JP2000113131A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2000113131A
JP2000113131A JP28752298A JP28752298A JP2000113131A JP 2000113131 A JP2000113131 A JP 2000113131A JP 28752298 A JP28752298 A JP 28752298A JP 28752298 A JP28752298 A JP 28752298A JP 2000113131 A JP2000113131 A JP 2000113131A
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electronic money
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JP28752298A
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Seiji Moriya
誠司 守屋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、複数のモジュールと、これらに対
応する複数の接続手段との接続を簡単に、また、確実に
対応させることができる媒体処理装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】この発明は、媒体を処理するモジュールの
複数を個々に接続する複数の接続手段を備えた媒体処理
装置であって、前記複数のモジュールを識別するモジュ
ール識別符号と、前記複数の接続手段を識別する接続手
段識別符号とを設定し、前記接続手段に接続されたモジ
ュールのモジュール識別符号と、該接続手段の接続手段
識別符号とを対応させて記憶し、さらに、前記モジュー
ルが取扱う媒体の処理を実行するソフトウェアを前記モ
ジュール識別符号および接続手段識別符号と対応して記
憶する記憶手段を備えた媒体処理装置であることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、電子マ
ネーのデータを記憶したICカードを受入れて、取引の
決済を行う電子マネー端末のような媒体処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の電子マネー端末の場合、
利用客が所持する電子マネーのデータを記憶したICカ
ードを受入れて、取引きの決済処理を実行するが、該端
末にも、上述の決済処理を実行するためのソフトウェア
を格納したICカード型のセキュリティモジュールを搭
載している。このセキュリティモジュールは取引決済時
に、電子署名を生成することにより、決済が不正なもの
ではないことを保証するために設けられるものであるの
で、予めROMやRAM等の内部の記憶手段に記憶させ
ておく性質のものではなく、前述のようにICカード型
にして、電子マネー端末にICカードコネクタ(接続手
段)を介して装着されるように構成される。しかし、利
用客が所持するICカードから電子マネーのデータを引
き出して受け取り処理するソフトウェアは前述の不正の
保証の対象外であるため、このソフトウェアは予め内部
の記憶手段に記憶しておくことができる。なお、前述の
セキュリティモジュールには決済のデータも蓄積される
ように設けている。
【0003】上述のセキュリティモジュールは電子マネ
ーの種類(そのシステムの種類)に応じて異なるので、
電子マネー端末では1種類の電子マネーに対応するセキ
ュリティモジュールを搭載(装着)しているが、これで
は1つの地域で複数種類の電子マネーを使用する場合、
端末はその種類に対応する複数台を用意する必要が生
じ、店舗側には経費や場所を取るなど負担が多くなり、
また、利用客においても、客自身が端末機に電子マネー
のICカードを挿入する場合であれば、端末機を間違え
るといった問題点が生じる。
【0004】また、電子マネー端末に複数のセキュリテ
ィーモジュールを搭載し、これを切換えて使用するよう
に構成すれば上述のような問題点を回避することが可能
である。
【0005】しかし、各セキュリティーモジュールを正
常に動作させるには、該モジュールと端末内部の記憶手
段に記憶している電子マネーを処理するそれぞれのソフ
トウェアと一致させる必要があり、この一致は、各ソフ
トウェアと、これと対応する各セキュリティモジュール
を装着した各ICカードコネクタとを対応させて設定す
ることにより行われている。
【0006】そのために、セキュリティモジュールとそ
のICコネクタとの装着を設定通りに行う必要があり、
この装着にセキュリティモジュールの選択誤りで装着誤
りがあると、各ソフトウェアとセキュリティモジュール
とが不一致となって動作しない問題点があり、しかも、
このセキュリティモジュールの装着は電子マネー端末を
製造する製造工場側ではなく、該端末を購入したユーザ
側で装着することが多く、そのため、誤装着が多く懸念
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述のよ
うな複数のモジュールと、これらに対応する複数の接続
手段との接続を簡単に、また、確実に対応させることが
でき、さらに装着された複数のモジュールの安全性が確
保される媒体処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、媒体を処理するモジュールの複数を個々に接
続する複数の接続手段を備えた媒体処理装置であって、
前記複数のモジュールを識別するモジュール識別符号
と、前記複数の接続手段を識別する接続手段識別符号と
を設定し、前記接続手段に接続されたモジュールのモジ
ュール識別符号と、該接続手段の接続手段識別符号とを
対応させて記憶する記憶手段を備えた媒体処理装置であ
ることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記モジュールが取
扱う媒体の処理を実行するソフトウェアを前記モジュー
ル識別符号および接続手段識別符号と対応して記憶する
記憶手段を備えた媒体処理装置であることを特徴とす
る。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記モジュールが接
続手段に接続されたことを検出する接続検出手段を設
け、上記接続検出手段がモジュールの接続を検出したと
き、該モジュールのモジュール識別符号と、その接続手
段の接続手段識別符号とを対応させて記憶手段に記憶す
る制御手段を設けた媒体処理装置であることを特徴とす
る。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1、2または3に記載の発明の構成に併せて、前記
複数のモジュールの動作を同時に非活性化する非活性化
手段を設けた媒体処理装置であることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】この発明によれば、接続手段に接
続されたモジュールのモジュール識別符号と、該接続手
段の接続手段識別符号とを対応させて記憶手段に記憶す
るので、接続手段にいずれのモジュールが接続されてい
るかが装置側で判断できるため、モジュールの接続にお
いて、接続手段が特定されることなく、どのモジュール
をどの接続手段に接続してもよく、モジュールの装着が
簡単となり、しかも、誤装着もなくなる。
【0013】さらに、前述のモジュール識別符号と、接
続手段識別符号との対応に加えて、該モジュールが取扱
う媒体を処理実行するソフトウェアを対応させて記憶手
段に記憶することにより、モジュールとそのソフトウェ
アとが確実に対応されるため、ソフトウェアの設定が自
動化されて、煩雑な設定操作がなくなる。
【0014】さらに、モジュールが接続手段に接続され
たことを検出する接続検出手段がモジュールの接続を検
出することに基づいて、記憶手段に、接続手段に接続さ
れたモジュールのモジュール識別符号と、該接続手段の
接続手段識別符号とを対応させて記憶するので、モジュ
ールを交換する際に、再設定といった設定操作がなくな
り、モジュール交換が簡単化され、保守性が向上する。
【0015】さらに、複数のモジュールの動作を同時に
非活性化する手段を設けることにより、電源の故障が検
出されると一斉にモジュールを非活性化させて、再起動
時にモジュールのトラブル動作が防止できて、モジュー
ルの動作の安全性が確保できる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面と共に説明す
る。図面はこの発明の電子マネーシステムの端末として
使用する電子マネー処理装置を示し、図1、図2におい
て、該電子マネー処理装置10(端末)はその装置本体
11の前面に、利用客(顧客)が所持する電子マネーの
情報を記憶した顧客用ICカード12を挿入する挿入口
13を形成しており、該挿入口13の内部にはICカー
ド12が挿入されたとき、該ICカード12の接点と接
続されるICカードコネクタ(IC接点)14を備えて
いる。
【0017】装置本体11の上面部にはセキュリティモ
ジュール15を接続するICカードコネクタ16の複数
個を取付けている。上述のセキュリティモジュール15
は取引決済時に、電子署名を生成することにより、決済
が正当で不正なものではないことを保証するために、電
子マネーシステムを営業する営業社が発行するものであ
り、このシステムを異なる電子マネーシステムで複数社
が営業するときは、各電子マネーシステム(各営業社)
を識別するために、それぞれのセキュリティモジュール
15にはモジュール識別符号Aとなる電子マネーID、
例えば「1」「2」「3」のような番号を設定してい
る。なお、セキュリティモジュール15はSIMチップ
で、通常のICカードより小型に形成されている。ま
た、前述のICカードコネクタ16…にもこれらを識別
するコネクタ識別符号B、例えば「1」「2」「3」の
ような番号を設定している。なお、上述のICカードコ
ネクタ16…の部分は、通常、着脱可能なカバー17で
覆っており、セキュリティモジュール15…を取付けた
り、交換したりするときにこのカバー17が取外され
る。
【0018】図3は、上述の電子マネー処理装置10の
制御回路ブロック図を示し、CPU20は内部にプログ
ラムを格納したROMと動作に必要なデータを記憶する
RAMを有して、ROMに格納したプログラムに沿っ
て、処理動作を実行する。
【0019】メモリ回路21は、後述する図5の説明の
ごとく、電子マネーによる取引の手続きを実行するソフ
トウェア(処理ルーチン)を各セキュリティモジュール
15…に対応して記憶している。
【0020】信号線切替え回路22は、各ICカードコ
ネクタ16…とCPU20とを接続する信号腺を切替え
るための回路であり、また、信号線はデータの入出力ラ
イン、クロック信号ライン、電源ライン、検出信号ライ
ン等である。
【0021】上述の各ICカードコネクタ16…には、
該コネクタ16…にセキュリティモジュール15…が装
着(接続)されたとき動作して検出信号を出力するよう
に適宜のスイッチで形成したモジュール装着検出器23
…を取付けている。
【0022】前述のCPU20はモデム24を介して上
位の機器、例えば、端末10を設置した店舗内に設けら
れるパソコン(PC)や電子マネーシステムを営業する
営業社の集計センタに接続される。
【0023】電源断検出回路25はこの端末10に供給
された電源が停電したときこれを検出してバックアップ
電源に切替え、また、この電源断を検出したときは、こ
の検出信号をCPU20に出力する。CPU20はこの
検出信号に基づいて、各セキュリティモジュール15…
の動作をリセットする。
【0024】図4は、前述の切替え回路22の部分の詳
細を示し、該切替え回路22と各ICカードコネクタ1
6…との間にはICドライバ26…と、各ICドライバ
26…の保持回路27…を介装している。
【0025】上述のICドライバ26…はそれぞれに接
続されたセキュリティモジュール15に電源を供給して
該モジュール15…を活性化し駆動してデータの入出力
を許容する回路であり、そのためにICカード用クロッ
クパルス発生回路27からクロックパルスが供給され
る。
【0026】前述の保持回路27は、選定されたICド
ライバ26…に電源を供給してこれを活性化すると共
に、これを保持する回路であり、切替え回路22からの
セット信号により動作し、また、このセット信号がなく
なると(リセット)、非保持状態になる。
【0027】また、上述の保持回路27には、CPU2
0からリセット信号が入力されるとその保持状態を解除
(リセット)するようにCPU20と接続しており、こ
のリセット信号は全てのICドライバ26…およびセキ
ュリティモジュール15…を非活性化するための一斉非
活性化指示信号となり、例えば、電源断が検出されたと
き、この一斉非活性化指示信号により全ICドライバ2
6…およびセキュリティモジュール15…をリセット状
態(非活性化)にして、動作の安全性を確保する。
【0028】図5は、前述のメモリ回路21に設定され
て記憶された電子マネー処理テーブルを示し、該テーブ
ルには、各セキュリティモジュール15…のモジュール
識別符号Aとなる電子マネーID、例えば「1」「2」
「3」のような番号ごとに記憶エリアR1,R2……R
nを設定し、各記憶エリアR1,R2……Rnには、各
セキュリティモジュール15…を接続したICカードコ
ネクタ16…のコネクタ識別符号B、例えば「1」
「2」「3」のような番号を対応させて記憶し、さら
に、上述の各記憶エリアR1,R2……Rnには、各セ
キュリティモジュール15…の処理ルーチン(ソフトウ
ェア)のアドレスADを対応させて記憶している。な
お、アドレスに代えてイベントコードでもよい。
【0029】また、上述の各処理ルーチンのアドレスA
D1,AD2……ADnには、各セキュリティモジュー
ル15…の処理ルーチン、すなわち、利用客との電子マ
ネーでの取引の手続きを行うソフトウェアを記憶してい
る。
【0030】上述の処理ルーチンは、電子マネーシステ
ムを営業する営業社の保証の必要がない処理プログラム
であるので、端末10の出荷前に予め格納(書込み)す
ることができる。
【0031】しかし、前述の電子マネーIDは、電子マ
ネーシステムを営業する営業社が発行するセキュリティ
モジュール15を受け取って、これをICカードコネス
ク16に装着して、該セキユティモジュール15から読
み取ることで記憶することができ、この電子マネーID
と共にコネクタ識別符号のコネクタ番号を対応させて記
憶し、そして、読取った電子マネーIDに対応する処理
ルーチンのアドレスも対応させて記憶する。
【0032】上述のように構成した電子マネー処理装置
10の処理動作をフローチャートを参照して説明する。
【0033】まず、セキュリティモジュール15の装着
処理を図6のフローチャートを参照して説明する。すな
わち、セキュリティモジュール15を装着するときは、
カバー17を解放し、任意のICカードコネクタ16に
セキュリティモジュール15を挿入する。この挿入によ
りモジュール装着検出器23がセキュリティモジュール
15の挿入を検出して検出信号を出力するので、この検
出信号が該当するICドライバ26を介して切替え回路
22に入力され、該切替え回路22はセキュリティモジ
ュール15の検出信号をCPU20に送信する。
【0034】CPU20がセキュリティモジュール15
の装着を検知すると(ステップn1)当該セキュリティ
モジュール15を活性化するべく切替え回路22に活性
化信号を送信する(ステップn2)。
【0035】切替え回路22は、該当するセキュリティ
モジュール15のICドライバ26を駆動状態にするべ
く、該当保持回路27をセットする。このセットにより
ICドライバ26に電源が供給されて駆動状態になり、
CPU20からの呼びかけに対して応答が認められるこ
とによって、セキュリティモジュール15の活性化が判
定される(ステップn3)。
【0036】上述の活性化が判定されると、該セキュリ
ティモジュール15の登録、すなわち、電子マネーID
の登録を行い(ステップn4)、また、活性化が判定さ
れないときは、登録されない(ステップn5)。
【0037】なお、上述のセキュリティモジュール15
の装着処理は、最初にセキュリティモジュール15を装
着するとき以外に、交換するときにも実行される。
【0038】図7は、上述の登録処理のフローチャート
を示し、CPU20はセキュリティモジュール15から
モジュール識別符号Aである電子マネーIDを読出し、
この読出しができたか否かを判定する(ステップn2
1、n22)。
【0039】電子マネーIDが読出されると、メモリ回
路21の電子マネー処理テーブルに該電子マネーIDに
該当する処理ルーチンが記録されているか否かを判定し
(ステップn23)、処理ルーチンが記録されていれ
ば、セキュリティモジュール15を装着したICコネク
タ番号と、該セキュリティモジュール15の電子マネー
IDと、該当処理ルーチンのアドレス番号とを対応させ
てメモリ回路の所定の記憶エリアRに記憶して(ステッ
プn24)、登録を終了する。
【0040】前述のステップn22で、電子マネーID
の読出しができないと判定されたときは、自動登録不可
能を上位の機器、例えば、この端末10を接続している
パソコン(PC)や集計センタに通知し、該上位機器か
らの登録を待つ(ステップn25,n26)。この上位
機器からの登録は、上位機器がパソコンであれば、その
キーボードから手入力により実行され、集計センタであ
れば、データの送受信により行う。
【0041】また、前述のステップn23で、電子マネ
ーIDは読取ることができたものの、処理ルーチンがな
いと判定されたときは、この電子マネーによる取引きが
この端末10では認定していないセキュリティモジュー
ル15の装着であると判定されるので、この場合はエラ
ーとして処理を終了する(ステップn27)。
【0042】上述した登録処理は、最初にセキュリティ
モジュール15を装着する以外に、端末10の起動時に
実行することによって、セキュリティモジュール15と
ICコネクタ16と処理ルーチンのアドレスとの対応が
起動時ごとに確認でき、保守性を向上することができ
る。
【0043】図8は、利用客との電子マネーによる取引
きにおけるCPU20の処理を示し、利用客が所持して
いる電子マネーの情報を記憶したICカード12が端末
10の挿入口13に挿入されて内部のICカードコネク
タ14と接続されると、該カード12の電子マネーID
が読出される(ステップn31)。
【0044】上述の電子マネーIDが読出されると、該
電子マネーIDに基づいてメモリ回路21の電子マネー
処理テーブルからICコネクタ番号と、処理ルーチンア
ドレスとを読出し、ICコネクタ番号からセキュリティ
モジュール15を選定して、これに該当するICドライ
バ26を駆動して、該セキュリティモジュール15を活
性化する(ステップn32)。
【0045】活性化した上述のセキュリティモジュール
15に対し、CPU20からの呼びかけてこれに応答が
認められることによって、セキュリティモジュール15
の選定が判定され(ステップn33)、メモリ回路21
の電子マネー処理テーブルから該セキュリティモジュー
ル15の電子マネーIDと対応する処理ルーチンアドレ
スに記憶されている処理ルーチンを読出して処理を実行
する。すなわち、電子マネーによる取引きの手続きが実
行される(ステップn34)。
【0046】前述のステップn33で、セキュリティモ
ジュール15の選定が認められないとき、すなわち、C
PU20からの呼びかけに対して応答がないとき、利用
客の電子マネーICカード12が取引き対象外のもので
あるとエラー判定して、処理を終了する(ステップn3
5)。
【0047】図9は、端末(電子マネー処理装置)10
から電子マネーシステムを営業する営業社の集計センタ
に対して集金処理を実行するフローチャートを示し、端
末10は直接的にまたはパソコンを介して通信回線を使
用して集計センタと接続し、集金する集計センタに対し
て集金請求を送信する。
【0048】集計センタからは収集開始指示が返信され
る。この指示には電子マネーIDが含められているの
で、この電子マネーIDに基づいてセキュリティモジュ
ール15が選定され、該セキュリティモジュール15か
ら応答(OK)があれば、これを端末10を介して集計
センタに送信する。
【0049】集計センタからは決済データの要求が端末
10を介してセキュリティモジュール15に送信され、
該セキュリティモジュール15は要求にしたがって、利
用客から受け取った電子マネーによる決済データを端末
10を介して集計センタに送信する。
【0050】このような送受信を利用客との取引きごと
に繰返し実行し、集計センタからの決済要求に対して決
済データの送信がなくなると、それぞれの決済データに
対する承認データを集計センタから承認データが端末1
0を介してセキュリティモジュール15に送信され、該
セキュリティモジュール15がこれを受け取ると、その
承認の受領(OK)を端末10に送信し、該端末10か
ら承認完了を集計センタに送信し、このような処理を必
要な決済データに対して繰返し実行する。
【0051】必要数の承認データの授受が終了すると端
末10は、収集終了の通知を集計センタに送信すること
により集金処理が終了する。
【0052】このような集金処理は、装着されたセキュ
リティモジュール15のそれぞれに対して実行すること
ができるので、1台の端末10で、電子マネーシステム
を営業する複数の営業社の集計センタに対して集金処理
ができ、店舗に取っては集金処理が簡単となる。
【0053】図10は、図9で説明した集金処理の他の
例を示し、この例では集計センタから認証の要求があ
り、この要求に対してセキュリティモジュール15から
認証レスポンスが送信される。
【0054】すなわち、端末(電子マネー処理装置)1
0から集金する集計センタに対して集金請求を送信す
る。
【0055】集計センタからは収集開始指示が返信さ
れ、この指示には電子マネーIDが含められているの
で、この電子マネーIDに基づいてセキュリティモジュ
ール15を選定し、該セキュリティモジュール15から
応答(OK)を送信し、これを端末10を介して集計セ
ンタに送信する。
【0056】集計センタからは決済が正当なものであり
不正なものでないことを保証する認証の要求をセキュリ
ティモジュール15に端末10を介して送信し、該セキ
ュリティモジュール15は認証レスポンスを集計センタ
に送信する。この後、決済データの送受信が実行される
がこの実行処理は図9で示した処理と同様であるため、
その説明を省略する。上述の認証付きの集金処理によれ
ば、セキュリティがより向上する効果を有する。
【0057】以上詳述するように、この実施例によれ
ば、ICカードコネクタ16…に接続されたセキュリテ
ィモジュール15のモジュール識別符号Aと、該ICカ
ードコネクタ16…の接続手段識別符号Bとを対応させ
てメモリ回路21の記憶エリアRに記憶するので、IC
カードコネクタ16…にいずれのセキュリティモジュー
ル15…が接続されているかが端末10側で判断できる
ため、セキュリティモジュール15の接続において、I
Cカードコネクタ16…が特定されることなく、どのセ
キュリティモジュール15をどのICカードコネクタ1
6…に接続してもよく、セキュリティモジュール15の
装着が簡単となり、しかも、誤装着もなくなる。
【0058】さらに、前述のモジュール識別符号Aと、
接続手段識別符号Bとの対応に加えて、該セキュリティ
モジュール15が取扱うICカード12を処理実行する
処理ルーチン(ソフトウェア)を対応させてメモリ回路
21に記憶することにより、セキュリティモジュール1
5とその処理ルーチンとが確実に対応されるため、処理
ルーチンの設定が自動化されて、煩雑な設定操作がなく
なる。
【0059】さらに、セキュリティモジュール15がI
Cカードコネクタ16…に接続されたことを検出するモ
ジュール装着検出器23…(接続検出手段)がセキュリ
ティモジュール15の接続を検出することに基づいて、
メモリ回路21に接続されたセキュリティモジュール1
5の電子マネーID(モジュール識別符号A)と、該I
Cカードコネクタ16…のコネクタ識別符号B(接続手
段識別符号)とを対応させて記憶するので、セキュリテ
ィモジュール15を交換する際に、再設定といった設定
操作がなくなり、セキュリティモジュール15の交換が
簡単化され、保守性が向上する。
【0060】さらに、複数のセキュリティモジュール1
5の動作を同時に非活性化する手段、すなわち、CPU
20から保持回路27…に対して一斉非活性化信号であ
るリセットをかけて、ICドライバ26…を非駆動状態
にすることにより、電源の故障が検出されると一斉にセ
キュリティモジュール15…を非活性化させて、再起動
時にセキュリティモジュール15…のトラブル動作が防
止できる。
【0061】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の媒体は、実施例の顧客用ICカー
ド12に対応し、以下同様に、媒体処理装置は、電子マ
ネー処理装置に対応し、モジュールは、セキュリティモ
ジュール15に対応し、接続手段は、ICカードコネク
タ16に対応し、モジュール識別符号は、セキュリティ
モジュール識別符号Aに対応し、接続手段識別符号は、
コネクタ識別符号Bに対応し、記憶手段は、メモリ回路
21に対応し、ソフトウエアは、処理ルーチンRDに対
応し、接続検出手段は、モジュール装着検出器23に対
応し、制御手段は、CPU20の処理機能に対応し、非
活性化手段は、CPU20の一斉非活性化指示(リセッ
ト)を出力する機能に対応するも、この発明は、特許請
求の範囲に記載した技術的思想に沿って応用することが
でき、実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子マネー処理装置の平面図。
【図2】 電子マネー処理装置の側面図。
【図3】 電子マネー処理装置の制御回路ブロック図。
【図4】 切替え回路部分の詳細な制御回路ブロック
図。
【図5】 メモリ回路のテーブルの説明図。
【図6】 モジュール装着処理のフローチャート。
【図7】 モジュール登録処理のフローチャート。
【図8】 取引き処理のフローチャート。
【図9】 集金処理のフローチャート。
【図10】 他の例の集金処理のフローチャート。
【符号の説明】
10…電子マネー処理装置 12…顧客用ICカード 14…ICカードコネクタ 15…セキュリティモジュール 16…ICカードコネクタ 20…CPU 21…メモリ回路 23…モジュール装着検出器 25…電源断検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体を処理するモジュールの複数を個々に
    接続する複数の接続手段を備えた媒体処理装置であっ
    て、前記複数のモジュールを識別するモジュール識別符
    号と、前記複数の接続手段を識別する接続手段識別符号
    とを設定し、前記接続手段に接続されたモジュールのモ
    ジュール識別符号と、該接続手段の接続手段識別符号と
    を対応させて記憶する記憶手段を備えた媒体処理装置。
  2. 【請求項2】前記モジュールが取扱う媒体の処理を実行
    するソフトウェアを前記モジュール識別符号および接続
    手段識別符号と対応して記憶する記憶手段を備えた請求
    項1記載の媒体処理装置。
  3. 【請求項3】前記モジュールが接続手段に接続されたこ
    とを検出する接続検出手段を設け、上記接続検出手段が
    モジュールの接続を検出したとき、該モジュールのモジ
    ュール識別符号と、その接続手段の接続手段識別符号と
    を対応させて記憶手段に記憶する制御手段を設けた請求
    項1記載の媒体処理装置。
  4. 【請求項4】前記複数のモジュールの動作を同時に非活
    性化する非活性化手段を設けた請求項1、2または3記
    載の媒体処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001347036A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Sankyo Kk 遊技場の管理システム
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