JP2000110045A - ホットローラー - Google Patents

ホットローラー

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Publication number
JP2000110045A
JP2000110045A JP10279796A JP27979698A JP2000110045A JP 2000110045 A JP2000110045 A JP 2000110045A JP 10279796 A JP10279796 A JP 10279796A JP 27979698 A JP27979698 A JP 27979698A JP 2000110045 A JP2000110045 A JP 2000110045A
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JP
Japan
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roller body
roller
rotating shaft
temperature
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP10279796A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Tanigawa
元洋 谷川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP10279796A priority Critical patent/JP2000110045A/ja
Publication of JP2000110045A publication Critical patent/JP2000110045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維の延伸加熱工程等に用いるホットローラー
の表面温度の不均一を、早急に発見する。 【解決手段】ホットローラーRは、ローラー本体1が回
転軸30と一体回転し、ローラー本体1と回転軸30と
の間へ内装した固定コア10は、ローラー本体1及び回
転軸30に対し静止状態に維持される。固定コア10表
面に巻回した誘導加熱用のコイル11における中央部及
び前後両端部の表面3箇所に、ローラー本体1の内周面
に出来るだけ近接させて温度センサーS1 ,S2 ,S3
を配設し、ローラー本体1における被加熱領域の中央及
び前後両端部の温度検知をする。糸の延伸工程等の実行
中に、各温度センサーS1 ,S2 ,S3 で検知した温度
差が一定値を越えると、警告を発したり適宜の補正手段
を実行する等、適宜の対策を迅速に講じることにより、
糸製品の損失発生を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成繊維糸の延伸
加熱工程等において使用されるホットローラーの改良に
関し、詳しくは、ローラー本体の温度分布が不均一とな
った場合に、これを早期に発見できるようにすることを
目的とする。
【0002】
【従来の技術】合成繊維糸の延伸加熱工程に用いられる
ホットローラーには、例えば、電磁誘導式の加熱手段を
利用するものが知られている。電磁誘導式は、回転自在
な概略円筒形のローラー本体の内部に、静止状態に保持
される固定コアを内装し、この固定コアに巻回したコイ
ルに低周波又は高周波電流を与えることにより、回転駆
動されるローラー本体を直接的に加熱するというもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ホットローラーに
あっては、糸品質の均一化及び工程の安定化を図るため
に、ローラー本体の表面温度を管理することが要求され
る。そこで従来は、ローラー本体の表面温度を定期的に
点検したり、延伸加熱工程を経た糸製品の物性を検査し
たりすることにより、ホットローラーの加熱状況の確認
を行っている。しかるに、この管理方法では、ローラー
本体の温度分布が不適切であったことを発見したときに
は、すでに大きな損失を発生させている、という問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のホット
ローラーにおける前記課題を解決するために創案された
ものであって、その特徴とするところは、概略円筒形の
ローラー本体の内部に加熱手段が設けられ、該加熱手段
に対して前記ローラー本体が回転自在に構成されて成る
ホットローラーにおいて、前記ローラー本体の軸方向に
沿って複数個の温度センサーを配設したことにある。か
かる構成により、延伸工程などの実行中に、ローラー本
体の軸方向の温度分布を測定することが可能である。
【0005】またホットローラーは、一般に、端部にお
ける放熱量が大きいため、ローラー本体の中央部と比較
して、端部側での表面温度が低くなるという傾向があ
る。それ故、前記温度センサーは、前記ローラー本体に
おける被加熱領域の軸方向の中央部と少なくとも1端部
との2箇所に設けることが望ましい。
【0006】さらに、前記加熱手段が電磁誘導式の加熱
手段の場合、前記ローラー本体と前記加熱手段との間に
前記温度センサーを配設することが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を、電磁誘導式の
加熱手段を備えるホットローラーRに適用した実施形態
を示す。このホットローラーRは、概略円筒形のローラ
ー本体1が回転軸30へ当該回転軸30と一体回転する
ように取り付けられ、上記ローラー本体1と回転軸30
との間へ内装した固定コア10が、ベアリング20を介
して回転軸30に当該回転軸30とは相対回転自在に支
持されている。すなわち固定コア10は、回転するロー
ラー本体1及び回転軸30に対し、静止した状態に維持
できるよう構成されている。
【0008】固定コア10の表面には、ローラー本体1
を誘導加熱するためのコイル11が巻回されている。ロ
ーラー本体1を回転軸30を通じて回転駆動すると共
に、上記コイル11に交流電流を通電することにより、
電磁誘導によってローラー本体1を直接的に加熱する。
【0009】前述したように、ホットローラーのローラ
ー本体の表面温度は、前端面における放熱量が大きいた
め、一般に、中央部と比較して前端側が低くなる。そこ
で本実施形態では、加熱手段であるコイル11における
中央部及び前後両端部の表面3箇所に、ローラー本体1
の内周面に出来るだけ近接させて温度センサーS1 ,S
2 ,S3 を配設し、ローラー本体1における被加熱領域
の対応部位、つまり中央及び前後両端部の温度検知をす
るように設定されている。温度センサーとしては、熱電
対や赤外線センサー等が用いられる。なお温度センサー
は、図示の例のように、ローラー本体に対して非接触と
なるように配置するほか、ローラー本体と直に接触して
温度検知するようなものを用いることも妨げない。
【0010】本発明に係るホットローラーは、前記の如
き構成により、糸の加熱延伸工程等の実行中に、各温度
センサーS1 ,S2 ,S3 で検知した温度測定値(熱電
対の場合は電圧値)から温度差(電圧差)を算出し、温
度差(電圧差)が一定値を越えると警告を発したり、適
宜の補正手段を講じたりするように設定する。これによ
り、糸製品の損失発生を抑制することができる。
【0011】なお図示は省略したが、ローラー本体1
に、複数の軸方向に延びるヒートパイプ2を円周方向に
均等配設してもよい。ヒートパイプは、内部に封入した
熱輸送媒体が熱エネルギーを移送することにより、ロー
ラー本体1の温度分布を平均化する機能を発揮するか
ら、糸品質の均一化及び工程の安定化に寄与する。但
し、ヒートパイプ内に熱輸送媒体以外の不純物が混入し
た場合、これがヒートパイプ内における熱輸送媒体の高
温部から低温部への熱エネルギー移動の妨げとなるた
め、低温領域が拡大するという問題を発生させる。ま
た、ヒートパイプにシール漏れが起こった場合も、温度
分布の不均一化を招くという問題がある。さらに、ヒー
トパイプを採用したとしても、ローラー本体の中央部と
両端部とで多少の温度差が生ずるのは避け得ない。従っ
て、ローラー本体にヒートパイプを設ける場合にあって
も、軸方向の温度分布を確実に均一にできるとは限らな
いから、本発明を適用して、ローラー本体の軸方向に沿
って複数個の温度センサーを配設することは、すこぶる
有意義である。
【0012】
【発明の効果】本発明は、ホットローラーにおけるロー
ラー本体の軸方向の温度分布を、例えば糸の延伸工程中
であっても常時監視することができるから、ローラー本
体の温度の不均一を早急に発見することができる。従っ
て、その場合の対策を迅速に講じて、糸製品の損失発生
を抑止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るホットローラーを
示す断面図である。
【符号の説明】
R ホットローラー S1 ,S2 ,S3 温度センサー 1 ローラー本体 10 固定コア 11 コイル 20 ベアリング 30 回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略円筒形のローラー本体の内部に加熱
    手段が設けられ、該加熱手段に対して前記ローラー本体
    が回転自在に構成されて成るホットローラーにおいて、
    前記ローラー本体の軸方向に沿って複数個の温度センサ
    ーを配設したことを特徴とするホットローラー。
  2. 【請求項2】 前記温度センサーは、前記ローラー本体
    における被加熱領域の軸方向の中央部と少なくとも1端
    部とに設けられている請求項1に記載のホットローラ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が電磁誘導式の加熱手段で
    あって、前記ローラー本体と前記加熱手段との間に前記
    温度センサーを配設した請求項1又は2に記載のホット
    ローラー。
JP10279796A 1998-10-01 1998-10-01 ホットローラー Pending JP2000110045A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023030549A1 (zh) * 2021-09-02 2023-03-09 江苏中杰澳新材料有限公司 热管组件、包括热管组件的异型斜管式热辊及其加工方法

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WO2023030549A1 (zh) * 2021-09-02 2023-03-09 江苏中杰澳新材料有限公司 热管组件、包括热管组件的异型斜管式热辊及其加工方法

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