JP2000120341A - 断熱窓 - Google Patents

断熱窓

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JP2000120341A
JP2000120341A JP10294343A JP29434398A JP2000120341A JP 2000120341 A JP2000120341 A JP 2000120341A JP 10294343 A JP10294343 A JP 10294343A JP 29434398 A JP29434398 A JP 29434398A JP 2000120341 A JP2000120341 A JP 2000120341A
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frame
sash
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indoor
heat insulating
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JP10294343A
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Takeshi Nogami
剛 野上
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Original Assignee
Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性を更に向上させた断熱窓を提供する。 【解決手段】 4辺の枠9内に内障子7と外障子8を設
けてなる断熱窓であって、前記4辺の枠9および内障子
7の4辺の框14を、アルミニウム合金製の室外側形材
4x,9x,14xと室内側形材4y,9y,14yを
低熱伝導性材料からなるブリッジ材4z,9z,14z
を介して連結して構成し、外障子8の4辺の框17のう
ち、少なくとも召し合せ框17bを除いた3辺の框17
a,17cがアルミニウム合金製の室外側形材17xと
合成樹脂製の室内側形材17yを連結してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱性を向上させ
た断熱窓に関する。
【0002】
【従来の技術】断熱窓としては、内障子と外障子を囲む
4辺の枠が金属製例えばアルミニウム合金製の室外側形
材と室内側形材を低熱伝導性材料例えば合成樹脂からな
るブリッジ材を介して連結してなり、前記内障子および
外障子の4辺の框も金属製の室外側形材と室内側形材を
低熱伝導性のブリッジ材を介して連結してなるものが知
られている。この断熱窓によれば、金属製で熱伝導率の
よい枠および障子の框に低熱伝導性のブリッジ材が介在
されているので、室外側から室内側への伝熱を遮断する
ことができ、断熱性の向上が図れる。なお、関連する技
術として、断熱通風ドアが知られている(特開平10−
212872号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記断
熱窓においては、外障子の室内側形材が内障子の室外側
形材よりも室外側に位置するという逆転現象が生じるた
め、外障子の室内側形材が外気温の影響を受けたり、内
障子の室外側形材や枠の室外側形材からの冷輻射の影響
を受けたりし易い。このため、特に冬季に外障子の室内
形材が冷え易く、これに室内の暖かい空気が接触して結
露が生じる場合があり、断熱性が十分であるとはいえな
かった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、断熱性を更に向上させた断熱窓を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
断熱窓は、4辺の枠内に内障子と外障子を設けてなる断
熱窓であって、前記4辺の枠および内障子の4辺の框
を、アルミニウム合金製の室外側形材と室内側形材を低
熱伝導性材料からなるブリッジ材を介して連結して構成
し、外障子の4辺の框のうち、少なくとも召し合せ框を
除いた3辺の框がアルミニウム合金製の室外側形材と合
成樹脂製の室内側形材を連結してなることを特徴とす
る。
【0006】請求項2の断熱窓は、4辺の枠内に内障子
と外障子を設けてなる断熱窓であって、前記4辺の枠お
よび内障子の4辺の框を、アルミニウム合金製の室外側
形材と室内側形材を低熱伝導性材料からなるブリッジ材
を介して連結して構成し、外障子の4辺の框のうち、少
なくとも召し合せ框を除いた3辺の框がアルミニウム合
金製の室外側形材と合成樹脂製の室内側形材を連結して
なり、前記外障子の3辺の框に対向する枠の室外側形材
に、低熱伝導性材料からなるカバー材を設けたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基いて詳述する。
【0008】本発明を断熱上げ下げ窓付ドアに適用した
実施の形態を示す図1〜図6において、1は断熱上げ下
げ窓付ドアで、このドア1は、建物の開口に取付けられ
るドア枠2と、このドア枠2にヒンジ3を介して開閉可
能に取付けられたドア本体4と、このドア本体4内に設
けられた断熱上げ下げ窓5とを備えている。ドア本体4
には、ハンドル6が設けられている。ドア枠2は、ドア
本体4を閉めた時に気密性が確保されるようになってい
る。
【0009】ドア枠2は、上枠2a、下枠2bおよび左
右の縦枠2cを方形枠状に組付けて形成されている。各
枠2a,2b,2cは、金属製例えばアルミニウム合金
製の室外側形材2xと室内側形材2yを低熱伝導性材料
例えば合成樹脂製のブリッジ材2zを介して連結してな
る。ドア本体4は、上桟4a、下桟4bおよび左右の縦
桟4cを方形枠状に組付け、その内部に断熱上げ下げ窓
5を組込んで構成されている。各桟4a,4b,4c
は、アルミニウム合金製の室外側形材4xと室内側形材
4yを合成樹脂製のブリッジ材4zを介して連結してな
る。
【0010】断熱上げ下げ窓5は、内障子7と、外障子
8と、これら内障子7および外障子8を囲む4辺の枠9
とから構成されている。本実施の形態では、断熱上げ下
げ窓5の枠(窓枠)9は、ドア本体4の上桟4aと、下
残4bと、左右の縦桟4cの内側に係合された断熱上げ
下げ窓用の縦枠(上げ下げ縦枠ともいう)9cとから構
成されている。すなわち、断熱上げ下げ窓5の上枠およ
び下枠は、ドア本体4の上桟4aおよび下桟4cが兼ね
ている。上げ下げ縦枠9cは、アルミニウム合金製の室
外側形材9xと室内側形材9yを合成樹脂製のブリッジ
材9zを介して連結してなる。
【0011】内障子7および外障子8は、上げ下げ縦枠
9cに沿って上下動可能な可動障子とされ、内障子7が
一方(下方)に、外障子8が他方(上方)に移動されて
全閉となる。内障子7と外障子8を連動して開閉させる
ために、図7に示すように、両上げ下げ縦枠9cの対向
部にはプーリ10が取付けられ、このプーリ10に巻き
掛けられた吊りワイヤ11の一端が内障子7の側部下端
に、吊りワイヤ11の他端が外障子8の側部下端にそれ
ぞれ係止されている。
【0012】なお、上げ下げ縦枠9cの対向部には、内
障子7側と外障子8側を仕切るリブ状の仕切部12が長
手方向(上下方向)に沿って突設されているため、この
仕切部12の一部を切り欠いてプーリ10が取付けられ
ている。また、吊りワイヤ11の一端には、吊りワイヤ
11の長さを調節するための調節ネジ13が取付けられ
ている。内障子7の上框14aには、開閉操作用の取っ
手15が設けられている。
【0013】内障子7は、4辺の框14、すなわち上框
(召し合せ框)14a、下框14bおよび左右の縦框1
4cを方形に組付け、その内側にパネル例えばガラス好
ましくは複層ガラス16を気密に装着して構成されてい
る。各框14a,14b,14cは、アルミニウム合金
製の室外側形材14xと室内側形材14yを合成樹脂製
のブリッジ材14zを介して連結してなる。特に、断熱
性を確保するために、内障子7のブリッジ材14zと枠
9のブリッジ材4z,9zは、室内外方向のほぼ同じ位
置に配置され、換言すれば、室内外方向にブリッジ材4
zもしくは9zの幅wの半分以上ずれていない。
【0014】これは、内障子7のブリッジ材14zと枠
9のブリッジ材4z,9zが室内外方向にブリッジ材4
zもしくは9zの幅wの半分以上ずれていると、内障子
7の室外側形材14xまたは室内側形材14yと、枠9
の室内側形材4xもしくは9xまたは室外側形材4yも
しくは9yとが互いに接近して冷輻射により熱が伝わり
易くなるためである。同様の理由により、ドア枠2のブ
リッジ材2zとドア本体4のブリッジ材4zも、室内外
方向にブリッジ材2zもしくは4zの幅wの半分以上ず
れていないことが好ましい。
【0015】外障子8は、4辺の框17、すなわち上框
17a、下框(召し合せ框)17bおよび左右の縦框1
7cを方形に組付け、その内側にパネル例えばガラス好
ましくは複層ガラス16を気密に装着して構成されてい
る。特に、外障子8の召し合せ框である下框17bを除
いた3辺の框、すなわち上框17aおよび左右の縦框1
7cは、アルミ押出形材からなる室外側形材17xと合
成樹脂製の室内側形材17yを連結してなり、下框17
bは、室外側と室内側が一体のアルミニウム合金の押出
形材からなっている。これにより、断熱性の向上、強度
の確保および製造コストの低減を図っている。
【0016】外障子8の3辺の框に対向する枠、すなわ
ち上桟4aおよび左右の上げ下げ縦枠9cには、室内側
に露出することを防ぐ合成樹脂製のカバー材18,19
が取付けられている。カバー材18,19は、上部カバ
ー材18と、側部カバー材19とからなっている。上部
カバー材18は、上枠を兼ねた上桟4aの室外側形材4
x下面から室内側形材4y下面にかけて覆うように形成
されている。側部カバー材19は、上げ下げ縦枠9cの
室外側形材9xの仕切部12の位置から室内側形材9y
内面にかけて覆うように形成されていてネジ20で取付
けられている。
【0017】側部カバー材19は、上げ下げ縦枠9cの
上半分に取付けられている。側部カバー材19には、前
記仕切部12の先端に係合して仕切部12の一部をなす
突条部19aが一体形成されている。また、上げ下げ縦
枠9cの下半分には、仕切部12の先端に係合して仕切
部12の一部をなすと共に仕切部12を補強する例えば
アルミ押出形材からなる補強材21がネジ22で取付け
られている。なお、側部カバー材19と補強材21の間
には、後述する風止め部材23が取付けられ、この風止
め部材23も仕切部12の先端に係合して仕切部12の
一部をなす突条部23aを有している。そして、側部カ
バー材19の突条部19aと、風止め部材23の突条部
23aと、補強材21の先端部(室外側は除く)は、後
述する縦シール部材24a,24bの接触面となるた
め、面一になるよう同一断面断面形状とされている。
【0018】内障子7の両縦框14cと外障子8の両縦
框17cの対向部には、前記仕切部12との間をシール
する例えばモヘアからなる縦シール部材24a,24b
が設けられ、内障子7と外障子8の召し合せ框14a,
17bの対向部には、互いに一方から他方に接触して二
重にシールする例えばモヘアからなる横シール部材25
a,25bが設けられている。召し合せ框14a,17
bの対向部には、図5に示すように、煙返し26a,2
6bが設けられており、この煙り返し26a,26bに
前記横シール部材25a,25bが設けられている。二
重の横シール部材25a,25bのうち、外側の横シー
ル部材25aが風の侵入を阻止する風止めラインを形成
し、内側の横シール部材25bが気密ラインを形成して
いる。
【0019】前記風止め部材23の突条部23aには、
縦シール部材24a,24bと、気密ラインを形成する
横シール部材25bとの間をシールするための複数のヒ
レ23bが設けられている。ヒレ23bは、風止め部材
23の突条部23b先端を取囲む如く平面コ字状に軟質
もしくは半硬質樹脂により形成され、召し合せ位置の上
下ずれを吸収する目的で、上下方向に所定間隔で複数枚
図示例では3枚設けられている。なお、内障子7の両縦
框14cの室内側および外障子8の両縦枠17cの室外
側には、上げ下げ縦枠9cの室内側形材9yとの間およ
び室外側形材9xとの間をそれぞれシールする例えばモ
ヘアからなる縦シール部材27a,27bが設けられて
いる。
【0020】内障子7の召し合せ框(内召し合せ框とも
いう)14aには、その室外面と上面を覆う合成樹脂製
のカバー材28が設けられていると共に、このカバー材
28には外障子8の召し合せ框(外召し合せ框ともい
う)17bの室内面上端部に接触してシールする軟質も
しくは半硬質のヒレ状のシール部材28aが設けられ、
外召し合せ框17bの室内側および内召し合せ框14a
の室外側形材14xが室内側に露出することにより生じ
る冷輻射および結露の防止を図っている。
【0021】上枠を兼ねた上桟4aには、外障子8の上
框17a上面との間を二重にシールする上端シール部材
29a,29bが設けられている。二重の上端シール部
材29a,29bのうち、外側の上端シール部材29a
は例えばモヘアからなり、風止めラインを形成し、内側
の上端シール部材29bは例えばゴム製のパッキン材か
らなり、気密ラインを形成している。内側の上端シール
部材29bは、上部カバー材18aに係合されて取付け
られている。なお、内側の上端シール部材29bを設け
る代りに、上部カバー材18側から上框17aの室内面
にモヘアを当接させる構造としてもよい。
【0022】下枠を兼ねた下桟4bには、内障子7の下
框14b下面との間を二重にシールする下端シール部材
30a,30bが設けられている。これら下端シール部
材30a,30bは、ゴム製のパッキン材からなり、何
れも気密ラインを形成している。前記上端シール部材2
9a,29bおよび下端シール部材30a,30bは、
障子の全閉時に外障子8の上端面(戸先端面)もしくは
内障子7の下端面(戸先端面)に当接してシールするよ
うになっているため、障子開閉操作の摩擦抵抗にはなら
ない。
【0023】前記下桟4bには、内障子7の内部に浸入
した雨水を、図4に矢印で示すように、室外側へ導いて
排水するための排水路31が設けられ、下桟4bの室外
面には排水弁32が取付けられている。これにより内障
子7の内部に浸入した雨水を室外側に円滑に排水するこ
とができ、下桟4bの室内側形材4xと室外側形材4y
の間を通って下方へ排水するものと異なり、下桟4bと
ドア枠2の間に雨水が溜まって室内側へ流れ込むような
ことはない。
【0024】このように構成された断熱上げ下げ窓付ド
ア1によれば、内障子7と外障子8を囲む4辺の枠9が
アルミニウム合金製の室外側形材4x,9xと室内側形
材4y,9yを低熱伝導性材料からなるブリッジ材4
z,9zを介して連結してなり、前記内障子7の4辺の
框14もアルミニウム合金製の室外側形材14xと室内
側形材14yを低熱伝導性材料からなるブリッジ材14
zを介して連結してなり、前記外障子8の召し合せ框1
7bを除いた3辺の框17a,17cがアルミニウム合
金製の室外側形材17xと低熱伝導性材料からなる室内
側形材17bを連結してなるため、外障子8の室内側形
材17xが枠9および内障子7の室外側形材14xから
の冷輻射による影響を受け難くなり、断熱性の向上が図
れると共に、外障子8の召し合せ框17bが通常の框か
らなっていることにより、強度の確保と製造コストの低
減が図れる。
【0025】また、前記外障子8の召し合せ框17bを
除いた3辺の框17a,17cに対向する枠9には、室
内側に露出することを防ぐカバー材18a,18bが設
けられているため、枠9から室内側への冷輻射を防止す
ることができ、断熱性の更なる向上が図れる。更に、内
障子7のブリッジ材14zと前記枠9のブリッジ材4
z,9zが、室内外方向にブリッジ材4zもしくは9z
の幅wの半分以上ずれていないこと、好ましくは室内外
方向のほぼ同じ位置に配置されていることから、内障子
7の室外側形材14xまたは室内側形材14yと、枠9
の室内側形材4y,9yまたは室外側形材4x,9xと
が互いに必要以上に接近して冷輻射により熱が伝わり易
くなることがなく、断熱性を確保することができる。
【0026】両上げ下げ縦枠9cの対向部に内障子7側
と外障子8側を仕切る仕切部12を設け、前記内障子7
の両縦框14cと外障子8の両縦框17cの対向部に前
記仕切部12との間をシールする縦シール部材24a,
24bを設け、内障子7と外障子8の召し合せ框14
a,17bの対向部に互いに一方から他方に接触して二
重にシールする横シール部材25a,25bを設けてい
るため、障子全閉時の内障子7と外障子8の間の気密性
の向上が図れ、断熱性の更なる向上が図れる。前記仕切
部12には、縦シール部材24a,24bと横シール部
材25a,25bの間をシールする複数のヒレ23bを
有する風止め部材23が設けられているため、全閉時の
内障子7と外障子8の間の気密性の更なる向上が図れ
る。
【0027】また、上枠を兼ねた上桟4aには、前記外
障子8の上框17a上面との間を二重にシールする上端
シール部材29a,29bが設けられており、下枠を兼
ねた下桟4bには、内障子7の下框14b下面との間を
二重にシールする下端シール部材30a,30bが設け
られているため、全閉時の外障子8の上框17aと上桟
4aの間および内障子7の下框14bと下桟4bの間の
気密性の更なる向上が図れる。この場合、前記上端シー
ル部材29a,29bおよび下端シール部材30a,3
0bは、障子全閉時に外障子8の上端面(戸先端面)も
しくは内障子7の下端面(戸先端面)に当接してシール
するようになっているため、障子開閉操作の摩擦抵抗に
はならない。
【0028】また、前記縦シール部材24a,24bお
よび横シール部材25a,25bは、内障子7および外
障子8に対して室内外方向に接しているが、接触抵抗の
少ないモヘアからなっているため、開閉操作の抵抗が少
ない。従って、このように構成された断熱上げ下げ窓付
ドア1によれば、断熱性、気密性、水密性および操作性
の向上が図れる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、
図8の(a)に示すように、ドア本体4の上桟4aおよ
び下桟4bが断熱上げ下げ窓5の上枠および下枠を兼ね
ているが、図8の(b)に示すように、ドア本体4の上
桟4aおよび下桟4bの内側に断熱上げ下げ窓5の上枠
9aおよび下枠9bを設けてもよい。また、図8の
(c)に示すように、ドア本体4の上桟4a、下桟4b
および縦桟4cが断熱上げ下げ窓5の上枠、下枠および
縦枠(上げ下げ縦枠)を兼ねていてもよい。
【0030】前記実施の形態は、本発明を断熱上げ下げ
窓付ドアに適用した例が示されているが本発明は、断熱
上げ下げ窓や断熱引き違い窓にも適用可能である。室内
側形材と室外側形材の間に介設されるブリッジ材は、カ
シメ加工により介設してもよく、あるいは合成樹脂材を
流し込むことにより介設してもよい。
【0031】また、本発明は、前記実施の形態における
内障子と外障子の構成を逆にしてもよい。すなわち、4
辺の枠および外障子の4辺の框を、アルミニウム合金製
の室外側形材と室内側形材を低熱伝導性材料からなるブ
リッジ材を介して連結して構成し、内障子の4辺の框の
うち、少なくとも召し合せ框を除いた3辺の框がアルミ
ニウム合金製の室外側形材と合成樹脂製の室内側形材を
連結してなる構成としてもよく、あるいは、この構成に
加えて前記外障子の3辺の框に対向する枠に、室内側に
露出することを防ぐ低熱伝導性材料からなるカバー材を
設けてもよく、前記実施の形態と同様の効果が得られ
る。この場合、外障子の4辺の框のうち、召し合せ框を
除いた3辺の框をアルミニウム合金製の室外側形材と室
内側形材を低熱伝導性材料からなるブリッジ材を介して
連結して構成してもよい。召し合せ框の材質は特に限定
されないため、例えばアルミニウム合金のみ、合成樹脂
のみ、木のみ、ブリッジ構造、木とアルミニウム合金の
複合構造、あるいは木と合成樹脂の複合構造からなって
いてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0033】(1)請求項1の断熱窓によれば、4辺の
枠内に内障子と外障子を設けてなる断熱窓であって、前
記4辺の枠および内障子の4辺の框を、アルミニウム合
金製の室外側形材と室内側形材を低熱伝導性材料からな
るブリッジ材を介して連結して構成し、外障子の4辺の
框のうち、少なくとも召し合せ框を除いた3辺の框がア
ルミニウム合金製の室外側形材と合成樹脂製の室内側形
材を連結してなるため、外障子の室内側形材が枠の室外
側形材からの冷輻射による影響を受け難くなり、断熱性
の向上が図れる。
【0034】(2)請求項2の断熱窓によれば、4辺の
枠内に内障子と外障子を設けてなる断熱窓であって、前
記4辺の枠および内障子の4辺の框を、アルミニウム合
金製の室外側形材と室内側形材を低熱伝導性材料からな
るブリッジ材を介して連結して構成し、外障子の4辺の
框のうち、少なくとも召し合せ框を除いた3辺の框がア
ルミニウム合金製の室外側形材と合成樹脂製の室内側形
材を連結してなり、前記外障子の3辺の框に対向する枠
の室外側形材に、低熱伝導性材料からなるカバー材を設
けているため、外障子の室内側形材が枠からの冷輻射に
よる影響を受け難くなるので、断熱性の更なる向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を断熱上げ下げ窓付ドアに適用した実施
の形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2の要部拡大断面図である。
【図5】図2の要部拡大断面図である。
【図6】図3の要部拡大断面図である。
【図7】上げ下げ縦枠の構成を示す図である。
【図8】断熱上げ下げ窓の概略的を示す図である。
【符号の説明】
7 内障子 8 外障子 9 枠 4x,9x,14x,17x 室外側形材 4y,9y,14y,19y 室内側形材 4z,9z,14z 断熱ブリッジ材 18,19 カバー材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4辺の枠内に内障子と外障子を設けてな
    る断熱窓であって、前記4辺の枠および内障子の4辺の
    框を、アルミニウム合金製の室外側形材と室内側形材を
    低熱伝導性材料からなるブリッジ材を介して連結して構
    成し、外障子の4辺の框のうち、少なくとも召し合せ框
    を除いた3辺の框がアルミニウム合金製の室外側形材と
    合成樹脂製の室内側形材を連結してなることを特徴とす
    る断熱窓。
  2. 【請求項2】 4辺の枠内に内障子と外障子を設けてな
    る断熱窓であって、前記4辺の枠および内障子の4辺の
    框を、アルミニウム合金製の室外側形材と室内側形材を
    低熱伝導性材料からなるブリッジ材を介して連結して構
    成し、外障子の4辺の框のうち、少なくとも召し合せ框
    を除いた3辺の框がアルミニウム合金製の室外側形材と
    合成樹脂製の室内側形材を連結してなり、前記外障子の
    3辺の框に対向する枠の室外側形材に、低熱伝導性材料
    からなるカバー材を設けたことを特徴とする断熱窓。
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