JP2000108377A - 画像形成装置のインクカートリッジ保管箱 - Google Patents

画像形成装置のインクカートリッジ保管箱

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JP2000108377A
JP2000108377A JP28071698A JP28071698A JP2000108377A JP 2000108377 A JP2000108377 A JP 2000108377A JP 28071698 A JP28071698 A JP 28071698A JP 28071698 A JP28071698 A JP 28071698A JP 2000108377 A JP2000108377 A JP 2000108377A
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ink cartridge
ink
storage box
image forming
forming apparatus
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JP28071698A
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Hiroyuki Kunii
博之 国井
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Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類のインクカートリッジ33,33を
容易かつ効率的に取扱可能とするとともに、インクの混
合による印字品質の低下を良好に防止することを可能と
する。 【解決手段】 色や材質等のように種類の異なるインク
を収容したインクカートリッジ33,33を区別して1
個のインクカートリッジ保管箱41を用いるように複数
の保護キャップ41d,41eを設け、複数種類のイン
クカートリッジ33,33を、インクの混合を生じるこ
となく1個のインクカートリッジ保管箱内41に収容可
能としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドから取
り外されたインクカートリッジを収容し保管しておくた
めの画像形成装置のインクカートリッジ保管箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークスステーションの
出力装置等として用いられるインクジェット記録装置の
ように、インクを用いて印字を行う画像形成装置におい
ては、所定のインクを蓄えたインクカートリッジが印字
ヘッドに対して着脱されるように構成されている。印字
ヘッドから取り外された使用しないインクカートリッジ
は、インクカートリッジ保管箱内に収容され保管され
る。
【0003】上記インクカートリッジ保管箱は、インク
カートリッジ全体を密閉状に収容する箱状本体を有して
おり、その箱状本体内にインクカートリッジが収容され
た際に、インクカートリッジの吐出ノズルからのインク
漏れを防止する保護キャップが、上記箱状本体の底部に
設けられている。上記保護キャップは、吐出ノズルの先
端部分に密着して覆うように形成されており、当該保護
キャップに対して吐出ノズルの先端部がインクカートリ
ッジの装着時に圧接することによって閉塞状態になされ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像形成装
置で使用するインクには、各種の色が存在する他に、染
料インクや顔料インクなどのように材質の異なるインク
が複数種類あり、そのような複数種類のインクを交換使
用すると、インクカートリッジ保管箱の保護キャップに
異なる種類のインクが付着してしまうこととなる。その
結果、特定の種類のインクを使用するインクカートリッ
ジの吐出ノズルに他の種類のインクが付着して混合して
しまい、インクの固化を招来してインクの吐出ができな
くなつたり、印字されたインクの色味や性質が変わって
しまうことがある。
【0005】このような問題を回避するためには、イン
クカートリッジの種類ごとに異なるインクカートリッジ
保管箱を用意することが考えられるが、それではインク
カートリッジ保管箱の数が増大して取り扱いが不便にな
るとともに、数が増えた分だけ装着の間違いも多くな
る。
【0006】そこで、本発明は、1個のインクカートリ
ッジ保管箱で複数種類のインクカートリッジを効率的に
収容することが出来るようにした画像形成装置のインク
カートリッジ保管箱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、画像形成装置の印字ヘ
ッドから取り外されたインクカートリッジを収容して保
管する箱状本体と、この箱状本体内に収容された前記イ
ンクカートリッジの吐出ノズルの先端部に密着する保護
キャップと、を備えた画像形成装置のインクカートリッ
ジ保管箱において、上記保護キャップは、複数種類のイ
ンクカートリッジの各々に対応して複数配置されてい
る。
【0008】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の複数の保護キャップは、複数種類のインクカ
ートリッジの各々を異なった位置にて収容するように分
散配置されている。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
請求項1記載の箱状本体及びインクカートリッジの少な
くとも一方側には、複数種類のインクカートリッジの各
々を異なった位置に強制収容する案内規制手段が設けら
れている。
【0010】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
画像形成装置の印字ヘッドから取り外されたインクカー
トリッジを収容して保管する箱状本体と、この箱状本体
内に収容された前記インクカートリッジの吐出ノズルの
先端部に密着する保護キャップと、を備えた画像形成装
置のインクカートリッジ保管箱において、前記インクカ
ートリッジの種類ごとに異なる形状を備えるように当該
インクカートリッジに付設された識別用突起部材と、前
記箱状本体に対して往復移動するように取り付けられた
可動台と、前記各識別用突起部材と当接するように配置
され、識別用突起部材の異なる形状に基づいて決定され
る移動距離だけ上記可動台を移動させる移動力伝達機構
と、複数種類のインクカートリッジにおける各吐出ノズ
ルの先端部にそれぞれ密着されるように前記可動台上に
取り付けられた複数の保護キャップと、を備えている。
【0011】一方、請求項5に記載の発明では、前記請
求項4記載の可動台が、平行移動するように設けられて
いる。
【0012】また、請求項6に記載の発明では、前記請
求項4記載の前記可動台が、回転移動するように設けら
れている。
【0013】さらに、請求項7に記載の発明では、請求
項7に記載の発明では、前記請求項1又は4記載の複数
種類のインクカートリッジは、染料インクと顔料インク
との相違によって区別されている。
【0014】このような構成を有する請求項1又は4に
記載の発明によれば、色や材質等の異なる種類のインク
を収容したインクカートリッジ各々が、インクカートリ
ッジ保管箱内に設けられた複数の保護キャップごとに区
別して装着されることによって、複数種類のインクカー
トリッジどうしがインクの混合を生じることなく、1個
のインクカートリッジ保管箱内に効率的に収容されるよ
うになっている。
【0015】このとき、請求項2記載の発明によれば、
複数種類のインクカートリッジのそれぞれが位置を変え
て収容されることにより区別される。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、複数
種類のインクカートリッジが、案内規制手段の強制力に
よって予め決められた位置にしか装着されなくなり、イ
ンクカートリッジの保管操作が間違いなく、しかも効率
的に行われるようになっている。
【0017】さらに、請求項4記載の発明によれば、保
護キャップを備えた可動台が、複数種類のインクカート
リッジのそれぞれに対応して移動することによって、複
数種類のインクカートリッジの各々に対して異なる保護
キャップが装着されることとなり、インクカートリッジ
は常に一定の位置に収容すればよい。
【0018】このときの可動台の移動は、請求項5又は
6に記載の発明のように、平行移動又は回転移動によっ
て行われる。
【0019】このような本発明にかかるインクカートリ
ッジ保管箱は、特に、請求項7記載の発明のような染料
インクと顔料インクとを交換使用する場合に顕著な作用
・効果を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施形態を図面を参
照して詳細に説明する。図1には、本発明を適用するの
に好適な画像形成装置の一例として、インクジェットプ
ロッタ(以下、単にプロッタという。)が示されてい
る。このプロッタ11は、キャスタ12a付のスタンド
12の上部に固定されており、装置手前側の右隅に配置
された操作部13に設置された各種スイッチ類を操作す
ることによって、印字すべき記録紙(記録媒体)のサイ
ズを選択したり、搬送開始又は搬送中止の指示等の各種
指示動作を行なう。装置内に搬入された記録紙は、上記
操作部13からの指示に基づいてプロッタ11の内部に
搬送されていき、カラー画像が印字されて送出される。
【0021】次に、このときの記録紙(記録媒体)の搬
送経路を説明するが、特に、図2に示されているよう
に、上述したプロッタ11では、記録紙挿入口14から
挿入されたカット記録紙(図示省略)、又はロール状に
巻かれたロール記録紙15のいずれかが装置内に搬入さ
れ印字されるようになっている。装置内に搬入されたこ
れらいずれかの記録紙は、駆動ローラ16の外周面と、
下搬送コロ支持板に取り付けられた紙搬送コロ17,1
8、及び上搬送支持板に取り付けられた紙搬送コロ19
との間に挟持されながら、印字板(プラテン)21の上
方に送り出される。印字板21上を通過した記録紙は、
排出ローラ22と拍車23とに挟持されて所定位置に排
出される。
【0022】上述したプロッタ11における駆動ローラ
16や排出ローラ22等には、図示を省略した駆動モー
タからの回転駆動力が、所定のギア列を介して伝達され
るようになっている。
【0023】また、上記プロッタ11の印字部において
は、矢印B方向に往復移動するヘッドキャリッジ31が
設けられており、当該ヘッドキャリッジ31に設けられ
たヘッドホルダ32には、各種カラーインク(例えば、
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)が貯留された
複数のインクカートリッジ33が着脱自在に装着されて
いる。図示は省略したが、これらの各インクカートリッ
ジ33に設けられた吐出ノズルの先端部は印字ヘッドに
接続されるようになっており、それらの各印字ヘッドの
インク吐出面には複数のインク吐出口が形成されてい
る。
【0024】上記ヘッドキャリッジ31は、図示を省略
した駆動源に掛設されたベルト34に固定されており、
このベルト34が駆動源の正逆回転により矢印B方向に
往復移動されることによって、上記ヘッドキャリッジ3
1が案内レール35に沿って紙幅方向(主走査方向)に
往復移動されるように構成されている。
【0025】一方、記録紙は、矢印B方向に直交する方
向(副走査方向)に断続的に搬送され、記録紙に画像を
形成するときには記録紙を一時的に停止させ、ヘッドキ
ャリッジ31を矢印B方向(主走査方向)に往復移動さ
せながら、記録紙上に新たな行分の画像を形成する。こ
れを記録紙の全長にわたって繰り返すことにより、記録
紙の全面にカラー画像が形成されることとなり、画像形
成が行われた記録紙は、排出ローラ22とその上方にあ
る拍車23に挟持されながら排出ガイド36に沿って排
出されていく。
【0026】上記複数のインクカートリッジ33の各々
は、上述したように印字ヘッドに対して適宜着脱される
ように構成されているが、印字ヘッドから取り外された
後には、図3に示されているようなインクカートリッジ
保管箱41に収容される。このインクカートリッジ保管
箱41は、略直方体形状の中空枠体からなる箱状本体4
1aを有しており、その箱状本体41a内に、前記イン
クカートリッジ33のインクタンク部33aが収容され
るように構成されている。上記箱状本体41aの上部開
口縁部の一側縁部には、当該開口部を開閉する蓋41b
が回動可能に連設されている。
【0027】また、上記箱状本体41aの底部41cに
は、前記インクカートリッジ33に設けられた吐出ノズ
ル33bの先端部を閉塞するための保護キャップ41
d,41eが2個取り付けられている。これらの各保護
キャップ41d,41eは、図3及び図4に示されてい
るように、インクカートリッジ33を略直角に方向を変
えて装着した状態に対応して設けられている。すなわ
ち、図3に示されている状態でインクカートリッジ33
を装着した場合には、インクカートリッジ33の吐出ノ
ズル33bの先端部が一方側の保護キャップ41dに密
着されるとともに、図4に示されている状態でインクカ
ートリッジ33を装着した場合には、インクカートリッ
ジ33の吐出ノズル33bの先端部が他方側の保護キャ
ップ41eに密着されるように、略直交する位置関係に
分散配置されている。
【0028】上記各保護キャップ41d,41eには、
インクカートリッジ33の吐出ノズル33aの先端部に
対応した略矩形状の凹部41fがそれぞれ設けられてお
り、その凹部41f内に、略直角に方向を変えて装着さ
れたインクカートリッジ33の吐出ノズル33aの先端
部が各々挿入されるようにして装着されることによって
密着状態になされる構成になされている。
【0029】このような実施形態では、色や材質の異な
る2種類のインクを収容した2種類のインクカートリッ
ジ33,33が、1個のインクカートリッジ保管箱41
内に略直角方向に方向を変えて装着される。これによ
り、各インクカートリッジ33の吐出ノズル33aの各
々は、インクカートリッジ保管箱41に設けられた2個
の保護キャップ41d,41eのそれぞれ対して区別し
て装着されることとなり、その結果、2種類のインクカ
ートリッジ33,33が、互いの間でインクの混合を生
じることなく1個のインクカートリッジ保管箱33内に
良好に収容されることとなる。なお、本実施形態では、
異なる種類のインクカートリッジ33を回転させること
により装着位置を変えているが、横方向にスライドさせ
る等のように他の運動移動によってインクカートリッジ
33の装着位置を替えるように構成することもできる。
【0030】このような実施形態にかかるインクカート
リッジ保管箱33は、特に、染料インクと顔料インクと
を交換使用する場合等において顕著な作用・効果を奏す
る。
【0031】また、図5,図6及び図7に示されている
実施形態では、上述した実施形態の構造に加えて、イン
ク種類の異なるインクカートリッジ51,52の各側壁
部の異なる位置に、案内突条部51a,52aが形成さ
れているとともに、インクカートリッジ保管箱41側に
は、上記インクカートリッジ51,52の各案内突条部
51a,52aに対応した位置に案内規制溝41g,4
1hが設けられている。上記案内突条部51a,52a
は、インクタンクの図示上端面部からインクカートリッ
ジの装着方向である図示下方向に向かって所定距離だけ
直線的に延在している。一方、上記案内規制溝41g,
41hは、蓋41bの側壁面から箱状本体41aの側壁
面にかけて図示下方に向かって直線的に延在するように
切欠形成されており、前記インクカートリッジ51,5
2の各案内突条部51a,52aの各々に対応して強制
的に案内する構成になされている。
【0032】すなわち、この実施形態では、一方の種類
のインクカートリッジ51に設けられた案内突条部51
aは、インクカートリッジ保管箱41の一方側の案内規
制溝41gに対してのみ嵌合し、他方の種類のインクカ
ートリッジ52に設けられた案内突条部52aは、イン
クカートリッジ保管箱41の他方側の案内規制溝41h
に対してのみ嵌合する構成になされており、これによっ
て、インク種類の異なるインクカートリッジ51,52
は、互いに回転方向を略直角に回転させた異なる位置で
しかインクカートリッジ保管箱41に装着できないよう
に構成されている。
【0033】このような実施形態によれば、案内規制手
段を構成する案内突条部51a,52a及び案内規制溝
41g,41hの強制作用によって、2種類のインクカ
ートリッジ51,52の各々が予め決められた位置にし
か装着されなくなるため、インクカートリッジ51,5
2の保管操作が間違いなく、しかも効率的に行われる。
【0034】一方、図8及び図9に示されている実施形
態では、インク種類の異なるインクカートリッジの種類
を区別するための識別用部材が付設されている。より具
体的には、2種類のうちの一方の種類のインクカートリ
ッジ61の側壁部に、図示上縁部から下方に向かって所
定の長さにわたって延びる識別突起部材61aが突条を
なすようにして形成されており、他方側のインクカート
リッジ62には、上記識別部材61aとは異なる形状と
なるように識別用部材を設けないこととしている。
【0035】また、本実施形態におけるインクカートリ
ッジ保管箱71の底面部71aには、当該底面部71a
に沿って平行移動する平板状の可動台71bが往復移動
自在に取り付けられており、その可動台の移動方向一端
面(図9左側端面)からは、可撓性を有する平板帯状の
連結部材71cが、上記底面部71a及び側壁面部71
dに沿うように延出している。すなわち、上記連結部材
71cは、底面部71aと側壁面部71dとの角部に設
けられた支持部材71eを介して、上記底面部71aか
ら略直角に折れ曲がるようにして図示上方に延在してお
り、その上端部に設けられた支持部71fが、上述した
一方側のインクカートリッジ61に設けられた識別突起
部材61aの図示下端面に対して当接可能な位置に配置
されている。そして、上記一方側のインクカートリッジ
61を装着した際には、識別突起部材61aの図示下方
向への移動ストローク分にわたって可動台71bが図示
右方向に水平移動されるとともに(図9(a)参照)、
他方側のインクカートリッジ62を装着した際には、可
動台71bの移動は行われない構成になされている(図
9(b)参照)。
【0036】さらに、上記可動台71bの移動方向他端
面(図9右側端面)と、この他端面に対面するインクカ
ートリッジ保管箱71の側壁部71dとの間には、コイ
ルバネ71gが圧縮状態で装着されており、当該コイル
バネ71gの反発伸び力によって、上記可動台71bが
図示左側方向に押圧されるようになっている。そして、
インクカートリッジが装着されていない開放状態では、
上記コイルバネ71gの付勢力により、上記可動台71
bの一端面近傍に立設されたストッパー板71hに対し
て可動台71bが押し付けられて初期位置に位置決めさ
れ保持されるようになっている。
【0037】さらにまた、上記可動台71bの図示上面
には、前記インクカートリッジ61,62の各々に対応
して用いられる2個の保護キャップ71j,71kが取
り付けられている。これらの各保護キャップ71j,7
1kは、上述した可動台71bの水平移動距離に対応し
た距離Lだけ離して配置されており、上述したように、
いずれのインクカートリッジも装着されていないか、あ
るいは他方側のインクカートリッジ62が装着されるこ
とによって、可動台71bが上述した初期位置に停止・
保持された状態においては、図示右側の保護キャップ7
1kが吐出ノズル62bに対向するように直下装着位置
に配置される(図9(b)参照)。また、一方側のイン
クカートリッジ61が装着されることによって可動台7
1bが図示右側に完全に移動し切った状態では、図示左
側の保護キャップ71jが、吐出ノズル61bの直下装
着位置に配置されるようになっている(図9(a)参
照)。このような実施形態においても前述した実施形態
と同様な作用・効果を得ることができる。
【0038】一方、図10に示された実施形態では、イ
ンクカートリッジ保管箱81の底面部81aに回転軸8
1bが立設されているとともに、その垂直回転軸81b
の途中部分にピニオンギア81cが装着され、さらにこ
のピニオンギア81cと一体的に回転するようにして、
上記回転軸81bの先端部分には、円盤状の可動台81
dが略水平面内にて回転移動するように取り付けられて
いる。
【0039】さらに、上記ピニオンギア81cには、当
該ピニオンギア81cに噛み合うラックギア81eが、
略水平に往復移動するように付設されている。このラッ
クギア81eの一端面(図10左側端面)からは、図9
にかかる実施形態と同様な可撓性を有する平板帯状の連
結部材81fが、上記底面部81a及び側壁面部81g
に沿うように延出している。すなわち、一方側のインク
カートリッジ61を装着した際には、識別突起部材61
aの図示下方向移動ストローク分にわたって可動台81
dの水平回転移動が行われるとともに(図10(a)参
照)、他方側のインクカートリッジ62を装着した際に
は、可動台81dの回転移動は行われない構成になされ
ている(図10(b)参照)。
【0040】また、上記可動台81dの上面には、前記
インクカートリッジ61,62の各々に対応して用いら
れる2個の保護キャップ81j,81kが取り付けられ
ている。これらの各保護キャップ81j,81kは、上
述した可動台81dの回転距離に対応した距離だけ離し
て配置されており、インクカートリッジが装着されてい
ないか、又はインクカートリッジ62が装着されて可動
台が移動していない初期位置状態においては、一方側の
保護キャップ81jが吐出ノズル61bに対応した装着
位置に配置される(図10(a)参照)。また、インク
カートリッジ62が装着されて可動台81dが回転移動
した後の状態では、他方側の保護キャップ81jが吐出
ノズル62bの装着位置に配置されるようになっている
(図10(b)参照)。
【0041】また、図11に示されている実施形態で
は、インクカートリッジ保管箱91の内側底面部から上
方にやや離して回転軸91aが略水平に支持されている
おり、その水平回転軸91aの軸途中部分に円盤状の可
動台91bが取り付けられているとともに、上記水平回
転軸91aの一端側部分には、上記可動台91bと一体
回転するピニオンギア91cが固定されている。
【0042】さらに、上記ピニオンギア91cには、略
水平に延在するラックギア91dが噛み合うように付設
されている。このラックギア91dの一端面(図11左
側端面)からは、図9及び図10にかかる実施形態と同
様な可撓性を有する平板帯状の連結部材91eが、底面
部91f及び側壁面部91gに沿うように延出してい
る。すなわち、一方側のインクカートリッジ61を装着
した際には、識別突起部材61aの図示下方向移動スト
ローク分に対応して上記可動台91bが半回転移動して
裏返しになるとともに(図11(a)参照)、他方側の
インクカートリッジ62を装着した際には、可動台91
bの回転移動は行われずに表側のままに維持される構成
になされている(図11(b)参照)。
【0043】また、上記可動台91bの上面及び下面の
両面には、前記インクカートリッジ61,62の各々に
対応して用いられる2個の保護キャップ91j,91k
が取り付けられており、インクカートリッジが装着され
ていないか、又はインクカートリッジ62が装着されて
可動台91bが回転移動していない初期位置状態におい
ては、一方側の保護キャップ91jが吐出ノズル61b
に対応した装着位置に配置されるとともに(図11
(a)参照)、インクカートリッジ62が装着されて可
動台91bが半回転移動した状態では、他方側の保護キ
ャップ91kが吐出ノズル62bの装着位置に配置され
るようになっている(図11(b)参照)。
【0044】このような図10及び図11に示されてい
る実施形態においても、述した実施形態と同様な作用・
効果を得ることができる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明の実
施の形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であるというのは言うまでもない。例え
ば、上述した各実施形態は、2種類のインクカートリッ
ジを区別して取り扱うものであるが、同様にして3種類
以上のインクカートリッジを1個のインクカートリッジ
保管箱により区別して取り扱うように構成することも可
能である。
【0046】また、インクカートリッジの種類は、イン
クの色や材質とは別の要素によって種類を区別した場合
であっても同様に適用することができる。
【0047】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置に限定されることなく、インクカートリッジを用いる
他の画像形成装置に対しても同様に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1,4に記載
の発明は、色や材質等のように種類の異なるインクを収
容したインクカートリッジを種類ごとに区別するように
して、1個のインクカートリッジ保管箱内に複数の保護
キャップを設け、複数種類のインクカートリッジのそれ
ぞれをインク混合させることなく1個のインクカートリ
ッジ保管箱内に収容可能としたものであるから、複数種
類のインクカートリッジを容易かつ効率的に取り扱うこ
とができるとともに、収容ミスを低減しすることがで
き、しかもインクの混合による印字品質の低下を良好に
防止することができる。
【0049】このとき、請求項2記載の発明のように、
複数種類のインクカートリッジのそれぞれの装着位置を
変えるように保護キャップを分散配置すれば、複数種類
のインクカートリッジを区別して収容する操作を容易に
行うことができ、上述した効果を確実に得ることができ
る。
【0050】また、請求項3記載の発明は、複数種類の
インクカートリッジが予め決められた位置にしか装着さ
れなくなるように案内規制手段を設けることによって、
インクカートリッジの保管操作を正確かつ効率的に行わ
れるように構成してものであるから、上述した効果をさ
らに高めることができる。
【0051】さらに、請求項5又は6記載の発明のよう
に、可動台を平行移動又は回転移動させることによって
複数の保護キャップを所定の装着位置に移動させるよう
にすれば、インクカートリッジの装着方向を変えること
なく保管操作を行うことができることから、一層効率的
にすることができ、上述した効果をさらに一層高めるこ
とができる。
【0052】特に、請求項7記載の発明のように、イン
クカートリッジ保管箱を染料インクと顔料インクとを交
換使用する場合に用いれば、顕著な作用・効果を奏する
ことができ、上述した効果をさらに高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の一例としての
インクジェット記録装置の全体構造を表した外観斜視説
明図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録装置の画像形
成部分を表した外観斜視説明図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるインクカートリッ
ジ保管箱内に特定の種類のインクカートリッジを挿入し
た状態を表した外観斜視説明図である。
【図4】図3に表されたインクカートリッジ保管箱内に
他の種類のインクカートリッジを挿入した状態を表した
外観斜視説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態における2種類のインク
カートリッジの構造を表した外観斜視説明図である。
【図6】図5に表したインクカートリッジの一方をイン
クカートリッジ保管箱内に挿入した状態を表した外観斜
視説明図である。
【図7】図5に表したインクカートリッジの他方をイン
クカートリッジ保管箱内に挿入した状態を表した外観斜
視説明図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態における2種類のイ
ンクカートリッジの構造を表した外観斜視説明図であ
る。
【図9】図8に表したインクカートリッジを、本発明の
他の実施形態にかかるインクカートリッジ保管箱内に挿
入した状態を表した横断面説明図である。
【図10】図8に表したインクカートリッジを、本発明
の更に他の実施形態にかかるインクカートリッジ保管箱
内に挿入した状態を表した横断面説明図である。
【図11】図8に表したインクカートリッジを、本発明
の更に他の実施形態にかかるインクカートリッジ保管箱
内に挿入した状態を表した横断面説明図である。
【符号の説明】
11 インクジェットプロッタ 31 ヘッドキャリッジ 33 インクカートリッジ 33a インクタンク部 33b 吐出ノズル 41 インクカートリッジ保管箱 41a 箱状本体 41d,41e 保護キャップ 41g,41h 案内規制溝 51,52 インクカートリッジ 51a,52a 案内突条部 61,62 インクカートリッジ 61a 識別突起部材 71 インクカートリッジ保管箱 71b 可動台 71j,71k 保護キャップ 81 インクカートリッジ保管箱 81b 垂直回転軸 81d 可動台 81e ラックギア 81j,81k 保護キャップ 91 インクカートリッジ保管箱 91a 水平回転軸 91b 可動台 91c ピニオンギア 91d ラックギア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の印字ヘッドから取り外さ
    れたインクカートリッジを収容して保管する箱状本体
    と、この箱状本体内に収容された前記インクカートリッ
    ジの吐出ノズルの先端部に密着する保護キャップと、を
    備えた画像形成装置のインクカートリッジ保管箱におい
    て、 上記保護キャップは、複数種類のインクカートリッジの
    各々に対応して複数配置されていることを特徴とする画
    像形成装置のインクカートリッジ保管箱。
  2. 【請求項2】 前記複数の保護キャップは、複数種類の
    インクカートリッジの各々を異なった位置にて収容する
    ように分散配置されていることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置のインクカートリッジ保管箱。
  3. 【請求項3】 前記箱状本体及びインクカートリッジの
    少なくとも一方側には、複数種類のインクカートリッジ
    の各々を異なった位置に強制収容する案内規制手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置のインクカートリッジ保管箱。
  4. 【請求項4】 画像形成装置の印字ヘッドから取り外さ
    れたインクカートリッジを収容して保管する箱状本体
    と、この箱状本体内に収容された前記インクカートリッ
    ジの吐出ノズルの先端部に密着する保護キャップと、を
    備えた画像形成装置のインクカートリッジ保管箱におい
    て、 前記インクカートリッジの種類ごとに異なる形状を備え
    るように当該インクカートリッジに付設された識別用突
    起部材と、 前記箱状本体に対して往復移動するように取り付けられ
    た可動台と、 前記各識別用突起部材と当接するように配置され、識別
    用突起部材の異なる形状に基づいて決定される移動距離
    だけ上記可動台を移動させる移動力伝達機構と、 複数種類のインクカートリッジにおける各吐出ノズルの
    先端部にそれぞれ密着されるように前記可動台上に取り
    付けられた複数の保護キャップと、を備えたことを特徴
    とする画像形成装置のインクカートリッジ保管箱。
  5. 【請求項5】 前記可動台が、平行移動するように設け
    られていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置のインクカートリッジ保管箱。
  6. 【請求項6】 前記可動台が、回転移動するように設け
    られていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置のインクカートリッジ保管箱。
  7. 【請求項7】 前記複数種類のインクカートリッジは、
    染料インクと顔料インクとの相違によって区別されてい
    ることを特徴とする請求項1又は4記載の画像形成装置
    のインクカートリッジ保管箱。
JP28071698A 1998-10-02 1998-10-02 画像形成装置のインクカートリッジ保管箱 Withdrawn JP2000108377A (ja)

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JP2006123286A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Brother Ind Ltd 記録ヘッドの保管装置および保管方法

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JP4626264B2 (ja) * 2004-10-28 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 記録ヘッドの保管装置および保管方法

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