JP2000110229A - 防鳥ネット - Google Patents

防鳥ネット

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JP2000110229A
JP2000110229A JP10294562A JP29456298A JP2000110229A JP 2000110229 A JP2000110229 A JP 2000110229A JP 10294562 A JP10294562 A JP 10294562A JP 29456298 A JP29456298 A JP 29456298A JP 2000110229 A JP2000110229 A JP 2000110229A
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net
opening
bird net
bird
building
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JP10294562A
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Onori Kato
大典 加藤
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KAZAHAYA KK
Original Assignee
KAZAHAYA KK
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の景観の悪化を抑制しながら容易にその
張設状態を解除することができる防鳥ネットを提供する
こと。 【解決手段】 網糸21を黒色又は褐茶色で染色すると
ともに、網目を蛙股に編む。網糸21を上記の色とする
ことにより、霞網の原理により建物外部から当該ネット
が目立たなく成り、また、紫外線に対する耐性も優れて
いるので劣化もほとんどなく、よって、建物の景観が損
なわれることもない。また、網目を蛙股とすることによ
り網目の大きさの変動がなく、強度的にも問題はない。
また、ネット下縁部にロッド部材8を取り付け、このロ
ッド部材8の両端部にロープ部材7a、7bを設けれ
ば、ロープ部材7a、7bの操作により容易にネットの
開閉を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物のベラ
ンダ内への害鳥の飛来を防止する防鳥ネットに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、マンション等のベランダや通路内
に撒き散らされた鳩の糞や羽根等が原因でアレルギー性
の疾患に罹る例が増えている。また、カラスが建物内に
侵入してゴミを散らかしたりする例もある。そこで、ベ
ランダ等の開口部にネットを張り、このような鳩やカラ
ス等の人体に対して悪影響をもつ害鳥の建物内への飛来
又は侵入を防止している建物もある。こういった従来の
防鳥ネットは、例えばゴルフ練習用のネット等の他の設
備で用いられているネットを流用しているものが多く、
その色も様々である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、網目が
非常に細かいネットや派手な色のネットの場合、外部か
らみて当該ネットが目立ち、また、日光(紫外線)の影
響により劣化することもあり、これによって建物の景観
が悪くなるといった問題がある。また、従来の防鳥ネッ
トはベランダ等に固定され、張られた状態のままとなっ
ているので、布団や洗濯物を干す場合に当該ネットが邪
魔になったり、火災時における消火活動の際、当該ネッ
トが邪魔で作業に支障をきたすおそれもある。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、建物
の景観の悪化を抑制しながら容易に張設状態を解除する
ことができる防鳥ネットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、建物の外
壁の開口部に張設され、この開口部を介しての前記建物
の外部から内部への害鳥の飛来又は侵入を防止する防鳥
ネットにおいて、網糸が黒色又は褐茶色で成ることを特
徴とする防鳥ネット、によって解決される。
【0006】また、以上の課題は、建物の外壁の開口部
に設けられ、この開口部を介しての前記建物の外部から
内部への害鳥の飛来又は侵入を防止する防鳥ネットにお
いて、前記開口部に対して着脱可能なフレーム部材に張
設されるとともに、網糸が黒色又は褐茶色で成ることを
特徴とする防鳥ネット、によって解決される。
【0007】更に、以上の課題は、建物の外壁の開口部
に設けられ、この開口部を介しての前記建物の外部から
内部への害鳥の飛来又は侵入を防止する防鳥ネットにお
いて、前記開口部の内方に収容される複数本の金属パイ
プを立体的に組み合わせて成るフレームユニットに張設
されるとともに、網糸が黒色又は褐茶色で成ることを特
徴とする防鳥ネット、によって解決される。
【0008】すなわち、本発明の請求項1、請求項2及
び請求項7の発明では、網糸の色を黒又は褐茶とするこ
とにより、建物外部から見たときに網糸が背景に同化し
て見えなくなるのを利用して(すなわち霞網の原理)、
建物の景観が損なわれるのを抑制している。ここで褐茶
色は、茶褐色あるいは焦げ茶色など黒ずんだ茶色を意味
する。一方、害鳥にとっては建物の開口部近傍にまで近
付いた際に、当該防鳥ネットの存在に気付いて近寄らな
くなるので、直接、当該防鳥ネットに害鳥がかかること
もない。
【0009】請求項1に係る防鳥ネットは建物の開口部
に直接設けられる構成であるのに対し、請求項2に係る
防鳥ネットは、当該ネットの枠となるフレーム部材と一
体化した構成をとり、当該フレーム部材とともに建物の
開口部へ取り付けるようにしたものである。これによ
り、防鳥ネットの据付け及び取り外し作業を簡単に行う
ことが可能となる。また、請求項7に係る防鳥ネットに
よれば、建物の開口部の内方に収容したフレームユニッ
トに張設するようにしており、これにより当該開口部に
対し何ら加工を施すことなくネットを設けることを可能
とする。
【0010】また、請求項4、請求項10の構成では、
防鳥ネットを開口部の上下方向に開閉可能に設けるよう
にして、布団を干すときや火災等の非常時に容易にネッ
トの張設状態を解除するようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1及び図2は、建
物の開口部としてマンションのベランダに本発明に係る
防鳥ネットを設けた状態を示している。防鳥ネット2は
後述するようにベランダ1の上壁部11と手すり12の
間に吊り下げられている。防鳥ネット2の網糸21はナ
イロン(商品名)等の化学繊維製で、黒又は褐茶(茶褐
色あるいは焦げ茶色等の黒ずんだ茶色)に染められてお
り、網目の大きさは、図面では誇張して示してるが、鳩
やカラスなどの害鳥が通過できない程度(例えば3cm
から6.5cm)の大きさである。また本実施の形態で
は、網糸21は図3に示されるように蛙股構造に編まれ
ている。
【0013】一般に、蛙股構造に編まれている網は主と
して漁網に用いられ、1重編み、2重編み及び3重編み
の種類がある。これは図5Aから図5Cに示すように、
一方の網糸21aに対して他方の網糸21bを何重にし
て巻き付けたかによって区別され、図5Cに示したのを
1重編みの蛙股、図6に示したのを2重巻きの蛙股、そ
して図4に示したのを3重編みの蛙股とそれぞれ称され
ている。本実施の形態では、このうち図4に示す3重編
みの蛙股構造が採用されている。
【0014】次に、防鳥ネットの全体について図7から
図9を参照して説明する。
【0015】網糸21が蛙股構造に編まれた長方形状の
ネットは、その各辺に相当する周囲に1本のひも5が通
されて形が整われており、ベランダ1の上壁11に取り
付けられている取付部材9a、9bに連絡部材15(図
8参照)を介して上記ひも5が掛けられている。ネット
の下縁部はステンレス製の一本のロッド部材8がネット
の網目を通すように取り付けられ、このロッド部材8の
自重によりネット全体をベランダ1の手すり12付近ま
で吊り下げている。ロッド部材8の両端部には、ベラン
ダ1の上壁11と手すり12の間にそれぞれ取付部材9
a、9b及び10a、10bを介して設けられるステン
レスワイヤ製の一対のガイド部材6a、6bが貫通して
おり、これらガイド部材6a、6bに沿ってロッド部材
8を上下方向に移動可能にしている。ロッド部材8の上
昇移動は、一端がロッド部材8の両端部に固定されたロ
ープ部材7a、7bを引っ張ることにより容易に行うこ
とができる。
【0016】そこで本実施の形態では、ロープ部材7
a、7bを導く案内フック14a、14bを上壁11に
固定して、一方のロープ7aの他端を案内フック14a
に通すとともに、他方のロープ部材7bの他端を案内フ
ック14b、14aの順で通すことにより一本のロープ
群7にまとめ、このロープ群7を手動で下方/上方へ移
動させることによりロッド部材8を上昇/下降させるよ
うにしている。なお、図示せずとも、ロッド部材8の高
さ位置を任意に調整可能にするべく、例えば手すり12
の内側にロープ群7の上昇あるいは下降移動を規制でき
るストッパが設けられているものとする。
【0017】防鳥ネット2の両側部には、ひも5、ガイ
ド部材6a、6b、及び、ロープ部材7a、7b同士を
まとめるためのリング部材16が、必要に応じて所定個
数、所定の位置に取り付けられている。
【0018】本実施の形態は以上のように構成され、次
にこの作用及び効果について説明する。
【0019】本実施の形態における防鳥ネット2の網糸
は黒色又は褐茶色で構成されているので霞網の原理によ
り、網糸21が建物の内側の景色(窓や植木等)に同化
して建物の外部から目立たず、しかも、黒又は褐茶色は
紫外線に対する耐性が優れているので日光の照射による
劣化もほとんどなく、よって、防鳥ネット2の存在によ
って建物の景観が大きく損なわれることはない。また、
鳩やカラスはベランダ1に飛来又は侵入する際、予めベ
ランダ1の近くの上空に停止するか、ベランダ1の近く
の木の枝に止まる習性があることから、このとき防鳥ネ
ット2の存在に気付くはずであるので、直接ネットにか
かる心配もない。更に、網糸21は蛙股構造で編まれて
いるので、結び目がずれて網目の大きさが変わるような
ことはなく、強度的にも問題にならない。なお、防鳥ネ
ットの網目は鳩やカラス等の害鳥の侵入を防止する大き
さで構成されているので、蝶々や、スズメなどの小型の
鳥の侵入は許容される。
【0020】また、防鳥ネット2の開閉は、ロープ群7
を下方へ引きさげることにより可能である。すなわち、
図10に示すネット張設状態からロープ群7の引き下げ
によりロープ部材7a、7bを介してロッド部材8がガ
イド部材6a、6bに沿って上方へ移動され、図11に
示すようにロッド部材8の上昇移動に伴って網糸21が
下方から順に引き上げられる。これにより、ベランダ1
の手すり12を利用して布団等を干したい場合に、防鳥
ネット2が邪魔になることはない。また万一、この部屋
に火災が起こって消化活動が行われる際でも、隣室のベ
ランダから消防士が仕切板3(図1参照)を介して侵入
するときにロープ群7を引き下げるか、あるいはロッド
部材8を掴んで上方へ上げることによって、容易にネッ
トを上方へ上げてその張設状態を解除することができる
ので、作業に大きな支障を来すこともない。
【0021】更に、ロッド部材8の自重により、風雨に
晒されてもネットの吊り下げ状態を維持することができ
るとともに、ネットの揺動を抑制することができる。
【0022】(第2の実施の形態)図12は、本発明の
第2の実施の形態を示している。なお、図において上述
の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符
号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
【0023】すなわち、本実施の形態では、ベランダ1
の開口形状に合わせて形成されたフレーム部材18にネ
ットを張設した後、このフレーム部材18とともにベラ
ンダ1に取り付けるように構成されている。フレーム部
材18は木材やアルミニウム合金、あるいはステンレス
製でベランダ1の開口部に対して着脱可能に構成され、
したがって防鳥ネットの据付け及び取り外し作業を上述
の第1の実施の形態に比べて簡単に行うことが可能とな
る。
【0024】なお、本実施の形態では、ガイド部材6
a、6b取り付け用の取り付け部材9a(9b)とロー
プ部材7a(7b)の案内フック14a(14b)をと
もに、一枚の板状部材31a(31b)に形成して、当
該板状部材31a(31b)を例えばビスによってフレ
ーム部材18に一体固定するようにしているが、このよ
うな構成は上述の第1の実施の形態にも適用可能であ
る。すなわち、板状部材31a(31b)に相当する部
材をベランダ1の上壁11に一体固定すればよい。ま
た、図において符号32は、ネットを任意の高さ位置に
設定するためのロープ群7固定用のストッパ部材であ
り、一対のストッパ片32a、32bを相当接する方向
に弾性力を作用させるばねを内蔵し、ロープ群7を固定
する際は、これら一対のストッパ片32a、32bの間
でロープ群7を挟持する構成となっている。
【0025】(第3の実施の形態)図15から図17
は、本発明の第3の実施の形態を示している。なお図に
おいて、上述の第1の実施の形態と対応する部分につい
ては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するもの
とする。
【0026】すなわち本実施の形態では、ベランダ1の
内方空間に、ステンレスやアルミニウム材などの金属材
料、あるいは塩化ビニル等の樹脂材料から成る複数のパ
イプ部材41Aを適宜、連結部材42を用いて立体的に
組み合わせたフレームユニット41を収容し、このフレ
ームユニット41のベランダ1側でネットを張設したも
のである。フレームユニットの外形はベランダ1の内方
空間の輪郭にほぼ合致させた形状で、屋内へ通ずる窓4
0が設けられる壁面W、ベランダ1の底面B、及び、隣
接する部屋同士を区画するパーティション(図示略)の
面に沿ってパイプ部材41Aを組んでいる。パイプ部材
41A間は公知の構成の連結部材42を介して固定され
る。なお、必要に応じて、フレームユニット41を構成
する複数のパイプ部材41aのうち、ベランダ1の底面
Bに沿って設けられるパイプ部材を省略してもよい。
【0027】このフレームユニット41からベランダ
(開口部)1側に突出する突出部41a、41b間には
ベランダ1の上縁部に沿って設けられるパイプ部材41
Cと、突出部41a、41bから垂下するパイプ部材4
1Bとがそれぞれ連結部材43を介して取り付けられて
いる。図16に示すように、連結部材43にはネット及
びガイド部材6aを固定する取付部材9aと、ロープ部
材7の案内フック14aが固定されている。また図17
に示すように、連結部材43から垂下するパイプ部材4
1Bの下端部はキャップ部材44を介してベランダ1の
手すり12上面に当接しており、このキャップ部材44
に対してガイド部材6aの下端部を支持する取付部材1
0aが固定されている。なお、ネットの他端側もまた上
述と同様に構成されているものとする。
【0028】パイプ部材41bからキャップ部材44ま
での長さの調整は、連結部材43側で行うか、又は、キ
ャップ44の高さを変更して行うようにすればよい。特
に後者の場合は、キャップ部材44とパイプ部材41B
との関係を図示する嵌合状態に変えて螺合状態とすれ
ば、上記調整作用をキャップ部材44の回動作用で容易
に行うことができる。
【0029】したがって本実施の形態によれば、上述の
実施の形態と同様な効果を奏しながら、ベランダ1の内
方空間にネットを支持するフレームユニット41を配置
することによって、建物の壁面を損傷させることなくネ
ットを据え付けることが可能となる。また、突出部41
a、41bの長さを適宜調整することによって、ネット
の張設位置を任意に変更することができる。
【0030】また、図18に示すように、上述のフレー
ムユニット41の中の1つの形態として、ベランダ1の
手すり12の内方に一対のパイプ部材51Aを立設し、
これらパイプ部材51の上端部からベランダ1の外方に
突出する突出部51a、51bを設け、これら突出部5
1a、51b間にネットを張設するようにしてもよい
(なお突出部51a、51bから垂下するパイプ部材5
1Bは、上述のパイプ部材41B(図17参照)と同様
に構成されるものとする)。このとき、一対のパイプ部
材51Aの下端部をそれぞれ、図19に示すようにベラ
ンダ1の底面Bに例えば接着材により固定される支持部
材52に嵌着させることにより、その立設状態を維持す
ることができる。この構成によっても、上述の第3の実
施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0031】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0032】例えば以上の各実施の形態では、ネットの
下縁部にロッド部材8を取り付け、このロッド部材8の
自重によりネットを吊り下げた状態を保つようにした
が、このロッド部材8に代えて、図13に示すようにネ
ット下縁部の両端部に永久磁石材料で成る釣り鐘型の磁
性部材23を配置するとともに、これら磁性部材23の
直下方におけるベランダの手すり12上に鉄片等の磁性
シート24を配置することにより、磁性部材23の自重
によりネットの吊り下げ状態を維持することができると
ともに、張設時における磁性部材23と磁性シート24
との間の磁気的な結合により風雨によるネットの揺動を
防止することができる。
【0033】なお、ネットの大きさに応じてネットの両
端側だけでなくネット下端中央部にも磁性部材23を設
けてもよい。また、磁性部材23に代えて磁性シート2
4側を永久磁石材料で構成しても同様な効果を得ること
ができる。また、ネット下縁部の両端に取り付けられた
磁性部材23にそれぞれロープ部材7aを固定すること
によりネットの引き上げが可能となるが、この際、磁性
部材23の上部に設けられた板部材25が、ロープ部材
7aをひも5に対して相対移動可能に支持するガイド片
26に当接することによって、ネット全体を上方へ引き
上げることができる。
【0034】また、以上の構成を上述の第3の実施の形
態に適用する場合には、磁性シート24をパイプ部材4
1Bの下端部に取り付けたキャップ部材44(図17参
照)に埋設固定すればよい。
【0035】又、以上の第1、第2の実施の形態では、
ベランダの手すり12上にネットが位置するように構成
したが、勿論、手すり12の内側あるいは外側に張り出
してネットを張設することも可能である。この場合、ネ
ットの最下端位置を決めるために、例えば図14に示す
ように手すり12を構成する外壁の内側あるいは外側に
略L字形状のフック部材27を固定し、このフック部材
27にロッド部材8を載置することによって、ネット下
縁部の位置決めを行うことができる。
【0036】更に、以上の各実施の形態では、ネットの
網糸を3重の蛙股構造で編んだが、2重あるいは1重の
蛙股としてもよい。また、蛙股構造が望ましいが、他の
編み方で編んだネットを用いてもよい。更に又、以上の
防鳥ネット2の配置場所はベランダ1に限らず、外部に
開口する建物内の通路や階段の踊り場、その他害鳥の飛
来又は侵入が容易な場所にも配置可能である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の防鳥ネット
によれば、以下の効果を得ることができる。
【0038】すなわち請求項1の構成によれば、網糸の
色を黒又は褐茶とすることにより、建物外部から見たと
きに網糸が背景に同化して見えなくなるので、鳩やカラ
ス等の害鳥の飛来又は侵入を防止しながらネットの存在
によって建物の景観が損なわれるのを抑制することがで
きる。
【0039】また、請求項2の構成によれば請求項1の
効果に加えて、防鳥ネットの据付け及び取り外し作業を
簡単に行うことが可能となる。
【0040】また、請求項3から請求項6の構成によれ
ば、ネットの強度を大きくして確実に建物内への害鳥の
侵入を防止するとともに、ベランダを利用して布団を干
すときや火災等の非常時に、容易にネットの張設状態を
解除することができ、また、ネットの張設状態を安定に
して風雨による揺動を抑制することができる。
【0041】一方、請求項7の構成によれば、請求項1
の効果に加えて、建物の壁面を損傷させることなく防鳥
ネットの据付けを行うことが可能となる。
【0042】また、請求項8から請求項12の構成によ
って、ネットの強度を大きくして確実に建物内への害鳥
の侵入を防止するとともに、ベランダを利用して布団を
干すときや火災等の非常時に、容易にネットの張設状態
を解除することができ、また、ネットの張設状態を安定
にして風雨による揺動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による防鳥ネットを
ベランダに設けた状態を示す斜視図である。
【図2】同側断面図である。
【図3】ネットの網目を示す拡大図である。
【図4】3重の蛙股構造を示す模式図である。
【図5】1重の蛙股構造の編み方を示す模式図で、A、
B、Cは編み方の手順を示している。
【図6】2重の蛙股構造を示す模式図である。
【図7】図1における拡大正面図である。
【図8】ネットとベランダ上壁部との結合関係を示す拡
大斜視図である。
【図9】ネットとベランダ手すり部分との結合関係を示
す拡大斜視図である。
【図10】ネットの張設状態を示す部分破断正面図であ
る。
【図11】ネットの引き上げ状態を示す部分破断正面図
である。
【図12】本発明の第2の実施の形態による防鳥ネット
の全体を示す斜視図である。
【図13】本発明の変形例を示す要部の拡大斜視図であ
る。
【図14】同他の変形例を示す要部の拡大斜視図であ
る。
【図15】本発明の第3の実施の形態による防鳥ネット
の全体を示す斜視図である。
【図16】同要部の斜視図である。
【図17】同要部の部分破断側面図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態の変形例を示す斜
視図である。
【図19】同要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 ベランダ 2 防鳥ネット 6a ガイド部材 6b ガイド部材 7a ロープ部材 7b ロープ部材 8 ロッド部材 11 上壁 12 手すり 18 フレーム部材 21 網糸 23 磁性部材 24 磁性シート 27 フック部材 41 フレームユニット 41a パイプ部材 44 キャップ部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁の開口部に張設され、この開
    口部を介しての前記建物の外部から内部への害鳥の飛来
    又は侵入を防止する防鳥ネットにおいて、 網糸が黒色又は褐茶色で成ることを特徴とする防鳥ネッ
    ト。
  2. 【請求項2】 建物の外壁の開口部に設けられ、この開
    口部を介しての前記建物の外部から内部への害鳥の飛来
    又は侵入を防止する防鳥ネットにおいて、 前記開口部に対して着脱可能なフレーム部材に張設され
    るとともに、 網糸が黒色又は褐茶色で成ることを特徴とする防鳥ネッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記網糸は、蛙股構造に編まれて成るこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防鳥ネ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記開口部において上下方向へ開閉可能
    に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の防鳥ネット。
  5. 【請求項5】 下縁部に取り付けられるロッド部材と、
    このロッド部材の両端部を前記開口部の上下方向へ案内
    するガイド部材と、このガイド部材に沿って前記ロッド
    部材を上下移動可能にするロープ部材とを備えたことを
    特徴とする請求項4に記載の防鳥ネット。
  6. 【請求項6】 下縁部の少なくとも両端部分に配置され
    る磁性部材と、これら磁性部材の直下方における前記開
    口部下端の前記外壁面に取り付けられる磁性シートと、
    前記磁性部材を上下移動可能にするロープ部材とを備
    え、かつ、前記磁性部材と前記磁性シートのいずれか一
    方を永久磁石材料で構成したことを特徴とする請求項4
    に記載の防鳥ネット。
  7. 【請求項7】 建物の外壁の開口部に設けられ、この開
    口部を介しての前記建物の外部から内部への害鳥の飛来
    又は侵入を防止する防鳥ネットにおいて、 前記開口部の内方に収容される複数本のパイプ部材を立
    体的に組み合わせて成るフレームユニットに張設される
    とともに、 網糸が黒色又は褐茶色で成ることを特徴とする防鳥ネッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記網糸は、蛙股構造に編まれて成るこ
    とを特徴とする請求項7に記載の防鳥ネット。
  9. 【請求項9】 前記開口部側に突出する前記フレームユ
    ニットの一部に張設されることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の防鳥ネット。
  10. 【請求項10】 前記開口部において上下方向へ開閉可
    能に設けられることを特徴とする請求項7から請求項9
    のいずれかに記載の防鳥ネット。
  11. 【請求項11】 下縁部に取り付けられるロッド部材
    と、このロッド部材の両端部を前記開口部の上下方向へ
    案内するガイド部材と、このガイド部材に沿って前記ロ
    ッド部材を上下移動可能にするロープ部材とを備え、 前記ガイド部材の上端部を、前記開口部に臨む前記フレ
    ームユニットの一部に固定するとともに、前記ガイド部
    材の下縁部を、前記フレームユニットの一部から垂下す
    るパイプ部材の下端部に取り付けられたキャップ部材に
    固定するようにしたことを特徴とする請求項10に記載
    の防鳥ネット。
  12. 【請求項12】 下縁部の少なくとも両端部に配置され
    る磁性部材と、これら磁性部材の直下方における前記開
    口部下端の前記外壁面に取り付けられる磁性シートと、
    前記磁性部材を上下移動可能にするロープ部材とを備
    え、かつ、前記磁性部材と前記磁性シートのいずれか一
    方を永久磁石材料で構成し、 前記シート部材を、前記開口部に臨む前記フレームユニ
    ットの一部から垂下するパイプ部材の下端部に取り付け
    られたキャップ部材に固定するようにしたことを特徴と
    する請求項10に記載の防鳥ネット。
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