JP2000115279A - データ通信制御装置、データ通信制御方法、及びデータ通信制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

データ通信制御装置、データ通信制御方法、及びデータ通信制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000115279A
JP2000115279A JP10278163A JP27816398A JP2000115279A JP 2000115279 A JP2000115279 A JP 2000115279A JP 10278163 A JP10278163 A JP 10278163A JP 27816398 A JP27816398 A JP 27816398A JP 2000115279 A JP2000115279 A JP 2000115279A
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JP10278163A
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Hiroshi Morohoshi
博 諸星
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部機器との間でデータの相互転送を行なうた
めのデータ通信制御装置にあって、制限時間超過による
通信エラーを招くことなく、確実なデータ転送を行なう
こと。 【解決手段】10フレーム分のテストデータの転送に伴な
うチェックサムによる転送成功率を調べると共に、この
転送成功率と1kbyte当たりの平均転送時間とに基づき、
ユーザにより選択された送信すべき全データ容量に相当
する予測のデータ転送時間を求め、転送制限時間メモリ
に記憶されている電源容量に応じた連続データ転送可能
な最大の転送制限時間に対し、前記予測のデータ転送時
間が収まる場合には全送信データの連続的なデータ転送
を実行し、前記転送制限時間に対し前記予測のデータ転
送時間が超過する場合には「データを減らしてくださ
い。」のメッセージ表示によりユーザに対し送信すべき
データの再選択が促される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部機器との間で
データの相互転送を行なうためのデータ通信制御装置、
データ通信制御方法、及びデータ通信制御プログラムを
記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばパーソナルコンピュータや
電子手帳等の携帯端末装置(PDA)では、個人のスケ
ジュールデータや、氏名、住所に電話番号を付した住所
録データ、さらには会社名を含めた名刺データ、任意の
記憶しておきたいコメント等のフリー(メモ)データ等
を記憶させ、必要に応じてこれらを呼出して利用する電
話帳機能やアドレス機能等のシステムが多数搭載されて
商品化されている。
【0003】これらの電子情報機器はいずれも内部にメ
モリを有しており、それらの中には他の電子機器と接続
することによりメモリ相互間でデータの転送を行なうデ
ータ通信機能を有したものがある。
【0004】そして、前記データ通信機能を有した電子
情報機器として時計機能を有する電子情報機器、例え
ば、電子腕時計を用いることが考えられている。
【0005】すなわち、この電子腕時計は、ドットマト
リックスタイプの表示部に時刻データの他に必要に応じ
て受信あるいは入力して記憶した各種データを表示させ
るのと共に、新たに入力あるいは更新されたデータをパ
ーソナルコンピュータ等の他の電子情報機器で管理され
るデータベースへ転送して新規データを提供するように
したもので、携帯性に優れ、種々のデータを有効に取り
込み利用することができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような電子腕時計
や電子手帳等の携帯性に優れた小型の電子情報機器で
は、通常、ボタン電池や小型充電池等の電源容量の小さ
いバッテリ電源を使用しており、データの入力,記憶,
表示等の動作においては、その電力消費は少なく前記バ
ッテリ電源の消耗は小さくて済むものの、他の通信機能
を備えた電子情報機器とのデータ通信、特にデータ転送
を行なう際には、その電力消費が非常に大きいものであ
る。
【0007】従って、前記従来の携帯性に優れた電子情
報機器では、転送するデータ量が多く長い転送時間を要
し、電源電圧の低下が著しい場合には、そのデータ転送
時間が、機器の基本動作に悪影響を及ぼすことのない最
低限の電圧レベルまで低下するような予め設定された制
限時間を超えたことを判断し、データ通信動作を強制的
に中断して通信エラーとしている。
【0008】この場合、ユーザは、前記制限時間内にど
の程度の容量のデータ通信が実行可能であるかを予測で
きないため、転送すべきデータの量を適当に調整して、
再度データ通信を行なわなければならず、前記通信動作
の強制中断による通信エラーを確実に回避するのは困難
な問題がある。
【0009】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、制限時間超過による通信エラーを招くことな
く、確実なデータ転送を行なうことが可能になるデータ
通信制御装置、データ通信制御方法、及びデータ通信制
御プログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係るデータ通信制御装置は、データを転送するた
めに必要な予想の転送時間を算出する予想転送時間算出
手段と、この予想転送時間算出手段により算出された予
想のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超え
るか否かを判別する判別手段と、この判別手段により前
記予想のデータ転送時間が前記制限時間を超えないと判
別された場合には前記データを送信し、前記予想のデー
タ転送時間が前記制限時間を超えると判別された場合に
はそのことを報知する送信制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0011】このように、請求項1に係るデータ通信制
御装置では、データを転送するために必要な予想の転送
時間が算出され、この算出された予想のデータ転送時間
が、予め設定された制限時間を超えないと判別された場
合には、前記データの送信がおこなわれ、前記予想のデ
ータ転送時間が前記制限時間を超えると判別された場合
には、そのことが報知されるので、実際のデータ転送が
開始される前に、送信可能なデータの量を調整できるこ
とになる。
【0012】また、本発明の請求項2に係るデータ通信
制御装置は、データを転送するために必要な予想の転送
時間を算出する予想転送時間算出手段と、この予想転送
時間算出手段により算出された予想のデータ転送時間
が、予め設定された制限時間を超えるか否かを判別する
判別手段と、この判別手段により前記予想のデータ転送
時間が前記制限時間を超えないと判別された場合には前
記データを全て送信し、前記予想のデータ転送時間が前
記制限時間を超えると判別された場合には前記データの
一部のデータのみ送信する送信制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】このように、請求項2に係るデータ通信制
御装置では、データを転送するために必要な予想の転送
時間を算出され、この算出された予想のデータ転送時間
が、予め設定された制限時間を超えないと判別された場
合には、前記データの全てが送信され、前記予想のデー
タ転送時間が前記制限時間を超えると判別された場合に
は、前記データの一部のデータのみ送信されるので、ユ
ーザ自身が送信すべきデータ量の調整を行なわずとも、
転送可能なデータ量に分割されて送信されることにな
る。
【0014】また、本発明の請求項3に係るデータ通信
制御装置は、前記請求項1又は請求項2に係るデータ通
信制御装置にあって、さらに、前記送信制御手段による
データの転送途中において、該データを転送するために
必要な予想の転送時間を再算出する予想転送時間再算出
手段と、この予想転送時間再算出手段により新たに算出
された予想のデータ転送時間が、予め設定された制限時
間を超えるか否かを判別する再判別手段と、この再判別
手段により前記再算出された予想のデータ転送時間が前
記制限時間を超えると判別された場合には前記制限時間
内に転送するデータ量を変更する転送量変更手段とを備
えたことを特徴とする。
【0015】このように、請求項3に係るデータ通信制
御装置では、さらに、前記送信制御手段によるデータの
転送途中において、該データを転送するために必要な予
想の転送時間が再算出され、この新たに算出された予想
のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超える
と判別された場合には、前記制限時間内に転送すべきデ
ータ量が変更されるので、制限時間に対するデータ転送
の時間超過を完全に防止できることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0017】(第1実施形態)図1は本発明のデータ通
信制御装置を実施した腕時計装置にパーソナルコンピュ
ータを組み合わせたデータ通信システムの構成を示す外
観図である。
【0018】腕時計装置1には、正面中央に液晶ディス
プレイからなる表示部2、正面上部に赤外線光信号によ
る送受信部3、正面下部に電子音を発生するスピーカ4
が備えられ、また、左右側面にモード切り換え,時刻設
定,データ入力,データ検索等の操作を行なうための4
つのキー5a〜5dが備えられる。
【0019】例えばキー5aは、時計表示を行なう時計
モードとスケジュールデータやメモデータの検索,表示
等を行なう手帳モードと各種データの送受信を行なうた
めの通信モードとを切り換えるモード切り換えキーであ
り、キー5bは、各種データの入力や選択入力を行なう
ためデータ入力キーとして機能し、キー5cは、各種デ
ータの検索,表示を行なうためのサーチキーとして機能
し、キー5dは、通信モードにおけるデータ転送を開始
させるための通信実行キーとして機能する。
【0020】パーソナルコンピュータ6は、コンピュー
タ本体7,キーボード8,マウス9,CRT表示部1
0,赤外線送受信器11等を組み合わせてなり、前記腕
時計装置1の送受信部3との間で、赤外線送受信器11
を介し相互にデータの送受信が行なえる構成とされる。
【0021】なお、手帳モードでは、前記腕時計装置1
とパーソナルコンピュータ6との間での相互のデータ通
信処理により手帳データのシンクロナイズ処理が行なわ
れてデータの統一化が図られた後、所望のデータを検
索,表示させるための表示処理が起動される。
【0022】図2は前記腕時計装置の電子回路の構成を
示すブロック図である。
【0023】この腕時計装置1は、コンピュータである
制御部(CPU)21を備えている。
【0024】この制御部(CPU)21には、前記送受
信部3、前記キー5a〜5dからなるキー入力部5の
他、ROM22、RAM23、表示部2を駆動する表示
駆動回路24が接続され、また、発振回路25からの所
定周期の発振信号が、分周回路26を介して分周され、
時刻計数回路27を経て時刻計数信号として接続供給さ
れる。
【0025】送受信部3は、送信部3aと受信部3bと
からなり、送信部3aには、送信回路28、スイッチン
グトランジスタ29、赤外線発光ダイオード30が備え
られ、受信部3bには、赤外線フォトトランジスタ3
1、受信回路32が備えられる。
【0026】制御部(CPU)21から送信部3aに与
えられる送信データは、送信回路28にて赤外線の信号
に変調され赤外線発光ダイオード30により発光されて
送信される。受信部3bの赤外線フォトトランジスタ3
1にて受光された受信データ信号は、受信回路32にて
復調されて制御部(CPU)21に与えられる。
【0027】ROM22には、この電子回路の全体の動
作を司るシステムプログラムが記憶されると共に、時刻
計数回路22からの時刻計数信号に基づき年月日,曜
日,時刻等を更新表示させるための計時処理プログラ
ム、手帳モードにおけるデータ入力,記憶,シンクロナ
イズ,検索,表示を行なうための手帳処理プログラムや
送受信部3を介して外部の電子機器との間でデータ通信
を行なうための通信処理プログラム等が予め記憶され
る。
【0028】図3は前記腕時計装置の電子回路に備えら
れるRAM23内に確保されたデータメモリの構成を示
す図である。
【0029】RAM23には、現在日時データメモリ2
3a、メモデータメモリ23b、スケジュールデータメ
モリ23c、住所録データメモリ23d、表示データメ
モリ23e、送信データメモリ23f、受信データメモ
リ23g、送信データ容量メモリ23h、送信済みデー
タ容量メモリ23i、転送制限時間メモリ23j、平均
転送時間メモリ23k、予測転送時間メモリ23l、実
転送時間メモリ23m、転送成功率メモリ23n、その
他のワークエリアが備えられる。
【0030】現在日時データメモリ23aには、前記時
刻計数回路27から出力される時刻計数信号に基づき計
時された現在の年月日,時刻,曜日が逐次更新されて記
憶される。
【0031】メモデータメモリ23bには、手帳モード
におけるキー入力やデータシンクロナイズに伴なうパー
ソナルコンピュータ6との通信処理により入力されたメ
モデータ(フリーデータ)が記憶される。
【0032】スケジュールデータメモリ23cには、手
帳モードにおけるキー入力やデータシンクロナイズに伴
なうパーソナルコンピュータ6との通信処理により入力
されたスケジュールデータが記憶される。
【0033】住所録データメモリ23dには、手帳モー
ドにおけるキー入力やデータシンクロナイズに伴なうパ
ーソナルコンピュータ6との通信処理により入力された
住所録データが記憶される。
【0034】表示データメモリ23eには、設定された
動作モードに応じて表示部2に表示させるべき表示デー
タがビットマップ形式のデータとして記憶される。
【0035】送信データメモリ23fには、前記手帳モ
ードにおけるデータシンクロナイズに伴なうデータ通信
処理や通常のデータ通信処理においてパーソナルコンピ
ュータ6等の外部のデータ処理装置へ転送すべきデータ
が、例えば各種手帳データの中から任意に選択されたデ
ータ容量として記憶される。
【0036】受信データメモリ23gには、前記データ
通信処理に伴ないパーソナルコンピュータ6等の外部の
データ処理装置から転送されて受信されたデータが記憶
される。
【0037】送信データ容量メモリ23hには、前記送
信データメモリ23fに記憶された送信すべきデータの
データ容量の値が記憶される。
【0038】送信済みデータ容量メモリ23iには、前
記データ通信処理に伴ない前記送信データメモリ23f
から転送出力された送信済みデータのデータ容量の値が
記憶される。
【0039】転送制限時間メモリ23jには、前記デー
タ通信処理に伴なうデータ転送の実行に際し、赤外線通
信によるデータ転送動作を連続的に行なった場合に、後
述するバッテリ電源の電圧レベルが本腕時計装置1のシ
ステムプログラムによる基本動作に悪影響が及ぶことな
い最低限の電圧レベルまで低下するまでの連続的なデー
タ転送可能な最大時間が転送制限時間として記憶され
る。
【0040】平均転送時間メモリ23kには、前記デー
タ通信処理に伴なうデータ転送の実行に際し、1kbyte
当たりのデータ転送に要する時間が平均転送時間として
記憶される。
【0041】予測転送時間メモリ23lには、前記送信
データ容量メモリ23hに記憶された送信すべきデータ
容量(nkbyte)に対し、前記平均転送時間メモリ23
kに記憶された平均転送時間と後述する転送成功率メモ
リ23nに記憶されたデータ転送成功率とを乗算して得
られる全データ転送に要する予測の転送時間が記憶され
る。
【0042】実転送時間メモリ23mには、前記データ
通信処理に伴なうデータ転送の実行に際し、転送動作の
開始から現在までの実際の転送に要している経過時間が
記憶される。
【0043】転送成功率メモリ23nには、前記データ
通信処理に伴なうデータ転送の実行に際し、10フレー
ム分のデータ転送をチェックサム(check-sum:検査合
計) 等の誤り検出を行なって実施した場合におけるデー
タ転送の成功率が記憶される。
【0044】図4は前記腕時計装置にパーソナルコンピ
ュータを組み合わせたデータ通信システムにおける通信
データの1フレームの構成を示す図である。
【0045】この転送データ1フレームの構成におい
て、BOF(Beginning of Frame)は、フレームの開始を
示すフラグである。アドレス部は、コマンドのときはコ
マンドを受け取る2次局のコネクションアドレスを示す
データであり、レスポンスのときはレスポンスを送信し
た2次局のコネクションアドレスを示すデータである。
制御部は、当該フレームの機能を規定するデータであ
る。情報部は、送信データであり、該送信データはバイ
ト単位でmax68バイトである。FCS(Frame Check
Sequence)は、誤り制御のためのシーケンスであり、チ
ェックサム方式で誤りを検出し、検査対象はアドレス
部,制御部,情報部である。EOF(End of Frame)は、
当該フレームの終了を示すフラグである。
【0046】そして、前記腕時計装置1の電子回路は、
図示しないボタン型電池や薄型充電池等のバッテリ電源
により駆動される。
【0047】次に、前記構成による腕時計装置1とパー
ソナルコンピュータ6との通信システムにおける通信動
作について説明する。
【0048】ここで説明する通信動作は、腕時計装置1
とパーソナルコンピュータ6との相互の保有データのシ
ンクロナイズに伴なうデータ通信動作、及び通常のデー
タ通信動作に共通するもので、主に、バッテリ電源によ
る回路駆動のため1回のデータ転送に伴なう連続転送時
間に制限を受ける腕時計装置1からのデータ転送による
通信処理について説明する。
【0049】図5は前記腕時計装置による通信処理の第
1実施形態を示すフローチャートであり、同図(A)は
通信処理の基本ステップを示すメインフローチャート、
同図(B)は前記通信処理の基本ステップに含まれる通
信環境チェック処理を示すサブフローチャート、同図
(C)は前記通信処理の基本ステップに含まれる転送時
間予測処理を示すサブフローチャートである。
【0050】腕時計装置1とパーソナルコンピュータ6
との相互の保有データのシンクロナイズに伴なうデータ
通信処理、又は通常のデータ通信処理において、キー入
力部5における通信実行キー5dが操作されると、ま
ず、図5(B)における通信環境チェック処理が行なわ
れる(ステップAB)。
【0051】この通信環境チェック処理では、10フレ
ーム分のテストデータが転送されると共に、各フレーム
それぞれのチェックサムの結果データに応じて、データ
転送の成功率が求められ、RAM23内の転送成功率メ
モリ23nに記憶される(ステップB)。
【0052】前記通信環境チェック処理により、10フ
レーム分のテストデータによるデータ転送の成功率が求
められると、図5(C)における転送時間予測処理が行
なわれる(ステップAC)。
【0053】この転送時間予測処理では、RAM23内
のメモデータメモリ23bやスケジュールデータメモリ
23c,住所録データメモリ23d等から送信すべきデ
ータとして選択的に指定されて送信データメモリ23f
に記憶された送信データの、送信データ容量メモリ23
hに記憶された全送信データ容量(nkbyte)に対し、
平均転送時間メモリ23kに記憶されている平均転送時
間と前記通信環境チェック処理(ステップAB)により
転送成功率メモリ23nに記憶されたデータ転送の成功
率とが乗算されて、全データ転送に要する予測の転送時
間が求められ、RAM23内の予測転送時間メモリ23
lに記憶される(ステップC)。
【0054】こうして、前記ステップAB及びステップ
ACを経て、前記データ転送の成功率及び今回転送すべ
き全送信データの平均転送時間と転送成功率とに基づく
予測転送時間が求められると、RAM23内の転送制限
時間メモリ23jに記憶されている連続的にデータ転送
可能な最大の転送制限時間と前記予測転送時間メモリ2
3lに記憶された送信すべき全データの予測転送時間と
が比較され、転送制限時間に対し予測転送時間が超過す
るか否か判断される(ステップA1)。
【0055】ここで、前記RAM23内の転送制限時間
メモリ23jに記憶されている連続データ転送可能な最
大転送制限時間以内に前記送信すべき全データの予測転
送時間が収まっていると判断され、送信すべきデータと
して選択的に指定されて送信データメモリ23fに記憶
された全送信データの連続転送が可能であると予測判断
されると、当該送信データメモリ23fに記憶されてい
る全ての送信データが送信部3aより連続的に送信さ
れ、パーソナルコンピュータ6に対してデータ転送され
る(ステップA1→A2)。
【0056】一方、前記RAM23内の転送制限時間メ
モリ23jに記憶されている連続データ転送可能な最大
転送制限時間を前記送信すべき全データの予測転送時間
が超過していると判断され、送信すべきデータとして選
択的に指定されて送信データメモリ23fに記憶された
全送信データの連続転送が不可能であると予測判断され
ると、ユーザ選択されて指定される送信データのデータ
量を減らすべきメッセージデータ「データを減らしてく
ださい。」が表示部2に表示されて腕時計装置1のユー
ザに知らされる(ステップA1→A3)。
【0057】したがって、前記構成の腕時計装置1にお
ける第1実施形態の通信処理機能によれば、10フレー
ム分のテストデータの転送に伴なうチェックサムによる
転送成功率を調べると共に、この転送成功率と1kbyte
当たりの平均転送時間とに基づき、ユーザにより選択指
定された送信すべき全データ容量に相当する予測のデー
タ転送時間を求め、RAM23内の転送制限時間メモリ
23jに記憶されている電源容量に応じた連続データ転
送可能な最大の転送制限時間に対し、前記予測のデータ
転送時間が収まる場合には、全送信データの連続的なデ
ータ転送を実行し、前記転送制限時間に対し、前記予測
のデータ転送時間が超過する場合には、「データを減ら
してください。」のメッセージ表示により、ユーザに対
し、送信すべきデータの再選択が促されるので、実際の
データ転送処理が開始される前に、1回のデータ転送で
連続送信可能な送信データの容量を選択調整することが
でき、データ転送処理中に前記転送制限時間を超えてし
まうことはなく、その通信動作が強制的に中断され通信
エラーとなる事態を未然に防止できるようになる。
【0058】なお、前記第1実施形態では、RAM23
内の転送制限時間メモリ23jに記憶されている連続デ
ータ転送可能な最大の制限時間を、送信すべき全データ
の予測転送時間が超過していると判断された場合には、
「データを減らしてください。」とのメッセージデータ
が表示部2に表示され、ユーザに対し送信データすべき
データ量の再選択が促される構成としたが、次の第2実
施形態において説明するように、前記連続データ転送可
能な最大の制限時間を、送信すべき全データの予測転送
時間が超過すると判断された場合には、既に選択されて
いる送信データを、前記制限時間内に転送可能なデータ
容量に自動的に分割して転送処理する構成としてもよ
い。
【0059】(第2実施形態)図6は前記腕時計装置に
よる通信処理の第2実施形態を示すフローチャートであ
り、同図(A)は通信処理の基本ステップを示すメイン
フローチャート、同図(B)は前記通信処理の基本ステ
ップに含まれる分割送信処理を示すサブフローチャート
である。
【0060】この図6における、通信処理の第2実施形
態を示すフローチャートにおいて、そのステップABに
おける通信環境チェック処理、ステップACにおける転
送時間予測処理、ステップA1における制限時間と予測
転送時間の比較処理、ステップA2における全データ転
送処理は、それぞれ何れも前記第1実施形態において説
明した各対応する処理と同様のためその説明を省略す
る。
【0061】そして、この腕時計装置1による通信処理
の第2実施形態にあって、前記RAM23内の転送制限
時間メモリ23jに記憶されている連続データ転送可能
な最大転送制限時間を前記送信すべき全データの予測転
送時間が超過していると判断され、送信すべきデータと
して選択的に指定されて送信データメモリ23fに記憶
された全送信データの連続転送が不可能であると予測判
断されると、図6(B)における分割送信処理に移行さ
れる(ステップA1→AD)。
【0062】この分割送信処理では、RAM23内の送
信データメモリ23fに記憶されている制限時間内に連
続転送不可能と判断された送信データが、該制限時間を
平均転送時間メモリ23kに記憶されている平均転送時
間と転送成功率メモリ23nに記憶されている転送成功
率との乗算値により除算することで得られる、制限時間
内に連続転送可能なデータ容量に分割され、当該分割さ
れたデータ容量の送信データが前記送信データメモリ2
3fから読み出されて送信部3aより連続的に送信さ
れ、パーソナルコンピュータ6に対してデータ転送され
る(ステップD1→D2)。
【0063】すると、前記分割送信後に残った送信デー
タをさらに同様の通信処理を経て転送させるためのメッ
セージデータ「残りデータを転送してください。」が表
示部2に表示されて腕時計装置1のユーザに知らされる
(ステップD3)。
【0064】この場合ユーザは、前記データ転送処理に
伴なう負荷による、バッテリ電源の電圧レベルの低下が
回復するのを待った後、再度、キー入力部5における通
信実行キー5dを操作するとことで、残りの送信データ
を転送するための前記同様の通信処理が再起動される。
【0065】したがって、前記構成の腕時計装置1にお
ける第2実施形態の通信処理機能によれば、RAM23
内の転送制限時間メモリ23jに記憶されている電源容
量に応じた連続データ転送可能な最大の転送制限時間に
対し、予測のデータ転送時間が収まる場合には、全送信
データの連続的なデータ転送を実行し、前記転送制限時
間に対し、前記予測のデータ転送時間が超過する場合に
は、既に選択されている送信データを、前記制限時間内
に転送可能なデータ容量に自動的に分割して転送するよ
うにしたので、ユーザ自身が送信すべきデータ容量の選
択調整を行なわずとも、データ転送処理中に前記転送制
限時間を超えてしまうことはなく、その通信動作が強制
的に中断され通信エラーとなる事態を未然に防止できる
ようになる。
【0066】なお、前記第1実施形態及び第2実施形態
の何れの通信処理にあっても、RAM23内の転送制限
時間メモリ23jに記憶されている連続データ転送可能
な最大転送制限時間以内に送信すべき全データの予測転
送時間が収まっていると判断され、送信すべきデータと
して選択的に指定されて送信データメモリ23fに記憶
された全送信データの連続転送が可能であると予測判断
された場合には、全送信データの単純なデータ転送処理
のみ行なう構成としたが、次の第3実施形態において説
明するように、前記制限時間内に全データの予測転送時
間が収まると判断された場合でも、所定時間毎に制限時
間と予測転送時間との比較判断を行ない、例えば実際の
データ転送に伴なうエラーの発生が予測外に多く、転送
途中においてリアルタイムで得られる予測転送時間が制
限時間を超過すると判断された場合には、その時点で残
りのデータ転送容量を制限時間内に転送可能なデータ容
量に自動変更し、制限時間超過による通信中断エラーの
発生を完全に防止する構成としてもよい。
【0067】(第3実施形態)図7は前記腕時計装置に
よる通信処理の第3実施形態に伴なうデータ転送処理を
示すフローチャートである。
【0068】図8は前記通信処理の第3実施形態に伴な
うデータ転送処理に含まれる転送時間予測処理及び転送
容量変更処理を示すフローチャートであり、同図(A)
は転送時間予測処理を示すフローチャート、同図(B)
は転送容量変更処理を示すフローチャートである。
【0069】なお、この図7・図8におけるデータ転送
処理は、前記第1及び第2実施形態の各通信処理におけ
るステップA2のデータ転送処理に代わるものである。
【0070】すなわち、前記第1実施形態の通信処理、
又は前記第2実施形態の通信処理におけるステップA1
において、RAM23内の転送制限時間メモリ23jに
記憶されている連続データ転送可能な最大転送制限時間
以内に、送信すべき全データの予測転送時間が収まって
いると判断され、送信すべきデータとして選択的に指定
されて送信データメモリ23fに記憶された全送信デー
タの連続転送が可能であると予測判断されると(ステッ
プA1→A2)、図7におけるデータ転送処理が起動さ
れ、1フレーム単位のデータ送信毎に、パーソナルコン
ピュータ6側から返送されて受信されるチェックサム方
式での誤り検出信号が“OK”信号か“NG”信号かが
判断される(ステップA21,A22)。
【0071】ここで、“NG”信号が受信された場合に
は、“NG”となった1フレームデータの再転送が行な
われる(ステップA22→A21)。
【0072】また、“OK”信号が受信された場合に
は、送信データメモリ23gに記憶されている送信デー
タの全データ容量の転送が終了したか否か判断され、転
送終了に至らない状態では、時刻計数回路27からの計
時信号に基づく1秒間隔のキャリ信号が得られる毎に、
図8(A)における転送時間予測処理が行なわれる(ス
テップA22→A23→A24→A2a)。
【0073】この転送時間予測処理では、送信データ容
量メモリ23hに記憶されている送信すべき全データの
データ容量が、送信済みデータ容量メモリ23iに記憶
されている現在までの送信データ容量と現在までの転送
時間とを乗算した値により除算され、現時点における全
データの転送に要する予測転送時間が求められ、RAM
23内の予測転送時間メモリ23lに記憶される(ステ
ップa)。
【0074】この転送時間予測処理により、現時点にお
ける全データの転送に要する予測転送時間が求められる
と、RAM23内の転送制限時間メモリ23jに記憶さ
れている連続的にデータ転送可能な最大の転送制限時間
と前記予測転送時間メモリ23lに新たに計算し直され
て記憶された現時点での送信すべき全データの予測転送
時間とが比較され、転送制限時間に対し予測転送時間が
超過するか否か判断される(ステップA25)。
【0075】ここで、前記RAM23内の転送制限時間
メモリ23jに記憶されている連続データ転送可能な最
大転送制限時間以内に前記送信すべき全データの現時点
での予測転送時間が収まっていると判断され、送信デー
タメモリ23fに記憶されている全送信データのこのま
まのデータ容量での連続転送が引続き可能であると予測
判断されると、再び、前記ステップA21からの1フレ
ームデータ毎のデータ送信処理に復帰される(ステップ
A25→A21)。
【0076】一方、前記RAM23内の転送制限時間メ
モリ23jに記憶されている連続データ転送可能な最大
転送制限時間を前記送信すべき全データの現時点での予
測転送時間が超過していると判断され、送信データメモ
リ23fに記憶されている全送信データのこのままのデ
ータ容量での連続転送が不可能になったと予測判断され
ると、図8(B)における転送容量変更処理が行なわれ
る(ステップA25→A2b)。
【0077】この転送容量変更処理では、送信データメ
モリ23gに記憶されている全送信データの転送容量
が、転送制限時間メモリ23jに記憶されている転送制
限時間を実転送時間メモリ23mに記憶されている現在
までの転送経過時間で除算した値に、送信済みデータ容
量メモリ23iに記憶されている現在までの転送済みの
データ容量を乗算して得られる、制限時間内での転送可
能なデータ容量に変更される(ステップb)。
【0078】この転送容量変更処理により、送信すべき
データ容量が、制限時間内での転送可能な新たなデータ
容量に変更されると、再び、前記ステップA21からの
1フレームデータ毎のデータ送信処理に復帰される(ス
テップA2b→A21)。
【0079】したがって、前記構成の腕時計装置1にお
ける第3実施形態の通信処理機能によれば、転送制限時
間メモリ23jに記憶されている制限時間内に予測転送
時間メモリ23lに記憶されている全データの予測転送
時間が収まると判断された場合であっても、データ転送
処理途中における1秒経過毎に前記制限時間と現時点に
おける新たな予測転送時間との比較判断が行なわれ、例
えば実際のデータ転送に伴なうエラーの発生が予測外に
多く、新たに求められた予測転送時間が前記制限時間を
超過すると判断された場合には、制限時間内で転送可能
な送信データのデータ容量が新たに求められ、送信すべ
きデータ容量の変更が図られるので、送信データの連続
転送時間が前記制限時間を超過して通信動作の中断エラ
ーを招くのを確実に防止できるようになる。
【0080】なお、前記各実施形態において記載した手
法、すなわち、図5のフローチャートに示す第1実施形
態の通信処理、図6のフローチャートに示す第2実施形
態の通信処理、図7・図8のフローチャートに示す第3
実施形態の通信処理に伴なうデータ転送処理等の各手法
は、コンピュータに実行させることができるプログラム
として、メモリカード(ROMカード、RAMカード
等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディ
スク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半
導体メモリ等の外部記憶媒体に格納して配布することが
できる。そして、コンピュータは、この外部記憶媒体に
記録されたプログラムを記憶媒体読み取り部(例えば磁
気ディスク装置や送受信部3等)を介して読み込み、こ
の読み込んだプログラムによって動作が制御されること
により、前記各実施形態において説明したデータ通信処
理機能(データ転送機能)を実現し、前述した各手法に
よる同様の処理を実行することができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
データ通信制御装置によれば、データを転送するために
必要な予想の転送時間が算出され、この算出された予想
のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超えな
いと判別された場合には、前記データの送信がおこなわ
れ、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を超える
と判別された場合には、そのことが報知されるので、実
際のデータ転送が開始される前に、送信可能なデータの
量を調整できるようになる。
【0082】また、本発明の請求項2に係るデータ通信
制御装置によれば、データを転送するために必要な予想
の転送時間を算出され、この算出された予想のデータ転
送時間が、予め設定された制限時間を超えないと判別さ
れた場合には、前記データの全てが送信され、前記予想
のデータ転送時間が前記制限時間を超えると判別された
場合には、前記データの一部のデータのみ送信されるの
で、ユーザ自身が送信すべきデータ量の調整を行なわず
とも、転送可能なデータ量に分割されて送信されるよう
になる。
【0083】また、本発明の請求項3に係るデータ通信
制御装置によれば、さらに、前記送信制御手段によるデ
ータの転送途中において、該データを転送するために必
要な予想の転送時間が再算出され、この新たに算出され
た予想のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を
超えると判別された場合には、前記制限時間内に転送す
べきデータ量が変更されるので、制限時間に対するデー
タ転送の時間超過を完全に防止できるようになる。
【0084】よって、本発明によれば、制限時間超過に
よる通信エラーを招くことなく、確実なデータ転送を行
なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ通信制御装置を実施した腕時計
装置にパーソナルコンピュータを組み合わせたデータ通
信システムの構成を示す外観図。
【図2】前記腕時計装置の電子回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】前記腕時計装置の電子回路に備えられるRAM
内に確保されたデータメモリの構成を示す図。
【図4】前記腕時計装置にパーソナルコンピュータを組
み合わせたデータ通信システムにおける通信データの1
フレームの構成を示す図。
【図5】前記腕時計装置による通信処理の第1実施形態
を示すフローチャートであり、同図(A)は通信処理の
基本ステップを示すメインフローチャート、同図(B)
は前記通信処理の基本ステップに含まれる通信環境チェ
ック処理を示すサブフローチャート、同図(C)は前記
通信処理の基本ステップに含まれる転送時間予測処理を
示すサブフローチャート。
【図6】前記腕時計装置による通信処理の第2実施形態
を示すフローチャートであり、同図(A)は通信処理の
基本ステップを示すメインフローチャート、同図(B)
は前記通信処理の基本ステップに含まれる分割送信処理
を示すサブフローチャート。
【図7】前記腕時計装置による通信処理の第3実施形態
に伴なうデータ転送処理を示すフローチャート。
【図8】前記通信処理の第3実施形態に伴なうデータ転
送処理に含まれる転送時間予測処理及び転送容量変更処
理を示すフローチャートであり、同図(A)は転送時間
予測処理を示すフローチャート、同図(B)は転送容量
変更処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 …腕時計装置、 2 …表示部、 3 …送受信部、 3a…送信部、 3b…受信部、 4 …スピーカ、 5a…モード切り換えキー、 5b…データ入力キー、 5c…サーチキー、 5d…通信実行キー、 6 …パーソナルコンピュータ、 7 …コンピュータ本体、 8 …キーボード、 9 …マウス、 10 …CRT表示部、 11 …赤外線送受信器、 21 …制御部(CPU)、 22 …ROM、 23 …RAM、 23a…現在日時データメモリ、 23b…メモデータメモリ、 23c…スケジュールデータメモリ、 23d…住所録データメモリ、 23e…表示データメモリ、 23f…送信データメモリ、 23g…受信データメモリ、 23h…送信データ容量メモリ、 23i…送信済みデータ容量メモリ、 23j…転送制限時間メモリ、 23k…平均転送時間メモリ、 23l…予測転送時間メモリ、 23m…実転送時間メモリ、 23n…転送成功率メモリ、 24 …表示駆動回路、 25 …発振回路、 26 …分周回路、 27 …時刻計数回路、 28 …送信回路、 29 …スイッチングトランジスタ、 30 …発光ダイオード、 31 …フォトトランジスタ、 32 …受信回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA06 EA03 EA10 GG13 HH08 KK02 LL08 5B019 GA00 5B089 GA21 HA14 JA36 JB01 KB11 KC29 KE02 KE03 MC06 5K034 AA06 CC01 HH01 HH12 HH65 MM14 MM25 MM39

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを転送するために必要な予想の転
    送時間を算出する予想転送時間算出手段と、 この予想転送時間算出手段により算出された予想のデー
    タ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否か
    を判別する判別手段と、 この判別手段により前記予想のデータ転送時間が前記制
    限時間を超えないと判別された場合には前記データを送
    信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を超え
    ると判別された場合にはそのことを報知する送信制御手
    段と、を備えたことを特徴とするデータ通信制御装置。
  2. 【請求項2】 データを転送するために必要な予想の転
    送時間を算出する予想転送時間算出手段と、 この予想転送時間算出手段により算出された予想のデー
    タ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否か
    を判別する判別手段と、 この判別手段により前記予想のデータ転送時間が前記制
    限時間を超えないと判別された場合には前記データを全
    て送信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を
    超えると判別された場合には前記データの一部のデータ
    のみ送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とす
    るデータ通信制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記送信制御手段によるデータの転送途中において、該
    データを転送するために必要な予想の転送時間を再算出
    する予想転送時間再算出手段と、 この予想転送時間再算出手段により新たに算出された予
    想のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超え
    るか否かを判別する再判別手段と、 この再判別手段により前記再算出された予想のデータ転
    送時間が前記制限時間を超えると判別された場合には前
    記制限時間内に転送するデータ量を変更する転送量変更
    手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のデータ通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記予想転送時間算出手段により算出さ
    れる予想のデータ転送時間は、前記転送すべきデータの
    量と単位データ量当たりの平均転送時間とデータ転送の
    成功率とに基づき算出されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3の何れか1項に記載のデータ通信制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記送信制御手段により前記予想のデー
    タ転送時間が前記制限時間を超えると判別された場合に
    送信する一部のデータのデータ量は、前記制限時間と単
    位データ量当たりの平均転送時間とデータ転送の成功率
    とに基づき得られることを特徴とする請求項2に記載の
    データ通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記予想転送時間再算出手段により前記
    データの転送途中において新たに算出される予想のデー
    タ転送時間は、前記転送すべきデータの量と現時点まで
    の転送済みのデータ量と転送経過時間とに基づき算出さ
    れ、 前記転送量変更手段により変更する転送すべきデータの
    量は、前記制限時間と現時点までの転送経過時間と転送
    済みのデータ量とに基づき得られることを特徴とする請
    求項3に記載のデータ通信制御装置。
  7. 【請求項7】 データを転送するために必要な予想の転
    送時間を算出する予想転送時間算出ステップと、 この予想転送時間算出ステップにて算出された予想のデ
    ータ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否
    かを判別する判別ステップと、 この判別ステップにて前記予想のデータ転送時間が前記
    制限時間を超えないと判別された場合には前記データを
    送信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を超
    えると判別された場合にはそのことを報知する送信制御
    ステップと、からなることを特徴とするデータ通信制御
    方法。
  8. 【請求項8】 データを転送するために必要な予想の転
    送時間を算出する予想転送時間算出ステップと、 この予想転送時間算出ステップにて算出された予想のデ
    ータ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否
    かを判別する判別ステップと、 この判別ステップにて前記予想のデータ転送時間が前記
    制限時間を超えないと判別された場合には前記データを
    全て送信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間
    を超えると判別された場合には前記データの一部のデー
    タのみ送信する送信制御ステップと、からなることを特
    徴とするデータ通信制御方法。
  9. 【請求項9】 さらに、 前記送信制御ステップにおけるデータの転送途中におい
    て、該データを転送するために必要な予想の転送時間を
    再算出する予想転送時間再算出ステップと、 この予想転送時間再算出ステップにて新たに算出された
    予想のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超
    えるか否かを判別する再判別ステップと、 この再判別ステップにて前記再算出された予想のデータ
    転送時間が前記制限時間を超えると判別された場合には
    前記制限時間内に転送するデータ量を変更する転送量変
    更ステップと、を備えてなることを特徴とする請求項7
    又は請求項8に記載のデータ通信制御方法。
  10. 【請求項10】 データ通信機能を有する端末装置のコ
    ンピュータを制御してデータの転送を行なうためのデー
    タ通信制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記コンピュータを、 データを転送するために必要な予想の転送時間を算出す
    る予想転送時間算出手段、 この予想転送時間算出手段により算出された予想のデー
    タ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否か
    を判別する判別手段、 この判別手段により前記予想のデータ転送時間が前記制
    限時間を超えないと判別された場合には前記データを送
    信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を超え
    ると判別された場合にはそのことを報知する送信制御手
    段、として機能させるためのデータ通信制御プログラム
    を記憶した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 データ通信機能を有する端末装置のコ
    ンピュータを制御してデータの転送を行なうためのデー
    タ通信制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記コンピュータを、 データを転送するために必要な予想の転送時間を算出す
    る予想転送時間算出手段、 この予想転送時間算出手段により算出された予想のデー
    タ転送時間が、予め設定された制限時間を超えるか否か
    を判別する判別手段、 この判別手段により前記予想のデータ転送時間が前記制
    限時間を超えないと判別された場合には前記データを全
    て送信し、前記予想のデータ転送時間が前記制限時間を
    超えると判別された場合には前記データの一部のデータ
    のみ送信する送信制御手段、として機能させるためのデ
    ータ通信制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 さらに、 前記コンピュータを、 前記送信制御手段によるデータの転送途中において、該
    データを転送するために必要な予想の転送時間を再算出
    する予想転送時間再算出手段、 この予想転送時間再算出手段により新たに算出された予
    想のデータ転送時間が、予め設定された制限時間を超え
    るか否かを判別する再判別手段、 この再判別手段により前記再算出された予想のデータ転
    送時間が前記制限時間を超えると判別された場合には前
    記制限時間内に転送するデータ量を変更する転送量変更
    手段、として機能させるための請求項10又は請求項1
    1に記載のデータ通信制御プログラムを記憶した記憶媒
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002300075A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Toshiba Corp 無線通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002300075A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Toshiba Corp 無線通信装置

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