンプ部、8はカラムデコーダ
部、9は欠陥メモリセルアドレス(=不良アドレス)を
入力することにより欠陥メモリセルアドレスデコーダを
構成し、欠陥メモリセルアドレスが入力された場合に冗
長メモリセルアレーを選択する信号を発生するカラム系
冗長メモリセルアレー駆動回路であり、10は9と同様
の動作をロウ系部で行うロウ系冗長メモリセルアレー駆
動回路であり、11はDRAM制御回路、12はプリデ
コーダ、13はロウ系の欠陥メモリセルを救済するため
のロウ系冗長用メモリセルアレー部、14はカラム系冗
長用メモリセルアレー部、15はインターフェイス部で
ある。
【0027】また、フラッシュメモリ3中において、1
6A〜16Hはフローティングゲート構造のメモリセル
をアレー状に配列したメモリセルアレー部、17はカラ
ムデコーダ部、18はセンスアンプ部、19はフラッシ
ュ制御回路部、20はロウデコーダ部、21はメモリセ
ルアレー部16A〜16Hをそれぞれ個別に消去できる
様に8ブロックに分かれている消去回路部、22はプリ
デコーダ、23はインターフェイス部である。
【0028】また、ロジック回路4中において、24は
パワーオンリセットも含みシステム全体をリセットする
リセット信号を発生するリセット信号発生回路であり、
25はリセット期間にフラッシュメモリ3内の不良アド
レス書き込み領域のアドレスを発生するカウンター回
路、26はリセット期間と実動作期間のアドレスを切り
換えるアドレス切換回路である。
【0029】このシステムの半導体装置1は、従来よく
知られている手法により、DRAM2およびフラッシュ
メモリ3はテストモード切り換え信号で、パットからD
RAM2の直接制御、フラッシュメモリ3の直接制御が
可能な構成としてある。
【0030】図2は図1に示すDRAM2のカラム系冗
長メモリセルアレー駆動回路9の詳細回路図を示してい
る。27は入力された信号をデコードし本回路の選択信
号が入力された場合、ロードホールド信号(LH信号)
LHCを発生する第1のAND回路であり、28は入力
された信号をLH信号LHCがHighレベルであれば
取り込み、Lowレベルであれば保持するロードホール
ドタイプのD−FF(フリップフロップ)であり、29
は入力信号によってトランジスタ(31B,31D,3
1F,31H)の制御信号を発生するNAND回路であ
り、30は入力信号によってトランジスタ(31A,3
1C,31E,31G)の制御信号を発生するOR回路
であり、31A〜31Hはゲート入力信号による動作状
態により欠陥メモリセルアドレスを構成するためのN型
MOSトランジスタであり、32は入力されるアドレス
が欠陥メモリセルアドレスか否かを判別するためのN型
MOSトランジスタであり、33はインバータ回路であ
り、34はゲートに入力されたプリチャージ制御信号f
により冗長選択信号gの信号線と電源36とを接続する
か否かを切り換えるプリチャージ用P型MOSトランジ
スタであり、35はグランドであり、36は電源であ
る。
【0031】なお、N型MOSトランジスタ31A,3
1C,31E,31Gを第1のスイッチング素子とすれ
ば、それらに接続されたN型MOSトランジスタ32が
第3のスイッチングであり、N型MOSトランジスタ3
1B,31D,31F,31Hを第2のスイッチング素
子とすれば、それらに接続されたN型MOSトランジス
タ32が第4のスイッチングである。また、アドレス情
報FA0〜FA3を入力するロードホールドタイプのD
−FF28がデータ保持回路である。
【0032】また、本実施の形態では、図3にも示すよ
うに、フラッシュメモリのデータ出力端子FAO0〜F
AO7のうち欠陥メモリセルアドレスとしてFAO0〜
FAO3の4ビットを使用している。また、1つのD−
FF28の入力信号であるCSPEはフラッシュメモリ
データ出力端子FAO4から出力される信号であり、カ
ラム系冗長メモリセルアレー駆動回路9を動作させるか
否かを切り換える為のカラム系冗長フラッグとして用い
ている。なお、フラッシュメモリデータ出力端子FAO
4からは、ロウ系冗長メモリセルアレー駆動回路10を
動作させるか否かを切り換える為のロウ系冗長フラッグ
(図3のRSPE)も出力される。
【0033】図4はフラッシュメモリ3のアドレス構成
を示しており、8ビット構成1Mbitとなっている。
このフラッシュメモリ3は、アドレス0〜3FFF、ア
ドレス4000〜7FFF、アドレス8000〜BFF
F、アドレスC000〜FFFF、アドレス10000
〜13FFF、アドレス14000〜17FFF、アド
レス18000〜1BFFF、アドレス1C000〜1
FFFFの8ブロックに分かれており、各ブロックはブ
ロック単位で一括消去ができる消去ブロックであり、そ
のうちアドレス1C000〜1FFFFのブロックを不
良アドレス書き込み領域として使用する。本実施の形態
では簡単のため、カラム系、ロウ系それぞれ1ブロック
ずつの冗長メモリセルアレー駆動回路をもっており、D
RAM2のロウ系の不良アドレス情報をフラッシュメモ
リ3のアドレス1FFFEに、DRAM2のカラム系の
不良アドレス情報をフラッシュメモリ3のアドレス1F
FFFにそれぞれ記憶させる。
【0034】図5はリセット期間にフラッシュメモリ3
内の不良アドレス書き込み領域のアドレス(本実施の形
態ではアドレス1FFFE及び1FFFF)を発生する
図1に示すロジック回路4内のカウンター回路25の詳
細回路図を示している。66は加算回路、67はD−F
F、68はデコード回路、69はロードホールドタイプ
のD−FF、70はインバータ回路、71は第2のAN
D回路、72は第3のAND回路、73は電源である。
また、mはDRAM2とフラッシュメモリ3とロジック
回路4が単一半導体基板上に形成された半導体集積回路
のシステムクロック、nは第1のカウンターαのカウン
ト値、oはロードホールド信号である。
【0035】第1のカウンターαにおいて、D−FF6
7のQ出力は3ビットで、カウント値nである。この第
1のカウンターαの3ビットのカウント値nの下位から
第1ビット(LSB)n1 ,第2ビットn2 ,第3ビッ
ト(MSB)n3 はそれぞれ図5に示すようにデコード
回路68へ入力される。また、第1のカウンターαの3
ビットのカウント値nは、加算回路66にも入力され、
加算回路66で「1」加算されて、その加算結果の3ビ
ットの出力がAND回路71へ入力される。加算回路6
6は入力されるカウント値nに「1」を加算して出力す
るものであり、電源73はLSBに「1」を加算するた
めのものである。この第1のカウンターαは、0から4
までカウントすると、リセットがAND回路71によっ
てかかる構成で、3ビット構成となっている。
【0036】また、図6は図5に示すカウンター回路2
5におけるタイミング図である。
【0037】図7はリセット時と実動作時でフラッシュ
メモリ3へ入力されるアドレスを切り換える図1に示す
ロジック回路4内のアドレス切換回路26の詳細回路図
を示している。42はアドレス切換用2入力セレクタで
あり、43A〜43Pはリセット期間に出力をHigh
レベルに固定する為のOR回路である。また、FLA0
〜FLA16は実動作時のフラッシュメモリ3のアドレ
ス信号であり、FAI0〜FAI16はフラッシュメモ
リ3へ入力されるアドレスである。また、アドレス切換
用2入力セレクタ42は、リセット信号aにより切り換
えられ、実動作時(リセット信号aがLowレベル時)
にはアドレス信号FLA0が選択され、またリセット時
(リセット信号aがHighレベル時)にはカウンター
回路25から入力される駆動回路選択信号jが選択され
てアドレスの最下位ビットのFAI0へ出力される。O
R回路43A〜43Pには、それぞれのアドレス信号F
LA1〜FLA16とリセット信号aとが入力されてい
るため、実動作時にはそれぞれのアドレス信号FLA1
〜FLA16が出力され、リセット時には全ての出力が
Highレベルに固定される。
【0038】次に、本実施の形態の半導体装置1の製造
工程中の一部(特にDRAM2の検査方法を含む)につ
いて、図8のフローチャートを用いて説明をする。
【0039】拡散工程44終了後に、拡散工程における
欠陥について検査するスライス検査工程がある。このス
ライス検査工程では、半導体基板上に形成された半導体
集積回路の機能や性能の検査を行う。本実施の形態で
は、単一の半導体基板上にDRAM2とともにフラッシ
ュメモリ3およびロジック回路4が形成され、1つの半
導体集積回路を構成している。フラッシュメモリ3およ
びロジック回路4は従来より知られた方法で各々検査さ
れる。DRAM2の機能や性能の検査(処理45)を行
った後、DRAM2内に欠陥メモリセルや欠陥ワード
線、欠陥ビット線が存在するか否かを確認する(処理4
6)。ここで、いずれかの欠陥が存在した場合、欠陥部
分のアドレス等を調べ、欠陥メモリセル数や欠陥ワード
線数、欠陥ビット線数が冗長救済可能か否かを確認する
(処理47)。ここで、冗長救済不可能な場合、この半
導体チップは不良品として除去する(処理48)。
【0040】また、冗長救済可能と判断した場合は、単
一の半導体基板上に配置されているフラッシュメモリ3
内の不良アドレス書き込み領域即ちアドレス1FFFE
及び1FFFFの領域に、フラッシュメモリ3の書き込
みアルゴリズムに従って欠陥メモリセルのアドレス情報
を書き込むとともに、冗長フラッグビットへ“0”を書
き込む(処理49)。ここで書き込まれるフラッシュメ
モリ3はすでに検査を終え、良品と判断されているもの
とする。また、フラッシュメモリ3には、初期状態とし
て消去状態、即ちデータ“1”が設定されており、処理
46で欠陥が存在しない場合、即ちDRAM2が良品の
場合はフラッシュメモリ3への書き込みは行わない。
【0041】次に、組立工程50にてダイボンド、ワイ
ヤボンドした後、封止樹脂によってパッケージに封止す
る。その後、組立工程50での欠陥等を検査した後、製
品として出荷する(処理51)。
【0042】なお、拡散工程44は、図10の拡散工程
52と同じである。
【0043】次に、上記工程を経て完成された本実施の
形態における半導体集積回路の動作について、図1〜図
7と、さらに図9のタイミングチャートを用いて説明す
る。以下では、従来例と同様にカラム系不良アドレスと
して(A0、A1、A2、A3)=(1、0、1、0)
の場合を例として説明する。
【0044】本実施の形態では、システムのリセット期
間を利用してDRAM2の不良アドレス情報をフラッシ
ュメモリ3の所定領域から読み出し、ラッチする動作を
行う期間(リセット期間)と、通常の動作を行う期間
(実動作期間)とに分かれる。
【0045】まず、リセット期間での動作を説明する。
【0046】電源投入後、所定周波数のシステムクロッ
クmが印加開始されるとともに、ロジック回路4内のリ
セット信号発生回路24よりリセット信号aが所定の期
間Highレベルで出力される(リセット期間)。この
リセット信号aを受けてカウンター回路25がカウント
を始める。
【0047】このカウンター回路25の詳細な動作は、
図6のタイミングチャートと図5の回路図を参照しなが
ら説明する。このカウンター回路25の目的は、その出
力である駆動回路選択信号jを、DRAM2内の欠陥メ
モリセルアドレス情報が書き込んであるフラッシュメモ
リ3内の所定アドレス番地のデータを読み出す為のアド
レス信号として発生することにある。この為にはフラッ
シュメモリ3の読み出しの仕様に規定されるサイクルタ
イムやアクセスタイムに適合したアドレスを発生する必
要がある。
【0048】ここでは、アクセスタイム100ns、シ
ステムクロック周期20nsを例として、カウンター回
路25の動作を説明する。
【0049】第1のカウンターαは、リセット信号aが
Highレベル期間中すなわちリセット期間となるとシ
ステムクロックmに同期してカウントを開始する。この
第1のカウンターαの出力すなわちカウント値nが
“4”になると、カウント値nを入力とするデコード回
路68の出力であるロードホールド信号(LH信号)o
がHighレベルとなる。このLH信号oがHighレ
ベルになると、インバータ回路70の出力はLowレベ
ルとなり、それが第2のAND回路71に入力されるこ
とで第1のカウンターαにリセットがかかり、再び
“0”からカウントを開始する。
【0050】次に、このLH信号oを第2のカウンター
β内のロードホールドタイプのD−FF69のLH端子
に入力することで、システムクロックmの5周期毎にデ
ータをロードしながらカウントをおこなう。こうするこ
とで、アドレス信号となる駆動回路選択信号jは、リセ
ット開始と同時に100ns(システムクロック周期2
0ns×5周期=100ns)のLowレベル信号及び
その後100nsのHighレベル信号として出力され
る。
【0051】また、本実施の形態ではアクセスタイム1
00ns、システムクロック周期を20nsとした為、
デコード回路68のデコード値を“4”としたデコーダ
を構成しているが、このデコード回路68のデコード値
を変えることにより様々に規定されるサイクルタイムや
アクセスタイムに適合したアドレスを発生することが可
能である。
【0052】カウンター回路25で発生された駆動回路
選択信号jとリセット信号aは、アドレス切換回路26
へ入力され、その出力はフラッシュメモリ3に印加され
るアドレスFAI0〜FAI16として出力される。図
7に示されるアドレス切換回路26はリセット時は駆動
回路選択信号jを選択し、また実動作時はロジック回路
4で発生される実動作時フラッシュメモリアドレス(F
LA0〜FLA16)を選択する。また、本実施の形態
では簡単の為、ロウ系、カラム系の2アドレス(1FF
FE、1FFFF)しか使用しないため、フラッシュメ
モリアドレスの最下位ビットであるFAI0のセレクタ
部のみセレクタ回路42を用い、その他のアドレスビッ
トFAI1〜FAI16については、リセット期間は強
制的にHighレベルが出力されるようにOR回路43
A〜43Pを用いている。これによって全部のビットに
セレクタ回路42を使うのに比べて回路を削減できる。
【0053】このアドレスFAI0〜FAI16がフラ
ッシュメモリ3に入力されると、フラッシュメモリ3の
読み出しアルゴリズムに従ってフラッシュメモリ3の出
力端子FAO0〜FAO7に不良アドレスが出力され
る。本実施の形態では、フラッシュメモリアドレス1F
FFFに不良カラムアドレスとしてAを書き込んでお
り、アドレスFAI0〜FAI16に1FFFFが入力
されることで、出力端子FAO0〜FAO7にAが出力
される。この出力されたAをカラム系冗長メモリセルア
レー駆動回路9内のロードホールドタイプのD−FF2
8に入力する。ここでは、図3に示すように、フラッシ
ュメモリ3の出力端子FAO0〜FAO3に出力された
アドレス情報FA0〜FA3と、出力端子FAO4に出
力されたカラム系冗長フラッグCSPEとが、それぞれ
のロードホールドタイプのD−FF28に入力される。
【0054】冗長メモリセルアレー駆動回路は内部で欠
陥メモリセルアドレスを構成する関係上欠陥メモリセル
アドレス別に必要である。よって、欠陥メモリセルアド
レスが書き込まれているフラッシュメモリ3の不良アド
レス書き込み領域のアドレスFAI0〜FAI16を第
1のAND回路27に入力、デコードすることでアドレ
スの区別をする。本実施の形態では冗長メモリセルアレ
ー駆動回路はカラム系冗長メモリセルアレー駆動回路9
とロウ系冗長メモリセルアレー駆動回路10の2ブロッ
クのみの構成の為、フラッシュメモリ3のアドレスFA
I0〜FAI16のうち最下位ビットであるFAI0を
第1のAND回路27に入力することで区別することが
できる。第1のAND回路27に入力されたFAI0が
デコード値と一致した場合に(ここでは駆動回路選択信
号jが「1」の場合)、LH信号LHCがHighレベ
ルとなる。なお、ここでは駆動回路選択信号jが「0」
の場合にはロウ系冗長メモリセルアレー駆動回路10が
選択されることになる。ロウ系冗長メモリセルアレー駆
動回路10は、図2のカラム系冗長メモリセルアレー駆
動回路9と同様の構成であり、第1のAND回路27に
駆動回路選択信号jが反転されて入力されることが異な
るだけである。
【0055】第1のAND回路27から出力されるLH
信号LHCがHighレベル時にロードホールドタイプ
のD−FF28では入力されるアドレス情報FA0〜F
A3及び冗長フラッグCSPEを取り込み、Lowレベ
ル時にデータを保持する。この時、冗長フラッグCSP
EがHighレベルならばNAND回路29とOR回路
30の出力は共にHighレベルに固定され、欠陥メモ
リセルアドレスを構成するN型MOSトランジスタ31
A〜31HはすべてON状態となる。こうすることでど
のようなアドレスが入力されても必ず冗長選択信号gと
いずれかのグランド35が導通状態となり、冗長選択信
号gはLowレベルすなわち冗長メモリセルアレーを選
択しない信号が出力される。
【0056】LH信号LHCで取り込み、D−FF28
に保持されている値c0〜c3(=FA0〜FA3)に
よってN型MOSトランジスタ31A〜31Hを制御す
ることで、入力されたアドレスが欠陥メモリセルアドレ
スか否かを判別するデコード回路を構成する。例えば、
(c0,c1,c2,c3)=(1,0,1,0)、C
SPE=0(Lowレベル)の場合、N型MOSトラン
ジスタ31A,31D,31E,31HがONし、N型
MOSトランジスタ31B,31C,31F,31Gが
OFFとなる。ここで、(A0,A1,A2,A3)=
(1,0,1,0)のアドレスが入っても、冗長選択信
号gの信号線がグランド35と接続されない。また、
(A0,A1,A2,A3)=(1,0,1,0)以外
のアドレスが入力された場合、必ず冗長選択信号gの信
号線がグランド35と接続されるパスがあるため、冗長
選択信号gはLowレベルとなる。以上のようにアドレ
ス情報FA0〜FA3によってデコード回路が形成さ
れ、A0〜A3に入力されたアドレスが欠陥メモリセル
アドレスが否かを判別する。
【0057】次に実動作期間での動作について説明す
る。
【0058】カラム系冗長メモリセルアレー駆動回路9
内のプリチャージ制御信号fがLowレベルになること
で、冗長選択信号gが電源39とつながりHighレベ
ルにつり上げられる。このプリチャージ制御信号fがL
owレベルになっている期間をプリチャージ期間と呼
ぶ。このプリチャージ期間が終わるとロジック回路4内
のアドレス切換回路26から出力されたアドレスが入力
される。本来ならばこのアドレスが8ビット必要である
が、本実施の形態では簡単の為に入力アドレスは4ビッ
ト構成としており、入力されたアドレスA(0:3)=
A(hex)の場合、冗長選択信号gとグランド35は
どの回路においてもつながる事はない。したがって冗長
選択信号gはプリチャージによってつり上げられたHi
ghレベルの状態を保持することで、冗長メモリセルア
レーを駆動させる。また、A(0:3)=3の時は冗長
選択信号gとグランド35の導通する箇所がある為プリ
チャージによりHighレベルに保持されていた冗長選
択信号gはLowレベルに落ちる。
【0059】以上の様に、アドレスA0〜A3に、N型
MOSトランジスタ31A〜31Hの動作状態を決める
アドレスFA0〜FA3と同じアドレスが入力された場
合は冗長選択信号gがHighレベルとなり冗長選択さ
れ、それ以外のアドレスが入力された場合は冗長選択信
号gがLowレベルとなり冗長選択されない。
【0060】また上記では説明の簡単化のため、カラム
系とロウ系の2つの冗長メモリセルアレー駆動回路9,
10を設けた構成とした。したがって、それらによって
冗長選択されるカラム系冗長用メモリセルアレー部14
には1つのメモリセル列(複数のメモリセルからなる
列)、ロウ系冗長用メモリセルアレー部13には1つの
メモリセル行(複数のメモリセルからなる行)が設けら
れてあればよい。しかしながら、カラム系冗長用メモリ
セルアレー部14に複数のメモリセル列が設けられ、そ
れぞれのメモリセル列に対応して複数のカラム系冗長メ
モリセルアレー駆動回路9が設けられ、また、ロウ系冗
長用メモリセルアレー部13に複数のメモリセル行が設
けられ、それぞれのメモリセル行に対応して複数のロウ
系冗長メモリセルアレー駆動回路10が設けられる場合
がある。
【0061】この場合も、複数のカラム系およびロウ系
冗長メモリセルアレー駆動回路のそれぞれの冗長メモリ
セルアレー駆動回路と対応させてフラッシュメモリ3の
アドレスを設定しておくことにより、それぞれの冗長メ
モリセルアレー駆動回路に対するデータ(欠陥メモリセ
ルアドレスと冗長フラッグ)をフラッシュメモリ3に書
き込んでおけば、リセット期間に、それぞれの冗長メモ
リセルアレー駆動回路と対応させて設定したフラッシュ
メモリ3のアドレスをロジック回路4が順次発生するこ
とにより、フラッシュメモリ3から順次データが読み出
され、それぞれの冗長メモリセルアレー駆動回路へ入力
される。これにより、それぞれの冗長メモリセルアレー
駆動回路内のスイッチング素子(図2ではN型MOSト
ランジスタ31A〜31H)の動作状態により欠陥メモ
リセルのアドレスが構成され、実動作期間においてDR
AM2に欠陥メモリセルのアドレスが入力された場合、
その入力されたアドレスと同じ欠陥メモリセルのアドレ
スが構成されている冗長メモリセルアレー駆動回路によ
り冗長選択されることになる。
【0062】また、スライス検査の結果、例えば欠陥メ
モリセル数が少ない場合や欠陥メモリセルが存在しない
場合に、使用しない冗長用のメモリセル列やメモリセル
行に対応する冗長メモリセルアレー駆動回路に対するデ
ータ(欠陥メモリセルアドレスと冗長フラッグ)はフラ
ッシュメモリ3に書き込まれておらず、データとしては
消去状態の“1”である。この場合、リセット期間にフ
ラッシュメモリ3から読み出される冗長フラッグ(図2
ではCSPE)の“1”により冗長メモリセルアレー駆
動回路は冗長選択を行わないように構成されている。
【0063】さらに、冗長用メモリセルアレー部および
冗長メモリセルアレー駆動回路は、ロウ系あるいはカラ
ム系のいずれか一方のみ設けてある構成でもよい。
【0064】本実施の形態によれば、DRAM2とフラ
ッシュメモリ3とロジック回路4を混載する半導体装置
において、欠陥メモリセルアドレスをフラッシュメモリ
3に書き込み冗長選択を行うことで、従来のように冗長
選択信号発生回路にヒューズを用いた場合に比べ、より
微細化を図れ、チップ面積やチップ単価の削減を行え
る。また、ヒューズトリミングに必要な設備投資、製造
時のヒューズトリミング工程の必要が無いことにより、
チップ単価の削減に寄与できる。また、欠陥メモリセル
アドレスを書き込むフラッシュメモリ3は、本実施の形
態のようにシステム上必要なフラッシュメモリを用いる
ことにより、冗長救済のみに用いる場合に必要となる様
々な制御回路等を設ける必要が無くなる。このように、
総合的にコストパフォーマンスのある半導体装置を構成
することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、従来の冗長選択信号発
生回路に用いていたヒューズを必要としない為、微細化
が図れ、チップ面積やチップ単価の削減を行える。ま
た、ヒューズトリミングに必要な設備投資、製造時のヒ
ューズトリミング工程の必要が無いことにより、チップ
単価の削減に寄与できる。また、不揮発性メモリは、シ
ステム上必要な不揮発性メモリを用いることにより、冗
長救済のみに用いる場合に必要となる様々な制御回路等
を設ける必要が無くなる。このように、総合的にコスト
パフォーマンスのある半導体装置を構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体装置の構成図。
【図2】本発明の実施の形態におけるカラム系冗長メモ
リセルアレー駆動回路の回路図。
【図3】本発明の実施の形態におけるフラッシュメモリ
セルの出力端子と出力される欠陥メモリセルアドレスと
の対応図。
【図4】本発明の実施の形態におけるフラッシュメモリ
のアドレス構成図。
【図5】本発明の実施の形態におけるカウンター回路の
回路図。
【図6】図5のカウンター回路のタイミングチャート。
【図7】本発明の実施の形態におけるアドレス切換回路
の回路図。
【図8】本発明の実施の形態における半導体装置の製造
方法を示すフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態の半導体装置のタイミング
チャート。
【図10】従来の技術における半導体装置の製造方法を
示すフローチャート。
【図11】従来の技術における冗長選択信号発生回路の
回路図。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 DRAM 3 フラッシュメモリ 4 ロジック回路 5 メモリセルアレー部 6 ロウデコーダ部 7 リードアンプ部 8 カラムデコーダ部 9 カラム系冗長メモリセルアレー駆動回路 10 ロウ系冗長メモリセルアレー駆動回路 11 DRAM制御回路 12 プリデコーダ 13 ロウ系冗長用メモリセルアレー部 14 カラム系冗長用メモリセルアレー部 15 インターフェイス部 16A〜16H メモリセルアレー部 17 カラムデコーダ部 18 センスアンプ部 19 フラッシュ制御回路部 20 ロウデコーダ部 21 消去回路部 22 プリデコーダ 23 インターフェイス部 24 リセット信号発生回路 25 カウンター回路 26 アドレス切換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8242 (72)発明者 亘理 高司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA07 AA15 BA13 BA15 BA18 BA21 BA29 CA07 CA17 CA27 5F038 AV03 BE05 DF05 DF14 DF16 DT02 DT14 DT15 DT18 EZ20 5F083 GA30 ZA01 ZA10 ZA13 ZA14 ZA20 5L106 AA01 CC07 CC17 FF08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の主メモリセルがマトリクス状に配
    置された主メモリセルアレー部と,複数の冗長メモリセ
    ルが配置された冗長メモリセルアレー部と,前記主メモ
    リセルアレー部に欠陥メモリセルが存在しかつ入力され
    るアドレスが前記欠陥メモリセルのアドレスと一致した
    ときに前記冗長メモリセルを選択するための冗長選択信
    号を発生する冗長メモリセルアレー駆動回路とを有した
    DRAMと、不揮発性メモリと、ランダムロジック等で
    構成され前記DRAMおよび前記不揮発性メモリを制御
    するロジック回路とを同一半導体基板上に備え、 前記不揮発性メモリは、前記DRAMの主メモリセルア
    レー部に欠陥メモリセルが存在する場合に前記DRAM
    の欠陥メモリセルのアドレスが予め所定の領域に書き込
    まれてあり、 前記冗長メモリセルアレー駆動回路は、電源投入後の所
    定の期間にロジック回路により前記不揮発性メモリから
    読み出される前記DRAMの欠陥メモリセルのアドレス
    を保持しておき、通常動作期間に入力されるアドレスが
    前記保持している欠陥メモリセルのアドレスと一致した
    ときに前記冗長選択信号を発生することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 複数の主メモリセルがマトリクス状に配
    置された主メモリセルアレー部と,複数の冗長メモリセ
    ルが配置された冗長メモリセルアレー部と,前記主メモ
    リセルアレー部に欠陥メモリセルが存在しかつ入力され
    るアドレスが前記欠陥メモリセルのアドレスと一致した
    ときに前記冗長メモリセルを選択するための冗長選択信
    号を発生する冗長メモリセルアレー駆動回路とを有した
    DRAMと、不揮発性メモリと、ランダムロジック等で
    構成され前記DRAMおよび前記不揮発性メモリを制御
    するロジック回路とを同一半導体基板上に備え、 前記冗長メモリセルアレー駆動回路は、 入力される前記欠陥メモリセルのアドレスの各ビットに
    対応して配置されたデータ保持回路と、各データ保持回
    路の同一の値に対してオン・オフ状態が異なる第1およ
    び第2のスイッチング素子と、前記ロジック回路から出
    力される前記DRAMのアドレスの各ビットに対応して
    配置され前記各ビットの同一の値に対してオン・オフ状
    態が異なる第3および第4のスイッチング素子とを有
    し、 冗長選択信号線とグランド間に、前記第1のスイッチン
    グ素子と前記第3のスイッチング素子とが直列接続され
    るとともに前記第2のスイッチング素子と前記第4のス
    イッチング素子とが直列接続され、前記第1および第2
    のスイッチング素子に対応するデータ保持回路の値と前
    記第3および第4のスイッチング素子に対応するDRA
    Mのアドレスのビットの値とが一致するときには直列接
    続された前記第1と第3のスイッチング素子のオン・オ
    フ状態が異なるとともに直列接続された前記第2と第4
    のスイッチング素子のオン・オフ状態が異なり、不一致
    のときには前記第1と第3のスイッチング素子のオン・
    オフ状態が同じになるとともに前記第2と第4のスイッ
    チング素子のオン・オフ状態が同じになるようにしたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 ロジック回路が、リセット期間中に、不
    揮発性メモリ内のDRAMの欠陥メモリセルのアドレス
    が書き込まれている領域のアドレスを発生し前記不揮発
    性メモリに出力することにより、前記不揮発性メモリか
    ら前記欠陥メモリセルのアドレスが読み出され前記DR
    AMの冗長メモリセルアレー駆動回路へ入力されること
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 冗長メモリセルアレー駆動回路は、DR
    AMの欠陥メモリセルのアドレス毎に設けられ、ロジッ
    ク回路がリセット期間中に発生する不揮発性メモリのア
    ドレスによって区別され、前記不揮発性メモリから読み
    出された前記欠陥メモリセルのアドレスが入力されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 DRAMの主メモリセルアレー部に欠陥
    メモリセルが存在しない場合、電源投入後の所定の期間
    にロジック回路が不揮発性メモリから欠陥無しのデータ
    を読み出させて冗長メモリセルアレー駆動回路に入力す
    ることにより、通常動作期間に前記冗長メモリセルアレ
    ー駆動回路は冗長選択信号を発生しないようにしたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 同一半導体基板上に、複数の主メモリセ
    ルがマトリクス状に配置された主メモリセルアレー部お
    よび複数の冗長メモリセルが配置された冗長メモリセル
    アレー部を有したDRAMと、不揮発性メモリと、ラン
    ダムロジック等で構成され前記DRAMおよび前記不揮
    発性メモリを制御するロジック回路とを備えた半導体装
    置の製造方法であって、 前記DRAMの検査の結果、前記DRAMの主メモリセ
    ルアレー部に欠陥メモリセルが存在し、かつ冗長救済可
    能な場合に、前記DRAMの欠陥メモリセルのアドレス
    を前記不揮発性メモリ内の所定の領域へ書き込むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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