JP2000118121A - 機械読み取り用画線の作成方法及びその印刷物 - Google Patents

機械読み取り用画線の作成方法及びその印刷物

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JP2000118121A JP31538198A JP31538198A JP2000118121A JP 2000118121 A JP2000118121 A JP 2000118121A JP 31538198 A JP31538198 A JP 31538198A JP 31538198 A JP31538198 A JP 31538198A JP 2000118121 A JP2000118121 A JP 2000118121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲画線の集合模様に、通常は肉眼で識別でき
ない符号化した潜在情報を施すことによって、潜在情報
を光学的に検知することで真偽判別することを目的とし
ている。 【解決手段】 曲画線の集合模様に、符号化した潜在情
報を施さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表
現し、符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線
の画線及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する
基本線上に、3以上の任意の整数の画線部と前記整数よ
り1個多い非画線部を設け、非画線部が画線部の両端に
配列されるように交互に配列することで符号化した潜在
情報を施し、走査方向の長さからなる定区間の画線面積
は、1本線の画線のどの場所においても同一であること
を満足することにより、通常は肉眼で識別できない符号
化した潜在情報を施した機械読み取り用画線が作製でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造、変造防止を
必要とする印刷物が有する曲画線の集合模様に、通常は
肉眼で識別できない符号化した潜在情報を施し、施した
符号化した潜在情報を機械的に検知することによって、
真偽判別ができる印刷物の機械読み取り用画線の作成方
法及びその印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、債券等の有価証券、各種
証明書及び重要書類等の印刷物において偽造、変造防止
策は重要な要素である。これら印刷物の偽造、変造防止
策は主に幾何学模様を多用化した図柄をデザインに用い
る方法と、印刷物に対し何等かの手段と作用を加えて印
刷物中に意図的に情報を施すような方法、例えば印刷物
から目視では認識できなかった潜像を現出するような方
法や、符号化した潜在情報を付与するもの等がある。前
者の代表的な例は、証券印刷物等のデザインに広く用い
られている地紋、彩紋模様、レリーフ模様等があり、後
者の代表的な例は潜像凹版、複写機で色が正常に再現さ
れないような機能性インキ、コピー防止画線、印刷物中
の情報の機械読み取り手段としてOCR、OMR、バー
コード、二次元コード等がある。しかし最近のカラー複
写機の著しい普及に伴い、偽造、変造による犯罪が増加
する危険性を有しており、より一層効果の高い偽造、変
造防止策として技術の開発が望まれていた。
【0003】前記の幾何学模様を用いる偽造、変造防止
策としては、地紋、彩紋模様、レリーフ模様等があり、
基本的に一定の画線幅による曲画線の集合によって模様
を構成しているものである。これらの模様は印刷物のデ
ザイン等の意匠性を加味し、偽造、変造防止策を施すこ
とができ、模様を複雑にすることによって偽造物におけ
る同一の模様を作製しようとするのを困難とし、写真製
版装置による抽出または複写機では再現されにくい色彩
を用いたり、複雑な曲画線にして複写機及びスキャナー
の走査入出力に対するモアレを発生させたりすることで
偽造防止策としての役割を高めている。また、前記模様
類は証券印刷物等のデザインにおいて世界的に広く用い
られていると同時に、銀行券、株券、債券等の金銭的価
値を有する印刷物の模様として古くから用いられていた
ことにより、現在でも一般的に高級感を印象づけるデザ
インとして重要な模様となっている。従って、銀行券、
株券、債券等の有価証券、各種証明書及び重要書類等の
印刷物において、地紋、彩紋模様、レリーフ模様等はデ
ザイン上欠かすことのできない模様である。しかし、最
近では高機能化した写真製版装置または複写機の出現に
よって充分な偽造、変造防止効果をもたらしていないと
いう欠点がある。
【0004】また前記の印刷物に対し何等かの手段と作
用を加えて印刷物中に意図的に情報を施すような方法と
しては、本願発明者らが出願した曲画線の集合模様
を、潜像を施さない部分を一本線、潜像を施した部分を
二本線以上の画線で表現し、潜像を施した部分の二本線
以上の画線は、二本線以上の画線の合計の画線幅が、潜
像を施さない部分の一本線の画線の画線幅と等しく、且
つ、潜像を施さない部分の一本線から分岐し、更に、潜
像を施さない部分と潜像を施した部分の画線上の境界線
が、曲画線の集合模様を構成する基本曲線と潜像の輪郭
線の交点において基本曲線に接する直線に対し、略直角
に交わる直線となることを特徴とする複写防止模様の作
成方法及びその印刷物(特願平6−206140号)を
発明し出願した。更に、の発明を更に改良した複写防
止模様(特願平7−321288)、(特願平7−
321288)の作成方法及びその印刷物を出願した。
この発明の模様を有する印刷物は、複写機によって複製
すると、二本線以上で表現した潜像を施した部分は複写
機の解像度から再生不能であり、一本線で表現した潜像
を施さない部分と濃淡差が生じることにより真偽判別が
可能となる。
【0005】また更に曲線状の集合模様を、潜像を施
さない部分の線画を連続線、潜像を施した部分の線画を
基本曲線方向に一定の間隔で配列された所定の形状の画
線からなる定周期断絶線で構成し、潜像を施した部分の
定周期断絶線のうち、基本曲線方向に連続した一つの画
線部と非画線部からなる一周期に相当する部分の画線面
積が、潜像を施さない部分の連続線のうち、基本曲線方
向における前記一周期と同一の長さに相当する部分の画
線面積と等しくなることを特徴とする複写防止模様の作
成方法及び印刷物(特願平7−138879)を発明し
出願した。更に、潜像を施さない部分の線画と、潜像を
施した部分の線画の双方を異なる定周期断絶線で構成し
た複写防止模様の作成方法及び印刷物(特願平7−1
38880)、(特願平7−138881)を出願し
た。この発明の模様を有する印刷物は、複写機によって
複製すると、定周期断絶線が複写機の解像度の影響を受
け、印刷面上に濃淡差が生じることにより真偽判別が可
能となる。
【0006】これにより、前記〜の方法は複写防止
を必要とする銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証
明書及び重要書類等の、地紋、彩紋模様、レリーフ模様
等の曲画線の集合模様に、カムフラージのための重ね刷
りも必要とせず、複写機による偽造、変造防止効果を付
与した複写防止模様の作成方法及び印刷物を提供した。
【0007】以上は〜の方法は、コピーという手段
をとって印刷物中に意図的に付与された情報を見出すも
のである。しかし、前記〜の方法はコピー防止とい
う観点から見ると有効な方法であるが、偽造物の真偽判
別は、複写機による複写物を肉眼視によって確認する以
外に、大量且つ複雑な情報を付与するには不適当であっ
た。そこで次に重要となるのは、印刷物中の情報の機械
読み取り手段となる。
【0008】印刷物中の情報の機械読み取り手段には種
々の方法が存在しており、今日様々な分野に真偽判別に
おいて機械読み取り検査方法が広く採用されているが、
今日の印刷物の機械読み取り検査方法は、磁性インキ、
赤外線反射吸収インキ、蛍光インキ等の機能性インキ
や、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等による素
材を検知するといったこれらの技術は、人間に感知でき
ない特定の電磁波等に起因するものであり、印刷物を作
製する上で材料適性に依存するものが多く、生産コスト
面において経済性の見合う製品にしか付与することがで
きない。従って、印刷物の生産コストを特に考慮しない
方法は、可視できる一般印刷用のインキのような印刷材
料が適用可能な印刷物上の模様に対する光学読み取り方
法が望ましい。比較的適用が容易な光学読み取り方法と
しては、OCR、OMR、バーコード、二次元コード等
が公知である。
【0009】印刷画像を用い、尚且つ線画の集合体によ
って印刷物中に意図的に付与された情報を施すものとし
ては、POSシステムの代表的な技術であるバーコード
がある。図14に示すように、バーコード(1)はモジ
ュールと称する画線部(2)と非画線部(3)を走査方
向から光学的に走査したときに、画線部(2)と非画線
部(3)の割合が2進法のデータによって検出されるよ
うに配置しているものである。バーコードの符号化する
配列にはJANシンボル、TIF等、規格化されている
ものでも様々な形態が存在するが、基本的には一次元の
読み取りであり、画線部(2)の印刷方法においてはオ
フセット印刷、グラビア印刷等の一般的な印刷方式で印
刷物に付与することが可能である。しかし、バーコード
の主たる用途は物流、数量管理等の効率化を図るための
手段であることから、これらの光学読み取り方法は図1
4に示すような符号化された印刷画像を用いるため、印
刷物の図柄とはデザイン的に無関係であるだけでなく、
地紋、彩紋模様を多用した銀行券、株券、債券等の有価
証券、各種証明書及び重要書類等のデザインの一部に用
いた場合、バーコードは違和感のある印刷部分となる。
当然既存製品にバーコードを用いる場合には製品のデザ
イン、仕様の変更が要求される。
【0010】また、一般的なバーコード、例えば図14
に示すようなJANシンボルを用いて13桁の適当な値
によるコードシンボル「2345678945658」
をバーコード化したものは、モジュールと称する走査方
向の一定の間隔において、個々のモジュールを印刷画線
として用いる画線部(2)と非画線部(3)を走査方向
から光学的に走査したときに、画線部(2)(以下バー
と称する)と非画線部(3)の割合が2進法のデータに
よって検出されるように複数配置しているものである。
つまり一般的なバーコードの市場流通過程で実行してい
る印刷画像の大きさは、例えば食品パッケージの包装材
等に印刷したバーコードは、当然複数のバー(画線部)
で構成している状態を公然として肉眼に認識できるもの
である。そこでバーコードに施したバー(画線部)を容
易に肉眼視できないようにするため、例えば図14のバ
ーコード(1)から図15に示すように切り出した部分
(4)の走査方向の全長(5)を2.13mmに縮小
し、モジュールの走査方向の間隔が21μmとなったバ
ーコード(6)において、バー(画線部)の非走査方向
の長さ及び1本線の画線(8)の画線幅(7)は100
μmとし、前記1本線(8)を前記バーコード(6)の
左右に配置し、バーコード(1)と1本線(8)とが連
続する1本の線状の印刷画線(9)となるようにした。
この印刷画線(9)を肉眼で観察すると、肉眼視の解像
能力によって個々のバー(画線部)が細くなってバー
(画線部)そのものの存在は識別できなくなるが、バー
コード(5)中の部分(10)と部分(11)において
は、バー(画線部)が印刷画線として占有面積の多い部
分(10)は高濃度に、バー(画線部)が印刷画線とし
て占有面積の少ない部分(11)は低濃度に観察でき
る。従って、部分(10)と部分(11)では印刷画線
の占有面積によって画線面積率が違うので肉眼視におい
て濃淡差が生ずることにより、バー(画線部)1本の単
位を視認できない細さまで縮小したとしても、バーコー
ドの存在そのものは認識できてしまう。本発明が意図す
るものは、印刷物に通常は肉眼で識別できない符号化し
た潜在情報を印刷画線として施すことであるから、印刷
画像が肉眼では一見して何も変化していないようにする
必要がある。しかしながら図15に示したように、一般
のバーコードではバー(画線部)が見えないように縮小
したとしても印刷画像の濃淡差によってバーコードの存
在を認識でき、潜在情報化を困難にしていた。
【0011】従って、印刷物の材料適性に依存しない偽
造、変造防止方法で、銀行券、株券、債券等の有価証
券、各種証明書及び重要書類等に適する模様であり、尚
且つ機械読み取りによって真偽判別できる有効な検査方
法の技術の開発が望まれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みなされたもので、曲画線の集合模様に、通常は肉眼で
識別できない符号化した潜在情報を施すことによって、
潜在情報を光学的に検知することで真偽判別することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、符号化し
た潜在情報を施さない部分を任意の画線幅Aを有する1
本線で表現し、符号化した潜在情報を施した部分を、前
記1本線の画線及び画線の中心を表し、且つ走査方向に
追従する基本線上に、3以上の任意の整数の画線部と前
記整数より1個多い非画線部を設け、非画線部が画線部
の両端に配列されるように交互に配列することで符号化
した潜在情報を施し、走査方向の長さからなる定区間の
画線面積は、1本線の画線のどの場所においても同一で
ある機械読み取り用画線の作成方法である。
【0014】第2の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数の画線部と前記整数より1個多
い非画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列され
るように交互に配列することで符号化した潜在情報を施
し、走査方向の長さからなる定区間の画線面積は、1本
線の画線のどの場所においても同一である機械読み取り
用画線の集合模様の作成方法である。
【0015】第3の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、且
つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から
数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目
の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さ
b[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画
線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走
査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時に
下記数式(1)の
【数25】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数26】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数27】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置する機械読み取り用画線の作成方法である。
【0016】第4の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、且
つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から
数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目
の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さ
b[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画
線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走
査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時に
下記数式(1)の
【数28】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数29】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数30】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置する機械読み取り用画線の集合模様の作成方法で
ある。
【0017】第5の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、且
つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から
数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目
の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さ
b[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画
線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走
査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時に
下記数式(1)の
【数31】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数32】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数33】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わる機械読み取り用画線の作成方法で
ある。
【0018】第6の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、且
つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から
数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目
の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さ
b[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画
線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走
査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時に
下記数式(1)の
【数34】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数35】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数36】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わる機械読み取り用画線の集合模様の
作成方法である。
【0019】第7の発明は、前記画線の集合模様が地
紋、彩紋模様である機械読み取り用画線の集合模様の作
成方法である。
【0020】第8の発明は、前記画線の集合模様がレリ
ーフ模様である機械読み取り用画線の集合模様の作成方
法である。
【0021】第9の発明は、符号化した潜在情報を施さ
ない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符
号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及
び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、走
査方向の長さからなる定区間の画線面積は、1本線の画
線のどの場所においても同一であることを満たし、画線
面積率が影響する肉眼視における濃淡差を是正すること
で1本線の画線が均一の線状に見える機械読み取り用画
線を有する印刷物である。
【0022】第10の発明は、符号化した潜在情報を施
さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、
符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線
及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線
上に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非
画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよ
うに交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、
走査方向の長さからなる定区間の画線面積は、1本線の
画線のどの場所においても同一であることを満たし、画
線面積率が影響する肉眼視における濃淡差を是正するこ
とで1本線の画線が均一の線状に見えることを特徴とす
る機械読み取り用画線の集合模様を有する印刷物であ
る。
【0023】第11の発明は、符号化した潜在情報を施
さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、
符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線
及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線
上に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非
画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよ
うに交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、
且つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置か
ら数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番
目の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長
さb[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非
画線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の
走査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時
に下記数式(1)の
【数37】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数38】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数39】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置する機械読み取り用画線を有する印刷物である。
【0024】第12の発明は、符号化した潜在情報を施
さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、
符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線
及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線
上に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非
画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよ
うに交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、
且つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置か
ら数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番
目の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長
さb[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非
画線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の
走査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時
に下記数式(1)の
【数40】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数41】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数42】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置する機械読み取り用画線の集合模様を有する印刷
物である。
【0025】第13の発明は、符号化した潜在情報を施
さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、
符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線
及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線
上に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非
画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよ
うに交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、
且つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置か
ら数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番
目の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長
さb[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非
画線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の
走査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時
に下記数式(1)の
【数43】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数44】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数45】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わる機械読み取り用画線を有する印刷
物である。
【0026】第14の発明は、符号化した潜在情報を施
さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、
符号化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線
及び画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線
上に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非
画線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよ
うに交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、
且つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置か
ら数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番
目の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長
さb[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非
画線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の
走査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時
に下記数式(1)の
【数46】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数47】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数48】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わることを特徴とする機械読み取り用
画線の集合模様の印刷物である。
【0027】第15の発明は、前記画線の集合模様が地
紋、彩紋模様である機械読み取り用画線を有する集合模
様の印刷物である。
【0028】第16の発明は、前記画線の集合模様がレ
リーフ模様である機械読み取り用画線を有する集合模様
の印刷物である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の機械読み取り用画線の作
成方法及びその印刷物は、符号化した潜在情報を施さな
い部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号
化した潜在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び
画線の中心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上
に、3以上の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画
線部を設け、非画線部が画線部の両端に配列されるよう
に交互に配列することで符号化した潜在情報を施し、且
つ前記潜在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から
数えた画線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目
の画線部の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さ
b[i]と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画
線部の走査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走
査方向の長さw[i+1]の値によって、i=1の時に
下記数式(1)の
【数49】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の
【数50】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の
【数51】a[i]={A×(w[i]/2+b[i]
+w[i+1])}/b[i]・・・(3)を満足し、
且つ前記a[i]が基本線を中心となすように配置する
ことにより、符号化した潜在情報を施した画線部の走査
方向の長さと非画線部の走査方向の長さで構成した区間
の画線面積と、1本線の画線上の符号化した潜在情報を
施した画線部の走査方向の長さと非画線部の走査方向の
長さで構成した区間に等しい画線面積を同一にすること
ができる。従って、本発明の機械読み取り用画線を印刷
時の変化、即ち膨張値等を加味した画線で印刷した印刷
物全体を目視で観察した場合、観察者には1本線の画線
の一部分が符号化した潜在情報を施した画線部(データ
コードパターン)であるにもかかわらず、符号化した潜
在情報を施さない部分の画線の延長、即ち、あたかも一
本線であるかのように認識されることにより、肉眼では
符号化した潜在情報をまったく識別できなくすることを
可能にしている。
【0030】更に、前記機械読み取り用画線が曲画線の
集合模様の際、曲画線の集合模様を、符号化した潜在情
報を施さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表
現し、符号化した潜在情報を施した部分の、前記1本線
の曲画線及び曲画線の中心を表し尚且つ走査方向に追従
する基本曲線は、前記1本線の画線の基本線と同じ役割
であり、走査方向は基本曲線に追従する曲線となるから
前記非走査方向の長さa[i]が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わり、且つ前記a[i]が基本線を中
心となすように配置し、更に基本曲線上の走査方向の長
さb[i]及び非画線部の走査方向の長さw[i]、w
[i+1]による画線部と非画線部の境界線が、基本曲
線に接する直線に対し直角に交わることにより、符号化
した潜在情報を施した画線部の走査方向の長さと非画線
部の走査方向の長さで構成した区間の画線面積と、1本
線の画線上の符号化した潜在情報を施した画線部の走査
方向の長さと非画線部の走査方向の長さで構成した区間
に等しい画線面積を同一にすることができる。従って、
本発明の機械読み取り用画線を印刷時の変化、即ち膨張
値等を加味した画線で印刷した印刷物全体を目視で観察
した場合、観察者には1本線の画線の一部分が符号化し
た潜在情報を施した画線部(データコードパターン)で
あるにもかかわらず、符号化した潜在情報を施さない部
分の画線の延長、即ち、あたかも一本線であるかのよう
に認識されることにより、肉眼では符号化した潜在情報
をまったく識別できなくすることを可能にしている。
【0031】
【実施例】本発明は、偽造、変造防止を必要とする印刷
物が有する曲画線の集合模様、例えば地紋、彩紋模様、
レリーフ模様等に、通常は肉眼で識別できない符号化し
た潜在情報(データコードパターン)を施すものであ
る。そこで本願発明者らは、バー(画線部)の配置と画
線面積が影響する印刷画線の画線面積率の違いによる濃
淡差を是正できる方法を開発した。図1、図2は本発明
をより簡単に説明するためバー(画線部)がn=3本、
即ち数式(1)、(2)、(3)
【数52】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1)
【数53】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2)
【数54】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) におけるi=1(1番目)の画線部を画線部(14)、
i=2(2番目)の画線部を画線部(15)、i=3
(3番目)の画線部を画線部(16)で構成した例で簡
単に説明する。
【0032】(実施例1)まず、前記数式(1)、
(2)、(3)における画線幅Aは図1における画線幅
Aは一本線の画線幅(A)と同じである。同様にi=1
(1番目)のときa[1]は画線部の非走査方向の長さ
(a1)と同じであり、b[1]は画線部の走査方向の
長さ(b1)と同じであり、w[1]は非画線部の走査
方向の長さ(w1)と同じである。更にi=2(2番
目)のときa[2]は画線部の非走査方向の長さ(a
2)と同じであり、b[2]は画線部の走査方向の長さ
(b2)と同じであり、w[2]は非画線部の走査方向
の長さ(w2)と同じである。更にi=3(3番目)の
ときa[3]は画線部の非走査方向の長さ(a3)と同
じであり、b[3]は画線部の走査方向の長さ(b3)
と同じであり、w[3]は非画線部の走査方向の長さ
(w3)と同じであり、w[3+1]は非画線部の走査
方向の長さ(w4)と同じとする。
【0033】次に、図1に示した100μmの画線幅A
の1本線の画線(12)において、前記画線(12)の
適当な位置にバー(画線部)を3本配置した。1番目の
バー(画線部)(14)の大きさは非走査方向の長さ
(a1)が100μmで走査方向の長さ(b1)が50
μm、2番目のバー(画線部)(15)の大きさは非走
査方向の長さ(a2)が200μmで走査方向の長さ
(b2)が100μm、3番目のバー(画線部)(1
6)の大きさは非走査方向の長さ(a3)が100μm
で走査方向の長さ(b3)が150μm、非画線部の走
査方向の長さ(w1、w2、w3、w4)はそれぞれ1
00μmとし、非走査方向の長さ(a1、a2、a3)
が基本線(13)を中心となすように配置した。本例に
おいても前述のように肉眼視で1本線の画線(12)が
均一の線状に見えるようにする必要があるが、本例では
バー(画線部)を3本配置しているのでバー(画線部)
(14)と隣り合う非画線部の走査方向の長さ(w1)
はバー(画線部)(15)と隣り合う非画線部の走査方
向の長さ(w1)として共有し、且つバー(画線部)
(15)と隣り合う非画線部の走査方向の長さ(w2)
はバー(画線部)(16)と隣り合う非画線部の走査方
向の長さ(w2)として共有している。従って、肉眼視
で1本線の画線(12)が均一の線状に見えるようにす
るには、左側に位置する1番目のバー(画線部)(1
4)についてはバー(画線部)(14)の走査方向の長
さ(b1)と非画線部の走査方向の長さ(w1)と走査
方向の長さ(w2)の半分の走査方向の長さ(w2')
で構成した区間、中央に位置する2番目のバー(画線
部)(15)についてはバー(画線部)(15)の走査
方向の長さ(b2)と非画線部の走査方向の長さ(w
2)の半分の走査方向の長さ(w2')と走査方向の長
さ(w3)の半分の走査方向の長さ(w3')で構成し
た区間、右側に位置する3番目のバー(画線部)(1
6)についてはバー(画線部)(16)の走査方向の長
さ(b3)と非画線部の走査方向の長さ(w2)の半分
の走査方向の長さ(w2')と走査方向の長さ(w4)
で構成した区間によって、それぞれの区間の画線面積
が、1本線の画線(12)においてそれぞれ同じ区間の
長さの面積が同一であることを満たしている必要があ
る。
【0034】次に、バー(画線部)(14)の面積s1
=a1×b1と、1本線の画線(12)におけるバー
(画線部)(14)の走査方向の長さ( b1)と非画
線部の走査方向の長さ(w1)と(w2)の半分の走査
方向の長さ(w2')で構成した区間の画線面積s1'=
{A×(w1+b1+w2')}においてs1=s1'で
あることを満たしている必要があるが、実際の両者の画
線面積を測定すると、バー(画線部)(14)の面積s
は100×50=5000であり、1本線の画線(1
2)の前記区間内の面積s'は100×(100+50
+50)=20000であった。従って、肉眼視で1本
線の画線(12)が均一の線状に見える条件を満たして
いない。この面積の違いを是正する際に、バーコードの
重要な要素である走査方向の寸法を維持することは必須
であるため、バー(画線部)(14)の非走査方向の長
さ(a1)のみを変化させるのが本願発明者らが開発し
たものである。まず最初に、バー(画線部)(14)は
先頭位置から1番目のバー(画線部)であるから本願発
明の数式(1)のi=1なので
【数55】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を用いることによって非走査方向の長さ(a1)が求め
られる。これにより、非走査方向の長さ(a1)はa
[1]={100×(100+50+100/2)}/
50であるからa[1]=400となり、図2に示した
ように非走査方向の長さ(a1)を400μmに設定
し、非走査方向の長さ(a1)が基本線(13)を中心
となすように配置した。この結果、バー(画線部)(1
4)の面積s1と1本線の画線(12)の前記区間内の
面積s1'の統一を図った。
【0035】次に、図1に示す2番目のバー(画線部)
(15)においても前述のように肉眼視で1本線の画線
(12)が均一の線状に見えるようにするには、2番目
のバー(画線部)(15)の面積s2=a2×b2と、
1本線の画線(12)におけるバー(画線部)(15)
の走査方向の長さ(b2)と非画線部の走査方向の長さ
(w2)の半分の走査方向の長さ(w2')と走査方向
の長さ(w3)の半分の走査方向の長さ(w3')で構
成した区間の画線面積s2'={A×(w2'+b2+w
3')}においてs2=s2'であることを満たしている
必要がある。そこで、バー(画線部)(15)は先頭位
置から2番目のバー(画線部)なのでi=2であるか
ら、2≦i≦n−1の場合分けによって本願発明の数式
(2)の
【数56】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を用いることによって非走査方向の長さ(a2)が求め
られる。これにより、非走査方向の長さ(a2)はa
[2]={100×(100/2+100+100/
2)}/100であるからa[2]=200となり、図
2に示したように非走査方向の長さ(a2)を200μ
mに設定し、非走査方向の長さ(a2)が基本線(1
3)を中心となすように配置した。この結果、バー(画
線部)(15)の面積s2と1本線の画線(12)の前
記区間内の面積s2'の統一を図った。
【0036】次に、図1に示す3番目のバー(画線部)
(16)においても前述のように肉眼視で1本線の画線
(12)が均一の線状に見えるようにするには、2番目
のバー(画線部)(16)の面積s3=a3×b3と、
1本線の画線(12)におけるバー(画線部)(13)
の走査方向の長さ(b3)と非画線部の走査方向の長さ
(w3)の半分の走査方向の長さ(w3')と走査方向
の長さ(w4)で構成した区間の画線面積s3'={A
×(w3'+b3+w4)}においてs3=s3'である
ことを満たしている必要がある。そこで、バー(画線
部)(16)は先頭位置から3番目のバー(画線部)な
のでi=3であり、且つ整数n個目のバー(画線部)で
あるから本願発明の数式(3)の
【数57】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を用いることによって非走査方向の長さ(a3)が求め
られる。これにより、非走査方向の長さ(a3)はa
[3]={100×(100/2+150+100}/
150であるからa[3]=200となり、図2に示し
たように非走査方向の長さ(a3)を200μmに設定
し、非走査方向の長さ(a3)が基本線(13)を中心
となすように配置した。この結果、バー(画線部)(1
6)の面積s3と1本線の画線(12)の前記区間内の
面積s3'の統一を図った。
【0037】(実施例2)本実施例は図14の一般のバ
ーコード(1)から図15に示すように切り出した部分
(4)の走査方向の全長を、バー(画線部)が視認でき
ない細さにするため2.13mmに縮小し、図3に示す
ように100μmの画線幅(A)1本線の画線(12)
に配置した。先端にくる画線部である1番目のバー(画
線部)(17)の非走査方向の長さ(a1)、走査方向
の長さ(b1)から末端にくる30番目のバー(画線
部)(18)の非走査方向の長さ(a30)、走査方向
の長さ(b30)までのバー(画線部)の走査方向の長
さ及び非画線部の走査方向の長さ(w1)から(w3
0)を(中間の画線部及び非画線部は便宜上省略す
る)、前記実施例で示したバー(画線部)の配置と画線
面積が影響する印刷画線の画線面積率の違いによる濃淡
差を是正できる前記実施例1に示した数式(1)、
(2)、(3)に基づいて計算すると、バー(画線部)
の本数nは30本であるから1番目はi=1で30番目
はi=30となる。従って、30本全てのバー(画線
部)の非走査方向の長さ(a1)から(a30)を求め
た結果、図4に示すように、バーコード(1)と1本線
(12)とが連続する1本の線状の印刷画線(9')に
新たなバーコード即ちデータコードパターン(19)が
生成できた。これにより、バー(画線部)の配置と画線
面積が影響する印刷画線の占有面積による濃淡差を是正
することができ、印刷画像が肉眼では一見して何も変化
していないが、印刷物に通常は肉眼で識別できない符号
化した潜在情報を印刷画線として施すことを可能にし
た。尚、本実施例ではJANシンボルのバーコードを用
いているが、走査方向から光学的に走査したときに、画
線部と非画線部の割合が2進法のデータによって検出さ
れるものならば、既存バーコード以外のデータコードパ
ターンの形式及び、データコードパターンに施されるデ
ータ内容は制約するものではない。又、1本の線状の印
刷画線においてデータコードパターンを複数配置した
り、1本の線状の印刷画線全てをデータコードパターン
にしても良い。
【0038】(実施例3)前記従来の技術で述べたよう
に、銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証明書及び
重要書類等の印刷物において、地紋、彩紋模様、レリー
フ模様等はデザイン上欠かすことのできない模様であ
る。この地紋、彩紋模様、レリーフ模様等は図5に示す
ように、基本的に一定の画線幅による曲画線の集合によ
って模様を構成しているものである。図5に示す曲画線
(20)の部分拡大図である図6に示すように、基本曲
線(21)が図4の画線(12)の基本線(13)の役
割をなす時、走査方向は基本曲線(21)に追従する曲
線となるから前記実施例で得たような、印刷物に通常は
肉眼で識別できない符号化した潜在情報、即ちデータコ
ードパターン(22)を印刷画線として施すには、図
1、図2、図3、図4で説明していた前記実施例のバー
(画線部)の配置が影響する印刷画線の画線面積率の違
いによる濃淡差を是正できる前記数式(1)、(2)、
(3)で得られる非走査方向の長さを、基本曲線(2
1)に接する直線(23)に対し略直角に交わるように
する。即ち、図7に示すように走査方向の長さ(b
1)、(b2)、(b3)及び非画線部の走査方向の長
さ(w1)、(w2)、(w3)、(w4)は基本曲線
(21)上に存在するものであるから、画線部と非画線
部の境界線(24)は基本曲線(21)に接する直線
(23)に対し略直角に交わるようにする。これにより
符号化した潜在情報を地紋、彩紋模様を形成する曲画線
上に付与することを可能にした。
【0039】又、図8に示すように、地紋、彩紋模様の
曲画線(20)が交差する部分においてデータコードパ
ターン(22)がある場合は、印刷物の機械認識精度を
阻害することのないように、データコードパターン(2
2)が配置していない側の曲画線(20)において、デ
ータコードパターン(22)の非走査方向の長さで最も
長い寸法を目安に、データコードパターン(22)が配
置している部分に架かる曲画線(20')を削除するこ
とが望ましい。
【0040】しかし、本発明のデータコードパターン
(22)を正確な画線寸法で印刷する場合には、印刷時
における画線幅の変化を考慮することが好ましい。即
ち、印刷時における画線幅への影響を加味した画線設計
を行う必要がある。そこで、印刷方式にオフセット印刷
を用いた例で説明する。
【0041】本発明においては、前述したように印刷時
の画線の膨張値(または収縮値)を加味して、製版時に
おける画線設計を行うにあたり、予め膨張値(または収
縮値)をテスト画線で調査した。テスト画線として、製
版用フィルム原版上の画線幅を84μmとした図5と同
じく従来の彩紋模様の形態を有する図9のような印刷物
(25)を作製した。この印刷物(25)は、用紙に市
販のコート紙(SKコート)を用い、インキのレオロジ
ー適性を、一般的な適性である粘度99ポアズ、タック
値4.4とした市販のオフセットインキ(グレー)でオ
フセット印刷を行った後、前記印刷物(25)の彩紋模
様(26)の曲画線(27)の画線幅を測定した結果、
100μmと計測されたので、画線全体の膨張値は16
μmで、印刷をした際の画線片側に生じる膨張値(また
は収縮値)は8μmであることがわかった。
【0042】前記テスト画線により得られた画線片側に
生じる膨張値8μm(χ)の値を用いて、本発明の画線
構成により、潜像を施さない部分の印刷画線幅が100
μmの彩紋模様印刷物を得るための刷版を作製した。ま
ず市販の作図装置を用い、図10に示すような彩紋模様
画線を構成する基本をなすスプライン曲線又はベジエ曲
線からなる基本曲線(21)を二次元座標上に設定し、
データコードパターン(22)をスプライン曲線又はベ
ジエ曲線からなる基本曲線(21)上に配置した。この
時、図11に示すように曲画線(20)及びデータコー
ドパターン(22)を含めた印刷画線となる部分(2
8)と非画線部(29)の境界(30)を印刷画線とな
る部分(28)の側に膨張値8μmの分だけ後退し、図
12に示す境界(30')となった。
【0043】そして、膨張値8μmの分だけ後退処理を
施した前記データコードパターン(31)を付与した曲
画線(32)を、市販のレーザープロッターを用いて製
版用フィルム原版を得、市販のポジタイプPS版で刷版
を作製した。次に得られた刷版を用い、市販のコート紙
(SKコート)上に、インキのレオロジー適性を、粘度
99ポアズ、タック値4.4とした市販のオフセットイ
ンキ(グレー)で、印刷機器の調整は一般の平版オフセ
ット印刷に等しく、特別に調整することなくオフセット
印刷を行い図13に示す印刷物を得た。但し、印刷条件
は紙、インキ、印刷機械等による変動要素が多いので、
本実施に示した膨張値には限らない。
【0044】図13の印刷物を目視で観察した場合、観
察者には曲画線(33)の一部分がデータコードパター
ン(34)であるにもかかわらず、データコードパター
ン(34)を施さない部分の画線(33)の延長、即
ち、あたかも一本線であるかのように認識される。従っ
て、観察者は印刷画線の拡大視を試みない限り、データ
コードパターン(34)の存在をまったく視認すること
ができず、一見すると符号化した潜在情報を施した彩紋
模様(35)を有する印刷物(36)は、図9の従来の
彩紋模様を形成する曲画線(27)有する印刷物(2
5)と同一の印刷物に見える。
【0045】又、本実施例では図13に示すような閉曲
線状の曲画線が5本ある曲画線(33)のうち、中央に
配置した1本を部分的にデータコードパターン(34)
としたものであるが、既に前述したようにデータコード
パターンに施されるデータ内容及び線状の印刷画線にお
けるデータコードパターンの配置方法は制約するもので
はない。従って、図13に示すような閉曲線状の曲画線
が5本ある曲画線(33)全てをデータコードパターン
とするこが可能である。即ち、地紋、彩紋模様の形態を
複雑化することにより、曲画線の本数が増加したり曲画
線の総全長が増大するため、データコードパターンに利
用できる範囲も拡張できる。これにより、大容量のデー
タの記録が可能となり、図14に示すバーコード(1)
に記録された数字列だけでなく、例えば文字データ(テ
キスト及び各種ワープロデータ等)、カラー画像データ
(JPEG、TIFF、PICT等)、音声データ(W
AV、VOI等)、動画(AVI、QickTime
等)、MIDI、PS(ポストスクリプト)等、コンピ
ュータが扱うことができる様々なデータが、記録容量が
許す限り印刷物上の地紋、彩紋模様に中に潜在情報とし
て付与することが可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は前述のとおり、偽造、変造防止
を必要とする印刷物が有する曲画線の集合模様、例えば
地紋、彩紋模様、レリーフ模様等に、通常は肉眼で識別
できない符号化した潜在情報、即ちデータコードパター
ンを施すものである。前記曲画線の集合模様において、
符号化した潜在情報を施さない部分を任意の画線幅Aを
有する1本線で表現し、符号化した潜在情報を施した部
分を、前記1本線の画線及び画線の中心を表し、且つ走
査方向に追従する基本線上に、3以上の任意の整数の画
線部と前記整数より1個多い非画線部を設け、非画線部
が画線部の両端に配列されるように交互に配列すること
で符号化した潜在情報を施し、走査方向の長さからなる
定区間の画線面積は、1本線の画線のどの場所において
も同一であることを満たし、画線面積率が影響する肉眼
視における濃淡差を是正することで1本線の画線が均一
の線状に見える。従って通常は肉眼で識別できない符号
化した潜在情報を、印刷物の材料適性に依存せず、印刷
物に施した符号化した潜在情報を光学的に検知すること
によって、高度な真偽判別ができる印刷物の機械読み取
り用画線の作成方法及びその印刷物を得ることができ
る。
【0047】また本発明の模様は単色印刷においても容
易に肉眼では符号化した潜在情報を識別できないことか
ら、あえてカムフラージ模様を重ね刷りする必要がな
く、前記模様を単色の地紋、彩紋模様として用いること
もできる。
【0048】更に地紋、彩紋模様にモアレ模様等の他種
の偽造防止策を同一画線上に併用した印刷物も可能であ
り、偽造、変造を防止しなければならない銀行券、株
券、債券等の有価証券や、各種証明書及び重要書類等の
複写機による偽造、変造防止技術として有効である。
【0049】更に、前記機械読み取り用画線が曲画線の
集合模様の際、曲画線の集合模様を、符号化した潜在情
報を施さない部分を任意の画線幅Aを有する1本線で表
現し、符号化した潜在情報を施した部分の、前記1本線
の曲画線及び曲画線の中心を表し尚且つ走査方向に追従
する基本曲線は、前記1本線の画線の基本線と同じ役割
であり、走査方向は基本曲線に追従する曲線となるから
前記非走査方向の長さa[i]が、基本曲線に接する直
線に対し直角に交わり、且つ前記a[i]が基本線を中
心となすように配置し、更に基本曲線上の走査方向の長
さb[i]及び非画線部の走査方向の長さw[i]、w
[i+1]による画線部と非画線部の境界線が、基本曲
線に接する直線に対し直角に交わることにより、符号化
した潜在情報を施した画線部の走査方向の長さと非画線
部の走査方向の長さで構成した区間の画線面積と、1本
線の画線上の符号化した潜在情報を施した画線部の走査
方向の長さと非画線部の走査方向の長さで構成した区間
に等しい画線面積を同一にすることができる。従って、
本発明の機械読み取り用画線を印刷時の変化、即ち膨張
値等を加味した画線で印刷した印刷物全体を目視で観察
した場合、観察者には1本線の画線の一部分が符号化し
た潜在情報を施した画線部(データコードパターン)で
あるにもかかわらず、符号化した潜在情報を施さない部
分の画線の延長、即ち、あたかも一本線であるかのよう
に認識されることにより、肉眼では違和感のない潜在情
報を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画線幅Aを有する1本線の画線にバー(画線
部)を3本配置した図
【図2】 画線幅Aを有する1本線の画線に濃淡差を是
正してバー(画線部)を3本配置した図
【図3】 画線幅Aを有する1本線の画線にバー(画線
部)を30本配置した図
【図4】 画線幅Aを有する1本線の画線に濃淡差を是
正してバー(画線部)を30本配置した図
【図5】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線を示し
た図
【図6】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線にデー
タコードパターンを配置した部分拡大図
【図7】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線にデー
タコードパターンの画線部と非画線部の境界線が基本曲
線に接する直線に対し略直角に交わるように配置した部
分拡大図
【図8】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線の交差
する部分が削除して配置した部分拡大図
【図9】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線にデー
タコードパターンを施した印刷物
【図10】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線の部
分拡大図
【図11】 データコードパターンを施した部分拡大図
【図12】 印刷時の膨張値の分だけ後退したデータコ
ードパターンを施した部分拡大図
【図13】 地紋、彩紋模様の形態を有する曲画線にデ
ータコードパターンを施した印刷物とその拡大図
【図14】 JANシンボルのバーコードを示した図
【図15】 図15のバーコードの切り出した部分を1
本の線状の印刷画線として配置した図
【符号の説明】
A 潜在情報を施していない画線の画線幅 a1 1番目のバー(画線部)の非走査方向の長さ a2 2番目のバー(画線部)の非走査方向の長さ a3 3番目のバー(画線部)の非走査方向の長さ a30 30番目のバー(画線部)の非走査方向の長さ b1 1番目のバー(画線部)の走査方向の長さ b2 2番目のバー(画線部)の走査方向の長さ b3 3番目のバー(画線部)の走査方向の長さ b30 30番目のバー(画線部)の走査方向の長さ w1 1番目の非画線部の走査方向の長さ w2 2番目の非画線部の走査方向の長さ w3 3番目の非画線部の走査方向の長さ w4 4番目の非画線部の走査方向の長さ w31 31番目の非画線部の走査方向の長さ w2' 2番目の非画線部の走査方向の長さを半分にし
た長さ w3' 3番目の非画線部の走査方向の長さを半分にし
た長さ s1 1番目のバー(画線部)の面積 s2 2番目のバー(画線部)の面積 s3 3番目のバー(画線部)の面積 s1' 1本線の画線の区間面積 s2' 1本線の画線の区間面積 s3' 1本線の画線の区間面積 1 バーコード 2 画線部 3 非画線部 4 切り出した部分 5 走査方向の全長 6 縮小したバーコード 7 画線幅 8 1本線の画線 9 印刷画線 9' 印刷画線 10 バーコード中の部分 11 バーコード中の部分 12 1本線の画線 13 基本線 14 1番目のバー(画線部) 15 2番目のバー(画線部) 16 3番目のバー(画線部) 17 1番目のバー(画線部) 18 30番目のバー(画線部) 19 データコードパターン 20 曲画線 20' データコードパターンが配置している部分に架
かる曲画線 21 基本曲線 22 データコードパターン 23 基本曲線に接する直線 24 画線部と非画線部の境界線 25 印刷物 26 彩紋模様 27 曲画線 28 印刷画線となる部分 29 非画線部 30 印刷画線となる部分と非画線部の境界 30' 境界 31 後退処理を施したデータコードパターン 32 後退処理を施したデータコードパターンを付与
した曲画線 33 印刷物の曲画線 34 印刷物のデータコードパターン 35 潜在情報を施した彩紋模様 36 潜在情報を施した彩紋模様を有する印刷物
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 7/00 G03G 21/00 550

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数の画線部と前記整数より1個多い非画線部を
    設け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互
    に配列することで符号化した潜在情報を施し、走査方向
    の長さからなる定区間の画線面積は、1本線の画線のど
    の場所においても同一であることを特徴とする機械読み
    取り用画線の作成方法。
  2. 【請求項2】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数の画線部と前記整数より1個多い非画線部を
    設け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互
    に配列することで符号化した潜在情報を施し、走査方向
    の長さからなる定区間の画線面積は、1本線の画線のど
    の場所においても同一であることを特徴とする機械読み
    取り用画線の集合模様の作成方法。
  3. 【請求項3】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設け、
    非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に配列
    することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜在情
    報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画線部
    及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部の非
    走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]と前
    記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走査方
    向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の長さ
    w[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数1】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数2】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2)を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数3】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置することを特徴とする機械読み取り用画線の作成
    方法。
  4. 【請求項4】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設け、
    非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に配列
    することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜在情
    報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画線部
    及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部の非
    走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]と前
    記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走査方
    向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の長さ
    w[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数4】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数5】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数6】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置することを特徴とする機械読み取り用画線の集合
    模様の作成方法。
  5. 【請求項5】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設け、
    非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に配列
    することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜在情
    報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画線部
    及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部の非
    走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]と前
    記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走査方
    向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の長さ
    w[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数7】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数8】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数9】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
    び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
    よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
    線に対し直角に交わることを特徴とする機械読み取り用
    画線の作成方法。
  6. 【請求項6】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設け、
    非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に配列
    することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜在情
    報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画線部
    及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部の非
    走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]と前
    記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走査方
    向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の長さ
    w[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数10】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数11】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数12】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
    び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
    よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
    線に対し直角に交わることを特徴とする機械読み取り用
    画線の集合模様の作成方法。
  7. 【請求項7】 前記画線の集合模様が地紋、彩紋模様で
    あることを特徴とする請求項2、4または6記載の機械
    読み取り用画線の集合模様の作成方法。
  8. 【請求項8】 前記画線の集合模様がレリーフ模様であ
    ることを特徴とする請求項2、4または6記載の機械読
    み取り用画線の集合模様の作成方法。
  9. 【請求項9】 符号化した潜在情報を施さない部分を任
    意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜在
    情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中心
    を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上の
    任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設け、
    非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に配列
    することで符号化した潜在情報を施し、走査方向の長さ
    からなる定区間の画線面積は、1本線の画線のどの場所
    においても同一であることを満たし、画線面積率が影響
    する肉眼視における濃淡差を是正することで1本線の画
    線が均一の線状に見えることを特徴とする機械読み取り
    用画線を有する印刷物。
  10. 【請求項10】 符号化した潜在情報を施さない部分を
    任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜
    在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中
    心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上
    の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設
    け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に
    配列することで符号化した潜在情報を施し、走査方向の
    長さからなる定区間の画線面積は、1本線の画線のどの
    場所においても同一であることを満たし、画線面積率が
    影響する肉眼視における濃淡差を是正することで1本線
    の画線が均一の線状に見えることを特徴とする機械読み
    取り用画線の集合模様を有する印刷物。
  11. 【請求項11】 符号化した潜在情報を施さない部分を
    任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜
    在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中
    心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上
    の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設
    け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に
    配列することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜
    在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画
    線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部
    の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]
    と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走
    査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の
    長さw[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数13】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数14】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数15】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置することを特徴とする機械読み取り用画線を有す
    る印刷物。
  12. 【請求項12】 符号化した潜在情報を施さない部分を
    任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜
    在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中
    心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上
    の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設
    け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に
    配列することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜
    在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画
    線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部
    の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]
    と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走
    査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の
    長さw[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数16】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数17】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数18】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置することを特徴とする機械読み取り用画線の集合
    模様を有する印刷物。
  13. 【請求項13】 符号化した潜在情報を施さない部分を
    任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜
    在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中
    心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上
    の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設
    け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に
    配列することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜
    在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画
    線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部
    の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]
    と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走
    査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の
    長さw[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数19】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数20】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数21】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
    び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
    よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
    線に対し直角に交わることを特徴とする機械読み取り用
    画線を有する印刷物。
  14. 【請求項14】 符号化した潜在情報を施さない部分を
    任意の画線幅Aを有する1本線で表現し、符号化した潜
    在情報を施した部分を、前記1本線の画線及び画線の中
    心を表し、且つ走査方向に追従する基本線上に、3以上
    の任意の整数n個の画線部とn+1個の非画線部を設
    け、非画線部が画線部の両端に配列されるように交互に
    配列することで符号化した潜在情報を施し、且つ前記潜
    在情報を施した部分の走査方向の先頭位置から数えた画
    線部及び非画線部順番をiとした時に、i番目の画線部
    の非走査方向の長さa[i]が走査方向の長さb[i]
    と前記i番目の画線部に隣接するi番目の非画線部の走
    査方向の長さw[i]とi番目の非画線部の走査方向の
    長さw[i+1]の値によって、i=1の時に下記数式
    (1)の 【数22】 a[i]={A×(w[i]+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i]・・ ・(1) を満足し、2≦i≦n−1の時に下記数式(2)の 【数23】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1]/2)}/b[i] ・・・(2) を満足し、i=nの時に下記数式(3)の 【数24】 a[i]={A×(w[i]/2+b[i]+w[i+1])}/b[i]・・ ・(3) を満足し、且つ前記a[i]が基本線を中心となすよう
    に配置し、更に基本曲線上の走査方向の長さb[i]及
    び非画線部の走査方向の長さw[i]、w[i+1]に
    よる画線部と非画線部の境界線が、基本曲線に接する直
    線に対し直角に交わることを特徴とする機械読み取り用
    画線の集合模様の印刷物。
  15. 【請求項15】 前記画線の集合模様が地紋、彩紋模様
    であることを特徴とする請求項10、12または14記
    載の機械読み取り用画線を有する集合模様の印刷物。
  16. 【請求項16】 前記画線の集合模様がレリーフ模様で
    あることを特徴とする請求項10、12または14記載
    の機械読み取り用画線を有する集合模様の印刷物。
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