JP2000110584A - 圧縮機を持たないガスタービン発電装置およびその制御方法 - Google Patents

圧縮機を持たないガスタービン発電装置およびその制御方法

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JP2000110584A
JP2000110584A JP10286515A JP28651598A JP2000110584A JP 2000110584 A JP2000110584 A JP 2000110584A JP 10286515 A JP10286515 A JP 10286515A JP 28651598 A JP28651598 A JP 28651598A JP 2000110584 A JP2000110584 A JP 2000110584A
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JP
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gas turbine
compressor
load
generator
power generator
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Application number
JP10286515A
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English (en)
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Hideo Kobayashi
英夫 小林
Tomoyuki Furuta
智之 古田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機がなく無負荷に近い状態でも安定して
ガスタービンを運転して系統に連繋できる圧縮機を持た
ないガスタービン発電装置およびその制御方法を提供す
ること。 【解決手段】 外部から圧縮空気Aの供給を受けて運転
されるガスタービン15により発電機19を駆動して発
電する圧縮機を持たないガスタービン発電装置10で、
発電機19に系統23とは独立した負荷24を断接可能
に設け、この負荷24を予め通常のガスタービン15の
コンプレッサ負荷の代わりとして印加するようにし、定
格回転数を維持して系統への連携を行った後、切り離す
ようにし、起動から系統連繋までの間、安定した状態で
ガスタービン15を運転できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮機を持たな
いガスタービン発電装置およびその制御方法に関し、無
負荷状態に近い状態でも安定した状態でガスタービンを
運転して系統に連繋できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮機を持たないガスタービンにおいて
は、圧縮負荷がないため、タービンの慣性モーメントが
小さい。その結果、タービンによって駆動される負荷変
動によってタービンの回転速度が大きく変動し、回転速
度を安定に保持することが困難である。これを解決する
ため、従来はタービンの慣性モーメントを増加させる目
的でタービンの軸にフライホイールを連結し、回転速度
制御の安定性を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフライ
ホイールはガスタービン起動時や安定負荷運転時にも駆
動されており発電装置の効率を悪化させ、また、急速起
動時の障害になっていた。
【0004】一方、この圧縮機を持たないガスタービン
発電装置では、ガスタービンで駆動されるコンプレッサ
が無いため、従来のガスタービン発電装置のように燃料
流量を制御することによってタービン回転速度を制御し
て系統連繋時の同期調速を行うことができず、定格回
転、無負荷時にガスタービンに加わる負荷がタービン自
体と発電機自体の機械損失のみでほとんど無く、わずか
な空気流量の変動や燃料流量の変動でタービン回転数が
大きく変動してしまい、系統連繋時の微妙な同期調速が
できないという問題がある。
【0005】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、コンプレッサがなく無負荷に近い状
態でも安定した状態でガスタービンを運転して系統に連
繋できる圧縮機を持たないガスタービン発電装置および
その制御方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の請求項1に記載の圧縮機を持たないガス
タービン発電装置は、圧縮機を持たないガスタービンに
より発電機を駆動して発電するガスタービン発電装置で
あって、前記ガスタービンで駆動される前記発電機に、
系統と独立した負荷を断接可能に設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】この圧縮機を持たないガスタービン発電装
置によれば、発電機に系統とは独立した負荷を断接可能
に設けるようにしており、この負荷を予め通常のガスタ
ービンのコンプレッサ負荷の代わりとして印加するよう
にし、定格回転数を維持して系統への連携を行った後、
切り離すようにし、起動から系統連繋までの間、安定し
た状態でガスタービンを運転できるようにしている。
【0008】また、この発明の請求項2に記載の圧縮機
を持たないガスタービン発電装置の制御方法は、圧縮機
を持たないガスタービンにより発電機を駆動して発電す
るガスタービン発電装置を制御するに際し、前記発電機
に、系統と独立した負荷を接続して前記ガスタービンを
制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】この圧縮機を持たないガスタービン発電装
置の制御方法によれば、発電機に、系統と独立した負荷
を接続してガスタービンを制御するようにしており、こ
の負荷を通常のガスタービンのコンプレッサ負荷の代わ
りとして印加するようにし、起動から系統連繋までの
間、安定したガスタービンの定格回転数を維持し、系統
への連携を行った後に切り離すように制御して安定した
状態でガスタービンの運転がきるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
圧縮機を持たないガスタービン発電装置の一実施の形態
にかかる概略構成図である。
【0011】この圧縮機を持たないガスタービン発電装
置10では、モータ11で駆動される電動圧縮機12を
備えており、夜間などの余剰電力を利用して空気を圧縮
し、その圧縮空気Aを圧力容器などの貯槽13に貯蔵す
るようになっている。
【0012】一方、この貯槽13に貯蔵された圧縮空気
Aを利用して発電するための圧縮機を持たないガスター
ビン発電装置10では、圧縮空気Aを熱交換器14を介
してガスタービン15の燃焼器16に供給する一方、こ
の燃焼器16に燃料制御装置17を介して燃料Fを供給
し、高温高圧の燃焼ガスを得てガスタービン15に送
る。
【0013】ガスタービン15には、減速機18を介し
て発電機19が連結されて駆動され、発電するようにな
っている。
【0014】ガスタービン15の排気ガスGは、熱交換
器14で圧縮空気Aと熱交換されて圧縮空気Aを加熱
し、低温となった後、排気筒20から大気中に放出され
る。
【0015】このような圧縮機を持たないガスタービン
発電装置10の発電機19には、遮断器21および系統
遮断器22を介して需要先である系統負荷23が断接可
能に接続されるとともに、起動時から系統負荷への連繋
時までの間ガスタービン15を安定した状態で運転する
ため、系統と独立したダミー負荷24がダミー負荷遮断
器25を介して断接可能に接続してある。
【0016】このダミー負荷24としては、系統から独
立し、系統負荷23と同期の必要がない負荷であれば良
く、しかも負荷の大きさを調整できるものが好ましく、
例えば水冷式あるいは空冷式の電気抵抗器を用いること
ができる。なお、圧縮機やポンプを駆動することでダミ
ー負荷とすることもできる。
【0017】このダミー負荷24の大きさは、ガスター
ビン15の出力などによって変える必要があるが、従来
のガスタービンにかかる圧縮機の負荷に相当する程度の
大きさがあれば足り、ガスタービンを定格回転数で安定
して運転できる最小の大きさであれば良い。
【0018】このように構成した圧縮機を持たないガス
タービン発電装置10の動作とともに、圧縮機を持たな
いガスタービン発電装置10の制御方法について説明す
る。
【0019】運転開始時には、発電機19の系統負荷2
3側の遮断器21および系統遮断器22を開いた状態と
する一方、ダミー負荷24側のダミー遮断器25を閉じ
てダミー負荷24を接続し、ダミー負荷24が無負荷な
いし僅かに印加した状態にする。
【0020】そして、貯槽13から圧縮空気Aを熱交換
器14を介して燃焼器16に送り、高温高圧の燃焼ガス
をガスタービン15に送って発電機19を駆動する。
【0021】起動後、発電機19に僅かに印加されてい
たダミー負荷24をある値まで増加させながら燃料Fや
圧縮空気Aの供給量を増大し、ガスタービン15を定格
回転数を維持できる状態にする。
【0022】こうしてガスタービン15を安定した定格
回転数で運転し、系統負荷23側と同期するように同期
調速をおこなってダミー負荷24から系統負荷23に切
り替えるようダミー負荷遮断器25を開くと同時に、遮
断器21および系統遮断器22を閉じる。
【0023】こうして系統負荷23への連繋が行われた
後、燃料Fや圧縮空気Aの供給量を制御してガスタービ
ン15を最大出力状態など所定の定常運転状態にする。
【0024】以上のように、この圧縮機を持たないガス
タービン発電装置10によれば、系統負荷23と独立し
たダミー負荷24を発電機19に印加した状態でガスタ
ービン15を運転することができ、わずかな圧縮空気A
や燃料Fの供給量の変化でタービン回転数が大きく変動
することを抑制することができ、これによって、系統連
繋時の微妙な同期調速を簡単に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の圧縮機を持たな
いガスタービン発電装置によれば、発電機に系統とは独
立した負荷を断接可能に設けるようにしたので、この負
荷を予め通常のガスタービンのコンプレッサ負荷の代わ
りとして印加することで、空気流量や燃料流量の変動に
伴うタービン回転数の変動幅を抑制することができる。
【0026】これにより、定格回転数を維持して系統へ
の連携を行った後、この負荷を切り離すようにすること
で、起動から系統連繋までの間、安定した状態でガスタ
ービンを運転して系統に連繋することができる。
【0027】また、この発明の請求項2に記載の圧縮機
を持たないガスタービン発電装置の制御方法によれば、
発電機に、系統と独立した負荷を接続してガスタービン
を制御するようにしたので、この負荷を通常のガスター
ビンのコンプレッサ負荷の代わりとして印加するように
し、起動から系統連繋までの間、安定したガスタービン
の定格回転数を維持し、系統への連携を行った後に切り
離すように制御して安定した状態でガスタービンの運転
を行うことがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の圧縮機を持たないガスタービン発電
装置の一実施の形態にかかる概略構成図である。
【符号の説明】
10 圧縮機を持たないガスタービン発電装置 11 モータ 12 電動圧縮機 13 圧縮空気の貯槽 14 熱交換器 15 ガスタービン 16 燃焼器 17 燃料制御装置 18 減速機 19 発電機 20 排気筒 21 遮断器 22 系統遮断器 23 系統負荷 24 ダミー負荷 25 ダミー負荷遮断器 A 圧縮空気 F 燃料 G 排気ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機を持たないガスタービンにより発電
    機を駆動して発電するガスタービン発電装置であって、
    前記ガスタービンで駆動される前記発電機に、系統と独
    立した負荷を断接可能に設けたことを特徴とする圧縮機
    を持たないガスタービン発電装置。
  2. 【請求項2】圧縮機を持たないガスタービンにより発電
    機を駆動して発電するガスタービン発電装置を制御する
    に際し、前記発電機に、系統と独立した負荷を接続して
    前記ガスタービンを制御するようにしたことを特徴とす
    る圧縮機を持たないガスタービン発電装置の制御方法。
JP10286515A 1998-10-08 1998-10-08 圧縮機を持たないガスタービン発電装置およびその制御方法 Pending JP2000110584A (ja)

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