JP2000115351A - 音響エコーキャンセラを備えた通信システム - Google Patents

音響エコーキャンセラを備えた通信システム

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JP2000115351A
JP2000115351A JP29135098A JP29135098A JP2000115351A JP 2000115351 A JP2000115351 A JP 2000115351A JP 29135098 A JP29135098 A JP 29135098A JP 29135098 A JP29135098 A JP 29135098A JP 2000115351 A JP2000115351 A JP 2000115351A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠端側通信装置に備えられていた音響エコーキ
ャンセラを除去し、近端側通信装置に選択された遠端側
用の音響エコーキャンセラとして装備することにより、
複数台の遠端側通信装置を小型化し、通信システム全体
をコストダウンすること。 【解決手段】 スピーカー16、116からの音声がマ
イクロホン11、111へ回り込み発生する音響エコー
を除去する近端側用及び遠端側用の音響エコーキャンセ
ラ20、50を近端側通信装置1に装備することによっ
て、音響エコーキャンセラの制御部81を近端側通信装
置に集約し、かつ1対多地点間の通信を行う際には複数
台の遠端側通信装置に音響エコーキャンセラを装備する
必要がなくなるので、遠端側通信装置の小型化および通
信システムのコストダウンを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば1対多地点
の遠隔映像音声通信システムなどに利用される、ハンド
セットを持たずにスピーカーとマイクロホンで通話する
ことができるハンズフリー機能を備えた通信システムに
関し、特にスピーカーから出力された遠端側話者の音声
が音響エコーとしてマイクロホンに回り込み再び遠端側
に戻るという、いわゆる音響エコーを除去する音響エコ
ーキャンセラを備えた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔地にいるひと同士が映像、音声など
を共有するために、例えばTV会議システム、電話会議
システム、拡声電話システム、監視システムなど、広範
囲の分野においてさまざまな映像音声通信システムが開
発されている。これらの映像音声通信システムでは、音
声についてはハンドセットは利用せず、スピーカーとマ
イクロホンで通話することができる。
【0003】そのために、例えば近端側スピーカーから
出力された遠端側話者が発声した音声が、近端側で音響
エコーとして近端側マイクロホンに回り込み、再び遠端
側スピーカーから出力され、遠端側では遠端側話者がマ
イクロホンに向かって発声した音声が、遠端側スピーカ
ーから遠端側話者の耳に遅れて戻ってきてしまうため、
通話がたいへん困難になるという状況が発生していた。
そこで、従来は、音響エコーを抑制するための1つの手
段として音響エコーキャンセラを設け、音響エコーキャ
ンセラに備えられている適応フィルタの作用により、ス
ピーカーからマイクロホンに入る音響エコーを推測して
擬似エコーを生成し、生成した擬似エコーをマイクロホ
ンの受信信号から差し引くことにより音響エコーを抑制
するようにしていた。
【0004】次に、図4を参照して、従来の音響エコー
キャンセラを備えた通信システムについて説明する。図
4は従来の音響エコーキャンセラを備えた通信システム
を示すブロック図である。図4において、1は近端側通
信装置、2は近端側通信装置1における音響エコー、1
1はマイクロホン、12は増幅器、13はA/D変換
器、14はD/A変換器、15は増幅器、16はスピー
カ、20は音響エコーキャンセラ、21は適応フィル
タ、22は加算器、23はダブルトーク検出部、41は
送信信号出力端子、42は受信信号入力端子、81は制
御部、101は遠端側通信装置、102は遠端側通信装
置101における音響エコー、111はマイクロホン、
112は増幅器、113はA/D変換器、114はD/
A変換器、115は増幅器、116はスピーカ、120
は音響エコーキャンセラ、121は適応フィルタ、12
2は加算器、123はダブルトーク検出部、141は送
信信号出力端子、142は受信信号入力端子、181は
制御部である。
【0005】次に、図4を参照して、上記従来の音響エ
コーキャンセラを備えた通信システムの動作を説明す
る。近端側通信装置1と遠端側通信装置101の構成は
同じであり、以下の例では遠端側の話者が発声し近端側
の話者は発声していないと仮定して説明する。遠端側の
話者の音声信号は遠端側通信装置101のマイクロホン
111で収音され、増幅器112で所定のレベルに増幅
されてA/D変換器113でデジタル信号に変換され
る。送信信号出力端子141から出力された音声信号は
近端側通信装置1の受信信号入力端子42に入力され、
D/A変換器14でアナログ信号に変換され、増幅器1
5で所定のレベルに増幅されてスピーカー16から出力
される。
【0006】その出力音声信号は音響エコー2で示すよ
うに、マイクロホン11へ回り込み、マイクロホン11
で収音された音声信号は増幅器12で所定レベルまで増
幅され、A/D変換器13でデジタル信号に変換され
て、音響エコーキャンセラ20に入力される。他方、音
響エコーキャンセラ20の適応フィルタ21は受信信号
入力端子42を介して遠端側通信装置101から入力し
た音声信号を入力し、この音声信号から擬似エコーを生
成して、加算器22においてA/D変換器13の出力信
号から擬似エコーを差し引いて音響エコー2を抑制す
る。
【0007】ダブルトーク検出部23は、受信信号入力
端子42における音声信号と、送信信号出力端子41に
おける音声信号とを比較して、近端側話者が発声してい
ないと推測された場合にのみ、適応フィルタ21に対し
て、加算器22の出力信号と適応フィルタ21の入力音
声信号を用いた適応フィルタ係数の更新を許可する。抑
制された音響エコーは、近端側通信装置1の送信信号出
力端子41から出力され、遠端側通信装置101の受信
信号入力端子142から入力され、D/A変換器114
でアナログ信号に変換され、増幅器115で所定のレベ
ルまで増幅され、スピーカー116から出力される。
【0008】しかし、近端側音響エコー2は適応フィル
タ21及び加算器22によって抑制されているので、遠
端側スピーカー116からの出力信号は、近端側通信装
置1に音響エコーキャンセラ20を備えない場合と比較
して、遠端側の話者の通話を妨げない程度のたいへん小
さな音声信号レベルにされた値となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の通信システムにおいては、1台の近端側通信装置
と、複数台の遠端側通信装置から選択された1台の遠端
側通信装置との間の通信、すなわち1対多地点間の通信
の場合、音響エコーキャンセラを備えた遠端側通信装置
が複数台必要である。しかし、実際に選択された1台の
遠端側通信装置以外の選択されていない遠端側通信装置
に装備されている音響エコーキャンセラは、選択されて
いない期間中は近端側通信装置と通信を行わないため作
動しないので、実際には遠端側通信装置のすべての音響
エコーキャンセラが同時にその機能を発揮することがな
いにも拘らず、各遠端側通信装置にそれぞれ音響エコー
キャンセラを装備しなければならないため使用効率が悪
く、通信システム全体としてもコストアップするという
問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、遠端側の複数台の通信装置に備えら
れていた各遠端側の音響エコー抑制用としての音響エコ
ーキャンセラを除去し、近端側通信装置に選択された遠
端側通信装置の遠端側音響エコー抑制用として1つの音
響エコーキャンセラを装備することにより、複数台の遠
端側通信装置を小型化し、通信システム全体としてコス
トダウンすることができる通信システムを提供すること
を目的とする。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、遠端側の複数台の通信装置に備えら
れていた各遠端側の音響エコー抑制用としての音響エコ
ーキャンセラを除去し、近端側通信装置に選択された遠
端側通信装置の遠端側音響エコー抑制用として1つの音
響エコーキャンセラを装備するとともに、音響エコーキ
ャンセラを持たない複数の遠端側通信装置からの送信信
号を選択して近端側通信装置に接続する接続選択部を具
備することにより、複数台の遠端側通信装置を小型化
し、通信システム全体としてコストダウンすることがで
きる通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題を解決するため、スピーカーから拡声された音声がマ
イクロホンへ回り込むことにより発生する音響エコーを
除去する音響エコーキャンセラを備えた通信装置を接続
する通信システムにおいて、近端側の音響エコーを除去
する適応フィルタ及びダブルトーク検出部を有する音響
エコーキャンセラと、遠端側の音響エコーを除去する適
応フィルタ及びダブルトーク検出部を有する音響エコー
キャンセラとを備えた近端側通信装置と、音響エコーキ
ャンセラを備えていない遠端側通信装置とを接続して構
成するようにしたものである。
【0013】本発明は、近端側通信装置に選択された遠
端側通信装置の遠端側音響エコー抑制用の音響エコーキ
ャンセラを備え、複数台の遠端側通信装置から遠端側音
響エコー抑制用の音響エコーキャンセラを除去すること
により、複数台の遠端側通信装置を小型化し、通信シス
テム全体のコストダウンを図ることができる通信システ
ムが得られる。
【0014】本発明は、上記従来の問題を解決するた
め、近端側と遠端側の音響エコーキャンセラを備えた近
端側通信装置において、近端側の音響エコーを除去する
音響エコーキャンセラのダブルトーク検出部と、遠端側
の音響エコーを除去する音響エコーキャンセラのダブル
トーク検出部の2つのダブルトーク検出部を1つのダブ
ルトーク検出部に集約した音響エコーキャンセラを備え
るようにしたものである。
【0015】本発明は、近端側と遠端側の音響エコーキ
ャンセラを備えた近端側通信装置において、近端側及び
遠端側の音響エコーキャンセラのダブルトーク検出部を
1つのダブルトーク検出部に集約したことにより、近端
側通信装置も小型化し、さらに通信システム全体のコス
トダウンを図ることができる通信システムが得られる。
【0016】本発明は、上記従来の問題を解決するた
め、近端側と遠端側の音響エコーキャンセラを備えた近
端側通信装置を有する通信システムにおいて、音響エコ
ーキャンセラを持たない遠端側通信装置が複数台接続さ
れ、遠端側通信装置からの送信信号を複数受信したと
き、送信信号のいずれか1つを選択して近端側通信装置
に接続する接続選択部と、接続選択部を制御する制御部
を備えるようにしたものである。
【0017】本発明は、近端側と遠端側の音響エコーキ
ャンセラを備えた近端側通信装置を有する通信システム
において、音響エコーキャンセラを持たない複数の遠端
側通信装置からの送信信号を選択して近端側通信装置に
接続するようにしたことにより、複数台の遠端側通信装
置に音響エコーキャンセラを装備する必要がなく、遠端
側通信装置を小型化し、通信システム全体をコストダウ
ンすることができる通信システムが得られる。
【0018】本発明は、上記従来の問題を解決するた
め、適応フィルタにより推定された遠端側音響エコーに
対応する適応フィルタ係数を蓄積する音響エコー情報蓄
積部を備え、音響エコー情報蓄積部が複数の各遠端側音
響エコーに対応する音響エコー情報を適応フィルタ係数
として記憶するようにしたものである。
【0019】本発明は、過去に適応フィルタにより推定
された遠端側音響エコーに対応する適応フィルタ係数を
蓄積して、接続選択部により遠端側通信装置を切り替え
る場合に、切り替え先の遠端側の音響エコー情報を音響
エコー情報蓄積部から読み出して適応フィルタに書き込
むようにしたことにより、遠端側通信装置を切り替える
際に発生する雑音を抑制することができる通信システム
が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、近端側の音響エコーを除去する音響エコーキャンセ
ラと遠端側の音響エコーを除去する音響エコーキャンセ
ラとを備えた近端側通信装置と、音響エコーを除去する
音響エコーキャンセラを備えない遠端側通信装置とを接
続して構成するようにしたものであり、遠端側の音響エ
コーキャンセラを近端側通信装置に集約することによ
り、遠端側通信装置を小型化し、通信システムとしてコ
ストダウンが可能となり、かつ音響エコーキャンセラを
備えない遠端側通信装置を接続した場合でも、近端側通
信装置に装備した遠端側音響エコー抑制用の音響エコー
キャンセラによって遠端側音響エコーを抑制することが
できるという作用を有する。
【0021】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
前記近端側の音響エコーを除去する音響エコーキャンセ
ラが近端側の音響エコーを除去する適応フィルタとダブ
ルトーク検出部とからなり、前記遠端側の音響エコーを
除去する音響エコーキャンセラは遠端側の音響エコーを
除去する適応フィルタとダブルトーク検出部とからなる
ようにしたものであり、近端側の音響エコーキャンセラ
は近端側の音響エコーを除去する適応フィルタとダブル
トーク検出部とを具備し、遠端側の音響エコーキャンセ
ラは遠端側の音響エコーを除去する適応フィルタとダブ
ルトーク検出部とを具備することにより、通信システム
を有効にコストダウンすることができるという作用を有
する。
【0022】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
前記近端側通信装置に備えられた前記近端側の音響エコ
ーキャンセラのダブルトーク検出部と前記遠端側の音響
エコーキャンセラのダブルトーク検出部とを集約して1
つのダブルトーク検出部として構成するようにしたもの
であり、近端側および遠端側の音響エコーを抑制する2
つの音響エコーキャンセラのダブルトーク検出タイミン
グを一致させるようにしたことにより、適応フィルタ係
数の更新/固定の切り替えタイミングが一致し、その結
果送受信信号の音量変化に伴う雑音の発生が抑制されて
自然な会話を行うことができ、かつダブルトーク検出回
路の集約化により通信装置をコストダウンすることがで
きるという作用を有する。
【0023】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
前記音響エコーキャンセラを備えない遠端側通信装置を
複数個接続し、前記遠端側通信装置から受信した送信信
号からそのいずれか1つを選択して近端側通信装置に接
続する接続選択部と、前記接続選択部を制御する制御部
とを具備し、複数の遠端側通信装置からの送信信号を選
択的に接続するようにしたものであり、複数台の遠端側
通信装置に音響エコーキャンセラを装備する必要がなく
なり、遠端側通信装置を小型化し、通信システム全体と
してコストダウンすることができるという作用を有す
る。
【0024】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
前記遠端側の適応フィルタにより推定された遠端側音響
エコーに対応する適応フィルタ係数を蓄積する音響エコ
ー情報蓄積部を備え、前記音響エコー情報蓄積部が複数
の遠端側通信装置の各音響エコーに対応する音響エコー
情報を適応フィルタ係数として記憶するようにしたもの
であり、接続選択部により遠端側通信装置の切り替えを
行う場合に、あらかじめ蓄積されている遠端側の切り替
え先音響エコー情報を音響エコー情報蓄積部から読み出
して適応フィルタに書き込むようにしたことにより、遠
端側通信装置を切り替える際に発生する雑音を抑制する
ことができるという作用を有する。
【0025】以下、添付図面、図1乃至図3に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、図1を参照して、本発明の実施
の形態1における通信装置を備えた通信システムを説明
する。図1は本発明の実施の形態1における通信装置を
備えた通信システムの構成を示すブロック図である。図
1において、1は近端側通信装置、2は近端側通信装置
1における音響エコー、11はマイクロホン、12は増
幅器、13はA/D変換器、14はD/A変換器、15
は増幅器、16はスピーカ、20は近端側のために用い
る音響エコーキャンセラ、21は適応フィルタ、22は
加算器、23はダブルトーク検出部である。
【0026】また、41は送信信号出力端子、42は受
信信号入力端子、50は遠端側のために用いる音響エコ
ーキャンセラ、51は適応フィルタ、52は加算器、5
3はダブルトーク検出部、81は制御部、101は遠端
側通信装置、102は遠端側通信装置101における音
響エコー、111はマイクロホン、112は増幅器、1
13はA/D変換器、114はD/A変換器、115は
増幅器、116はスピーカ、141は送信信号出力端
子、142は受信信号入力端子である。尚、近端側通信
装置1は、制御部81によって制御される音響エコーキ
ャンセラ20及び音響エコーキャンセラ50を装備する
が、遠端側通信装置101には音響エコーキャンセラは
装備しない。
【0027】次に、図1を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態1における通信装置を備えた
通信システムの動作を説明する。まず、遠端側の話者か
ら発声された音声信号は、マイクロホン111で収音さ
れ、増幅器112で所定のレベルに増幅されてA/D変
換器113によりデジタル信号に変換される。送信信号
出力端子141から出力された音声信号は近端側通信装
置1の受信信号入力端子42に入力され、D/A変換器
14でアナログ信号に変換され、増幅器15で所定のレ
ベルに増幅されてスピーカー16から出力される。その
出力音声信号が音響エコー2に示すようにマイクロホン
11へ回り込む。
【0028】マイクロホン11で収音された音響エコー
2の音声信号は増幅器12で所定レベルまで増幅され、
A/D変換器13でデジタル信号に変換される。適応フ
ィルタ21は加算器52からの出力音声信号を入力して
その入力音声信号から擬似エコーを生成し、加算器22
においてA/D変換器13の出力信号から擬似エコーを
差し引いて音響エコー2を抑制する。ダブルトーク検出
部23は、加算器52の出力音声信号と加算器22の出
力音声信号とを比較して、近端側話者が発声していない
と推測される場合にのみ、適応フィルタ21に対し、加
算器22の出力信号と適応フィルタ21の入力音声信号
を用いた適応フィルタ係数の更新を許可する。このよう
に近端側で発生する音響エコー2は、近端側用の音響エ
コーキャンセラ20によって抑制される。
【0029】次に、近端側の話者から発声された音声信
号は、マイクロホン11で収音され、増幅器12で所定
のレベルに増幅されてA/D変換器13によりデジタル
信号に変換される。送信信号出力端子41から出力され
た音声信号は遠端側通信装置101の受信信号入力端子
142に入力され、D/A変換器114でアナログ信号
に変換され、増幅器115で所定のレベルに増幅されて
スピーカー116から出力される。その出力音声信号が
音響エコー102に示すようにマイクロホン111へ回
り込む。マイクロホン111で収音された音声信号は増
幅器112で所定レベルまで増幅され、A/D変換器1
13でデジタル信号に変換される。
【0030】送信信号出力端子141から出力された音
声信号は近端側通信装置1の受信信号入力端子42に入
力される。適応フィルタ51は加算器22の出力音声信
号を入力してその入力音声信号から擬似エコーを生成
し、加算器52において受信信号入力端子42からの入
力信号から擬似エコーを差し引いて音響エコー102を
抑制する。ダブルトーク検出部53は、加算器22の出
力音声信号と加算器52の出力音声信号とを比較して、
遠端側話者が発声していないと推測される場合にのみ、
適応フィルタ51に対し、加算器52の出力信号と適応
フィルタ51の入力音声信号を用いた適応フィルタ係数
の更新を許可する。このように遠端側で発生する音響エ
コー102は、遠端側用の音響エコーキャンセラ50に
よって抑制される。
【0031】以上説明したように、従来の通信システム
では、音響エコーキャンセラを制御するための制御部は
近端側通信装置と遠端側通信装置とにそれぞれ1つずつ
必要であったが、本実施の形態1によれば、遠端側通信
装置の音響エコーキャンセラを近端側通信装置に装備す
ることによって、音響エコーキャンセラの制御部を1つ
に集約することができるため、通信システム全体のコス
トダウンが可能となり、かつ音響エコーキャンセラを備
えていない遠端側通信装置と接続した場合でも、近端側
通信装置に装備した遠端側音響エコー抑制用の音響エコ
ーキャンセラによって遠端側の音響エコーを抑制するこ
とができる。
【0032】(実施の形態2)次に、図2を参照して、
本発明の実施の形態2における通信装置を備えた通信シ
ステムを説明する。図2は本発明の実施の形態2におけ
る通信装置を備えた通信システムの構成を示すブロック
図である。図2において、73はダブルトーク検出部、
30はダブルトーク検出部73を共有する近端側のため
に用いる音響エコーキャンセラ、60はダブルトーク検
出部73を共有する遠端側のために用いる音響エコーキ
ャンセラである。本実施の形態2においては、近端側通
信装置1において、実施の形態1における2つのダブル
トーク検出部23、53を1つのダブルトーク検出部7
3に集約しており、それを2つの音響エコーキャンセラ
30及び音響エコーキャンセラ60が共有するような構
成をとる。その他、図1に示す符号と同一の符号で示す
構成部は図1に示すものと同様のため、詳細な説明は省
略する。
【0033】次に、図2を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態2における通信装置を備えた
通信システムの動作を説明する。まず、遠端側の話者か
ら発声された音声信号は、マイクロホン111で収音さ
れ、増幅器112で所定のレベルに増幅されてA/D変
換器113でデジタル信号に変換される。送信信号出力
端子141から出力された音声信号は近端側通信装置1
の受信信号入力端子42に入力され、D/A変換器14
でアナログ信号に変換され、増幅器15で所定のレベル
に増幅されてスピーカー16から出力される。その出力
音声信号が音響エコー2に示すようにマイクロホン11
へ回り込む。
【0034】マイクロホン11で収音された音声信号は
増幅器12で所定レベルまで増幅され、A/D変換器1
3でデジタル信号に変換される。適応フィルタ21は加
算器52の出力音声信号を入力してその入力音声信号か
ら擬似エコーを生成し、加算器22においてA/D変換
器13の出力信号から擬似エコーを差し引いて音響エコ
ー2を抑制する。ダブルトーク検出部73は、加算器5
2の出力音声信号と加算器22の出力音声信号とを比較
して、近端側話者が発声していないと推測された場合に
のみ、適応フィルタ21に対して、加算器22の出力信
号と適応フィルタ21の入力音声信号とを用いた適応フ
ィルタ係数の更新を許可する。このように近端側で発生
した音響エコー2は、音響エコーキャンセラ30によっ
て抑制される。
【0035】近端側の話者から発声された音声信号は、
マイクロホン11で収音され、増幅器12で所定のレベ
ルに増幅されてA/D変換器13でデジタル信号に変換
される。近端側通信装置1の送信信号出力端子41から
出力された音声信号は遠端側通信装置101の受信信号
入力端子142に入力され、D/A変換器114でアナ
ログ信号に変換され、増幅器115で所定のレベルに増
幅されてスピーカー116から出力される。その出力音
声信号が音響エコー102に示すようにマイクロホン1
11へ回り込む。マイクロホン111で収音された音声
信号は増幅器112で所定レベルまで増幅され、A/D
変換器113でデジタル信号に変換される。送信信号出
力端子141から出力された音声信号は近端側通信装置
1の受信信号入力端子42に入力される。
【0036】適応フィルタ51は入力信号が加算器22
の出力音声信号を入力してその入力音声信号から擬似エ
コーを生成し、加算器52において受信信号入力端子4
2からの入力信号から擬似エコーを差し引いて音響エコ
ー102を抑制する。ダブルトーク検出部73は、加算
器22の出力音声信号と加算器52の出力音声信号を比
較して、遠端側話者が発声していないと推測される場合
にのみ、適応フィルタ51に対して、加算器52の出力
信号と適応フィルタ51の入力音声信号を用いた適応フ
ィルタ係数の更新を許可する。このように遠端側で発生
した音響エコー102は、音響エコーキャンセラ60に
よって抑制される。
【0037】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、近端側および遠端側の音響エコーを抑制する2つ
の音響エコーキャンセラのダブルトーク検出タイミング
を一致させるようにしたものである。それによって、適
応フィルタ係数の更新/固定の切り替えタイミングが一
致し、その結果送受信信号の音量変化に伴う雑音の発生
が抑制され、自然な会話を行うことができ、かつダブル
トーク検出回路の集約化による通信装置のコストダウン
を図ることができる。
【0038】(実施の形態3)次に、図3を参照して、
本発明の実施の形態3における通信装置を備えた通信シ
ステムを説明する。図3は本発明の実施の形態3におけ
る通信装置を備えた通信システムの構成を示すブロック
図である。図3において、82は音響エコー情報蓄積
部、91は接続選択部、101、201、301は遠端
側通信装置、111、211、311はマイクロホン、
112、212、312は増幅器、113、213、3
13はA/D変換器、114、214、314はD/A
変換器、115、215、315は増幅器、116、2
16、316はスピーカ、141、241、341は送
信信号出力端子、142、242、342は受信信号入
力端子である。その他、図2に示す符号と同一の符号で
示す構成部は図2に示すものと同様のため、詳細な説明
は省略する。
【0039】図3から分かるように、本実施の形態3で
は、音響エコーキャンセラを装備していない遠端側通信
装置101〜301が複数台接続され、制御部81によ
って制御される接続選択部91が複数台の遠端側通信装
置101〜301から1台を選択し、遠端側のために用
いる音響エコーキャンセラ60を装備した近端側通信装
置1と接続して通信を行うようにしたものである。な
お、音響エコー情報蓄積部82は本実施の形態では使用
されない。
【0040】次に、図3を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態3における通信装置を備えた
通信システムの動作を説明する。まず、接続選択部91
は、近端側の制御部81の制御により、複数台ある遠端
側通信装置101〜301から、例えば遠端側通信装置
301の1台を選択し、遠端側通信装置301の送信信
号出力端子341から出力される音声信号を近端側通信
装置1の受信信号入力端子42で受信し、近端側通信装
置1の送信信号出力信号41から出力される音声信号を
遠端側通信装置301の受信信号入力端子342で受信
するように接続する。
【0041】以上説明したように、本実施の形態3によ
れば、1台の近端側通信装置と複数台ある遠端側通信装
置から選択した1台の遠端側通信装置とが通信するよう
にした通信システムにおいて、近端側通信装置に音響エ
コーキャンセラを2つ備え、その1つを遠端側のために
用いる音響エコーキャンセラとしたことにより、複数台
の遠端側通信装置のそれぞれに音響エコーキャンセラを
装備する必要がないため、遠端側通信装置を小型化する
ことができ、通信システム全体としてコストダウンする
ことができる通信システムが得られる。
【0042】(実施の形態4)次に、図3を参照して、
本発明の実施の形態4における通信装置を備えた通信シ
ステムを説明する。図3は本発明の実施の形態4におけ
る通信装置を備えた通信システムの構成を示すブロック
図であり、実施の形態3にも使用されたものである。図
3に示す各構成部は実施の形態3において既に説明した
ので再度の説明は省略する。ただ、本実施の形態4に特
有の構成部は近端側通信装置に付加された音響エコー情
報蓄積部82である。
【0043】次に、図3を参照して、上記のように構成
された本発明の実施の形態4における通信装置を備えた
通信システムの動作を説明する。まず、接続選択部91
は、近端側の制御部81の制御により、複数台ある遠端
側通信装置101〜301から、例えば遠端側通信装置
301の1台を選択して通信を行う。この状態で、遠端
側の音響エコー302の擬似エコーを生成する適応フィ
ルタ51の係数を収束させ、その結果を音響エコー情報
蓄積部82に書き込む。遠端側通信装置101〜301
の接続先を変更する場合、すでに音響エコー情報蓄積部
82に、接続変更先の遠端側の擬似エコーを出力する適
応フィルタ51の係数が書き込まれている場合は、その
係数を適応フィルタ51に読み出し、接続先切り替え直
後から接続変更先の擬似エコーを生成すると共に、引き
続き適応フィルタ51の係数を収束させることができ
る。
【0044】以上説明したように、本実施の形態4によ
れば、1台の近端側通信装置と複数台ある遠端側通信装
置から選択した1台の遠端側通信装置とを通信するよう
にした通信システムにおいて、制御部により接続選択部
を制御して遠端側通信装置の切り替えを行う場合に、既
に蓄積されている切り替え先の遠端側の音響エコー情報
を音響エコー情報蓄積部から読み出し、あらかじめ遠端
側のために用いる適応フィルタに書き込むようにしたこ
とにより、遠端側通信装置を切り替える際に発生する雑
音を抑制することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、特に遠
端側通信装置に装備される遠端側音響エコーを抑制する
音響エコーキャンセラを近端側通信装置に装備し、音響
エコーキャンセラの制御部を1つに集約して、複数台の
遠端側通信装置から遠端側音響エコー抑制用の音響エコ
ーキャンセラを除去することにより、複数台の遠端側通
信装置を小型化し、通信システム全体のコストダウンを
図ることができ、かつ音響エコーキャンセラを備えない
遠端側通信装置を接続した場合でも、近端側通信装置に
装備した遠端側音響エコー抑制用の音響エコーキャンセ
ラによって遠端側音響エコーを抑制することができる通
信システムが得られる。
【0046】本発明は、上記のように構成し、特に近端
側と遠端側2つの音響エコーキャンセラを備えた近端側
通信装置において、近端側の音響エコーを除去する音響
エコーキャンセラのダブルトーク検出部と、遠端側の音
響エコーを除去する音響エコーキャンセラのダブルトー
ク検出部とを1つのダブルトーク検出部に集約したこと
により、近端側通信装置も小型化され、さらに通信シス
テム全体のコストダウンを図ることができるとともに、
ダブルトーク検出時の音声信号の音量変化に伴う雑音の
発生が抑制され、自然な会話を行うことができる通信シ
ステムが得られる。
【0047】本発明は、上記のように構成し、特に近端
側と遠端側の音響エコーキャンセラを備えた近端側通信
装置を有する1対多地点の通信システムにおいて、音響
エコーキャンセラを持たない複数の遠端側通信装置から
の送信信号を選択して近端側通信装置に接続するように
したことにより、複数台の遠端側通信装置に音響エコー
キャンセラを装備する必要がなく、遠端側通信装置を小
型化し、通信システム全体をコストダウンすることがで
きる通信システムが得られる。
【0048】本発明は、上記のように構成し、特に過去
に適応フィルタにより推定された遠端側音響エコーに対
応する適応フィルタ係数を複数蓄積して、接続選択部に
より遠端側通信装置を切り替える場合に、あらかじめ切
り替え先の遠端側の音響エコー情報を音響エコー情報蓄
積部から読み出して適応フィルタに書き込むようにした
ことにより、遠端側通信装置を切り替える際に発生する
雑音を抑制することができる通信システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における通信装置を備え
た通信システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の実施の形態2における通信装置を備え
た通信システムの構成を示すブロック図、
【図3】本発明の実施の形態3及び4における通信装置
を備えた通信システムの構成を示すブロック図、
【図4】従来の音響エコーキャンセラを有する通信装置
を備えた通信システムを示すブロック図。
【符号の説明】
1 近端側通信装置 2、102、202、302 音響エコー 11、111、211,311 マイクロホン 12、15、112、115、212、215、31
2、315 増幅器 13、113、213、313 A/D変換器 14、114、214、314 D/A変換器 16、116、216、316 スピーカ 20,30、50、60、120 音響エコーキャンセ
ラ 21、51、121 適応フィルタ 22、52、122 加算器 23、53、73、123 ダブルトーク検出部 41、141、241、341 送信信号出力端子 42、142、242、342 受信信号入力端子 81、181 制御部 82 音響エコー情報蓄積部 91 接続選択部 101、201、301 遠端側通信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近端側の音響エコーを除去する音響エコー
    キャンセラと遠端側の音響エコーを除去する音響エコー
    キャンセラとを備えた近端側通信装置と、音響エコーを
    除去する音響エコーキャンセラを備えない遠端側通信装
    置とを接続して構成することを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記近端側の音響エコーを除去する音響エ
    コーキャンセラは近端側の音響エコーを除去する適応フ
    ィルタとダブルトーク検出部とからなり、前記遠端側の
    音響エコーを除去する音響エコーキャンセラは遠端側の
    音響エコーを除去する適応フィルタとダブルトーク検出
    部とからなることを特徴とする請求項1記載の通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記近端側通信装置に備えられた前記近端
    側の音響エコーキャンセラのダブルトーク検出部と前記
    遠端側の音響エコーキャンセラのダブルトーク検出部と
    を集約して1つのダブルトーク検出部として構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】前記音響エコーキャンセラを備えない遠端
    側通信装置を複数個接続し、前記遠端側通信装置から受
    信した送信信号からそのいずれか1つを選択して近端側
    通信装置に接続する接続選択部と、前記接続選択部を制
    御する制御部とを具備し、複数の遠端側通信装置からの
    送信信号を選択的に接続するようにしたことを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】前記遠端側の適応フィルタにより推定され
    た遠端側音響エコーに対応する適応フィルタ係数を蓄積
    する音響エコー情報蓄積部を備え、前記音響エコー情報
    蓄積部が複数の遠端側通信装置の各音響エコーに対応す
    る音響エコー情報を適応フィルタ係数として記憶するよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載の通信システ
    ム。
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