JP2000110482A - 推進管の周面摩擦抵抗制御方法 - Google Patents

推進管の周面摩擦抵抗制御方法

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JP2000110482A JP10296217A JP29621798A JP2000110482A JP 2000110482 A JP2000110482 A JP 2000110482A JP 10296217 A JP10296217 A JP 10296217A JP 29621798 A JP29621798 A JP 29621798A JP 2000110482 A JP2000110482 A JP 2000110482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な箇所にタイミング良く摩擦低減材を注
入し、少ない注入量で周面摩擦抵抗力の低減を図り、し
かも、立坑の数を少なくしてコスト削減、工期短縮が可
能な推進管の周面摩擦抵抗制御方法を提供する。 【解決手段】 推進管18の管路長にわたって複数の圧
力測定部20a〜20eを配設し、圧力測定部20a〜
20eに設けた盤圧計22で推進管18の管路長にわた
る複数の区分A〜Fの推力を測定して、この推力から推
進管18の管路長における各区分A〜Fの周面摩擦抵抗
の分布を求める工程と、推進管18の管路長における各
区分A〜Fの周面摩擦抵抗の大きさに応じて、各区分に
摩擦低減材を注入して周面摩擦抵抗を低減させる工程と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、推進工法において
推進管と地山との間に滑材を注入して推進管の周面摩擦
抵抗を低減させながら推進する際の推進管の周面摩擦抵
抗制御方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、推進工法においては、立坑内の元押しジャッキに
て、掘削機および後続の推進管を地盤内に貫入するよう
にしている。
【0003】この場合、地盤内への貫入に際して、切羽
抵抗や周面摩擦抵抗などの地盤抵抗を受けることとな
り、しかも、地盤抵抗のうち、周面摩擦抵抗が総推力の
ほとんどを占めるため、推進管の所々に設けた注入口か
ら摩擦低減材を注入して周面摩擦抵抗を低減させながら
推進を行い、また、ある程度の推進距離ごとに立坑を構
築して、一度の推進距離を短くすることで周面摩擦抵抗
が増大するのを防止するようにしている。
【0004】この推進における地盤抵抗力や摩擦低減材
による周面摩擦抵抗力の低減効果などは、経験式で算出
され、この算出された推定推力に基づいて、推進設備規
模、例えば元押しジャッキ、中間ジャッキ、推進管の強
度等や摩擦低減材の注入量を決定するようにしている。
【0005】しかし、実際には、地盤抵抗が増大して、
推力が上昇すると推進不能になることも考えられるた
め、これらの値は実際必要とするものよりかなり大きな
ものとして高い安全率を確保するようにしている。
【0006】これに対し、地盤抵抗力の中で最も大きな
周面摩擦抵抗を小さくすることができれば、設備を小さ
くすることができるであろうし、同じ設備でさらに長い
距離を推進することもできる。
【0007】しかし、現状においては、周面摩擦抵抗の
低減に対しては、摩擦低減材の注入量を増やすことで対
応しているが、管路長や周方向においてばらつきのある
摩擦抵抗に対して一律な注入を行っているため、効果の
割には非常にコストが高くなってしまうという問題があ
る。
【0008】特に、推力が上昇したとき、管路全域にわ
たって周面摩擦抵抗力が上昇していれば注入の効果はで
るが、局所的な周面摩擦抵抗力上昇が原因となる場合
は、その箇所を何らかの方法で知らなければ注入の効果
はなかなか得られないものである。
【0009】また、ある程度の推進距離ごとに立坑を構
築すると、複数の立坑を構築しなければならず、膨大な
費用がかかり、工期も長くなってしまうという問題があ
る。
【0010】本発明の目的は、適切な箇所にタイミング
良く摩擦低減材を注入し、少ない注入量で周面摩擦抵抗
力の低減を図り、しかも、立坑の数を少なくしてコスト
削減、工期短縮が可能な推進管の周面摩擦抵抗制御方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになしたもので、本発明に係る推進管の周面摩
擦抵抗制御方法は、推進管に設けた注入口から前記推進
管の外周面と地山との間に摩擦低減材を注入して前記推
進管の周面摩擦抵抗を低減させながら元押しジャッキに
て推進を行う推進工法において、前記推進管の管路長に
わたって複数の圧力測定装置を配設し、前記圧力測定装
置で推進管の管路長にわたる複数の区間の推力を測定し
て、前記推力から各区間における周面摩擦抵抗の分布を
求める工程と、前記推進管の管路長における前記各区間
の周面摩擦抵抗の大きさに応じて、前記各区間に前記摩
擦低減材を注入して周面摩擦抵抗を低減させる工程と、
を含むことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、推進管の管路長にわたっ
て設けた複数の圧力測定装置を用いて推進管の管路長に
わたる各区間の周面摩擦抵抗の分布を求め、周面摩擦抵
抗の大きさに応じて各区間に摩擦低減材を注入すること
で、必要な箇所に必要な量の摩擦低減材を注入して管路
長全体の周面摩擦抵抗を低減させることができ、少ない
注入量で周面摩擦抵抗力の低減ができ、しかも、立坑の
数を少なくしてコスト削減、工期短縮を可能にすること
ができる。
【0013】本発明においては、前記圧力測定装置とし
て盤圧計を用い、前記盤圧計は前後の推進管の間で、前
記推進管の周方向に複数配設されることが好ましい。
【0014】このようにすることで、推進管の周方向に
おける管路長における周面摩擦抵抗の分布に加え、周面
摩擦抵抗の分布も捉えることができるので、周面摩擦抵
抗の分布を3時限的に把握して緻密な摩擦低減材の注入
管理を行うことができる。
【0015】この場合、注入口は、前記推進管の周方向
に複数設けられ、各注入口は切換可能にされていること
が好ましい。
【0016】このようにすることで、推進管の周方向に
おいて捉えた周面摩擦抵抗の分布に応じて、周方向で必
要な箇所に必要な量の摩擦低減材を注入することがで
き、より一層少ない注入量で周面摩擦抵抗力の低減がで
きる。
【0017】また、盤圧計は、受圧部と計測部とに分割
形成され、前記推進管に着脱可能にされると共に、前記
受圧部は、前記推進管の口径に応じて交換可能にされて
いることが好ましい。
【0018】このようにすることで、盤圧計を再利用す
ることができ、しかも、受圧部を推進管の口径に応じて
交換可能にすることで、口径の異なる推進管にも用いる
ことができる。
【0019】また、圧力測定装置は、前記管路の途中に
設けられた複数の中間ジャッキに取り付けられた推力セ
ンサとすることができる。
【0020】この中間ジャッキを用いた推力センサは比
較的低コストにすることができ、この推力センサを管路
長において密に配置することで、管路長における緻密な
管理が可能となる。
【0021】さらに、摩擦低減材は、固結形の一次注入
滑材と、摩擦低減用の二次注入滑材とを含むことが好ま
しい。
【0022】このようにすることで、一次注入滑材によ
って推進管の外周部に発生するボイド部の充填を行うこ
とができると共に、二次注入滑材が地中に逃げるのを防
止して、二次注入滑材により推進管の外周部に発生する
周面摩擦抵抗を確実に低減させることができる。
【0023】そしてさらに、注入口には、注入圧力を測
定する圧力センサが配設され、少なくとも前記二次注入
滑材の注入圧力を制御して、前記二次注入滑材が前記一
次注入滑材を破って地山に浸透するのを防止することが
好ましい。
【0024】このようにすることで、二次注入滑材を一
次注入滑材と推進管の外面との間に確保して、二次注入
滑材による周面摩擦抵抗の低減をより確実にすると共
に、二次注入滑材の注入量を少なくして、コスト削減に
寄与することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1〜図12は、本発明の一実施の形態に
かかる推進管の摩擦抵抗制御方法を示す図である。
【0027】図1は、推進管の推進状態を断面にして示
す図で、地盤10に立坑12が構築され、この立坑12
の底部に複数の元押しジャッキ14が設置され、この元
押しジャッキ14によって掘削機16およびそれに続く
後続の複数の推進管18が地盤10中に推進、貫入され
るようになっている。
【0028】この推進に際しては、地盤抵抗力を受ける
こととなり、この地盤抵抗力のうち切羽抵抗は、掘削機
16により掘削土砂を取り除くことで除去され、また、
推進管18の外周面に生じる周面摩擦抵抗は、推進管1
8と地盤10との間に摩擦低減材を注入することで低減
されるようになっている。
【0029】この周面摩擦抵抗は、地盤抵抗のほとんど
を占めるもので、摩擦低減材の注入管理により、周面摩
擦抵抗を制御して周面摩擦抵抗力を有効に低減させるこ
とで推進をスムーズに行わせることが可能である。
【0030】そこで、本実施の形態では、推進管18の
管路長にわたって所定の間隔で圧力測定装置を用いた複
数の圧力測定部20a、20b、20c、20d、20
eを配設し、この圧力測定部20a、20b、20c、
20d、20eにて推進管18の管路長における各点で
の推力を測定するようにしている。
【0031】具体的には、圧力測定部20a〜20e
は、それぞれ管路長における区間A〜Eの推力を測定す
るようになっており、区間Fの推力は元押しジャッキ1
4の総推力から割り出すようにしている。なお、元押し
ジャッキ14には、総推力を計測する圧力センサが取り
付けられている。
【0032】このように圧力測定部20a〜20eおよ
び元押しジャッキ14の圧力センサを用いて各区間A〜
Fの推力分布を計測すると、例えば、図2に示すような
結果が得られる。
【0033】図2を参照すると、区間Cおよび区間Fで
局所的に推力が大きく、他の区間A、B、D、及びEで
は推力がそれほど大きくない状態となっている。
【0034】次ぎに、図2の推力分布から、図3の分布
図に示すように、各区間A〜Fの周面摩擦抵抗力を算出
する。
【0035】これによって、区間Cおよび区間Fで局所
的に周面摩擦抵抗が大きく、他の区間A、B、D、及び
Eでは周面摩擦抵抗がそれほど大きくないことが判明す
る。
【0036】また、各圧力測定部20a〜20eでは、
圧力測定装置としてロードセルによる盤圧計22を用い
て管路長における各位置での推力を計測するようになっ
ている。
【0037】さらに、この盤圧計22は、図4に示すよ
うに、各圧力測定部20a〜20eにおいて、推進管1
8の周方向に所定間隔をおいて複数、例えば8個配置さ
れており、周方向における8箇所の位置の推力をも計測
し得るようになっている。
【0038】そして、この8箇所の位置の推力計測結果
から、推進管18の周方向における周面摩擦抵抗力分布
を算出する。
【0039】このようにして算出した結果、例えば区間
Cにおいては、図6に示すように、周面摩擦抵抗力が推
進管18の周方向で異なった状態となっていることが判
明する。
【0040】また、各盤圧計22は、図5に示すよう
に、受圧部24と計測部26とに分割可能にされると共
に、前後の推進管18の間に着脱可能に配設されるよう
になっている。
【0041】このように、受圧部24と計測部26とを
分割可能にすることで、推進管18に対する着脱を容易
にしている。
【0042】さらに、受圧部24は、推進管18の口径
に応じて交換可能にされ、推進管の口径の変更に容易に
対応できるようにされている。
【0043】また、推進管18の管路長における区間
B、C、Dには、図7に示すように、それぞれ前後の推
進管18間で周方向に複数、例えば12本の中間ジャッ
キ28が配設されている。
【0044】これら各区間B、C、Dの中間ジャッキ2
8には、12本の中間ジャッキ28の合計の推力を計測
する推力センサ30が取り付けられている。
【0045】この推力センサ30は、中間ジャッキ28
の油圧回路をロックした状態で、油圧の圧力を計測する
もので、比較的安価にでき、しかも、推力の計測間隔を
密にして、より緻密な計測を可能にしている。
【0046】このように、管路長にわたって配設した複
数の圧力測定部20a〜20e、元押しジャッキ14の
圧力センサおよび中間ジャッキ28に取り付けた推力セ
ンサ30によって、管路長における周面摩擦抵抗分布を
確実に把握することができ、しかも、推進管18の周方
向に配置した複数の盤圧計22によって、推進管18の
周方向での周面摩擦抵抗をも確実に把握することができ
る。
【0047】したがって、3次元的な周面摩擦抵抗の把
握ができ、これに基づいて、3次元的な摩擦低減材の効
果的な注入管理を行うことが可能となる。
【0048】次に、摩擦低減材の注入に際しては、図8
に示すように、推進管18の管路長にわたって設けられ
た注入装置32を用いて行われる。
【0049】この注入装置32は、推進管18の管路長
にわたって設けられた注入本管34と、この注入本管3
4から管路長の各区間A〜Fの推進管18に形成された
注入口36へと分岐された注入分岐管38とを有してい
る。
【0050】注入本管34と注入分岐管38との間に
は、バルブユニット40が設けられ、このバルブユニッ
ト40内には、図11に示すように、注入分岐管38の
開閉及び注入量調節を行う電磁弁42が設けられてい
る。
【0051】そして、図9に示すように、管路長におけ
る各区間A〜Fの摩擦低減材の注入量を設定し、各電磁
弁42を制御して、各区間A〜Fの注入口36から、設
定した量の摩擦低減材を地盤10と推進管18との間に
注入する。
【0052】この場合、摩擦低減材の注入量は、図10
に示すように、周面摩擦抵抗力の大きさに応じて設定さ
れるようになっており、図9では、周面摩擦抵抗力の大
きな区間CおよびFでは注入量が多く、周面摩擦抵抗力
の小さな区間A、B、DおよびEでは少なく設定されて
いる。
【0053】このように、管路長における各区間A〜F
の周面摩擦抵抗力の大きさに応じて、各区間に摩擦低減
材を注入することにより、必要な箇所に必要な摩擦低減
材を注入して管路長全体の周面摩擦抵抗を低減させるこ
とができ、少ない注入量で有効に周面摩擦抵抗を低減で
き、しかも、立坑の数を少なくしてコスト削減、工期短
縮を可能にしている。
【0054】また、各区間における注入口36は、図1
1に示すように、推進管18の周方向に複数、例えば3
箇所設けられ、注入分岐管38はロータリーバルブ44
を介して各注入口36に接続され、このロータリーバル
ブ44によって各注入分岐管38が切換可能にされてい
る。
【0055】そして、図6に示す各区間A〜Fごとの周
方向の周面摩擦抵抗力分布にしたがって、周方向の摩擦
低減材注入量を設定し、ロータリーバルブ44を適宜切
り換えて各注入口36から必要注入量の摩擦低減材を注
入する。
【0056】この場合の摩擦低減材の注入量は、各区分
A〜Fの注入量に対し、図6に示すような周方向におけ
る周面摩擦抵抗分布に基づいた面積比率により算出する
ようにしている。
【0057】このようにすることで、3次元的な摩擦低
減材の注入管理を行うことができ、より緻密で効率的な
周面摩擦抵抗の低減を可能にしている。
【0058】さらに、摩擦低減材は、図12に示すよう
に、固結形の一次注入滑材46と、摩擦低減用の二次注
入滑材48とを用いている。
【0059】そして、この一次注入滑材46を先に注入
することで、推進管18の外周部に発生するボイド部の
充填を行うと共に、二次注入材48が地中に逃げるのを
防止するようにしている。
【0060】二次注入材48は、一次注入材46と推進
管18の外周面との間に注入されて、推進管18の外周
面に生じる周面摩擦抵抗を確実に低減させるようにして
いる。
【0061】この場合、二次注入材48が注入の際に一
次注入材46を突き破って地盤10中に逃げることがな
いように、注入口36、具体的にはロータリーバルブ4
4と電磁弁42との間の注入分岐管38に圧力センサ5
0を設けて、注入圧力を制御している。
【0062】本発明は、前記各実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態
に変形可能である。
【0063】例えば、前記実施の形態では、盤圧計と中
間ジャッキに取り付けた推力センサとを組み合わせて用
いたが、盤圧計のみあるいは中間ジャッキの推力センサ
のみにて管路長における周面摩擦抵抗を計測するように
することも可能である。
【0064】また、管路長における周面摩擦抵抗と周方
向における周面摩擦抵抗とを計測するようにしている
が、掘削条件によっては、管路長における周面摩擦抵抗
のみを計測することも可能である。
【0065】さらに、中間ジャッキによって盤圧計を固
定するようにすることも可能である。
【0066】また、複数の注入口を切り替えるロータリ
ーバルブに換えて多方向弁を用いることも可能である。
【0067】さらに、周方向における摩擦低減材の注入
に際しては、バルブを切り換えて目的の注入口から周面
摩擦抵抗の大きな部分のみへ注入するようにすることも
可能である。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力測定装置を設置して推進管を推進させる状
態を示す断面図である。
【図2】図1の圧力測定装置を用いて測定した推進管の
管路長における推力分布図である。
【図3】図2の推力分布から算出した推進管の管路長に
おける周面摩擦抵抗力分布図である。
【図4】図1の圧力測定装置としての盤圧計の配置状態
を示す断面図である。
【図5】図4の盤圧計の取付状態を示す部分拡大断面図
である。
【図6】図4の盤圧計の配置状態で測定した推進管の周
方向における周面摩擦抵抗力分布図である。
【図7】図1の圧力測定装置としての推力センサを取り
付けた中間ジャッキの配置状態を示す断面図である。
【図8】摩擦低減材の注入状態を示す断面図である。
【図9】管路長における周面摩擦抵抗分布から算出した
管路長における摩擦低減材の注入量を示す分布図であ
る。
【図10】摩擦低減材の注入量と周面摩擦抵抗力との関
係を示す特性図である。
【図11】注入口の配置状態を示す断面図である。
【図12】摩擦低減材の注入状態を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 地盤 12 立坑 14 元押しジャッキ 16 掘削機 18 推進管 20a〜e 圧力測定部 22 盤圧計 24 受圧部 26 計測部 28 中間ジャッキ 30 推力センサ 36 注入口 40 バルブユニット 42 電磁弁 44 ロータリーバルブ 46 一次注入滑材 48 二次注入滑材 50 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志摩 和夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 切明 憲治 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 樋口 忠 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AC18 FA12 GA17 GA63

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管に設けた注入口から前記推進管の
    外周面と地山との間に摩擦低減材を注入して前記推進管
    の周面摩擦抵抗を低減させながら元押しジャッキにて推
    進を行う推進工法において、 前記推進管の管路長にわたって複数の圧力測定装置を配
    設し、前記圧力測定装置で推進管の管路長にわたる複数
    の区間の推力を測定して、前記推力から各区間における
    周面摩擦抵抗の分布を求める工程と、 前記推進管の管路長における前記各区間の周面摩擦抵抗
    の大きさに応じて、前記各区間に前記摩擦低減材を注入
    して周面摩擦抵抗を低減させる工程と、 を含むことを特徴とする推進管の周面摩擦抵抗制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記圧力測定装置として盤圧計を用い、前記盤圧計は前
    後の推進管の間で、前記推進管の周方向に複数配設され
    ることを特徴とする推進管の周面摩擦抵抗制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記注入口は、前記推進管の周方向に複数設けられ、各
    注入口は切換可能にされていることを特徴とする推進管
    の周面摩擦抵抗制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記盤圧計は、受圧部と計測部とに分割形成され、前記
    推進管に着脱可能にされると共に、前記受圧部は、前記
    推進管の口径に応じて交換可能にされていることを特徴
    とする推進管の周面摩擦抵抗制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記圧力測定装置は、前記管路の途中に設けられた複数
    の中間ジャッキに取り付けられた推力センサであること
    を特徴とする推進管の周面摩擦抵抗制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記摩擦低減材は、固結形の一次注入滑材と、摩擦低減
    用の二次注入滑材とを含むことを特徴とする推進管の周
    面摩擦抵抗制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記注入口には、注入圧力を測定する圧力センサが配設
    され、少なくとも前記二次注入滑材の注入圧力を制御し
    て、前記二次注入滑材が前記一次注入滑材を破って地山
    に浸透するのを防止することを特徴とする推進管の周面
    摩擦抵抗制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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