JP2000122128A - カメラにおけるストロボの発光量調整方法 - Google Patents

カメラにおけるストロボの発光量調整方法

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JP2000122128A
JP2000122128A JP10295010A JP29501098A JP2000122128A JP 2000122128 A JP2000122128 A JP 2000122128A JP 10295010 A JP10295010 A JP 10295010A JP 29501098 A JP29501098 A JP 29501098A JP 2000122128 A JP2000122128 A JP 2000122128A
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strobe
distance
light
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camera
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JP10295010A
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Hiroshi Yamasako
洋 山迫
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体との間の距離を変更することなく実効
的に当該距離を変更したのと同様の状態を作りだし、狭
い空間であっても複数種類の距離に対する発光量の調整
を良好に行うことができるカメラにおけるストロボの発
光量調整方法を提供する。 【解決手段】 ストロボ3から出た光が被写体4で反射
して撮像素子6に至る光路において被写体4との間の撮
像素子6の前方にNDフィルター11を配設して撮像素
子6に入射する光量を制御することにより被写体4との
間の距離Lを一定に確保したまま、当該距離Lを変更し
たのと実効的に同様の状態を作り出してストロボ発光量
の調整を行うようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカメラにおけるスト
ロボの発光量調整方法に関し、特に電子スチルカメラの
フラッシュマチック式のストロボの発光量の調整を行う
際に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】フラッシュマチック式のストロボを有す
る電子スチルカメラ等においては、その製造過程におい
てそのストロボ機能を調整、検査する必要がある。かか
る調整、検査は、所定位置に被写体を置いて実際にスト
ロボ撮影を行うことにより実施している。 【0003】図2は電子スチルカメラを用いた従来技術
に係るストロボの発光量調整方法を説明するための図
で、当該電子スチルカメラの主にストロボ制御系を抽出
して示すブロック図である。同図に示すように、中央制
御装置(CPU)1はストロボ発光量の制御をはじめ、
当該カメラの全体の制御を行うものである。メモリー2
はストロボ3の発光量を制御するための基準値をストロ
ボ3に印加する電圧値(以下、この電圧を基準電圧とい
う。)として予め記憶している。この場合の基準電圧
は、ストロボ3と被写体4との距離に応じて一意に定め
られる。かくして、ストロボ3はメモリー2に記憶され
た所定の基準電圧をCPU1を介して発光制御部5に与
え、この発光制御部5が基準電圧に基づく所定の電圧を
ストロボ3に印加してこのストロボ3を発光させる。撮
像素子(CCD)6は撮影レンズ7を介して結像された
被写体4の像を電気信号に変換するものである。撮像回
路8は撮像素子6で変換された電気信号に基づき、撮影
レンズ7で撮像素子6上に結像させた被写体4の像に対
応する映像信号を作成し、この映像信号をCPU1とと
もに外部映像信号測定機9に供給する。外部映像信号測
定機9は映像信号の輝度信号のレベルを測定して、その
測定結果を外部マイクロコンピュータ10に供給する。
外部マイクロコンピュータ10では外部映像信号測定機
9の測定結果に基づき前記輝度信号のレベルが所定の範
囲に収まっているかどうかを検出し、収まっていない場
合には、このレベルが所定の範囲に収まるようにCPU
1を介してメモリ2に記憶させている基準電圧を変更す
る。 【0004】上述の如きストロボ制御系を有する電子ス
チルカメラにおいてストロボ3の発光量の調整を行う場
合には、所定位置に被写体4を置き、ストロボ撮影を実
施する。このときの所定位置までの距離Lは、ストロボ
3の発光能力を示すガイドナンバー値GNと絞り値Fと
の関係式L=GN/F(感度ISO100時)で与えら
れる。したがって、当該調整の際には、ストロボ3と被
写体4の間にガイドナンバー値GNに応じた所定の距離
Lを確保する必要がある。一例を挙げれば次の通りであ
る。 【0005】 絞りF3.5、CCD感度ISO100相当時 GN10.5で発光する場合・・・・・3m GN7で発光する場合 ・・・・・2m GN3.5で発光する場合 ・・・・・1m 【0006】つまり、この場合の調整においては、工場
内等の調整場所において被写体4との間で最大3mの距
離Lを確保する必要がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く従来技術に
係るストロボの発光量調整方法によれば、被写体4との
間の距離Lをガイドナンバー値GNに応じて決定してい
るので、この距離Lの最大値に合わせて当該調整工程の
ためのスペースを確保しなければならず、当該電子スチ
ルカメラの製造ラインの省スペース化を実現しようとす
る場合の大きな障害となっている。 【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、被写体と
の間の距離を変更することなく実効的に当該距離を変更
したのと同様の状態を作りだし、狭い空間であっても複
数種類の距離に対する発光量の調整を良好に行うことが
できるカメラにおけるストロボの発光量調整方法を提供
することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、次の点を特徴とする。 【0010】1) 被写体との間の距離に応じた基準電
圧を供給してストロボを発光させ、ストロボから出射し
被写体で反射して撮影レンズを介し撮像素子に入射する
光の光量を、この光の光路の途中で制御して被写体との
間の距離を一定に確保したまま、当該距離を上記基準電
圧に対応する所定の距離に変更したのと実効的に同様の
状態を作り出してストロボ発光量の調整を行うようにし
たこと。 【0011】2) 上記1)において、フィルタ等の光
量減衰手段を用い、この光量減衰手段を被写体との間で
撮像レンズの前方に配設したこと。 【0012】3) 上記1)において、フィルタ等の光
量減衰手段を用い、この光量減衰手段を被写体との間で
ストロボの前方に配設したこと。 【0013】4) 上記1)において、被写体の反射率
を変更するようにしたこと。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0015】図1は図2に示す電子スチルカメラを用い
た本発明の実施の形態に係るストロボの発光量調整方法
を概念的に示す説明図である。同図に示すように、電子
スチルカメラ自体の構成は図2に示すものと同様であ
る。本形態はこの電子スチルカメラのストロボ3の発光
量を調整するものであり、従来技術において当該調整・
検査時の撮影で必要とされるガイドナンバー値GNに応
じた本来の距離Lを確保するためのスペースを必要とせ
ず、被写体4までの距離Lが例えば1mのままでその位
置より遠い被写体4の場合をシミュレーションすること
で省スペースのストロボ発光量の調整・検査を可能にす
るものである。すなわち、被写体4までの距離Lがこの
場合の固定距離(例えば1m)よりも長い場合には、被
写体4との間で撮像レンズ7の前方にNDフィルタ11
を介在させて撮像素子6に入射する被写体4からの反射
光の光量を制限する。具体的には次の通りである。 【0016】本来的には下記の条件の場合、下記の位置
に被写体4を置いてそれぞれの位置でのGN値を求める
ことが「ストロボ発光量の調整」である。絞りF3.
5、CCD感度ISO100相当時 GN10.5で発光する場合・・・・・3m GN7で発光する場合 ・・・・・2m GN3.5で発光する場合 ・・・・・1m 【0017】本形態では距離Lが2m、3mの位置に被
写体4を移動しなくても1mの位置にある被写体4を用
いてそれぞれ2m、3mの位置の真のGN値を得るべ
く、NDフィルタ11の特性を選定する。上述の条件の
場合における各位置での調整方法は次の通りである。な
お、本形態に係る調整方法における各調整位置でのガイ
ドナンバーGN、発光量制御データ及び基準電圧の関係
を表1に示す。 【0018】 【表1】 【0019】 距離Lが1mの場合の発光量調整 先ず、外部マイクロコンピュータよりISO100、F
3.5の条件のもと、1mの被写体4をストロボ撮影し
た場合に適正な露光値を得るべく予めメモリー2内に用
意した設計的ガイドナンバー値GNに基づいて求めた基
準電圧(表1参照)を発光制御部5に送出するようにC
PU1に命令を送る。発光制御部5は基準電圧に基づく
充電電圧までストロボ充電を完了した後、ストロボ3に
ストロボ発光を行わせる。ストロボ発光と同時に撮影結
果は撮像素子6及び撮像回路8を介して映像信号として
得られ、外部映像信号測定機9でA/D変換して外部マ
イクロコンピュータ10へ出力する。外部マイクロコン
ピュータ10は入力された実際の撮影結果から初期値と
して設定した最初の基準電圧に加減すべき補正値を求
め、この補正値で初期値を補正する。かかる処理を繰り
返して真のガイドナンバー値GNが得られた時点の基準
電圧をメモリー2に書き込む。 【0020】 距離Lが2mの場合の発光量調整 従来技術においては距離Lが2mの位置に被写体4を移
動させて1mの場合と同様の処理を行うのであるが、本
形態では、被写体4までの距離Lは1mのままで撮影レ
ンズ7の前方にNDフィルター11を介在させることに
より撮像素子6に入射する光量を制限して被写体4を2
mの位置に移動させたのと同様の状態を作り出してい
る。このとき使用するNDフィルター11は光量を75
%カットするものを使用する。かかる状態で発光基準デ
ータは2mの位置の被写体4に対応した基準電圧(表1
参照)を発光制御部5に供給するようにCPU1に命令
を送る。この結果、発光制御部5はこのときの基準電圧
に基づく充電電圧までストロボ充電を完了した後、スト
ロボ3を発光させる。発光と同時に撮影結果を75%の
光量をカットして撮像素子6に入射させる。その後は距
離Lが1mの場合と同様の処理を行い、真のガイドナン
バー値GNが得られた時点の基準電圧をメモリー2に書
き込む。 【0021】 距離Lが3mの場合の発光量調整 従来技術においては距離Lが3mの位置に被写体4を移
動させて1mの場合と同様の処理を行うのであるが、本
形態では、被写体4までの距離Lは1mのままで撮影レ
ンズ7の前方にNDフィルター11を介在させることに
より撮像素子6に入射する光量を制限して被写体4を3
mの位置に移動させたのと同様の状態を作り出してい
る。このとき使用するNDフィルター11は光量を89
%カットするものを使用する。かかる状態で発光基準デ
ータは3mの位置の被写体4に対応した基準電圧(表1
参照)を発光制御部5に供給するようにCPU1に命令
を送る。この結果、発光制御部5はこのときの基準電圧
に基づく充電電圧までストロボ充電を完了した後、スト
ロボ3を発光させる。発光と同時に撮影結果を89%の
光量をカットして撮像素子6に入射させる。その後は距
離Lが1mの場合と同様の処理を行い、真のガイドナン
バー値GNが得られた時点の基準電圧をメモリー2に書
き込む。 【0022】なお、上記実施の形態においては被写体4
との間の撮像素子6の前方にNDフィルター11を配設
したが、このNDフィルター11の配設位置はこの位置
に限定するものではない。要は、撮像素子6に入射する
被写体4からの反射光の光量を制御することができれば
良いので、被写体4との間のストロボ3の前方にNDフ
ィルター11を配設してもよく、また光量を減衰するこ
とができる光量減衰手段であればNDフィルター11に
限定する必要もない。さらに、ストロボ3から出て被写
体4で反射し撮像素子6に至る光路の途中にNDフィル
ター11等の光量減衰手段を設ける他、被写体4の反射
率を変更することによっても同様に撮像素子6に入射す
る反射光の光量を任意に制御することができる。 【0023】 【発明の効果】以上実施の形態とともに詳細に説明した
通り、本発明によれば、被写体との間の距離に応じた基
準電圧を供給してストロボを発光させ、ストロボから出
射し被写体で反射して撮影レンズを介し撮像素子に入射
する光の光量を、この光の光路の途中で制御して被写体
との間の距離を一定に確保したまま、当該距離を上記基
準電圧に対応する所定の距離に変更したのと実効的に同
様の状態を作り出してストロボ発光量の調整を行うよう
にしたので、ガイドナンバー値GNに応じて決定される
被写体との間の距離の如何にかかわらず、ガイドナンバ
ー値GNが変わっても常に一定の距離で所定の調整作業
を行うことができる。したがって、この場合の距離は、
許容される空間の大きさに応じた最小のものとすること
ができ、当該調整のためのスペースを可及的に小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るカメラにおけるスト
ロボの発光量調整方法を概念的に示す説明図である。 【図2】従来技術に係るカメラにおけるストロボの発光
量調整方法を概念的に示す説明図である。 【符号の説明】 2 メモリー 3 ストロボ 4 被写体 6 撮像素子 8 撮像回路 9 外部映像信号測定機 10 外部マイクロコンピュータ 11 NDフィルタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被写体との間の距離に応じた基準電圧を
    供給してストロボを発光させ、ストロボから出射し被写
    体で反射して撮影レンズを介し撮像素子に入射する光の
    光量を、この光の光路の途中で制御して被写体との間の
    距離を一定に確保したまま、当該距離を上記基準電圧に
    対応する所定の距離に変更したのと実効的に同様の状態
    を作り出してストロボ発光量の調整を行うようにしたこ
    とを特徴とするカメラにおけるストロボの発光量調整方
    法。 【請求項2】 〔請求項1〕において、フィルタ等の光
    量減衰手段を用い、この光量減衰手段を被写体との間で
    撮像レンズの前方に配設したことを特徴とするカメラに
    おけるストロボの発光量調整方法。 【請求項3】 〔請求項1〕において、フィルタ等の光
    量減衰手段を用い、この光量減衰手段を被写体との間で
    ストロボの前方に配設したことを特徴とするカメラにお
    けるストロボの発光量調整方法。 【請求項4】 〔請求項1〕において、被写体の反射率
    を変更するようにしたことを特徴とするカメラにおける
    ストロボの発光量調整方法。
JP10295010A 1998-10-16 1998-10-16 カメラにおけるストロボの発光量調整方法 Withdrawn JP2000122128A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7414666B2 (en) 2002-07-24 2008-08-19 Sharp Kabushiki Kaisha Portable device having exposure-adjustable image pick-up unit and exposure adjusting device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7414666B2 (en) 2002-07-24 2008-08-19 Sharp Kabushiki Kaisha Portable device having exposure-adjustable image pick-up unit and exposure adjusting device

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