JP2000123014A - データ検索システムおよび方法 - Google Patents

データ検索システムおよび方法

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JP2000123014A
JP2000123014A JP10290220A JP29022098A JP2000123014A JP 2000123014 A JP2000123014 A JP 2000123014A JP 10290220 A JP10290220 A JP 10290220A JP 29022098 A JP29022098 A JP 29022098A JP 2000123014 A JP2000123014 A JP 2000123014A
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file
record
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set operation
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JP10290220A
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English (en)
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Kazushige Asada
一繁 浅田
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
Hiroko Mano
博子 真野
Hideaki Nakayama
秀明 中山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合演算を従来より効率的に処理できるよう
にする。 【解決手段】 レコードファイル構成手段4はレコード
ファイルを記憶する。インデックスファイル構成手段5
は、レコードファイルを検索する際のインデックスとな
るインデックスファイルを記憶する。集合演算処理手段
8は、インデックスファイルを用いてレコードファイル
について特定の検索条件で検索を行なって、この検索の
結果集合を対象とした集合演算を求める。インデックス
ファイルには、レコードファイルのレコードオカレンス
の識別子であってシーケンシャル番号で構成した検索I
Dも記憶している。ID変換手段9は、検索IDを、レ
コードファイルのレコードオカレンスの識別子であって
レコードファイルでのレコードオカレンスの格納位置を
表わすデータ取得IDに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インデックスフ
ァイルを用いて特定の検索条件でレコードファイルの検
索を行なった検索の結果集合を対象として集合演算を求
めるデータ検索システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インデックスファイルを用いて特定の検
索条件でレコードファイルの検索を行なった検索の結果
集合を対象として集合演算を求めるのに際し、従来は、
検索の結果得られた、レコードファイルでのレコードオ
カレンスの格納位置を表わす識別子の結果集合を比較し
て集合演算を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術で、レコードファイルでのレコードオカレンス
の格納位置を表わす識別子は、データ量が大きくなりが
ちであるため、集合演算を効率よく実行することができ
ないという不具合があった。
【0004】この発明の目的は、集合演算を従来より効
率的に処理できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、レコードファイルを記憶するレコードファイル構成
手段と、このレコードファイルを検索する際のインデッ
クスとなるインデックスファイルを記憶するインデック
スファイル構成手段と、このインデックスファイルを用
いて前記レコードファイルについて特定の検索条件で検
索を行なって、この検索の結果集合を対象とした集合演
算を求める集合演算処理手段と、を備えているデータ検
索システムにおいて、前記レコードファイルのレコード
オカレンスの識別子であってシーケンシャル番号で構成
した検索IDを記憶している検索ID記憶手段と、前記
検索IDを、前記レコードファイルのレコードオカレン
スの識別子であって前記レコードファイルでのレコード
オカレンスの格納位置を表わすデータ取得IDに変換す
るID変換手段と、を備えていることを特徴とするデー
タ検索システムである。
【0006】したがって、検索IDはデータ取得IDよ
りデータが小さいので、検索の結果集合を対象とした集
合演算を求める場合は検索IDを用い、レコードファイ
ルのデータを取り出すときはデータ取得IDを用いるな
ど、検索IDとデータ取得IDとを使い分けることを可
能にして、集合演算を従来より効率的に処理することが
できる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、インデックスファイル構成手段は、イ
ンデックスファイル内にレコードファイルのレコードオ
カレンスの識別子として検索IDを記憶することにより
検索ID記憶手段を兼ねていることを特徴とする。
【0008】したがって、インデックスファイル内に検
索IDを記憶することにより、集合演算の最終結果の件
数のみを求めたい場合など、インデックスファイルで実
行可能な処理の効率化を図ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、インデックスファイル構成手段は、イ
ンデックスファイルが記憶している検索IDの値がこの
検索IDの前記インデックスファイルにおける格納位置
に直接関連付けられているものであることを特徴とす
る。
【0010】したがって、インデックスファイルが記憶
している検索IDの値が検索IDのインデックスファイ
ルにおける格納位置に直接関連付けられているので、イ
ンデックスファイルを用いた検索結果を検索IDに変換
する余分な処理を不要にして、処理の効率化を図ること
ができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明において、集合演算処理手段
は、インデックスファイルが範囲指定による検索条件を
処理できないものであっても、検索IDと前記検索条件
のキー値のソート順とが一致するときは、前記インデッ
クスファイルを用いて検索を行なうものである。
【0012】したがって、インデックスファイルが範囲
指定による検索条件を処理できないものであっても、検
索IDと検索条件のキー値のソート順とが一致すれば、
検索IDを用いて検索条件の範囲指定を容易に行なえる
ので、処理の効率化を図ることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明において、集合演算処理手段
は、検索IDの各値に各々ビットを対応させたビットマ
ップファイルに検索結果を格納し、このビットマップフ
ァイルを用いて集合演算を行なうものである。
【0014】したがって、検索IDの各値に各々ビット
を対応させたビットマップファイル同士を比較すること
により集合演算を行なえば、値の比較が容易であるた
め、集合演算の処理の効率化を図ることができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜3、
5のいずれかの一に記載の発明において、検索ID記憶
手段は、検索条件のキー値の順に検索IDが割り当てら
れていることを特徴とする。
【0016】したがって、検索条件のキー値の順に検索
IDが割り当てられているので、最終的な集合演算を求
めるまでの中間結果や、最終的な検索結果について、検
索結果を検索ID順にソートする手間を最小限に抑え
て、効率的な処理を行なうことができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、レコードファイ
ルについて、このレコードファイルを検索する際のイン
デックスとなるインデックスファイルを用いて特定の検
索条件で検索を行なって、この検索の結果集合を対象と
した集合演算を求めるデータ検索方法において、前記レ
コードファイルのレコードオカレンスの識別子として、
シーケンシャル番号で構成した検索IDと、前記レコー
ドファイルでのレコードオカレンスの格納位置を表わす
データ取得IDとを使い分けることを特徴とするデータ
検索方法である。
【0018】したがって、検索IDはデータ取得IDよ
りデータが小さいので、検索の結果集合を対象とした集
合演算を求める場合は検索IDを用い、レコードファイ
ルのデータを取り出すときはデータ取得IDを用いるな
ど、検索IDとデータ取得IDとを使い分けることを可
能にして、集合演算を従来より効率的に処理することが
できる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、レコードファイルの再構築を行なうに
際しても、検索IDは従前のものを維持する。
【0020】したがって、レコードファイルの再構築を
行なうに際して、インデックスファイルや検索の中間結
果を格納したファイルの作り直しを不要にして、処理の
効率化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
であるデータ検索システム1の全体構成を示す機能ブロ
ック図である。
【0022】図1に示すように、レコード入力手段2
は、レコードファイル構成手段4に記憶されるレコード
ファイルに登録すべきレコードの入力を受付け、レコー
ド登録手段3にそのレコードを渡す。
【0023】レコード登録手段3は、レコード入力手段
2からレコードを受け取って、レコードファイル構成手
段4に、そのレコードをレコードファイルに登録するよ
うに依頼する。また、レコードファイル構成手段4から
登録したレコードのデータ取得IDを受け取る。このデ
ータ取得IDは、レコードファイルのレコードオカレン
スの識別子であって、レコードファイルでのレコードオ
カレンスの格納位置を表わすものである。さらに、ID
変換手段9に、レコードのデータ取得IDを渡し、ID
変換手段9から登録したレコードに応じた検索IDを受
け取る。この検索IDは、レコードファイルのレコード
オカレンスの識別子であってシーケンシャル番号で構成
したものである。そして、インデックスファイル構成手
段5にレコードと検索IDの組を渡す。
【0024】レコードファイル構成手段4は、レコード
ファイルを記憶している。そして、レコード登録手段3
との関係では、レコード登録手段3からレコードを受け
取り、レコードファイルにそのレコードを記憶し、記憶
したレコードのデータ取得IDをレコード登録手段3に
渡す。また、集合演算処理手段8との関係では、集合演
算処理手段8からデータ取得IDを受け取り、レコード
ファイルからデータ取得IDに応じたレコードを取得す
る。また、集合演算処理手段8にレコードを渡す。
【0025】インデックスファイル構成手段5は、レコ
ードファイルを検索するためのインデックスとなるイン
デックスファイルを複数種類記憶している。そして、レ
コード登録手段3との関係では、レコード登録手段3か
らレコードと検索IDの組を受け取り、インデックスフ
ァイルにレコードと検索IDの組を格納する(よって、
インデックスファイル構成手段5は、この発明の検索I
D記憶手段も兼ねている)。集合演算処理手段8との関
係では、集合演算処理手段8から検索条件を受け取り、
インデックスファイルから検索条件を満足するレコード
の検索IDの集合を取得して、その検索IDの集合を集
合演算処理手段8に渡す。
【0026】検索条件入力手段6は、検索条件の入力を
受付け、その検索条件を集合演算処理手段8に渡す。
【0027】検索結果出力手段7は、集合演算処理手段
8から検索結果を受け取り、その検索結果を所定の表示
装置などに出力する。
【0028】集合演算処理手段8は、インデックスファ
イルを用いてレコードファイルについて特定の検索条件
で検索を行なって、この検索の結果集合を対象とした集
合演算を求めるものである。そして、最終的に求めた集
合演算の結果件数だけを出力する場合と、最終的に求め
た集合演算の結果のレコードをレコードファイルから出
力する場合とのいずれかを、選択的に実行することがで
きる。
【0029】集合演算処理手段8で結果件数だけを出力
する場合は、次のような処理を行なう。すなわち、検索
条件入力手段6から検索条件を受け取り、インデックス
ファイル構成手段5に検索条件を渡して、インデックス
ファイルに記憶されている検索IDの集合を受け取る。
そして、いくつかのインデックスファイルの結果集合に
対する集合演算を行ない、最終的な結果集合を求めて、
検索結果出力手段7に結果件数を返す。
【0030】最終的に求めた集合演算の結果のレコード
をレコードファイルから出力する場合は、次のような処
理を行なう。すなわち、検索条件入力手段6から検索条
件を受け取り、インデックスファイル構成手段5に検索
条件を渡す。そして、いくつかのインデックスファイル
の結果集合を入力とした集合演算を行ない、最終的な結
果集合を求める。次に、ID変換手段9に結果集合に応
じた検索IDの集合を渡し、ID変換手段9からデータ
取得IDの集合を受け取る。さらに、レコードファイル
構成手段4にデータ取得IDを渡し、レコードファイル
構成手段4からレコードを受け取り、その結果集合に応
じたレコードを検索結果出力手段7に出力する。
【0031】ID変換手段9は、レコード登録手段3と
の関係では、レコード登録手段3からデー取得IDを受
け取り、受け取ったデータ取得IDを登録して、データ
取得IDに応じた検索IDを求め、レコード登録手段3
に求めた検索IDを渡す。集合演算処理手段8との関係
では、集合演算処理手段8から検索IDを受け取り、受
け取った検索IDに応じたデータ取得IDを求め、集合
演算処理手段8にデータ取得IDを渡す。
【0032】以上のようなデータ検索システム1で、レ
コードファイルに登録されているレコードを検索する場
合の処理を、図2を参照して経時的に説明する。図2
は、レコードファイルに登録されているレコードを検索
する場合の処理を経時的に示したブロック図である。
【0033】検索条件入力手段6で検索条件の入力を行
なうと、集合演算処理手段8がインデックスファイル構
成手段5に検索条件を渡し、インデックスファイルから
検索IDの集合を受け取る。この検索IDの結果集合
が、複数のインデックスファイルa、インデックスファ
イルb、インデックスファイルc、…に各々対応して複
数得られたとすると、これらの複数の結果集合について
検索条件にしたがって、論理和、論理積などの集合演算
が集合演算処理手段8により行われ、最終的に検索ID
による結果集合が求められる。以上により結果件数が確
定するので、検索の結果件数だけを出力したい場合は、
検索結果出力手段7にその検索件数を出力する。
【0034】以上は検索IDによる処理であるが、最終
的に求めた集合演算の結果のレコードをレコードファイ
ルから読み出して出力する場合は、次のようなデータ取
得IDによる処理を行なう。すなわち、最終的な結果集
合をなす検索IDを集合演算処理手段8がID変換手段
9に送り、ID変換手段9で検索IDをデータ取得ID
に変換して集合演算処理手段8に返す。そして、このデ
ータ取得IDによる結果集合をレコードファイル構成手
段4に送り、データ取得IDに対応するレコードのデー
タを取得して、このレコードを検索結果出力手段7に出
力する。
【0035】シーケンシャル番号で構成された検索ID
は、レコードファイルでのレコードオカレンスの格納位
置を表わすデータ取得IDよりデータが小さいので、前
記のように検索の結果集合を対象とした集合演算を求め
る場合は検索IDを用い、レコードファイルのデータを
取り出すときはデータ取得IDを用いるなどにより、検
索IDとデータ取得IDとを使い分けることで、集合演
算を従来より効率的に処理することができる。
【0036】また、インデックスファイル内に検索ID
を記憶することにより、前記のように集合演算の最終結
果の件数のみを求めたい場合などには、インデックスフ
ァイルで実行可能な処理の効率化を図ることができる。
【0037】検索IDが単純なシーケンシャル番号で構
成されることを利用して、インデックスファイルは次の
よう構成することができる。すなわち、インデックスフ
ァイル構成手段5は、インデックスファイルが記憶して
いる検索IDの値がこの検索IDのインデックスファイ
ルにおける格納位置に直接関連付けられているようにす
ることができる。
【0038】例えば、図3は、1000人を対象として
音楽を趣味とするか否かを検索するビットマップで構成
したインデックスファイルの例を示している。すなわ
ち、検索IDの1〜1000番に対応して音楽を趣味と
する(“1”)、趣味としない(“0”)の別が記録さ
れている。そして、検索IDの値はそのままインデック
スファイル中での検索IDの格納位置とされている。そ
して、仮に検索ID501〜600番の100人分のデ
ータ(図3の斜線部分)が何らかの理由により不要にな
っても、検索ID601番、602番、…1000番の
検索IDは、検索ID501番、502番、…900番
に改変せず従前のままに維持し、検索ID501〜60
0番は欠番にする。
【0039】このように、インデックスファイルが記憶
している検索IDの値が検索IDのインデックスファイ
ルにおける格納位置に直接関連付けられているので、イ
ンデックスファイルを用いた検索結果を検索IDに変換
する余分な処理を不要にして、処理の効率化を図ること
ができる。
【0040】ところで、インデックスファイルが範囲指
定による検索条件を処理できないものである場合があ
る。例えば、インデックスファイルの検索IDにハッシ
ュ関数を用いている場合などである。このような場合
は、数値がばらばらに出現するので、範囲指定による検
索条件を処理することができない。しかし、このような
場合であっても、検索IDと検索条件のキー値のソート
順とが一致するときは、前記のようなインデックスファ
イルを用いて検索を行なうことができる。
【0041】例えば、1000人分のデータが登録され
たインデックスファイルを用いて、集合A={5,8,
58,72,100,872}の検索IDの結果集合が
得られたとする。そして、検索条件により、この結果集
合から名前のアイウエオ順でカ行〜タ行にある人に限定
する絞り込みをかけることとする。この場合に従来の手
法では、集合Aを構成する各値、5,8,58,72,
100,872のひとつひとつについて、名前のアイウ
エオ順でカ行〜タ行にあるか否かを調べなければならな
い。
【0042】しかし、検索IDと検索条件のキー値のソ
ート順とが一致する場合、つまり、検索IDも名前のア
イウエオ順にシーケンシャル番号を付与している場合に
は、名前のアイウエオ順でカ行の先頭が例えば検索ID
50番、タ行の末尾が例えば検索ID700番であるこ
とを調べるだけで、集合A={5,8,58,72,1
00,872}のうち、集合C={58,72,10
0}が検索条件に該当することが直ちに判明する。
【0043】このように、インデックスファイルが範囲
指定による検索条件を処理できないものであっても、検
索IDと検索条件のキー値のソート順とが一致すれば、
検索IDを用いて検索条件の範囲指定を容易に行なえる
ので、処理の効率化を図ることができる。
【0044】インデックスファイルが範囲指定による検
索条件を処理できないものである場合以外でも、一般
に、検索条件のキー値の順に検索IDを割り当てること
により、最終的な集合演算を求めるまでの中間結果や、
最終的な検索結果について、検索結果を検索ID順にソ
ートする手間を最小限に抑えて、効率的な処理を行なう
ことができる。
【0045】例えば、集合演算の結果、最終的に検索I
Dの結果集合C={10,55,72}が得られた場合
に、検索条件により、この最終的な検索結果を名前のア
イウエオ順にソートして出力したい場合に、そもそも検
索IDが名前のアイウエオ順に配列されているのであれ
ば、10,55,72の順番が名前のアイウエオ順にな
っているので、改めてソートする必要がない。
【0046】また、インデックスファイルを用いてレコ
ードファイルについて特定の検索条件で検索を行なっ
て、この検索結果として、例えば、検索IDの結果集合
A,Bが得られたときに、この結果集合A,Bを、検索
IDの各値に各々ビットを対応させたビットマップファ
イルに格納し、このビットマップファイルを用いて、結
果集合A,Bを対象とした集合演算を求めるようにする
こともできる。
【0047】すなわち、結果集合Aが音楽を趣味とする
人の検索IDの集合であり、結果集合Bがテニスを趣味
とする人の検索IDの集合であるときに、図4に示すよ
うに、音楽を趣味とする人に“1”、趣味としない人に
“0”の値を与え、同様にテニスを趣味とする人に
“1”、趣味としない人に“0”の値を与えて、これら
の値に検索IDを対応させたビットマップを構築する。
そして、検索条件から例えば音楽もテニスも趣味とする
人などに絞り込みをかけるのであれば、このビットマッ
プの結果集合Aの部分と結果集合Bの部分とを突き合わ
せて比較することで集合演算を行なうようにすれば、デ
ータ取得IDのようなレコードファイルでのレコードオ
カレンスの格納位置を表わす値を比較するのに比べ、値
の比較が容易であるため、集合演算の処理の効率化を図
ることができる。
【0048】さらに、インデックスファイルは、検索I
Dに依存しており、構築するのに手間を要するものであ
るため、レコードファイルの再構築を行なうに際して
も、検索IDは従前のものを維持するようにすれば、イ
ンデックスファイルや検索の中間結果を格納したファイ
ルの作り直しを不要にして、処理の効率化を図ることが
できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、検索IDはデ
ータ取得IDよりデータが小さいので、検索の結果集合
を対象とした集合演算を求める場合は検索IDを用い、
レコードファイルのデータを取り出すときはデータ取得
IDを用いるなど、検索IDとデータ取得IDとを使い
分けることを可能にして、集合演算を従来より効率的に
処理することができる。
【0050】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、インデックスファイル内に検索IDを
記憶することにより、集合演算の最終結果の件数のみを
求めたい場合など、インデックスファイルで実行可能な
処理の効率化を図ることができる。
【0051】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、インデックスファイルが記憶している
検索IDの値が検索IDのインデックスファイルにおけ
る格納位置に直接関連付けられているので、インデック
スファイルを用いた検索結果を検索IDに変換する余分
な処理を不要にして、処理の効率化を図ることができ
る。
【0052】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明において、インデックスファ
イルが範囲指定による検索条件を処理できないものであ
っても、検索IDと検索条件のキー値のソート順とが一
致すれば、検索IDを用いて検索条件の範囲指定を容易
に行なえるので、処理の効率化を図ることができる。
【0053】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明において、検索IDの各値に
各々ビットを対応させたビットマップファイル同士を比
較することにより集合演算を行なえば、値の比較が容易
であるため、集合演算の処理の効率化を図ることができ
る。
【0054】請求項6に記載の発明は、請求項1〜3、
5のいずれかの一に記載の発明において、検索条件のキ
ー値の順に検索IDが割り当てられているので、最終的
な集合演算を求めるまでの中間結果や、最終的な検索結
果について、検索結果を検索ID順にソートする手間を
最小限に抑えて、効率的な処理を行なうことができる。
【0055】請求項7に記載の発明は、検索IDはデー
タ取得IDよりデータが小さいので、検索の結果集合を
対象とした集合演算を求める場合は検索IDを用い、レ
コードファイルのデータを取り出すときはデータ取得I
Dを用いるなど、検索IDとデータ取得IDとを使い分
けることを可能にして、集合演算を従来より効率的に処
理することができる。
【0056】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、レコードファイルの再構築を行なうに
際して、インデックスファイルや検索の中間結果を格納
したファイルの作り直しを不要にして、処理の効率化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるデータ検索シス
テムの全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】前記データ検索システムを用いレコードファイ
ルに登録されているレコードを検索する場合の処理を経
時的に示したブロック図である。
【図3】前記データ検索システムにおいてインデックス
ファイルの例を示す表である。
【図4】前記データ検索システムで検索した結果集合を
格納したビットマップの例を示す表である。
【符号の説明】
1 データ検索システム 4 レコードファイル構成手段 5 インデックスファイル構成手段 8 集合演算処理手段 9 ID変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 博子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中山 秀明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B075 NK02 NR06 NR16 PP23 QR04 QR05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レコードファイルを記憶するレコードフ
    ァイル構成手段と、 このレコードファイルを検索する際のインデックスとな
    るインデックスファイルを記憶するインデックスファイ
    ル構成手段と、 このインデックスファイルを用いて前記レコードファイ
    ルについて特定の検索条件で検索を行なって、この検索
    の結果集合を対象とした集合演算を求める集合演算処理
    手段と、を備えているデータ検索システムにおいて、 前記レコードファイルのレコードオカレンスの識別子で
    あってシーケンシャル番号で構成した検索IDを記憶し
    ている検索ID記憶手段と、 前記検索IDを、前記レコードファイルのレコードオカ
    レンスの識別子であって前記レコードファイルでのレコ
    ードオカレンスの格納位置を表わすデータ取得IDに変
    換するID変換手段と、を備えていることを特徴とする
    データ検索システム。
  2. 【請求項2】 インデックスファイル構成手段は、イン
    デックスファイル内にレコードファイルのレコードオカ
    レンスの識別子として検索IDを記憶することにより検
    索ID記憶手段を兼ねていることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ検索システム。
  3. 【請求項3】 インデックスファイル構成手段は、イン
    デックスファイルが記憶している検索IDの値がこの検
    索IDの前記インデックスファイルにおける格納位置に
    直接関連付けられているものであることを特徴とする請
    求項2に記載のデータ検索システム。
  4. 【請求項4】 集合演算処理手段は、インデックスファ
    イルが範囲指定による検索条件を処理できないものであ
    っても、検索IDと前記検索条件のキー値のソート順と
    が一致するときは、前記インデックスファイルを用いて
    検索を行なうものである請求項1〜3のいずれかの一に
    記載のデータ検索システム。
  5. 【請求項5】 集合演算処理手段は、検索IDの各値に
    各々ビットを対応させたビットマップファイルに検索結
    果を格納し、このビットマップファイルを用いて集合演
    算を行なうものである請求項1〜4のいずれかの一に記
    載のデータ検索システム。
  6. 【請求項6】 検索ID記憶手段は、検索条件のキー値
    の順に検索IDが割り当てられていることを特徴とする
    請求項1〜3、5のいずれかの一に記載のデータ検索シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 レコードファイルについて、このレコー
    ドファイルを検索する際のインデックスとなるインデッ
    クスファイルを用いて特定の検索条件で検索を行なっ
    て、この検索の結果集合を対象とした集合演算を求める
    データ検索方法において、 前記レコードファイルのレコードオカレンスの識別子と
    して、シーケンシャル番号で構成した検索IDと、前記
    レコードファイルでのレコードオカレンスの格納位置を
    表わすデータ取得IDとを使い分けることを特徴とする
    データ検索方法。
  8. 【請求項8】 レコードファイルの再構築を行なうに際
    しても、検索IDは従前のものを維持する請求項7に記
    載のデータ検索方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032858A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書検索装置の動作方法およびこれをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム
JP2013037551A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Toshiba Corp key−valueストアを有するメモリシステム

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