JP2000116175A - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JP2000116175A JP2000116175A JP10278667A JP27866798A JP2000116175A JP 2000116175 A JP2000116175 A JP 2000116175A JP 10278667 A JP10278667 A JP 10278667A JP 27866798 A JP27866798 A JP 27866798A JP 2000116175 A JP2000116175 A JP 2000116175A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brushless motor
- pulse
- hall element
- time
- pulses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Brushless Motors (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラシレスモータのホール素子の取付け位置
精度によることなく、高精度の回転制御が可能で、且
つ、生産性の高いブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 パルス生成部11でホール素子毎の出力
に基づきパルスを生成し、パルス間隔測定部12でホー
ル素子毎のパルスについて、連続するパルス間の時間間
隔を測定する。パルス時間差測定部13では連続するパ
ルス間の時間間隔の時間差を測定し、制御信号生成部1
4でこの時間差、サーボ基準信号発生部15から入力さ
れる回転の基準となる信号、およびホール素子の出力に
基づいて、駆動コイルの選択、駆動電流の方向、駆動電
流量等の制御信号を生成する。駆動部16では制御信号
生成部14からの制御信号に基づき、所定のコイルに所
定の大きさの電流を、所定の方向に流して回転制御を行
なう。
精度によることなく、高精度の回転制御が可能で、且
つ、生産性の高いブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 パルス生成部11でホール素子毎の出力
に基づきパルスを生成し、パルス間隔測定部12でホー
ル素子毎のパルスについて、連続するパルス間の時間間
隔を測定する。パルス時間差測定部13では連続するパ
ルス間の時間間隔の時間差を測定し、制御信号生成部1
4でこの時間差、サーボ基準信号発生部15から入力さ
れる回転の基準となる信号、およびホール素子の出力に
基づいて、駆動コイルの選択、駆動電流の方向、駆動電
流量等の制御信号を生成する。駆動部16では制御信号
生成部14からの制御信号に基づき、所定のコイルに所
定の大きさの電流を、所定の方向に流して回転制御を行
なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録装置等に用
いられる、回転制御性に優れたブラシレスモータに関す
る。
いられる、回転制御性に優れたブラシレスモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータについて、その
回転制御に関し、図4〜図8を参照して説明する。尚、
図4は3相ブラシレスモータのロータとステータの構成
概略図であり、図5はロータと、ステータに搭載された
ホール素子との位置関係を示す図である。また、図6は
各ホール素子の出力から、回転制御用のパルスを生成す
る回路図であり、図7は図6に示す各ホール素子の出力
と回転制御用のパルスのタイミングチャートである。さ
らに、図8は従来の方式による回転制御用のパルスの時
間間隔の不一致について示す図である。
回転制御に関し、図4〜図8を参照して説明する。尚、
図4は3相ブラシレスモータのロータとステータの構成
概略図であり、図5はロータと、ステータに搭載された
ホール素子との位置関係を示す図である。また、図6は
各ホール素子の出力から、回転制御用のパルスを生成す
る回路図であり、図7は図6に示す各ホール素子の出力
と回転制御用のパルスのタイミングチャートである。さ
らに、図8は従来の方式による回転制御用のパルスの時
間間隔の不一致について示す図である。
【0003】3相ブラシレスモータにおいては、モータ
の回転検出のためにホール素子を用いることが多い。ロ
ータに付属しているマグネットの磁力をホール素子で検
出することにより現在のマグネットとステータに付属し
たコイルとの位置関係を確認し、駆動すべきコイルと駆
動電流の方向を決定してロータを回転させている。
の回転検出のためにホール素子を用いることが多い。ロ
ータに付属しているマグネットの磁力をホール素子で検
出することにより現在のマグネットとステータに付属し
たコイルとの位置関係を確認し、駆動すべきコイルと駆
動電流の方向を決定してロータを回転させている。
【0004】図4(a)はロータ1であって、所定の厚
みを有し、扇状に分割されて厚み方向に交互にN極、S
極が着持されたマグネット3を有している。尚、同図は
4極構成である。
みを有し、扇状に分割されて厚み方向に交互にN極、S
極が着持されたマグネット3を有している。尚、同図は
4極構成である。
【0005】また、図4(b)はステータ2であって、
6個の駆動用のコイルL1 〜L6 と、3個のホール素子
H1 〜H3 が設けられている。ホール素子H1 〜H3 は
マグネット3の磁界を検出し、この検出信号に基づいて
駆動するコイルを選択し、また駆動電流の方向を決定す
る。これにより流されたコイルの電流とマグネット3の
磁界との相互作用によってロータ1は矢印Rで示す方向
に回転することになる。尚、マグネット3の着磁と、コ
イルL1 〜L6 と、ホール素子H1 〜H3 は3相駆動と
なるように配置、構成されている。
6個の駆動用のコイルL1 〜L6 と、3個のホール素子
H1 〜H3 が設けられている。ホール素子H1 〜H3 は
マグネット3の磁界を検出し、この検出信号に基づいて
駆動するコイルを選択し、また駆動電流の方向を決定す
る。これにより流されたコイルの電流とマグネット3の
磁界との相互作用によってロータ1は矢印Rで示す方向
に回転することになる。尚、マグネット3の着磁と、コ
イルL1 〜L6 と、ホール素子H1 〜H3 は3相駆動と
なるように配置、構成されている。
【0006】つぎに、ホール素子H1 〜H3 の出力とマ
グネット3の着磁位置との関係について説明する。図5
はホール素子H1 〜H3 とマグネット3の着磁位置との
相対的位置関係を示していて、ホール素子H1 、H3 は
ホール素子H2 を挟み、ステータ2の中心に対してそれ
ぞれ60度の位置に配設されている。また、マグネット
3は4極構成であるから、N極、S極はロータ1の中心
から扇状に、各々45度の角度をもって着磁されてい
る。
グネット3の着磁位置との関係について説明する。図5
はホール素子H1 〜H3 とマグネット3の着磁位置との
相対的位置関係を示していて、ホール素子H1 、H3 は
ホール素子H2 を挟み、ステータ2の中心に対してそれ
ぞれ60度の位置に配設されている。また、マグネット
3は4極構成であるから、N極、S極はロータ1の中心
から扇状に、各々45度の角度をもって着磁されてい
る。
【0007】まず、図5(a)は時刻t=t1 における
ホール素子H1 〜H3 とマグネット3との配置を示して
いる。ホール素子H2 がN2 極とS1 極の境界にある状
態であって、このときホール素子H1 はS1 極からN1
極の内側に15度の位置にあり、またホール素子H3 は
N2 極からS2 極の内側に15度の位置にある。
ホール素子H1 〜H3 とマグネット3との配置を示して
いる。ホール素子H2 がN2 極とS1 極の境界にある状
態であって、このときホール素子H1 はS1 極からN1
極の内側に15度の位置にあり、またホール素子H3 は
N2 極からS2 極の内側に15度の位置にある。
【0008】つぎに、図5(b)は時刻t=t2 におけ
る、マグネット3が図5(a)に対して矢印Rで示す方
向に15度回転したときのホール素子H1 〜H3 とマグ
ネット3との配置を示している。ホール素子H3 がN2
極とS2 極の境界にある状態であって、このときホール
素子H1 はS1 極からN1 極の内側に30度の位置にあ
り、またホール素子H2 はN1 極からS1 極の内側に3
0度の位置にある。
る、マグネット3が図5(a)に対して矢印Rで示す方
向に15度回転したときのホール素子H1 〜H3 とマグ
ネット3との配置を示している。ホール素子H3 がN2
極とS2 極の境界にある状態であって、このときホール
素子H1 はS1 極からN1 極の内側に30度の位置にあ
り、またホール素子H2 はN1 極からS1 極の内側に3
0度の位置にある。
【0009】また、図5(c)は時刻t=t3 におけ
る、マグネット3が図5(b)に対してさらに矢印Rで
示す方向に15度回転したときのホール素子H1 〜H3
とマグネット3との配置を示している。ホール素子H1
がN1 極とS4 極の境界にある状態であって、このとき
ホール素子H2 はN1 極からS1 極の内側に15度の位
置にあり、またホール素子H3 はS1 極からN2 極の内
側に30度の位置にある。
る、マグネット3が図5(b)に対してさらに矢印Rで
示す方向に15度回転したときのホール素子H1 〜H3
とマグネット3との配置を示している。ホール素子H1
がN1 極とS4 極の境界にある状態であって、このとき
ホール素子H2 はN1 極からS1 極の内側に15度の位
置にあり、またホール素子H3 はS1 極からN2 極の内
側に30度の位置にある。
【0010】図6はホール素子H1 〜H3 の出力からモ
ータ回転制御のための制御信号(以下、「FGout 」と
記す)を生成する回路の一例である。ホール素子H1 〜
H3の出力はそれぞれシュミットアンプ24〜26で成
形され、矩形状の信号H1out〜H3outが出力される。こ
の信号H1outと信号H3outがANDゲート27に入力さ
れ、信号H1outに基づくパルスH1pが、また、信号H2o
utと信号H1outがANDゲート28に入力され、信号H
2outに基づくパルスH2pが、また、信号H3outと信号H
2outがANDゲート29に入力され、信号H3outに基づ
くパルスH3pが形成される。さらに、これらパルスH1
p、H2p、H3pはORゲート30に入力され、FGout
が生成される。
ータ回転制御のための制御信号(以下、「FGout 」と
記す)を生成する回路の一例である。ホール素子H1 〜
H3の出力はそれぞれシュミットアンプ24〜26で成
形され、矩形状の信号H1out〜H3outが出力される。こ
の信号H1outと信号H3outがANDゲート27に入力さ
れ、信号H1outに基づくパルスH1pが、また、信号H2o
utと信号H1outがANDゲート28に入力され、信号H
2outに基づくパルスH2pが、また、信号H3outと信号H
2outがANDゲート29に入力され、信号H3outに基づ
くパルスH3pが形成される。さらに、これらパルスH1
p、H2p、H3pはORゲート30に入力され、FGout
が生成される。
【0011】図7は上述した信号H1out〜H3outとFG
out のタイミングチャートである。FGout を構成する
パルスH1p〜H3pはホール素子H1 〜H3 の出力に基づ
くパルスであって、各々は他の2つのパルスを挟んで順
次現れるものである。例えばパルスH1pに着目するとパ
ルスH3p、パルスH2pを挟んで繰り返し現れている。
out のタイミングチャートである。FGout を構成する
パルスH1p〜H3pはホール素子H1 〜H3 の出力に基づ
くパルスであって、各々は他の2つのパルスを挟んで順
次現れるものである。例えばパルスH1pに着目するとパ
ルスH3p、パルスH2pを挟んで繰り返し現れている。
【0012】また、図7に示すt1 、t2 、t3 は図5
の(a)、(b)、(c)に対応するタイミングを示し
ている。このように図5および図7に示すタイミングで
ロータ1の回転と共に回転制御用のFGout が生成され
るものである。以上の説明はマグネット3が4極の場合
であって、ロータ1の1回転当たり12波のFGoutが
生成される。尚、6極であれば18波のFGout が生成
されるように構成されるものである。
の(a)、(b)、(c)に対応するタイミングを示し
ている。このように図5および図7に示すタイミングで
ロータ1の回転と共に回転制御用のFGout が生成され
るものである。以上の説明はマグネット3が4極の場合
であって、ロータ1の1回転当たり12波のFGoutが
生成される。尚、6極であれば18波のFGout が生成
されるように構成されるものである。
【0013】ところで、マグネットの着磁ムラやホール
素子の取付け位置の誤差は製造工程中で生じやすく、特
にホール素子の取付け位置を高精度に保って設置するこ
とは困難であった。このため3相の位相のずれが120
度にならず、図8に示すようにFGout の周期T1 〜T
8 が一定にならなかった。従って、このFGout を用い
る回転制御では高い制御性を確保することが困難であっ
た。また、従来よりこの対策として着磁ムラを抑え、ホ
ール素子の取付け位置精度を確保する等の管理を行なっ
てきたが、作業時間を要し、生産性を低下させていた。
素子の取付け位置の誤差は製造工程中で生じやすく、特
にホール素子の取付け位置を高精度に保って設置するこ
とは困難であった。このため3相の位相のずれが120
度にならず、図8に示すようにFGout の周期T1 〜T
8 が一定にならなかった。従って、このFGout を用い
る回転制御では高い制御性を確保することが困難であっ
た。また、従来よりこの対策として着磁ムラを抑え、ホ
ール素子の取付け位置精度を確保する等の管理を行なっ
てきたが、作業時間を要し、生産性を低下させていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ブラ
シレスモータのホール素子の取付け位置精度によること
なく、高精度の回転制御が可能であり、且つ、生産性の
高いブラシレスモータを提供することを目的とする。
シレスモータのホール素子の取付け位置精度によること
なく、高精度の回転制御が可能であり、且つ、生産性の
高いブラシレスモータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであって、複数の極に分割着磁されたマグ
ネットを有するロータと、複数の駆動用コイルと、所定
の角度を有して配置された複数の磁気検出器とを有する
ステータとからなるブラシレスモータであって、前記磁
気検出器毎に、検出出力間の時間を測定する出力間隔測
定手段と、前記出力間隔測定手段により測定される、前
記磁気検出器毎の連続した2つの出力時間間隔の差を算
出する算出手段と、前記算出手段により算出された結果
に基づき、前記ブラシレスモータの回転制御信号を発生
する制御信号発生手段とを具備し、前記磁気検出器毎の
出力に基づく回転制御信号により、前記駆動用コイルの
電流が制御されて所望の回転が得られるブラシレスモー
タを構成する。
なされたものであって、複数の極に分割着磁されたマグ
ネットを有するロータと、複数の駆動用コイルと、所定
の角度を有して配置された複数の磁気検出器とを有する
ステータとからなるブラシレスモータであって、前記磁
気検出器毎に、検出出力間の時間を測定する出力間隔測
定手段と、前記出力間隔測定手段により測定される、前
記磁気検出器毎の連続した2つの出力時間間隔の差を算
出する算出手段と、前記算出手段により算出された結果
に基づき、前記ブラシレスモータの回転制御信号を発生
する制御信号発生手段とを具備し、前記磁気検出器毎の
出力に基づく回転制御信号により、前記駆動用コイルの
電流が制御されて所望の回転が得られるブラシレスモー
タを構成する。
【0016】また、前記磁気検出器としてホール素子を
用いたブラシレスモータを構成する。
用いたブラシレスモータを構成する。
【0017】さらに、前記マグネットと、前記駆動用コ
イルと、前記磁気検出器は3相ブラシレスモータの構成
にして上記課題を解決する。
イルと、前記磁気検出器は3相ブラシレスモータの構成
にして上記課題を解決する。
【0018】本発明の構成によると、磁気検出器毎の出
力間隔に基づきに、磁気検出器の取付け位置精度に影響
されることのない回転制御信号が形成され、さらに、そ
の回転制御信号は各磁気検出器から得られるので、エラ
ー信号のサンプリング間隔は従来と同じであり、精度の
高い回転制御ができる。
力間隔に基づきに、磁気検出器の取付け位置精度に影響
されることのない回転制御信号が形成され、さらに、そ
の回転制御信号は各磁気検出器から得られるので、エラ
ー信号のサンプリング間隔は従来と同じであり、精度の
高い回転制御ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は磁気検出器の取り付け位
置精度にかかわることなく、精度の高い回転制御性が得
られるブラシレスモータを実現しようとするものであ
る。
置精度にかかわることなく、精度の高い回転制御性が得
られるブラシレスモータを実現しようとするものであ
る。
【0020】発明の実施の形態例について図1ないし図
3を参照して説明する。ここで図1は本発明にかかわる
ブラシレスモータのモータ回転制御の回路ブロック図で
ある。また、図2は各ホール素子から回転制御用のパル
スを生成する回路図であり、さらに図3は図2に示す各
ホール素子の出力と回転制御用のパルスのタイミングチ
ャートである。尚、必要に応じて適宜従来例で説明に用
いた図を参照する。
3を参照して説明する。ここで図1は本発明にかかわる
ブラシレスモータのモータ回転制御の回路ブロック図で
ある。また、図2は各ホール素子から回転制御用のパル
スを生成する回路図であり、さらに図3は図2に示す各
ホール素子の出力と回転制御用のパルスのタイミングチ
ャートである。尚、必要に応じて適宜従来例で説明に用
いた図を参照する。
【0021】まず、モータ回転制御の回路構成について
説明する。図1に示すように、パルス生成部11、パル
ス間隔測定部12、パルス時間差測定部13、制御信号
生成部14、サーボ基準信号発生部15、駆動部16等
から構成されている。尚、パルス間隔測定部12、パル
ス時間差測定部13、制御信号生成部14は、例えばC
PUによって実現することも考えられる。
説明する。図1に示すように、パルス生成部11、パル
ス間隔測定部12、パルス時間差測定部13、制御信号
生成部14、サーボ基準信号発生部15、駆動部16等
から構成されている。尚、パルス間隔測定部12、パル
ス時間差測定部13、制御信号生成部14は、例えばC
PUによって実現することも考えられる。
【0022】つぎにその動作について説明する。まずパ
ルス生成部11では図4(b)に示すホール素子H1 〜
H3 の出力に基づきホール素子毎のパルスを生成する。
パルス間隔測定部12ではパルス生成部11からのホー
ル素子毎のパルスについて、連続するパルス間の時間間
隔を測定する。つぎにパルス時間差測定部13で、パル
ス間隔測定部12で測定された連続するパルス間の時間
間隔の時間差が測定される。制御信号生成部14ではパ
ルス時間差測定部13で測定された時間差、サーボ基準
信号発生部15から入力される回転の基準となる信号、
およびホール素子H1 〜H3 の出力に基づいて、駆動コ
イルの選択、駆動電流の方向、駆動電流量等の制御信号
を生成する。駆動部16では制御信号生成部14からの
制御信号に基づき、第1相コイル21、第2相コイル2
2、第3相コイル23の中から所定のコイルに所定の大
きさの電流を、所定の方向に流す。これにより電流とマ
グネットの磁界の相互作用でロータを目的の回転数で回
転させることになる。
ルス生成部11では図4(b)に示すホール素子H1 〜
H3 の出力に基づきホール素子毎のパルスを生成する。
パルス間隔測定部12ではパルス生成部11からのホー
ル素子毎のパルスについて、連続するパルス間の時間間
隔を測定する。つぎにパルス時間差測定部13で、パル
ス間隔測定部12で測定された連続するパルス間の時間
間隔の時間差が測定される。制御信号生成部14ではパ
ルス時間差測定部13で測定された時間差、サーボ基準
信号発生部15から入力される回転の基準となる信号、
およびホール素子H1 〜H3 の出力に基づいて、駆動コ
イルの選択、駆動電流の方向、駆動電流量等の制御信号
を生成する。駆動部16では制御信号生成部14からの
制御信号に基づき、第1相コイル21、第2相コイル2
2、第3相コイル23の中から所定のコイルに所定の大
きさの電流を、所定の方向に流す。これにより電流とマ
グネットの磁界の相互作用でロータを目的の回転数で回
転させることになる。
【0023】つぎに、本発明の特徴を構成するパルス生
成部11、パルス間隔測定部12、パルス時間差測定部
13について詳述する。
成部11、パルス間隔測定部12、パルス時間差測定部
13について詳述する。
【0024】まず、図2はパルス生成部11の構成の一
例を示している。図4(b)に示すホール素子H1 〜H
3 の出力はそれぞれシュミットアンプ24〜26で成形
され、矩形状の信号H1out〜H3outが出力される。この
信号H1outと信号H3outがANDゲート27に入力さ
れ、信号H1outに基づくパルスH1pが、また、信号H2o
utと信号H1outがANDゲート28に入力され、信号H
2outに基づくパルスH2pが、また、信号H3outと信号H
2outがANDゲート29に入力され、信号H3outに
基づくパルスH3pが形成される。図3には上述した信
号H1out〜H3out、および、パルスH1p〜H3pの波形が
示されている。
例を示している。図4(b)に示すホール素子H1 〜H
3 の出力はそれぞれシュミットアンプ24〜26で成形
され、矩形状の信号H1out〜H3outが出力される。この
信号H1outと信号H3outがANDゲート27に入力さ
れ、信号H1outに基づくパルスH1pが、また、信号H2o
utと信号H1outがANDゲート28に入力され、信号H
2outに基づくパルスH2pが、また、信号H3outと信号H
2outがANDゲート29に入力され、信号H3outに
基づくパルスH3pが形成される。図3には上述した信
号H1out〜H3out、および、パルスH1p〜H3pの波形が
示されている。
【0025】パルス間隔測定部12ではパルス生成部1
1で得られたパルスH1p〜H3pの各々についてパルス間
の時間を測定する。即ち、図3ではパルスH1pに関して
はt11とt12 であり、パルスH2pに関してはt21とt22
であり、パルスH3pに関してはt31とt32 の時間を測定
する。この測定には汎用の時間測定技術を用いることが
できる。
1で得られたパルスH1p〜H3pの各々についてパルス間
の時間を測定する。即ち、図3ではパルスH1pに関して
はt11とt12 であり、パルスH2pに関してはt21とt22
であり、パルスH3pに関してはt31とt32 の時間を測定
する。この測定には汎用の時間測定技術を用いることが
できる。
【0026】パルス時間差測定部13ではパルスH1p〜
H3pの各々について連続するパルス間の時間の差を測定
する。 即ち、パルスH1pに関してはΔt1 =t11−t12 パルスH2pに関してはΔt2 =t21−t22 パルスH3pに関してはΔt3 =t31−t32 を演算する。これらΔt1 、Δt2 、Δt3 が制御信号
生成部14に入力され、Δt1 、Δt2 、Δt3 の符
号、大きさが他の制御要素に加味されて回転制御の信号
が生成されることになる。
H3pの各々について連続するパルス間の時間の差を測定
する。 即ち、パルスH1pに関してはΔt1 =t11−t12 パルスH2pに関してはΔt2 =t21−t22 パルスH3pに関してはΔt3 =t31−t32 を演算する。これらΔt1 、Δt2 、Δt3 が制御信号
生成部14に入力され、Δt1 、Δt2 、Δt3 の符
号、大きさが他の制御要素に加味されて回転制御の信号
が生成されることになる。
【0027】本発明は上述したように、ホール素子H1
〜H3 の出力を各々個別に用いて制御用の信号を生成さ
せるため、ホール素子の取り付け位置を厳密に定める必
要はない。一方、回転偏差のデータは各ホール素子から
順次、得ることができるので安定したサーボをかけるこ
とができるものである。
〜H3 の出力を各々個別に用いて制御用の信号を生成さ
せるため、ホール素子の取り付け位置を厳密に定める必
要はない。一方、回転偏差のデータは各ホール素子から
順次、得ることができるので安定したサーボをかけるこ
とができるものである。
【0028】尚、実施の形態例として4極のブラシレス
モータについて説明したが、他の極数のブラシレスモー
タについても同様の回転制御系を構成できることは言う
までもない。
モータについて説明したが、他の極数のブラシレスモー
タについても同様の回転制御系を構成できることは言う
までもない。
【0029】また、本発明は上述した実施の形態例の回
路構成に限ることなく、本発明の技術的思想を具現化す
るいずれの回路構成を用いてもよいことは当然である。
路構成に限ることなく、本発明の技術的思想を具現化す
るいずれの回路構成を用いてもよいことは当然である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の構
成によれば、ホール素子の取付け位置精度に影響される
ことなく、高精度の回転制御が可能なブラシレスモータ
が提供できる。
成によれば、ホール素子の取付け位置精度に影響される
ことなく、高精度の回転制御が可能なブラシレスモータ
が提供できる。
【0031】また、ホール素子の取付け位置精度を確保
するための作業を必要とせず、生産性が向上する。
するための作業を必要とせず、生産性が向上する。
【図1】 本発明にかかわるブラシレスモータのモータ
回転制御の回路ブロック図である。
回転制御の回路ブロック図である。
【図2】 各ホール素子から回転制御用のパルスを生成
する回路図である。
する回路図である。
【図3】 図2に示す各ホール素子の出力と回転制御用
のパルスのタイミングチャートである。
のパルスのタイミングチャートである。
【図4】 3相ブラシレスモータのロータとステータの
構成概略図である。
構成概略図である。
【図5】 ロータと、ステータに搭載されたホール素子
との位置関係を示す図である。
との位置関係を示す図である。
【図6】 各ホール素子の出力から、従来の方式の回転
制御用のパルスを生成する回路図である。
制御用のパルスを生成する回路図である。
【図7】 図6に示す各ホール素子の出力と回転制御用
のパルスのタイミングチャートである。
のパルスのタイミングチャートである。
【図8】 従来の方式による回転制御用のパルスの時間
間隔の不一致について示す図である。
間隔の不一致について示す図である。
1…ロータ、2…ステータ、3…マグネット、11…パ
ルス生成部、12…パルス間隔測定部、13…パルス時
間差測定部、14…制御信号生成部、15…サーボ基準
信号発生部、16…駆動部、21…第1相コイル、22
…第2相コイル、23…第3相コイル、24〜26…シ
ュミットアンプ、27〜29…ANDゲート、30…O
Rゲート
ルス生成部、12…パルス間隔測定部、13…パルス時
間差測定部、14…制御信号生成部、15…サーボ基準
信号発生部、16…駆動部、21…第1相コイル、22
…第2相コイル、23…第3相コイル、24〜26…シ
ュミットアンプ、27〜29…ANDゲート、30…O
Rゲート
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の極に分割着磁されたマグネットを
有するロータと、 複数の駆動用コイルと、所定の角度を有して配置された
複数の磁気検出器とを有するステータとからなるブラシ
レスモータであって、 前記磁気検出器毎に、検出出力間の時間を測定する出力
間隔測定手段と、 前記出力間隔測定手段により測定される、前記磁気検出
器毎の連続した2つの出力時間間隔の差を算出する算出
手段と、 前記算出手段により算出された結果に基づき、前記ブラ
シレスモータの回転制御信号を発生する制御信号発生手
段とを具備し、 前記磁気検出器毎の出力に基づく回転制御信号により、
前記駆動用コイルの電流が制御されて所望の回転が得ら
れることを特徴とするブラシレスモータ。 - 【請求項2】 前記磁気検出器はホール素子であること
を特徴とする、請求項1に記載のブラシレスモータ。 - 【請求項3】 前記マグネットと、前記駆動用コイル
と、前記磁気検出器は3相ブラシレスモータの構成であ
ることを特徴とする、請求項1に記載のブラシレスモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10278667A JP2000116175A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10278667A JP2000116175A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116175A true JP2000116175A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17600491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10278667A Pending JP2000116175A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000116175A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272076A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-20 | Kofu Meidensha:Kk | ダイレクトドライブ・ブラシレスモータ |
JP2006074951A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | 交流電動機の制御装置 |
JP2006081322A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 交流電動機の制御装置 |
JP2017169430A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | ローム株式会社 | モータ駆動装置 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10278667A patent/JP2000116175A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272076A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-20 | Kofu Meidensha:Kk | ダイレクトドライブ・ブラシレスモータ |
JP2006074951A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | 交流電動機の制御装置 |
JP2006081322A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 交流電動機の制御装置 |
JP2017169430A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | ローム株式会社 | モータ駆動装置 |
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