JP2000112152A - 電子写真感光体製造用分散液作成装置 - Google Patents
電子写真感光体製造用分散液作成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電荷発生層塗工液の分散装置において、分散
装置の送液ポンプとして、ダイアフラムポンプあるいは
ピストンポンプ等の脈動を伴うポンプを使用した場合
に、サージ・サプレッサー内部への固形分成分の沈降が
なく、また分散不良を発生させることなく、脈流を抑制
することが可能なサージ・サプレッサーとそれを使用し
た循環型分散装置を提供すること。 【解決手段】 分散室、循環タンク、および循環ポンプ
からなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポ
ンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであ
り、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する
脈流を吸収あるいは減少させることを目的としたサージ
・サプレッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サ
ージ・サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるい
は側面に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサー
をその液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内
径が入口の開口径と同じか、あるいは小さいことを特徴
とする湿式分散装置。
装置の送液ポンプとして、ダイアフラムポンプあるいは
ピストンポンプ等の脈動を伴うポンプを使用した場合
に、サージ・サプレッサー内部への固形分成分の沈降が
なく、また分散不良を発生させることなく、脈流を抑制
することが可能なサージ・サプレッサーとそれを使用し
た循環型分散装置を提供すること。 【解決手段】 分散室、循環タンク、および循環ポンプ
からなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポ
ンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであ
り、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する
脈流を吸収あるいは減少させることを目的としたサージ
・サプレッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サ
ージ・サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるい
は側面に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサー
をその液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内
径が入口の開口径と同じか、あるいは小さいことを特徴
とする湿式分散装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体製造
用塗工液の作成装置に関する。
用塗工液の作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は従来から複写機、プリ
ンター、ファクシミリ等に広く利用されている。電子写
真感光体としては現在、導電性基体、あるいは金属を蒸
着する等の導電性処理を施した基体の上に、下引き層、
電荷発生層、電荷輸送層を順次形成した積層型電子写真
感光体が多い。積層型電子写真感光体の電荷発生層は、
電荷発生材料と高分子の有機溶媒溶液を湿式分散して作
成した電荷発生層塗工液を塗布し、乾燥することによっ
て形成する。また、下引き層もその材料を湿式分散する
ことにより作成した下引き層塗工液を塗布し、乾燥して
形成する。ここで、電荷発生層塗工液、及び下引き層塗
工液を作成する際に分散処理が用いられるが、具体的な
分散方法としては、ボールミルやビーズミル(サンドミ
ル)等の分散装置が使用される。ビーズミルを使用する
場合、内部に高速回転するローターとビーズ分散時例え
ばジルコニアビーズ等の分散媒を入れた分散室、分散室
を出た液を貯えるタンク、およびタンクの液を分散室に
送る役目をする循環ポンプからなる循環方式のビーズミ
ルが使用される場合が多い。
ンター、ファクシミリ等に広く利用されている。電子写
真感光体としては現在、導電性基体、あるいは金属を蒸
着する等の導電性処理を施した基体の上に、下引き層、
電荷発生層、電荷輸送層を順次形成した積層型電子写真
感光体が多い。積層型電子写真感光体の電荷発生層は、
電荷発生材料と高分子の有機溶媒溶液を湿式分散して作
成した電荷発生層塗工液を塗布し、乾燥することによっ
て形成する。また、下引き層もその材料を湿式分散する
ことにより作成した下引き層塗工液を塗布し、乾燥して
形成する。ここで、電荷発生層塗工液、及び下引き層塗
工液を作成する際に分散処理が用いられるが、具体的な
分散方法としては、ボールミルやビーズミル(サンドミ
ル)等の分散装置が使用される。ビーズミルを使用する
場合、内部に高速回転するローターとビーズ分散時例え
ばジルコニアビーズ等の分散媒を入れた分散室、分散室
を出た液を貯えるタンク、およびタンクの液を分散室に
送る役目をする循環ポンプからなる循環方式のビーズミ
ルが使用される場合が多い。
【0003】ここで、湿式分散装置の循環ポンプが、ダ
イアフラムポンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴
うポンプの場合は、液の流れが脈動となる。この脈動は
装置のパイプ、継ぎ手、計測器などにダメージを与える
ばかりではなく、ダイアフラム、ボール、シートなどポ
ンプ自体の部品の寿命を低下させる可能性があり、また
分散性能の低下も引き起こす。このような問題を引き起
こす脈動を低減させる方法として、ポンプの液出口側に
脈動を吸収する機能を持つサージ・サプレッサーを接続
することが一般に行われている。サージ・サプレッサー
は内部に空間を持った容器であり、この内部の気体が脈
動に伴い圧縮・復元することにより脈動を吸収する。サ
ージ・サプレッサーはタンク形状を有していることから
バッファタンクと呼ばれる場合もある。
イアフラムポンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴
うポンプの場合は、液の流れが脈動となる。この脈動は
装置のパイプ、継ぎ手、計測器などにダメージを与える
ばかりではなく、ダイアフラム、ボール、シートなどポ
ンプ自体の部品の寿命を低下させる可能性があり、また
分散性能の低下も引き起こす。このような問題を引き起
こす脈動を低減させる方法として、ポンプの液出口側に
脈動を吸収する機能を持つサージ・サプレッサーを接続
することが一般に行われている。サージ・サプレッサー
は内部に空間を持った容器であり、この内部の気体が脈
動に伴い圧縮・復元することにより脈動を吸収する。サ
ージ・サプレッサーはタンク形状を有していることから
バッファタンクと呼ばれる場合もある。
【0004】サージ・サプレッサーの内容積が大きけれ
ば当然脈動を消す効果は大となるが、反面サージ・サプ
レッサー内部に入り込む液量が増えることになり、その
液は十分に循環されない。特に分散液を送液する際の脈
動を減少させる為にサージ・サプレッサーを使用する場
合は、サージ・サプレッサーの内容積が大きいと内部に
入った液は滞留し、循環されない為、分散の進行が遅れ
る現象が生じる。したがって、分散液の脈動減少にサー
ジ・サプレッサーを用いる際は、その内容積が小さいこ
とが望ましい。
ば当然脈動を消す効果は大となるが、反面サージ・サプ
レッサー内部に入り込む液量が増えることになり、その
液は十分に循環されない。特に分散液を送液する際の脈
動を減少させる為にサージ・サプレッサーを使用する場
合は、サージ・サプレッサーの内容積が大きいと内部に
入った液は滞留し、循環されない為、分散の進行が遅れ
る現象が生じる。したがって、分散液の脈動減少にサー
ジ・サプレッサーを用いる際は、その内容積が小さいこ
とが望ましい。
【0005】また、内容積の小さなサージ・サプレッサ
ーを選定したとしても、電荷発生層塗工液のような分散
液の場合は、サージ・サプレッサー内に入った分散液が
サージ・サプレッサー内部で沈降し、堆積する現象が発
生する。この現象は分散初期の含有固形分の粒径が大き
いときに著しい。サージ・サプレッサー内でこのような
沈降や堆積が生じた場合、分散液は狙いとする成分比か
ら外れるのみならず、分散不良が発生する場合がある。
特に、電子写真感光体塗工液の場合は分散不良が各種塗
膜欠陥の原因となって、電子写真感光体の歩留まりを下
げ、品質を低下させる結果となる。
ーを選定したとしても、電荷発生層塗工液のような分散
液の場合は、サージ・サプレッサー内に入った分散液が
サージ・サプレッサー内部で沈降し、堆積する現象が発
生する。この現象は分散初期の含有固形分の粒径が大き
いときに著しい。サージ・サプレッサー内でこのような
沈降や堆積が生じた場合、分散液は狙いとする成分比か
ら外れるのみならず、分散不良が発生する場合がある。
特に、電子写真感光体塗工液の場合は分散不良が各種塗
膜欠陥の原因となって、電子写真感光体の歩留まりを下
げ、品質を低下させる結果となる。
【0006】したがって、電荷発生層塗工液の分散装置
に使用するサージ・サプレッサーに要求される性能とし
ては、脈流を吸収することのみではなく、少ない内容積
であること、そして分散液を通じた場合にサージ・サプ
レッサー内部への固形分成分の沈降が生じないことが重
要である。
に使用するサージ・サプレッサーに要求される性能とし
ては、脈流を吸収することのみではなく、少ない内容積
であること、そして分散液を通じた場合にサージ・サプ
レッサー内部への固形分成分の沈降が生じないことが重
要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電荷
発生層塗工液の分散装置において、分散装置の送液ポン
プとして、ダイアフラムポンプあるいはピストンポンプ
等の脈動を伴うポンプを使用した場合に、サージ・サプ
レッサー内部への固形分成分の沈降がなく、また分散不
良を発生させることなく、脈流を抑制することが可能な
サージ・サプレッサーとそれを使用した循環型分散装置
を提供することにある。
発生層塗工液の分散装置において、分散装置の送液ポン
プとして、ダイアフラムポンプあるいはピストンポンプ
等の脈動を伴うポンプを使用した場合に、サージ・サプ
レッサー内部への固形分成分の沈降がなく、また分散不
良を発生させることなく、脈流を抑制することが可能な
サージ・サプレッサーとそれを使用した循環型分散装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の
(1)「分散室、循環タンク、および循環ポンプからな
る湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポンプあ
るいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであり、ま
た、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する脈流を
吸収あるいは減少させることを目的としたサージ・サプ
レッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サージ・
サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるいは側面
に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサーをその
液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内径が入
口の開口径と同じか、あるいは小さいことを特徴とする
湿式分散装置」、(2)「分散室、循環タンクおよび循
環ポンプからなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイア
フラムポンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポ
ンプであり、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに
起因する脈流を吸収あるいは減少させることを目的とし
たサージ・サプレッサーを備えた湿式分散装置であっ
て、前記サージ・サプレッサーの底部に液入口があり、
底部あるいは側面に液出口があって、且つ、サージ・サ
プレッサーをその液入口から見た場合、サージ・サプレ
ッサーの内径が入口の開口径と同じか、あるいは小さ
く、更に、サージ・サプレッサー内部に内壁に沿って移
動可能な仕切りがあり、この仕切りを動かすことによっ
てサージ・サプレッサーの内容積を任意に設定すること
が可能なサージ・サプレッサーを有する湿式分散装
置」、(3)「サージ・サプレッサー内部に内壁に沿っ
て移動可能な仕切りがあり、更に、サージ・サプレッサ
ー内部の仕切りがバネ等の弾性体によって支えられてお
り、そしてポンプの送液に伴う脈動によって仕切りが動
くサージ・サプレッサーを有する前記第(2)項に記載
の湿式分散装置」、(4)「サージ・サプレッサー内部
に内壁に沿って移動可能な仕切りがあり、この仕切りバ
ネ等の弾性体に支えられており、更に、仕切りを支える
バネ等の弾性体の圧縮力が外部より設定可能なサージ・
サプレッサーを有する前記第(3)項に記載の湿式分散
装置」によって達成される。
(1)「分散室、循環タンク、および循環ポンプからな
る湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポンプあ
るいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであり、ま
た、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する脈流を
吸収あるいは減少させることを目的としたサージ・サプ
レッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サージ・
サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるいは側面
に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサーをその
液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内径が入
口の開口径と同じか、あるいは小さいことを特徴とする
湿式分散装置」、(2)「分散室、循環タンクおよび循
環ポンプからなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイア
フラムポンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポ
ンプであり、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに
起因する脈流を吸収あるいは減少させることを目的とし
たサージ・サプレッサーを備えた湿式分散装置であっ
て、前記サージ・サプレッサーの底部に液入口があり、
底部あるいは側面に液出口があって、且つ、サージ・サ
プレッサーをその液入口から見た場合、サージ・サプレ
ッサーの内径が入口の開口径と同じか、あるいは小さ
く、更に、サージ・サプレッサー内部に内壁に沿って移
動可能な仕切りがあり、この仕切りを動かすことによっ
てサージ・サプレッサーの内容積を任意に設定すること
が可能なサージ・サプレッサーを有する湿式分散装
置」、(3)「サージ・サプレッサー内部に内壁に沿っ
て移動可能な仕切りがあり、更に、サージ・サプレッサ
ー内部の仕切りがバネ等の弾性体によって支えられてお
り、そしてポンプの送液に伴う脈動によって仕切りが動
くサージ・サプレッサーを有する前記第(2)項に記載
の湿式分散装置」、(4)「サージ・サプレッサー内部
に内壁に沿って移動可能な仕切りがあり、この仕切りバ
ネ等の弾性体に支えられており、更に、仕切りを支える
バネ等の弾性体の圧縮力が外部より設定可能なサージ・
サプレッサーを有する前記第(3)項に記載の湿式分散
装置」によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳細
に説明する。図1は前記第(1)項、(2)項、(3)
項、(4)項に示した発明を実施するのに好適な装置の
図を示したものである。図1において、(1)は循環ポ
ンプ、(2)はサージ・サプレッサー、(3)は分散室
で内部に回転するローターとビーズが入っている。また
(4)は分散ローター回転用モーター、(5)は循環タ
ンク、(6)は循環タンク内の液を撹拌するためのモー
ターである。図1において、分散室と循環タンクは理解
を助けるために一部を切り欠いた図で示してある。図1
において、循環タンク(5)の液はポンプ(1)によっ
てサージ・サプレッサー(2)を経て分散室(3)まで
送られる。ポンプ(1)で発生する脈動はサージ・サプ
レッサー(2)で吸収される。分散室(3)を出た液は
循環タンク(5)に戻る。図1で分散用モーター(4)
が高速で回転し、分散室(3)内のローターを回転さ
せ、分散室(3)内に充填された微細なビーズを回転撹
拌することにより、液の分散を行なう。分散室(3)内
に充填するビーズとしては一般にジルコニア製ビーズ、
あるいはガラス製ビーズが使用される。
に説明する。図1は前記第(1)項、(2)項、(3)
項、(4)項に示した発明を実施するのに好適な装置の
図を示したものである。図1において、(1)は循環ポ
ンプ、(2)はサージ・サプレッサー、(3)は分散室
で内部に回転するローターとビーズが入っている。また
(4)は分散ローター回転用モーター、(5)は循環タ
ンク、(6)は循環タンク内の液を撹拌するためのモー
ターである。図1において、分散室と循環タンクは理解
を助けるために一部を切り欠いた図で示してある。図1
において、循環タンク(5)の液はポンプ(1)によっ
てサージ・サプレッサー(2)を経て分散室(3)まで
送られる。ポンプ(1)で発生する脈動はサージ・サプ
レッサー(2)で吸収される。分散室(3)を出た液は
循環タンク(5)に戻る。図1で分散用モーター(4)
が高速で回転し、分散室(3)内のローターを回転さ
せ、分散室(3)内に充填された微細なビーズを回転撹
拌することにより、液の分散を行なう。分散室(3)内
に充填するビーズとしては一般にジルコニア製ビーズ、
あるいはガラス製ビーズが使用される。
【0010】[前記第(1)項記載の装置]図2(A)
及び、図2(B)は図1に示す装置のサージ・サプレッ
サー(2)の断面図を示した図である。前記第(1)項
に示したように、サージ・サプレッサーをその液入口
(7)から見た場合、サージ・サプレッサーの内径は入
口の開口径と同じであるか(図2(A))、あるいは小
さいことを特徴としている(図2(B))。ポンプから
送られた分散液は液入口(7)より入り、出口(8)よ
り出る構造になっている。このとき、ポンプの脈動は図
2に示したサージ・サプレッサー内部の上部空間で吸収
される。図に示すサージ・サプレッサーは前記第(1)
項に記載の条件を満足する装置であるが、この装置で
は、仮に分散液の成分が沈降傾向にあった場合でも、堆
積するところがないため、送液に伴って出口(8)より
排出され、分散室に送られて分散される。したがって、
このサージ・サプレッサーでは液が通過する際に沈降や
堆積を生じず、分散不良を発生させない。この効果は図
2の(A)及び(B)の場合共に有する。
及び、図2(B)は図1に示す装置のサージ・サプレッ
サー(2)の断面図を示した図である。前記第(1)項
に示したように、サージ・サプレッサーをその液入口
(7)から見た場合、サージ・サプレッサーの内径は入
口の開口径と同じであるか(図2(A))、あるいは小
さいことを特徴としている(図2(B))。ポンプから
送られた分散液は液入口(7)より入り、出口(8)よ
り出る構造になっている。このとき、ポンプの脈動は図
2に示したサージ・サプレッサー内部の上部空間で吸収
される。図に示すサージ・サプレッサーは前記第(1)
項に記載の条件を満足する装置であるが、この装置で
は、仮に分散液の成分が沈降傾向にあった場合でも、堆
積するところがないため、送液に伴って出口(8)より
排出され、分散室に送られて分散される。したがって、
このサージ・サプレッサーでは液が通過する際に沈降や
堆積を生じず、分散不良を発生させない。この効果は図
2の(A)及び(B)の場合共に有する。
【0011】図3は比較例として示したサージ・サプレ
ッサーである。このサージ・サプレッサーではポンプか
ら送られた分散液は入口(7)から入り、出口(8)か
ら出る。サージ・サプレッサー使用時はその内部の下部
に液が入り、上部に液のない空間ができる。ポンプを駆
動させると、液の脈動に伴いサージ・サプレッサー上部
の空間が圧縮され、脈流が吸収される。この形状のサー
ジ・サプレッサーの問題点として、サージ・サプレッサ
ーに供給される液が顔料等の固形分を分散した液の場
合、サージ・サプレッサー内部に入った液中の固形成分
がサージ・サプレッサーの底部に堆積する現象が発生す
る。この現象は分散実施の初期において、分散しようと
する固形分の粒径が大きい場合に著しい。この現象が発
生すると、分散液中の固形分成分の一部がサージ・サプ
レッサー底に堆積するため、作成した分散液は狙いとす
る組成から外れる。また狙いの組成から外れることによ
り分散不良を起こす場合がある。
ッサーである。このサージ・サプレッサーではポンプか
ら送られた分散液は入口(7)から入り、出口(8)か
ら出る。サージ・サプレッサー使用時はその内部の下部
に液が入り、上部に液のない空間ができる。ポンプを駆
動させると、液の脈動に伴いサージ・サプレッサー上部
の空間が圧縮され、脈流が吸収される。この形状のサー
ジ・サプレッサーの問題点として、サージ・サプレッサ
ーに供給される液が顔料等の固形分を分散した液の場
合、サージ・サプレッサー内部に入った液中の固形成分
がサージ・サプレッサーの底部に堆積する現象が発生す
る。この現象は分散実施の初期において、分散しようと
する固形分の粒径が大きい場合に著しい。この現象が発
生すると、分散液中の固形分成分の一部がサージ・サプ
レッサー底に堆積するため、作成した分散液は狙いとす
る組成から外れる。また狙いの組成から外れることによ
り分散不良を起こす場合がある。
【0012】[前記第(2)項記載の装置]図1は前記
第(2)項で示した発明を実施するのに好適な湿式分散
装置の全体図であり、図4はそこで使用しているサージ
・サプレッサーの断面図を示したものである。図4にお
いて、(9)はサージ・サプレッサーの内部の仕切り、
(10)はボールネジ、(11)はボールネジを回転さ
せるハンドルである。図4において、ハンドル(11)
を回転させるとボールネジ(10)が回転し、仕切り
(9)がチャージ・サプレッサー内を上下方向に動く。
ハンドル(11)を回転させて仕切り(9)の位置を移
動させることにより、サージ・サプレッサー内部の容積
を変えることができる。したがって、湿式分散装置を使
用するに当たって、その装置に使用されているポンプに
最適なサージ・サプレッサー内容積を設定することが可
能になる。また、ポンプがダイアフラムポンプ等のポン
プで運転条件によって脈流の量が異なるポンプであって
も、サージ・サプレッサー内容積をその条件に合わせて
最適化した内容積に設定することが可能となる。
第(2)項で示した発明を実施するのに好適な湿式分散
装置の全体図であり、図4はそこで使用しているサージ
・サプレッサーの断面図を示したものである。図4にお
いて、(9)はサージ・サプレッサーの内部の仕切り、
(10)はボールネジ、(11)はボールネジを回転さ
せるハンドルである。図4において、ハンドル(11)
を回転させるとボールネジ(10)が回転し、仕切り
(9)がチャージ・サプレッサー内を上下方向に動く。
ハンドル(11)を回転させて仕切り(9)の位置を移
動させることにより、サージ・サプレッサー内部の容積
を変えることができる。したがって、湿式分散装置を使
用するに当たって、その装置に使用されているポンプに
最適なサージ・サプレッサー内容積を設定することが可
能になる。また、ポンプがダイアフラムポンプ等のポン
プで運転条件によって脈流の量が異なるポンプであって
も、サージ・サプレッサー内容積をその条件に合わせて
最適化した内容積に設定することが可能となる。
【0013】したがって、前記第(2)項に示したチャ
ージ・サプレッサーであれば、ポンプとしてダイアフラ
ム・ポンプ、ピストン・ポンプ等の動作時にストローク
を可変することが可能なポンプを使用した場合であって
も、チャージ・サプレッサーを交換することなく、それ
ぞれのポンプの動作条件に対して最適な内部容量を持っ
たチャージ・サプレッサーとすることができる。したが
って品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液
の作成が可能になる。
ージ・サプレッサーであれば、ポンプとしてダイアフラ
ム・ポンプ、ピストン・ポンプ等の動作時にストローク
を可変することが可能なポンプを使用した場合であって
も、チャージ・サプレッサーを交換することなく、それ
ぞれのポンプの動作条件に対して最適な内部容量を持っ
たチャージ・サプレッサーとすることができる。したが
って品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液
の作成が可能になる。
【0014】[前記第(3)項記載の装置]図1は前記
第(3)項で示した発明を実施するのに好適な湿式分散
装置の全体図であり、図5はそこで使用しているサージ
・サプレッサーの断面図を示した図である。図5におい
て、(9)は仕切り、(12)はバネ、(13)は通気
孔である。ポンプからの脈動による圧で仕切り(9)が
押し上げられ、この圧はバネ(12)で吸収される。通
気孔(13)は仕切り(9)が上下した場合に、内部の
空気が妨げられずに外部と出入りできるようにするため
に設けられたものであり、この孔があることによって、
仕切り(9)が動いた場合に、仕切り(9)はバネから
の力のみを受けることが可能になる。バネ(12)の定
数を選択することにより、使用するポンプあるいはポン
プの運転条件に対して最適なサージ・サプレッサー性能
に設定することができ、したがって、ポンプ駆動時にサ
ージ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄積するこ
とがなく、また、サージ・サプレッサー内部に入る液量
が少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能になる。した
がって品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散
液の作成が可能になる。
第(3)項で示した発明を実施するのに好適な湿式分散
装置の全体図であり、図5はそこで使用しているサージ
・サプレッサーの断面図を示した図である。図5におい
て、(9)は仕切り、(12)はバネ、(13)は通気
孔である。ポンプからの脈動による圧で仕切り(9)が
押し上げられ、この圧はバネ(12)で吸収される。通
気孔(13)は仕切り(9)が上下した場合に、内部の
空気が妨げられずに外部と出入りできるようにするため
に設けられたものであり、この孔があることによって、
仕切り(9)が動いた場合に、仕切り(9)はバネから
の力のみを受けることが可能になる。バネ(12)の定
数を選択することにより、使用するポンプあるいはポン
プの運転条件に対して最適なサージ・サプレッサー性能
に設定することができ、したがって、ポンプ駆動時にサ
ージ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄積するこ
とがなく、また、サージ・サプレッサー内部に入る液量
が少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能になる。した
がって品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散
液の作成が可能になる。
【0015】[前記第(4)項記載の装置]図1は前記
第(4)項記載の発明を実施するのに好適な湿式分散装
置の全体図であり、図6はそこで使用しているサージ・
サプレッサーの断面を示した図である。図6において、
(9)は仕切り、(12)はバネ、(10)はボールネ
ジ、(11)はボールネジを回転させるハンドル、(1
3)は通気孔である。ハンドル(11)を回転させると
ボールネジ(10)が回転し、バネ(12)のボールネ
ジ取り付け部を移動させることができ、仕切り(9)に
かかる力の強さを変えることができる。ハンドル(1
1)を回してバネ(12)にかかる圧力を調整すること
により、使用するポンプあるいはポンプの運転条件に対
して最適なサージ・サプレッサー性能に設定することが
でき、したがってポンプ駆動時にサージ・サプレッサー
内部に分散対象物が沈降蓄積することがなく、また、サ
ージ・サプレッサー内部に入る液量が少なく、かつ、脈
動の少ない送液が可能になる。したがって品質の優れた
電子写真感光体製造に使用する分散液の作成が可能にな
る。
第(4)項記載の発明を実施するのに好適な湿式分散装
置の全体図であり、図6はそこで使用しているサージ・
サプレッサーの断面を示した図である。図6において、
(9)は仕切り、(12)はバネ、(10)はボールネ
ジ、(11)はボールネジを回転させるハンドル、(1
3)は通気孔である。ハンドル(11)を回転させると
ボールネジ(10)が回転し、バネ(12)のボールネ
ジ取り付け部を移動させることができ、仕切り(9)に
かかる力の強さを変えることができる。ハンドル(1
1)を回してバネ(12)にかかる圧力を調整すること
により、使用するポンプあるいはポンプの運転条件に対
して最適なサージ・サプレッサー性能に設定することが
でき、したがってポンプ駆動時にサージ・サプレッサー
内部に分散対象物が沈降蓄積することがなく、また、サ
ージ・サプレッサー内部に入る液量が少なく、かつ、脈
動の少ない送液が可能になる。したがって品質の優れた
電子写真感光体製造に使用する分散液の作成が可能にな
る。
【0016】
【実施例】実施例 図1に示す分散装置のポンプとして共立機巧株式会社製
プロポンND−4を使用し、サージ・サプレッサーとし
て内径15mm、長さ300mmのステンレスパイプの
一端を閉じたものを使用した。分散室には東レ株式会社
製の直径0.5mmのジルコニアビーズ0.8kgを充
填した。循環タンクに以下の材料を投入した。 固形分濃度4%のポリビニルブチラールの2−ブタノン溶液 14kg チタニルフタロシアニン 700g 図1に示す分散装置のモーター(4)を運転し、ロータ
ーを1500rpmで2時間回転し、分散を実施した。
このとき、ポンプ(1)を動作させて、分散液の循環を
行なった。2時間分散後、チャージ・サプレッサー
(3)を取り出し内部を観察したが、チタニルフタロシ
アニンの堆積は認められなかった。
プロポンND−4を使用し、サージ・サプレッサーとし
て内径15mm、長さ300mmのステンレスパイプの
一端を閉じたものを使用した。分散室には東レ株式会社
製の直径0.5mmのジルコニアビーズ0.8kgを充
填した。循環タンクに以下の材料を投入した。 固形分濃度4%のポリビニルブチラールの2−ブタノン溶液 14kg チタニルフタロシアニン 700g 図1に示す分散装置のモーター(4)を運転し、ロータ
ーを1500rpmで2時間回転し、分散を実施した。
このとき、ポンプ(1)を動作させて、分散液の循環を
行なった。2時間分散後、チャージ・サプレッサー
(3)を取り出し内部を観察したが、チタニルフタロシ
アニンの堆積は認められなかった。
【0017】比較例 図1に示す分散装置のチャージ・サプレッサーとして図
3に示したチャージ・サプレッサーを使用した以外は実
施例と同様にして、分散を行なった。分散終了後チャー
ジ・サプレッサーを分解し、内部を観察したところ、底
部にチタニルフタロシアニンの堆積が認められた。した
がって、比較例では分散対象成分の一部がチャージ・サ
プレッサー内部に堆積したので、得られた分散液の組成
は目的の組成と異なったものになったといえる。したが
って、請求項1に示したチャージ・サプレッサーを使用
した実施例では分散中に分散対象成分がチャージ・サプ
レッサー内に沈降堆積することなく、狙いとする成分比
通りの良好な分散液が得られた。
3に示したチャージ・サプレッサーを使用した以外は実
施例と同様にして、分散を行なった。分散終了後チャー
ジ・サプレッサーを分解し、内部を観察したところ、底
部にチタニルフタロシアニンの堆積が認められた。した
がって、比較例では分散対象成分の一部がチャージ・サ
プレッサー内部に堆積したので、得られた分散液の組成
は目的の組成と異なったものになったといえる。したが
って、請求項1に示したチャージ・サプレッサーを使用
した実施例では分散中に分散対象成分がチャージ・サプ
レッサー内に沈降堆積することなく、狙いとする成分比
通りの良好な分散液が得られた。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細な説明から明らかなように、
請求項1に示す分散装置においては、装置に使用されて
いるサージ・サプレッサーが底部に液入口があり、また
底部あるいはその側面に液出口があって、且つ、サージ
・サプレッサーをその液入口から見た場合、サージ・サ
プレッサーの内径が入口の開口径と同じか、あるいは小
さいので、ポンプ駆動時にサージ・サプレッサー内部に
分散対象物が沈降蓄積することがなく、したがって、品
質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液の作成
が可能になる。
請求項1に示す分散装置においては、装置に使用されて
いるサージ・サプレッサーが底部に液入口があり、また
底部あるいはその側面に液出口があって、且つ、サージ
・サプレッサーをその液入口から見た場合、サージ・サ
プレッサーの内径が入口の開口径と同じか、あるいは小
さいので、ポンプ駆動時にサージ・サプレッサー内部に
分散対象物が沈降蓄積することがなく、したがって、品
質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液の作成
が可能になる。
【0019】請求項2に示す分散装置においては、装置
に使用しているサージ・サプレッサー内部の仕切りの位
置を任意の位置に動かすことができ、サージ・サプレッ
サーの内容積を変えることができる。したがって、湿式
分散の実施において、使用するポンプあるいはポンプの
運手条件に対して最適なサージ・サプレッサー内容積に
設定することができ、したがって、ポンプ駆動時にサー
ジ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄積すること
がなく、また、サージ・サプレッサー内部に入る液量が
少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能になり、したが
って品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液
の作成が可能になる。
に使用しているサージ・サプレッサー内部の仕切りの位
置を任意の位置に動かすことができ、サージ・サプレッ
サーの内容積を変えることができる。したがって、湿式
分散の実施において、使用するポンプあるいはポンプの
運手条件に対して最適なサージ・サプレッサー内容積に
設定することができ、したがって、ポンプ駆動時にサー
ジ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄積すること
がなく、また、サージ・サプレッサー内部に入る液量が
少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能になり、したが
って品質の優れた電子写真感光体製造に使用する分散液
の作成が可能になる。
【0020】請求項3に示す分散装置においては、装置
に使用しているサージ・サプレッサー内部に、バネに支
えられて移動可能な仕切りを持つので、湿式分散の実施
において、使用するポンプあるいはポンプの運転条件に
対して最適な脈流吸収能力を得ることができ、したがっ
て、ポンプ駆動時にサージ・サプレッサー内部に分散対
象物が沈降蓄積することがなく、また、サージ・サプレ
ッサー内部に入る液量が少なく、かつ、脈動の少ない送
液が可能になり、したがって品質の優れた電子写真感光
体製造に使用する分散液の作成が可能になる。
に使用しているサージ・サプレッサー内部に、バネに支
えられて移動可能な仕切りを持つので、湿式分散の実施
において、使用するポンプあるいはポンプの運転条件に
対して最適な脈流吸収能力を得ることができ、したがっ
て、ポンプ駆動時にサージ・サプレッサー内部に分散対
象物が沈降蓄積することがなく、また、サージ・サプレ
ッサー内部に入る液量が少なく、かつ、脈動の少ない送
液が可能になり、したがって品質の優れた電子写真感光
体製造に使用する分散液の作成が可能になる。
【0021】請求項4に示す分散装置においては、装置
に使用しているサージ・サプレッサー内部に、バネに支
えられて移動可能な仕切りを持ち、かつバネにかかる力
を任意に設定できるので、湿式分散の実施において、使
用するポンプあるいはポンプの運転条件に対して最適な
脈流減衰性能を得ることができ、したがって、ポンプ駆
動時にサージ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄
積することがなく、また、サージ・サプレッサー内部に
入る液量が少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能にな
り、したがって品質の優れた電子写真感光体製造に使用
する分散液の作成が可能になる。
に使用しているサージ・サプレッサー内部に、バネに支
えられて移動可能な仕切りを持ち、かつバネにかかる力
を任意に設定できるので、湿式分散の実施において、使
用するポンプあるいはポンプの運転条件に対して最適な
脈流減衰性能を得ることができ、したがって、ポンプ駆
動時にサージ・サプレッサー内部に分散対象物が沈降蓄
積することがなく、また、サージ・サプレッサー内部に
入る液量が少なく、かつ、脈動の少ない送液が可能にな
り、したがって品質の優れた電子写真感光体製造に使用
する分散液の作成が可能になる。
【図1】本発明を実施するのに好適な湿式分散装置を示
した図である。
した図である。
【図2】図1に示す装置の本発明のサージ・サプレッサ
ーの断面図を示した図である。
ーの断面図を示した図である。
【図3】比較例として示したサージ・サプレッサーの断
面図である。
面図である。
【図4】図1に示す装置の本発明の別のサージ・サプレ
ッサーの断面図を示したものである。
ッサーの断面図を示したものである。
【図5】図1に示す装置の本発明のまた別のサージ・サ
プレッサーの断面図を示した図である。
プレッサーの断面図を示した図である。
【図6】図1に示す装置の本発明の更に別のサージ・サ
プレッサーの断面図を示した図である。
プレッサーの断面図を示した図である。
1 循環ポンプ 2 サージ・サプレッサー 3 分散室 4 分散ローター回転用モーター 5 循環タンク 6 撹拌モーター 7 分散液入口 8 分散液出口 9 仕切り 10 ボールネジ 11 ハンドル 12 バネ 13 通気孔
Claims (4)
- 【請求項1】 分散室、循環タンク、および循環ポンプ
からなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポ
ンプあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであ
り、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する
脈流を吸収あるいは減少させることを目的としたサージ
・サプレッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サ
ージ・サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるい
は側面に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサー
をその液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内
径が入口の開口径と同じか、あるいは小さいことを特徴
とする湿式分散装置。 - 【請求項2】 分散室、循環タンクおよび循環ポンプか
らなる湿式分散装置の循環ポンプが、ダイアフラムポン
プあるいはピストンポンプ等の脈動を伴うポンプであ
り、また、液流路の前記ポンプの後にポンプに起因する
脈流を吸収あるいは減少させることを目的としたサージ
・サプレッサーを備えた湿式分散装置であって、前記サ
ージ・サプレッサーの底部に液入口があり、底部あるい
は側面に液出口があって、且つ、サージ・サプレッサー
をその液入口から見た場合、サージ・サプレッサーの内
径が入口の開口径と同じか、あるいは小さく、更に、サ
ージ・サプレッサー内部に内壁に沿って移動可能な仕切
りがあり、この仕切りを動かすことによってサージ・サ
プレッサーの内容積を任意に設定することが可能なサー
ジ・サプレッサーを有する湿式分散装置。 - 【請求項3】 サージ・サプレッサー内部に内壁に沿っ
て移動可能な仕切りがあり、更に、サージ・サプレッサ
ー内部の仕切りがバネ等の弾性体によって支えられてお
り、そしてポンプの送液に伴う脈動によって仕切りが動
くサージ・サプレッサーを有する請求項2記載の湿式分
散装置。 - 【請求項4】 サージ・サプレッサー内部に内壁に沿っ
て移動可能な仕切りがあり、この仕切りバネ等の弾性体
に支えられており、更に、仕切りを支えるバネ等の弾性
体の圧縮力が外部より設定可能なサージ・サプレッサー
を有する請求項3記載の湿式分散装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10297588A JP2000112152A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電子写真感光体製造用分散液作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10297588A JP2000112152A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電子写真感光体製造用分散液作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000112152A true JP2000112152A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17848506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10297588A Pending JP2000112152A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電子写真感光体製造用分散液作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000112152A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152077A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体の表面保護層の分散液の製造方法、有機感光体、画像形成装置及び画像形成ユニット |
WO2019226748A1 (en) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | Graco Minnesota Inc. | Pneumatic surge suppressor |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10297588A patent/JP2000112152A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152077A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体の表面保護層の分散液の製造方法、有機感光体、画像形成装置及び画像形成ユニット |
WO2019226748A1 (en) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | Graco Minnesota Inc. | Pneumatic surge suppressor |
CN112135970A (zh) * | 2018-05-25 | 2020-12-25 | 固瑞克明尼苏达有限公司 | 气动浪涌抑制器 |
US11499543B2 (en) | 2018-05-25 | 2022-11-15 | Graco Minnesota Inc. | Pneumatic surge suppressor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050812 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061113 |