JP2000122382A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000122382A
JP2000122382A JP10287890A JP28789098A JP2000122382A JP 2000122382 A JP2000122382 A JP 2000122382A JP 10287890 A JP10287890 A JP 10287890A JP 28789098 A JP28789098 A JP 28789098A JP 2000122382 A JP2000122382 A JP 2000122382A
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動系に発生した振動が光学ユニットに伝達
されるのを抑制すると共に、振動が光学ユニット内の光
学素子に伝達しにくいように光学素子の取付を改善し、
画像ジターの少ない高画質の画像を形成することができ
る画像形成装置を得る。 【解決手段】 像担持体、現像手段、転写手段、及び転
写材定着手段は、駆動源によって回転制御される画像形
成装置において、像担持体の表面上を露光して静電潜像
を形成する光学ユニットと、光学ユニット内のミラーま
たはレンズを保持して位置決めする保持位置決め手段4
0を有し、保持位置決め手段40は、ミラーまたはレン
ズの一端側における2点の位置決め部41と、他端側に
おける1点の位置決め部42とを有し、2点の位置決め
部41は、ミラーまたはレンズの傾きを規制すると共
に、駆動源が配置されている側とは逆側に位置してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の画像形成装置によれば、形成され
る画像の画素密度が向上しており、これに伴い、画像ジ
ターの低減も要求されている。画像ジターは、転写ロー
ラや定着ローラ等が設けられている駆動系に発生した振
動によって生じるものであり、特に、光学ユニット内に
設けられている折り返しミラーやレンズ等の光学素子に
上記振動が伝達されると、画像ジターの発生に大きく影
響する。
【0003】そこで、従来から光学系に伝達される上記
振動を低減し、画像ジターの発生を抑制するようにした
画像形成装置が提案されている。例えば、特開昭64−
77079号公報に記載されているものは、駆動系に設
けられた定着ローラの駆動手段を支持する部材と、光学
ユニットの支持部材とを互いに隔離して設けることによ
って、駆動系に発生した振動が光学ユニットに伝達され
るのを抑制し、画像ジターの発生を抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されているものは、駆動系に発生した振動が光
学ユニットに伝達されるのを抑制したものであるが、さ
らなる画像ジターの低減を図るためには、光学ユニット
に伝達された振動が、光学ユニット内に設けられている
光学素子に伝達されないようにする必要がある。
【0005】本発明は以上のような従来技術に鑑みてな
されたものであり、駆動系に発生した振動が光学ユニッ
トに伝達されるのを抑制すると共に、上記振動が光学ユ
ニット内の光学素子に伝達しにくいように光学素子の取
付を改善し、画像ジターの少ない高画質の画像を形成す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光性の像担持体と、上記像担持体の表面上に形成され
た静電潜像を現像する現像手段と、可視像を転写材に転
写する転写手段と、上記転写材上に転写された現像像を
定着させる転写材定着手段とを有し、上記像担持体、上
記現像手段、上記転写手段及び上記転写材定着手段は、
駆動源によって回転制御される画像形成装置において、
上記像担持体の表面上を露光して静電潜像を形成する光
学ユニットと、上記光学ユニット内のミラーまたはレン
ズを保持して位置決めする保持位置決め手段を有し、上
記保持位置決め手段は、ミラーまたはレンズの一端側に
おける2点の位置決め部と、他端側における1点の位置
決め部とを有し、上記一端側の2点の位置決め部は、ミ
ラーまたはレンズの傾きを規制すると共に、上記駆動源
が配置されている側とは逆側に位置していることを特徴
とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記2点の位置決め部と上記1点の位置決
め部は、上記ミラーまたはレンズを接着固定しているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記転写手段は、転写ローラを有
し、この転写ローラの一端には、上記像担持体からの駆
動力を伝達する伝達駆動手段が設けられており、上記伝
達駆動手段は、上記駆動源が配置されている側に位置し
ていて、上記転写ローラは、その両端に設けられた加圧
手段の加圧力で上記像担持体に対して位置決め保持され
ていて、上記伝達駆動手段が設けられている一端に設け
られた加圧手段の加圧力は、他端に設けられている加圧
手段の加圧力よりも、上記伝達駆動手段の回転に伴う反
力分だけ大きい加圧力になっていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
図1には、本発明にかかる画像形成装置の一例を示して
いる。図1において、符号1は、感光性の像担持体であ
る感光体を示している。この感光体1の周辺には、感光
体1を所定の電位に均一に帯電する帯電手段2、感光体
1の表面上を露光して静電潜像を形成する光学ユニット
4、静電潜像に付着させるトナーを供給するトナー供給
部5、感光体1の表面上に形成された静電潜像を上記ト
ナー供給部5から供給されるトナーで現像する現像手段
6、可視像を転写材に転写する転写手段7a、転写材上
に転写された現像像を定着させる転写材定着手段7、転
写後の感光体1の表面を除電すると共にクリーニングす
るクリーニング手段3等が適宜配置されている。また、
上記感光体1、現像手段6、転写手段7a’および転写
材定着手段7は、駆動源としての駆動ユニット26(図
4参照)によって回転制御される。
【0010】上記転写手段7a’は、可視像を転写材に
転写する転写ローラ7aを有している。また、上記転写
材定着手段7は、搬送経路7bに沿ってその下流側に設
けられた排紙トレイ20に向けて搬送される転写材に転
写ローラ7aによって転写された可視像を定着させる定
着部7cを有していて、この定着部7cは、ヒータ7d
を内蔵した定着ローラ7fと、この定着ローラ7fと圧
接して対向された加圧ローラ7gとを有している。
【0011】感光体1は、反時計方向に定速回転し、帯
電手段2により所定の電位に均一に帯電される。帯電さ
れた感光体1上には、光学ユニット4内に配置された光
源から出射し、偏向器によって等角速度的に偏向された
光束が、fθミラー、反射ミラー等の結像光学系を介す
ることによって結像すると共に主走査方向に走査され露
光される。この主走査と、感光体1の回転による副走査
により、原稿画像に対応した静電潜像が感光体1の表面
上に形成される。なお、光学ユニット4の具体的な説明
については後述する。
【0012】この静電潜像は、現像手段6によって現像
されて可視像となる。つまり、現像手段6によってトナ
ー供給部5から供給されたトナーが静電潜像に付着して
感光体ドラム1の表面に可視像が形成される。この可視
像は、搬送経路7bに沿って搬送された転写材に転写ロ
ーラ7aによって転写される。可視像が転写された転写
材は、定着部7cによって可視像が定着され、定着後
は、排紙トレイ20上に排出される。転写後の感光体1
の表面は、クリーニング手段3によって除電され、か
つ、クリーニングされる。
【0013】次に、搬送経路7bに沿って搬送される転
写材の搬送動作について説明する。図1に示すように、
転写材は、画像形成装置本体の下方に設けられている第
1給紙トレイ10から給紙される。具体的に述べると、
第1給紙トレイ10は、画像形成装置本体に着脱可能な
ものであり、図1には、第1給紙トレイ10が本体に装
填された状態を示している。
【0014】この第1給紙トレイ10内に積層された転
写材は、第1給紙トレイ10の底部に設けられた底板1
0aによって上方に押し付けられるとともに、第1給紙
トレイ10内に積層された最上の転写材が給紙ローラ1
1に接触する。そして、給紙ローラ11の回転(図にお
いて反時計方向)とともに、分離パッド12によって第
1給紙トレイ10内に積層された転写材が1枚ずつ分離
されながら、レジストローラ13まで下から上に向かっ
て搬送される。
【0015】その後、感光体1上の可視像と同期するよ
うにタイミングがとられて、転写ローラ7aに搬送され
る。この転写ローラ7aは、レジストローラ13の上方
にあって、転写材は上方に搬送される。転写ローラ7a
に搬送された転写材は、上述のように、転写ローラ7a
によって可視像が転写される。転写材はさらに転写ロー
ラ7aの上方にある定着部7cに搬送されて、ヒータ7
dを内蔵した定着ローラ7fと、この定着ローラ7fに
圧接対向した加圧ローラ7gとの間で可視像が定着され
る。その後、排紙ローラ対8によって、可視像が定着さ
れた面を下にして排紙トレイ20上に排出される。この
ように、転写材の搬送経路7bは、図1において画像形
成装置本体内の右側に縦方向に向かって形成されてい
る。
【0016】また、図6に示すように、上記感光体1、
帯電手段2、クリーニング手段3、トナー供給部5、お
よび現像手段6は、カートリッジ30によって一体にユ
ニット化されていて、このカートリッジ30は、画像形
成装置本体の開閉可能な正面カバーを開閉することによ
り、画像形成装置本体に対して着脱可能となっている。
また、画像形成装置本体の図1において右側部には、第
2給紙トレイ10’が画像形成装置本体に対し開閉可能
に取り付けられている。この第2給紙トレイ10’は転
写材を手差しで供給するものである。
【0017】この第2給紙トレイ10’内に積層された
転写材は、第1給紙トレイ10内に積層された転写材と
同様に、第2給紙トレイ10’の底部に設けられた底板
10’aによって上方に押し付けられるとともに、第2
給紙トレイ10’内に積層された最上の転写材が給紙ロ
ーラ11’に接触する。そして、給紙ローラ11’の回
転(図において反時計方向)とともに、図示しない分離
パッドによって第2給紙トレイ10’内に積層された転
写材が1枚ずつ分離されながら、レジストローラ13ま
で下から上に向かって搬送される。
【0018】次に、上記光学ユニット4について説明す
る。この光学ユニット4は、前述の通り、感光体1の表
面上を露光して静電潜像を形成するためのものである。
図2および図4に示すように、光学ユニット4のハウジ
ング25には、LDユニット4a、シリンダレンズ4
b、4h、ポリゴンミラー4c、fθミラー4d、第1
折り返しミラー4e、BTLレンズ4f等の光学素子が
各々光学的所期の機能を果たすように取り付けられてい
る。
【0019】これらの光学素子をより具体的に述べる
と、光源としてのLDユニット4aは、光走査用の光束
を放射するものであり、一般には、レーザダイオード
(LD)が使用される。図4では、このLDユニット4
aの背面側がハウジング25の外側面に突出しているも
のを示しているが、LDユニット4a全体がハウジング
25内に収納されるように配置されていてもよい。
【0020】LDユニット4aから放射される光束の光
路上には、光学ユニット4のハウジング25内を点検す
る時などに、光束を遮断して光束が外部に漏出するのを
防止するLDシャッタ4g、線像結像素子としてのシリ
ンダレンズ4b、およびシリンダレンズ4bを透過した
光束をfθミラー4dに向けて等角速度的に偏向するポ
リゴンミラー4cが直列的に設けられている。
【0021】上記ポリゴンミラー4cによって偏向され
る光束の通路上には、ポリゴンミラー4cによって偏向
された光束を等速的に第1折り返しミラー4eに向けて
反射する長尺のfθミラー4dが取り付けられている。
このfθミラー4dによる反射光束の通路上には、fθ
ミラー4dによって反射された光束をBTLレンズ4f
に向けて反射する長尺の第1折り返しミラー4eが取り
付けられている。上記第1折り返しミラー4eによって
反射される反射光束の通路上には、BTLレンズ4f、
およびBTLレンズ4fを透過した光束が透過する防塵
ガラス4kが直列的に設けられている。上記fθミラー
4d、第1折り返しミラー4e、およびBTLレンズ4
fは、ポリゴンミラー4cによる偏向光束を感光体1の
被走査面上に集光させ、かつ、光走査を等速化する光学
素子群を構成している。また、fθミラー4dによる反
射光束の一部は、シリンダレンズ4hを透過して同期検
知部4mによって検出される。この検出信号によって、
被走査面上での主走査方向の書き出し位置が制御され
る。
【0022】次に、上記光学素子の光学的機能について
説明する。図2および図3に示すように、LDユニット
4aから放射された光束は、線像結像素子としてのシリ
ンダレンズ4bを透過して副走査方向のみに収束し、ポ
リゴンミラー4cの偏向反射面近傍に主走査対応方向に
長い線像として結像する。ポリゴンミラー4cは、入射
光束を等角速度的に偏向する。
【0023】上記ポリゴンミラー4cの偏向反射面によ
り反射された光束は、fθミラー4dによって反射さ
れ、第1折り返しミラー4eによって折り返され、BT
Lレンズ4fおよび防塵ガラス4kを透過し、ポリゴン
ミラー4cにより等角速度的に偏向されるに伴い、感光
体1の被走査面を光走査する。上記fθミラー4d、ま
たは、このfθミラー4dとBTLレンズ4fの組み合
わせでfθ機能を有し、ポリゴンミラー4cによる等角
速度的な偏向光を被走査面上で等速的に光走査する。
【0024】LDユニット4aから放射した光束は、前
述のように、シリンダレンズ4bにより副走査方向にの
み収束させられ、ポリゴンミラー4cの偏向反射面近傍
に主走査方向に長い線像として結像する。そして、副走
査方向については、fθミラー4dおよびBTLレンズ
4fを有してなる結像光学系が上記偏向反射面位置と被
走査面位置とを幾何光学的に略共役な関係としているた
め、ポリゴンミラー4cの各反射面の面倒れの影響をな
くすことができるようになっている。
【0025】また、fθミラー4dによって反射された
光束の一部は、シリンダレンズ4hを透過して同期検知
部4mによって検出され、この検出信号によって、被走
査面上での主走査方向の書き出し位置が制御される。
【0026】次に、上記光学ユニット4内に設けられた
シリンダレンズ4b、4h、ポリゴンミラー4c、fθ
ミラー4d、第1折り返しミラー4e、BTLレンズ4
f等のミラー又はレンズの取付について説明する。図5
には、上記ミラー又はレンズの一例として上記第1折り
返しミラー4eを示している。図5に示すように、第1
折り返しミラー4eは、保持位置決め手段40によっ
て、光学的所期の機能を果たすように保持され位置決め
されている。保持位置決め手段40は、第1折り返しミ
ラー4eの一端側(図において右側)を保持して位置決
めする2点の位置決め部41と、第1折り返しミラー4
eの他端側(図において左側)を保持して位置決めする
1点の位置決め部42とからなる。2点の位置決め部4
1と1点の位置決め部42は、突起状のもので、光学ユ
ニット4のハウジング25(図4参照)の内底面に、例
えば、ハウジング25とともに樹脂の一体成形によって
形成されている。
【0027】2点の位置決め部41には、第1折り返し
ミラー4eの傾きを規制する2点の規制面41a、41
bが形成されていて、この2点の規制面41a、41b
を第1折り返しミラー4eのミラー面に接面させること
により、第1折り返しミラー4eの傾きを規制し、か
つ、第1折り返しミラー4eの一端側(図において右
側)を保持して位置決めすることができる。また、2点
の位置決め部41は、上記感光体1、現像手段6、転写
手段7a’および転写材定着手段7を回転制御している
駆動ユニット26(図4参照)が配置されている側とは
逆側に位置している。
【0028】一方、1点の位置決め部42には、第1折
り返しミラー4eの他端側(図において左側)を保持す
る1点の保持面42aが形成されていて、この1点の保
持面42aを第1折り返しミラー4eのミラー面に当接
させることにより、第1折り返しミラー4eの他端側を
保持して位置決めすることができる。
【0029】また、2点の位置決め部41と1点の位置
決め部42は、第1折り返しミラー4eを介して弾性部
材43、44がそれぞれ対向配置されている。弾性部材
43、44は、光学ユニット4のハウジング25(図4
参照)の内底面にネジ43a、44bでそれぞれ取り付
けられていて、各自身の弾性力で第1折り返しミラー4
eを2点の規制面41a、41bおよび保持面42aに
加圧するように設けられている。この弾性部材43、4
4の弾性力で、第1折り返しミラー4eは保持位置決め
手段40に固定されて保持される。上記弾性部材43、
44としては、板ばね、コイルばね等を用いることがで
きる。図5に示すものは、弾性部材43、44として板
ばねが用いられている。
【0030】また、2点の位置決め部41と1点の位置
決め部42は、第1折り返しミラー4eを接着固定する
こともできる。すなわち、2点の位置決め部41の規制
面41a、41bと第1折り返しミラー4eとの間、お
よび1点の位置決め部42の保持面42aと第1折り返
しミラー4eとの間をそれぞれ接着させて固定させるこ
とができる。図6に示すような弾性部材による加圧と接
着とを併用してもよい。
【0031】外侮で発生した振動は、上記2点の位置決
め部41と1点の位置決め部42から第1折り返しミラ
ー4eに伝わるが、接触面積が大きい程振動が伝わりや
すい。その点上記実施の形態によれば、第1折り返しミ
ラー4eの傾きを規制し、かつ、第1折り返しミラー4
eの一端側を保持して位置決めする2点の位置決め部4
1を、駆動ユニット26(図4参照)が配置されている
側とは逆側に配置し、第1折り返しミラー4eの他端側
を単に保持する1点の位置決め部42が、駆動ユニット
26(図4参照)が配置されている側と同じ側に配置さ
れ、振動源に近い側が面積の小さい1点の位置決め部4
2で保持されているため、駆動ユニット26(図4参
照)に発生した振動が、第1折り返しミラー4eに伝達
されるのを抑制することができ、画像ジターの少ない高
画質の画像を形成することができる。従って、1点の位
置決め部42の保持面42aは、上記振動が伝達されな
いように、極力小さくしたほうがよい。
【0032】また、2点の位置決め部41と1点の位置
決め部42で第1折り返しミラー4eを接着固定するこ
とにより、第1折り返しミラー4eをより強固に保持す
ることができるため、駆動ユニット26(図4参照)に
発生した振動が、第1折り返しミラー4eに伝達される
のをより抑制することができ、画像ジターの少ない高画
質の画像を形成することができる。
【0033】以上、光学ユニット4内のミラー又はレン
ズの一例として第1折り返しミラー4eをあげ、この第
1折り返しミラー4eの取付について説明したが、シリ
ンダレンズ4b、4h、ポリゴンミラー4c、fθミラ
ー4d、BTLレンズ4f等のミラー又はレンズの取付
についても同様にすることができ、これによって、駆動
ユニット26(図4参照)に発生した振動が光学ユニッ
ト4内の各結像素子に伝達されるのを抑制することがで
き、画像ジターの少ない高画質の画像を形成することが
できる。
【0034】次に、上記転写手段7a’の転写ローラ7
aについて説明する。図6に示すように、感光体1の一
端(図において右側)には、駆動ユニット26(図4参
照)からの駆動力が伝達される第1駆動伝達ギヤ70が
取り付けられている。また、感光体1の一端(図におい
て右側)であって、第1駆動伝達ギヤ70の内側には、
上記駆動力を転写ローラ7aに伝達する第2駆動伝達ギ
ヤ71が取り付けられている。
【0035】一方、転写ローラ7aの両端には、軸7
3、74がそれぞれ取り付けられている。転写ローラ7
aの一端(図において右側)の軸73には、上記第2駆
動伝達ギヤ71と噛み合い、上記駆動力が伝達される第
3駆動伝達ギヤ72が取り付けられている。この第3駆
動伝達ギヤ72は、感光体1からの駆動力を伝達する伝
達駆動手段を構成していて、駆動ユニット26(図4参
照)が配置されている側と同じ側に配置されている。第
3駆動伝達ギヤ72には、コロ72aが取り付けられた
円筒状の軸72bが一体に形成されていて、この円筒状
の軸72bを軸73に固着することにより、転写ローラ
7aの軸73に第3駆動伝達ギヤ72が取り付けられ
る。
【0036】転写ローラ7aの一端(図において左側)
の軸73には、上記コロ72aと同じ外径のコロ75が
取り付けられている。上記コロ72aとコロ75は、感
光体1と転写ローラ7aとの間に所定の間隔のギャップ
を形成するためのものである。転写材は転写ローラ7a
によって可視像が転写されながら、上記ギャップを通過
することができる。
【0037】上記軸72bには、軸受76が取り付けら
れている。この軸受76は、加圧手段としての弾性部材
76aの弾性力で感光体1側に付勢されていて、これに
よって、転写ローラ7aの一端(図において右側)が感
光体1側に加圧され位置決め保持される。また、上記軸
73には、軸受77が取り付けられている。この軸受7
7は、加圧手段としての弾性部材77aの弾性力で感光
体1側に付勢されていて、これによって、転写ローラ7
aの一端(図において左側)が感光体1側に加圧され位
置決め保持される。なお、図7に示す弾性部材76a、
77aは、共にコイルばねであるが、転写ローラ7aを
感光体1側に加圧することができるものであればどのよ
うなものでもよい。
【0038】図8に示すように、互いに噛み合っている
第2駆動伝達ギヤ71と第3駆動伝達ギヤ72には、接
線80に対して圧力角θだけ傾いた力F1が回転駆動時
に発生する。すなわち、回転駆動時に力F1の分力であ
る力F2が第3駆動伝達ギヤ72に向けて発生する。こ
の力F2は、上記弾性部材76aの弾性力と反対方向の
力であり、上記弾性部材76aの弾性力をF3とする
と、転写ローラ7aの一端(図において右側)は、F3
−F2の加圧力で加圧される。従って、弾性部材76a
の弾性力を、弾性部材77aの弾性力よりも、第3駆動
伝達ギヤ72の回転に伴う反力F2分だけ大きい加圧力
にすることにより、転写ローラ7aの両端において均一
な加圧力で、転写ローラ7aを感光体1に対して位置決
め保持することができる。
【0039】以上のように、上記駆動力が伝達される第
3駆動伝達ギヤ72が、転写ローラ7aの一端(図にお
いて右側)、すなわち駆動ユニット26(図4参照)が
配置されている側と同じ側に配置され、前記2点の位置
決め部41とは反対側に配置されているため、駆動ユニ
ット26(図4参照)に発生した振動が、光学ユニット
4内のミラー又はレンズに伝達されるのを抑制すること
ができ、画像ジターの少ない高画質の画像を形成するこ
とができる。また、転写ローラ7aの両端において均一
な加圧力で、転写ローラ7aを感光体1に対して位置決
め保持するようにしているため、均等な転写ニップを得
ることができ、高画質の画像を形成することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、感光性の
像担持体と、上記像担持体の表面上に形成された静電潜
像を現像する現像手段と、可視像を転写材に転写する転
写手段と、上記転写材上に転写された現像像を定着させ
る転写材定着手段とを有し、上記像担持体、上記現像手
段、上記転写手段及び上記転写材定着手段は、駆動源に
よって回転制御される画像形成装置において、上記像担
持体の表面上を露光して静電潜像を形成する光学ユニッ
トと、上記光学ユニット内のミラーまたはレンズを保持
して位置決めする保持位置決め手段を有し、上記保持位
置決め手段は、ミラーまたはレンズの一端側における2
点の位置決め部と、他端側における1点の位置決め部と
を有し、上記一端側の2点の位置決め部は、ミラーまた
はレンズの傾きを規制すると共に、上記駆動源が配置さ
れている側とは逆側に位置し、振動を伝えにくい上記1
点の位置決め部は、振動源側と同じ側に位置しているた
め、駆動系に発生した振動が、上記ミラーまたはレンズ
に伝達されるのを抑制することができ、画像ジターの少
ない高画質の画像を形成することができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記2点の位置決め部と上記1点の
位置決め部は、上記ミラーまたはレンズを接着固定して
いるため、駆動系に発生した振動が、上記ミラーまたは
レンズに伝達されるのをより抑制することができ、画像
ジターの少ない高画質の画像を形成することができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明において、上記転写手段は、転写ロー
ラを有し、この転写ローラの一端には、上記像担持体か
らの駆動力を伝達する伝達駆動手段が設けられており、
上記伝達駆動手段は、上記駆動源が配置されている側に
位置していて、上記転写ローラは、その両端に設けられ
た加圧手段の加圧力で上記像担持体に対して位置決め保
持されていて、上記伝達駆動手段が設けられている一端
に設けられた加圧手段の加圧力は、他端に設けられてい
る加圧手段の加圧力よりも、上記伝達駆動手段の回転に
伴う反力分だけ大きい加圧力になっているため、駆動系
に発生した振動が、上記ミラーまたはレンズに伝達され
るのを抑制することができ、画像ジターの少ない高画質
の画像を形成することができる。また、転写ローラの両
端において均一な加圧力で、転写ローラを像担持体に対
して位置決め保持するようにしているため、均等な転写
ニップを得ることができ、高画質の画像を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能な画像形成装置の例を示す正
面図である。
【図2】本発明に適用可能な光学ユニット内の光学素子
の配置例を示す斜視図である。
【図3】上記光学素子の光学的機能のプロセスを示すフ
ローチャートである。
【図4】上記光学ユニット内の光学素子の配置例を示す
分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明に適用可能なカートリッジの例を示す側
面図である。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】上記実施の形態に適用された第3駆動伝達ギヤ
に発生する反力を示す側面図である。
【符号の説明】
1 感光体 4 光学ユニット 4a LDユニット 4b シリンダレンズ 4c ポリゴンミラー 4d fθミラー 4e 第1折り返しミラー 4f BTLレンズ 5 トナー供給部 6 現像手段 7 転写材定着手段 7a 転写ローラ 25 ハウジング 26 駆動ユニット 30 カートリッジ 40 保持位置決め手段 41 2点の位置決め部 41a 規制面 41b 規制面 42 1点の位置決め部 42a 保持面 43 弾性部材 44 弾性部材 70 第1駆動伝達ギヤ 71 第2駆動伝達ギヤ 72 第3駆動伝達ギヤ 76a 弾性部材 77a 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H032 AA05 BA19 BA23 2H045 AA01 CA01 CA63 CA82 CA92 DA02 DA04 2H071 BA27 CA01 CA05 DA02 DA09 DA26 2H076 AB05 AB12 AB18 EA05 EA06 EA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性の像担持体と、 上記像担持体の表面上に形成された静電潜像を現像する
    現像手段と、 可視像を転写材に転写する転写手段と、 上記転写材上に転写された現像像を定着させる転写材定
    着手段とを有し、 上記像担持体、上記現像手段、上記転写手段及び上記転
    写材定着手段は、駆動源によって回転制御される画像形
    成装置において、 上記像担持体の表面上を露光して静電潜像を形成する光
    学ユニットと、 上記光学ユニット内のミラーまたはレンズを保持して位
    置決めする保持位置決め手段を有し、 上記保持位置決め手段は、ミラーまたはレンズの一端側
    における2点の位置決め部と、他端側における1点の位
    置決め部とを有し、 上記一端側の2点の位置決め部は、ミラーまたはレンズ
    の傾きを規制すると共に、上記駆動源が配置されている
    側とは逆側に位置していることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 上記2点の位置決め部と上記1点の位置
    決め部は、上記ミラーまたはレンズを接着固定している
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記転写手段は、転写ローラを有し、こ
    の転写ローラの一端には、上記像担持体からの駆動力を
    伝達する伝達駆動手段が設けられており、 上記伝達駆動手段は、上記駆動源が配置されている側に
    位置していて、 上記転写ローラは、その両端に設けられた加圧手段の加
    圧力で上記像担持体に対して位置決め保持されていて、
    上記伝達駆動手段が設けられている一端に設けられた加
    圧手段の加圧力は、他端に設けられている加圧手段の加
    圧力よりも、上記伝達駆動手段の回転に伴う反力分だけ
    大きい加圧力になっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
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JP2016177164A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
CN115236850A (zh) * 2021-04-23 2022-10-25 成都极米科技股份有限公司 一种控制振镜实现2倍和4倍像素点提升的方法及投影仪

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