JP2000122615A - 画像表示制御装置、画像表示制御方法、及び画像表示制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】単に、画像データの組み合わせ，合成，表示を
行なうだけでなく、より現実的な感覚で面白みある娯楽
性の高い画像の表示制御を行なうこと。 【解決手段】ＲＯＭに予め記憶されている窓，テレビ等
のパーツパターンを各表示（設置）位置を指定して選択
すると、選択されたパーツパターンが読み出されて指定
位置に合成され液晶表示部13に表示される。表示された
窓やテレビ等をタッチ操作すると、そのタッチ操作毎に
それぞれ対応するパーツパターンが開／閉やＯＮ／ＯＦ
Ｆ等、異なる状態のパターンに入れ替えられて表示され
ると共に、各パーツパターンに対応付けられて前記ＲＯ
Ｍに予め記憶された点灯／点滅コード及びその指定色に
従い、例えば窓開の場合には当該窓のパーツパターンが
バックライトとして設けたカラーELパネル22により黄色
で点灯発光表示され、テレビONの場合には当該テレビの
パーツパターンが赤色で点滅発光表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示中の画像に対
応する部分のみを発光制御させるための画像表示制御装
置、画像表示制御方法、及び画像表示制御プログラムを
記録した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数種類の画像データを選択的に組み合
わせ合成して表示させ、所望のイメージデータを作成す
ることは従来から行なわれているが、複数の画像データ
を単に組み合わせて表示するだけでは、特に、娯楽性の
ある表示装置として利用する場合、面白みがなく娯楽性
に欠ける問題がある。

【０００３】例えば従来のこの種の表示装置としては、
人間の顔を構成する各パーツの画像データを選択して合
成表示させることにより、所望の顔画像データを作成す
るモンタージュ表示装置等が上げられるが、このモンタ
ージュ表示装置では、目，鼻，眉，口等の各パーツ毎に
所望の形状のパーツパターンを選択して合成表示させる
ことにより、所望の表情の顔画像データを得るだけのも
のである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、前記複数の画
像データを選択的に組み合わせて合成表示させる従来の
表示装置では、所望のイメージデータを作成できるとい
う以外に面白みがなく、娯楽性に欠ける問題がある。

【０００５】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、単に、画像データの組み合わせ，合成，表示
を行なうだけでなく、より現実的な感覚で面白みある娯
楽性の高い画像表示制御装置、画像表示制御方法、及び
画像表示制御プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項１に係る画像表示制御装置は、部分発光可能な発光パ
ネルを表示画面のバックライトとして設けた表示手段
と、この表示手段の表示画面に画像を表示させる画像表
示制御手段と、この画像表示制御手段により表示された
画像が指示されると、この指示された画像の範囲に対応
する部分の前記発光パネルを発光させる発光制御手段と
を備えたことを特徴とする。

【０００７】このような請求項１に係る画像表示制御装
置では、画像表示制御手段により表示された画像を指示
すると、この指示された画像の範囲に対応する部分の発
光パネルが発光されて表示されるので、画像表示されて
いる任意の画像を指示し発光表示できることになる。

【０００８】また、本発明の請求項２に係る画像表示制
御装置は、部分発光可能な発光パネルを表示画面のバッ
クライトとして設けた表示手段と、この表示手段の表示
画面に画像を表示させる第１の画像表示制御手段と、こ
の第１の画像表示制御手段により表示された画像が指示
されると、この指示された画像を変化させて表示する第
２の画像表示制御手段と、この第２の画像表示制御手段
により変化させて表示される画像の範囲に対応する部分
の前記発光パネルを発光させる発光制御手段とを備えた
ことを特徴とする。

【０００９】このような請求項２に係る画像表示制御装
置では、第１の画像表示制御手段により表示された画像
を指示すると、この指示された画像が変化表示されると
共に、該変化表示される画像の範囲に対応する部分の発
光パネルが発光されて表示されるので、画像表示されて
いる任意の画像を指示し変化表示させると共に発光表示
できることになる。

【００１０】また、本発明の請求項３に係る画像表示制
御装置は、部分発光可能な発光パネルを表示画面のバッ
クライトとして設けた表示手段と、複数の画像を記憶し
ている画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されて
いる画像を選択する画像選択手段と、この画像選択手段
により選択された画像を合成して前記表示手段に表示さ
せる合成表示制御手段と、前記画像選択手段により選択
された画像のうちの少なくとも１つの画像の状態の変化
が指示されると、この指示された画像の状態を変化させ
て表示させる変化表示制御手段と、この変化表示制御手
段により変化され表示された画像の範囲に対応する部分
の前記発光パネルを発光させる発光制御手段とを備えた
ことを特徴とする。

【００１１】このような請求項３に係る画像表示制御装
置では、複数の画像を記憶している画像記憶手段に記憶
されている画像を選択すると、この選択された画像が合
成されて表示手段に表示され、前記選択された画像のう
ちの少なくとも１つの画像の状態の変化を指示すると、
この変化指示された画像の状態が変化されて表示される
と共に、変化表示された画像の範囲に対応する部分の発
光パネルが発光されて表示されるので、所望の画像を選
択的に合成表示させた状態で、任意の画像を指示し変化
表示させると共に発光表示できることになる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。

【００１３】図１は本発明の画像表示制御装置の実施形
態に係わる小型携帯電子手帳の電子回路の構成を示すブ
ロック図である。

【００１４】制御部（ＣＰＵ）１１は、キー入力部１２
から入力されるキー入力データや、液晶表示部１３の表
示画面上に重ねて設けられたタブレット１４から位置検
出回路１５を介して入力されるタッチペンＰによるタッ
チ位置データ、あるいは通信ぶ１６を介した外部装置
（例えばホストコンピュータ）との通信処理により得ら
れる通信入力データ等に応じて、ＲＯＭ１７に予め記憶
されているシステムプログラムを起動させ、あるいは外
部記録媒体１８に予め記憶されている手帳装置制御用プ
ログラムを記録媒体読み取り部１９により読み取らせて
起動させ、ＲＡＭ２０をワークメモリとして回路各部の
動作制御を行なうものである。

【００１５】この制御部（ＣＰＵ）１１には、前記キー
入力部１２、液晶表示部１３、タブレット１４、位置検
出回路１５、通信部１６、ＲＯＭ１７、記録媒体読み取
り部１９、ＲＡＭ２０が接続される他、前記液晶表示部
１３は表示駆動回路２１を介して接続される。

【００１６】前記液晶表示部１３は、そのバックライト
としてのカラーＥＬパネル２２(EL:Electro Luminescen
ce) 上に重ねて設けられ、このカラーＥＬパネル２２
は、前記制御部（ＣＰＵ）１１に接続されたＥＬパネル
駆動回路２３を介して駆動される。

【００１７】図２は前記電子手帳における表示装置の積
層構造を示す概略断面図である。

【００１８】まず、液晶表示部１３は、液晶素子層１３
ａの下層に各液晶表示ドットを独立して駆動するための
透明のマトリクス電極層１３ｂを配置し、上層に保護用
のガラス板１３ｃを配置してなり、この液晶表示部１３
の上に積層されるタブレット１４は、タッチ位置に応じ
た分圧信号を得るための透明の抵抗膜層１４ａを透明保
護膜１４ｂで被って構成される。

【００１９】そして、前記液晶表示部１３の下に積層さ
れるカラーＥＬパネル２２は、マルチカラー発光のため
の自己発光層２２ａの下層に各カラー発光ドットを独立
して駆動するためのマトリクス電極層２２ｂを配置して
なるもので、前記液晶表示部１３における表示画面のマ
ルチカラーバックライトとして機能する。

【００２０】図３は前記電子手帳におけるカラーＥＬパ
ネル２２に対するＥＬパネル駆動回路２３の構成を示す
ブロック図である。

【００２１】カラーＥＬパネル２２は、自己発光層２２
ａを赤色（Ｒ）・緑色（Ｇ）・青色（Ｂ）の各カラーＥ
Ｌ発光体を１トリオとしてストライプ状に規則的に配置
することによりマルチカラー発光するもので、そのマト
リクス電極層２２ｂにおいて、２４ａはＲ・ＥＬ素子
（ＥＬR ）と対応するＲデータ電極、２４ｂはＧ・ＥＬ
素子（ＥＬG ）と対応するＧデータ電極、２４ｃはＢ・
ＥＬ素子（ＥＬB ）と対応するＢデータ電極であり、２
５ａは各データ電極２４ａ，２４ｂ，２４ｃと直交関係
にある走査電極である。

【００２２】また、２４は各データ電極２４ａ，２４
ｂ，２４ｃと接続されたデータ側ドライバ、２５は走査
電極２５ａを線順次走査するための走査側ドライバ、２
６はデータ側ドライバ２４を介して各カラーＥＬ素子
（ＥＬR ，ＥＬG ，ＥＬB ）に変調電圧（Ｖｍ）を印加
するための変調電圧発生回路、２７は走査側ドライバ２
５を介して各ＥＬ素子に対し共通に負の書込電圧（−Ｖ
ｗ）を印加するための書込電圧発生回路、そして、２８
は線順次走査の終了後、全ＥＬ素子に対して一斉に前記
書込電圧（−Ｖｗ）とは逆極性のリフレッシュ電圧（Ｖ
ｒ）を印加するためのリフレッシュ電圧発生回路であ
る。前記ストライプ状に配置されたカラーＥＬ発光体
は、前記データ電極２４ａ，２４ｂ，２４ｃと対応して
配置される。これにより、前記カラーＥＬパネル２２で
は、液晶表示部１３における表示画面のあらゆる座標位
置に対応させて、任意の発光色で独立したバックライト
が行なえる。

【００２３】キー入力部１２には、スケジュールデータ
やメモデータ等の各種の手帳データを入力するための文
字キー１２ａが備えられると共に、各種手帳データの入
力・登録や検索・表示を行なうための手帳モードと所望
の部屋イメージデータを作成表示するためのｍｙＲｏｏ
Ｍモードと公衆電話回線等を介した外部情報機器との通
信処理を行なうための通信モードとを切り換える際に操
作される「モード」キー１２ｂ、表示画面上で選択され
たデータを確定する際に操作される「ＯＫ」キー１２
ｃ、表示画面上でのデータ選択やカーソル移動を行なう
際に操作されるカーソルキー「↑」１２ｄ，「↓」１２
ｅ，「←」１２ｆ，「→」１２ｇ等が備えられる。

【００２４】タブレット１４は、液晶表示部１３の表示
画面上に重ねて設けられ、ペンＰによりタッチされた位
置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット
１４から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づ
き、位置検出回路１５により表示画面に対応させた座標
が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部（ＣＰ
Ｕ）１１により操作の内容が判断される。

【００２５】通信部１６は、通信モードの設定時におけ
る通信処理に伴ない、公衆電話回線Ｎを介して外部情報
機器であるホストコンピュータと接続され、制御部（Ｃ
ＰＵ）１１からの指令あるは通信先である外部情報機器
からの指令に従って各種データの送受信を行ない、例え
ばｍｙＲｏｏＭモードによる部屋イメージデータの作成
表示中において、部屋画像を構成する家具等のパーツパ
ターンを切り換え表示するための通信指令切り換え表示
処理等が行なわれる。

【００２６】ＲＯＭ１７には、この電子手帳の全体の動
作を司るシステムプログラムが予め記憶されると共に、
手帳モードやｍｙＲｏｏＭモード，通信モード等、各種
の動作モードに応じたサブプログラムも予め記憶され
る。また、このＲＯＭ１７には、ｍｙＲｏｏＭパーツＲ
ＯＭ１７ａ（図４参照）が内蔵される。

【００２７】図４は前記電子手帳のＲＯＭ１７に内蔵さ
れるｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａにおけるパーツパ
ターンの記憶状態を示す図である。

【００２８】ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａには、部
屋を構成するための複数種類の家具やそれに付随する物
品や動植物等の画像パターンが部屋パーツパターンとし
て予め記憶され、各部屋パーツパターンには、当該パー
ツパターンの表示に際し該パーツパターンをカラーＥＬ
パネル２２により点灯／点滅させるか否かを示す点灯／
点滅コードと、その発光指定色が対応付けられて記憶さ
れる。また、このｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａに
は、それぞれの部屋パーツパターン毎に、同種のパーツ
パターンでＯＮ／ＯＦＦや開／閉，移動等の異なる状態
を表わす切り換えパターンデータも記憶される。

【００２９】図５は前記電子手帳のＲＡＭ２０に備えら
れるデータメモリの構成を示す図である。

【００３０】ＲＡＭ２０には、液晶表示部１３に表示す
べき表示データがビットマップデータとして描画記憶さ
れる表示データメモリ２０ａ、制御部（ＣＰＵ）１１に
内蔵されるタイマ回路により計時される現在時刻の計時
データが逐次更新されて記憶される計時データメモリ２
０ｂ、ｍｙＲｏｏＭモードの設定状態において部屋の構
成パーツとして選択されたパーツパターン（図４参照）
の種類や指定された表示位置，当該パーツパターンの切
り換え状態等の情報が記憶されるｍｙＲｏｏＭデータメ
モリ２０ｃ、手帳モードの設定状態において入力された
メモデータやスケジュールデータが記憶されて登録され
る手帳データメモリ２０ｄ、そして、設定された動作モ
ードを示すモードデータが記憶されるモードデータメモ
リＭ等が備えられる。

【００３１】次に、前記構成による電子手帳の動作につ
いて説明する。

【００３２】図６は前記電子手帳の全体処理を示すフロ
ーチャートである。

【００３３】キー入力部１２における「モード」キー１
２ｂを操作すると、各種の動作モードをアイコン等の指
定により選択するためのモード選択画面が、液晶表示部
１３に表示される（ステップＳ１→Ｓ２）。

【００３４】このモード選択画面の表示状態において、
カーソルキー１２ｄ〜１２ｇを操作して任意のモードア
イコンを選択的に指定すると、指定された動作モードが
設定されてその制御プログラムが起動され、当該設定さ
れた動作モードにおける初期画面が液晶表示部１３に表
示される（ステップＳ３→Ｓ４，Ｓ５→Ｓ６，Ｓ７）。

【００３５】前記モード選択設定処理（ステップＳ１〜
Ｓ７）において、手帳モードが選択されて設定された場
合には、メモデータやスケジュールデータの入力・登録
／検索・表示を行なうための手帳モード処理が起動され
（ステップＳ８→Ｓ９）、また、ｍｙＲｏｏＭモードが
選択されて設定された場合には、所望の部屋のイメージ
データを作成・表示するためのｍｙＲｏｏＭモード処理
が起動され（ステップＳ１０→ＳＡ）、また、通信モー
ドが選択されて設定された場合には、公衆電話回線等を
介した外部情報機器との通信処理を行なうための通信モ
ード処理が起動され（ステップＳ１１→Ｓ１２）、さら
に、その他のモードが選択されて設定された場合には、
それぞれ対応する他の動作モードの処理が起動される
（ステップＳ１１→他のモード処理）。

【００３６】図７は前記電子手帳の全体処理に伴なうｍ
ｙＲｏｏＭモード処理を示すフローチャートである。

【００３７】図８は前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード
処理に伴なうｍｙＲｏｏＭイメージデータの作成・表示
状態を示す図である。

【００３８】前記モード選択設定処理（ステップＳ１〜
Ｓ７）において、ｍｙＲｏｏＭモードが選択されて設定
されると、図８（Ａ）に示すように、液晶表示部１３に
は、家具等の一切存在しないｍｙＲｏｏＭイメージデー
タの初期画面が表示され、好みのｍｙＲｏｏＭイメージ
データを作成するために「ＯＫ」キー１２ｃを操作する
と、ｍｙＲｏｏＭ表示中であることが判断され、図８
（Ｂ）に示すように、「もようがえ」をするのか「そう
じ」をするのかを選択するためのｍｙＲｏｏＭメニュー
画面が表示される（ステップＡ１→Ａ２→Ａ３）。

【００３９】ここで、例えば所望のｍｙＲｏｏＭイメー
ジデータを新たに作成するために、前記ｍｙＲｏｏＭメ
ニュー画面に表示されている「もようがえ」をカーソル
で指定して（ステップＡ４→Ａ５）、「ＯＫ」キー１２
ｃを操作すると、図８（Ｃ）に示すように、次に選択す
る部屋パーツパターンの表示位置（設置場所）を指定す
るための位置指定メニュー画面が表示される（ステップ
Ａ１〜Ａ３）。

【００４０】例えばｍｙＲｏｏＭ内の右側にテレビを置
きたいために、前記液晶表示部１３に表示されている位
置指定メニュー画面において「みぎ」をカーソルで指定
して（ステップＡ４→Ａ５）、「ＯＫ」キー１２ｃを操
作すると、図８（Ｄ）に示すように、所望の部屋パーツ
パターンを選択するための部屋パーツメニュー画面が表
示される（ステップＡ１→Ａ２→Ａ６→Ａ７，Ａ８）。

【００４１】この部屋パーツメニュー画面において「テ
レビ」をカーソルで指定して（ステップＡ４→Ａ５）、
「ＯＫ」キー１２ｃを操作すると、選択された部屋パー
ツパターン「テレビ」がｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７
ａから読み出されて液晶表示部１３の表示領域における
右側に表示される（ステップＡ１→Ａ２→Ａ６→Ａ７，
Ａ８）。

【００４２】なお、前記部屋パーツメニュー画面におい
て所望の部屋パーツパターン「テレビ」を「↑」１２ｄ
又は「↓」１２ｅのカーソルキーで指定した状態におい
て、さらに、「←」１２ｆ又は「→」１２ｇのカーソル
キーを操作すると、同種の部屋パーツパターン「テレ
ビ」の異なる形のパーツパターンが選択されて指定さ
れ、前記同様に「ＯＫ」キー１２ｃの操作に応じてｍｙ
ＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａから読み出されて液晶表示
部１３の表示領域における右側に表示される。

【００４３】この際、ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏｏＭデー
タメモリ２０ｃには、選択された部屋パーツパターン
「テレビ」のパターン番号とその表示指定位置及びその
切り換え状態「ＯＮ」又は「ＯＦＦ」が記憶される。

【００４４】この後、図８（Ｄ）〜図８（Ｆ）に示すよ
うに、前記カーソルキー１２ｄ〜１２ｇによる部屋パー
ツパターンの選択操作及び「ＯＫ」キー１２ｃによる選
択パーツパターンの確定操作を繰り返し行なうと、ユー
ザ所望の部屋のイメージデータが各選択パーツパターン
が合成されて表示データメモリ２０ａに描画されること
により作成され、液晶表示部１３に表示される。

【００４５】なお、前記図８（Ｂ）で示したようなｍｙ
ＲｏｏＭメニュー画面において、「そうじ」を選択指定
した場合には、既に作成されているｍｙＲｏｏＭイメー
ジデータが表示されると共に掃除機が表示され、部屋掃
除のイメージ表示がなされるもので、この「そうじ」の
選択による部屋掃除の回数が増えると、該「そうじ」の
選択回数に応じて前記部屋パーツパターンの選択可能な
種類が増加され、ユーザが希望する部屋の構成パーツが
より広く選べることになる。

【００４６】そして、前記ステップＡ１〜Ａ８の処理に
従って、図８（Ｆ）に示すように、ユーザ所望の部屋パ
ーツパターンを任意の位置に配置したｍｙＲｏｏＭのイ
メージデータが合成されて液晶表示部１３に表示された
状態で、例えばその表示画面上の任意のパーツパターン
「エアコン」をペンＰによりタッチ操作すると、そのタ
ッチ位置データが制御部（ＣＰＵ）１１に入力され、前
記ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａから、ＯＮ状態にあ
る同種のエアコンのパーツパターンが読み出され、現在
表示されているＯＦＦ状態のエアコンと入れ替えられて
表示される（ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１
２）。

【００４７】この際、前記ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１
７ａ（図４参照）における「エアコン」のパーツパター
ンに対応付けられた点灯／点滅コードが“０”か“１”
か“２”の何れであるか判断され、この場合、“０”と
判断されるので、当該パーツパターン「エアコン」に対
するカラーＥＬパネル２２によるバックライトの点灯又
は点滅処理は行なわれない（ステップＡ１３）。

【００４８】また、同様にして、例えば液晶表示部１３
に表示されている任意のパーツパターン「窓」をタッチ
操作すると、そのタッチ位置データが制御部（ＣＰＵ）
１１に入力され、前記ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１７ａ
から、開状態にある同種の窓のパーツパターンが読み出
され、現在表示されている閉状態の窓と入れ替えられて
表示される（ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１
２）。

【００４９】この際、前記ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１
７ａ（図４参照）における「窓」のパーツパターンに対
応付けられた点灯／点滅コードが“０”か“１”か
“２”の何れであるか判断され、この場合、“１”と判
断されるので、当該パーツパターン「窓」のパーツ範囲
に対応するカラーＥＬパネル２２の領域が、前記点灯コ
ード“１”に対応付けられた指定色“黄”により点灯駆
動されて発光表示される（ステップＡ１３→Ａ１４
ａ）。

【００５０】図９は前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード
処理において作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージデ
ータにおけるエアコンのＯＦＦ／ＯＮ切り換え表示状態
を示す図である。

【００５１】すなわち、液晶表示部１３にｍｙＲｏｏＭ
として表示されている部屋パーツパターンの中の「エア
コン」をタッチ操作すると、そのタッチ操作を行なう都
度、該ＯＦＦ状態のエアコンのパーツパターンとＯＮ状
態のエアコンのパーツパターンとがｍｙＲｏｏＭパーツ
ＲＯＭ１７ａから交互に読み出され切り換えられて表示
される（ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１２又はＡ
１１→Ａ１５）。

【００５２】この場合、前記切り換え表示される「エア
コン」のパーツパターンに対応付けられてｍｙＲｏｏＭ
パーツＲＯＭ１７ａに記憶されている点灯／点滅コード
は、“０”（消灯）にセットされているので、当該「エ
アコン」のパーツパターン領域にに対応するカラーＥＬ
パネル２２による発光表示は行なわれず、図９（Ａ）〜
図９（Ｅ）に示す通り、パーツパターン「エアコン」に
対するペンタッチ毎に、ＯＦＦ状態のパターンとＯＮ状
態のパターンとの切り換え表示のみ行なわれる（ステッ
プＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１２，Ａ１３→エンド又は
Ａ１１→Ａ１５，エンド）。

【００５３】この際、ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏｏＭデー
タメモリ２０ｃに記憶されているエアコンのパーツパタ
ーン番号及びその状態情報はその切り換え表示に応じて
書き替えられる。

【００５４】すなわち、前記図９（Ｂ）や図９（Ｄ）で
示したような、任意のパーツパターン「エアコン」の
“ＯＦＦ”→“ＯＮ”切り換え表示中にあって、当該パ
ーツパターン「エアコン」が再度ペンタッチされると、
前記ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏｏＭデータメモリ２０ｃに
記憶されているｍｙＲｏｏＭ表示の状態情報に基づき、
「エアコン」の切換表示中であることが判断され、当該
“ＯＦＦ”→“ＯＮ”パーツパターンの切り換え表示、
及びカラーＥＬパネル２２による点灯／点滅表示がある
場合にはその発光駆動が解除される（ステップＡ９→Ａ
１０→Ａ１１→Ａ１５）。

【００５５】図１０は前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモー
ド処理において作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージ
データにおける窓の開／閉切り換え表示状態を示す図で
ある。

【００５６】すなわち、液晶表示部１３にｍｙＲｏｏＭ
として表示されている部屋パーツパターンの中の「窓」
をタッチ操作すると、該タッチ操作をする毎に閉状態の
窓のパーツパターンと開状態の窓のパーツパターンとが
入れ替えられて表示される（ステップＡ９→Ａ１０→Ａ
１１→Ａ１２又はＡ１１→Ａ１５）。

【００５７】この場合、前記切り換え表示される「窓」
のパーツパターンに対応付けられてｍｙＲｏｏＭパーツ
ＲＯＭ１７ａに記憶されている点灯／点滅コードは、
“１”（点灯）にセットされているので、当該「窓」の
パーツパターン領域に対応するカラーＥＬパネル２２に
よる点灯発光表示が行なわれ、図１０（Ａ）〜図１０
（Ｅ）に示す通り、パーツパターン「窓」に対するペン
タッチ毎に、閉状態のパターンと開状態のパターンとの
切り換え表示、及びこの切り換えに合わせたパーツパタ
ーン「窓」に対応する範囲のカラーＥＬパネル２２によ
る点灯発光表示が行なわれる（ステップＡ９→Ａ１０→
Ａ１１→Ａ１２，Ａ１３→Ａ１４ａ又はＡ１１→Ａ１
５）。

【００５８】この際、ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏｏＭデー
タメモリ２０ｃに記憶されている窓のパーツパターン番
号及びその状態情報は書き替えられる。

【００５９】すなわち、前記図１０（Ａ）〜図１０
（Ｅ）で示したような、任意のパーツパターン「窓」の
“閉”→“開”切り換え表示及び点灯駆動中にあって、
当該パーツパターン「窓」が再度ペンタッチされると、
前記ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏｏＭデータメモリ２０ｃに
記憶されているｍｙＲｏｏＭ表示の状態情報に基づき、
「窓」の切換表示中であることが判断され、当該“閉”
→“開”のパーツパターンの切り換え表示、及びカラー
ＥＬパネル２２による点灯発光駆動は解除される（ステ
ップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１５）。

【００６０】図１１は前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモー
ド処理において作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージ
データにおけるテレビのＯＦＦ／ＯＮ切り換え表示状態
を示す図である。

【００６１】例えば前記図１０（Ａ）〜図１０（Ｅ）で
示したように、閉状態にある「窓」のパーツパターンに
対するペンタッチに応じて、開状態にある「窓」のパー
ツパターンに切り換え表示されると共に、当該開状態に
ある「窓」のパーツパターンの領域が、カラーＥＬパネ
ル２２により指定色「黄」で点灯発光駆動される状態
で、図１１（Ａ）に示すように、ｍｙＲｏｏＭとして表
示されている部屋パーツパターンの中の「テレビ」をタ
ッチ操作すると、ＯＦＦ状態のテレビのパーツパターン
がＯＮ状態のテレビのパーツパターンに入れ替えられ
て、図１１（Ｂ）に示すように表示される（ステップＡ
９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１２）。

【００６２】これと共に、ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ１
７ａにおいて前記「テレビ」のパーツパターンに対応付
けられて記憶されている点灯／点滅コードは、“２”
（点滅）にセットされていると判断され、当該ＯＮ状態
の「テレビ」のパーツパターン領域に対応するカラーＥ
Ｌパネル２２による点滅発光表示が前記点滅コード
“２”に対応付けられた点滅指定色「赤」により行なわ
れる（ステップＡ１３→Ａ１４ｂ）。

【００６３】この後、前記図１１（Ｂ）で示したよう
に、ＯＮ状態の「テレビ」のパーツパターンに切り換え
表示されると共に、当該「テレビ」のパーツパターン領
域が、カラーＥＬパネル２２により赤色で点滅発光表示
されている状態で、該「テレビ」のパーツパターンを再
度ペンタッチして指定すると、ＲＡＭ２０内のｍｙＲｏ
ｏＭデータメモリ２０ｃに記憶されているｍｙＲｏｏＭ
表示の状態情報に基づき、「テレビ」のＯＦＦ→ＯＮ切
換表示中であることが判断され、図１１（Ｃ）に示すよ
うに、そのＯＦＦ→ＯＮ切換表示は解除されＯＦＦ状態
の「テレビ」のパーツパターンの読み出し表示に戻され
ると共に、前記カラーＥＬパネル２２による点滅発光表
示も解除される（ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１
５）。

【００６４】すなわち、ｍｙＲｏｏＭ表示されている部
屋パーツパターンの中の「テレビ」をタッチ操作する毎
に、図１１（Ｄ）及び図１１（Ｅ）に引き続き示すよう
に、前記ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１２，Ａ１
３→Ａ１４ｂを経由することによるＯＮ状態にある「テ
レビ」のパーツパターンへの切り換え表示処理及びカラ
ーＥＬパネル２２による指定色「赤」での点滅発光表示
処理と、前記ステップＡ９→Ａ１０→Ａ１１→Ａ１５を
経由することによる前記切り換え表示及び点滅発光表示
の解除処理が交互に繰り返し行なわれる。

【００６５】したがって、前記構成の電子手帳によれ
ば、ｍｙＲｏｏＭモード処理において、ｍｙＲｏｏＭパ
ーツＲＯＭ１７ａに予め記憶されている窓，エアコン，
テレビ等のパーツパターンをそれぞれその表示（設置）
位置を指定して選択すると、選択されたパーツパターン
が読み出されて指定位置に対応して合成され液晶表示部
１３に表示される。そして、表示されたｍｙＲｏｏＭイ
メージデータの窓やエアコン，テレビ等をタッチ操作す
ると、そのタッチ操作毎にそれぞれ対応するパーツパタ
ーンが開／閉やＯＮ／ＯＦＦ等、異なる状態のパーツパ
ターンに入れ替えられて表示されると共に、各パーツパ
ターンに対応付けられて前記ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ
１７ａに予め記憶された点灯／点滅コード及びその指定
色に従い、例えば窓開の場合には当該窓のパーツパター
ンがバックライトとして設けたカラーＥＬパネル２２に
より黄色で点灯発光表示され、テレビＯＮの場合には当
該テレビのパーツパターンが赤色で点滅発光表示され
る。

【００６６】よって、前記複数のｍｙＲｏｏＭパーツパ
ターンを選択的に組み合わせて合成表示させ、所望の部
屋イメージデータを作成できるという面白みだけでな
く、その部屋を構成する家具等の状態を任意に変化させ
ると共に、その状態に対応した点灯あるいは点滅表示を
行なうことができ、より高い娯楽性を得ることができる
ようになる。

【００６７】なお、前記実施形態では、ｍｙＲｏｏＭモ
ードにおけるｍｙＲｏｏＭイメージデータの各パーツパ
ターンの選択や選択合成された各パーツパターンにおけ
る状態切り換え表示及び点灯／点滅発光表示は、全てキ
ー入力部１２におけるキー操作か、あるいは表示画面上
でのタブレット１４を介したペンタッチに応じて行なわ
れる構成としたが、通信部１６を介した送受信処理によ
り得られる外部情報処理装置（ホストコンピュータ等）
からの命令信号に応じて、前記ｍｙＲｏｏＭイメージ表
示される各パーツパターンの状態切り換え表示及び点灯
／点滅発光表示が行なわれる構成としてもよい。

【００６８】また、前記実施形態では、ｍｙＲｏｏＭモ
ードにおけるｍｙＲｏｏＭイメージデータとして液晶表
示部１３に表示された各パーツパターンに対しては、表
示画面上でのタブレット１４を介したペンタッチによっ
て直接指して指示することで、当該指示されたパーツパ
ターンの状態の切り換え表示及び発光表示が行なわれる
構成としたが、前記液晶表示部１３に表示された各パー
ツパターンに対する指示手段としては、キー入力部１２
におけるキー操作に応じて、例えば表示画面上のカーソ
ルやポインタ等を移動させ、任意のパーツパターンを指
示する構成としてもよい。

【００６９】さらに、前記実施形態では、部屋と家具等
の状態において説明したが、部屋以外の風景や様々な場
面においても、本発明を実施することができる。

【００７０】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち図６のフローチャートに示す全体処理、図
７のフローチャートに示すｍｙＲｏｏＭモード処理等の
各手法は、コンピュータに実行させることができるプロ
グラムとして、メモリカード（ＲＯＭカード、ＲＡＭカ
ード等）、磁気ディスク（フロッピーディスク、ハード
ディスク等）、光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ
等）、半導体メモリ等の外部記録媒体１８に格納して配
布することができる。そして、コンピュータは、この外
部記録媒体１８に記録されたプログラムを記録媒体読み
取り部１９によって読み込み、この読み込んだプログラ
ムによって動作が制御されることにより、前記実施形態
において説明したｍｙＲｏｏＭイメージ表示機能を実現
し、前述した手法による同様の処理を実行することがで
きる。

【００７１】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１に係る
画像表示制御装置によれば、画像表示制御手段により表
示された画像を指示すると、この指示された画像の範囲
に対応する部分の発光パネルが発光されて表示されるの
で、画像表示されている任意の画像を指示し発光表示で
きるようになる。

【００７２】また、本発明の請求項２に係る画像表示制
御装置によれば、第１の画像表示制御手段により表示さ
れた画像を指示すると、この指示された画像が変化表示
されると共に、該変化表示される画像の範囲に対応する
部分の発光パネルが発光されて表示されるので、画像表
示されている任意の画像を指示し変化表示させると共に
発光表示できるようになる。

【００７３】また、本発明の請求項３に係る画像表示制
御装置によれば、複数の画像を記憶している画像記憶手
段に記憶されている画像を選択すると、この選択された
画像が合成されて表示手段に表示され、前記選択された
画像のうちの少なくとも１つの画像の状態の変化を指示
すると、この変化指示された画像の状態が変化されて表
示されると共に、変化表示された画像の範囲に対応する
部分の発光パネルが発光されて表示されるので、所望の
画像を選択的に合成表示させた状態で、任意の画像を指
示し変化表示させると共に発光表示できるようになる。

【００７４】よって、本発明によれば、単に、画像デー
タの組み合わせ，合成，表示を行なうだけでなく、より
現実的な感覚で面白みある娯楽性の高い画像の表示制御
を行なうことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像表示制御装置の実施形態に係わる
小型携帯電子手帳の電子回路の構成を示すブロック図。

【図２】前記電子手帳における表示装置の積層構造を示
す概略断面図。

【図３】前記電子手帳におけるカラーＥＬパネルに対す
るＥＬパネル駆動回路の構成を示すブロック図。

【図４】前記電子手帳のＲＯＭに内蔵されるｍｙＲｏｏ
ＭパーツＲＯＭにおけるパーツパターンの記憶状態を示
す図。

【図５】前記電子手帳のＲＡＭに備えられるデータメモ
リの構成を示す図。

【図６】前記電子手帳の全体処理を示すフローチャー
ト。

【図７】前記電子手帳の全体処理に伴なうｍｙＲｏｏＭ
モード処理を示すフローチャート。

【図８】前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード処理に伴な
うｍｙＲｏｏＭイメージデータの作成・表示状態を示す
図。

【図９】前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード処理におい
て作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージデータにおけ
るエアコンのＯＦＦ／ＯＮ切り換え表示状態を示す図。

【図１０】前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード処理にお
いて作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージデータにお
ける窓の開／閉切り換え表示状態を示す図。

【図１１】前記電子手帳のｍｙＲｏｏＭモード処理にお
いて作成表示されたｍｙＲｏｏＭのイメージデータにお
けるテレビのＯＦＦ／ＯＮ切り換え表示状態を示す図。

【符号の説明】

１１ …制御部（ＣＰＵ）、 １２ …キー入力部、 １３ …液晶表示部、 １４ …タブレット、 １５ …位置検出回路、 １６ …通信部、 １７ …ＲＯＭ、 １７ａ…ｍｙＲｏｏＭパーツＲＯＭ、 １８ …外部記録媒体、 １９ …記録媒体読み取り部、 ２０ …ＲＡＭ、 ２０ａ…表示データメモリ、 ２０ｂ…計時データメモリ、 ２０ｃ…ｍｙＲｏｏＭデータメモリ、 ２０ｄ…手帳データメモリ、 ２１ …表示駆動回路、 ２２ …カラーＥＬパネル、 ２３ …ＥＬパネル駆動回路、 ２４ …データ側ドライバ、 ２５ …走査側ドライバ、 Ｐ …タッチペン。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B069 AA16 BA04 BB02 BB06 BC02 BC07 DC17 DD09 DD15 DD17 HA05 HA07 HA16 5C006 AA01 AA03 AA22 AF24 AF27 AF51 AF61 BB11 BF08 BF15 BF16 BF38 EA01 EC05 FA00 5C080 AA10 BB05 CC03 DD21 EE01 EE17 EE30 FF09 GG06 GG08 GG12 JJ02 JJ07

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 部分発光可能な発光パネルを表示画面の
   バックライトとして設けた表示手段と、 この表示手段の表示画面に画像を表示させる画像表示制
   御手段と、 この画像表示制御手段により表示された画像が指示され
   ると、この指示された画像の範囲に対応する部分の前記
   発光パネルを発光させる発光制御手段と、を備えたこと
   を特徴とする画像表示制御装置。
2. 【請求項２】 部分発光可能な発光パネルを表示画面の
   バックライトとして設けた表示手段と、 この表示手段の表示画面に画像を表示させる第１の画像
   表示制御手段と、 この第１の画像表示制御手段により表示された画像が指
   示されると、この指示された画像を変化させて表示する
   第２の画像表示制御手段と、 この第２の画像表示制御手段により変化させて表示され
   る画像の範囲に対応する部分の前記発光パネルを発光さ
   せる発光制御手段と、を備えたことを特徴とする画像表
   示制御装置。
3. 【請求項３】 部分発光可能な発光パネルを表示画面の
   バックライトとして設けた表示手段と、 複数の画像を記憶している画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶されている画像を選択する画像
   選択手段と、 この画像選択手段により選択された画像を合成して前記
   表示手段に表示させる合成表示制御手段と、 前記画像選択手段により選択された画像のうちの少なく
   とも１つの画像の状態の変化が指示されると、この指示
   された画像の状態を変化させて表示させる変化表示制御
   手段と、 この変化表示制御手段により変化され表示された画像の
   範囲に対応する部分の前記発光パネルを発光させる発光
   制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
4. 【請求項４】 前記発光パネルは、ＥＬパネルであるこ
   とを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れか１項に記
   載の画像表示制御装置。
5. 【請求項５】 前記指示手段は、前記画像を直接のタッ
   チ操作で指して指示するもの、又はキー操作で指示する
   ものであることを特徴とする請求項１乃至請求項４の何
   れか１項に記載の画像制御装置。
6. 【請求項６】 部分発光可能な発光パネルを表示画面の
   バックライトとして設けた表示手段を有する画像表示装
   置の画像表示制御方法であって、 前記表示手段の表示画面に画像を表示する画像表示ステ
   ップと、 この画像表示ステップにて表示された画像を指示する画
   像指示ステップと、 この画像指示ステップにて指示された画像の範囲に対応
   する部分の前記発光パネルを発光させる発光制御ステッ
   プと、からなることを特徴とする画像表示制御方法。
7. 【請求項７】 部分発光可能な発光パネルを表示画面の
   バックライトとして設けた表示手段を有する画像表示装
   置のコンピュータを制御するための画像表示制御プログ
   ラムを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータを、 前記表示手段の表示画面に画像を表示する画像表示手
   段、 この画像表示手段により表示された画像を指示する画像
   指示手段、 この画像指示手段により指示された画像の範囲に対応す
   る部分の前記発光パネルを発光させる発光制御手段、と
   して機能させるための画像表示制御プログラムを記録し
   た記録媒体。