JP2000118850A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2000118850A
JP2000118850A JP10284077A JP28407798A JP2000118850A JP 2000118850 A JP2000118850 A JP 2000118850A JP 10284077 A JP10284077 A JP 10284077A JP 28407798 A JP28407798 A JP 28407798A JP 2000118850 A JP2000118850 A JP 2000118850A
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Masato Hattori
真人 服部
Teruhiko Toyoizumi
輝彦 豊泉
Masaru Otsuka
勝 大塚
Tetsuhiro Kodera
哲博 小寺
Koji Yoshie
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート揃い性の向上により、シート束に中綴
じ処理、中折り処理後の出来上がり小冊子の外観品質を
向上する。 【解決手段】 シートの一端を綴じ合わせる端綴じ処理
と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴じ処
理との両処理を可能とし、中綴じ処理時にシートを通過
可能にするシート通路52を介して分割構成したステー
プル手段50を有するシート後処理装置において、ステ
ープル手段50のシート搬送方向上流側及び下流側のそ
れぞれに、シート搬送方向に直交する方向のシート幅方
向を整合する上流側幅整合手段36及び下流側幅整合手
段56を配置したシート後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンタやファクシミリ等の画像形成装置から画像形成
後に排出されるシートを順次、シート後処理装置内に取
り込み、このシートに綴じ(ステープル)や折り等の後
処理を行い、排紙部に排出する機能を備えたシート後処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置より排紙される画像記録済
の複数枚の記録シートを、コピー部数ごとに丁合してス
テープラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと
呼ばれるシート後処理装置が利用される。
【0003】このフィニッシャは、複写機やプリンタ等
の画像形成装置本体と機能が接続されていて、コピーま
たはプリントプロセスのシーケンス作動に対応して駆動
する。
【0004】従って画像形成プロセスを高速で処理する
ことの可能な画像形成装置に対しては、その処理速度に
追従して機能を果すことの出来る高速処理の可能なフィ
ニッシャが必要とされる。
【0005】このようなフィニッシャに関しては、すで
に特開昭60−142359号、同60−158463
号、同62−239169号さらに特開昭62−288
002号、同63−267667号、特開平2−276
691号、特開平8−319054号、特公平5−41
991号の各公報に開示されている。
【0006】特開昭60−183459号公報の製本装
置は、表紙供給装置を有し、複写紙群と表紙とを重ね合
わせた後、穴開け又はステープル綴じ等の製本仕上げ作
業を行うものである。
【0007】特開平6−72064号、同7−1874
79号、同8−192951号各公報は、中綴じ処理機
能を有するシート後処理装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来のシート後
処理装置では、シート搬送方向に直交する方向のシート
幅方向を整合する幅整合手段は、ステープル手段のシー
ト搬送方向の上流側にのみ配置されていた。端綴じ処理
を行う時には、前記幅整合手段がステープル手段の上流
側近傍にあるから問題はないが、中綴じ処理を行う時に
は、シート束の先端部が前記幅整合手段より遙か下流側
に配置された位置決めストッパにより位置決めされる。
この位置決めストッパの近傍ではシート幅方向の規制が
なく、シート束の幅方向が不揃いになる。この不揃いの
シート束に中綴じ処理、中折り処理を実施すると、出来
上がり小冊子の外観品質が低下する。
【0009】(2)シート搬送方向の先端部を揃える位
置決め手段(シートサイズストッパ)は比較的に小型に
形成されるが、シート搬送方向と直交する方向のシート
幅を規制する幅整合手段(サイドガイド)は、シートの
斜行防止のため搬送方向に長大で、かつ駆動手段が複雑
で広い面積が必要である。この幅整合手段をシート搬送
面の上側に配置すると、シート載置部上方の隙間が少な
く、シート載置部近傍でシート搬送不良(ジャム)が発
生したとき、搬送不良用紙の視認、取り出しが困難であ
る。
【0010】(3)従来のシート後処理装置では、端綴
じ処理及び中綴じ処理を実行するためのシート載置台、
ステープル手段、シート幅整合手段、シート先端部位置
決め手段等が、シート後処理装置本体内に直接設置され
ていた。このため、シート後処理装置内で、シート搬送
不良、構成部材の故障、ステープル不良等が発生したと
き、又はステープル針の補充、或いはメンテナンス等を
行うとき、シート後処理装置内で操作、調整等を実施し
なければならず、作業性が悪かった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、端綴じ、中綴
じ処理における上記の各課題を解決するためになされた
ものであり、以下の各手段を有するシート後処理装置を
提供するものである。
【0012】(1)シートの一端を綴じ合わせる端綴じ
処理と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴
じ処理との両処理を可能とし、前記中綴じ処理時に前記
シートを通過可能にするシート通路を介して分割構成し
たステープル手段を有するシート後処理装置において、
前記ステープル手段のシート搬送方向上流側及び下流側
のそれぞれに、シート搬送方向に直交する方向のシート
幅方向を整合する上流側幅整合手段及び下流側幅整合手
段を配置したことを特徴とするシート後処理装置(請求
項1)。
【0013】(2)シートの一端を綴じ合わせる端綴じ
処理と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴
じ処理との両処理を可能とし、前記中綴じ処理時に前記
シートを通過可能にするシート通路を介して分割構成し
たステープル手段を有するシート後処理装置において、
前記端綴じ処理時及び中綴じ処理時に、シート搬送方向
のシート端部を規制するシート端部位置決め手段の駆動
部をシート搬送面の上側に配置し、シート搬送方向と直
交する方向のシート幅を規制する幅整合手段の駆動部を
シート搬送面の下側に配置したことを特徴とするシート
後処理装置(請求項5)。
【0014】(3)シートの一端を綴じ合わせる端綴じ
処理と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴
じ処理との両処理を可能にするステープル手段を備えた
シート後処理装置において、前記中綴じ処理時に前記シ
ートを通過可能にするシート通路を介して上下に分離し
て構成した少なくとも1組のステープル手段と、シート
搬送方向に直交する方向のシート幅方向を整合する幅整
合手段と、シート搬送方向のシート端部を規制するシー
ト端部位置決め手段と、前記端綴じ処理及び中綴じ処理
するシート束を載置するシート載置部とをユニットに構
成し、該ユニットをシート搬送方向と直交する方向に、
シート後処理装置本体から引き出し可能にしたことを特
徴とするシート後処理装置(請求項7)。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明のシート後処理装置
の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】図1はシート後処理装置(フィニッシャ)
FSと自動原稿送り装置DFとを備えた画像形成装置A
の全体構成図である。
【0017】図示の画像形成装置Aは、画像読み取り部
1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、
カセット給紙部5、大容量給紙部(LCT)6、定着装
置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を
備えている。
【0018】画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り
装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左
側面の排紙部8側には、シート後処理装置(フィニッシ
ャ)FSが連結されている。
【0019】自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置さ
れた原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部(走査
露光装置)1の光学系により原稿の片面又は両面の画像
が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれ
る。
【0020】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0021】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラムに照射さ
れ、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、
露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行わ
れ、カセット給紙部5又は大容量給紙部6から搬送され
た記録シート(記録紙)Sに画像が転写される。画像を
担持した記録紙Sは、定着装置7により定着され、排紙
部8からシート後処理装置FSに送り込まれる。或いは
搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に
送り込まれた片面画像処理済みの記録紙Sは再び画像形
成部4において、両面画像処理後、排紙部8からシート
後処理装置FSに送り込まれる。
【0022】シート後処理装置FSには、図示の上段か
ら、固定排紙皿10、表紙給紙手段(カバーシート給紙
手段)40、シフト処理搬送部(大容量排紙搬送部)2
0、中間載置手段30、ステープル手段50、折り手段
60が、ほぼ垂直方向に縦列配置されている。
【0023】シート後処理装置FSの図示右上方には入
口搬送部70が配置されている。また、シート後処理装
置FSの図示左側面には、端綴じ及びシフト処理済みの
シートを積載する可動排紙皿81と、中綴じ及び折り処
理済みのシートを積載する固定排紙皿82とが配置され
ている。
【0024】図2はシート後処理装置FSのシート搬送
経路を示す模式図、図3はシート後処理装置FSの上部
機構を示す断面図である。
【0025】シート後処理装置FSは画像形成装置Aか
ら搬出された記録紙Sの受け入れ部71が画像形成装置
Aの排紙部8と合致するよう位置と高さを調節して設置
されている。
【0026】受け入れ部71の入口部ローラ対72のシ
ート搬送下流に接続する記録紙Sの搬送路は、上段の第
1搬送路と中段の第2搬送路および下段の第3搬送
路の3系統に分岐されていて、切り替えゲートG1、
G2の占める角度の選択により記録紙Sが何れかの搬送
路に給送されるようになっている。
【0027】(1)第1搬送路(ノンステープル、ノ
ンソートモード、装置上部の固定排紙皿10に排紙) 画像形成装置Aから排出された画像形成済みの記録紙S
は、受け入れ部71に導入され、入口部ローラ対72に
より搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の右
方の通路73を通過して、上方の搬送ローラ対74(駆
動ローラ74A、従動ローラ74B)及び搬送ローラ対
75に挟持されて搬送されて上昇して、更に排出ローラ
対76に挟持されて機外上部の固定排紙皿10上に排出
され、順次積載される。
【0028】このシート搬送過程では、切り替えゲート
G1はソレノイドSD1の駆動により揺動され、通路7
7を閉止し、通路73を開放状態にして、記録紙Sの固
定排紙皿10への通過を可能にする。
【0029】この固定排紙皿10には最大約200枚の
記録紙Sを収容することが可能であり、シート後処理装
置FSの上部から容易に取り出すことができる。
【0030】(2)第2搬送路(オフセットモード又
はノンソートモード、可動排紙皿81に排紙) この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1は
ソレノイドSD1がオフの状態で、通路73を閉止し、
通路77を開放状態に保持し、記録紙Sの通路77通過
を可能にする。
【0031】画像形成装置Aから排出された画像形成済
みの記録紙Sは、受け入れ部71、入口部ローラ対72
を通過し、切り替えゲートG1の下方に開放状態に形成
された通路77を通過して、搬送ローラ対78に挟持さ
れて、第2搬送路である斜め下方の第2の切り替えゲ
ートG2の上方の通路21を通過して、搬送ローラ対2
2に挟持され、通路23を経て、搬送ローラ対(シフト
ローラ対)24に挟持され、通路25を経て、排出ロー
ラ対26(上ローラ26A、下ローラ26B)により機
外の可動排紙皿81上に排出、載置される。27は上ロ
ーラ26Aを下ローラ26Bに対して圧接、離間可能に
揺動させる揺動手段である。
【0032】この可動排紙皿81には最大約3000枚
(A4,B5)の記録紙Sを収容することが可能であ
る。
【0033】(3)第3搬送路(端綴じモード、可動
排紙皿81に排紙) 画像形成装置A内で画像形成処理されて、シート後処理
装置FSの受け入れ部71に送り込まれた画像形成済み
の記録紙Sは、入口部ローラ対72、第1の切り替えゲ
ートG1の下方の通路77を通過して、搬送ローラ対7
8に挟持されて、第3搬送路に搬送される。
【0034】第3搬送路において、A4,B5判より
大きい大サイズの記録紙Sが搬送されるとき、ソレノイ
ドSD2が駆動され、記録紙Sは、切り替えゲートG2
の下方の通路31Aを通過して、下流の搬送ローラ対3
2により挟持、搬送される。記録紙Sは、更に下流の搬
送ローラ対34(駆動ローラ34A,従動ローラ34
B)により挟持されて送り出されて、傾斜配置された中
間スタッカ35の上方空間に排出され、中間スタッカ3
5または中間スタッカ35上に積載された記録紙Sの上
面に接し、滑走上昇したのち、搬送ローラ対34から記
録紙Sの進行方向後端部が排出されたのちには、記録紙
Sの自重により下降に転じ、中間スタッカ35の傾斜面
上を滑落し、ステープル手段(綴じ手段)50近傍の端
綴じ用の可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと称
す)51のシート突き当て面に記録紙Sの端部が当接し
て停止する。
【0035】第3搬送路において、A4,B5判等の
小サイズの記録紙Sを、効率よく連続的に搬送してコピ
ー生産性を向上させるため、前記の切り替えゲートG2
の下方の通路31Aに平行する通路31Bと切り替えゲ
ートG3とを設けた。
【0036】切り替えゲートG2用のソレノイドSD
2、及び切り替えゲートG3用のソレノイドSD3を共
に駆動させると、切り替えゲートG2、G3の先端部は
共に図示の反時計方向に揺動し、通路21,31Aを閉
止し、通路31Bを開放する。。搬送ローラ対78から
送り出された1枚目の記録紙Sの先端部は、通路31B
を通過して、回転停止状態の搬送ローラ対34の周面に
当接して停止する。
【0037】次に、ソレノイドSD3の通電がオフにな
り、切り替えゲートG3の先端部が時計方向に揺動し、
通路31Bを閉止し、通路31Aを開放する。搬送ロー
ラ対78から送り出された2枚目の記録紙Sの先端部
は、通路31Aを通過して、回転停止状態の搬送ローラ
対34の周面に当接して停止する。
【0038】所定のタイミングをとって、搬送ローラ対
34が駆動回転し、前記の2枚の記録紙Sを挟持して同
時に搬送し、中間スタッカ35上に排出する。3枚目以
降は、1枚ずつ排出する。
【0039】36は中間スタッカ35の両側面に移動可
能に設けた一対の幅整合手段である。幅整合手段36は
記録紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、記録
紙Sが中間スタッカ35上に放出される記録紙受け入れ
時には、記録紙幅より広く開放され、中間スタッカ35
上を滑落して、端綴じストッパ51に当接して停止する
ときには、記録紙Sの幅方向の側縁を軽打して記録紙束
の幅揃え(幅整合)を行う。この停止位置において、中
間スタッカ35上に所定枚数の記録紙Sが積載、整合さ
れると、ステープル手段50により綴じ合わせ処理が行
われ、記録紙束が綴じ合わされる。
【0040】前記中間スタッカ35の記録紙積載面の一
部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ37A
と従動プーリ37Bに巻回された複数の排出ベルト38
が回動可能に駆動される。排出ベルト38の一部には、
排出爪38aが一体に形成されていて、その先端部は、
図示一点鎖線のように長円軌跡を描く。ステープル処理
された記録紙束は、排出ベルト38の排出爪38aによ
り記録紙Sの後端部を保持されて、排出ベルト38上に
載せられ、中間スタッカ35の載置面上を滑走して斜め
上方に押し上げられ、排出ローラ対26のニップ位置に
進行する。回転する排出ローラ対26に挟持された記録
紙束は、可動排紙皿81上に排出、積載される。
【0041】(4)第4搬送路(表紙給紙モード) 表紙給紙手段40は、給紙トレイ41、可動底板42、
押し上げレバー43とから成る表紙載置部と、ピックア
ップローラ44、フィードローラ45、捌きローラ46
等から成る表紙送り手段とから構成されている。
【0042】表紙給紙手段40から給紙された1枚の表
紙(カバーシート)Kは、通路47を通過して、搬送ロ
ーラ対74の駆動ローラ74Aと従動ローラ74Cとの
ニップ位置を通過し、通路79、搬送ローラ対78を通
過した後、第3通路の搬送ローラ対32、通路33、
搬送ローラ対34を経て、中間スタッカ35上に到達す
る。
【0043】搬送ローラ対74は、中央の駆動ローラ7
4Aと、この駆動ローラ74Aに圧接する2個の従動ロ
ーラ74B,74Cとから構成されている。駆動ローラ
74Aが図示の左回転駆動すると、従動ローラ74Bは
右回転して、通路73から搬送された記録紙Sを上方に
搬送する。同時に、従動ローラ74Cも右回転して、通
路47から搬送された表紙Kを下方の通路79に搬送す
る。従って、駆動ローラ74Aの駆動回転により、第1
搬送路の記録紙Sと、第4搬送路の表紙Kとを同時
に逆方向に搬送することが可能である。
【0044】(5)第5搬送路(中綴じモード) 図4はシート後処理装置FSのステープル処理部及び二
つ折り処理部を示す断面図である。
【0045】ステープル手段50及び端綴じストッパ5
1、中綴じ用の可動ストッパ部材(以下、中綴じストッ
パと称す)53は綴じ部ユニットUに形成されて、ガイ
ドレールR1,R2に案内されてシート後処理装置FS
の前面側に引き出し可能になっている。
【0046】ステープル手段50は、上部機構と下部機
構との2分割構造に構成され、その中間に、記録紙Sが
通過可能な通路52を形成している。
【0047】中綴じモードに設定されると、ステープル
手段50のステープル処理位置近傍の端綴じストッパ5
1が搬送路から待避し、ほぼ同時にそれより下流の中綴
じストッパ53が起動して通路52を遮断する。
【0048】中綴じストッパ53は、表紙K及び記録紙
Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知される
と、所定位置に移動して停止する。
【0049】表紙Kが中間スタッカ35上の所定位置に
載置された後、画像形成装置Aから搬出された記録紙S
が、シート後処理装置FSの入口搬送部70から第3搬
送路を通過して、中間スタッカ35上に載置された表
紙Kの上面に順次積載され、記録紙Sの端部が中綴じス
トッパ53に当接して位置決めされる。56は中綴じ処
理時に記録シートの幅方向を規制する下流側の幅整合手
段であり、前記上流側幅整合部材36と同様に1枚の記
録シートが搬入される都度、記録シートの幅方向の側端
を叩いて幅整合を行う。
【0050】上流側幅整合手段36及び下流側幅整合手
段56は、端綴じ処理又は中綴じ処理の設定により、選
択的に幅整合駆動を行う。即ち、端綴じ処理時には上流
側の幅整合手段36のみを駆動し、下流側幅整合手段5
6は駆動しない。これにより、静音化と省電力が達成さ
れる。
【0051】中綴じ処理時には上流側幅整合手段36と
下流側幅整合手段56とを駆動する。この中綴じ処理時
には、下流側幅整合手段56は、上流側幅整合手段36
より遅れて駆動される。これにより、駆動系の起動時の
ピーク電力の重複が避けられる。
【0052】また、中綴じ処理時に、中間スタッカ35
上を滑落してステープル手段50の上流側を進行する記
録紙Sに対して、上流側の幅整合手段36により先ず幅
整合を行って紙揃えし、次に、ステープル手段50を通
過して中綴じストッパ53に向かって進行する記録紙S
に対して、下流側の幅整合手段56により幅整合を行っ
てシート揃えする。このようにして、中間スタッカ35
上を進行し、ステープル手段50を中心にして上流側と
下流側に亘って延長して積載される記録紙S及び表紙K
は、上流側の幅整合手段36と下流側幅整合手段56と
により、シートの全長に亘り正確に幅整合される。
【0053】最終の記録紙Sが中間スタッカ35上に位
置決め載置された後、表紙Kと記録シートSの全頁とか
ら成るシート束にステープル手段50による中綴じ処理
を行う。この中綴じ処理により、表紙K及び記録紙Sの
搬送方向の中央部にステープル針SPが打ち込まれる。
ステープル針SPは、ステープル針打ち込み駆動側を有
する下部機構50Bから、ステープル針クリンチ側を有
する上部機構50Aに向けて打ち込まれる。
【0054】(6)第6搬送路(二つ折り処理モー
ド) 中綴じ処理後、中綴じストッパ53が揺動して、通路5
2の下流の通路を開放する。中綴じ処理された表紙Kと
記録紙Sから成るシート束は、湾曲した通路61を通過
して斜め下方の搬送ベルト62上をガイド板63に案内
されて搬送され、更に、ガイド板64上を搬送されて、
折り部可動ストッパ部材(以下、折り部ストッパと称
す)65にシート束の搬送方向の端部が当接して、所定
位置に停止する。折り部ストッパ65はシートサイズの
設定又は検知結果と駆動手段により所定位置に移動可能
である。
【0055】停止状態のシート束の搬送方向の中央部、
即ち中綴じ位置の斜め下方には、突き出しユニット66
が設置されている。中綴じ位置の斜め上方には、折りロ
ーラ対部67と、二つ折りシート搬送手段68が設置さ
れている。
【0056】図5は突き出しユニット66、折りローラ
対部67、二つ折りシート搬送手段68等から成る折り
手段60の断面図である。
【0057】二つ折り開始信号により可動保持部材66
2が、固定配置されたガイドバー663に沿って直進
し、可動保持部材662に固定された突き出し板661
は、シート載置面より上方に突出する。突き出し板66
1は薄型のナイフ状をなし、その先端部は鋭角をなす。
【0058】図示の斜め上方に直進して突出した突き出
し板661の先端部は、表紙Kと記録シートSから成る
シート束の中央部を押し上げ、シート束を介して折りロ
ーラ対部67のニップ部を押し広げて揺動、離間させ
る。
【0059】突き出し板661の先端部が前記ニップ部
を通過後、突き出し板661が後退して、シート束の中
央部は、折りローラ対部67により挟圧されて、折り目
が形成される。この折り目は、前述の中綴じ処理による
シート束へのステープル針の打ち込み位置とほぼ一致す
る。
【0060】折りローラ対部67の一方の押圧手段67
Aは、駆動源に接続して駆動される第1の押圧ローラ6
71Aと、この第1の押圧ローラ671Aを回転可能に
支持し、支軸673Aを中心に揺動可能なアーム672
Aと、このアーム672Aの一端に係止され、第1の押
圧ローラ671Aをニップ位置方向に付勢するバネ67
4Aとから成る前段の折り部と、駆動源に接続して駆動
される第2の押圧ローラ676Aと、第1の押圧ローラ
671Aと同軸上のプーリ675Aと第2の押圧ローラ
676Aとの間に巻回された搬送ベルト677Aとから
成る後段の折り部とから構成されている。
【0061】他方の押圧手段67Bも同様な構成をな
し、第1の押圧ローラ671B、アーム672B、支軸
673B、バネ674B、プーリ675B、第2の押圧
ローラ676B、搬送ベルト677Bを有する。なお、
第2の押圧ローラ676A,676Bは、第1の押圧ロ
ーラ671A,671Bと同様な図示しないアーム、支
軸、バネにより揺動可能に支持されている。
【0062】回転する第1の押圧ローラ671A,67
1Bにより挟圧されて折り目を形成されたシート束の中
央部は、搬送ベルト677A,677Bに挟持されて搬
送され、第2の押圧ローラ676A,676Bのニップ
位置に送り込まれ、この位置で折り目が更にしっかりさ
れ、二つ折りシート搬送手段68に送り込まれる。
【0063】二つ折りシート搬送手段68は、シート束
を挟圧して搬送する下搬送ベルト681と上搬送ベルト
682とから成る。下搬送ベルト681は、駆動ローラ
683、従動ローラ685間に張架され、回動可能であ
る。上搬送ベルト682は、駆動ローラ684、従動ロ
ーラ686間に張架され、回動可能である。
【0064】二つ折りシート搬送手段68に送り込まれ
たシート束は、下搬送ベルト681と上搬送ベルト68
2との間に挟持されて搬送され、機外の固定排紙皿82
上に排出される。
【0065】図6は表紙Kと記録紙Sの搬送経路と、シ
ート束の中綴じと二つ折り処理過程を示す模式図、図7
(a)は中綴じと二つ折りの後処理を施した小冊子の斜
視図、図7(b)は後処理済みの小冊子を両開きした状
態を示す斜視図である。
【0066】表紙給紙手段40の給紙皿41上には、表
紙Kが第1面(第1頁p1と第8頁p8)を上側にして
載置される。給紙皿41から給紙手段により給送された
表紙Kは、前記の第4搬送路及び第3搬送路を通過
して搬送され、中間スタッカ35上に、第1面(p1,
p8)を下側にして載置される。
【0067】次に、画像形成装置Aから搬出された画像
形成済みの記録紙Sは、第1面(第3頁p3と第6頁p
6)を下側にして、シート後処理装置FSに導入され
る。この記録紙Sは、入口搬送部70から第3搬送路
に搬送され、中間スタッカ35上に載置された表紙Kの
上に、第1面を下側にして載置される。
【0068】中間スタッカ35上で、表紙Kと記録紙S
とが整合され、ステープル手段50によりステープル針
SPが打ち込まれて中綴じ処理される。
【0069】中綴じ処理されたシート束は、第5搬送路
を通過して、ガイド板64及び搬送ベルト62上の所
定位置に載置され停止する。このときシート束は、記録
紙Sが第1面(p3,p6)を上側に、その上の表紙K
が第1面(p1,p8)を上側になった状態で載置され
る。
【0070】次に、突き出しユニット66の押し上げ作
動と、折りローラ対部67の駆動回転とにより、二つ折
り処理が行われ、引き続き、二つ折りシート搬送手段6
8により挟持、搬送され、機外の固定排紙皿82上に排
出される。
【0071】中綴じ処理と二つ折り処理により作成され
た小冊子は、表紙Kの第1面(p1,p8)を外側に向
け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更にその内側
に中身である記録紙Sの第1面(p3,p6)、その内
側に記録紙Sの第2面(p4,p5)が配置され、図示
のように8頁(p1〜p8)から成る小冊子の頁揃えが
できる。
【0072】画像形成装置Aの操作部において、小冊子
作成オートモードを選択、設定し、表紙Kを給紙皿41
上に積載し、プリントを開始すると、画像形成装置Aの
制御部により、前記の画像プロセスが実行され、画像を
担持した記録紙Sはシート後処理装置FSにより、中綴
じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続して小冊子が
作成、排出される。
【0073】シート後処理装置FSの操作部において、
小冊子作成マニュアルモードを選択、設定し、給紙皿4
1上に、表紙Kと画像形成済みの1冊分の記録紙Sとを
積載し、送り出し動作を開始すると、シート後処理装置
FSの制御部により、表紙Kと記録紙Sはシート後処理
装置FSにより、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われ
て、1冊分の小冊子が作成、排出される。
【0074】図8は、シート後処理装置のステープル処
理部の断面図、図9は図8におけるステープル処理部の
A矢視平面図である。
【0075】ステープル処理部は、上部機構50Aと下
部機構50Bとに分割されたステープル手段50と、端
綴じストッパ51と中綴じストッパ53とを駆動する駆
動手段とを有する。
【0076】ステープル手段50は、シート搬送方向に
直交する方向に2組配置され、図示しない駆動手段によ
り、シート搬送方向に直交する方向に移動可能である。
このステープル手段50により、シート幅方向の中央振
り分け2箇所、又はシートサイズに対応して隅部1箇所
にステープル針SPを打つ。
【0077】端綴じストッパ51は、ステープル手段5
0の上部機構50Aに支持されて、シート搬送方向に直
交する方向に一体に移動する。
【0078】端綴じストッパ51の一方の先端部はシー
トの搬送方向のシート先端突き当て面51Aであり、他
方の先端部はステープル手段50の上部機構50Aに支
持された支軸501に嵌合して揺動可能に支持されてい
る。
【0079】支軸501には、捩りバネ502が巻回さ
れていて、端綴じストッパ51のシート先端突き当て面
51A側を通路52側にバネ付勢し、端綴じ処理時にシ
ート停止位置に停止させる。
【0080】前記の2組のステープル手段50の中間位
置には、綴じ部ユニットUの枠体に固定された支持板5
03が配置されている。この支持板503の一端に支持
された支軸504には、解除レバー54が揺動可能に支
持されている。
【0081】解除レバー54の一方のレバー部54Aに
は、後述の中綴じストッパユニット55の押圧軸体55
2が接離可能に当接する。解除レバー54の他方のレバ
ー部54Bは、端綴じストッパ51のシート先端突き当
て面51Aの基部を押圧して所定の停止位置に下降させ
る。
【0082】支軸504に巻回された捩りバネ505
は、解除レバー54を付勢して揺動させ、上方の待避停
止位置に停止させる。
【0083】通路52の上方に固設された前記支持板5
03に両端支持された2本のガイドバー506は、中綴
じストッパユニット55を直線移動させる。
【0084】中綴じストッパユニット55の枠体551
は、前記2本のガイドバー506に摺動する軸受け部
と、枠体551の一方の端部に突出した検出部556と
を有する。
【0085】枠体551の一方の端部の近傍には押圧軸
体552が固定され、他方の端部には支軸553が固定
されている。中綴じストッパ53はこの支軸553に嵌
合して揺動する。支軸553には捩りバネ531が巻回
されていて、中綴じストッパ53を通路52から上方に
待避する方向に付勢している。
【0086】中綴じストッパ53の下端部は、中綴じ処
理時にシート先端部に当接してシート束の位置決めを行
うストッパ面部53Aである。中綴じストッパ53の上
端部は、後述の偏芯カム555のカム面に当接するカム
フォロワ面部である。支軸553に巻回された捩りバネ
531は、中綴じストッパ53を偏芯カム555のカム
面に押圧、付勢している。
【0087】図10(a)は、中綴じストッパユニット
55の駆動系を示す平面図、図10(b)は、中綴じス
トッパユニット55の駆動系の正面図である。
【0088】枠体551に固設されたモータM1の駆動
軸に固定されたギアG1は、枠体551に回転可能に支
持されたカム軸554の一端に固定されたギアG2に噛
合している。カム軸554の他端には、偏芯カム555
とホームポジション検出部556とが一体に形成されて
固定されている。
【0089】ホームポジション検出部556は、中空円
筒面の一部に切り欠き部を設けた形状をなし、フォトセ
ンサPS3による切り欠き部検出により、中綴じストッ
パ53のホームポジションを補正する。
【0090】枠体551の側面には、タイミングベルト
557が図示しない係止部材により係止されている。タ
イミングベルト557を巻回するタイミングプーリ55
8は、駆動源のモータM2からギア列等の駆動伝達系を
介して回転される。
【0091】図11(a)、(b)は、端綴じストッパ
51と中綴じストッパ53との連動機構を示す正面図で
ある。
【0092】図11(a)は中綴じ処理時を示す正面
図。中綴じ処理時には、中綴じストッパユニット55
は、前記の図示しない駆動源、タイミングプーリ55
8、タイミングベルト557等から成る駆動機構によ
り、シートサイズに対応したシート搬送方向の所定位置
に移動して停止する。
【0093】この停止位置において、中綴じストッパ5
3はモータM1により駆動されて揺動し、図示の停止状
態に保持され、シートの先端揃えを可能にする。中綴じ
処理後には、中綴じストッパ53はモータM1の逆転駆
動により揺動され、図示の波線位置に待避する。
【0094】また、この中綴じ処理の停止位置におい
て、端綴じストッパ51は、捩りバネ502により付勢
されて支軸501を中心にして図示の反時計方向に付勢
されているが、この捩りバネ502の付勢力より強い付
勢力を有する捩りバネ505に付勢された解除レバー5
4により、他方のレバー部54Bが係止部51Bを押圧
して、端綴じストッパ51を揺動して所定の待避位置に
停止させる。なお、解除レバー54は、捩りバネ505
により付勢されて支軸504を中心にして図示の時計方
向に揺動されて、端綴じストッパ51の係止部51Bに
圧接する。
【0095】図11(b)は端綴じ処理時を示す。端綴
じ処理時には、中綴じストッパユニット55は、前記の
駆動機構によりガイドバー506に沿って移動して停止
する。即ち、移動する中綴じストッパユニット55のホ
ームポジション検出部556がフォトセンサPS2の検
出位置に近接すると、押圧軸体552が解除レバー54
の一方のレバー部54Aに当接する。
【0096】中綴じストッパユニット55が、捩りバネ
505のトルクに打ち勝って更に前進して、レバー部5
4Aを押し続けて揺動させると、他方のレバー部54B
も同様に揺動して、端綴じストッパ51の上端部を押圧
して押し下げる。この押し下げ動作により、上方の待避
位置にあった端綴じストッパ51は、支軸501を中心
にして図示の反時計方向に揺動され、シート先端突き当
て面51Aは所定の端綴じ処理のシート揃え位置に停止
する。中綴じストッパユニット55は、ホームポジショ
ン検出部556がフォトセンサPS2に到達すると停止
する。このとき、端綴じストッパ51のセットが完了し
ている。
【0097】なお、解除レバー54の捩りバネ505の
トルクは、端綴じストッパ51の捩りバネ502のトル
クより大きく設定してあるから、解除レバー54の捩り
バネ505は捩りバネ502の付勢力に打ち勝って、端
綴じストッパ51を上方の待避位置に持ち上げている。
【0098】上述のように、中綴じストッパユニット5
5の移動方向により、中綴じ処理のシート停止と、端綴
じ処理のシート停止とを選択させることにより、駆動機
構が簡単かつ確実になる。
【0099】図11(c)は、記録紙Sの端面近傍で中
央振り分け2箇所にステープル針SPを打針する端綴じ
処理を示す平面図である。
【0100】図11(d)は、記録紙Sのコーナ部近傍
の1箇所にステープル針SPを打針する端綴じ処理を示
す平面図である。
【0101】図11(e)は、記録紙Sの折り目に沿っ
て中央振り分け2箇所にステープル針SPを打針する中
綴じ処理を示す平面図である。
【0102】図12は綴じ部ユニットUの正面図、図1
3は該綴じ部ユニットUの平面図である。
【0103】綴じ部ユニットUは、中綴じ処理時に記録
紙Sと表紙Kを通過可能にする通路52を介して上下に
分離された上部機構と下部機構とで構成した少なくとも
1組のステープル手段50と、シート搬送方向に直交す
る方向のシート幅方向を整合する上流側の幅整合手段3
6及び下流側幅整合手段56と、シート搬送方向のシー
ト端部を規制する端綴じストッパ51及び中綴じストッ
パ53から成るシート端部位置決め手段と、端綴じ処理
及び中綴じ処理するシート束を載置する中間スタッカ3
5とをユニットに構成したものである。
【0104】前記綴じ部ユニットUは、シート搬送方向
と直交する方向に、シート後処理装置本体から引き出し
可能である。即ち、ガイドレールR1,R2に案内され
てシート後処理装置FSの前面側に引き出し可能になっ
ている。シート後処理装置FS内で、シート搬送不良、
構成部材の故障、ステープル不良等が発生したとき、又
はステープル針の補充、或いはメンテナンス等を行うと
き、綴じ部ユニットUをこの引き出し状態にすることに
より、容易に作業することができるから、安全性、作業
性が向上する。
【0105】図8、図12に示すように、端綴じ処理時
にシート搬送方向のシート端部を規制する端綴じストッ
パ51の駆動手段及び中綴じ処理時にシート搬送方向の
シート端部を規制する中綴じストッパ53の駆動手段
は、シート搬送面の上側に配置されている。
【0106】シート搬送方向と直交する方向のシート幅
を規制する上流側幅整合手段36を駆動するモータM5
及びタイミングベルト361等から成る駆動伝達部をシ
ート搬送面の下側に配置した。
【0107】また、下流側幅整合手段56を駆動するモ
ータM6及びタイミングベルト561等から成る駆動伝
達部もシート搬送面の下側に配置する。
【0108】これらの幅整合部材の駆動部をシート搬送
面の下側に配置することにより、シート載置部上方の空
間部が広く開放されて、シート載置部近傍でシート搬送
不良(ジャム)が発生したとき、搬送不良用紙の視認、
取り出しが容易になり、安全性、作業性が向上する。
【0109】なお、本発明の実施の形態では、複写機に
接続したシート後処理装置を示したが、プリンタ、ファ
クシミリ等の画像形成装置や軽印刷機等と接続して使用
するシート後処理装置にも適用可能である。
【0110】
【発明の効果】本発明のシート後処理装置の請求項1〜
4により、上流側の幅整合手段に加えて下流側幅整合手
段を設けたことにより、シート載置部上のシート束の幅
方向の不揃いが解消され、このシート揃い性が向上した
シート束に中綴じ処理、中折り処理を実施すると、出来
上がり小冊子の外観品質が向上する。
【0111】請求項5〜6により、上流側幅整合手段の
駆動部及び下流側幅整合手段の駆動部をシート搬送面の
下側に配置することにより、シート載置部上方の空間部
が広く開放されて、シート載置部近傍でシート搬送不良
(ジャム)が発生したとき、搬送不良用紙の視認、取り
出しが容易になり、安全性、作業性が向上する。
【0112】請求項7により、ステープル手段、幅整合
手段、シート端部位置決め手段、及びシート載置部をユ
ニット化して綴じ部ユニットに構成し、シート後処理装
置本体から引き出し可能にしたことにより、シート後処
理装置内で、シート搬送不良、構成部材の故障、ステー
プル不良等が発生したとき、又はステープル針の補充、
或いはメンテナンス等を行うとき、綴じ部ユニットを引
き出し状態にすることにより、容易に作業することがで
きるから、安全性、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート後処理装置と自動原稿送り装置とを備え
た画像形成装置の全体構成図。
【図2】シート後処理装置のシート搬送経路を示す模式
図。
【図3】シート後処理装置の上部機構を示す断面図。
【図4】シート後処理装置の下部機構を示す断面図。
【図5】突き出しユニット、折りローラ対部、二つ折り
シート搬送手段の断面図。
【図6】カバーシートと記録シートの搬送経路と、シー
ト束の中綴じと二つ折り処理過程を示す模式図。
【図7】中綴じと二つ折りの後処理を施した小冊子の斜
視図及び後処理済みの小冊子を両開きした状態を示す斜
視図。
【図8】シート後処理装置のステープル処理部の断面
図。
【図9】図8におけるステープル処理部のA矢視平面
図。
【図10】中綴じストッパユニットの駆動系を示す平面
図、及び正面図。
【図11】端綴じストッパと中綴じストッパとの連動機
構を示す正面図、及びシートのステープル処理位置とス
トッパ位置とを示す平面図。
【図12】綴じ部ユニットの正面図。
【図13】綴じ部ユニットの平面図。
【符号の説明】
10 固定排紙皿 20 シフト処理搬送部(大容量排紙搬送路) 30 中間載置手段 35 中間スタッカ 36 幅整合手段(上流側幅整合手段) 40 表紙給紙手段(カバーシート給紙手段) 50 ステープル手段(綴じ手段) 51 端綴じ用の可動ストッパ部材(端綴じストッパ) 53 中綴じ用の可動ストッパ部材(中綴じストッパ) 54 解除レバー 55 中綴じストッパユニット 56 幅整合部材(下流側幅整合手段) 60 折り手段 70 入口搬送部(搬送手段) 81 可動排紙皿 82 固定排紙皿(排紙トレイ) 90 制御手段 FS シート後処理装置(フィニッシャ) K 表紙(カバーシート) M1,M2,M3,M4,M5,M6 モータ(ステッ
ピングモータ) PS1 シート通過センサ PS2,PS3,PS4,PS5 フォトセンサ R1,R2 ガイドレール S 記録シート(記録紙) U 綴じ部ユニット
フロントページの続き (72)発明者 大塚 勝 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 小寺 哲博 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 吉江 幸二 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BA04 BD02 BG04 BG11 BH07 BH14 BJ02 BJ04 CA07 CA10 CA23 DA01 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 GB03 HA02 HA33 HA39 HA43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの一端を綴じ合わせる端綴じ処理
    と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴じ処
    理との両処理を可能とし、前記中綴じ処理時に前記シー
    トを通過可能にするシート通路を介して分割構成したス
    テープル手段を有するシート後処理装置において、前記
    ステープル手段のシート搬送方向上流側及び下流側のそ
    れぞれに、シート搬送方向に直交する方向のシート幅方
    向を整合する上流側幅整合手段及び下流側幅整合手段を
    配置したことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側幅整合手段及び下流側幅整合
    手段は、前記端綴じ処理又は中綴じ処理の設定により、
    選択的に幅整合駆動を行うことを特徴とする請求項1に
    記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記端綴じ処理時には前記上流側幅整合
    手段が駆動され、前記中綴じ処理時には、前記上流側幅
    整合手段と下流側幅整合手段とが駆動されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記中綴じ処理時には、前記下流側幅整
    合手段は、前記上流側幅整合手段より遅れて駆動される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のシ
    ート後処理装置。
  5. 【請求項5】 シートの一端を綴じ合わせる端綴じ処理
    と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴じ処
    理との両処理を可能とし、前記中綴じ処理時に前記シー
    トを通過可能にするシート通路を介して分割構成したス
    テープル手段を有するシート後処理装置において、前記
    端綴じ処理時及び中綴じ処理時に、シート搬送方向のシ
    ート端部を規制するシート端部位置決め手段の駆動部を
    シート搬送面の上側に配置し、シート搬送方向と直交す
    る方向のシート幅を規制する幅整合手段の駆動部をシー
    ト搬送面の下側に配置したことを特徴とするシート後処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記ステープル手段は、ステープル針打
    ち込み駆動側をシート搬送面の下側に配置し、ステープ
    ル針クリンチ側をシート搬送面の上側に配置したことを
    特徴とする請求項1又は5に記載のシート後処理装置。
  7. 【請求項7】 シートの一端を綴じ合わせる端綴じ処理
    と、シートの搬送方向の中央部を綴じ合わせる中綴じ処
    理との両処理を可能にするステープル手段を備えたシー
    ト後処理装置において、前記中綴じ処理時に前記シート
    を通過可能にするシート通路を介して上下に分離して構
    成した少なくとも1組のステープル手段と、シート搬送
    方向に直交する方向のシート幅方向を整合する幅整合手
    段と、シート搬送方向のシート端部を規制するシート端
    部位置決め手段と、前記端綴じ処理及び中綴じ処理する
    シート束を載置するシート載置部とをユニットに構成
    し、該ユニットをシート搬送方向と直交する方向に、シ
    ート後処理装置本体から引き出し可能にしたことを特徴
    とするシート後処理装置。
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