JP2000111882A - フィルム状の液晶パネル、およびその製造方法 - Google Patents

フィルム状の液晶パネル、およびその製造方法

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JP2000111882A
JP2000111882A JP10280965A JP28096598A JP2000111882A JP 2000111882 A JP2000111882 A JP 2000111882A JP 10280965 A JP10280965 A JP 10280965A JP 28096598 A JP28096598 A JP 28096598A JP 2000111882 A JP2000111882 A JP 2000111882A
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Masahiro Yanagi
雅宏 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な工程作業によって液晶パネル本体と配
線板との接続を補強することができ、液晶の表示性能を
損なうことなくその信頼性を維持することができるよう
にする。 【解決手段】 透明電極を有する両フィルム基板11,
12を張り合わせて液晶LCを封入した液晶パネル本体
Pを構成する一方、その本体Pの両面P1,P2のそれ
ぞれに第1および第2の偏光板13,14を貼着すると
ともに、電極面11aの露出部11aaに配線板16を
接着することで、その配線板16と透明電極とが導通接
続されたフィルム状の液晶パネルAであって、第2の偏
光板14は、露出部11aaにおける配線板16の接着
部分16bに密着した状態で、その露出部11aaを含
む液晶パネル本体Pの片面P2全体にわたって貼着され
ている。また、両偏光板13,14は、互いに外周に沿
う部位が封着され、その表裏両面P1,P2全体にわた
って貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえば携帯電
話やポータブルパソコンなどといった液晶表示装置に組
み込まれるフィルム状の液晶パネル、およびそのフィル
ム状の液晶パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば携帯電話やポータブルパ
ソコンなどといった液晶表示装置には、ガラス製のもの
に比べて薄型・軽量化の点で優れることから、フィルム
状の液晶パネルが組み込まれている。また、この種の液
晶パネルは、外部との電気的接続における取り回しを容
易とするために、フレキシブル配線板(以下、略してF
PCという)がパネル内部の周囲一側付近から引き出さ
れた恰好で一体化されている。
【0003】図9は、従来例としてのフィルム状液晶パ
ネルの断面構造を示した断面図であって、この図に基づ
いて具体的に説明すると、従来のフィルム状液晶パネル
Xは、基板片面を電極面110a,120aとして図示
しない第1および第2の透明電極パターンがそれぞれ形
成された第1および第2のフィルム基板110,120
を備えており、これら両電極面110a,120aを互
いに向かい合わせて形成される空隙層Vに液晶LCを封
入して両フィルム基板110,120を張り合わせた構
造の液晶パネル本体Pを構成している。また、液晶パネ
ル本体Pの相対する表裏両面P1,P2のそれぞれに
は、可撓性を有する第1および第2の偏光板130,1
40が貼着されているとともに、液晶パネル本体Pの周
囲一側付近には、段差Sが設けられて第1のフィルム基
板110の電極面110a一部が露出されている。な
お、図には示さないが、この電極面110aが露出した
部分には、第1のフィルム基板110の内面上に形成さ
れた透明電極パターンの接続端子部が導出形成されてい
るとともに、第2のフィルム基板120の内面上に形成
された透明電極パターンの接続端子部も、両フィルム基
板110,120との間に設けられた導電性部材などを
介して導出形成されている。さらに、その電極面110
aが露出した部分には、FPC160の先端が接着さ
れ、このFPC160の先端にて剥き出された図示しな
い引き出し導線と、上記電極面110aにて導出形成さ
れた両透明電極パターンの接続端子部とが導通接続され
ている。そうしてFPC160の先端が接続された電極
面110aの露出部分は、その表面全体を補強剤150
で被覆することにより、FPC160の接続が確実なも
のとされている。
【0004】つまり、第1および第2のフィルム基板1
10,120の透明電極パターンと外部回路などとを電
気的に導通させるためのFPC160は、露出した電極
面110a上にその先端を熱圧着などして接着される
が、その際、第1のフィルム基板110の耐熱性などの
点で十分な接着力を得られないために、FPC160を
接着した部分にシリコーン樹脂などの補強剤150を塗
布することで液晶パネル本体PとFPC160とを確実
に接続させた状態としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のフ
ィルム状液晶パネルXでは、液晶パネル本体PとFPC
160との一体化において両部品の接続を確実とするた
めに、その接続部分に補強剤150を塗布する工程が必
要であり、そのような塗布作業は、製造工程において非
常に手間のかかる処理であるという問題があった。
【0006】また、図9にも示したように、液晶パネル
本体Pにおいては、その表裏両面P1,P2に第1およ
び第2のフィルム基板110,120よりも小さい第1
および第2の偏光板130,140が貼着されている。
つまり、両偏光板130,140の貼着面となる液晶パ
ネル本体Pの表裏両面P1,P2の周囲一部が露出した
状態とされるが、このような場合、その露出した部分か
らガスなどが侵入することでフィルム基板110,12
0と偏光板130,140との隙間に気泡が入り込み、
液晶パネル自体の表示性能に関して信頼性を損なうとい
う問題もあった。
【0007】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、簡単な工程作業によって液晶パネ
ル本体と配線板との接続部分を補強することができると
ともに、表示性能を損なうことなくその信頼性を維持す
ることができるフィルム状の液晶パネル、およびそのフ
ィルム状の液晶パネルの製造方法を提供することをその
課題とする。
【0008】
【発明の開示】上記課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願発明の第1の側面により提
供されるフィルム状の液晶パネルは、基板片面を電極面
として各電極面に第1および第2の透明電極パターンが
それぞれ形成された第1および第2のフィルム基板を備
え、上記両電極面を互いに向かい合わせて形成される空
隙層に液晶を封入して上記両フィルム基板を張り合わせ
た構造の液晶パネル本体を構成する一方、その液晶パネ
ル本体の相対する両面のそれぞれに可撓性を有する第1
および第2の偏光板を貼着するとともに、上記液晶パネ
ル本体の周囲一側付近に段差を設けることで上記両フィ
ルム基板のうちのいずれか一方の電極面を一部露出さ
せ、その露出部に外部接続用の引き出し導線が形成され
た配線板を接着することで、その引き出し導線と上記両
透明電極パターンとが導通接続されたフィルム状の液晶
パネルであって、上記第1および第2の偏光板のいずれ
か一方は、上記露出部における上記配線板の接着部分に
密着した状態で、その露出部を含む上記液晶パネル本体
の片面全体にわたって貼着されていることを特徴として
いる。
【0010】上記技術的手段が講じられた第1の側面に
より提供されるフィルム状の液晶パネルによれば、配線
板の接着部分に密着した状態で第1および第2の偏光板
のいずれか一方が液晶パネル本体の片面全体にわたって
貼着されるので、従来のように補強剤などを用いること
なく、偏光板をフィルム基板に対して貼着する際、その
偏光板自体が配線板の接着部分に密着した状態とされ、
偏光板の貼着と同時にその偏光板によって配線板の接着
部分を補強することができる。そうして配線板の接着部
分に偏光板が密着した状態では、その密着付近における
液晶パネル本体の片面周囲一側が偏光板によって封止さ
れた状態とされるので、その部分でのガスなどの侵入が
生じることなく気泡の発生を防ぎながらフィルム基板の
片面全体に対して偏光板を一様に貼着することができ、
気泡によって液晶パネル自体の表示性能を損なうことな
くその信頼性を維持することができる。
【0011】好ましい実施の形態としては、上記第1お
よび第2の偏光板は、上記露出部から側方に向けて延出
した上記配線板の非接着部分を上下両側から挟み込んだ
状態で、上記液晶パネル本体の表裏両面全体にわたって
貼着されている構成とすることができる。
【0012】このような構成によれば、液晶パネル本体
の露出部と配線板との接着部分のみならず、配線板の非
接着部分についても上下両側から挟み込んだ状態で、第
1および第2の偏光板によって補強されるので、液晶パ
ネル本体に対する配線板の接続をより確実とした状態で
補強することができ、その接続形態を確実なものとする
ことができる。
【0013】他の好ましい実施の形態としては、上記第
1および第2の偏光板は、それぞれの両端部が上記液晶
パネル本体の相対する両側方において互いに封着された
状態で、その液晶パネル本体の表裏両面全体にわたって
貼着されている構成とすることができる。
【0014】このような構成によれば、配線板が接着さ
れる液晶パネル本体の露出部のみならず、その液晶パネ
ル本体の両側方にひろがる全面にわたって第1および第
2の偏光板が貼着され、両偏光板の両端部が互いに封着
された状態とされているので、液晶パネル本体の両側方
付近が両偏光板によって封止された状態となり、そのよ
うにして封止された部分においてガスなどが侵入するこ
となく気泡の発生が防がれ、液晶パネル全体の表示性能
をより高く維持することができる。
【0015】さらに、他の好ましい実施の形態として
は、上記第1および第2の偏光板は、互いに外周に沿う
部位が封着されて上記液晶パネル本体全体を覆い包んだ
状態で、上記液晶パネル本体の表裏両面全体にわたって
貼着されている構成とすることができる。
【0016】このような構成によれば、配線板が接着さ
れる液晶パネル本体の露出部のみならず、第1および第
2の偏光板の互いに外周に沿う部位が封着されることに
より、液晶パネル本体全体が両偏光板によって覆い包ま
れた状態とされ、これら両偏光板が液晶パネル本体の表
裏両面全体にわたって貼着されているので、液晶パネル
本体の全周が両偏光板によって封止された状態となり、
そのようにして封止された部分においてガスなどが侵入
することなく気泡の発生が防がれ、液晶パネル全体の表
示性能をより一層高く維持することができる。
【0017】さらにまた、他の好ましい実施の形態とし
ては、上記第1および第2の偏光板は、上記液晶パネル
本体の平面視外形より大きな平面視形状をもって形成さ
れている構成とすることができる。
【0018】このような構成によれば、液晶パネル全体
を完全に覆い包んだ状態としつつ、互いに外周に沿う部
位を確実に封着するのに充分な大きさの第1および第2
の偏光板を構成することができ、そのような両偏光板に
よって液晶パネル本体全体を外気から完全に遮断した状
態で密封することができる。
【0019】さらにまた、他の好ましい実施の形態とし
ては、上記第1および第2の偏光板のそれぞれ片面全体
には、あらかじめ粘着剤が付されている構成とすること
ができる。
【0020】このような構成によれば、第1および第2
の偏光板のそれぞれ片面全体には、あらかじめ粘着剤が
付されているので、その粘着剤を介して両偏光板を液晶
パネル本体の表裏面全体にわたって貼着しつつ、両偏光
板の互いに外周に沿う部位を粘着剤によって同時に封着
することができる。
【0021】さらにまた、他の好ましい実施の形態とし
ては、上記配線板の接着部分には、あらかじめ接着剤が
付されている構成とすることができる。
【0022】このような構成によれば、配線板の接着部
分には、あらかじめ接着剤が付されているので、その接
着剤を介して配線板の接着部分を熱圧着などによって液
晶パネル本体の露出部に接合することができ、その接着
部分を偏光板に密着させつつ、液晶パネル本体に対して
配線板を確実に接続させた形態とすることができる。
【0023】本願発明の第2の側面により提供されるフ
ィルム状の液晶パネルの製造方法は、上記第1の側面に
かかるフィルム状の液晶パネルの製造方法であって、上
記液晶パネル本体の上記露出部に上記配線板を接着する
工程と、上記配線板の接着工程後、上記液晶パネル本体
の平面視外形より大きな平面視形状を有する上記第1お
よび第2の偏光板を用意し、それら両偏光板のいずれか
一方を上記露出部の反対側に面して上記液晶パネル本体
の一方の片面全体に貼着する工程と、上記第1および第
2の偏光板のうちの残りの偏光板を上記露出部の表面側
に面して上記液晶パネル本体の他方の片面全体に貼着す
るとともに、その偏光板を上記露出部における上記配線
板の接着部分に密着させた状態としつつ、上記両偏光板
の互いに外周に沿う部位を封着することで、これら両偏
光板によって上記液晶パネル本体全体を覆い包んだ状態
とする工程とを含む製造工程を有することを特徴として
いる。
【0024】上記技術的手段が講じられた第2の側面に
より提供されるフィルム状の液晶パネルの製造方法によ
れば、第1の側面にかかるフィルム状の液晶パネルを製
造する工程を実現することができ、その際、従来のよう
に補強剤などを用いることなく、第1および第2の偏光
板のそれぞれを液晶パネル本体の表裏両面に対して貼着
するのと同時に、配線板の接着部分全体を両偏光板によ
って上下両側から挟み込んだ状態で補強することができ
る。
【0025】好ましい実施の形態としては、上記第1お
よび第2の偏光板によって上記液晶パネル本体全体を覆
い包んだ状態とする工程においては、上記両偏光板の互
いに外周に沿う部位を封着するにあたってその部位に接
着剤を塗布するとともに、その接着剤によって両偏光板
を封着した状態とする構成とすることができる。
【0026】このような構成によれば、第1および第2
の偏光板の互いに外周に沿う部位を封着する際、その部
位に接着剤が塗布されるとともに、その接着剤を介して
両偏光板を封着した状態とするので、両偏光板の外周に
沿う部位が接着剤によって確実に封着した状態とされ、
剥離に強い一体化された両偏光板を形成することができ
る。
【0027】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0029】図1は、本願発明にかかるフィルム状の液
晶パネルの一実施形態を示した概略斜視図、図2は、図
1に示す液晶パネルのY−Y断面を示した断面図、図3
は、図1に示す液晶パネルをZ方向から示した平面図、
図4は、液晶パネル本体に接着される前の配線板を示し
た斜視図である。なお、図1ないし図4においては、本
願発明の要点をより明確とするために、一部の部材が省
略されており、また、図9に示す従来例と実質的に同一
の部材、部位については、同一符号を付して説明を省略
する。特に、図1および図3においては、第2の偏光板
が省略されている。
【0030】図1ないし図4に示すように、フィルム状
の液晶パネルAは、第1および第2のフィルム基板1
1,12を張り合わせて液晶LCを封入した構造の液晶
パネル本体Pと、液晶パネル本体Pの相対する表裏両面
P1,P2のそれぞれに貼着された第1および第2の偏
光板13,14と、液晶パネル本体Pの周囲一側付近に
接続された配線板16を具備して概略構成されている。
【0031】第1および第2のフィルム基板11,12
は、たとえばポリカーボネート製などの透明な薄膜平面
板であって、各基板片面を電極面11a,12aとして
各電極面11a,12a上には、液晶駆動用のITO
(Indium Tin Oxide)膜による第1および第2の透明電
極パターン11b,12bがそれぞれ形成されている
(図3参照)。これら両電極面11a,12aを互いに
向かい合わせてスペーサ17を挟んだ状態で両フィルム
基板11,12が張り合わされ、両フィルム基板11,
12の間に形成された空隙層Vに液晶LCが封入されて
いる(図2参照)。液晶LCとしては、たとえばネマテ
ィック液晶が用いられるが、その他にコレステリック液
晶、あるいはスメクティック液晶などを用いてもよい。
また、第1のフィルム基板11は、第2のフィルム基板
12よりも長手方向の寸法が若干長く形成されており、
両フィルム基板11,12を張り合わせた構造の液晶パ
ネル本体Pにおいては、その周囲一側付近に段差Sを設
けることで第1のフィルム基板11の電極面11aが一
部露出した状態とされている。この電極面11aが露出
した部分を露出部11aaと称する。
【0032】さらに、第2のフィルム基板12の電極面
12a上における第2の透明電極パターン12bは、図
3によく示されるように、各電極線が互いに等間隔をも
って長手方向に沿ったライン形状とされ、その接続端子
部12baは、上記露出部11aaへと導出して露出し
た状態とされている。このような第2の透明電極パター
ン12bは、たとえば液晶LCを選択的に駆動制御する
ための走査側電極として用いられる。一方、第1のフィ
ルム基板11の電極面11a上における第1の透明電極
パターン11bは、第2の透明電極パターン12bに相
対的に配置されることでドットマトリクスパターンを形
成している。このような第1の透明電極パターン11b
は、第2の透明電極パターン12bとの組み合わせか
ら、たとえば液晶LCを選択的に駆動制御するための信
号側電極として用いられる。また、詳細には図示しない
が、第1の透明電極パターン11bの近傍には、薄膜半
導体素子によって液晶駆動用のトランジスタ回路などが
形成されており、さらに、第2の透明電極パターン12
bの接続端子部12baは、両フィルム基板11,12
との間に設けられた図示しない導電性部材などを介して
上記露出部11aa上に引き出されるようにして導出形
成されている。
【0033】ここで、電極面11aの一部を露出部11
aaとしたのは、後述する配線板16を介して第1およ
び第2の透明電極パターン11b,12bを外部回路と
電気的に導通させる必要があるからである。また、第1
および第2のフィルム基板11,12のそれぞれ電極面
11a,12a上には、液晶LCの分子配列を一様とす
るために、図示しない配向膜などが設けられている。さ
らに、カラー表示可能な液晶パネルAを構成する場合、
第1のフィルム基板11の電極面11a上、あるいは第
2のフィルム基板12の電極面12a上には、RGBカ
ラーフィルタなどが積層される。
【0034】第1および第2の偏光板13,14のそれ
ぞれは、たとえば偏光子としてPVA(ポリ・ビニール
・アルコール)などの高分子膜を2枚のTAC(トリ・
アセチル・セルロース)などの間に挟み込んだ構造の可
撓性を有する薄膜部材であって、これら両偏光板13,
14の片面には、液晶パネル本体Pに対する貼着のため
に、あらかじめ粘着剤などが付されている。また、液晶
パネル本体Pに両偏光板13,14が貼着された状態に
おいて、これら両偏光板13,14の偏光方向は、互い
にねじれ角が略直角とされた恰好とされている。このよ
うな偏光方向をねじれ直角とした両偏光板13,14の
配置をクロスニコルという。さらに、両偏光板13,1
4は、ほぼ同等の大きさであって、上記した液晶パネル
本体Pの露出部11aaを含む平面視外形よりも大きな
平面視形状となるように形成されている。このような第
1および第2の偏光板13,14は、図2および図3に
よく示されるように、上記露出部11aaから側方に向
けて延出した後述する配線板16の一部を上下両側から
挟み込みつつ、互いに外周に沿う部位(図3に示す砂状
部分)が封着されて液晶パネル本体P全体を覆い包んだ
状態で貼着されている。また、液晶パネルAによってカ
ラー表示を可能とする場合、第1の偏光板13と第1の
フィルム基板11との間、あるいは第2の偏光板14と
第2のフィルム基板12との間には、複屈折率によって
入射光に位相差を派生させる位相差板が挟み込まれる。
【0035】配線板16は、第1および第2の透明電極
パターン11b,12bと図示しない外部回路などとの
電気的接続を図るために設けられたものであって、FP
Cと同等の構成を有していわゆるヒートシールと呼ばれ
ている。つまり、配線板16は、たとえばPET(ポリ
エチレンテレフタレート)などでできた非導電性樹脂膜
内に多数の引き出し導線16aを有して形成されたもの
である。この配線板16の一方の先端部16bには、液
晶パネル本体Pとの接着部分として接着剤があらかじめ
付されているとともに、その先端部16bにおいては、
図4によく示されるように、引き出し導線16aが接着
面側に剥き出した状態とされている。また、配線板16
の他方の先端部16cも、上記一方の先端部16bから
連続する引き出し導線16aが剥き出した状態とされ、
この先端部16cに図示しないFPCなどが接続されて
外部回路などと電気的に導通される。このような配線板
16は、その一方の先端部16bが液晶パネル本体Pの
露出部11aに接着され、さらに非接着部分を含む上面
側に第2の偏光板14が密着しつつ、下面側に第1の偏
光板13が密着した状態とされ、そうして両偏光板1
3,14に上下両側から挟み付けられた状態で液晶パネ
ル本体Pと一体化されている。
【0036】以上説明した構成を有する液晶パネルA
は、フレームなどに嵌め込まれた状態で液晶表示装置な
どに組み込まれ、装置内部のバックライトによって照射
光が第1または第2の偏光板13,14のいずれか一方
側に入射される。たとえば、図1に示すように、第2の
偏光板14の上面P2側から光が入射された場合、その
入射光は、第2の偏光板14、第2のフィルム基板1
2、液晶LCが封止された層V、第1のフィルム基板1
1、第1の偏光板13の順に透過して表示面P1側に達
する。この際、第1および第2の透明電極パターン11
b,12bは、配線板16の引き出し導線16aを通じ
て装置内部の制御回路などと導通された状態にあり、そ
の制御回路などでたとえば信号側電極とされた第1の透
明電極パターン11bを選択的にオン・オフ制御するこ
とにより、両透明電極パターン11b,12b間に位置
する液晶LCの液相状態が変化し、第1の偏光板13上
において明暗のドットパターンが形成される。
【0037】具体的な一例を説明すると、一つの信号側
電極がオフ状態の場合、その電極のドット位置において
は、ネマティック状の液晶LCのねじれた分子配列が変
化することなく、図1に示すように、入射光L1は、そ
の偏波面を液晶LCのねじれた分子長軸方向に一致させ
つつ、図1に示されない第2の偏光板14から第1の偏
光板13へと透過する。これにより、信号側電極をオフ
として無電界状態とされたドット位置においては、透過
光L2によって明状態のドットが形成される。一方、一
つの信号側電極がオン状態の場合、その電極のドット位
置においては、液晶LCのねじれた分子配列が変化して
電界方向とほぼ平行となり、図1に示す入射光L1は、
その偏波面を電界に平行となった液晶LCの分子長軸方
向に一致させつつ、図1に示されない第2の偏光板14
から第1の偏光板13へと導かれる。そうして第1の偏
光板13へと導かれた光の偏波面は、図1に示す入射光
L1の偏波面とほぼ一致し、第1の偏光板13における
偏光方向が第2の偏光板14に対してクロスニコルとさ
れていることから、図1に示すような透過光L2が第1
の偏光板13から出射されないこととなる。これによ
り、信号側電極をオンとして電界印加されたドット位置
においては、透過光L2が導かれることなく暗状態のド
ットが形成される。
【0038】なお、以上のような液晶LCの駆動制御に
おいて、第1および第2の偏光板13,14の偏光方向
を互いに平行ニコルとして組み合わせれば、上記説明し
た電極の動作とは逆のオン・オフ動作によって同様の明
暗のドットパターンを形成することができる。
【0039】次に、上記構成、動作を有する液晶パネル
Aの製造方法について、主に図5ないし図8を参照して
簡単に説明する。
【0040】図5ないし図8は、上記フィルム状の液晶
パネルAの各製造工程を説明するために示した説明図で
ある。なお、各図においては、図1ないし図4に示した
一部の部材、部位が省略されている。
【0041】まず、図5に示すように、第1および第2
のフィルム基板11,12を積層した構造の液晶パネル
本体Pとしては、先述したように、第1のフィルム基板
11の電極面11aを一部露出させた形態のものを用意
し、その電極面11aが露出した露出部11aaに対し
て、配線板16の一方の先端部16bを熱圧着などして
接着する。この際、図3によく示されるように、電極面
11a上における第1および第2の透明電極パターン1
1b,12bそれぞれの接続端子部11ba,12ba
と、配線板16の先端部16bにて剥き出された引き出
し導線16aとは、互いに接し合うように対峙した状態
で位置合わせされつつ、先端部16bに付された接着剤
を介して接続される。
【0042】次に、図6に示すように、配線板16の接
続された液晶パネル本体Pは、その片面となる第1のフ
ィルム基板11の表面P1を下方に向けた姿勢とされ、
その表面P1全体を完全に隠す状態で第1の偏光板13
が貼着される。これにより、液晶パネル本体Pの片側表
面P1が全面にわたって第1の偏光板13に被覆された
状態となり、配線板16は、その先端部16bから連続
する非接着部分までが第1の偏光板13に密着した状態
となる。
【0043】続いて、図7に示すように、第1の偏光板
13の外周に沿う部位は、液晶パネル本体Pにおける第
1のフィルム基板11の周囲四方にはみ出た状態となる
が、その部位には、一点鎖線で示す線条部分に沿って上
方からシリコーン樹脂などの接着剤が塗布される。
【0044】最終的に、図8に示すように、液晶パネル
本体Pにおいて上面側に向けられた第2のフィルム基板
12の表面P2に対し、全面にわたって第2の偏光板1
4が貼着される。そうして第2の偏光板14を貼着する
際、露出部11aaに接着された状態の配線板16は、
その接着部分に第2の偏光板14が密着しつつ、両偏光
板13,14によって上下両側から非接着部分までを挟
み込まれた状態とされる。さらに、上述した一点鎖線で
示す線条部分に接着剤が塗布された第1の偏光板13の
外周に沿う部位と、第2の偏光板14の外周に沿う部位
とが互いに対面した状態で封着され、これら両偏光板1
3,14によって液晶パネル本体P全体が覆い包まれた
状態で液晶パネルAが完成される。つまり、液晶パネル
Aは、図2に示すような断面構造に形成され、このよう
に、第1および第2の偏光板13,14をサンドイッチ
状に液晶パネル本体Pの表裏両面P1,P2に対して貼
着する際には、偏光板13,14とフィルム基板11,
12との間に気泡が生じないように、ガス抜きを施しな
がら貼着が行われる。
【0045】したがって、上記構成、動作を有する液晶
パネルAを製造する方法によれば、配線板16の接着部
分16aに密着した状態で第2の偏光板14が液晶パネ
ル本体Pの片面P2全体にわたって貼着される一方、第
1の偏光板13も他方の片面P1全体にわたって貼着さ
れるので、従来のように補強剤などを用いることなく、
両偏光板13,14をフィルム基板11,12に対して
貼着する際、これら偏光板13,14自体が配線板16
の接着部分16bから非接着部分にわたって密着した状
態とされ、2枚の偏光板13,14の貼着と同時にこれ
らを用いて配線板16の接着部分16bを補強すること
ができる。
【0046】また、そうして配線板16の接着部分16
bに第2の偏光板14が密着しつつ、液晶パネル本体P
の露出部11aaがその偏光板14によって封止された
状態とされ、さらに露出部11aaのみならず、両偏光
板13,14の互いに外周に沿う部位が封着されること
により、液晶パネル本体P全体が両偏光板13,14に
よって覆い包まれた状態とされる。すなわち、液晶パネ
ル本体P全体が両偏光板13,14によって封止された
状態とされるので、そのような封止構造によって偏光板
13,14とフィルム基板11,12の電極面11a,
12aとの間にガスなどが侵入することなく気泡の発生
が防がれ、液晶パネルA全体の表示性能を損なうことな
く、より一層その信頼性を高く維持することができる。
【0047】なお、上記実施形態においては、第1およ
び第2の偏光板13,14の互いに外周に沿う部位を封
着する前に、その封着部分をより強固とするために接着
剤を塗布したが、両偏光板13,14の封着面側となる
片面にあらかじめ付された粘着剤のみによって所望の封
着力が得られる場合は、そのような接着剤を塗布する作
業工程を行う必要はなく、液晶パネルAの製造工程をよ
り簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるフィルム状の液晶パネルの一
実施形態を示した概略斜視図である。
【図2】図1に示す液晶パネルのY−Y断面を示した断
面図である。
【図3】図1に示す液晶パネルをZ方向から示した平面
図である。
【図4】液晶パネル本体に接着される前の配線板を示し
た斜視図である。
【図5】図1ないし図3に示す液晶パネルの一製造工程
を説明するために示した説明図である。
【図6】図1ないし図3に示す液晶パネルの一製造工程
を説明するために示した説明図である。
【図7】図1ないし図3に示す液晶パネルの一製造工程
を説明するために示した説明図である。
【図8】図1ないし図3に示す液晶パネルの一製造工程
を説明するために示した説明図である。
【図9】従来例としてのフィルム状液晶パネルの断面構
造を示した断面図である。
【符号の説明】
11 第1のフィルム基板 12 第2のフィルム基板 11a,12a 電極面 11aa 露出部 11b 第1の透明電極パターン 12b 第2の透明電極パターン 13 第1の偏光板 14 第2の偏光板 16 配線板 16a 引き出し導線 16b 配線板の先端部(接着部分) A フィルム状の液晶パネル LC 液晶 V 空隙層 P 液晶パネル本体 P1,P2 液晶パネル本体の両面 S 段差

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板片面を電極面として各電極面に第1
    および第2の透明電極パターンがそれぞれ形成された第
    1および第2のフィルム基板を備え、上記両電極面を互
    いに向かい合わせて形成される空隙層に液晶を封入して
    上記両フィルム基板を張り合わせた構造の液晶パネル本
    体を構成する一方、その液晶パネル本体の相対する両面
    のそれぞれに可撓性を有する第1および第2の偏光板を
    貼着するとともに、上記液晶パネル本体の周囲一側付近
    に段差を設けることで上記両フィルム基板のうちのいず
    れか一方の電極面を一部露出させ、その露出部に外部接
    続用の引き出し導線が形成された配線板を接着すること
    で、その引き出し導線と上記両透明電極パターンとが導
    通接続されたフィルム状の液晶パネルであって、 上記第1および第2の偏光板のいずれか一方は、上記露
    出部における上記配線板の接着部分に密着した状態で、
    その露出部を含む上記液晶パネル本体の片面全体にわた
    って貼着されていることを特徴とする、フィルム状の液
    晶パネル。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の偏光板は、上記露
    出部から側方に向けて延出した上記配線板の非接着部分
    を上下両側から挟み込んだ状態で、上記液晶パネル本体
    の表裏両面全体にわたって貼着されている、請求項1に
    記載のフィルム状の液晶パネル。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2の偏光板は、それぞ
    れの両端部が上記液晶パネル本体の相対する両側方にお
    いて互いに封着された状態で、その液晶パネル本体の表
    裏両面全体にわたって貼着されている、請求項1または
    請求項2に記載のフィルム状の液晶パネル。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2の偏光板は、互いに
    外周に沿う部位が封着されて上記液晶パネル本体全体を
    覆い包んだ状態で、上記液晶パネル本体の表裏両面全体
    にわたって貼着されている、請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載のフィルム状の液晶パネル。
  5. 【請求項5】 上記第1および第2の偏光板は、上記液
    晶パネル本体の平面視外形より大きな平面視形状をもっ
    て形成されている、請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載のフィルム状の液晶パネル。
  6. 【請求項6】 上記第1および第2の偏光板のそれぞれ
    片面全体には、あらかじめ粘着剤が付されている、請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載のフィルム状の液
    晶パネル。
  7. 【請求項7】 上記配線板の接着部分には、あらかじめ
    接着剤が付されている、請求項1ないし請求項6のいず
    れかに記載のフィルム状の液晶パネル。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のフィルム状の液晶パネルの製造方法であって、 上記液晶パネル本体の上記露出部に上記配線板を接着す
    る工程と、 上記配線板の接着工程後、上記液晶パネル本体の平面視
    外形より大きな平面視形状を有する上記第1および第2
    の偏光板を用意し、それら両偏光板のいずれか一方を上
    記露出部の反対側に面して上記液晶パネル本体の一方の
    片面全体に貼着する工程と、 上記第1および第2の偏光板のうちの残りの偏光板を上
    記露出部の表面側に面して上記液晶パネル本体の他方の
    片面全体に貼着するとともに、その偏光板を上記露出部
    における上記配線板の接着部分に密着させた状態としつ
    つ、上記両偏光板の互いに外周に沿う部位を封着するこ
    とで、これら両偏光板によって上記液晶パネル本体全体
    を覆い包んだ状態とする工程と、 を含む製造工程を有することを特徴とする、フィルム状
    の液晶パネルの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第1および第2の偏光板によって上
    記液晶パネル本体全体を覆い包んだ状態とする工程にお
    いては、上記両偏光板の互いに外周に沿う部位を封着す
    るにあたってその部位に接着剤を塗布するとともに、そ
    の接着剤によって両偏光板を封着した状態とする、請求
    項8に記載のフィルム状の液晶パネルの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009175234A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置

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