JP2000123133A - 光記録媒体及びその再生装置 - Google Patents
光記録媒体及びその再生装置Info
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- JP2000123133A JP2000123133A JP10306354A JP30635498A JP2000123133A JP 2000123133 A JP2000123133 A JP 2000123133A JP 10306354 A JP10306354 A JP 10306354A JP 30635498 A JP30635498 A JP 30635498A JP 2000123133 A JP2000123133 A JP 2000123133A
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Abstract
て記録された光記録媒体において、ホログラムを最適化
して汚れに強く、認識性を向上させる。 【解決手段】 6列分のデータ用CGH13の回折光パ
ターンR1〜R3、R5〜R7の各々が6×6ドットで
構成され、その内、左上と右下の2ドットがアライメン
トドット32として使用され、中央の2+4+4+2=
12ドットがデータドット33のエリア34として使用
される。CCDキャプチャエリア31には6個分のデー
タ用CGH13の回折光パターンR1〜R3、R5〜R
7が3+3個の二次元で配列されて撮像され、パターン
認識部45がパターン認識を行う。
Description
ホログラム像がXY方向の2次元に配列されて記録され
た光記録媒体及びその再生装置に関する。
41号公報に記載されている光情報記録カード1とその
リーダ/ライタを示している。カード1の主面1aには
情報記録エリアとして磁気ストライプ2とホログラム部
4が独立して設けられ、リーダ/ライタには磁気ストラ
イプ2の書き込み/読み出しを行うための磁気ヘッド3
と、図22に詳しく示すようにホログラム部4の書き込
み/読み出しをそれぞれ行うための発光素子5及び受光
素子6が独立して設けられている。カード1はリーダ/
ライタ内において矢印方向に往復移動し、移動中に磁気
ヘッド3により磁気ストライプ2の書き込み/読み出し
が行われる。
が実線で示す位置にあるときに発光素子5からの所定の
波長の照明光を各々固有の方向に反射する反射方向特性
を含む回折特性を有する反射式ホログラムであり、ま
た、図23に詳しく示すようにカード1の搬送方向に沿
って5個のホログラム14a〜14eが記録されてい
る。受光素子6は図22に詳しく示すように発光素子5
の回りにおいて8分割されて配置されたフォトダイオー
ド6a〜6hにより構成されている。そして、8分割フ
ォトダイオード6a〜6hの各出力電圧は受光強度に応
じて異なるので、図24に詳しく示すようにホログラム
部14a〜14eによる各方向の反射強度に応じてカー
ド1が正規か否かを判断し、正規と判断した場合に磁気
ストライプ2の書き込み/読み出しを行う。
来のカード1では、例えば残高などの情報を磁気ストラ
イプ2に記録するので、第3者が記録内容を容易に読み
取ることができ、よって偽造も容易である。また、カー
ドが正規なものか偽造品であるかを識別するための上記
のホログラム部4は、情報パターンが単純であり、情報
量も少ないので、複雑な情報、例えばプリペイドカード
の金額やキャッシュカードの暗証番号、カード番号など
を記録するには適さない。なお、このホログラム部4は
単なるウォータマーク程度のものと考えられる。
369546号)において多数(数百個以上)のホログ
ラム(CGH:Computer Generated Hologram)をカー
ド上に2次元に配置した光記録媒体を提案している。ま
た、他の先の出願(特願平10−58824号)におい
てこの光記録媒体のリーダ/ライタとして、1つのレー
ザ照明光をビームスプリッタにより複数に分割し、同時
に1列の複数のCGHを照射しながら複数列のCGHを
照射して2次元に走査し、回折光を2次元光センサによ
り受光する記録/再生装置を提案している。
化して汚れに強く、認識性を向上させることができる光
記録媒体及びその再生装置を提供することを目的とす
る。
するために、情報を示す複数のホログラム像を2次元に
配列するとともに、各ホログラム像を2次元の複数のド
ットを配列することにより構成し、さらに複数のドット
がデータドットとアライメントドットを含むようにした
ものである。すなわち本発明によれば、情報を示す複数
のホログラム像がXY方向の2次元に配列されて記録さ
れた光記録媒体において、前記複数のホログラム像の各
々は、複数のドットが2次元で配列されて構成され、前
記ドットが情報を示すデータドットと位置合わせ用のア
ライメントドットとを含むことを特徴とする光記録媒体
が提供される。
ホログラム像がXY方向の2次元に配列され、前記複数
のホログラム像の各々は、複数のドットが2次元で配列
されて構成され、前記ドットが情報を示すデータドット
と位置合わせ用のアライメントドットとを含むように記
録された光記録媒体を再生する装置であって、XY方向
の一方の方向に配列された前記複数のホログラム像に対
して照明光を同時に照射し、その回折光を撮像面に2次
元に配列して撮像する読み取り手段と、前記読み取り手
段により撮像された複数のホログラム像の回折光をパタ
ーン認識する手段とを、有する光記録媒体の再生装置が
提供される。
トドットの近傍に前記データドットが配置されていない
ことは、本発明の好ましい態様の1つである。また、上
記光記録媒体において、前記アライメントドットは前記
ホログラム像の2次元領域の対角ドット位置に配置され
ていることは、本発明の好ましい態様の1つである。ま
た、上記光記録媒体において、XY方向の一方の方向に
配列された前記複数のホログラム像の1つのデータドッ
トは、他方の方向に配列された前記複数のホログラム像
のアドレスを示すことは、本発明の好ましい態様の1つ
である。また、上記光記録媒体において、前記データド
ットは、前記ホログラム像の2次元領域の4つの角領域
に1以上のドットを配置することにより4値を表現する
ことは、本発明の好ましい態様の1つである。また、上
記光記録媒体において、前記4つの角領域の境界にドッ
トを配置しないことは、本発明の好ましい態様の1つで
ある。
パターン認識手段は、前記2次元に配列して撮像した複
数のホログラム像の回折光に対して、ホログラム像毎に
2値化用のローカルエリアを設定して前記データドット
の画素データを2値化し、前記複数のホログラム像全体
に対する2値化データのビットマップを作成すること
は、本発明の好ましい態様の1つである。また、上記光
記録媒体の再生装置において、前記パターン認識手段
は、前記2値化用のローカルエリア内における画素デー
タを画素値が大きい順にソートし、大きい方から小さい
方に向かって画素数の和を求めながら画素データを取得
し、画素数の和が前記アライメントドットとデータドッ
トの数に応じた最適画素数に近づいた時点で画素データ
の取得を中止し、取得した画素データの2値化データを
「1」とし、未取得の画素データの2値化データを
「0」とすることにより画素データを2値化すること
は、本発明の好ましい態様の1つである。
て、前記パターン認識手段は、前記2値化データに基づ
いて前記アライメントドットの中心位置を求め、前記中
心位置に基づいて前記1つのホログラム像を認識するた
めの第1の認識ウィンドウの大きさを設定し、前記第1
のウィンドウ内において前記ドットを仕切る格子点を求
め、前記格子点を直線で結んでこの直線により分割され
た1区画を1つのドットを認識するための第2の認識ウ
ィンドウとして設定することは、本発明の好ましい態様
の1つである。また、上記光記録媒体の再生装置におい
て、前記パターン認識手段は、前記第2の認識ウィンド
ウ内における画素データの2値化データに基づいて前記
ドットが有るか否かを判断し、前記第1の認識ウィンド
ウ内の全ての前記第2の認識ウィンドウについてドット
無しと判断した場合にそのホログラム像が消去されてい
ると判断することは、本発明の好ましい態様の1つであ
る。また、上記光記録媒体の再生装置において、前記記
録媒体は、前記データドットが前記ホログラム像の2次
元領域の4つの角領域に1以上のドットを配置すること
により4値を表現する記録媒体であって、前記パターン
認識手段は、前記4つの領域毎に2値化データが「1」
の合計画素数を求め、この合計画素数に基づいてそのホ
ログラム像が消去されているか否かを判断することは、
本発明の好ましい態様の1つである。
施の形態を説明する。図1は本発明に係る光記録媒体の
一実施形態を示す構成図、図2はホログラムの作成方法
を示す説明図、図3は本発明に係る光記録媒体の再生装
置を示す構成図である。
さZ=0.6mm、幅Y=25mm、長さX=75mm
のポリカーボネート(PC)製の基板11に対してトラ
ッキング用ホログラム(以下、CGH)12とデータ用
CGH13とが射出成型機により形成されている。CG
H12、13は位相型かつ反射型であるので、CGH1
2、13の最適深さは照明光の波長に依存するが、本例
では0.13μmに設定されている。トラッキング用C
GH12はカード10の長手方向Xに沿って66mmの
長さで1列で形成され、データ用CGH13はトラッキ
ング用CGH12の両側においてX方向に240個、Y
方向に3×2個、合計1440個が形成されている。ま
た、1つのデータ用CGH13は0.1mm×0.1m
mの大きさで形成され、ピッチは0.25mmである。
反射膜14がスパッタリング装置により形成され、反射
膜14の上にはUV硬化型樹脂による保護膜15が膜塗
布装置によりコーティングされる。反射膜14の厚みは
0.1μmであり、保護膜15の厚みは7μmである、
なお、この製造プロセスはCD(コンパクトディスク)
の製造工程で用いられているものを使用することができ
る。
カードの場合には金額、キャッシュカードの場合には暗
証番号やカード番号などが記録される。トラッキング用
CGH12としては、カード1と後述するカード読み取
り装置、カード消去装置との間の位置合わせを行い、ま
た、カード読み取り装置に対して正確な読み取りタイミ
ングを与えるためのトラッキング信号が記録される。
2に示すように所望の回折角に対応する回折光のスポッ
トデータを計算機を用いてフーリエ逆変換することによ
りホログラムのパターン干渉縞を算出し、このパターン
をフーリエ変換することによりスポット形状を求め、こ
れらの計算を繰り返すことにより最適なホログラムのパ
ターン干渉縞を算出する。したがって、このホログラム
はCGH(Computer Generated Hologram)と呼ばれて
いる。本発明のデータ用CGH13は、後述するように
アライメントドット32とデータドット33により構成
されている。
とCGHの関係について説明する。まず、光源としてレ
ーザユニット21から放射された照明光がピンホール2
3によりスポット光に整形されるとともに、ビームスプ
リッタ22によりカード10の幅(Y)方向に7つのビ
ームに分割される。この7つのビームの内、中央の1つ
が1つのトラッキング用CGH12に照射され、残りが
6つのデータ用CGH13に照射される。トラッキング
用CGH12に入射したビームは同様にCGH12上で
回折し、その回折スポット光がPD(フォト・ディテク
タ)25の受光面に結像する。データ用CGH13に入
射したビームはCGH13上で回折し、その回折スポッ
ト光がCCD24などの2次元光センサの撮像面に結像
する。
2、13との間の位置合わせが最良の状態で回折スポッ
ト光から最大エネルギーを得ることができるように配置
されている。また、この読み取り装置はPD25が最大
出力を得ることができるようにカード10又はこの読み
取り光学系の位置を調整する機能を有し、この機能によ
りカード情報読み出し時に常にカード10と読み取り装
置との位置合わせ精度が良好に維持され、このためデー
タの誤認識が生じない。したがって、カード10上を読
み取り装置が連続的にスキャンしてカード情報を正確に
読み取ることができる。
ンパクトヘッド26により目的のデータ用CGH13を
電磁力により叩き潰すことにより、そのデータ用CGH
13からの回折スポット光がCCD24に入射しないよ
うに構成されている。なお、インパクトヘッド26の代
わりにサーマルヘッドにより目的のデータ用CGH13
を熱破壊するようにしてもよい。
D24などの2次元光センサにより撮像されるCCDキ
ャプチャエリア31を示し、このCCDキャプチャエリ
ア31には6個分のデータ用CGH13の回折光パター
ンR1〜R3、R5〜R7が3+3個の二次元で配列さ
れて撮像される。なお、回折光パターンR4はトラッキ
ング用CGH12のものを示し、前述したようにCCD
24ではなくPD25により受光される。
ーンR1〜R3、R5〜R7の各々は6×6ドットで構
成され、その内、左上と右下の2ドットがアライメント
ドット32として使用され、中央の2+4+4+2=1
2ドットがデータドット33のエリア34として使用さ
れている。データ用CGH13(すなわち回折光パター
ン)や、アライメントドット32、データエリア34の
位置、数、サイズなどは一例であって任意の数でよい。
なお、図では説明のために、アライメントドット32が
○で示され、データドット33が●で示されているが、
実際には両方とも白画像として撮像される。
素で撮像し、この領域を1ドットウィンドウとする。ア
ライメントドット32は3×3ドットのアライメントエ
リア35の中心ドットとして検出され、図7に示すよう
にウィンドウ座標(Wx,Wy)上の座標(x1,y
1)、(x2,y2)が検出され、後述する認識アルゴ
リズムに使用される。このため2つのアライメントドッ
ト32はXY方向に十分に離れている必要があるので、
6×6ドットの領域の対角線上に配置されている。ここ
で、3×3ドットのアライメントエリア35は、データ
エリア34及び隣接するアライメントエリア35のドッ
ト32、33を誤認識しないようにデータエリア34及
び隣接するアライメントエリア35とは重複していな
い。
6×6ドットのエリア(CGH認識ウィンドウ)間が1
ドット分空いているが、実際には高密度に配置するため
に、図6(a)に示すように隣接するパターンB1、B
2、B3のアライメントドット32が兼用される。とこ
ろで、図6(b)に示すように隣接するパターンA1、
A2、A3間を3ドット分空けるとY方向の距離は6+
3+6+3+6=24ウィンドウ分となるが、図6
(a)に示すように隣接するアライメントドット32を
兼用して配置すれば6−1+6−1+6=16ウィンド
ウ分となるので、データ用CGH13を配置する面積を
2/3に減少することができる。
2乗、すなわち4096値(=0〜4095)の情報が
表現可能である。また、6列の内の1列のデータ用CG
H13のデータエリア34にはCGH13のX方向のア
ドレスが記録され、他の5列のデータ用CGH13のデ
ータエリア34には前述した金額などの情報が記録され
る。なお、X方向のアドレスはデータ用CGH13がX
方向に240個形成されているので、8ビットで表現す
ることができる。
光パターンR2に対応するデータ用CGH13を図4に
示す装置により消去すると、図8に示すように回折光パ
ターンR2が検出されない。ところで、1つのデータエ
リア34は12ドット分の収容スペースを有し、情報量
としては4096値を有するが、カード10の使用環境
が劣悪でカード10の傷、汚れなどの原因により、本来
現れる筈の回折スポット光が失われると誤認識が発生す
る。そこで、データ自体に冗長性を持たせ、データの欠
落が発生してもパターン認識可能な配置が必要になる。
12ドット領域における左上、右上、左下、右下の1+
2又は2+1の3ドットがオール1の4パターンP1〜
P4により4値を表現する方法を示している。この方法
によれば3倍の冗長度を有するので、カード10の傷、
汚れなどの原因により発生するデータ消失に対する耐久
性を高めることができる。
回折光は所定のドットウィンドウ内に入射するように設
計されているが、CGH13上に強固な汚れが付着する
と回折角に誤差が生じて、隣接するドットウィンドウ内
に回折光が移動し、誤認識が発生する可能性が高まる。
そこで、図10は他の例として、図9に示すパターンP
1〜P4を用いて4値を表現するとともに、6×6ドッ
トのエリアの中心に縦横1ドットラインの、ドットを配
置しないセーフティゾーン36を設けて7×7ドットの
エリアに拡張する方法を示している。したがって、ドッ
トを配置しないセーフティゾーン36を設けることによ
り正常に認識することができる。
構成を示している。CCD24により撮像されたデータ
用CGH13の回折光パターンR1〜R3、R5〜R7
は、ビデオ信号キャプチャ回路41により取り込まれ
る。この取り込みタイミングは、トラッキング用CGH
12の回折光パターンR4をPD25により検出し、こ
の光強度をトラッキング信号分析部42によりトラッキ
ング用アナログ信号に変換し、更にこれをキャプチャ信
号ジェネレータ43によりデジタルトラッキング信号に
変換したものを用いる。トラッキング用アナログ信号は
また、カード搬送/CGH消去部44の制御にも用いら
れる。ビデオ信号キャプチャ回路41により取り込まれ
た回折光パターンR1〜R3、R5〜R7(個々の画素
に対応するビデオレベル)はパターン認識部45に送ら
れて後述するようにパターン認識され、認識結果がR/
Wシステムコントローラ46、R/Wインタフェイス4
7を介して外部のホストコンピュータ48に送られる。
すように6個の回折光パターンR1〜R3、R5〜R7
毎にローカル2値化エリア51を設定して画像を2値化
する。なお、ローカル2値化エリア51毎に2値化を行
う理由は、個々のデータCGH13毎に汚れ、傷などに
より回折光が劣化する程度が異なるためである。この場
合、ローカル2値化エリア51はCCD24のキャプチ
ャエリア31をデータ用CGH13の列数で分割し、か
つこの分割領域に個々の回折光パターンR1〜R3、R
5〜R7が収容可能な大きさを設定する。
のビデオ出力レベルについて処理を行う。本例ではビデ
オ出力は8ビットのグレースケールで最小=0、最大=
255の256レベルであり、ノイズレベルを設定して
このノイズレベルを超えるビデオレベルの画素数(Npi
x>noise)の総和Σを求める。また、このノイズレベル
を超えるビデオレベル(Vpix>noise)の総和Σを求
め、これを前記画素数の総和(Npix>noise)で割るこ
とにより、2値化用のスライスレベルSLを算出する。
全画素Vij(i:列、j:行)に対してk(係数)×S
Lを超える画素の2値化データを「1」、そうでない画
素の2値化データを「0」にして2値化し、ビットマッ
プBijを作成する。 if Vij>k×SL Bij=1 if Vij≦k×SL Bij=0 …(2)
イズレベルとスライスレベルの関係を示し、図14は同
じく式(1)、(2)により求めたスライスレベルと、
スライスレベルを超える画素数#の関係を示している。
ただし、ビデオデータ取り込み時のCCD24の画素数
の設定は、X方向=256個、Y方向=240個の合計
61440画素で行った。また、図の「クリーンカー
ド」は汚れのないカードであり、「指紋付着カード」は
CGHの回折効率を悪化させるために、故意に油脂によ
り指紋を付着させたカードである。
くするとスライスレベルSLが大きくなり、例えばノイ
ズレベルを「15」に設定した場合、スライスレベルS
Lはクリーンカードの場合にはSL=45、指紋付着カ
ードの場合にはSL=20であった。また、図14にお
いて、クリーンカードのSL=45及び指紋付着カード
のSL=20に対応する、スライスレベルSLを超える
画素数#はそれぞれ500、1000であった。
応し、ドットの面積に等しい。ドット面積はカードが汚
れた状態では、クリーンな状態と比較すると半分程度で
ある。したがって、2値化データ=1が変化すると後述
するパターン認識に悪影響を及ぼす。ここで、式(2)
における定数=kを設定することにより、カードが汚れ
た状態とクリーンな状態の間の2値化データの変化量を
少なくすることができる。例えばk=0.7とすると、
スライスレベルSL(=0.7×45=31)を超える
クリーンカードの画素数#は1050、スライスレベル
SL(=0.7×20=14)を超える指紋付着カード
の画素数#は1050となり、ほぼ同程度の画素数にす
ることができる。
R3、R5〜R7毎のローカル2値化エリア51につい
て処理を行うことにより、エリア51毎のビットマップ
B1〜B3、B5〜B7を作成する。次いでこのビット
マップB1〜B3、B5〜B7を結合してキャプチャ画
面50全体のビットマップBtを作成する。
ア34に集光するデータドット33の数が変化しない場
合(図では3個)、2値化用のスライスレベルSLをデ
ータドット数に対応する画素数に応じて定義する。例え
ば図15に示すように1ドットウィンドウを10×10
画素として、図15(a)に示すように設定スライスレ
ベルSLを低くし過ぎると設定スライスレベルSLを超
える画素数が増加して、本来1つのドットウィンドウ内
に収容されるべき1つのデータドット33が、隣接する
ウィンドウに侵入して誤認識を引き起こす原因となる。
他方、図15(b)に示すように設定スライスレベルS
Lを高くし過ぎると設定スライスレベルSLを超える画
素数が減少して1ウィンドウ内の画素数も減少し、ドッ
ト検出不能の原因となる。
理想的な画素分布を示している。理想的な状態とは、認
識に必要な画素数が最大限確保され、かつデータドット
33が他のウィンドウにはみ出していない状態である。
図16ではスライスレベルSLを超えるデータドット3
3がウィンドウ内の最外周の画素領域にはみ出さす、1
ウィンドウ内の最適画素数は52個である。このように
最適画素数を定義すると、ローカル2値化エリア51内
の最適画素数は、 1ウィンドウ内の最適画素数×(アライメントドット3
2の数+データドット33の数) となる。すなわち例えば図16に示すように1ドットウ
ィンドウを10×10画素とすると、52×5=260
となる。
画素のビデオ出力を大きい順にソートして、大きい方か
ら小さい方に向かって画素数の和を求めながら画素を取
得し、画素数の和が上記のローカル2値化エリア51内
の最適画素数に近づいた時点で画素の取得を中止する。
この条件により、ローカル2値化エリア51内で取得し
た画素の2値化データを「1」とし、未取得の画素の2
値化データを「0」とする。
トマップBに対して、図5に示す3×3ドットのアライ
メントエリア35を設定する。このエリア35の中心は
アライメントドット32が設計上出現する位置の中心と
一致し、かつこのエリア35の範囲はアライメントドッ
ト32がリーダ/ライタの機械的誤差及びカード10の
製造誤差の影響により、本来回折すべき位置からシフト
しても検出可能になるように設定されている。そして、
最大範囲は近隣のエリア34、35のデータドット3
3、アライメントドット32に侵入しないように設定さ
れている。具体的なアライメントエリア35の設定項目
は、デフォルト中心値(=アライメントドット32が設
計上出現する位置の中心)とエリア35の縦、横及び長
さである。
素)のアライメントエリア35内の2値化データを示し
ている。このエリア35内における2値化データ=1の
最小X座標Xa、最大X座標Xb、最小Y座標Ya及び
最大Y座標Ybを求め、これらの値に基づいてアライメ
ントドット32の中心座標ACを求める。 AC={(Xa+Xb)/2,(Ya+Yb)/2}
リア35内のアライメントドット32の中心座標ACを
求める。なお、図5を参照すると、アライメントドット
32は6個のエリア(CGH認識ウィンドウ)の各々の
左上ウィンドウと右下ウィンドウに存在するので合計1
2個である。ここで、消去CGHや、傷、汚れが付いた
CGHは、アライメントドット32をアライメントエリ
ア35に照射せず、この場合には中心座標ACを算出す
ることができないので前記デフォルト中心値で代用す
る。
ィンドウを作成する。例えば図18に示す6×6ドット
分のCGH認識ウィンドウにおいて、左上ウィンドウの
アライメントドット32の中心座標ACを(x1,y
1)とし、右下ウィンドウのアライメントドット32の
中心座標ACを(x2,y2)とすると、1つのCGH
認識ウィンドウの大きさ(Wx、Wy)(=1つのCG
H認識ウィンドウ内の画素数)は次の通りとなる。 Wx=rot{(x2−x1)/5} Wy=rot{(y2−y1)/5} ただし、rot{}は{}内を自然数に丸める関数
(MXn,MYn)(n=0,1〜6)を求める。 MXn=x1−Wx/2+Wx×n MYn=y1−Wy/2+Wy×n 次いで格子点(MXn,MYn)を直線で結び、この直
線により分割された1区画を1つのドット認識ウィンド
ウと定義し、各ドット認識ウィンドウ内の画素データを
以下のように処理する。
W66における2値化データ=1の画素数Npixが正の
定数cより多く存在する場合に回折ドットが存在すると
判断する。6×6個のドット認識ウィンドウW11〜W
66の全てが「0」の場合にはその部分のCGHはリー
ダ/ライタにより消去されたと判定する。 すなわち if Npix>c Wij=1 if Npix≦c Wij=0 ただし、i,j=1,2〜6
ットを使用して4パターンP1〜P4により4値を表現
する場合には、パターンP1〜P4が異なってもデータ
エリア34のドット数が一定(3個)であり、また、ド
ット位置が決まっている。そこで、図20に示すように
その位置のウィンドウのみについて処理を行う。すなわ
ち P1エリア=W23+W32+W33 P2エリア=W24+W34+W35 P3エリア=W44+W45+W54 P4エリア=W42+W43+W53 のように各エリアP1〜P4毎に2値化データ=1の合
計画素数を求める。
の合計画素数の最大値Max(P1エリア,P2エリア,
P3エリア,P4エリア)を求める。次いでこの最大値
Maxが上記の4つの合計画素数の合計値に対して占める
割合が所定値dより大きい場合、最大値Maxのエリアを
「1」とする。もし、最大値Maxが上記の4つの合計画
素数の合計値に対して占める割合が所定値dより小さい
場合にはこのCGHはリーダ/ライタにより消去された
と判定する。
エリアの中心に縦横1ドットラインの、ドットを配置し
ないセーフティゾーン36を設けて7×7ドットのエリ
アに拡張する場合にも同様に、データドット33が本来
現れる1+2又は2+1=3のウィンドウについてのみ
上記の処理を行う。この場合に、セーフティゾーン36
により近隣のデータドット33が認識ウィンドウに侵入
することを低減することができるので、より安定して認
識することができる。
報を示す複数のホログラム像を2次元に配列するととも
に、各ホログラム像を2次元の複数のドットを配列する
ことにより構成し、更に複数のドットがデータドットと
アライメントドットを含むようにしたので、ホログラム
を最適化して汚れに強く、認識性を向上させることがで
きる。
成図である。
図である。
図である。
ターンの配置を示す説明図である。
図である。
る。
説明図である。
明図である。
示すブロック図である。
グラフである。
である。
す説明図である。
ある。
ある。
ウを示す説明図である。
る。
である。
ある。
処理を示す説明図である。
22、ピンホール23と共に読み取り手段を構成す
る。) 25 PD 31 CCDキャプチャエリア 32 アライメントドット 33 データドット 34 データエリア 35 アライメントエリア 40 リーダ/ライタ(R/W) 45 パターン認識部(パターン認識手段) 51 ローカル2値化エリア
Claims (5)
- 【請求項1】 情報を示す複数のホログラム像がXY方
向の2次元に配列されて記録された光記録媒体におい
て、 前記複数のホログラム像の各々は、複数のドットが2次
元で配列されて構成され、前記ドットが情報を示すデー
タドットと位置合わせ用のアライメントドットとを含む
ことを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 情報を示す複数のホログラム像がXY方
向の2次元に配列され、前記複数のホログラム像の各々
は、複数のドットが2次元で配列されて構成され、前記
ドットが情報を示すデータドットと位置合わせ用のアラ
イメントドットとを含むように記録された光記録媒体を
再生する装置であって、 XY方向の一方の方向に配列された前記複数のホログラ
ム像に対して照明光を同時に照射し、その回折光を撮像
面に2次元に配列して撮像する読み取り手段と、 前記読み取り手段により撮像された複数のホログラム像
の回折光をパターン認識する手段とを、 有する光記録媒体の再生装置。 - 【請求項3】 前記パターン認識手段は、前記2次元に
配列して撮像した複数のホログラム像の回折光に対し
て、ホログラム像毎に2値化用のローカルエリアを設定
して前記データドットの画素データを2値化し、前記複
数のホログラム像全体に対する2値化データのビットマ
ップを作成することを特徴とする請求項2記載の光記録
媒体の再生装置。 - 【請求項4】 前記パターン認識手段は、前記2値化デ
ータに基づいて前記アライメントドットの中心位置を求
め、前記中心位置に基づいて前記1つのホログラム像を
認識するための第1の認識ウィンドウの大きさを設定
し、前記第1のウィンドウ内において前記ドットを仕切
る格子点を求め、前記格子点を直線で結んでこの直線に
より分割された1区画を1つのドットを認識するための
第2の認識ウィンドウとして設定することを特徴とする
請求項2又は3記載の光記録媒体の再生装置。 - 【請求項5】 前記記録媒体は、前記データドットが前
記ホログラム像の2次元領域の4つの角領域に1以上の
ドットを配置することにより4値を表現する記録媒体で
あって、 前記パターン認識手段は、前記4つの領域毎に2値化デ
ータが「1」の合計画素数を求め、この合計画素数に基
づいてそのホログラム像が消去されているか否かを判断
することを特徴とする請求項4記載の光記録媒体の再生
装置。
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- 1998-10-13 JP JP30635498A patent/JP3921844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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