JP2000116457A - ソファの昇降装置 - Google Patents

ソファの昇降装置

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JP2000116457A
JP2000116457A JP10298208A JP29820898A JP2000116457A JP 2000116457 A JP2000116457 A JP 2000116457A JP 10298208 A JP10298208 A JP 10298208A JP 29820898 A JP29820898 A JP 29820898A JP 2000116457 A JP2000116457 A JP 2000116457A
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JP
Japan
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sofa
lifting
sofa body
sliding
seat
Prior art date
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JP10298208A
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English (en)
Inventor
Yoshio Takemoto
芳夫 竹本
Shigeru Hashiya
茂 橋谷
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Koizumi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koizumi Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 くつろぎ、団欒に適した座構成面高さ又は食
事、作業に適した座構成面高さへの変更作業を、所期の
高い安定性を維持しながら少ない労力で迅速、容易に行
うことができるとともに、製造コストの低廉化と構造の
簡素化及び軽量化とを図る。 【解決手段】 座フレーム部2Aと背凭れフレーム部2
Bとを備えたソファ本体2と、接地部3を備えたベース
フレーム4との間に、ソファ本体2を前方上方に移動自
在に摺動案内する昇降ガイド手段Aと、ソファ本体2に
対して前方上方側への移動力を付与する上昇付勢手段B
とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地部を備えたベ
ースフレームに、座フレーム部と背凭れフレーム部とを
備えたソファ本体を取付けてあるソファの昇降装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ソファに対向配置されるテーブル
の天板が、くつろぎ、団欒に適したテーブル高さ(例え
ば、450mm)と、食事、作業に適したテーブル高さ
(例えば、680mm)とに昇降操作自在に構成されて
いるため、ソファにおいても、くつろぎ、団欒に適した
座面高さ(例えば、370mm)と、食事、作業に適し
た座面高さ(例えば、440mm)とに昇降操作自在に
構成することが要望されている。そして、従来では、前
記ベースフレームを、正面視でX字状に枢支連結された
前後一対の揺動リンクを備えたパンタグラフ形式の昇降
リンク機構から構成し、この昇降リンク機構の揺動リン
クのうち、左右方向で相対向する揺動リンクの上端部に
亘って、ソファ本体に対して上方への持ち上げ力を付与
するガススプリングを架設するとともに、前記各揺動リ
ンクの下端部には、少なくとも前後方向に移動させるた
めのローラーを付設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のソファの昇降装
置によれば、ソファ本体の上昇に連れて、昇降リンク機
構を構成する揺動リンク対の左右方向での接地幅が減少
するため、最上昇位置での安定性が低下する。そのた
め、最上昇位置での安定性を確保するためには、揺動リ
ンク対の左右方向での接地幅を広くする必要があるが、
このように接地幅を広くすると、それに伴う揺動リンク
及びガススプリングの長尺化によって昇降装置全体が大
型化、重量化するばかりでなく、ソファ本体を最下降位
置に操作したとき、揺動リンク対の下端がソファ本体よ
りも左右方向の外方に突出する問題がある。しかも、食
事又は作業する場合では、くつろぎ、団欒の使用時より
も、着座姿勢でテーブル側に近接することが望ましいた
め、ソファ本体を最上昇位置に操作したのち、ソファ全
体をテーブル側に一々移動させなければならず、操作が
煩雑化するとともに、その移動操作のためのローラーが
必要となり、製造コストの高騰化を招来し易い。
【0004】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、くつろぎ、団欒に適し
た座面高さ又は食事、作業に適した座面高さへの変更作
業を、所期の高い安定性を維持しながら少ない労力で迅
速、容易に行うことができるとともに、製造コストの低
廉化と構造の簡素化及び軽量化を図ることのできるソフ
ァの昇降装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
ソファの昇降装置の特徴構成は、座フレーム部と背凭れ
フレーム部とを備えたソファ本体と、接地部を備えたベ
ースフレームとの間に、ソファ本体を前方上方に移動自
在に摺動案内する昇降ガイド手段と、前記ソファ本体に
対して前方上方側への移動力を付与する上昇付勢手段と
が設けられている点にある。上記特徴構成によれば、ソ
ファ本体を前方上方に移動自在に摺動案内する昇降ガイ
ド手段を、接地部を備えたベースフレームとソファ本体
との間に設けてあるから、ソファ本体の昇降に関係なく
ベースフレームの接地状態を最も安定した初期の接地状
態に維持することができるばかりでなく、ソファ本体を
それの上昇に連れて前方側にも同時に移動させることが
でき、食事、作業に適した座面高さ又は団欒に適した座
面高さに変更する場合でも、従来の昇降装置のように、
ソファ本体の上昇操作後にソファ全体を前方に移動操作
させたり、或いは、ソファ本体の下降操作後にソファ全
体を後方に移動操作させたりする必要がない。しかも、
前記昇降ガイド手段が、ソファ本体の昇降を摺動にて案
内するが故に、例えば、ソファ本体を揺動リンクで昇降
させる場合に比して、部材点数の削減を図りながら頑丈
に構成することができ、更に、前記上昇操作手段によっ
てソファ本体の重量を軽減することができるから、ソフ
ァの昇降操作を少ない労力で楽に行うことができる。従
って、くつろぎ、団欒に適した座面高さ又は食事、作業
に適した座面高さへの変更作業を、所期の高い安定性を
維持しながら少ない労力で迅速、容易に行うことができ
るとともに、昇降装置の製造コストの低廉化と構造の簡
素化及び軽量化とを図ることができる。
【0006】本発明の請求項2によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記昇降ガイド手段が、ソファ本体の左
右両側部に配設されていて、左右の昇降ガイド手段を同
期作動させるための連動機構が設けられている点にあ
る。上記特徴構成によれば、ソファ本体を昇降操作する
場合、ソファ本体の左右方向の一側部を強く操作して
も、左右の昇降ガイド手段が連動機構によって同期作動
するように構成されているから、ソファ本体をこじれの
少ない状態でスムースに昇降させることができる。
【0007】本発明の請求項3によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記昇降ガイド手段に、ソファ本体が最
上昇位置にあるとき、座フレーム部の座構成面を水平姿
勢に、かつ、前記ソファ本体が最下降位置にあるとき、
座フレーム部の座構成面をそれの後端側ほど下方に位置
する傾斜姿勢に変更する姿勢変更機構が設けられている
点にある。上記特徴構成によれば、くつろぎ、団欒に適
した座面高さに変更した場合には、座フレーム部の座構
成面がそれの後端側ほど下方に位置する傾斜姿勢となる
から、くつろぎ、団欒に最も適した着座姿勢を自然に得
ることができる。それでいて、食事、作業に適した座面
高さに変更した場合には、座フレーム部の座構成面が水
平姿勢となるから、食事、作業に最も適した着座姿勢を
自然に得ることができる。
【0008】本発明の請求項4によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記左右の昇降ガイド手段の各々が、ソ
ファ本体の側部の前後二箇所に昇降方向に沿って固着さ
れた一対の摺動部材と、各摺動部材に摺動自在に嵌合す
る状態でベースフレームの側部の前後二箇所に設けられ
た水平軸芯周りで回動自在な受け部材とから構成されて
いるとともに、前記ベースフレームに対する受け部材の
左右方向での取付け位置を調節する調節手段が設けられ
ている点にある。上記特徴構成によれば、ベースフレー
ムの側部の前後二箇所に設けられた水平軸芯周りで回動
自在な受け部材に、ソファ本体の側部の前後二箇所に昇
降方向に沿って固着された一対の摺動部材を、摺動自在
に嵌合させるだけであるから、昇降装置の構造の簡素
化、軽量化のみならず、製造コストの低廉化をより促進
することができるとともに、左右の受け部材の取付け誤
差や左右の摺動部材の取付け誤差等が発生しても、前記
調節手段によって、ベースフレームに対する受け部材の
左右方向での取付け位置を調節することにより、該受け
部材と摺動部材とを適正な摺動状態で嵌合させることが
でき、ソファ本体を常に円滑に昇降操作させることがで
きる。
【0009】本発明の請求項5によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記受け部材に、前記摺動部材の各摺動
面の複数箇所に部分的に接触する摺接突起を備えた合成
樹脂製の滑りガイド体が設けられている点にある。上記
特徴構成によれば、前記受け部材に設けた滑りガイド体
の摺接突起によって、摺動部材の各摺動面の複数箇所を
部分的に接触案内することができるから、摺接部材を受
け部材に確実に嵌合させながらも、摺接部材との摺動抵
抗を小さくして、ソファ本体の昇降操作の円滑化を促進
することができる。
【0010】本発明の請求項6によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記上昇付勢手段が、ベースフレームに
対するソファ本体の昇降を阻止する昇降ロック状態と、
ベースフレームに対するソファ本体の昇降を許容するロ
ック解除状態とに切替え操作するための操作レバーを備
えたガススプリングから構成されているとともに、前記
操作レバーのロック解除側への操作方向が、ソファ本体
の持ち上げ側に設定されている点にある。上記特徴構成
によれば、前記上昇付勢手段をガススプリングから構成
して、ベースフレームに対するソファ本体の昇降を許容
するロック解除状態では、ソファ本体の重量を軽減し
て、ソファの昇降操作を少ない労力で楽に行うことがで
きるように構成しながらも、昇降ロック状態では、着座
した人の荷重等に抗してソファ本体を所定の高さ位置で
確実、強固に位置保持することができる。しかも、ガス
スプリングの操作レバーのロック解除側への操作方向
が、ソファ本体の持ち上げ側に設定されているから、こ
の操作レバーの一連の操作で、ロック解除操作とソファ
本体の上昇操作とを迅速に行うことができる。
【0011】本発明の請求項7によるソファの昇降装置
の特徴構成は、前記ガススプリングの操作レバーが、ソ
ファ本体の座フレーム部の前端側下部で、かつ、左右方
向の中央部に配設されている点にある。上記特徴構成に
よれば、ガススプリングの操作レバーによるソファ本体
の持ち上げを、こじれの少ない状態で円滑に行うことが
できるばかりでなく、操作レバーに対する操作も、ソフ
ァ全体としての外観を損なうことなく、前方から容易に
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図6は、
天板1が昇降自在に構成されたテーブルTに対向配設し
たソファSを示し、座フレーム部2Aと背凭れフレーム
部2Bとを備えたソファ本体2と、複数の接地部3を備
えたベースフレーム4との間に、ソファ本体2を前方上
方に移動自在に摺動案内する昇降ガイド手段Aと、前記
ソファ本体2に対して前方上方側への移動力を付与する
上昇付勢手段Bとが設けられている。前記昇降ガイド手
段Aは、図3に示すように、ベースフレーム4及びソフ
ァ本体2の左右両側部に配設されていて、左右の昇降ガ
イド手段Aを同期作動させるための連動機構5が設けら
れているとともに、前記昇降ガイド手段Aには、ソファ
本体2が最上昇位置にあるとき、座フレーム部2Aの座
構成面2aを水平姿勢に、かつ、前記ソファ本体2が最
下降位置にあるとき、座フレーム部2Aの座構成面2a
をそれの後端側ほど下方に位置する傾斜姿勢に変更する
姿勢変更機構6が設けられている。
【0013】前記座フレーム部2Aの座構成面2aには
座クッション材2Cが装着されているとともに、前記背
凭れフレーム部2Bの背凭れ構成面には背凭れクッショ
ン材2Dが装着されていて、前記座クッション材2Cの
上面が座面に、かつ、前記背凭れクッション材2Dの前
面が背凭れ面にそれぞれ構成されている。つまり、前記
ソファ本体2は、座フレーム部2Aと背凭れフレーム部
2B及び座クッション材2Cと背凭れクッション材2D
との主要構成部材から構成されている。
【0014】前記ソファ本体2の座フレーム部2Aは、
図1〜図3に示すように、金属製の角パイプを偏平Uの
字状に屈曲形成してなる左右一対のサイドフレーム材2
bと、両サイドフレーム材2bの前端部間に亘って溶接
又はビス止め固定される金属製の丸パイプ利用の前水平
フレーム材2cと、両サイドフレーム材2bの後端部の
上下二箇所に亘ってそれぞれ溶接又はビス止め固定され
る金属製の丸パイプ利用の第1後水平フレーム材2d及
び金属製の角パイプ利用の第2後水平フレーム材2e
と、各サイドフレーム材2bの前後両端部に亘って溶接
又はビス止め固定される金属製の角パイプ利用のサイド
水平フレーム材2fとから構成されているとともに、前
記前水平フレーム材2c及び第1後水平フレーム材2d
の各々には、座構成面用ウエーブスプリング7を取付け
るための多数の取付け孔等が形成されている。
【0015】また、前記ソファ本体2の背凭れフレーム
部2Bは、図1〜図3に示すように、前記各サイドフレ
ーム材2bの後端部から一体的に後方上方に延出された
左右のサイドポールフレーム材2gと、前記両後水平フ
レーム材2d,2eの左右中央部に溶接又はビス止め固
定されたセンターポールフレーム材2hとから構成され
ているとともに、前記各ポールフレーム材2g,2hに
は、背凭れ構成面用のウエーブスプリング8を取付ける
ための多数の取付け孔等が形成されている。
【0016】前記ベースフレーム4は、図1〜図3に示
すように、金属製の角パイプを逆向き偏平Uの字状に屈
曲形成してなる左右一対のサイドフレーム材4aと、両
サイドフレーム材4aの前端角部間に亘って溶接又はビ
ス止め固定される金属製の丸パイプ利用の前水平フレー
ム材4bと、両サイドフレーム材4aの後端角部間に亘
って溶接又はビス止め固定される金属製の丸パイプ利用
の後水平フレーム材4cとから構成されているととも
に、前記両サイドフレーム材4aの下端部の各々には、
前記接地部3が高さ調節自在に螺合されている。
【0017】前記左右の昇降ガイド手段Aの各々は、図
3及び図5〜図7に示すように、ソファ本体2の側部の
前後二箇所、つまり、サイドフレーム材2bの前後二箇
所とサイド水平フレーム材2fの前後二箇所とのうち、
ソファ本体2の昇降方向でそれぞれ相対向する部位に亘
って溶接等の適宜手段で固着された一対の摺動部材10
と、各摺動部材10に摺動自在に嵌合する状態でベース
フレーム4の側部の前後二箇所、つまり、サイドフレー
ム材4aの水平フレーム部分の前後二箇所に設けられた
水平軸芯X周りで回動自在な横断面形状がほぼコの字状
の受け部材11とから構成されているとともに、前記ベ
ースフレーム4に対する受け部材11の左右方向での取
付け位置を調節する調節手段Cが設けられ、更に、前記
各受け部材11には、前記摺動部材10の各摺動面の複
数箇所に部分的に接触する摺接突起12aを備えた合成
樹脂(例えば、ジュラコン樹脂)製の滑りガイド体12
が、受け部材11の内面に沿ってコの字状に折り曲げら
れた状態でビス13にて締付け固定されている。
【0018】前記摺動部材10の各々は、図7に示すよ
うに、ソファ本体2に固着される摺動基板10Aと、該
摺動基板10Aの内側面に固着される角筒状の摺動筒体
10Bとから構成されているとともに、後方側に位置す
る摺動筒体10Bの水平線に対する傾斜角度θ1が、前
方側に位置する摺動筒体10Bの水平線に対する傾斜角
度θ2よりも少し大に構成されていて、前記ソファ本体
2を最上昇位置から最下降位置に下降、又は、最下降位
置から最上昇位置に上昇させるとき、後方側に位置する
摺動筒体10Bの作動ストロークが、前方側に位置する
摺動筒体10Bの作動ストロークよりも少し大となるよ
うに構成されている。つまり、この前後に位置する両摺
動筒体10Bの作動ストローク差を利用して、ソファ本
体2が最上昇位置にあるとき、座フレーム部2Aの座構
成面2aを水平姿勢に、かつ、前記ソファ本体2が最下
降位置にあるとき、座フレーム部2Aの座構成面2aを
それの後端側ほど下方に位置する傾斜姿勢に変更するよ
うに構成してある。換言すれば、前記姿勢変更機構6
が、傾斜角度の異なる前後の摺動筒体10Bと、各摺動
筒体10Bを摺動自在に嵌合保持する水平軸芯周りで回
転自在な受け部材11とをもって構成されている。
【0019】また、後方側に位置する摺動部材10の摺
動基板10Aには、前記ソファ本体2を最下降位置から
最上昇位置に上昇させたとき、後方側に位置する受け部
材11の下端面に接当してそれ以上の上昇を阻止する第
1ストッパー片10Cが固着されているとともに、前方
側に位置する摺動部材10の摺動基板10Aには、前記
ソファ本体2を最上昇位置から最下降位置に下降させた
とき、前方側に位置する受け部材11の上端面に接当し
てそれ以上の下降を阻止する第2ストッパー片10Dが
固着され、更に、前記第1ストッパー片10Cのストッ
パー面及び前記第2ストッパー片10Dのストッパー面
の各々には、受け部材11との接当時における衝撃を緩
和するための合成ゴム等の緩衝材11Eが取付けられて
いる。
【0020】また、前記各調節手段Cは、図7に示すよ
うに、ベースフレーム4のサイドフレーム材4aに、前
記水平軸芯Xと同芯状態で円筒状の取付けボス15を溶
接等の適宜手段で固着し、この取付けボス15の内周面
に形成された雌ネジには、前記滑りガイド体12及び受
け部材11を水平軸芯X周りで回転のみ自在に取付ける
ためのネジ軸16を螺合するとともに、前記ネジ軸16
の他端部には、ドライバー等の人為操作具で回転操作す
るための操作溝16aが形成されている。そして、ベー
スフレーム4のサイドフレーム材4aの前後二箇所に設
けられた水平軸芯X周りで回動自在な受け部材11の各
々に、ソファ本体2の側部の前後二箇所に昇降方向に沿
って固着された一対の摺動部材10の摺動筒体10B
を、摺動自在に嵌合させるだけであるから、昇降装置の
構造の簡素化、軽量化及び製造コストの低廉化を図るこ
とができるとともに、左右の受け部材11の取付け誤差
や左右の摺動部材10の取付け誤差等が発生しても、前
記調節手段Cのネジ軸16を螺合操作して、ベースフレ
ーム4に対する受け部材11の左右方向での取付け位置
を調節することにより、該受け部材11と摺動部材10
とを適正な摺動状態で嵌合させることができ、ソファ本
体2を常に円滑に昇降操作させることができる。
【0021】前記滑りガイド体12には、図7、図1
0、図11に示すように、摺動部材10の各摺動面の二
箇所にそれぞれほぼ線接触状態で接触する横断面ほぼ半
円柱状の前記摺接突起12aと、前記受け部材11の一
対の側板部11aに貫通形成された係止孔11bに係合
する抜け止め突起12bと、幅方向の中央位置において
ビス13の座金14に対する取付け孔12cと、幅方向
の二箇所で受け部材11内に折曲げ装着するための折曲
げ誘導溝12dとが形成されているとともに、前記取付
け孔12cの中央部には、ビス13を挿通させるための
ビス孔12eが形成されている。
【0022】前記上昇付勢手段Bは、図3、図6、図8
に示すように、ベースフレーム4に対するソファ本体2
の昇降を阻止する昇降ロック状態と、ベースフレーム4
に対するソファ本体2の昇降を許容するロック解除状態
とに切替え操作するための操作レバー19を備えたガス
スプリングから構成されている。このガススプリングB
は、前記ベースフレーム4における後水平フレーム材4
cの左右中央位置に、シリンダチューブ20の一端部に
連設した連結ブラケット20aを相対回転のみ自在に外
嵌保持させるとともに、ピストンロッド21の先端部に
連設した連結ブラケット21aを、前記ソファ本体2に
おける前水平フレーム材2cの左右中央位置に連設した
取付けブラケット2jに相対揺動自在に枢支連結してあ
る。また、前記シリンダチューブ20内に、オイルを封
入してある第1シリンダ室20Aと第2シリンダ室20
Bとに区画形成するピストン22と、窒素ガスを封入し
てある第3シリンダ室20Cを区画形成するフリーピス
トン23とを設けるとともに、前記ピストン23内の両
シリンダ室20A,20Bの連通流路途中には、前記ピ
ストンロッド21内に設けたプッシュロッド24によっ
て開弁作動されるスプール弁25とオリフィス孔26と
を設けてある。そして、前記スプール弁25が開弁作動
すると、ベースフレーム4に対するソファ本体2の昇降
を許容するロック解除状態となり、また、スプール弁2
5が閉弁作動すると、ベースフレーム4に対するソファ
本体2の昇降を阻止する昇降ロック状態となる。また、
前記スプール弁25が開弁作動すると、前記第3シリン
ダ室20C内の窒素ガスのガス圧によりピストンロッド
21が伸展作動し、ソファ本体2に対してそれの荷重を
軽減又は相殺する方向の持ち上げ力が付与される。この
持ち上げ力が付与されている状態において、前記操作レ
バー19に押し下げ方向の操作力を加えると、ピストン
ロッド21が収縮作動して、ソファ本体2が下降し、ま
た、逆に、前記操作レバー19に持ち上げ方向の操作力
を加えると、ピストンロッド21が伸展作動して、ソフ
ァ本体2が上昇する。
【0023】更に、前記操作レバー19は、図8に示す
ように、前記ピストンロッド21の連結ブラケット21
aとソファ本体2側の取付けブラケット2jとを枢支連
結する枢支軸27に揺動自在に枢着されているととも
に、前記操作レバー19には、該操作レバー19を持ち
上げ側に操作したとき、前記プッシュロッド24の先端
部を押圧してスプール弁25を開弁作動させるカム面1
9aが形成されている。つまり、前記操作レバー19
が、ソファ本体2の座フレーム部2Aの前端側下部で、
かつ、左右方向の中央部に配設されているとともに、該
操作レバー19のロック解除側への操作方向が、ソファ
本体2の持ち上げ側に設定されている。そして、前記上
昇付勢手段を構成するガススプリングBにより、ベース
フレーム4に対するソファ本体2の昇降を許容するロッ
ク解除状態では、ソファ本体2の重量を軽減又は相殺し
て、ソファSの昇降操作を少ない労力で楽に行うことが
できるように構成しながらも、昇降ロック状態では、着
座した人の荷重等に抗してソファ本体2を所定の高さ位
置で確実、強固に位置保持することができる。しかも、
ガススプリングBの操作レバー19のロック解除側への
操作方向が、ソファ本体2の持ち上げ側に設定されてい
るから、この操作レバー19の一連の操作で、ロック解
除操作であるスプール弁25の開弁操作とソファ本体2
の上昇操作とを迅速に行うことができる。
【0024】また、前記ピストンロッド21側の連結ブ
ラケット21aには、前記操作レバー19をそれのカム
面19aがプッシュロッド24の先端部から離間する自
重垂下姿勢で接当保持するストッパーピン28が設けら
れている。
【0025】前記連動機構5は、図3、図9に示すよう
に、ベースフレーム4における両サイドフレーム材4a
の水平フレーム部分に亘って、ガススプリングBに対応
する部位を相互干渉の無い状態に屈曲形成してある金属
製の丸パイプ利用の連動杆30を架設するとともに、該
連動杆30の各端部には、前記ソファ本体2における両
サイドフレーム材2bの水平フレーム部分に固着された
連係ピン31に係合する長孔32aを備えた連動アーム
32を、水平軸芯周りで相対回転のみ自在に取付けて構
成されている。それ故に、ソファ本体2を昇降操作する
際、ソファ本体2の左右一側方に偏位した部位を持ち上
げ操作しても、左右の昇降ガイド手段Aが連動機構5に
よって同期作動するように構成されているから、ソファ
本体2をこじれの少ない状態でスムースに昇降させるこ
とができる。
【0026】当該実施形態では、テーブルTの天板1
が、くつろぎ、団欒に適したテーブル高さ(例えば、4
50mm)と、食事、作業に適したテーブル高さ(例え
ば、680mm)との範囲で昇降操作自在に、かつ、そ
の昇降操作範囲の任意の位置で固定自在に構成されてい
るとともに、ソファSのソファ本体2においては、くつ
ろぎ、団欒に適した座面高さ(例えば、370mm)
と、食事、作業に適した座面高さ(例えば、440m
m)との範囲で昇降操作自在に、かつ、その昇降操作範
囲の任意の位置で固定自在に構成されている。前記座ク
ッション材2Cを取り外した座フレーム部2Aの座構成
面2aの前端側での高さは、くつろぎ、団欒に適した最
下降位置では275mmとなり、食事、作業に適した最
上昇位置では345mmとなる。更に、前記ソファ本体
2が最下降位置から最上昇位置に上昇操作されたときに
は、ソファ本体2の座面の前端が前方に108mm移動
する。更にまた、前記ソファ本体2が最下降位置に操作
された状態では、座フレーム部2Aの座構成面2aがそ
れの後端側ほど下方に位置する傾斜姿勢に変更される
が、このとき、当該実施形態では約2度の角度αで傾斜
する。
【0027】〔その他の実施形態〕 (1) 上述の実施形態では、前記接地部3をベースフ
レーム4に高さ調節自在に螺合したが、この接地部3を
ベースフレーム4と一体に形成して実施してもよい。 (2) 上述の実施形態では、前記姿勢変更機構6を、
傾斜角度の異なる前後の摺動筒体10Bと、各摺動筒体
10Bを摺動自在に嵌合保持する水平軸芯周りで回転自
在な受け部材11とから構成したが、この構成に限定さ
れるものではなく、ソファ本体2が最上昇位置にあると
き、座フレーム部2Aの座構成面2aを水平姿勢に、か
つ、前記ソファ本体2が最下降位置にあるとき、座フレ
ーム部2Aの座構成面2aをそれの後端側ほど下方に位
置する傾斜姿勢(後傾姿勢)に変更することのできるも
のであれば、如何なる構造のものを用いて実施してもよ
い。 (3) 上述の実施形態では、前記姿勢変更機構6をし
て、ソファ本体2が最上昇位置にあるとき、座フレーム
部2Aの座構成面2aが水平姿勢となるようにに構成し
たが、座面の前端側ほど下方に位置する傾斜姿勢(前傾
姿勢)となるように構成してもよい。また、前記ソファ
本体2が最上昇位置から最下降位置の何れの位置にある
場合でも、座フレーム部2Aの座構成面2aを水平姿勢
又は後傾姿勢に維持するように構成してもよい。 (4) 上述の実施形態では、前記ソファ本体2に対し
て前方上方側への移動力を付与する上昇付勢手段Bとし
てガススプリングを用いたが、これに代えてコイルスプ
リング等の他の付勢構造を用いて実施してもよい。 (5) 上述の実施形態では、ソファ本体2とベースフ
レーム4との間の左右中央位置に一つのガススプリング
Bを設けたが、二本のガススプリングBを、ソファ本体
2とベースフレーム4との間の左右両側に振り分け配置
して実施してもよい。 (6) 上述の実施形態では、前記操作レバー19を、
ソファ本体2の座フレーム部2Aの前端側下部で、か
つ、左右方向の中央部に配設したが、座フレーム部2A
の左右方向の一端部に配設してもよい。また、上述の実
施形態では、前記操作レバー19のロック解除側への操
作方向を、ソファ本体2の持ち上げ側に設定したが、持
ち上げ方向以外の方向に設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソファ及びテーブルを最下降位置に操作したと
きの側面図
【図2】ソファ及びテーブルを最上昇位置に操作したと
きの側面図
【図3】ソファ本体とベースフレームの分解斜視図
【図4】ソファ全体の斜視図
【図5】最下降位置にあるソファの要部の側面図
【図6】最下降位置にあるソファの左右中央位置での要
部の断面図
【図7】調節手段の拡大断面図
【図8】ガススプリングの操作レバーの拡大側面図
【図9】連動機構の要部の拡大断面図
【図10】滑りガイド体の平面図
【図11】図10のXI−XI線断面図
【符号の説明】
A 昇降ガイド手段 B 上昇付勢手段(ガススプリング) C 調節手段 X 水平軸芯 2 ソファ本体 2A 座フレーム部 2B 背凭れフレーム部 2a 座構成面 3 接地部 4 ベースフレーム 5 連動機構 6 姿勢変更機構 10 摺動部材 11 受け部材 12 滑りガイド体 12a 摺動突起 19 操作レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座フレーム部と背凭れフレーム部とを備
    えたソファ本体と、接地部を備えたベースフレームとの
    間に、ソファ本体を前方上方に移動自在に摺動案内する
    昇降ガイド手段と、前記ソファ本体に対して前方上方側
    への移動力を付与する上昇付勢手段とが設けられている
    ソファの昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降ガイド手段が、ソファ本体の左
    右両側部に配設されていて、左右の昇降ガイド手段を同
    期作動させるための連動機構が設けられている請求項1
    記載のソファの昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降ガイド手段には、ソファ本体が
    最上昇位置にあるとき、座フレーム部の座構成面を水平
    姿勢に、かつ、前記ソファ本体が最下降位置にあると
    き、座フレーム部の座構成面をそれの後端側ほど下方に
    位置する傾斜姿勢に変更する姿勢変更機構が設けられて
    いる請求項1又は2記載のソファの昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記左右の昇降ガイド手段の各々が、ソ
    ファ本体の側部の前後二箇所に昇降方向に沿って固着さ
    れた一対の摺動部材と、各摺動部材に摺動自在に嵌合す
    る状態でベースフレームの側部の前後二箇所に設けられ
    た水平軸芯周りで回動自在な受け部材とから構成されて
    いるとともに、前記ベースフレームに対する受け部材の
    左右方向での取付け位置を調節する調節手段が設けられ
    ている請求項2又は3記載のソファの昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記受け部材には、前記摺動部材の各摺
    動面の複数箇所に部分的に接触する摺接突起を備えた合
    成樹脂製の滑りガイド体が設けられている請求項4記載
    のソファの昇降装置。
  6. 【請求項6】 前記上昇付勢手段が、ベースフレームに
    対するソファ本体の昇降を阻止する昇降ロック状態と、
    ベースフレームに対するソファ本体の昇降を許容するロ
    ック解除状態とに切替え操作するための操作レバーを備
    えたガススプリングから構成されているとともに、前記
    操作レバーのロック解除側への操作方向が、ソファ本体
    の持ち上げ側に設定されている請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のソファの昇降装置。
  7. 【請求項7】 前記ガススプリングの操作レバーが、ソ
    ファ本体の座フレーム部の前端側下部で、かつ、左右方
    向の中央部に配設されている請求項6記載のソファの昇
    降装置。
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