JP2000108212A - 繊維供給ヘッド及び繊維供給ヘッドユニット - Google Patents

繊維供給ヘッド及び繊維供給ヘッドユニット

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JP2000108212A
JP2000108212A JP10281585A JP28158598A JP2000108212A JP 2000108212 A JP2000108212 A JP 2000108212A JP 10281585 A JP10281585 A JP 10281585A JP 28158598 A JP28158598 A JP 28158598A JP 2000108212 A JP2000108212 A JP 2000108212A
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Japan
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supply head
fiber
fiber supply
guide pipe
mandrel
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JP10281585A
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English (en)
Inventor
Yasuchika Mita
泰哉 三田
Yoshiharu Yasui
義治 安居
Yasumi Miyashita
康己 宮下
Minoru Toeda
稔 戸枝
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラメントワインディングに使用した場合
に繊維束を傷付けずに供給し、狭いピッチで配列された
ピン間を通して繊維束を配列できる繊維供給ヘッドを提
供する。 【解決手段】 繊維供給ヘッド21は支持筒部31と、その
先端にベアリング32を介して回動可能に支持された案内
パイプ33とを備えている。案内パイプ33は補強パイプ34
を介してベアリング32に支持され、支持筒部31の先端か
ら突出する状態で取り付けられている。支持筒部31の基
端にはセラミックガイド35が嵌合固定されている。案内
パイプ33の先端部にはその片側に膨出部37が形成されて
いる。膨出部37は、先端側ほど断面積が大きくなるとと
もに内面が内側に凸の曲面形状に形成されている。膨出
部37は扁平に形成されるとともに、その内面は案内パイ
プ33の先端における接線が案内パイプ33とほぼ直交する
方向に延びるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置決めピンを備え
たマンドレルを使用して、フィラメントワインディング
法により繊維強化プラスチック(FRP)製パイプを製
造する際に好適な繊維供給ヘッド及び繊維供給ヘッドユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】FRP(繊維強化プラスチック)製のパ
イプや容器を効率よく形成する方法としてフィラメント
ワインディング法がある。フィラメントワインディング
法では一般にマンドレルの周囲に樹脂を含浸させた糸又
は繊維束(以下、単に繊維と称す)を巻き付けた後、樹
脂を硬化させることにより製品が製造される。また、ワ
インディングの最中に樹脂を含浸させる場合もある。フ
ィラメントワインディング法で形成された製品の強度は
繊維の巻付け角度(配列繊維Fとマンドレルの軸方向と
のなす角度)や繊維の配列状態の影響を大きく受ける。
また、フィラメントワインディング法においては、繊維
の巻付け角度が45°より大きい場合は、円柱状のマン
ドレルに繊維を巻き付けても所定のピッチで巻き付ける
ことができる。しかし、巻付け角度が45°以下になる
と、繊維の締め付け力が小さくなり、繊維を所定巻付け
角度で、かつ所定のピッチで巻き付けるのが難しくな
る。
【0003】そのため、巻付け角度が小さな製品を製造
する場合は、両端にピンを突設したマンドレルを使用す
るか、ピンが突設された補助リングを両端部に嵌合した
マンドレルを使用する(例えば、特開昭50−3326
3号公報、実開昭58−120016号公報)。ピンの
ピッチは配列繊維の太さ、一層当たりの配列繊維の本
数、ピン間に通す繊維の本数、巻付け角度等によって決
まる。
【0004】強度の大きなFRP製パイプを製造するに
は、FRP全体の体積に占める繊維の割合(Vf)を高
くする必要がある。Vfを高くするには細い繊維を使用
して狭いピッチで配列する必要があり、細い繊維を狭い
ピッチで配列するにはマンドレルの両端に狭いピッチで
配置された位置決めピンの間を通過して繊維の配列が可
能な繊維供給ヘッドが必要になる。
【0005】特開平5−59637号公報には、図10
に示すように、基板60上に数mm以下の所定ピッチで
配置された多数のピン61間に、糸案内管62から引き
出される糸に損傷を与えることなく糸を配列させること
ができる三次元織物製造用糸供給ヘッド63が開示され
ている。この糸供給ヘッド63は糸案内管62の先端が
円弧状に屈曲形成されているため、糸に張力が加わった
状態で糸案内管62から引き出されても、糸は糸案内管
62の先端に大きな力で圧接されることがなく糸案内管
62との摩擦抵抗により損傷を受けることがない。ま
た、糸案内管62は支持筒部64に回動可能に取り付け
られているため、糸案内管62の先端に先端が延びてい
る方向と異なる方向への力が作用した場合自由に回動さ
れる。その結果、糸供給ヘッド63が糸案内管62の向
きを考慮することなくピン61の列に沿って移動して
も、糸案内管62の向きが自動的に変更されて糸の配列
が円滑に行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記糸供給ヘッド63
は糸を平面状に配列するのには都合がよいが、フィラメ
ントワインディングの場合には支障がある。なぜなら
ば、フィラメントワインディングの場合には糸供給ヘッ
ドはマンドレルに対して直交する方向に延びる状態に保
持される。従って、糸案内管62の先端が屈曲している
と、大きな巻付け角度での巻付け時に、繊維が糸案内管
62の先端に大きな力で圧接された状態で引き出される
ことになり、糸案内管62との摩擦抵抗により繊維に毛
羽立ちが発生したり繊維が損傷を受ける。また、糸案内
管62は樹脂が含浸された繊維を案内するため、糸案内
管62内に樹脂が残り、その樹脂を除去する必要がある
が、糸案内管62の先が屈曲していると除去作業が面倒
になる。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的はフィラメントワインディ
ングに使用した場合に繊維束又は糸を傷付けずに供給す
ることができ、狭いピッチで配列されたピン間を通して
繊維束又は糸を配列できる繊維供給ヘッドを提供するこ
とにある。第2の目的は繊維束又は糸を同時に複数本配
列することができる繊維供給ヘッド又は繊維供給ヘッド
ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明では、繊維束又は糸を案
内する案内パイプをその先端側が支持筒部から突出する
状態で回動可能に取り付けるとともに、前記案内パイプ
の先端部の少なくとも片側に、先端側ほど断面積が大き
くなるとともに内面が内側に凸の曲面形状の膨出部を形
成した。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記案内パイプは先端部の両側に、
前記膨出部が形成されている。請求項3に記載の発明で
は、繊維束又は糸を案内する案内パイプをその先端側が
支持筒部から突出する状態で回動不能に取り付けられる
とともに、前記案内パイプの先端部の両側に、先端側ほ
ど断面積が大きくなるとともに内面が内側に凸の曲面形
状の膨出部を形成した。
【0010】第2の目的を達成するため、請求項4に記
載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の案内パイプを複数本、所定の円弧面に沿って、かつ
所定ピッチで配列した。
【0011】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1〜請求項4のいずれか一項に記載の糸供給用ヘッドを
複数所定の間隔をおいて、かつ所定の円筒面に対して直
交する位置と接線方向に延びる位置とに移動可能に装備
した。
【0012】請求項1に記載の発明の繊維供給ヘッドを
使用してフィラメントワインディング法によって繊維強
化プラスチック製パイプを製造するときは、繊維束が巻
き付けられるマンドレルにはその両端部に規制部が突設
され、繊維束は規制部によって位置決めされながら配列
されてマンドレルに巻き付けられる。繊維供給ヘッドは
フープ巻きのように巻付け角度が90°に近い場合は繊
維束が案内パイプから真っ直ぐ引き出される状態におい
てマンドレルに沿って往復移動される。それ以外の場合
は案内パイプが規制部と干渉しないように、案内パイプ
がマンドレルの周面に対して垂直な状態においてマンド
レルに沿って往復移動される。このとき、繊維束は案内
パイプに対して垂直方向に引き出されるが、案内パイプ
の先端に形成された膨出部を経て引き出され、案内パイ
プの内壁面に対しては内壁面とのなす角度が小さな状態
で引き出される。案内パイプは支持筒部に回動可能に取
り付けられているため、膨出部にその延びている方向と
異なる方向への力が作用した場合自由に回動される。そ
の結果、繊維供給ヘッドの移動方向が膨出部の向きを考
慮することなく変更されても、案内パイプの向きが自動
的に変更されて繊維束の配列が円滑に行われる。
【0013】請求項2に記載の発明では、案内パイプは
先端部の両側に膨出部が形成されているため、膨出部が
片側に設けられたものより円滑に繊維束がいずれかの膨
出部によって案内される。
【0014】請求項3に記載の発明では、両膨出部がマ
ンドレルと平行に延びるように繊維供給ヘッドが配置さ
れた状態で、繊維供給ヘッドが往復移動される。案内パ
イプが回動不能であっても、両側に膨出部が形成されて
いるため、繊維束は往動時と復動時とで異なる膨出部を
経て摩擦抵抗の小さな状態で引き出される。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の案内パイプが複数本、所
定の円弧面に沿って、かつ所定ピッチで配列されている
ため、繊維束をマンドレルに巻き付ける場合、繊維供給
ヘッドが1本のものに比較して複数倍の効率となる。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明と同様に、繊維束をマンドレルに巻き付ける場
合、繊維供給ヘッドが1本のものに比較して複数倍の効
率となる。巻付け角度が小さなときには各繊維供給ヘッ
ドが所定の円筒面に対して直交する位置に配置された状
態で繊維束がマンドレルに巻き付けられる。巻付け角度
が90°に近いときには各繊維供給ヘッドが所定の円筒
面に対して接線方向に延びる位置に配置された状態で繊
維束がマンドレルに巻き付けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に従って
説明する。
【0018】先ず、フィラメントワインディングに使用
するフィラメントワインディング機(以下、FW機と称
す)について説明する。FW機1は図2に示すようにベ
ースプレート2の第1端部寄り中央に支持ブラケット3
が立設され、支持ブラケット3にはベースプレート2の
長手方向に延びる回転軸4が装備されている。回転軸4
の基端寄りにはプーリ5が一体回転可能に固定され、先
端にはマンドレル6の軸7を支持するチャック8が設け
られている。
【0019】ベースプレート2の第2端部側には第1の
支持プレート9がガイドレール(図示せず)に沿ってベ
ースプレート2の長手方向に移動可能に固定されてい
る。支持プレート9上にはレール10がベースプレート
2の長手方向に沿って敷設され、その上に第2の支持プ
レート11が摺動部材12を介して摺動可能に支持され
ている。支持プレート9上にシリンダ13が固定され、
そのピストンロッド13aが支持プレート11の端部に
固定されている。そして、支持プレート11はシリンダ
13の作動によりベースプレート2の長手方向に移動さ
れる。
【0020】支持プレート11上には支持ブラケット1
4が立設され、支持ブラケット14には支持軸15が回
転軸4と同軸線上に回動可能に配設されている。支持軸
15の先端にはチャック16が設けられ、両チャック
8,16間にマンドレル6が支持されるようになってい
る。
【0021】ベースプレート2上には正逆回転駆動可能
なモータ17が固定されている。モータ17の駆動軸に
は駆動プーリ18が嵌着固定され、該駆動プーリ18と
プーリ5との間にベルト19が巻き掛けられている。即
ち、モータ17の駆動により回転軸4が所定の方向に回
転されるようになっている。
【0022】ベースプレート2には支持プレート11に
対してモータ17と反対側に第1のアクチュエータ20
がベースプレート2の長手方向に沿って配設されてい
る。第1のアクチュエータ20にはボールネジを使用す
るとともに、ナットと一体移動可能な移動体を1軸方向
に移動させる構成の公知のものが使用されている。第1
のアクチュエータ20に装備された移動体20a上に
は、樹脂が含浸された繊維束Fを案内する繊維供給ヘッ
ド21を備えた第2のアクチュエータ22が配設されて
いる。
【0023】第2のアクチュエータ22は移動体20a
上に固定されたエアシリンダ23により上昇位置と基準
位置とに移動可能に配設されている。第2のアクチュエ
ータ22は基準位置では繊維供給ヘッド21がマンドレ
ル6の周面と直交する位置に保持され、上昇位置に配置
された状態では繊維供給ヘッド21がマンドレル6の周
面上部における接線方向に延びる位置に保持されるよう
になっている。第2のアクチュエータ22は繊維供給ヘ
ッド21をベースプレート2の長手方向と直交する方向
(前後方向)に移動させるように固定されている。
【0024】モータ17及び第1のアクチュエータ20
は制御装置Cにより同期した状態で駆動されるようにな
っている。そして、回転軸4の回転速度と、繊維供給ヘ
ッド21の移動速度を調整することにより、繊維供給ヘ
ッド21から繰り出される繊維束Fを、巻付け角度を任
意の角度に設定してマンドレル6上に巻き付けることが
できるようになっている。
【0025】ベースプレート2の側方、即ち第1のアク
チュエータ20に対してモータ17と反対側には樹脂槽
24及びボビン25が配置されている。樹脂槽24には
ローラ26が設けられ、樹脂槽24の近傍にはボビン2
5から繰り出された繊維束Fを樹脂槽24の所定位置に
案内する第1のガイド27と、樹脂槽24で樹脂が含浸
された後の繊維束Fを案内する第2のガイド28とが設
けられている。
【0026】マンドレル6は図2に示すように、金属円
筒で形成されたマンドレル本体6aの両端に軸7が突設
されるとともに、マンドレル本体6aの両端部に規制リ
ング29がマンドレル本体6aと一体回転可能かつ着脱
可能に固定されている。規制リング29には周方向に沿
って所定の等ピッチで規制部としてのピン30が突設さ
れている。ピン30は金属製で、規制リング29に着脱
可能に嵌合固定されている。
【0027】次に繊維供給ヘッド21についてより詳し
く説明する。図1(a)に示すように、繊維供給ヘッド
21は支持筒部31と、その先端にベアリング32を介
して回動可能に支持された案内パイプ33とを備えてい
る。案内パイプ33は補強パイプ34を介してベアリン
グ32に支持され、支持筒部31の先端から突出する状
態で取り付けられている。支持筒部31の基端にはセラ
ミックガイド35が嵌合固定されている。また、支持筒
部31にはベアリング32の固定位置より基端寄りに樹
脂排出孔36が形成されている。
【0028】案内パイプ33の先端部にはその片側に膨
出部37が形成されている。膨出部37は、図1
(b),(c)に示すように、案内パイプ33の先端側
ほど案内パイプ33の軸と直交する断面積が大きくなる
とともに内面が内側に凸の曲面形状に形成されている。
膨出部37は扁平に形成されるとともに、その内面は案
内パイプ33の先端における接線が案内パイプ33とほ
ぼ直交する方向に延びるように形成されている。また、
図1(c)に示すように、膨出部37の先端は平らに形
成されている。
【0029】次に前記のように構成されたFW機1を使
用してプロペラシャフトのシャフト本体を製造する製造
方法を説明する。先ず、両支持ブラケット3,14の距
離がシャフト本体に対応する所望の間隔となるように、
両支持プレート9,11の位置を設定する。一度設定さ
れた状態から両支持ブラケット3,14の距離を変更す
る場合、その変更量が小さな場合はシリンダ13の作動
により第2の支持プレート11を移動させる。変更量が
大きな場合は第1の支持プレート9を移動させる。両支
持プレート9,11の位置設定が終了した後、両チャッ
ク8,16間にマンドレル6をセットする。また、第2
のアクチュエータ22が基準位置に配置された状態で、
繊維供給ヘッド21の先端とマンドレル6との距離が製
造するシャフト本体に対応した所定の値となるように、
繊維供給ヘッド21の位置が設定される。次に繊維供給
ヘッド21に連なる繊維束Fの先端を規制リング29に
固定することにより、製造準備が完了する。このとき繊
維供給ヘッド21は該規制リング29と対応する位置に
配置されている。
【0030】マンドレル6がセットされた状態でFW機
1が作動され、モータ17によりマンドレル6が一定方
向に回転され、第1のアクチュエータ20により繊維供
給ヘッド21がマンドレル6の長手方向に沿って往復移
動される。そして、ボビン25から順次繰り出されて樹
脂槽24で樹脂が含浸された繊維束Fが、繊維供給ヘッ
ド21を介してマンドレル6上に巻き付けられる。この
実施の形態では樹脂として熱硬化性樹脂(例えばエポキ
シ樹脂)が使用され、繊維束Fとして炭素繊維のロービ
ングが使用されている。
【0031】繊維束Fは図3に示すように、ピン30の
間を通過した後、軸7に巻き掛けられて折り返すように
配列され、マンドレル6の両端に位置するピン30間に
おけるマンドレル6の軸方向となす角度(巻付け角度)
が所定の角度となるように巻き付けられて、マンドレル
6上に所定の厚さの繊維層が形成される。巻付け角度は
車両に組付けて使用される際に要求される、曲げ、ねじ
り、振動等の特性を満足する所定の値に設定される。こ
の実施の形態では巻付け角度がほぼ±10°前後に設定
されている。
【0032】マンドレル6上に巻き付けられた繊維層の
数が所定数となるまで繊維束Fが巻き付けられた後、エ
アシリンダ23が作動されて、第2のアクチュエータ2
2が上昇位置に配置される。その状態でヨーク挿入部と
対応する部分に、繊維束Fの巻付け角度がほぼ90°と
なる状態で、所定の厚さの繊維層が形成されるまで繊維
束Fが巻き付けられる。即ち、比較的小さな巻付け角度
で巻き付けられた繊維層の両端部付近にフープ巻きが形
成された成形体が形成される。
【0033】繊維束Fが小さな巻付け角度でマンドレル
6に巻き付けられるときは、マンドレル6の両端におい
てピン30間を案内パイプ32が円滑に通過可能とする
ため、繊維供給ヘッド21は図5に示すように、マンド
レル6の周面と垂直な位置に保持される。そして、案内
パイプ33は膨出部37が繊維供給ヘッド21の移動方
向と反対側へ延びる状態に配置される。また、巻付け角
度がほぼ90°となるように繊維束Fを巻き付ける場合
は、繊維供給ヘッド21は図4に示すように、繊維束F
がマンドレル6の上部において接線方向に引き出される
位置に保持される。
【0034】繊維束Fの巻付け終了後、マンドレル本体
6aと対応する部分の成形体の外周面にプラスチック製
のテープがスパイラル状に巻き付けられる。テープの幅
は50mm程度のものが使用される。プラスチック製の
テープとしてはポリエステルフィルム等の熱収縮性フィ
ルムを使用するのが好ましい。
【0035】次に、マンドレル6がチャック8,16か
ら取り外され、ピン30が規制リング29から取り外さ
れ、成形体が形成されたマンドレル6が加熱炉に入れら
れ、所定温度で樹脂が硬化される。硬化温度は樹脂によ
り異なるが、例えばエポキシ樹脂の場合は180°C程
度である。加熱硬化によりFRP製の円筒体(パイプ)
が、マンドレル6上に形成される。冷却後、FRP製パ
イプの両端がピン30の抜き跡の列より内側において切
断された後、マンドレル6から規制リング29及びFR
P製パイプが取り外されて、所定寸法の長さのプロペラ
シャフトのシャフト本体が形成される。
【0036】その後、シャフト本体のヨーク挿入部の内
周面と、金属製のヨークの基端外周面に接着剤が塗布さ
れ、ヨークがヨーク挿入部に挿入される。そして、接着
剤が加熱硬化されることにより、ヨークがシャフト本体
に強固に固着されて、プロペラシャフトが完成する。
【0037】マンドレル6から取り外された規制リング
29には硬化後の円筒体の一部が嵌合されているが、硬
化前にピン30が取り外されているため、簡単に規制リ
ング29を硬化樹脂から取り外すことができる。そし
て、嵌合孔にピン30が嵌合されて規制リング29が再
使用される。
【0038】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) 繊維供給ヘッド21がマンドレル6の周面に垂
直に配置された状態で移動され、繊維束Fが繊維供給ヘ
ッド21に対して直交する方向に引き出されるが、繊維
束Fは案内パイプ33の内側の曲面に沿って引き出され
るため、繊維束Fを傷付けずに供給することができる。
また、狭いピッチで配列されたピン30間を案内パイプ
33が円滑に通過できる。
【0039】(2) 案内パイプ33の先端の開口には
繊維供給ヘッド21の軸方向に引き出される繊維束Fに
対する抵抗付与部がない。従って、繊維供給ヘッド21
をマンドレル6の周面に垂直に配置された状態から平行
に移動させて、案内パイプ33がマンドレル6の周面に
対する接線方向に延びる位置に配置し、巻付け角度が9
0°に近い状態で繊維束Fを強い張力で巻き付けること
ができる。
【0040】(3) 案内パイプ33が回動可能に設け
られ、巻付け角度が小さな状態で配列される際に膨出部
37を経て繊維束Fが引き出され、膨出部37にその延
びている方向と異なる方向への力が作用した場合案内パ
イプ33が自由に回動される。従って、繊維供給ヘッド
21の移動方向を変更する際に、案内パイプ33の向き
が自動的に変更されて繊維束Fの配列が円滑に行われ
る。
【0041】(4) 案内パイプ33を補強パイプ34
を介してベアリング32で支持しているため、細い案内
パイプ33を回動可能に支持するのが容易になる。 (5) 支持筒部31に樹脂排出孔36が形成されてい
るため、繊維供給ヘッド21内に樹脂が溜まるのを防止
できる。
【0042】(6) 支持筒部31の基端にセラミック
ガイド35が設けられているため、繊維供給ヘッド21
に案内される樹脂が含浸された繊維束Fとの摩擦により
支持筒部31が摩耗するのが防止される。
【0043】(7) 案内パイプ33の先端部が拡がっ
ているため、案内パイプ33内に樹脂が詰まった場合に
も簡単に除去できる。 (8) 膨出部37の先端が平らに形成されているた
め、繊維束Fが引き出される際に、繊維束Fが扁平な状
態で配列され易くなる。
【0044】(9) 繊維供給ヘッド21がマンドレル
6の中心に向かって延びるように配置された状態で繊維
束を巻き付ける場合、繊維供給ヘッド21から引き出さ
れる繊維束Fの軸方向に対する角度は、マンドレル6の
外径、マンドレル6と繊維供給ヘッド21との距離、繊
維束Fの巻き付け角度によって異なる。しかし、案内パ
イプ33の先端部の内面が外側に湾曲するように形成さ
れているため、いずれの場合も繊維束Fが案内パイプ3
3から円滑に引き出される。
【0045】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図6に従って説明する。この実施の形態では複数の
繊維供給ヘッド21を備えた繊維供給ヘッドユニットが
第2のアクチュエータ22に支持される点が前記実施の
形態と大きく異なっている。前記実施の形態と異なる部
分についてのみ説明し、同一部分は同一符号を付して詳
しい説明を省略する。
【0046】エアシリンダ23を設けず、第2のアクチ
ュエータ22は移動体20aに直接固定されている。繊
維供給ヘッドユニット38はブラケット39と、ブラケ
ット39に固定されたエアシリンダ40,41とを備え
ている。エアシリンダ40,41はマンドレル6の上方
及び下方において水平に延びるようにブラケット39に
それぞれ固定され、ピストンロッド40,41の先端に
繊維供給ヘッド21がピストンロッド40a,41aと
直交する状態に固定されている。両繊維供給ヘッド21
は所定の円筒面としてのマンドレル6の周面に対して直
交する基準位置と、接線方向に延びるフープ巻き位置と
に、エアシリンダ40,41の作動によって移動配置さ
れるようになっている。上側に配置されたエアシリンダ
40はピストンロッド40aの没入状態において繊維供
給ヘッド21を基準位置に保持し、ピストンロッド40
aの突出状態において繊維供給ヘッド21をフープ巻き
位置に保持する。下側に配置されたエアシリンダ41は
ピストンロッド41aの突出状態において繊維供給ヘッ
ド21を基準位置に保持し、ピストンロッド41aの没
入状態において繊維供給ヘッド21をフープ巻き位置に
保持する。繊維供給ヘッド21を3本以上設けてもよ
い。その場合、エアシリンダはマンドレル6の周方向に
沿って等間隔で配置する。
【0047】この実施の形態の繊維供給ヘッドユニット
38を使用した場合は、巻付け角度が90°に近いと
き、即ちフープ巻きを行う場合は各繊維供給ヘッド21
がフープ巻き位置に配置される。また、巻付け角度が小
さなときには各繊維供給ヘッド21が基準位置に配置さ
れた状態で繊維束Fがマンドレル6に巻き付けられる。
繊維束Fが複数本同時にマンドレル6に巻き付けられる
ため、繊維供給ヘッド21が1本のものに比較して複数
倍の効率となる。また、この実施の形態においても第1
の実施の形態の(1)〜(9)の効果を有する。
【0048】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 図7に示すように、1本の繊維供給ヘッド42に複
数本(例えば3本)の案内パイプ33を回動可能に設け
てもよい。支持筒部43は扁平に形成され、案内パイプ
33は支持部材44に支持されたベアリング32に直接
支持されている。案内パイプ33は所定の円弧面に沿っ
て、かつ所定ピッチ(ピン30のピッチの整数倍のピッ
チ)で配列されている。セラミックガイド35は案内パ
イプ33に対応して設けられている。この実施の形態で
は繊維束Fが複数本同時にマンドレル6に巻き付けられ
るため、第1の実施の形態のような案内パイプ33が1
本の繊維供給ヘッド21に比較して複数倍の効率で繊維
束Fを巻き付けることができる。また、第2の実施の形
態に比較して繊維供給ヘッドを配設するためのスペース
が狭くてよい。
【0049】○ 第2の実施の形態において図7のよう
に複数本の案内パイプ33を備えた繊維供給ヘッド42
を、複数箇所に設ける構成としてもよい。この場合、繊
維束Fの巻付け効率がより向上する。
【0050】○ 図8(a),(b)に示すように、案
内パイプ33の先端部の両側に膨出部37を設けてもよ
い。この場合、膨出部37が片側に設けられたものと同
様な効果が得られる他、膨出部37が片側に設けられた
ものより円滑に繊維束Fがいずれかの膨出部37によっ
て案内される。
【0051】○ 図9(a),(b)に示すように、先
端部の両側に前記実施の形態と同様な膨出部37を設け
た案内パイプ33を、その先端側が支持筒部31から突
出する状態で回動不能に取り付けてもよい。この繊維供
給ヘッド21を使用する場合は、両膨出部37がマンド
レル6と平行に延びるように繊維供給ヘッド21が配置
された状態で、繊維供給ヘッド21が往復移動される。
案内パイプ33が回動不能であっても、両側に膨出部3
7が形成されているため、繊維束Fは往動時と復動時と
で異なる膨出部37を経て摩擦抵抗の小さな状態で引き
出される。この実施の形態では案内パイプ33を支持す
るベアリング32が不要なため、構成が簡単になる。ま
た、第1の実施の形態の(1),(2)及び(5)〜
(8)の効果を有する。
【0052】○ ピン30を備えた規制リング29をマ
ンドレル6に着脱可能に取り付ける代わりに、ピン30
をマンドレル本体6に形成された孔に嵌合する構成とし
てもよい。
【0053】○ フープ巻きを行う前にマンドレル6に
巻き付けられる繊維束Fの巻付け角度の絶対値を全ての
層で同じ角度にする必要はなく、層毎に巻付け角度を変
更してもよい。また、フープ巻きはなくてもよい。
【0054】○ フープ巻きを行わないFRP製パイプ
を専用に製造するフィラメントワインディング装置では
繊維供給ヘッド21,42は案内パイプ33がマンドレ
ルに対して垂直な位置にのみ保持される構成としてもよ
い。
【0055】○ マトリックス樹脂として、エポキシ樹
脂に限らず他の熱硬化性樹脂(例えば、ポリイミド樹
脂)や、曲げ弾性率の高い熱可塑性樹脂(例えばポリエ
ーテルエーテルケトン)等を使用してもよい。しかし、
プロペラシャフトを形成する場合は、コストや要求性能
の点からエポキシ樹脂が好ましい。
【0056】○ 車両のプロペラシャフト以外の駆動シ
ャフト用のパイプの製造に適用してもよい。使用回転速
度が遅い場合や、ねじり強度、耐熱性、耐湿性等の要求
性能が車両のプロペラシャフトに比較して低い場合に
は、強化繊維として炭素繊維にガラス繊維又はアラミド
繊維を混合したり、ガラス繊維又はアラミド繊維を単独
で使用してもよい。また、FRPを構成する繊維及びマ
トリックス樹脂の組合せとして、炭素繊維とビニルエス
テル樹脂、炭素繊維とフェノール樹脂等の組合せ等を採
用してもよい。この場合樹脂の価格がエポキシ樹脂より
安いのでコスト低減を図れる。
【0057】○ 駆動シャフトに限らず任意のFRP製
パイプの製造に適用してもよい。強化繊維としては、カ
ーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等がある。マト
リックスとしては、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂がある。そして、要求特性に合うように適宜組
み合わせて使用される。前記強化繊維のうち、カーボン
繊維が強度及び軽量化の点で最も好ましく、次にガラス
繊維が良い。マトリックスとしては耐熱性、耐湿性の点
でエポキシ樹脂が最も好ましい。
【0058】○ マンドレル6に設けられる規制部は必
ずしもピン30に限らず、板状(フィン状)のものでも
よい。 ○ 繊維の配列精度や製品の強度に対する要求程度が低
い成形体の場合は、繊維を規制リング29の規制部に巻
き掛けた状態で折り返すように巻き付ける方法を採用し
てもよい。
【0059】○ 繊維束Fではなく糸の配列に使用して
もよい。また、フィラメントワインディングに限らず、
例えば特開平7−97737号公報に開示された円筒状
又は円柱状の繊維構造体を製造する装置に使用する繊維
(糸)供給ヘッドに適用してもよい。
【0060】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1に記載の発明において、前記案内パイ
プは先端部の片側に前記膨出部が形成されている。この
場合、膨出部を両側に形成する場合に比較して案内パイ
プの製造が簡単になる。
【0061】(2) 請求項1〜請求項4のいずれか一
項に記載の繊維供給ヘッドを、所定の円筒面に対して直
交する位置と接線方向に延びる位置とに移動可能に装備
したFW機。このFW機を使用してフィラメントワイン
ディングによりFRP製パイプを製造する場合、巻付け
角度に拘わらず繊維束又は糸を傷付けずに供給すること
ができ、狭いピッチで配列されたピン間を通して繊維束
又は糸をマンドレル上に配列できる。
【0062】(3) 請求項5に記載の繊維供給ヘッド
ユニットを備えたFW機。この場合、繊維供給ヘッドが
1本の場合に比較して繊維束の巻付け効率が向上する。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、フィラメントワインディング
に使用した場合に繊維束又は糸を傷付けずに供給するこ
とができ、狭いピッチで配列されたピン間を通して繊維
束又は糸を配列できる。繊維供給ヘッドから引き出され
る繊維束の軸方向に対する角度が、巻付け条件によって
異なっても、案内パイプから円滑に繊維束が引き出され
る。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、膨出部が
片側に設けられたものと同様な効果が得られる他、膨出
部が片側に設けられたものより円滑に繊維束がいずれか
の膨出部によって案内される。
【0065】請求項3に記載の発明によれば、案内パイ
プを支持するベアリングが不要なため、構成が簡単にな
る。請求項4に記載の発明によれば、繊維束を複数本同
時にマンドレルに巻き付けることができ、案内パイプが
1本の繊維供給ヘッドに比較して複数倍の効率で繊維束
を巻き付けることができる。
【0066】請求項5に記載の発明によれば、繊維供給
ヘッドが1本のものに比較して複数倍の効率で繊維束を
巻き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1の実施の形態の繊維供給ヘッド
の断面図、(b)は案内パイプの断面図、(c)は案内
パイプの拡大正面図。
【図2】 フィラメントワインディング機の概略斜視
図。
【図3】 繊維束の配列状態を示す模式斜視図。
【図4】 繊維供給ヘッドが上昇位置に配置された状態
の断面図。
【図5】 繊維供給ヘッドが基準位置に配置された状態
の断面図。
【図6】 第2の実施の形態の繊維供給ヘッドユニット
の側面図。
【図7】 別の実施の形態の繊維供給ヘッドの断面図。
【図8】 (a)は別の実施の形態の繊維供給ヘッドの
部分断面図、(b)は案内パイプの拡大正面図。
【図9】 (a)は別の実施の形態の繊維供給ヘッドの
部分断面図、(b)は案内パイプの拡大正面図。
【図10】 従来の糸供給ヘッドの部分断面図。
【符号の説明】
21,42…繊維供給ヘッド、31,43…支持筒部、
33…案内パイプ、37…膨出部、38…繊維供給ヘッ
ドユニット、F…繊維束。
フロントページの続き (72)発明者 宮下 康己 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 戸枝 稔 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 4F205 AA36 AA39 AD16 AG08 AH17 HA02 HA33 HA37 HA46 HB01 HC02 HC17 HF05 HF23 HK02 HK04 HK05 HL03 HL07 HL14 HM03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維束又は糸を案内する案内パイプをそ
    の先端側が支持筒部から突出する状態で回動可能に取り
    付けるとともに、前記案内パイプの先端部の少なくとも
    片側に、先端側ほど断面積が大きくなるとともに内面が
    内側に凸の曲面形状の膨出部を形成した繊維供給ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記案内パイプは先端部の両側に前記膨
    出部が形成されている請求項1に記載の繊維供給ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 繊維束又は糸を案内する案内パイプをそ
    の先端側が支持筒部から突出する状態で回動不能に取り
    付けられるとともに、前記案内パイプの先端部の両側
    に、先端側ほど断面積が大きくなるとともに内面が内側
    に凸の曲面形状の膨出部を形成した繊維供給ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載の案内パイプを複数本、所定の円弧面に沿って、かつ
    所定ピッチで配列した繊維供給ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の繊維供給ヘッドを複数所定の間隔をおいて、かつ所
    定の円筒面に対して直交する位置と接線方向に延びる位
    置とに移動可能に装備した繊維供給ヘッドユニット。
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