JP2000121311A - 観察倍率可変型光波干渉装置 - Google Patents

観察倍率可変型光波干渉装置

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JP2000121311A
JP2000121311A JP10289421A JP28942198A JP2000121311A JP 2000121311 A JP2000121311 A JP 2000121311A JP 10289421 A JP10289421 A JP 10289421A JP 28942198 A JP28942198 A JP 28942198A JP 2000121311 A JP2000121311 A JP 2000121311A
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light
magnification
observation
observation magnification
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Motonori Kanetani
元徳 金谷
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観察倍率可変型光波干渉装置において、観察
手段の観察倍率の変化に応じて、被検体の観察範囲と照
明光による被検体照射範囲とを相応させるように、光源
からの光束径を変化せしめることにより、観察倍率の変
化に拘わらず観察範囲を一定の明るさとする。 【構成】 マイケルソンタイプの光波干渉装置におい
て、光源1と拡大レンズ2との間に倍率対応光束調整器
3が配置されている。倍率対応光束調整器3は、観察倍
率可変手段8により設定された観察倍率の値に拘わら
ず、観察手段9のテレビモニタにおける干渉縞画像の明
るさを一定とするために設けられたものであり、観察倍
率の変化に応じて、被検体7における観察領域の大きさ
と照明領域の大きさが合致するように、被検体7を照明
する光束の径を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察倍率を変化さ
せ得る光波干渉装置に関し、詳しくは観察倍率の変化に
拘わらず、観察画面の明るさを所定の範囲に設定し得る
観察倍率可変型光波干渉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】<発明の背景>光源からの光束を二分し
て、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、被
検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成するこ
とにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生させ
るようにした光波干渉装置が、広く実用に供されてい
る。
【0003】この光波干渉装置を使用するにあたって
は、被検体の大小により、観察する干渉縞像を拡大、あ
るいは縮小した方が、観察手段、特にTV系を用いる場
合にはそのモニタ画面一杯に観察したい範囲の干渉縞画
像を表示でき、見易くなるとともに、その干渉縞を利用
して画像を解析する場合等には、分解能を格段に向上さ
せることができるという利点がある。
【0004】しかるに、現在使用されている観察倍率可
変型光波干渉装置は、観察倍率を変化させた場合に、そ
の変化に画面の明るさが追従せず、拡大観察時には干渉
縞表示画面が暗くなりすぎ、一方、縮小観察時には干渉
縞表示画面が明るくなりすぎたりするものである。
【0005】このため、観察倍率を変化させた場合に、
干渉縞表示画面が視認しにくくなるとともに、前述した
干渉縞表示画面の画像解析を行う際には、信号レベルが
低くなりすぎ、あるいは高くなりすぎ解析不能な状態に
陥るという問題を有している。
【0006】そこで、観察倍率を拡大、あるいは縮小し
た場合にも、干渉縞表示画面の明るさをほぼ一定とする
ことのできる、あるいはTV系の利得制御範囲内におい
て、干渉縞表示画面の明るさを一定にすることのできる
光波干渉装置が望まれていた。
【0007】<従来の技術>このような問題を解決する
ための従来技術として次のような技術が知られている。
すなわち、被検体を照明する光束の径は一定と為し、干
渉縞表示画面が一番暗くなる最大拡大観察時に、所望の
画面明るさが得られるように被検体を照明する光源の出
力を設定し、その一方、干渉縞表示画面が一番明るくな
る最小拡大(最大縮小)観察時には、光波減衰器を用い
て光源輝度を落とすことにより、被検体を照明する光源
の出力をあたかも所望の画面明るさが得られるように設
定した如き効果を奏するものが知られている。
【0008】すなわち、図15に示すように、光源30
1から射出された光束は、光波減衰器303を経て拡大
レンズ302に入射する。拡大された光束はコリメータ
レンズ304で平行光にされてビームスプリッタ305
に到達する。ここで二分された光束の反射された一方
は、基準体306に到達し反射されてビームスプリッタ
305に戻り、これを透過する。一方、ビームスプリッ
タ305を透過した他方の光束は、被検体307に到達
し、反射されてビームスプリッタ305に戻り、このビ
ームスプリッタ305で反射されて、ビームスプリッタ
305を透過した基準体306からの光束と合波され
る。合波された光束は、観察倍率可変手段308を経て
観察手段309に到達する。
【0009】この場合、観察倍率が一番大きいところで
その光波減衰器303の透過率が最大、観察倍率が一番
小さいところでその光波減衰器303の透過率が最小と
なるように倍率と透過率の関係を設定すれば、光源の光
強度をもっとも効率的に利用できることになる。
【0010】ここで、光源301の光出力をP、観察倍
率をM、観察倍率に応じた光波減衰器303の透過率を
T、適正画面明るさを得る光強度をI、観察系の利得係
数をCとしたとき、 I=C×P×Tmax/Mmax=C×P×T/M なる式が得られる。すなわち、 Tmax/Mmax=T/M となる。
【0011】光波減衰器303の最大透過率 Tmax=
1 とすると、 T=M/Mmax となるから、光波減衰器303の透過率は M/Mma
x に設定する。
【0012】例えば、5倍の倍率可変能力を持つ観察系
を用いて、1倍の倍率で観察した場合は、 T=1/52 =0.04 となり、この場合は光源301の出力の略96%を捨てる
こととなる。
【0013】換言すると、等倍観察に必要な光源301
の光出力の25倍の光出力を有する光源301を用意しな
ければ、5倍の観察を行う際には光量不足となる。
【0014】なお、ここではマイケルソン型の例が示さ
れているが、フィゾー型、マッハツェンダ型の場合にも
同様である。
【0015】以上説明したように、この従来技術では、
最大拡大観察倍率以外の倍率で使用する際に光エネルギ
を無駄に減衰させることになるばかりでなく、最大拡大
観察に耐え得るようにするために高出力の光源を装備し
なければならないという欠点があった。この欠点は、装
置の小型化、低価格化に反するばかりでなく安全性向
上、省資源化と言う観点から見ても問題であった。
【0016】なお、光源の出力自体を可変とすれば、上
記光エネルギを無駄に減衰させるという問題はなくなる
が、この場合には光源の出力を精度良くコントロールす
るために光源出力専用の制御部が必要となり、装置が複
雑構造となったり、場合によっては大型化するという問
題がある。
【0017】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、最大拡大観察倍率時以外の倍率で使用
する際も、光エネルギの有効利用を図りつつ、装備する
光源を従来のものに比べて低出力のものとすることがで
きるとともに、観察倍率の変化に拘わらず干渉縞像の明
るさを所定範囲内とし得るコンパクトかつ構造簡易な観
察倍率可変型光波干渉装置を提供することを目的とする
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、拡大観察時、
縮小観察時を問わず、その観察範囲以外を照明せず、照
明光を観察範囲内に集中させる方法を採れば、観察手段
上に生成される干渉縞画像の大きさを一定とした場合に
は、生成される画像は常に一定の明るさを有するとの考
察に基づいており、その構成の要旨は、被検体の大小に
よる観察倍率の拡大、あるいは縮小を行う観察手段と、
その観察倍率の変化に応じて、被検体の観察領域の大き
さと照明領域の大きさが相応するように、被検体を照明
する光束の径を縮小、拡大し得る倍率対応光束調整器を
設けた、観察倍率可変型光波干渉装置にある。
【0019】すなわち、本発明の観察倍率可変型光波干
渉装置は、光源からの光束を光分割手段により二分し
て、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、被
検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成するこ
とにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せし
め、生成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察する
ようにした観察倍率可変型光波干渉装置において、前記
観察倍率の変化に応じて、前記被検体における観察領域
の大きさと照明領域の大きさが相応するように、前記光
源からの光束径を変化せしめる倍率対応光束調整器を前
記光源と前記光分割手段との間の光路中に配設したこと
を特徴とするものである。
【0020】ここで「相応するように」とは観察領域が
大きくなると、それに応じて照明領域も大きくなるよう
に変化する様を意味し、望ましくは両領域を略一致させ
る。
【0021】また、前記倍率対応光束調整器としては、
光束を連続的に拡大、縮小し得る手段とすることが可能
である。
【0022】またこの場合において、前記光束を連続的
に拡大、縮小する手段は、ズーム機能付き望遠鏡光学系
を含むズームビームイクスパンダとすることが可能であ
る。
【0023】また、前記倍率対応光束調整器としては、
光束を段階的に拡大、縮小し得る手段とすることが可能
である。
【0024】またこの場合において、前記光束を段階的
に拡大、縮小し得る手段は、光束拡大率の異なる複数の
ビームイクスパンダのうち択一的に選択するように構成
することが可能である。
【0025】さらに、前記光束を段階的に拡大、縮小し
得る手段は、単一のビームイクスパンダの出力側レンズ
系または入力側レンズ系について、複数の異なるレンズ
系を択一的に選択するように構成することが可能であ
る。
【0026】また、本発明の観察倍率可変型光波干渉装
置は、光源からの光束を光分割手段により二分して、一
方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、被検体を
経由した物体光とし、この2光束を再合成することによ
り、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せしめ、生
成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察するように
した観察倍率可変型光波干渉装置において、前記観察倍
率を表示手段に表示せしめ、この表示に対応して、前記
被検体における観察領域の大きさと照明領域の大きさが
相応するように、前記光源からの光束径を変化せしめる
倍率対応光束調整器を前記光源と前記光分割手段との間
の光路中に配設したことを特徴とするものである。
【0027】また、本発明の観察倍率可変型光波干渉装
置は、光源からの光束を光分割手段により二分して、一
方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、被検体を
経由した物体光とし、この2光束を再合成することによ
り、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せしめ、生
成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察するように
した観察倍率可変型光波干渉装置において、前記観察倍
率の変化に連動して、前記被検体における観察領域の大
きさと照明領域の大きさが相応するように、前記光源か
らの光束径を変化せしめる倍率対応光束調整器を前記光
源と前記光分割手段との間の光路中に配設したことを特
徴とするものである。
【0028】ここで、「連動して」とは観察倍率が変化
すれば、その変化に対応するよう自動的に光源からの光
束径も変化することを意味する。
【0029】また、この場合において、観察倍率可変手
段の使用中の倍率をモニタし、該モニタした倍率の値を
観察手段に表示するように構成することが好ましい。
【0030】さらに、この場合において、観察倍率可変
手段において設定された倍率を前記観察手段の画面明る
さで検知し、該検知された画面明るさを所定の基準値と
比較し、その比較結果に基づき、それら両方の値の差が
小さくなるように、前記倍率対応光束調整器により被検
体を照射する範囲を変化せしめ、前記観察手段の利得が
所定の範囲内に収まるように前記画面の明るさを設定で
きるように構成することが好ましい。
【0031】さらに、本発明の観察倍率可変型光波干渉
装置は、光源からの光束を光分割手段により二分して、
一方を基準体を経由した参照光とし、他方を被検体を経
由した物体光とし、この2光束を再合成することによ
り、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せしめ、生
成された干渉縞画像を、倍率を変えて観察し得る観察手
段を備えた観察倍率可変型光波干渉装置において、前記
観察倍率の可変部に対して、該観察倍率を所望の値に設
定させるための指示信号を出力するとともに、前記倍率
対応光束調整器に対して、前記被検体における観察領域
の大きさと照明領域の大きさが相応するように、前記光
源からの光束径を設定させるための指示信号を出力する
コントロール手段を前記観察倍率の可変部および前記観
察倍率対応光束調整器とは別体に設けたことを特徴とす
るものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る観
察倍率可変型光波干渉装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0033】図1は、本発明の第1の実施形態に係る観
察倍率可変型光波干渉装置を示すものである。
【0034】この装置は、光源1と拡大レンズ2との間
に倍率対応光束調整器3を配置したマイケルソンタイプ
の光波干渉装置である。
【0035】図1において、光源1から出力された光束
は、倍率対応光束調整器3を経て拡大レンズ2に入射す
る。拡大された光束はコリメータレンズ4で平行光にさ
れてビームスプリッタ5に到達する。このビームスプリ
ッタ5で二分された光束の反射された一方は、基準体6
に到達し反射されてビームスプリッタ5に戻り、これを
透過する。一方、ビームスプリッタ5を透過した他方の
光束は、被検体7に到達し、反射されてビームスプリッ
タ5に戻り、ビームスプリッタ5を透過した基準体6か
らの上記光束と合波される。合波された光束は、観察倍
率可変手段8を経て観察手段9に到達する。
【0036】ここで、上記光源1は、基準6の裏面や被
検体7の裏面からの反射光によるノイズを除去するため
に可干渉距離の短い光を射出するものとすることが望ま
しい。
【0037】また、上記観察倍率可変手段8は、例えば
カメラのズームレンズであり、このズームレンズを可動
させて、得られた干渉縞画像を拡大もしくは縮小し、所
望の観察倍率を得るようになっている。なお、観察倍率
可変手段8としては、焦点距離の異なる複数のレンズ系
を、例えばターレットに載設し、このターレットを回転
することにより、これら複数のレンズ系のうちの一つを
選択して光路中に挿入するような構成とすることも可能
である。
【0038】また、上記観察手段9は、例えば撮像カメ
ラとテレビモニタからなり、ビームスプリッタ5によっ
て合波された光によりカメラのCCD撮像素子上に干渉
縞像を形成し、これをテレビモニタに表示する。
【0039】次に、本実施形態装置の主たる特徴部分で
ある倍率対応光束調整器3について説明する。
【0040】この倍率対応光束調整器3は、観察倍率可
変手段8により設定された観察倍率の値に拘わらず、観
察手段9のテレビモニタにおける干渉縞画像の明るさを
一定とするために設けられたものであり、上記観察倍率
の変化に応じて、被検体7における観察領域の大きさと
照明領域の大きさが合致するように、被検体7を照明す
る光束の径を変化させるものである。
【0041】被検体7を照明する光束の径を変化させる
手段は、具体的には図2に示す如き複数枚の可動レンズ
21、22、23を備えたズーム機能付き望遠鏡光学系
を含むズームビームイクスパンダからなる。すなわち、
2枚の凸レンズ21、23と、それらの間に配された凹
レンズ22からなり、光束を大径から小径に変化させる
場合には、凸レンズ21と凹レンズ22の間隔を拡げる
とともに凹レンズ22と凸レンズ23の間隔を狭め、し
かもレンズ系全長(2つの凸レンズ21、23の間隔)
を狭めることにより、射出光束を平行光束のまま小径と
する。光束を小径から大径とする場合には、上記と逆の
レンズ移動を行う。
【0042】この倍率対応光束調整器2においては、観
察倍率の変化に応じて、光束径を連続的に変化させるこ
とができる。
【0043】また、光束径の変化は観察倍率の変化に応
じてなされるのであるが、その態様としては、オペレー
タが、観察倍率可変手段8において設定された観察倍率
の値を認識し、この認識した値に基づいて倍率対応光束
調整器3の光束径調整ボリュームを手動で操作するよう
にしてもよいし、観察倍率可変手段8における観察倍率
設定操作に連動して倍率対応光束調整器3の光束径調整
ボリュームが自動的に設定されるようにしてもよい。
【0044】いずれにしても、観察倍率が小の場合に
は、観察範囲が広くなることから、この広い観察範囲全
体が丁度照明されるよう光束径が図2(A)の如く大径
とされるように、一方、観察倍率が大の場合には観察範
囲が狭くなることから、この狭い観察範囲全体が丁度照
明されるよう光束径が図2(C)の如く小径とされるよ
うに倍率対応光束調整器3の光束径調整ボリュームの操
作がなされることとなる。
【0045】倍率対応光束調整器3の光束径調整ボリュ
ームの操作が手動でなされる場合には、観察倍率可変手
段8において設定された観察倍率が、観察手段9のモニ
タ上に表示され、オペレータはこの表示を観察して光束
径調整ボリュームを操作する。
【0046】具体的には、観察倍率可変手段8がズーム
レンズで構成される場合には、ズームレンズのレンズ鏡
胴回転位置を検出し、この検出位置に基づきCPUによ
り観察倍率の値を算出し、その算出結果を観察手段9の
モニタ上に表示する。
【0047】一方、観察倍率可変手段8が、焦点距離の
異なる複数のレンズ系を択一的に選択して観察倍率を変
化させるように構成されている場合には、選択されたレ
ンズ系を検知し、この検知されたレンズ系の焦点距離に
基づき観察倍率の値を算出し、もしくは予め設定された
テーブルに基づき、CPUにより観察倍率の値を読み出
し、その読み出された観察倍率の値を観察手段9のモニ
タ上に表示する。なお、上記複数のレンズ系がターレッ
トあるいはスライダ等の可動手段に載設されている場合
には、その可動手段の移動位置に基づき観察倍率の値を
求める。
【0048】また、観察倍率の値の検出は、観察手段9
のモニタの表示画面の明るさに基づいて行うようにして
もよく、この場合にはモニタの表示画面の一部(例えば
中央部)を光センサで検出するようにしてもよいし、観
察手段9の撮像素子から検出された画像信号の輝度レベ
ルの最大値を検出するようにしてもよく、この検出値に
基づきCPUにより観察倍率の値を算出する。
【0049】また、モニタの画面上に表示される観察倍
率の値は数値で表示させるようにしてもよいが、例えば
倍率対応光束調整器3の、光束径設定位置をアイコンに
よって示すようにしてもよい。例えば、倍率対応光束調
整器3の光束径調整ボリュームと、設定すべき位置を示
す矢印とからなるアイコンによって示すようにしてもよ
い。
【0050】さらに、観察倍率可変手段8において設定
された観察倍率の値の表示と、倍率対応光束調整器3
の、上記倍率の値に対応する光束径設定値とが、観察手
段9のモニタ上に同一形態(例えば同一スケールで描か
れた棒状グラフ等のアイコン)で表示されるようにして
もよい。
【0051】さらに、観察手段9のモニタの表示画面上
に上述した如き表示を行った場合に、この表示は不必要
時においてオペレータが任意に非表示とすることが可能
となっており、これにより、実際の干渉縞観察時におい
て、アイコン等によりその干渉縞画像の一部が隠されて
しまうといった不都合を回避することができる。
【0052】一方、上述したように倍率対応光束調整器
3の光束径調整ボリュームの設定が、観察倍率可変手段
8における観察倍率設定操作に連動して自動的になされ
る場合には、観察倍率可変手段8における設定倍率を、
上記手動による場合と同様にして検出し、この検出値に
基づき、観察倍率と設定すべき光束径とを対応させたテ
ーブルを用いてCPUにより、設定すべき光束径を読み
取り、この読取値となるように光束径調整ボリュームを
駆動するようにしてもよい。
【0053】さらに、上記光束径調整ボリュームの設定
を自動的に行う場合において、観察倍率可変手段8によ
る設定倍率を、上述した手動の場合と同様にして観察手
段9のモニタの表示画面の明るさにより検出し、この検
出されたモニタの表示画面の明るさを所定の基準明るさ
と比較し、その差が0に近づくよう上記光束径調整ボリ
ュームを駆動するようにフィードバック制御を行うよう
にしてもよい。なお、この場合には、上記モニタの表示
画面の明るさは観察手段9の所定の利得範囲内において
設定できるようにする。
【0054】なお、上記光束径調整ボリュームの設定を
自動的に行う場合においても、観察手段9のモニタの表
示画面の明るさを、上述した手動の場合と同様にして、
観察手段9から出力される画像信号の最大輝度レベルに
基づいて規定するようにしてもよい。
【0055】また、倍率対応光束調整器3を構成する、
段階的に光束を拡大、縮小できる手段としては以下に示
す種々の態様を採り得る。
【0056】例えば図3あるいは図4に示すように、単
一のビームイクスパンダ30あるいは単一のビームイク
スパンダ40の出力側のレンズ系を、焦点距離が異なる
複数のレンズ系32、33、34あるいはレンズ系4
2、43、44のうち選択された一のレンズ系(図3で
はレンズ系32、図4ではレンズ系42が選択されてい
る)を光路中に挿入することにより構成してもよい。
【0057】勿論、この場合における入力側のレンズ系
は、図3に示すように凸レンズ31としてもよいし、図
4に示すように凹レンズ41としてもよい。
【0058】さらに、図3および図4に示すビームイク
スパンダ30、40においては出力側のレンズ系を択一
的に選択可能としているが、これに代え、図5に示すビ
ームイクスパンダ50のように、入力側のレンズ系5
1、52、53を択一的に選択可能(図5ではレンズ系
51が選択されている)としてもよい。
【0059】なお、このようにレンズ系を交換可能とす
ることにより光束径を段階的に変化させる場合には、択
一的に選択されるレンズ系は、互いに屈折力および挿入
される光路中の位置が異なるように設定する。
【0060】また、観察倍率光路調整器3を、図6に示
す如く、光束拡大率の異なる複数のビームイクスパンダ
61、62、63のうち選択された一のビームイクスパ
ンダ(図6においてはビームイクスパンダ61が選択さ
れている)を光路中に挿入する構成のものとすることも
可能である。
【0061】さらに、観察倍率光束調整器3を、上述し
た光束径を連続的に拡大、縮小する手段(ズ−ムイクス
パンダ)と、上述した光束径を段階的に拡大、縮小する
手段(ビームイクスパンダ)とを組み合わせて構成する
ことも勿論可能であり、この場合には光束径の可変範囲
をより大きなものとすることができる。
【0062】また、倍率対応光束調整器3を、光束径の
拡大、縮小を段階的に変化させる手段とした場合におい
て、光束径の拡大、縮小のステップ幅は、上記観察倍率
可変手段8および観察手段9からなる観察系の利得制御
範囲より狭く設定することが必要である。
【0063】以下、このことを図7〜12を用いて説明
する。
【0064】画面中心部の明るさを決める光量Lは光学
系のロスがないとすれば、光源の光量C、被検体の反射
率R、観察倍率Aおよび照射光束の径を決める倍率対応
光束調整器3の倍率Bで決まる。すなわち、 L=C×R/(A×B) なる式により決定される。
【0065】一方、TV系のゲインには撮像素子或いは
電気系に基づいて決定される適正光量範囲(利得範囲)
が存在する。
【0066】すなわち、光量Lは、適正画面明るさを得
る最大の光量をGmax、最小の光量をGminとする
と、Gmax≧L≧Gminの範囲内でなければならな
い。
【0067】C、Rは定数であるから、それぞれを1と
し、観察手段9の最適光量G=1とし、ゲイン幅をオー
バー、アンダーそれぞれ1絞りずつとすると図7に示す
如くなる。
【0068】例えば、観察系の観察倍率Aを3倍とした
とき、倍率対応光束調整器3の倍率Bを1/3倍とすれ
ば、照明範囲と観察範囲が丁度一致して、光の無駄がな
くかつ観察範囲全部が照明される。
【0069】しかし、観察系の観察倍率Aを3倍とした
まま倍率対応光束調整器3の倍率Bを1/2倍とすると、
照明範囲は観察範囲全体に亘っているものの、光量Lが
Gmin以下となってしまい光量不足となる。また、こ
の状態で倍率対応光束調整器3の倍率Bを1/4倍とする
と、光量Lは適正範囲に入るものの、照明範囲は観察範
囲の径で3/4、面積で略56%しかカバーし得ないことに
なる。
【0070】したがって、観察倍率Aが3倍のときは、
倍率対応光束調整器3の倍率Bを1/2.1〜1/3倍の間に
設定したときに良好な観察が行えることがわかる。
【0071】すなわち、A×B≧1の条件を満たさなけ
れば、観察範囲全部を照明することはできない。
【0072】上記した例ではC、Rを各々1に設定して
いるが、A=3でR=1に設定した場合には、0.5≦C
/9B≦2 となることから2C≧9B≧C/2
となる。
【0073】すなわち、図8に示すとおり、観察倍率A
が3倍のとき、C=1では、 1/4.24≦B≦1/2.12 の範囲でしか観察系の適正利得範囲に入らず、B=1/3
のステップしか使用できなかったのに対し、1絞り分光
量の多いC=2では、1/3≦B≦1/1.5 となり、B=
1/2のステップとB=1/3の2つのステップが使えるこ
ととなる。
【0074】一般的には光学系にもロスが存在するの
で、このロス分を差し引いた実光量係数をKとすると、
L=K×C×R/(A×B)となる。
【0075】しかし、K、C、Rはいずれも観察倍率
A、および倍率対応光束調整器3の倍率Bとは関係しな
い定数である。
【0076】 そこで Gmin/(K×C×R)=G’min Gmax/(K×C×R)=G’max G/(K×C×R)=G’ と置き換えると、 G’min≦1/(A×B)≦ G’max となり、AとBの関係は図9に示す双曲線で表される。
【0077】たとえば、 最適光量 G=1 ゲイン幅2絞りにおける適性画面光量を得るための、 最大光量 Gmax=2 最小光量 Gmin=0.5 被検体の反射率 R=0.04 光学系の実光量係数 K=0.8(ロス20%) 光源の光量 C=62.5 とすると、 K×C×R=0.8×62.5×0.04=2 G’min=Gmin/(K×C×R)=0.25 G=0.5 G’max=Gmax/(K×C×R)=1 となる。
よって、 0.25≦1/(A×B)≦1 となり、1
≦A×B≦2 となる。
【0078】なお、この場合、照射範囲との関係から得
られるA×B≧1なる条件は満足されている。
【0079】したがって、観察倍率Aを優先して図示す
ると、倍率対応光束調整器3の倍率Bは図10において
太線に示す如く表示される。
【0080】この図10からも明らかなように、各観察
倍率Aの設定を行う場合において、設定しうる観察倍率
Aに対応する倍率対応光束調整器3の倍率(光束径の拡
大縮小ステップ)Bは、観察系の利得範囲内で図11に
示す表の如くなる。
【0081】次に、図12を参照して、第2の実施形態
による観察倍率可変型光波干渉装置について説明する。
【0082】すなわち、この光波干渉装置は、光源1
A、拡大レンズ2A、倍率対応光束調整器3A、コリメ
ータレンズ4A、ビームスプリッタ5A、基準体6A、
被検体7A、観察倍率可変手段8Aおよび観察手段9A
については、その構成および配置が、上記第1の実施形
態と略同様とされている。しかしながら、この第2の実
施形態においては、観察倍率可変手段8Aの観察倍率の
設定と倍率対応光束調整器3Aの光束径設定が、コント
ローラ70によってワンタッチで設定指示できるように
なっている。
【0083】すなわち、このコントローラ70はオペレ
ータの手元にあって、オペレータが、その前面パネルに
おいて所望の観察倍率を設定し、送信ボタンを押下する
と、観察倍率可変手段8Aにはその設定倍率を指示する
信号が、また、観察倍率対応光束調整器3Aには、その
設定倍率に対応する光束径を指示する信号が各々送信さ
れる。
【0084】観察倍率可変手段8Aでは、送信された設
定倍率指示信号に応じてその設定倍率への設定操作が、
さらに倍率対応光束調整器3Aでは、送信された設定光
束径指示信号に応じてその設定光束径への設定操作がな
される。
【0085】なお、このコントローラ70内には、上記
設定倍率と上記設定光束径との対応テーブルがメモリ内
に格納されており、オペレータによる前面パネルにおけ
る設定倍率の設定操作に基づき、CPUにより対応する
上記設定光束径が読み取られるようになっている。
【0086】これにより、上述した第1の実施形態と同
様に、設定された観察倍率における被検体の観察領域と
照明領域が合致し、観察倍率に拘わらず干渉縞画像にお
ける明るさを一定とすることができる。
【0087】また、この第2の実施形態に係る光波干渉
装置においては、操作部がオペレータの手元にあるコン
トローラ70とされているので、観察倍率可変手段8A
や倍率対応光束調整器3Aに直接触れて、設定あるいは
読取りを行う必要がない。これにより、少しの振動によ
っても観察位置や干渉縞形状が変化してしまうこの種の
光波干渉装置において、そのような振動の影響を排除す
ることができ、観察精度を上げることができる。なお、
上記コントローラ70に代えて、上記コントローラ70
と同等の機能をその他の手段に併せ持たせたものを用い
るようにしてもよく、例えば、撮像した干渉縞画像を取
り込んで干渉縞解析を行うための、光波干渉装置の一部
を構成する、パーソナルコンピュータ等からなる解析装
置により、観察倍率に応じた光束径の制御を行わせるよ
うにしてもよい。
【0088】なお、マイケルソン型の光波干渉装置にお
いては、倍率対応光束調整器を使用することなく、コリ
メータレンズ、あるいは拡大レンズとコリメータレンズ
の組み合わせを交換することによって光束径を変更し、
これと観察倍率可変手段とを組み合わせることにより本
発明装置と同様のことを行う場合には、交換する光学系
が大となり、極めて小さな光学系の交換により行うこと
ができるという本発明の利益を享受することができな
い。
【0089】なお、本発明の倍率可変型光波干渉装置と
しては、上記各実施形態のものに限られるものではな
く、その他の種々の変更が可能であり、例えば、上述し
た各実施形態においては本発明をマイケルソン型の光波
干渉装置に適用したものであるが、本発明を、その他の
光波干渉装置に適用しても同様の効果が得られることは
勿論である。
【0090】図13は、本発明をフィゾー型の光波干渉
装置に適用した場合の実施形態を示すものであり、図1
4は本発明をマッハツェンダ型の光波干渉装置に適用し
た場合の実施形態を示すものである。
【0091】すなわち、図13を用いて、フィゾー型の
光波干渉装置に適用した場合の構成を簡単に説明する
と、光源101から出力された光束は、倍率対応光束調
整器103を経て拡大レンズ102に入射する。拡大さ
れた光束は第1のビームスプリッタ105を透過しコリ
メータレンズ106で平行光にされて基準体(ビームス
プリッタ)106に到達する。ここで二分された光束
の、基準体(ビームスプリッタ)106で反射された一
方は、第1のビームスプリッタ105に戻り、これで反
射される。一方、基準体(ビームスプリッタ)106を
透過した他方の光束は、被検体107に到達し、反射さ
れて基準体(ビームスプリッタ)106に戻り、基準体
(ビームスプリッタ)106での反射光束と合波され
る。合波された光束は、観察倍率可変手段108を経て
観察手段109に到達する。
【0092】このように、本発明をフィゾー型の光波干
渉装置に適用した場合は、マイケルソン型の光波干渉装
置に適用した場合の効果に加え、以下に示す如き効果を
奏する。
【0093】すなわち、図13に示す如く、フィゾー型
の光波干渉装置ではコリメータレンズが観察光学系の一
部をなしている。そのため前述した如きコリメータレン
ズを交換する方式では、交換の度に本格的なピント合わ
せが必要となるが、本発明の光波干渉装置を適用したも
のでは、観察光学系に何ら影響を及ぼさないので、観察
倍率を変更してもピントを合わせ直す必要はない。
【0094】次に、図14を用いて、マッハツェンダ型
の光波干渉装置に適用した場合の構成を簡単に説明する
と、光源201から出力された光束は、倍率対応光束調
整器203を経て拡大レンズ202に入射する。拡大さ
れた光束はコリメータレンズ204で平行光にされてビ
ームスプリッタ(BS1)205Aに到達する。ここで二
分された光束の反射された一方は、ミラー(M2)206
Bで反射されてビームスプリッタ(BS2)205Bに到
達し、これを透過する。一方、ビームスプリッタ(BS
1)205Aを透過した他方の光束は、被検体に到達
し、これを透過してミラー(M1)206Aで反射されビ
ームスプリッタ(BS2)205Bに到達し、反射され
て、上述した、ビームスプリッタ(BS2)205Bを透
過したもう一方の光束と合波される。合波された光束
は、観察倍率可変手段8を経て観察手段9に到達する。
【0095】なお、上述した、図13および図14に示
す、いずれの実施形態においても被検体における観察領
域と照明領域の各大きさを合致させることができ、観察
倍率の値に拘わらず干渉縞画像の明るさを一定とするこ
とができる。
【0096】
【発明の効果】本発明の観察倍率可変型光波干渉装置に
よれば、観察手段の観察倍率の変化に応じて光源からの
光束径を変化せしめて、被検体を照射する範囲を可変と
し得るようにし、被検体の観察範囲と照明光による被検
体照射範囲とを相応させるようにしているので、観察倍
率の変化に拘わらず観察範囲を一定の明るさとすること
が可能である。
【0097】なお、本発明の光波干渉装置によれば、小
さな光学系の交換のみで観察範囲の明るさを一定のもの
とすることができるという利点を有する。
【0098】さらに、観察手段の観察倍率設定と光束径
調整器の光束径設定とを手元のコントローラからの指示
により行なわせるようにすれば、観察手段と光束調整器
の設定および設定値の読取りに際し、これらの手段およ
び調整器に対して振動が伝わらないようにすることがで
き、振動の影響を受けやすい光波干渉装置において観察
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る観察倍率可変型
光波干渉装置(マイケルソン型)を示す概略図
【図2】図1に示す倍率対応光束調整器において光束径
を連続的に変化させ得るタイプの一例を示す概略図
【図3】図1に示す倍率対応光束調整器において、光束
径を段階的に変化させ得るタイプの一例を示す概略図
(入力側凸レンズ、出力側レンズ入替え)
【図4】図1に示す倍率対応光束調整器において、光束
径を段階的に変化させ得るタイプの一例を示す概略図
(入力側凹レンズ、出力側レンズ入替え)
【図5】図1に示す倍率対応光束調整器において、光束
径を段階的に変化させ得るタイプの一例を示す概略図
(入力側レンズ入替え、出力側凸レンズ)
【図6】図1に示す倍率対応光束調整器において、光束
径を段階的に変化させ得るタイプの一例を示す概略図
(ビームイクスパンダ入替え)
【図7】図1に示す観察手段の適正光量範囲と、観察係
倍率Aおよび倍率対応光束調整器の倍率Bとのステップ
幅の関係を示すグラフ
【図8】観察倍率Aが3倍のときの、倍率対応光束調整
器の倍率Bと光源の光量Cとの関係を示すグラフ
【図9】観察倍率Aと倍率対応光束調整器の倍率Bとの
関係を示すグラフ
【図10】観察倍率Aと倍率対応光束調整器の倍率Bと
の関係を示すグラフ
【図11】観察系の利得範囲内における、観察倍率Aに
対応する光束径の拡大縮小ステップ(倍率対応光束調整
器の倍率)Bを示す表
【図12】本発明の第2の実施形態に係る観察倍率可変
型光波干渉装置(マイケルソン型)を示す概略図
【図13】本発明の観察倍率可変型光波干渉装置をフィ
ゾー型に適用した場合の一例を示す概略図
【図14】本発明の観察倍率可変型光波干渉装置をマッ
ハツェンダ型に適用した場合の一例を示す概略図
【図15】従来技術を示す概略図
【符号の説明】
1,1A,101,201,301 光源 2,2A,102,202,302 拡大レンズ 3,3A,103,203 倍率対応光束
調整器 4,4A,104,204,304 コリメータレ
ンズ 5,5A,105,205A, 205B,305 ビームスプリッ
タ 6,6A,106,306 基準体 7,7A,107,207,307 被検体 8,8A,108,208,308 観察倍率可変
手段 9,9A,109,209,309 観察手段 21〜23,31〜34, 41〜44,51〜54 レンズ 30,40,50,61,62,63 ビームイクス
パンダ 70 コントローラ 206A,206B ミラー 303 光波減衰器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を光分割手段により二分
    して、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、
    被検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成する
    ことにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せ
    しめ、生成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察す
    るようにした観察倍率可変型光波干渉装置において、 前記観察倍率の変化に応じて、前記被検体における観察
    領域の大きさと照明領域の大きさが相応するように、前
    記光源からの光束径を変化せしめる倍率対応光束調整器
    を前記光源と前記光分割手段との間の光路中に配設した
    ことを特徴とする観察倍率可変型光波干渉装置。
  2. 【請求項2】 前記倍率対応光束調整器が、光束を連続
    的に拡大、縮小し得る手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の観察倍率可変型光波干渉装置。
  3. 【請求項3】 前記光束を連続的に拡大、縮小し得る手
    段が、ズーム機能付き望遠鏡光学系を含むズームビーム
    イクスパンダであることを特徴とする請求項2記載の観
    察倍率可変型光波干渉装置。
  4. 【請求項4】 前記倍率対応光束調整器が、光束を段階
    的に拡大、縮小し得る手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の観察倍率可変型光波干渉装置。
  5. 【請求項5】 前記光束を段階的に拡大、縮小し得る手
    段が、光束拡大率の異なる複数のビームイクスパンダを
    択一的に選択するように構成されたものであることを特
    徴とする請求項4記載の観察倍率可変型光波干渉装置。
  6. 【請求項6】 前記光束を段階的に拡大、縮小し得る手
    段が、単一のビームイクスパンダの出力側レンズ系およ
    び/または入力側レンズ系について、複数の異なるレン
    ズ系を択一的に選択するように構成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の観察倍率可変型光波干渉
    装置。
  7. 【請求項7】 光源からの光束を光分割手段により二分
    して、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、
    被検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成する
    ことにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せ
    しめ、生成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察す
    るようにした観察倍率可変型光波干渉装置において、 前記観察倍率を表示手段に表示せしめ、この表示に対応
    して、前記被検体における観察領域の大きさと照明領域
    の大きさが相応するように、前記光源からの光束径を変
    化せしめる倍率対応光束調整器を前記光源と前記光分割
    手段との間の光路中に配設したことを特徴とする観察倍
    率可変型光波干渉装置。
  8. 【請求項8】 光源からの光束を光分割手段により二分
    して、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方を、
    被検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成する
    ことにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発生せ
    しめ、生成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観察す
    るようにした観察倍率可変型光波干渉装置において、 前記観察倍率の変化に連動して、前記被検体における観
    察領域の大きさと照明領域の大きさが相応するように、
    前記光源からの光束径を変化せしめる倍率対応光束調整
    器を前記光源と前記光分割手段との間の光路中に配設し
    たことを特徴とする観察倍率可変型光波干渉装置。
  9. 【請求項9】 前記観察倍率可変手段の使用中の倍率を
    モニタし、該モニタした倍率の値を観察手段に表示する
    ように構成されてなることを特徴とする請求項7または
    8記載の観察倍率可変型光波干渉装置。
  10. 【請求項10】 前記観察倍率可変手段において設定さ
    れた倍率を前記観察手段の表示画面の明るさで検知し、
    該検知された画面の明るさを所定の基準値と比較し、そ
    の比較結果に基づき、それら両方の明るさの値の差が小
    さくなるように、前記倍率対応光束調整器により前記被
    検体を照射する範囲を変化せしめ、前記画面の明るさが
    前記観察手段の所定の利得範囲内に収まるように設定で
    きるよう構成されたことを特徴とする請求項8または9
    記載の観察倍率可変型光波干渉装置。
  11. 【請求項11】 光源からの光束を光分割手段により二
    分して、一方を、基準体を経由した参照光とし、他方
    を、被検体を経由した物体光とし、この2光束を再合成
    することにより、両波の波面形状差に応じた干渉縞を発
    生せしめ、生成された干渉縞像を、所望の観察倍率で観
    察するようにした観察倍率可変型光波干渉装置におい
    て、 前記観察倍率の可変部に対して、該観察倍率を所望の値
    に設定させるための指示信号を出力するとともに、前記
    倍率対応光束調整器に対して、観察領域の大きさと照明
    領域の大きさが相応するように、光源からの光束径を設
    定させるための指示信号を出力するコントロール手段を
    前記観察倍率の可変部および前記観察倍率対応光束調整
    器とは別体に設けたことを特徴とする観察倍率可変型光
    波干渉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104126A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Canon Inc 補償光学系を備えた光画像撮像装置の制御方法、そのプログラム、記憶媒体および光画像撮像装置
KR102600341B1 (ko) * 2022-11-29 2023-11-09 (주)힉스컴퍼니 표면 프로파일 측정 장치 및 방법

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