JP2000108412A - 画像形成装置及びその方法 - Google Patents

画像形成装置及びその方法

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JP2000108412A
JP2000108412A JP28829498A JP28829498A JP2000108412A JP 2000108412 A JP2000108412 A JP 2000108412A JP 28829498 A JP28829498 A JP 28829498A JP 28829498 A JP28829498 A JP 28829498A JP 2000108412 A JP2000108412 A JP 2000108412A
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Satoshi Fukushima
聡 福島
Yoichi Kimura
要一 木村
Makoto Oki
誠 大木
Shigeru Matsuzaki
茂 松崎
Fumimitsu Gomi
史光 五味
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式によるカラー画像形成装置にお
いて、各色毎の記録位置のずれに起因する色むらやモア
レパターンの発生を抑制し、かつ充分な解像度を確保し
た高画質画像を形成することは困難であった。 【解決手段】 露光手段であるLEDヘッドを構成する
LEDの配列ピッチを各色毎に異ならせ、また、それに
対応して副走査の基本記録周波数を各色毎に異ならせる
ことにより、各色毎にサイズの異なるマトリクス画素に
基づいたスクリーン形成を行い、スクリーン線数を各色
間で一定にしつつ、各色間のスクリーン角を所定値以上
に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置及びそ
の方法に関し、特に、電子写真方式により画像を形成す
る画像形成装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光ドラムを複数備え、それ
ぞれを例えばレーザビームによって露光して各感光ドラ
ム上に静電潜像を形成し、それぞれを異なった色により
現像して可視像化した後、1枚の記録材上に重畳転写す
ることにより、フルカラー画像を形成するデジタル方式
の画像形成装置が知られている。
【0003】また、上記露光手段として、LEDアレイ
等、複数の発光素子を用いた画像形成装置も知られてい
る。
【0004】このような画像形成装置においては、主走
査方向及び副走査方向に一定の記録周期で記録画素を形
成することより、2次元的に画像を形成する方式が一般
的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置においては、特にカラー画像を形成す
る際に、以下に述べるような問題があった。
【0006】記録材上に単色画像を重畳してカラー画像
を形成する場合には、画像の記録位置が各色ごとに僅か
にずれてしまうことは不可避であり、そのままでは各色
の混色状態が変化することによる色むらやモアレパター
ンが生じてしまう。これらの問題を回避するために、従
来の画像形成装置においては各色画像毎にスクリーン角
を持たせていた。
【0007】しかしながら、特に基準記録周期が600
DIP程度のデジタル記録方式では、形成可能なスクリ
ーン角及びスクリーン線数が限定され、かつ、各色ごと
にスクリーン線数が異なってしまうことにより、独自の
テクスチャーパターンが発生してしまっていた。従っ
て、形成画像において解像度を確保しつつ十分な高画質
を得ることは困難であった。
【0008】また、基準記録周期をさらに高くすること
は、装置の複雑化、大型化、製造コストの増大を招いて
しまい、また、LEDアレイのような光源を用いる場
合、その高密度化を実現することが困難であった。
【0009】本発明は、上記欠点に鑑みてなされたもの
であり、記録位置のずれに起因する色むらやモアレパタ
ーンの発生を抑制し、かつ充分な解像度を確保した高画
質画像を簡単な構成で形成可能な画像形成装置及びその
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像形成装置は以下の構成を
備える。
【0011】即ち、感光体を露光して静電潜像を形成す
る複数の露光手段と、該静電潜像を現像して可視像を形
成する現像手段と、該可視像を記録媒体に転写する転写
手段と、を有し、前記複数の露光手段はそれぞれが複数
の発光素子からなり、少なくとも1つの露光手段におけ
る発光素子の配置間隔が他の露光手段と異なることを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】<第1実施形態> ●装置構成 図1は、本実施形態の画像形成装置の一例であるカラー
複写機におけるプリンタ部の構成を示す外観図である。
【0014】図1は、光学手段としてLEDアレイを用
いた電子写真プロセスによって画像を形成するプリンタ
の構成を示し、装置本体内には、4つの画像形成部、即
ち記録媒体の搬送方向上流側(図中右側)から順に画像
形成部Pa,Pb,Pc及びPdが配設され、それぞれ
帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経て異なった4
色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像
形成を行う。この画像形成部Pa,Pb,Pc及びPd
には、それぞれ専用の電子写真感光体としての電子写真
感光体ドラム(以下、単に「感光ドラム」と称する)1
a,1b,1c及び1dが配設されており、これらの感
光ドラム上に形成された現像剤(トナー)によるトナー
像が、各画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト2に
よって担持、搬送される記録媒体3上に転写され、さら
に、トナー像が転写された記録媒体3は、定着部4で加
熱及び加圧されてトナー像が定着された後、機外に排出
される構成となっている。
【0015】ここで、画像形成部Pa,Pb,Pc及び
Pdについて、画像形成プロセスの順を追って説明す
る。回転自在に配設された感光ドラム1a,1b,1c
及び1dの周囲と上方には、露光ランプ5a,5b,5
c及び5d、帯電手段となる帯電器6a,6b,6c及
び6d、画像情報を露光するLEDアレイライターヘッ
ド(以下LEDヘッドと称する)7a,7b,7c及び
7d、電位センサ8a,8b,8c及び8dが設けられ
ている。そして、帯電器6a〜6dによって感光ドラム
1a〜1dを一様に帯電する。次にLEDヘッド7a〜
7dによって光照射し、各感光ドラム上に画像信号に応
じた潜像を形成する。
【0016】現像手段となる現像器9a,9b,9c及
び9dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及び
ブラックの各色の現像剤(トナー)が図示しない補給装
置によって所定量充填されている。現像器9a〜9dは
この現像剤によって、感光ドラム1a〜1d上に前記露
光による潜像に応じた可視像(トナー像)を形成する。
【0017】トナー像の転写先となる記録媒体3は、カ
セット10中に収容されており、給紙ローラ11、レジ
ストローラ12を介してベルト状の搬送ベルト2に担持
され、各感光ドラム1aから1dに搬送される。
【0018】搬送ベルト2は、ポリエチレンテレフタレ
ートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルムシート、或い
はポリウレタン樹脂フィルムシートの如き誘電体樹脂性
のフィルムであり、その両端部を互いに重ね合わせて接
合し、エンドレス形状にしたものか、或いは、継ぎ目を
有しない(シームレス)ベルトが用いられている。尚、
継ぎ目を有するベルトを用いる場合には、継ぎ目位置を
検出する手段を設け、継ぎ目上においてはトナー像を転
写させないような構成をとる。この搬送ベルト2は、上
流側のローラ13aと下流側のローラ13bとに掛け渡
されており、搬送ベルト2が回転を開始すると、記録媒
体3がレジストローラ12から搬送ベルト2上へ搬送さ
れる。この時、画像書き出し信号がオンとなり、あるタ
イミングにより最上流の感光ドラム1a上に、画像形成
を行う。そして、感光ドラム1aの下部において、転写
押圧部材14aにより均一な圧力条件で、転写帯電器1
5aが電界付与することにより、感光ドラム1a上のシ
アン(C)のトナー像が記録媒体3上に転写される。
尚、他の画像形成部Pb,Pc及びPdにも同様に、転
写押圧部14b,14c及び14d、及び転写帯電器1
5b,15c及び15dが設けられている。
【0019】記録媒体3は搬送ベルト2上に静電吸着力
で保持されており、その後、次の画像形成部Pbに搬送
され、上記と同様に、感光ドラム1bによって、マゼン
タ(M)のトナー像が転写される。以下、上述と同様な
方法により感光ドラム1c,1dによってそれぞれイエ
ロー(Y)、ブラック(Bk)のトナー像が転写され
る。
【0020】上記のようにして4色のトナー像が転写さ
れた記録媒体3は、分離帯電器16、剥離帯電器17に
よって除電され、吸着力の減衰によって、搬送ベルト2
から離脱し、定着部4へと搬送される。
【0021】定着部4は、定着ローラ4a、加圧ローラ
4b、これらローラをそれぞれクリーニングする耐熱性
クリーニング部材4c及び4d、ローラ4a及び4bを
加熱するヒータ4e及び4f、ジメチルシリコンの如き
離型材オイルを定着ローラ4aに塗布するオイル塗布ロ
ーラ4g、定着温度制御用のサーミスタ4hを備えてい
る。
【0022】搬送ベルト2から定着部4へ搬送された記
録媒体3は、ここでトナー像が加熱、加圧され、その
後、機外に排出される。
【0023】一方、トナーの転写後、つまりトナー像が
なくなった各感光ドラム1a〜1dは、その表面に残留
した現像剤が各クリーニング部18a,18b,18c
及び18dにより除去され、引き続き行われる次の潜像
形成に備える。搬送ベルト2上に残留したトナーは、ベ
ルト除電器19によって除電されて静電吸着力を取り除
かれた後、回転自在のファーブラシ20によって回収室
21内に掻き落される。尚、トナーを除去する他の手段
としては、ブレードまたは不織布及びその併用も用いら
れる。
【0024】上記のように、本実施形態の画像形成装置
においては、図1を参照して前述した如く、カラートナ
ーを用いて画像形成用紙にカラー画像を形成するもので
ある。
【0025】●露光制御 次に、本実施形態の画像形成装置における、LEDヘッ
ド7a〜7dによる画像情報に対応した露光方法につい
て説明する。なお、以下の説明に於いて感光ドラムの回
転方向を副走査方向、感光ドラムの母線方向を主走査方
向と定義する。
【0026】図2は、本実施形態のカラー複写機におけ
る画像露光部の構成を示すブロック図である。また、図
3はLEDヘッドのドライブタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【0027】不図示のリーダ部にて色分解されて読み込
まれた画像信号は、所望の画像処理が行われた後、Y,
M,C,Bkの4色256階調の画像信号に変換され、
リーダの1ライン走査ごとに不図示のバッファメモリに
保管される。その後、図2に示すスクリーンジェネレー
タレタ201により、画像形成方法に対応したスクリー
ン化が行われる。このスクリーン化の詳細については後
述する。
【0028】本実施形態においては、後述する様にプリ
ンタ部の主走査、副走査方向の記録密度が異なる。従っ
て、スクリーン化処理を行なうために画像データをバッ
ファメモリから読み出す際に、各色の記録解像度にあわ
せて主走査、副走査とも間引きあるいは重複して読み出
すことにより、解像度の変換を行っている。その後、後
述するマトリクス画素をディザマトリクスの1画素とし
た多値のディザ処理を行った後、さらにマトリクス画素
を形成する基本画素単位の2値データに展開する。尚、
ディザマトリクスのサイズ、形状は、後述するように各
色それぞれ設定されている。
【0029】画像信号は基本画素単位の2値信号に展開
された後、各色それぞれ画像メモリ202に格納され
る。画像メモリ202に格納された画像信号は主走査1
ラインごとに読み出され、CLK信号に同期してシフト
レジスタ203にセットされる。シフトレジスタ203
にセットされた画像信号は、SET信号が入力されると
ラッチ204にラッチされる。次に、各色ごとに設定さ
れた副走査方向の画像露光周期に同期したEN信号が入
力され、AND回路205によって、ラッチ204にラ
ッチされた画像信号との論理積が取られることにより、
LEDドライバ回路206に画像信号が入力される。こ
れにより、LED207がEN信号に同期して点燈し、
副走査方向に1ライン分の画像露光が行われる。
【0030】●スクリーン形成方法 本実施形態においては、LEDヘッドを構成するLED
207の配列ピッチを各色毎に異ならせ、また、それに
応じて副走査の基本記録周波数を各色毎に異ならせるこ
とを特徴とし、これにより、効果的なスクリーン形成を
行うことを可能とする。以下、本実施形態におけるスク
リーン形成方法について説明する。
【0031】本実施形態においては、Y,M,C,Bk
色にそれぞれ対応したLEDヘッド7c,7b,7a,
7dのドット密度をそれぞれ、636.4DPI,67
0.8DPI,670.8DPI,600DPIと、各
色ごとに異なるように設定している。また、これに合わ
せて、副走査の基本記録周波数に相当するEN信号の周
波数を各色毎に、それぞれ6.01KHz,6.34K
Hz,6.34KHz,5.67KHzに設定してい
る。ここで、本実施形態のカラー複写機におけるプロセ
ススピードを60mm/秒、A4サイズ紙のプリントス
ピードを14枚/分に設定することにより、結果とし
て、副走査の基本記録周期はY,M,C,Bk各色毎に
それぞれ、2545DPI,2683DPI,2683
DPI,2400DPIとなる。
【0032】図4は、本実施形態における各色の基本画
素で構成される、マトリクス画素を示した図である。ま
た、図5〜図8は、それぞれY,M,C,BK色の出力
画像における1画素を形成するマトリクスパターンおよ
びスクリーン形成パターンを示した図であり、各マトリ
クスパターンは、図4に示したマトリクス画素により構
成される。本実施形態では上述したように、スクリーン
ジェネレータ201において、これらパターンを参照す
ることにより、画像形成方法に対応したスクリーン化処
理が行われる。
【0033】図4に示される様に本実施形態において
は、4個の基本画素を用いて副走査方向に正方のマトリ
クス画素が形成される。このマトリクス画素が出力画像
1画素を形成するマトリクスの基本単位となる。上述し
たように、LEDヘッドを構成する各LEDはオン/オ
フ駆動されるため、2値の基本画素の4画素で形成され
るマトリクス画素は全5階調を表現することができる。
【0034】図5〜図8に示すように、各色毎に非正方
マトリクスパターンを形成することにより、Y,M,
C,Bk各色順にそれぞれ45度、26.6度、63.
4度、90度のスクリーン角の画像が形成される。ま
た、上述したように、LEDヘッドを構成するLEDの
配列ピッチ、及び副走査の基本記録周波数を各色毎に異
ならせることにより、各色毎にスクリーン角の設定が異
なるにもかかわらず、全色において同一の線数である1
50線に設定されていることが分かる。
【0035】また、出力画像の1画素を形成するマトリ
クスパターンを構成するマトリクス画素数はY,M,
C,Bk各色毎にそれぞれ18画素,20画素,20画
素,16画素であり、マトリクス画素を構成する基本画
素数を考慮すれば、出力1画素あたりそれぞれ73階
調、81階調、81階調、65階調の階調表現が可能と
なっている。
【0036】図9は、本実施形態において得られた、各
色毎の画像におけるスクリーン線数、スクリーン角度、
階調数をまとめて示した表である。
【0037】以上説明したように本実施形態によれば、
LEDヘッドを構成するLEDの配列ピッチを各色毎に
異ならせ、また、それに対応して副走査の基本記録周波
数を各色毎に異ならせることにより、各色毎に図9に示
されるところのスクリーン線数、スクリーン角度、階調
数を有する画像を形成することができる。
【0038】即ち、図9に示すようにスクリーン線数を
各色間で一定にしつつ、各色間のスクリーン角を15度
以上に設定することにより、各色毎の記録位置ずれに起
因する色むら、色モアレパターンの発生、色間の干渉に
よるモアレパターンの発生を防止することができ、かつ
独特のテクスチャパターンの発生や分解能低下による画
質の低下を生じることなく、十分な高画質を得ることが
可能となる。尚、この効果は簡単な構成で実現できるた
め、高画質画像を形成可能な画像形成装置を安価に提供
することができる。
【0039】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0040】第2実施形態における画像形成装置である
カラー複写機の構成、及びその画像形成プロセスは上述
した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0041】第2実施形態においても、LEDヘッドを
構成するLEDの配列ピッチを各色毎に異ならせ、ま
た、それに応じて副走査の基本記録周波数を各色毎に異
ならせることを特徴とし、これにより、効果的なスクリ
ーン形成を行うことが可能となっている。以下、第2実
施形態におけるスクリーン形成方法について説明する。
【0042】第2実施形態においては、Y,M,C,B
k色に対応したLEDヘッドのドット密度をそれぞれ、
564.3DPI,420.6DPI,420.6DP
I,532.0DPIと各色ごとに異なるように設定し
ている。また、これに合わせて、副走査の基本記録周波
数をそれぞれ、7.11KHz,7.95KHz,7.
95KHz,6.70KHzに設定している。ここで、
第2実施形態のカラー複写機におけるプロセススピード
を80mm/秒、A4サイズ紙のプリントスピードを1
8枚/分に設定することにより、結果として、副走査の
基本記録周期はY,M,C,Bk各色毎にそれぞれ、2
257DPI,2523DPI,2523DPI,21
28DPIとなる。
【0043】図10は、第2実施形態における各色の基
本画素で構成される、マトリクス画素を示した図であ
る。また、図11〜図14は、それぞれY,M,C,B
K色の出力画像における1画素を形成するマトリクスパ
ターンおよびスクリーン形成パターンを示した図であ
り、各マトリクスパターンは、図10に示したマトリク
ス画素により構成される。
【0044】図10に示される様に第2実施形態におい
ては、Y,Bk色は4個の基本画素を用いて副走査方向
に正方のマトリクス画素が形成される。また、M,C色
は6個の基本画素を用いて副走査方向に正方のマトリク
ス画素が形成される。これら各色毎のマトリクス画素
が、出力画像1画素を形成するマトリクスの基本単位と
なる。上述したように、LEDヘッドを構成する各LE
Dはオン/オフ駆動されるため、2値の基本画素の4画
素で形成されるY,Bk色のマトリクス画素は全5階調
を、基本画素6画素で構成されるM,C色のマトリクス
画素は全7階調を表現することができる。
【0045】図11〜図14に示すように、各色毎に非
正方マトリクスパターンを形成することにより、Y,
M,C,Bk各色順にそれぞれ45度、18.4度、7
1.6度、90度のスクリーン角の画像が形成される。
また、上述したように、LEDヘッドを構成するLED
の配列ピッチ、及び副走査の基本記録周波数を各色毎に
異ならせることにより、各色毎にスクリーン角の設定が
異なるにもかかわらず、全色において同一の線数である
133線に設定されていることが分かる。
【0046】また、出力画像の1画素を形成するマトリ
クスパターンを構成するマトリクス画素数はY,M,
C,Bk各色毎にそれぞれ18画素,10画素,10画
素,16画素であり、マトリクス画素を構成する基本画
素数を考慮すれば、出力1画素あたりそれぞれ73階
調、61階調、61階調、65階調の階調表現が可能と
なっている。
【0047】図15は、第2実施形態において得られ
た、各色毎の画像におけるスクリーン線数、スクリーン
角度、階調数をまとめて示した表である。
【0048】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、上述した第1実施形態と同様に、各色毎に図15に
示されるところのスクリーン線数、スクリーン角度、階
調数を有する画像を形成することができる。従って、各
色間において一定のスクリーン線数、及び15度以上の
スクリーン角を得ることができるため、やはり第1実施
形態と同様に、色むら、モアレパターンを生じることな
く、十分な解像度で良好な画像を得ることが可能とな
る。
【0049】<変形例>以下、本発明の変形例について
説明する。上述した第1及び第2実施形態においては、
本発明を複数の感光体を有する画像形成装置に適用した
例について説明した。しかしながら本発明は、1つの感
光体及び複数の露光手段を有する画像形成装置に対して
も適用可能である。
【0050】図16は、光学手段としてLEDアレイを
用いた電子写真プロセスによって画像を形成する本変形
例のプリンタの構成を示す外観図である。以下、このプ
リンタ構成について簡単に説明する。
【0051】装置本体内には、4つの画像形成部、即ち
記録媒体の搬送方向上流側(図中上側)から順に画像形
成部Pa,Pb,Pc及びPdが配設され、それぞれ帯
電、露光、現像、転写の各プロセスを経て異なった4色
(C,M,Y,Bk)の画像形成を行う。この画像形成
部Pa,Pb,Pc及びPdにより、電子写真感光体と
しての感光ベルト601上に、各色現像剤(トナー)に
よるトナー像が形成される。そして、該トナー像は搬送
ベルト602によって担持、搬送される不図示の記録媒
体上に順次転写され、該記録媒体は定着部604で加熱
及び加圧されてトナー像が定着された後、機外に排出さ
れる構成となっている。
【0052】尚、画像形成部Pa,Pb,Pc及びPd
には、それぞれ帯電器606a,606b,606c及
び606d、画像情報を露光するLEDヘッド607
a,607b,607c及び607dが設けられてい
る。そして、帯電器606a〜606dによって感光ベ
ルト601を帯電する。次にLEDヘッド607a〜6
07dによって光照射し、感光ベルト601上に画像信
号に応じた潜像を形成する。現像手段となる現像器60
9a,609b,609c及び609dには、それぞれ
C,M,Y及びBkの各色の現像剤(トナー)が所定量
充填されており、現像器609a〜609dはこの現像
剤によって、感光ベルト601上に前記露光による潜像
に応じた可視像(トナー像)を形成する。
【0053】トナー像の転写先となる記録媒体は、レジ
ストローラ12を介して搬送ベルト602に担持され、
感光ベルト601による転写部へ搬送される。そして、
感光ベルト601の転写部において、転写帯電器615
が電界付与することにより、感光ベルト601上のトナ
ー像が記録媒体上に転写される。
【0054】上記のようにして4色のトナー像が転写さ
れた記録媒体3は、分離帯電器616によって除電され
ることにより搬送ベルト602から離脱し、定着部60
4へと搬送される。定着部604は、定着ローラ4a,
加圧ローラ4bを備え、搬送ベルト602から搬送され
てきた記録媒体は、ここでトナー像が加熱、加圧され、
その後、機外に排出される。
【0055】一方、トナーの転写後、つまりトナー像が
なくなった感光ベルト601は、その表面に残留した現
像剤がクリーニング部618により除去され、引き続き
行われる次の潜像形成に備える。
【0056】以上説明した様に、図16に示すプリンタ
構成においては、1つの感光体上に複数の露光手段を有
し、複数の静電潜像を形成して現象した後、記録媒体に
順次転写することにより複数色のカラー画像を形成す
る。
【0057】このような構成の画像形成装置において
も、露光手段としてY,M,C,Bk色それぞれに対応
したLEDヘッドを用いているため、上述した第1及び
第2実施形態と同様に、LEDヘッドを構成するLED
の配列ピッチを各色毎に異ならせ、また、それに対応し
て副走査の基本記録周波数を各色毎に異ならせることが
可能である。従って、上述した第1及び第2実施形態と
同様に、色むら、モアレパターンを生じることなく、十
分な解像度で良好な画像を得ることが可能となる。
【0058】尚、本発明は図1又は図16に示す構成を
なす画像形成装置にのみ適用されるものではなく、複数
の露光手段を備え、該露光手段のそれぞれによって形成
された像を重畳することによって1つの画像を形成する
構成であれば、どのような構成であってもよい。例え
ば、中間転写体を備え、該中間転写体上において複数の
可視像を重畳した後に、記録媒体に一括転写する方式の
画像形成装置にも、本発明は適用可能であることは言う
までもない。
【0059】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0060】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0061】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0062】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0063】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の露光手段を用いて感光体上に静電潜像を形成し、該
静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成装置に
おいて、記録位置のずれに起因する色むらやモアレパタ
ーン等の発生を効果的に抑制し、かつ充分な解像度を有
する良好なカラー画像形成を、装置構成を複雑にせず、
安価な装置にて行うことを可能とする。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラー複写機
のプリンタ部の構成を示す外観図である。
【図2】本実施形態のカラー複写機における画像露光部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるLEDヘッドのドライブタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図4】本実施形態における各色毎のマトリクス画素を
示す図である。
【図5】本実施形態におけるY色のスクリーン形成パタ
ーンを示す図である。
【図6】本実施形態におけるM色のスクリーン形成パタ
ーンを示す図である。
【図7】本実施形態におけるC色のスクリーン形成パタ
ーンを示す図である。
【図8】本実施形態におけるBk色のスクリーン形成パ
ターンを示す図である。
【図9】本実施形態において得られる各色毎のスクリー
ン線数、スクリーン角度、階調数を示す表である。
【図10】本発明に係る第2実施形態における各色毎の
マトリクス画素を示す図である。
【図11】第2実施形態におけるY色のスクリーン形成
パターンを示す図である。
【図12】第2実施形態におけるM色のスクリーン形成
パターンを示す図である。
【図13】第2実施形態におけるC色のスクリーン形成
パターンを示す図である。
【図14】第2実施形態におけるBk色のスクリーン形
成パターンを示す図である。
【図15】第2実施形態において得られる各色毎のスク
リーン線数、スクリーン角度、階調数を示す表である。
【図16】本発明に係る第3実施形態におけるカラー複
写機のプリンタ部の構成を示す外観図である。
【符号の説明】
Pa〜Pd 画像形成部 1a〜1d 感光ドラム 6a〜6d 帯電器 7a〜7d LEDヘッド 9a〜9d 現像器 201 スクリーンジェネレータ 206 LEDドライバ回路 207 LED
フロントページの続き (72)発明者 大木 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松崎 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 五味 史光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE12 AE21 AE28 AE68 AE69 AF05 AF48 AF69 FA17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を露光して静電潜像を形成する複
    数の露光手段と、 該静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、 該可視像を記録媒体に転写する転写手段と、を有し、 前記複数の露光手段はそれぞれが複数の発光素子からな
    り、少なくとも1つの露光手段における発光素子の配置
    間隔が他の露光手段と異なることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記感光体は、前記複数の露光手段のそ
    れぞれに対して備えられることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体は、前記複数の露光手段のぞ
    れぞれによって複数の静電潜像が形成されることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の露光手段は、それぞれ異なる
    色成分画像に基づく静電潜像を形成することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記複数の露光手段における前記
    感光体上への露光周期を、少なくとも1つの露光手段に
    関しては他の露光手段と異ならせる露光制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記露光制御手段は、前記感光体の移動
    方向における露光周期を制御することを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記感光体はドラム状であることを特徴
    とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記感光体はベルト状であることを特徴
    とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の露光手段のそれぞれは、スク
    リーン線数が等しくなるように静電潜像を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の露光手段のそれぞれは、そ
    れぞれの静電潜像間におけるスクリーン角度が所定値以
    上になるように静電潜像を形成することを特徴とする請
    求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記スクリーン角度の所定値は15度
    であることを特徴とする請求項10記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記露光手段は、LEDアレイである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 複数の発光素子からなる露光手段を複
    数有し、該露光手段の少なくとも1つにおける発光素子
    の配置間隔が他の露光手段とは異なる画像形成装置にお
    ける画像形成方法であって、 前記複数の露光手段における前記感光体上への露光周期
    を制御する露光制御工程と、 前記複数の露光手段により前記露光制御工程による露光
    制御に基づいて感光体を露光して静電潜像を形成する露
    光工程と、 該静電潜像を現像して可視像を形成する現像工程と、 該可視像を記録媒体に転写する転写工程と、を有し、 前記露光制御工程においては、少なくとも1つの露光手
    段に関しては前記感光体上への露光周期を他の露光手段
    と異ならせることを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記露光制御工程においては、前記感
    光体の移動方向における露光周期を制御することを特徴
    とする請求項13記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 複数の発光素子からなる露光手段を複
    数有し、該露光手段の少なくとも1つにおける発光素子
    の配置間隔が他の露光手段とは異なる画像形成装置にお
    ける画像形成のプログラムコードを記憶した記憶媒体で
    あって、 該プログラムコードは、 前記複数の露光手段における前記感光体上への露光周期
    を制御する露光制御工程のコードと、 前記複数の露光手段により前記露光制御工程による露光
    制御に基づいて感光体を露光して静電潜像を形成する露
    光工程のコードと、 該静電潜像を現像して可視像を形成する現像工程のコー
    ドと、 該可視像を記録媒体に転写する転写工程のコードと、を
    有し、 前記露光制御工程においては、少なくとも1つの露光手
    段に関しては前記感光体上への露光周期を他の露光手段
    と異ならせることを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067142A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Brother Industries Ltd 画像形成装置

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