JP2000117841A - 熱可塑性発泡樹脂の減容方法及び減容装置 - Google Patents

熱可塑性発泡樹脂の減容方法及び減容装置

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JP2000117841A
JP2000117841A JP29730798A JP29730798A JP2000117841A JP 2000117841 A JP2000117841 A JP 2000117841A JP 29730798 A JP29730798 A JP 29730798A JP 29730798 A JP29730798 A JP 29730798A JP 2000117841 A JP2000117841 A JP 2000117841A
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JP
Japan
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steam
foamed resin
thermoplastic foamed
volume
heating
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JP29730798A
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English (en)
Inventor
Takumi Sato
卓巳 佐藤
Mitsuo Masunari
光夫 増成
Kenzo Asano
賢造 浅野
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San Kaihatsu KK
Original Assignee
San Kaihatsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性発泡樹脂の廃棄物から安全且つ経済
的で環境性に優れしかも良質な再生品を得ることが可能
な熱可塑性発泡樹脂の減容方法及び減容装置を提供する
こと。 【解決手段】 熱可塑性発泡樹脂に対して温度150℃
以上、圧力10kg/cm2 以下の加熱水蒸気を接触さ
せることにより、熱可塑性発泡樹脂を溶解し、減容化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性発泡樹脂の
減容方法及び減容装置に係り、その主な目的は熱可塑性
発泡樹脂の廃棄物から安全且つ経済的で環境性に優れし
かも良質な再生品を得ることが可能な熱可塑性発泡樹脂
の減容方法及び減容装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性発泡樹脂の一種である発泡ポリ
スチレンは、多孔質であるため軽量で断熱性や緩衝性に
優れており、しかも低価格であることから、家電製品や
AV機器の梱包材やガラス製品等の緩衝材、或いは食品
用のトレーや保温容器、保冷容器として幅広く使用され
ている。ところが、使用済の発泡ポリスチレンは嵩高で
あって土壌中に埋めても分解しないため、そのまま廃棄
しようとすると廃棄場所の確保が困難であり、また焼却
しようとすると燃焼温度が高いために焼却炉の寿命を縮
めてしまうという問題があった。
【0003】このような実情に鑑みて、発泡ポリスチレ
ンを減容化するための方法が既に数多く提案されてお
り、これらの方法は熱によるものと溶剤によるものとに
大別できる。しかしながら、発泡ポリスチレンを加熱に
よって熱分解する方法は、悪臭を伴うため作業者を悪環
境に晒すこととなり、また近隣の住民にも大きな迷惑を
かけてしまうという問題があった。また、ヒーターで加
熱するために大容量の電力を必要とするといったコスト
面の問題や、発泡ポリスチレンが熱分解を起こし重合度
が低下するために再生ペレットの品質が劣化してしまう
といった品質面の問題も存在していた。
【0004】発泡ポリスチレンを溶剤によって溶解する
方法では、溶剤としてベンゼン、トルエン等の芳香族系
炭化水素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン
等の塩素系炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、ノルマルデカン、ノルマルアンデカン等の
パラフィン系炭化水素等が使用されるが、これらの溶剤
は環境に対する毒性が強いため、使用が制限されたり禁
止されていることも多く、これらの溶剤を使用した場合
も、特有の臭いと毒性によって作業者や近隣住民を悪環
境に晒してしまうという問題があった。更には、揮発性
が高く引火点が低いために、消防法の危険物に指定され
ている場合が多く、取り扱いには常に危険が伴い、貯蔵
や輸送の面で問題が多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
上記した従来技術のもつ悪臭、毒性、引火性、安全性等
の問題点を全て解消することが可能な熱可塑性発泡樹脂
の減容方法及びこの方法を利用したスーパーマーケット
等の小売店などに設置する熱可塑性発泡樹脂廃棄物の回
収ボックスとして好適に使用可能であって、特に魚市場
等での悪臭を防ぐ消臭剤の混合等により衛生面でも優れ
た熱可塑性発泡樹脂の減容装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
熱可塑性発泡樹脂に対して温度150℃以上、圧力10
kg/cm2 以下の加熱水蒸気を接触させることによ
り、熱可塑性発泡樹脂を溶解し、減容化することを特徴
とする熱可塑性発泡樹脂の減容方法に関する。請求項2
に係る発明は、前記加熱水蒸気が、蒸気ボイラーから取
り出した水蒸気を加熱器にて加熱して得られたものであ
ることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性発泡樹脂の
減容方法に関する。請求項3に係る発明は、前記加熱水
蒸気が、蒸気ボイラーから取り出した水蒸気を第一加熱
器にて加熱し、該第一加熱器にて加熱された加熱水蒸気
を第二加熱器にて再加熱して得られたものであることを
特徴とする請求項1記載の熱可塑性発泡樹脂の減容方法
に関する。請求項4に係る発明は、熱可塑性発泡樹脂に
接触させる加熱水蒸気に消臭剤を混合することを特徴と
する請求項1乃至3記載の熱可塑性発泡樹脂の減容方法
に関する。
【0007】請求項5に係る発明は、熱可塑性発泡樹脂
を投入する投入部と、投入された熱可塑性発泡樹脂を収
容する収容槽と、温度150℃以上、圧力10kg/c
2以下の加熱水蒸気を得るための加熱水蒸気発生手段
と、前記収容槽に収容された熱可塑性発泡樹脂に加熱水
蒸気を接触させる加熱水蒸気供給手段と、加熱水蒸気に
よって溶解された熱可塑性発泡樹脂を回収する回収手段
とを備えてなることを特徴とする熱可塑性発泡樹脂の減
容装置に関する。請求項6に係る発明は、前記加熱水蒸
気発生手段が、蒸気ボイラーと、該蒸気ボイラーから発
生した水蒸気を加熱する加熱器とからなることを特徴と
する請求項5記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装置に関す
る。請求項7に係る発明は、前記加熱水蒸気発生手段
が、蒸気ボイラーと、該蒸気ボイラーから発生した水蒸
気を加熱する第一加熱器と、該第一加熱器により加熱さ
れた加熱水蒸気を更に加熱する第二加熱器からなること
を特徴とする請求項5記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装
置に関する。
【0008】請求項8に係る発明は、前記加熱水蒸気供
給手段が収容槽の上方部に配設された噴射ノズルであっ
て、該噴射ノズルの下方部には収容槽内部を加熱する加
熱手段が配設されてなることを特徴とする請求項5乃至
7記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装置に関する。請求項
9に係る発明は、前記加熱手段が、前記蒸気ボイラーか
ら取り出された水蒸気を熱媒体として使用する熱交換器
であることを特徴とする請求項8記載の熱可塑性発泡樹
脂の減容装置に関する。請求項10に係る発明は、前記
加熱手段が、前記第一加熱器から取り出された加熱水蒸
気を熱媒体として使用する熱交換器であることを特徴と
する請求項8記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装置に関す
る。請求項11に係る発明は、前記加熱器と噴射ノズ
ル、若しくは第二加熱器と噴射ノズルを繋ぐ通路の中途
部に、消臭剤が内蔵された消臭剤容器と連結された消臭
剤混合器が配設されてなることを特徴とする請求項8乃
至10記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装置に関する。こ
れらの発明を提供することにより、上記従来技術のもつ
課題を悉く解決することに成功した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱可塑性発泡
樹脂の減容方法及び減容装置について説明する。本発明
に係る熱可塑性発泡樹脂の減容方法及び減容装置は、加
熱水蒸気を使用することを特徴とするものであり、本明
細書において加熱水蒸気とは、水を沸騰させて発生した
水蒸気を更に加熱して得られる温度150℃以上、圧力
10kg/cm2 以下の水蒸気のことをいう。
【0010】図1は本発明に係る熱可塑性発泡樹脂の減
容装置(以下、単に減容装置と称する場合がある)の第
一実施形態を示す模式図である。本発明に係る減容装置
は、熱可塑性発泡樹脂(H)を投入する投入部(1)
と、投入された熱可塑性発泡樹脂を収容する収容槽
(2)と、加熱水蒸気を得るための加熱水蒸気発生手段
(3)と、収容槽(2)に収容された熱可塑性発泡樹脂
に加熱水蒸気を接触させる加熱水蒸気供給手段(4)
と、加熱水蒸気によって溶解された熱可塑性発泡樹脂を
回収する回収手段(5)とを備えている。
【0011】図示例において、投入部(1)は上方向に
開く開閉扉とされており、この開閉扉を持ち上げて収容
槽(2)内部に熱可塑性発泡樹脂を投入すると自動的に
閉まるように構成されている。尚、本発明において投入
部(1)の構成は特に限定されず、例えばスライド式扉
や観音開きの扉としてもよいし、或いは熱可塑性発泡樹
脂をベルトコンベア上に載せて収容槽(2)内部に投入
する構成としてもよい。
【0012】収容槽(2)は、投入された熱可塑性発泡
樹脂を収容して内部で減容化するための槽であり、天井
部には収容された熱可塑性発泡樹脂に加熱水蒸気を吹き
つける加熱水蒸気供給手段としての噴射ノズル(4)が
配設されている。この噴射ノズル(4)は、図示例では
天井に2つ設けられているが、その数や取り付け位置に
ついては収容された熱可塑性発泡樹脂に加熱水蒸気を満
遍なく吹きつけることが可能であれば特に限定されず、
適宜設定することができる。
【0013】収容槽(2)の中途部には、図示の如く投
入部(1)から投入された熱可塑性発泡樹脂を受け止め
るための粗目の金網(13)を設けることが好ましい。
これは、収容槽(2)の中途部に金網(13)を設ける
ことで投入された熱可塑性発泡樹脂が収容槽(2)の底
部にそのまま落下してしまうことを防ぎ、噴射ノズル
(4)から噴射される加熱水蒸気を熱可塑性発泡樹脂に
対して確実に接触させるためである。尚、本発明に係る
減容装置は、収容槽(2)の内部に一定量の熱可塑性発
泡樹脂が貯蔵されると、これをセンサー(図示せず)で
検知して後述する加熱水蒸気発生手段(3)を作動させ
るようなバッチ式の処理装置とすることが好ましく、こ
の場合には特に上記したような直落下防止用の金網(1
3)を設けることが有効となる。
【0014】噴射ノズル(4)から噴射される加熱水蒸
気は、収容槽(2)の外部に設置された加熱水蒸気発生
手段(3)から供給される。加熱水蒸気発生手段(3)
は、蒸気ボイラー(31)と、蒸気ボイラー(31)か
ら発生した水蒸気を加熱する加熱器(32)と、蒸気ボ
イラー(31)及び加熱器(32)に燃料を供給する燃
料源(35)(例えばプロパンガスボンベ)とから構成
されている。蒸気ボイラー(31)の種類は特に限定さ
れないが、プロパンガスを燃料とするプロパン貫流ボイ
ラーが好適に使用される。これは、ボンベやボイラーを
小型で安価に構成することができるためショッピングセ
ンター等の熱可塑性発泡樹脂の廃棄物を大量に排出する
店舗の敷地内に設置するのに適しているためである。
尚、図中の燃料源(35)からの破線矢印は燃料(プロ
パンガス等)の供給経路を示している。
【0015】加熱器(32)はバーナーや加熱コイル等
の加熱手段を備えており、蒸気ボイラー(31)から発
生した約130℃の水蒸気を加熱手段にて加熱するもの
である。この加熱器(32)による水蒸気の加熱温度は
150℃以上、より好ましくは230〜250℃とされ
る。この温度設定は、以下のような理由に基づくもので
ある。
【0016】小型の蒸気ボイラーにて得られる130℃
程度の水蒸気をそのまま熱可塑性発泡樹脂に吹き付けた
場合、熱可塑性発泡樹脂は表面しか溶解せず、内部で二
次発泡が生じて逆に膨張してしまう。そのため、予め熱
可塑性発泡樹脂を破砕して表面積を上げるか、或いは気
泡の破壊を行う等の前処理が必要となる。ところが、破
砕処理を行った場合、破砕設備が必要となるため設備コ
ストが高くなり、また摩擦により発生する静電気によっ
て粉塵爆発の危険性がある。
【0017】これに対し、150℃以上の加熱水蒸気を
使用した場合、破砕等の前処理を殆ど必要とせずに熱可
塑性発泡樹脂を溶解することが可能となり、230〜2
50℃の高温水蒸気を使用すると前処理無しに熱可塑性
発泡樹脂を完全に溶解することが可能となる。尚、蒸気
ボイラーのみで150℃以上の水蒸気を発生させること
も勿論可能であるが、その場合には水蒸気の圧力が高く
なりすぎ、10kg/cm2 を超えると非常に危険であ
るため、法的規制を受けることになる。そこで、本願発
明では蒸気ボイラー(31)から発生した約130℃の
水蒸気を一旦外部に取り出した後、加熱器(32)内に
導入して150℃以上に加熱するという手段を採用する
ことによって、法的規制を必要としない10kg/cm
2 以下、より詳しくは1〜5.0kg/cm2 程度の低
圧で高温の加熱水蒸気を得るようにした。
【0018】噴射ノズル(4)の下方部には、収容槽
(2)の内部を加熱する加熱手段(6)が配設されてい
る。加熱手段(6)は、図2に示す如く上部ヘッダー
(61)及び下部ヘッダー(62)と、これらのヘッダ
ー(61)、(62)の間を連結する複数本の連結パイ
プ(63)と、この連結パイプ(63)に設けられた放
熱フィン(64)と、各連結パイプ(63)同士の間に
設けられた仕切り板(65)とから構成された熱交換器
である。そして、蒸気ボイラー(31)から発生した約
130℃の水蒸気を上部ヘッダー(61)に導入し、連
結パイプ(63)を介して下部ヘッダー(62)から収
容槽(2)の外部へと取り出す。これにより、収容槽
(2)内部の温度は全体的に約130℃以上の高温に保
たれ、熱可塑性発泡樹脂の溶解をより効率的に行うこと
ができる。
【0019】上記した如く、本発明では加熱水蒸気を熱
可塑性発泡樹脂に吹き付けることによって減容処理を行
うように構成したため、投入された熱可塑性発泡樹脂の
廃棄物(食品用トレー等)に付着した汚れを落とすこと
ができて原料の再生に都合がよく、しかも加熱水蒸気に
は殺菌・消臭効果があるから悪臭の発生や雑菌の繁殖等
を抑えることもできる。さらに、水蒸気は不活性ガスで
あるため、爆発等の危険性がなく非常に安全である。
【0020】尚、本発明においては、収容槽(2)の内
部に供給される加熱水蒸気に消臭剤を混合するように構
成することが好ましい。そのためには、図示の如く加熱
器(32)と噴射ノズル(4)を繋ぐ通路の中途部に消
臭剤混合器(14)を配設し、この消臭剤混合器(1
4)に消臭剤容器(15)に内蔵された消臭剤を送り込
む構成とすればよい。消臭剤としては、臭い成分である
不飽和脂肪酸を吸収する水酸化カリウムや水酸化ナトリ
ウム等のアルカリを溶解させた弱アルカリ性水溶液や、
木酢液、竹酢液等が例示できるが、特にこれらに限定さ
れるものではなく公知の消臭剤から適宜選択して使用す
ることができる。このように、収容槽(2)の内部に供
給される加熱水蒸気に消臭剤を混合する構成を採用する
ことによって、熱可塑性発泡樹脂の溶解に伴って発生す
る悪臭をより一層効果的に抑制することが可能となる。
【0021】収容槽(2)の底部には、図示の如く、底
部に落下した溶融熱可塑性発泡樹脂と水を排出口(8)
へと送り、回収槽(9)へと落下させるためのスクリュ
ーコンベア(7)を設けることが好ましい。回収槽
(9)に溜まった水は、落下した高温の樹脂塊を冷却す
る役割を果たす。
【0022】また、回収槽(9)には、回収された水を
濾過して排水するための活性炭フィルター(11)や、
樹脂塊が一定量に達したときに自動的にドラムカン(1
0)等に回収するためのフロートスイッチ(12)等を
設けることが好ましい。
【0023】図3は本発明に係る減容装置の第二実施形
態を示す模式図である。第二実施形態に係る減容装置も
第一実施形態の装置と同様に、熱可塑性発泡樹脂を投入
する投入部(1)と、投入された熱可塑性発泡樹脂を収
容する収容槽(2)と、加熱水蒸気を得るための加熱水
蒸気発生手段(3)と、収容槽(2)に収容された熱可
塑性発泡樹脂に加熱水蒸気を接触させる加熱水蒸気供給
手段(4)とを備えている。
【0024】この第二実施形態に係る減容装置が第一実
施形態の装置と異なる第一の相違点は、加熱水蒸気発生
手段(3)の加熱器が、蒸気ボイラー(31)から発生
した水蒸気を加熱する第一加熱器(33)と、該第一加
熱器(33)により加熱された加熱水蒸気を更に加熱す
る第二加熱器(34)から構成されている点である。
【0025】そして、蒸気ボイラー(31)から発生し
た約130℃の水蒸気を、先ず第一加熱器(33)にて
加熱し、この第一加熱器(33)にて加熱された加熱水
蒸気を第二加熱器(34)によって更に加熱する。第一
加熱器(33)における加熱温度は150℃以上、好ま
しくは230〜250℃とされ、第二加熱器(34)に
おける加熱温度は230℃以上、好ましくは250〜2
80℃とされる。このように、二つの加熱器を使用して
蒸気ボイラーから取り出した水蒸気を二段階の工程で加
熱するように構成することによって、第一実施形態の加
熱水蒸気発生手段(3)に比べてより高温の加熱水蒸気
を10kg/cm2 以下、詳しくは1〜3.0kg/c
2 程度の低圧で得ることが可能となる。
【0026】第二実施形態に係る減容装置が第一実施形
態の装置と異なる第二の相違点は、加熱手段(6)とな
る熱交換器に、第一加熱器より得られた加熱水蒸気を熱
媒体として導入するようにした点である。このように、
第一加熱器より得られた加熱水蒸気を熱媒体として導入
するように構成することによって、第一実施形態の減容
装置に比べて収容槽(2)内部の温度を全体的により高
温状態とすることが可能となり、熱可塑性発泡樹脂の溶
解をより一層効率的に行うことができる。
【0027】尚、この第二実施形態に係る減容装置にお
いて、加熱水蒸気発生手段(3)と加熱手段(6)以外
の構成は第一実施形態のものと同様であり、また加熱器
や熱交換器の具体的な構成についても第一実施形態のも
のと同様とすればよい。但し、消臭剤混合器(14)
は、図示の如く第二加熱器(34)と噴射ノズル(4)
を繋ぐ通路に配設し、この消臭剤混合器(14)に消臭
剤容器(15)に内蔵された消臭剤を送り込む構成とす
る。尚、図示を省略しているが、この第二実施形態に係
る減容装置においても、第一実施形態のものと同様の回
収手段(5)が備えられる。
【0028】以下、本発明に係る減容装置を使用した熱
可塑性発泡樹脂の減容方法を、先ず第一実施形態の装置
を使用した場合について説明する。先ず、発泡ポリスチ
レン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等からな
る熱可塑性発泡樹脂を投入部(1)から収容槽(2)内
部に投入する。次いで、蒸気ボイラー(31)から発生
した約130℃の水蒸気を加熱器(32)に導入し、バ
ーナーや加熱コイル等の加熱手段で水蒸気を150℃以
上、好ましくは230〜250℃に加熱し、この加熱さ
れた加熱水蒸気に消臭剤容器(15)から供給された消
臭剤を消臭剤混合器(14)によって混合した後、この
混合物を噴射ノズル(4)によって熱可塑性発泡樹脂の
表面に吹き付ける。ここで、蒸気ボイラー(31)から
取り出された水蒸気の圧力は3〜5kg/cm2 程度の
低圧であり、この水蒸気を一旦取り出して加熱した低圧
の高温水蒸気が使用されるので危険性が少ない。
【0029】熱可塑性発泡樹脂は高温の加熱水蒸気と接
触することにより溶解して処理槽(2)の底部に落下す
る。ここで、噴射ノズル(4)の下方部に加熱手段
(6)が設けられていることによって、熱可塑性発泡樹
脂は高温の溶融状態を保ったままで落下する。また、加
熱水蒸気も熱可塑性発泡樹脂との接触により凝縮して水
滴となって落下する。そして、収容槽(2)の底部に落
下した溶融熱可塑性発泡樹脂と水は、スクリューコンベ
ア(7)によって自動的に排出口(8)へと送られて回
収槽(9)へと落下する。回収槽(9)に回収された回
収物のうち、水は活性炭フィルター(11)を通って濾
過された後に排水され、樹脂塊はドラムカン(10)等
に回収されて再生品の原料として使用される。
【0030】次に、第二実施形態の装置を使用した場合
について説明する。先ず、発泡ポリスチレン、発泡ポリ
エチレン、発泡ポリプロピレン等からなる熱可塑性発泡
樹脂を投入部(1)から収容槽(2)内部に投入する。
そして、蒸気ボイラー(31)から発生した約130℃
の水蒸気を第一加熱器(33)に導入し、バーナーや加
熱コイル等の加熱手段で水蒸気を150℃以上、好まし
くは230〜250℃に加熱する。次いで、第一加熱器
(33)にて加熱された加熱水蒸気をそのまま第二加熱
器(34)に導入してバーナーや加熱コイル等の加熱手
段で水蒸気を230℃以上、好ましくは250〜280
℃に再加熱し、この再加熱された加熱水蒸気に消臭剤容
器(15)から供給された消臭剤を消臭剤混合器(1
4)によって混合した後、この混合物をを噴射ノズル
(4)によって熱可塑性発泡樹脂の表面に吹き付ける。
【0031】熱可塑性発泡樹脂は、噴射ノズルから噴射
された高温の加熱水蒸気と接触することにより溶解して
処理槽(2)の底部に落下する。ここで、噴射ノズル
(4)の下方部に第一加熱器からの加熱水蒸気を熱媒体
として使用する加熱手段(6)が設けられていることに
よって、熱可塑性発泡樹脂は側部からも加熱されて高温
の溶融状態を保ったままで落下する。また、加熱水蒸気
も熱可塑性発泡樹脂との接触により凝縮して水滴となっ
て落下する。
【0032】収容槽(2)の底部に落下した溶融熱可塑
性発泡樹脂と水は、第一実施形態と同様に、図示してい
ないスクリューコンベア等によって自動的に排出口へと
送られて回収槽へと落下し、水は活性炭フィルターを通
って濾過された後に排水され、樹脂塊はドラムカン等に
回収されて再生品の原料として使用される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例を示すことに
より、本発明の効果をより明確にする。但し、本発明は
以下の実施例により何ら限定されない。 (実施例1)蒸気ボイラーから取り出した水蒸気(温
度:130℃、圧力:3.0kg/cm2 )を加熱器に
て加熱し、得られた加熱水蒸気(温度:230℃、圧
力:3.0kg/cm2 )を、廃発泡ポリスチレン成形
品(長さ282cm×幅208cm×高さ85cm、実
倍率60倍)の表面に30秒間吹き付けた。その結果、
廃発泡ポリスチレン成形品は溶解してダンゴ状に減容し
た。減容後の回収物を測定すると、実倍率5.0倍であ
り、体積減容率は91.7%であった。
【0034】(実施例2)蒸気ボイラーから取り出した
水蒸気(温度:130℃、圧力:3.0kg/cm2
を第一加熱器にて加熱し、得られた加熱水蒸気(温度:
230℃、圧力:3.0kg/cm2 )を第二加熱器に
導入して更に加熱し、得られた加熱水蒸気(温度:28
0℃、圧力:3.2kg/cm2 )を、廃発泡ポリスチ
レン成形品(長さ282cm×幅208cm×高さ85
cm、実倍率60倍)の表面に30秒間吹き付けた。そ
の結果、廃発泡ポリスチレン成形品は完全に溶解してダ
ンゴ状に減容した。減容後の回収物を測定すると、実倍
率1倍であり、体積減容率は98.3%であった。
【0035】(比較例)蒸気ボイラーから取り出したそ
のままの水蒸気(温度:130℃、圧力:3.0kg/
cm2 )を、廃発泡ポリスチレン成形品(長さ282c
m×幅208cm×高さ85cm、実倍率60倍)の表
面に1分間吹き付けた。その結果、廃発泡ポリスチレン
成形品の表面部分は溶解したが、内部では二次発泡が起
こり逆に膨張した部分もあった。処理後の回収物を測定
すると、実倍率は約30倍であり、体積減容率は約50
%であった。
【0036】以上の実施例及び比較例の結果から、熱可
塑性発泡樹脂に対して温度150℃以上、圧力10kg
/cm2 以下の加熱水蒸気を接触させる本発明の方法に
よれば、危険性の少ない低圧にて熱可塑性発泡樹脂の内
部にまで水蒸気を浸透させて溶解させることができ、し
かも二次発泡が発生することもなく、大きな体積減容率
が得られ、また二段階に加熱した加熱水蒸気を使用する
ことでより大きな体積減容率が得られることが分かっ
た。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱可
塑性発泡樹脂の減容方法及び減容装置によれば、温度1
50℃以上、圧力10kg/cm2 以下の加熱水蒸気を
使用して熱可塑性発泡樹脂を溶解するため、溶剤を使用
する場合や高温高圧蒸気を使用する場合に比べて安全で
あって、しかも無公害で環境性に優れており、廃棄物処
理方法として使用した場合には良質な再生品を得ること
ができる。さらに、蒸気ボイラーから発生した水蒸気を
二段階に加熱して得られる高温の加熱水蒸気を使用する
ことによって、水蒸気を熱可塑性発泡樹脂の内部まで完
全に浸透させることができ、二次発泡による膨張を確実
に防いで、大きな減容率を得ることができる。また、安
全且つ無公害であって、装置を簡易且つ小型に構成する
ことができるため、熱可塑性発泡樹脂の廃棄物の回収ボ
ックスとしてスーパーマーケット等の店舗に好適に設置
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱可塑性発泡樹脂の減容装置の第
一実施形態を示す模式図である。
【図2】本発明に係る熱可塑性発泡樹脂の減容装置に設
けられる加熱手段の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る熱可塑性発泡樹脂の減容装置の第
二実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 投入部 14 消臭剤混合器 15 消臭剤容器 2 収容槽 3 加熱水蒸気発生手段 31 蒸気ボイラー 32 加熱器 33 第一加熱器 34 第二加熱器 4 加熱水蒸気供給手段 5 回収手段 6 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA09 AB10 BA07 CA04 CA22 CA29 CA48 CC20 DA02 DA06 DA07 4F212 AA13 AA50 AG20 AK01 UA15 UN08 UW06 UW45 4F301 AA13 AA14 AA15 AD01 AD02 BA21 BE01 BE15 BE36 BF11 BF15 BF31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性発泡樹脂に対して温度150℃
    以上、圧力10kg/cm2 以下の加熱水蒸気を接触さ
    せることにより、熱可塑性発泡樹脂を溶解し、減容化す
    ることを特徴とする熱可塑性発泡樹脂の減容方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱水蒸気が、蒸気ボイラーから取
    り出した水蒸気を加熱器にて加熱して得られたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性発泡樹脂の
    減容方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱水蒸気が、蒸気ボイラーから取
    り出した水蒸気を第一加熱器にて加熱し、該第一加熱器
    にて加熱された加熱水蒸気を第二加熱器にて再加熱して
    得られたものであることを特徴とする請求項1記載の熱
    可塑性発泡樹脂の減容方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性発泡樹脂に接触させる加熱水蒸
    気に消臭剤を混合することを特徴とする請求項1乃至3
    記載の熱可塑性発泡樹脂の減容方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性発泡樹脂を投入する投入部と、
    投入された熱可塑性発泡樹脂を収容する収容槽と、温度
    150℃以上、圧力10kg/cm2 以下の加熱水蒸気
    を得るための加熱水蒸気発生手段と、前記収容槽に収容
    された熱可塑性発泡樹脂に加熱水蒸気を接触させる加熱
    水蒸気供給手段と、加熱水蒸気によって溶解された熱可
    塑性発泡樹脂を回収する回収手段とを備えてなることを
    特徴とする熱可塑性発泡樹脂の減容装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱水蒸気発生手段が、蒸気ボイラ
    ーと、該蒸気ボイラーから発生した水蒸気を加熱する加
    熱器とからなることを特徴とする請求項5記載の熱可塑
    性発泡樹脂の減容装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱水蒸気発生手段が、蒸気ボイラ
    ーと、該蒸気ボイラーから発生した水蒸気を加熱する第
    一加熱器と、該第一加熱器により加熱された加熱水蒸気
    を更に加熱する第二加熱器からなることを特徴とする請
    求項5記載の熱可塑性発泡樹脂の減容装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱水蒸気供給手段が収容槽の上方
    部に配設された噴射ノズルであって、該噴射ノズルの下
    方部には収容槽内部を加熱する加熱手段が配設されてな
    ることを特徴とする請求項5乃至7記載の熱可塑性発泡
    樹脂の減容装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱手段が、前記蒸気ボイラーから
    取り出された水蒸気を熱媒体として使用する熱交換器で
    あることを特徴とする請求項8記載の熱可塑性発泡樹脂
    の減容装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段が、前記第一加熱器から
    取り出された加熱水蒸気を熱媒体として使用する熱交換
    器であることを特徴とする請求項8記載の熱可塑性発泡
    樹脂の減容装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱器と噴射ノズル、若しくは第
    二加熱器と噴射ノズルを繋ぐ通路の中途部に、消臭剤が
    内蔵された消臭剤容器と連結された消臭剤混合器が配設
    されてなることを特徴とする請求項8乃至10記載の熱
    可塑性発泡樹脂の減容装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239672A (ja) * 2000-12-06 2002-08-27 Sigma Kk 鍛造加熱方法および鍛造加熱システム

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