JP2000116356A - 抗アレルギー食品及び抗アレルギー剤 - Google Patents

抗アレルギー食品及び抗アレルギー剤

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JP2000116356A
JP2000116356A JP10295229A JP29522998A JP2000116356A JP 2000116356 A JP2000116356 A JP 2000116356A JP 10295229 A JP10295229 A JP 10295229A JP 29522998 A JP29522998 A JP 29522998A JP 2000116356 A JP2000116356 A JP 2000116356A
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antiallergic
trihydroxyflavanone
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Atsuro Nishina
淳良 仁科
Takamiki Abe
高樹 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】副作用がなく、抗アレルギー活性を有し、美
肌、肌荒れ防止等の美容効果のある健康食品及び抗アレ
ルギー剤医薬を提供することを目的とする。 【解決手段】トリヒドロキシフラバノンを含有すること
を特徴とする抗アレルギー食品及びトリヒドロキシフラ
バノンを有効成分として含有する抗アレルギー剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗アレルギー活性
を有し、美肌、肌荒れ防止等の美容効果のある健康食品
及び抗アレルギー剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アレルギー症状は、体内で起こる抗原抗
体反応による免疫グロブリンE(IgE)の産生に起因
し、結果的に肥満細胞の細胞膜を刺激して肥満細胞から
ヒスタミン、ロイコトリエンを体内に放出させることに
よって起こる。すなわち、放出されたこれらの物質は血
管透過性を促進させたり、平滑筋を収縮させる等の作用
があるため、白血球や蛋白質が血管から漏出したり炎症
により気管支を収縮させ喘息を起こしたりする。従来よ
り、天然の抗アレルギー成分に関しては、ボルネオール
の肥満細胞膜安定化能(特開平6−211713号公
報)、放線菌培養液の炎症抑制作用(特開平5−250
53号公報)を利用した技術が知られている。一方、奥
山らによりα−リノレン酸を油脂の形で食品として摂取
することによって、アレルギー反応の原因となるロイコ
トリエンの産生を抑制する効果のあることはすでに報告
されている(奥山ら Prostaglandin, v
ol.36 No3 1988)。さらに、従来より、ア
レルギー症状を軽減するためにクロルフェニラミン又は
ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤、クロモリン又
はトラニラスト等の肥満細胞膜安定化剤又は副腎皮質ホ
ルモンを経口投与したり、軟膏として経皮的に用いられ
たりして来た。
【0003】しかしながら、抗ヒスタミン剤は眠気や口
渇等の副作用があり、肥満細胞安定化剤は既に起こって
しまった症状を軽減する効果は期待できないなどの問題
点があり、また、副腎皮質ホルモンも、胃腸障害、肝臓
障害、糖尿病、高血圧などの副作用をともなう。さら
に、これらの肥満細胞膜安定化剤は、いずれも対処治療
に用いられ、使用を中断すれば再び症状が現れるなどの
欠点があった。さて、本発明に用いるトリヒドロキシフ
ラバノンは、フラボノイドの一種として植物中に存在す
ることは従来より知られていたが、この物質を何かの目
的で利用した例はなく、特に、トリヒドロキシフラバノ
ンに抗アレルギー性作用があることは知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、副作用がな
く、抗アレルギー活性を有し、美肌、肌荒れ防止等の美
容効果のある健康食品及び抗アレルギー剤医薬を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物中に
存在する天然物質のアレルギー反応に対する有効性を鋭
意研究する過程の一環として、トリヒドロキシフラバノ
ンの有効性を研究した結果、ヒスタミンの遊離とアレル
ギー反応の指標としての実験モデルであるラット耳浮腫
抑制効果、抗補体活性及びヒアルロニダーゼ活性阻害効
果が、トリヒドロキシフラバノン投与によって得られる
ことを見いだし、本発明者らはこの知見に基づいて本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明は、トリヒド
ロキシフラバノンを含有することを特徴とする抗アレル
ギー食品及びトリヒドロキシフラバノンを有効成分とし
て含有する抗アレルギー剤よりなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。本発明の抗アレルギー食品及び抗アレルギー剤に用
いるトリヒドロキシフラバノンはフラボノイドの一種で
あり、水酸基の結合位置により種々の異性体が存在す
る。本発明に用いるトリヒドロキシフラバノンの異性体
の中でも、4',5,7−トリヒドロキシフラバノンが、
抗アレルギー活性が最も優れている点で特に望ましい。
本発明に用いるトリヒドロキシフラバノンは主にシソ科
の植物ThimusserpyllumL., T.pul
egioidesL., T.vulgarisL.等に含
まれている。本発明の原料のトリヒドロキシフラバノン
を天然物から抽出するには、まず原料の植物の実または
葉、茎、根などをボールミル等を用いて粉砕し、ついで
エタノール、n−ヘキサン、エーテル、アセトン、水な
どの低沸点溶媒で抽出した後、該抽出液を真空下で加熱
蒸発するなどにより溶媒を除去せしめることによって分
離することができる。また、必要により、カラムクロマ
トグラフィーを用いて分離精製して、さらに純度の高い
物質を得ることができる。本発明に用いるトリヒドロキ
シフラバノンは、高純度のものに限らず、低濃度の含有
溶液も適宜使用することができる。また、本発明の原料
として、天然物以外に有機合成により得れれるトリヒド
ロキシフラバノンを使用することもできる。
【0007】本発明の抗アレルギー食品は、トリヒドロ
キシフラバノンを分解させることなく配合し得るもので
あれば、その食品としての配合形態には特に制限はな
く、例えば、キャンディー、ドロップ、錠菓、チューイ
ンガム、ゼラチンカプセル錠、飲料などとすることがで
きる。本発明の抗アレルギー食品は、トリヒドロキシフ
ラバノンを、食品に使われる一般的な原料に直接混合、
分散したのち、公知の方法により所望の形態に加工する
ことによって得ることができる。本発明抗アレルギー食
品において、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、グリセリンなどを使
用することにより、トリヒドロキシフラバノンと食品に
使われる一般的な原料を混合して、容易に均一な乳化状
態とすることができる。この場合、トリヒドロキシフラ
バノンを、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、シ
ョ糖脂肪酸エステル、レシチン、グリセリンなどとの混
合物を調製したのち、このトリヒドロキシフラバノン含
有混合物を原料に配合、分散して、所望の形態に加工す
ることによって食品中にトリヒドロキシフラバノンを均
一に配合するのが望ましい。本発明の抗アレルギー食品
において、トリヒドロキシフラバノンの含有量は食品全
量に対して、0.001〜2重量%が好ましく、特に、
0.01〜1重量%であることがより好ましい。トリヒ
ドロキシフラバノンの含有量が0.001重量%未満で
あると、抗アレルギー性能が十分に発現しない。また、
トリヒドロキシフラバノンの含有量が2重量%を超える
と、副作用はないが添加量に見合う作用効果の向上は見
られない上に、食品の粘度の上昇、着色、臭味の劣化が
起こり、食用として望ましくない場合が多い。
【0008】本発明の抗アレルギー剤は、トリヒドロキ
シフラバノンを直接賦形剤などに混合、分散したのち、
所望の形態に加工することによって得ることができる。
例えば、トリヒドロキシフラバノンをあらかじめグリセ
リン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、レシチン、グリセリンなどとの混合物としておき、
この混合物を賦形剤などに配合、分散して、所望の形態
に加工することができる。本発明の抗アレルギー剤は、
経口投与又は筋肉内、皮下、静脈内、下部体腔、皮膚な
どの非経口投与によっても投与することができる。本発
明の抗アレルギー剤の製剤化は、製剤の技術分野におけ
る公知の方法により、散剤、細粒剤、顆粒剤、丸剤、錠
剤、カプセル剤、トローチ剤、シロップ剤、芳香水剤、
懸濁剤、乳剤、チンキ剤、軟膏剤、坐剤、点眼剤、注射
剤などの剤形とすることができる。例えば、経口用固形
製剤を調製する場合には、主薬に公知の賦形剤、さらに
必要に応じて、公知の結合剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯
臭剤などを加えたのち、公知の方法により、錠剤、顆粒
剤、散剤、カプセル剤、トローチ剤、坐剤などの剤形と
することができる。本発明の抗アレルギー剤において、
トリヒドロキシフラバノンの含有量には特に制限はない
が、通常は0.5〜100重量%であることが好まし
く、1〜50重量%であることがより好ましいが、抗ア
レルギー剤におけるトリヒドロキシフラバノンの含有量
は、剤形に応じて適宜選択することができる。本発明の
抗アレルギー食品の摂取量又は抗アレルギー剤の投与量
は、トリヒドロキシフラバノンの量として成人1日当た
り300〜10,000mgであることが好ましく、1,0
00〜5,000mgであることがより好ましく、2,00
0〜3,000mgであることがさらに好ましい。通常
は、成人1日当たりの投与量2,000〜3,000mgで
十分な効果が認められる。本発明に用いるトリヒドロキ
シフラバノンについて、マウスを用いて急性毒性試験を
行ったところ、経口投与、皮下投与、静脈内投与のいず
れの場合においても、5,000mg/kgまでの投与量で
は死亡例はなかった。
【0009】
【実施例】[製造例、実施例および比較例]本発明の健
康食品及び抗アレルギー剤を製造例、実施例および比較
例によりさらに詳細に説明する。 製造例1 タイムの実1kgをボールミルで粉砕し、エーテル5,0
00mlとともにソックスレー抽出器に仕込み、20時間
加熱還流した。得られた抽出液を減圧乾固し、トリヒド
ロキシフラバノンを20%含む淡褐色抽出成分45.3
gを得た。 製造例2 シソの実1kgをボールミルで粉砕し、水5,000mlを
加えて10日間放置した。得られた抽出液を減圧乾固
し、トリヒドロキシフラバノンを7%含む濃緑色の抽出
物38.3gを得た。
【0010】実施例1 ドロップ 下記材料を100〜120℃で加熱溶解して金型にて固
化させた。 砂糖 81.0重量部 D−グルコース(塩水港精糖株式会社製品) 16.5重量部 クエン酸(磐城化学株式会社製品) 1.1重量部 オレンジ香料(高砂香料株式会社製品) 0.01重量部 オレンジ色素(アイゼン株式会社製品) 0.01重量部 抽出物(製造例1) 0.5重量部 実施例2 キャンディー 下記材料を120〜170℃で加熱溶解して金型にて固
化させた。 マルチトール(塩水港精糖株式会社製品) 48.0重量部 澱粉糖化物(松谷化学株式会社製品) 20.0重量部 合成トリヒドロキシフラバノン(メルク社製) 1.0重量部 実施例3 錠菓 下記原料をロッキングミキサーで30分間混合後打錠機
で圧縮した。 白糖 100.0重量部 アラビアゴム(三栄源株式会社製品) 7.0重量部 抽出物(製造例1) 2.0重量部 ハッカエキス(小川香料株式会社製品) 0.1重量部
【0011】実施例4 チューインガム 下記原料を混合し常法にてチューインガム製造した。 ガムベース 20.0重量部 砂糖 78.5重量部 抽出物(製造例2) 0.2重量部 ハッカエキス(小川香料株式会社製品) 1.0重量部 水 適量 実施例5 錠剤 トリヒドロキシフラバノンに乾燥コーンスターチを加え
て押し出し式造粒機で整粒し、タルク、ステアリン酸カ
ルシウムなどの滑沢剤を加えて、ロッキングミキサーで
10分間混和し打錠した。このとき下記材料により20
0錠を作製した(1錠の重量は0.52g)。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 100.0g 乾燥コーンスターチ(日本食品加工株式会社製品) 2.0g タルク(和光純薬株式会社製品) 1.8g ステアリン酸カルシウム(日本油脂株式会社製品) 0.2g 実施例6 顆粒剤 抽出物をらいかい機にいれ、少量の水で溶解した後、直
ちに乳糖を加えて均一に混合し、ついでアラビアゴム、
最後にシロップ液を滴下し、可塑性の固まりとした後、
造粒機で整粒した。各材料は下記の比率とした。 抽出物(製造例1) 5.0重量部 乳糖(純正薬品株式会社製品) 5.0重量部 アラビアゴム(三栄源株式会社製品) 1.0重量部 単シロップ 0.1重量部
【0012】実施例7 散剤 下記の材料を混合し、0.48g/包に小分けした。 抽出物(製造例2) 1.0重量部 乳糖 9.0重量部 実施例8 カプセル剤 トリヒドロキシフラバノン、微結晶セルロース、コーン
スターチ、乳糖を混和し、ポリビニルピロリドンを結合
剤として加えて実施例6と同様の方法で顆粒化した後、
ゼラチン硬カプセルに充填した。材料は下記の比率で用
いた。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 5.0重量部 微結晶セルロース(旭化成工業株式会社製品) 3.5重量部 コーンスターチ(日本食品加工株式会社製品) 2.2重量部 乳糖(純正薬品株式会社製品) 2.2重量部 ポリビニルピロリドン(和光純薬株式会社製品) 0.3重量部 実施例9 点眼剤 下記配合でトリヒドロキシフラバノン、クロロブタノー
ル、塩化ナトリウムを精製水に溶解した。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 0.5重量% クロロブタノール(和光純薬株式会社製品) 0.1重量% 塩化ナトリウム 0.01重量% 精製水 30.0重量%
【0013】実施例10 シロップ剤 下に示した量のカルボキシメチルセルロースに単シロッ
プを研和しながら徐々に添加した。これにトリヒドロキ
シフラバノンを添加してさらに研和し均一な粘稠液とし
た。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 5.0重量% カルボキシメチルセルロース(旭化成工業株式会社製品) 2.0重量% 単シロップ 100.0重量% 実施例11 坐剤 トリヒドロキシフラバノンに溶解、混合したカーボワッ
クスを少量づつ加えて研和し、坐剤型に流し込んで坐剤
を作製した。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 5.0重量% カーボワックス4000(和光純薬株式会社製品) 2.0重量% カーボワックス1500(和光純薬株式会社製品) 9.0重量% 実施例12 軟膏 トリヒドロキシフラバノンを流動パラフィンと研和し、
泥状とし、白色ワセリンを混和練り合わせて均質化し
た。 トリヒドロキシフラバノン(メルク社製品) 10.0重量% 流動パラフィン(和光純薬株式会社製品) 10.0重量% 白色ワセリン(たつみ薬品株式会社製品) 100.0重量% 実施例13(抗アレルギー性の試験) 5週齢のマウス(DDY:雌)に第1表に示した餌を4
週間自由に摂取させた。3週間目にジニトロフェニルベ
ンゼンのエタノール溶液(0.5重量%)100μlをマ
ウスの腹部に塗布した。4週間目にジニトロフェニルベ
ンゼンのオリーブオイル溶液(0.2重量%)20μlを
マウスの両耳に塗布し、塗布後と24時間後にアレルギ
ーに起因する耳たぶの腫れをノギスで測定した。マウス
の数は各群5匹とし、平均値を求めた。
【0014】
【表1】
【0015】耳たぶの厚さの測定結果も併せて第1表に
示した。本発明の健康食品を摂取したB群のマウスの耳
たぶの腫れは粉末飼料のみを与えたA群と比較して有意
に小さく、トリヒドロキシフラバノンを含有する食品が
抗アレルギー性を有することが判明した。 実施例14 実施例1〜4を精製水に1重量%溶解した液について、
常法[新藤美由記ら、和漢薬、第16巻、76頁(19
83年)記載の方法]により抗補体活性を測定した。比
較対照として抗アレルギー性のある漢方薬柴朴湯を用
い、同様の測定を行った。
【0016】
【表2】
【0017】第2表の結果より、本発明の実施例1〜4
の抗アレルギー食品は、柴朴湯と比較して抗補体活性が
格段に高く、また、抗アレルギー活性の一つの指標であ
る該抗補体活性が有意に高いことが分かった。 実施例15 実施例5〜12を精製水に0.1重量%溶解した液につ
いて、常法[掛川寿夫、松本仁、佐藤利夫:「炎症」、
4月号、437頁(1984年)記載の方法]によりヒ
アルロニダーゼ活性阻害率を測定した。比較対照として
抗アレルギー性のある漢方薬柴朴湯を用い、同様の測定
を行った。
【0018】
【表3】
【0019】第3表の結果より、本発明の実施例5〜1
2の抗アレルギー剤が、柴朴湯と比較して活性阻害率が
格段に高く、抗アレルギー活性の一つの指標となるヒア
ルロニダーゼ活性を有意に抑制することが分かった。
【0020】
【発明の効果】現在、成人では花粉症が、また小児では
アトピー性皮膚炎が増加しているにもかかわらず、これ
らの予防法、治療法は確立されてはいない。本発明のト
リヒドロキシフラバノンを含有する抗アレルギー食品及
び抗アレルギー剤は、天然物より構成されているために
安全であり、これまでの抗炎症剤、抗ヒスタミン薬剤な
どにたよる治療法とは異なり、副作用を伴うことなく、
抗アレルギー症状の予防及び治療を効果的に行うことが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23G 3/30 A23G 3/30 C07D 311/60 C07D 311/60 Fターム(参考) 4B014 GB06 GB07 GB13 GK12 GL03 4B018 LB01 LE03 MD08 MD61 ME07 MF01 4C062 EE53 4C086 AA01 AA02 BA08 GA17 MA01 MA04 MA52 NA14 ZA89 ZB13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリヒドロキシフラバノンを含有すること
    を特徴とする抗アレルギー食品。
  2. 【請求項2】トリヒドロキシフラバノンを有効成分とし
    て含有する抗アレルギー剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002811A (ja) * 2001-11-07 2003-01-08 Naris Cosmetics Co Ltd IgE産生抑制剤
US8093301B2 (en) 2005-08-26 2012-01-10 Meiji Co., Ltd. Anti-allergic agent
JP2015044755A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 国立大学法人広島大学 抗アレルギー物質及びその製造方法
CZ306521B6 (cs) * 2015-10-08 2017-02-22 Výzkumný ústav potravinářský Praha, v.v.i. Potravinový přípravek s čerstvým tymiánem a způsob jeho výroby
JP2018078860A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 学校法人大阪医科薬科大学 経口組成物

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