JP2000107629A - 破砕・分離方法及び装置 - Google Patents

破砕・分離方法及び装置

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JP2000107629A
JP2000107629A JP10277863A JP27786398A JP2000107629A JP 2000107629 A JP2000107629 A JP 2000107629A JP 10277863 A JP10277863 A JP 10277863A JP 27786398 A JP27786398 A JP 27786398A JP 2000107629 A JP2000107629 A JP 2000107629A
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crushing
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discharge
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Shusuke Akiyama
秀典 秋山
Shigeto Adachi
成人 足立
Junji Haga
潤二 芳賀
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/18Use of auxiliary physical effects, e.g. ultrasonics, irradiation, for disintegrating
    • B02C2019/183Crushing by discharge of high electrical energy

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  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばプリント基板から電子回路素子等を,
ストリーマ放電を利用して破砕・分離する場合,ストリ
ーマ放電が電極対の間に局所的に生成されるため,プリ
ント基板の端部等から十分に電子回路素子等を破砕・分
離することができない場合があった。 【解決手段】 本発明は,プリント基板等の素材単体や
接合体に対して相対的に放電の経路を走査したり,放電
に伴って生じる衝撃波を素材単体や接合体に向けて反射
させたり,電極対の間に略平等の電界を形成することに
より,素材単体をほぼ均等に破砕したり,接合体から一
部若しくは全ての素材をほぼ均等に分離することを図っ
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,破砕・分離方法及
び装置に係り,例えば岩石,コンクリート部材等を破砕
したり,エポキシ系樹脂,フェノール系樹脂等の基板に
銅等の回路パターン用導電性部材,抵抗等の各種電子回
路素子が接合されたプリント基板等の接合体を分離する
破砕・分離方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで単なる廃材として,一括焼却処
分,又は投棄処分等により処理されてきた製造物には,
処分の際に環境に悪影響を与える有害な素材や,再利用
可能な資源が含まれている場合がある。このため,近年
では,環境保護,資源の有効利用等の観点から,上記有
害な素材や再利用可能な資源を上記製造物から分離し
て,回収する技術がより重要なものとなってきている。
とりわけ,電子回路,ひいてはプリント基板類について
は,その実用年数の短小化が顕著であり,銅等の該プリ
ント基板上に形成されたパターン用導電性部材や,該プ
リント基板上に実装されている抵抗等の各種電子回路素
子およびそれらを接合しているハンダを分離,回収する
ことに対して社会的な要請も強い。例えば特開平7−6
0227号公報には,プリント基板やこれらの製造工程
で発生する成形残を粉砕し,得られた粉砕物から,銅等
の金属成分を多く含有する部分と,樹脂や充填材等から
なる部分とを,その比重に基づいて分離する技術が記載
されている。この比重分離には,気流の旋回によって分
級する回転遠心分級機等が用いられる。さらに,特開平
7−246382号公報には,上記粉砕物を比重に基づ
いて分離するのに加えて,静電的にも分離する技術が記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術のようにプリント基板等を粉砕して分類を行う
場合,粉砕物の粒径の設定が難しく,その粒径によって
は分離が不十分になってしまうという基本的な問題を抱
える。そこで,特願平8−344962号では,電極対
間にストリーマ放電を生じさせ,このストリーマ放電の
際に生じる衝撃波や熱を利用して,プリント基板等の接
合体を分離する技術が提案された。ところが,上記特許
出願に係る技術では,接合体に対して局所的に発生した
ストリーマ放電を利用して分離処理が行われるため,接
合体の全面に渡ってほぼ均一に分離を行うことができな
い場合があり,これは岩石やコンクリート部材等の素材
をストリーマ放電により破砕する場合でも同様に生じる
恐れのあるものであった。本発明は,このような従来の
技術における課題を解決するために,破砕・分離方法及
び装置を改良し,例えば岩石やコンクリート部材等の素
材単体をほぼ均等に破砕したり,接合体から一部若しく
は全ての素材をほぼ均等に分離することのできる破砕・
分離方法及び装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る発明は,素材単体,又は2つ以上の
素材が接合された接合体を電極対間に配置し,該電極対
間に高電圧パルスを印加することにより上記電極対間に
パルス放電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又
は上記接合体から一部若しくは全ての素材を分離してな
る破砕・分離方法において,上記パルス放電の経路を上
記素材単体又は上記接合体に対して相対的に走査してな
ることを特徴とする破砕・分離方法として構成されてい
る。上記請求項1に記載の破砕・分離方法によれば,パ
ルス放電の経路が例えばコンクリート部材等の素材単体
又はプリント基板等の接合体に対して相対的に走査され
るため,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接
合体から一部若しくは全ての素材をほぼ均等に分離する
破砕・分離方法を提供することができる。また,請求項
2に係る発明は,素材単体,又は2つ以上の素材が接合
された接合体がその間に配置された電極対と,上記電極
対間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段と
を具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段に
より上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス
放電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記
接合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕
・分離装置において,上記パルス放電の経路を上記素材
単体又は上記接合体に対して相対的に走査する放電経路
走査手段を備えてなることを特徴とする破砕・分離装置
として構成されている。また,請求項3に係る発明は,
上記請求項2に記載の破砕・分離装置において,上記放
電経路走査手段が,上記電極対のいずれか一方又は両方
の放電部位を上記素材単体又は上記接合体に対して相対
的に移動させる移動手段を含み,上記移動手段により上
記電極対のいずれか一方又は両方の放電部位を上記素材
単体又は上記接合体に対して相対的に複数回移動させ,
その移動の度に上記高電圧パルス印加手段により上記電
極対間に高電圧パルスを印加させることにより,上記パ
ルス放電の経路を上記素材単体又は上記接合体に対して
相対的に走査してなることをその要旨とする。また,請
求項4に係る発明は,上記請求項2に記載の破砕・分離
装置において,上記電極対のアノード側及びカソード側
のいずれか一方又は両方に放電部位が複数設けられ,上
記放電経路走査手段が,上記高電圧パルス印加手段によ
り上記高電圧パルスを印加する上記放電部位を選択する
ことにより,上記パルス放電の経路を上記素材単体又は
上記接合体に対して相対的に走査してなることをその要
旨とする。上記請求項2〜4のいずれか1項に記載の破
砕・分離装置によれば,パルス放電の経路が例えばコン
クリート部材等の素材単体又はプリント基板等の接合体
に対して相対的に走査されるため,上記素材単体をほぼ
均等に破砕したり,上記接合体から一部若しくは全ての
素材をほぼ均等に分離する破砕・分離装置を提供するこ
とができる。
【0005】また,請求項5に係る発明は,素材単体,
又は2つ以上の素材が接合された接合体を電極対間に配
置し,該電極対間に高電圧パルスを印加することにより
上記電極対間にパルス放電を生じさせ,上記素材単体を
破砕するか,又は上記接合体から一部若しくは全ての素
材を分離してなる破砕・分離方法において,上記パルス
放電に伴って生じる衝撃波を上記素材単体又は上記接合
体に向けて反射させてなることを特徴とする破砕・分離
方法として構成されている。上記請求項5に記載の破砕
・分離方法によれば,パルス放電に伴って生じる衝撃波
が例えばコンクリート部材等の素材単体又はプリント基
板等の接合体に向けて反射されるため,上記素材単体又
は接合体にほぼ均等に衝撃波を伝播させることができ,
上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体から
一部若しくは全ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分
離方法を提供することができる。また,請求項6に係る
発明は,素材単体,又は2つ以上の素材が接合された接
合体がその間に配置された電極対と,上記電極対間に高
電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段とを具備
し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段により上
記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス放電を
生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接合体
から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・分離
装置において,上記パルス放電に伴って生じる衝撃波を
上記素材単体又は上記接合体に向けて反射する衝撃波反
射手段を備えてなることを特徴とする破砕・分離装置と
して構成されている。また,請求項7に係る発明は,上
記請求項6に記載の破砕・分離装置において,上記衝撃
波反射手段が,上記電極対周辺に設けられ,上記衝撃波
の伝達媒体よりも比重が大きい衝撃波反射板であること
をその要旨とする。また,請求項8に係る発明は,上記
請求項6に記載の破砕・分離装置において,上記衝撃波
反射手段が,上記衝撃波の伝達媒体よりも比重が大きい
素材を用いた上記電極対自体であることをその要旨とす
る。また,請求項9に係る発明は,上記請求項7に記載
の破砕・分離装置において,上記衝撃波反射板が,上記
電極対を内包するように曲面状に形成されてなることを
その要旨とする。上記請求項6〜9のいずれか1項に記
載の破砕・分離装置によれば,パルス放電に伴って生じ
る衝撃波が例えばコンクリート部材等の素材単体又はプ
リント基板等の接合体に向けて反射されるため,上記素
材単体又は接合体にほぼ均等に衝撃波を伝播させること
ができ,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接
合体から一部若しくは全ての素材をほぼ均等に分離する
破砕・分離装置を提供することができる。
【0006】また,請求項10に係る発明は,素材単
体,又は2つ以上の素材が接合された接合体がその間に
配置された電極対と,上記電極対間に高電圧パルスを印
加する高電圧パルス印加手段とを具備し,上記電極対間
に上記高電圧パルス印加手段により上記高電圧パルスを
印加して上記電極対間にパルス放電を生じさせ,上記素
材単体を破砕するか,又は上記接合体から一部若しくは
全ての素材を分離してなる破砕・分離装置において,上
記パルス放電の経路を上記素材単体又は接合体に対して
相対的に走査する放電経路走査手段と,上記パルス放電
に伴って生じる衝撃波を上記素材単体又は上記接合体に
向けて反射する衝撃波反射手段とを具備してなることを
特徴とする破砕・分離装置として構成されている。上記
請求項10に記載の破砕・分離装置によれば,パルス放
電の経路が例えばコンクリート部材等の素材単体又はプ
リント基板等の接合体に対して相対的に走査されると共
に,上記パルス放電に伴って生じる衝撃波が上記素材単
体又は接合体に向けて反射されるため,上記素材単体を
ほぼ均等に破砕したり,上記接合体の一部又は全ての素
材をほぼ均等に分離する破砕・分離装置を提供すること
ができる。また,請求項11に係る発明は,素材単体,
又は2つ以上の素材が接合された接合体を電極対間に配
置し,該電極対間に高電圧パルスを印加することにより
上記電極対間にパルス放電を生じさせ,上記素材単体を
破砕するか,又は上記接合体から一部若しくは全ての素
材を分離してなる破砕・分離方法において,少なくとも
上記素材単体又は接合体が配置された範囲で上記電極対
の間に略平等電界を形成して上記パルス放電を生じさせ
てなることを特徴とする破砕・分離方法として構成され
ている。上記請求項11に記載の破砕・分離方法によれ
ば,少なくとも素材単体又は接合体が配置された範囲で
電極対の間に略平等電界が形成されるため,上記素材単
体又は接合体に対してほぼ一様にパルス放電を生じさせ
ることができ,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,
上記接合体の一部又は全ての素材をほぼ均等に分離する
破砕・分離方法を提供することができる。また,請求項
12に係る発明は,素材単体,又は2つ以上の素材が接
合された接合体がその間に配置された電極対と,上記電
極対間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段
とを具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段
により上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパル
ス放電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上
記接合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破
砕・分離装置において,少なくとも上記素材単体又は接
合体が配置された範囲で上記電極対の間に略平等の電界
を形成して上記パルス放電を生じさせてなることを特徴
とする破砕・分離装置として構成されている。また,請
求項13に係る発明は,上記請求項12に記載の破砕・
分離装置において,上記電極対の一方が球面状電極であ
り,上記電極対の他方が上記球面状電極の中心付近に配
置された点状又は小径同心の球面状電極であることをそ
の要旨とする。また,請求項14に係る発明は,上記請
求項12に記載の破砕・分離装置において,上記電極対
の一方が球面状電極であり,上記電極対の他方が上記球
面状電極の中心付近にその先端が配置された棒状電極で
あることをその要旨とする。上記請求項12〜14のい
ずれか1項に記載の破砕・分離装置によれば,少なくと
も素材単体又は接合体が配置された範囲で電極対の間に
略平等電界が形成されるため,上記素材単体又は接合体
に対してほぼ一様にパルス放電を生じさせることがで
き,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体
の一部又は全ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分離
装置を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。まず,本実施の形態に係る破砕・分離装置の概略構
成を図1に示し,その概要を説明する。上記破砕・分離
装置A1は,例えば回路パターン用導電性部材や抵抗等
の電子回路素子等が接合されたプリント基板1から上記
導電性部材や電子回路素子等の素材を分離する装置とし
て用いられるものである。上記破砕・分離装置A1は,
電極対2と,高電圧パルスを発生し上記電極対2間に印
加する高電圧パルス発生部3と,上記電極対2のアノー
ド電極21を上記プリント基板1に対して走査する電極
スキャン部4と,上記電極対2間に生成されるパルス放
電にともなって生じる衝撃波を上記プリント基板1に向
けて反射する衝撃波反射板5とを具備しており,分離対
象となる上記プリント基板1は上記電極対2間に配置さ
れる。上記破砕・分離装置A1では,上記電極対2間に
高電圧のパルス放電を生じさせ,該パルス放電にともな
って生じる衝撃波及び熱により,上記プリント基板1が
破砕されながら,上記導電性部材や電子回路素子等の素
材が上記プリント基板1から分離されるが,特にこの装
置では,上記電極スキャン部(移動手段の一例)4によ
り上記電極対2のうちアノード電極21を複数位置に移
動させ,その移動の度に高電圧パルス発生部3により生
成された高電圧パルスを上記電極対2間に印加すること
により,上記パルス放電の経路が上記プリント基板1に
対して走査される。また,この装置では,上記パルス放
電の経路から放射される衝撃波が衝撃波反射板(衝撃波
反射手段の一例)5により上記プリント基板1に向かっ
て反射されるため,上記プリント基板1に衝撃波の多く
の成分が集約される。それぞれの作用により,上記プリ
ント基板1からほぼ均等に上記導電性部材や電子回路素
子等の素材を分離することができる。
【0008】次に,上記破砕・分離装置A1の詳細,及
び破砕・分離方法について説明する。上記破砕・分離装
置A1において,分離対象であって接合体の一例である
上記プリント基板1が,まず上記電極対2間に配置され
る。上記電極対2は,銅,タングステン等からなり,棒
状のアノード電極21と,端部が曲面処理された平板状
のカソード電極22とを具備する。上記電極対2には,
上記高電圧パルス発生部3が接続されており,数100
kV程度の高電圧パルスが上記電極対2に印加される。
上記高電圧パルス発生部3には,例えばマルクス電源等
を用いることができる。そして,上記高電圧パルス発生
部3により上記電極対2に数100kV程度の高電圧パ
ルスが印加されると,上記電極対2間にストリーマ放電
が生じ,ストリーマ放電に伴って生じる衝撃波や熱によ
り,上記電極対2間に配置された上記プリント基板1か
ら上記素材が分離される。しかしながら,上記電極対2
間に形成される不平等電界においては,ストリーマ放電
は局所的に発生する傾向にあり,例えば上記プリント基
板1の中央部をストリーマ放電が通過したとすると,そ
の中央部近傍では,ストリーマ放電にともなう熱及び衝
撃波により上記プリント基板1から上記素材を十分に分
離することができても,上記プリント基板1の中央部か
ら離れた上記プリント基板1の端部では,伝播する間に
上記衝撃波が減衰してしまい,上記プリント基板1の端
部にある上記素材を十分に分離できない場合がある。そ
こで,上記破砕・分離装置A1には,上記電極対2を構
成する電極のうち,アノード電極21を走査する電極ス
キャン部4と,上記衝撃波を上記プリント基板1に向か
って反射する衝撃波反射板5とが設けられている。上記
電極スキャン部4は,例えばステッピングモータ等を備
え,上記アノード電極21を上記プリント基板1に対し
て所定位置に容易に移動させる。そして,例えば上記電
極スキャン部4により上記アノード電極21を上記プリ
ント基板1の端部,中央部,端部に順次移動させ,その
移動の度に上記高電圧パルス発生部3により上記電極対
2に高電圧パルスを印加して上記電極対2間にパルス放
電を発生させる。尚,本発明における放電経路走査手段
は,例えば上記電極スキャン部4と,上記電極スキャン
部4及び高電圧パルス発生部3を制御するコンピュータ
等の演算手段とにより実現され,上記演算手段により,
上記電極スキャン部4の移動の度に上記高電圧パルス発
生部3により上記電極対2に高電圧パルスを印加させる
制御が行われる。また,上記電極スキャン部4による上
記アノード電極21の移動の際には,上記アノード電極
21と上記カソード電極22との間の電極間距離は一定
に保たれており,各所で放電特性はほぼ変化しないよう
構成されている。このようにして,図2に示す如く,上
記プリント基板1の異なる場所で上記パルス放電23を
発生させることにより,上記プリント基板1の中央部だ
けでなく上記プリント基板1の端部にも比較的強い上記
衝撃波24を伝播させることができ,上記プリント基板
1全面に渡ってほぼ均等に素材を分離することが可能と
なる。
【0009】また,上記衝撃波を上記衝撃波反射板5に
よって上記プリント基板1に向かって反射することによ
り上記プリント基板1からほぼ均等に上記素材を分離す
ることも可能である。上記衝撃波反射板5には,上記衝
撃波の伝達媒体(例えば上記電極対2間に封入される気
体や液体等)よりも比重の大きな素材が用いられてお
り,上記衝撃波反射板5の形状は上記プリント基板1に
向かって凹曲面となるように形成されている。上記衝撃
波反射板5を用いることによって,図3に示す如く,上
記パルス放電の経路から放射された衝撃波のうち,上記
プリント基板1に向かわない成分の幾らかを上記プリン
ト基板1の各所に伝播させたり,一度上記プリント基板
1を通過した衝撃波を再度上記プリント基板1へ伝播さ
せることができ,上記プリント基板1からほぼ均等に上
記素材を分離することが可能となる。このように,本実
施の形態に係る破砕・分離装置では,電極対のアノード
電極がプリント基板1に対して走査されると共に,衝撃
波反射板によりパルス放電にともなって生じる衝撃波が
プリント基板の各所に反射されるため,プリント基板か
らほぼ均等に素材を分離することができる。
【0010】
【実施例】上記実施の形態では,上記電極スキャン部4
によって上記電極対2のうちアノード電極21を移動さ
せ,上記パルス放電の経路を上記プリント基板1に対し
て相対的に走査していたが,これに限られるものではな
く,例えばカソード側の電極を移動するようにしてもよ
いし,アノード側及びカソード側の両方の電極を上記プ
リント基板1に対して移動するようにしてもよい。さら
に,上記プリント基板1自体を移動させて,上記パルス
放電の経路を上記プリント基板1に対して相対的に走査
するようにしてもよい。このような破砕・分離方法及び
装置も本発明における破砕・分離方法及び装置の一例で
ある。また,上記実施の形態及び実施例では,電極対又
はプリント基板1を移動させることにより,上記パルス
放電の経路を上記プリント基板1に対して相対的に走査
していたが,電極対の放電部位を複数箇所に設けてお
き,一対の放電部位の異なる組み合わせを順次選択する
ことにより,上記パルス放電の経路を上記プリント基板
1に対して相対的に走査するようにしてもよい。例えば
棒状のアノード電極を複数設けておき,そのうちのいず
れか一つを電気的又は機械的に順次選択して平板状のカ
ソード電極との間に高電圧パルスを発生させ,上記パル
ス放電の経路を上記プリント基板1に対して相対的に走
査する。このような破砕・分離方法及び装置も本発明に
おける破砕・分離装置の一例である。尚,上記高電圧パ
ルスを印加する放電部位を電気的又は機械的に選択する
制御を行う演算手段も本発明における放電経路走査手段
の一例である。また,上記実施の形態では,衝撃波反射
板5に半球状のものを用いたが,これに限られるもので
はなく,例えば図4に示す如く,電極対2を内包するよ
うに曲面状に形成されたものを用いてもよい。この場合
には,放電の経路から生じる衝撃波のほとんどの成分が
上記プリント基板1に伝播することになるため,上記プ
リント基板1から上記素材をほぼ均等に効率よく分離す
ることができる。さらに,上記電極対2のうち例えばカ
ソード電極22を半球状に形成し,該カソード電極22
に上記衝撃波の伝達媒体よりも比重の重いものを用いる
ことにより,カソード電極22自体により衝撃波を反射
するようにしてもよい。この場合には,衝撃波反射板を
別個に設けるよりも装置を簡素化することができる。こ
のような破砕・分離方法及び装置も本発明における破砕
・分離装置の一例である。
【0011】また,上記実施の形態に係る破砕・分離装
置A1は,電極スキャン部4と衝撃波反射板5とを備
え,電極をプリント基板に対して相対的に走査すると共
に,衝撃波を反射することにより,プリント基板からほ
ぼ均等に素材を分離することができたが,必ずしも両者
を同じ装置に設ける必要はなく,電極スキャン部4又は
衝撃波反射板5単独でも,上記プリント基板1からほぼ
均等に上記素材を分離することが可能である。また,上
記実施の形態及び実施例では,電極スキャン部4により
電極をプリント基板に対して相対的に走査したり,衝撃
波反射板5によりプリント基板近傍で衝撃波を反射させ
てプリント基板全体に一様に衝撃波を伝播させていた
が,例えば図5に示す如く,棒状のアノード電極21の
先端を半球状のカソード電極22の中心付近に配置して
電極対2間の電極間距離を各所で均一にし,少なくとも
上記プリント基板1の範囲で略平等の電界を形成するこ
とによって,上記アノード電極21とカソード電極22
との間にほぼ一様にパルス放電を生じさせて,上記プリ
ント基板1全体にほぼ一様に衝撃波を伝播させ,上記プ
リント基板1から素材の一部又は全てをほぼ均等に分離
するようにしてもよい。さらに,電極形状は図5に示し
たものに限られるものではなく,例えば半球状のカソー
ド電極22の中心付近に点状又は小径同心の球状電極を
配置することにより電極対2間に略平等電界を形成する
ようにしてもよいし,もちろん2枚の平板電極を用いる
等,他の形状により上記電極対2間に略平等電界を形成
するようにしてもよい。尚,図5に示したように例えば
カソード電極22を半球状に形成した場合には,カソー
ド電極22の比重を上記衝撃波の伝達媒体の比重よりも
大きく設定することによって,カソード電極22自体に
より上記衝撃波を上記プリント基板1に向かって反射さ
せることができるため,より効率的に素材単体を破砕し
たり,接合体を分離したりすることができる。このよう
な破砕・分離方法及び装置も本発明における破砕・分離
方法及び装置の一例である。また,上記実施の形態及び
実施例では,プリント基板1から電子回路部品やハンダ
等の素材を分離していたが,これに限られるものではな
く,2つ以上の素材を接合した例えばクラッド材等の他
の接合体から全て又は一部の素材を分離・破砕するよう
にしてもよいし,岩石やコンクリート材等の素材単体を
破砕するようにしてもよい。このような破砕・分離方法
及び装置も本発明における破砕・分離方法及び装置の一
例である。尚,上記実施の形態及び実施例に係る破砕・
分離方法及び装置において,上記高電圧パルス発生部3
が上記電極対2間に印加する数100kVの高電圧パル
スの立ち上がり時間を例えば700nsecの値にまで
短く設定することにより,上記パルス放電自体を上記素
材単体や接合体状の適宜領域に広がって形成することが
でき,それに伴って強度の強い衝撃波の伝播距離をさら
に広げることができるため,上記素材単体をほぼ均等に
破砕したり,上記接合体から素材の一部又は全てを分離
する上で,より有効である。また,上記電極対2間に
は,空気,絶縁気体等の気体を介在させてもよいし,上
記電極対2及びその間に配置されるプリント基板1等を
液体に浸漬するようにしてもよい。この液体の比重を例
えばプリント基板1を構成する各樹脂成形部材の比重よ
りも大きな値に,上記プリント基板1に接合されたパタ
ーン用導電性部材や抵抗等の電子回路素子の平均比重よ
りも小さい値に設定しておけば,分離後の各素材の分別
が容易となる。
【0012】
【発明の効果】以上説明した通り,上記請求項1に記載
の破砕・分離方法によれば,パルス放電の経路が例えば
コンクリート部材等の素材単体又はプリント基板等の接
合体に対して相対的に走査されるため,上記素材単体を
ほぼ均等に破砕したり,上記接合体から一部若しくは全
ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分離方法を提供す
ることができる。また,上記請求項2〜4のいずれか1
項に記載の破砕・分離装置によれば,パルス放電の経路
が例えばコンクリート部材等の素材単体又はプリント基
板等の接合体に対して相対的に走査されるため,上記素
材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体から一部若
しくは全ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分離装置
を提供することができる。また,上記請求項5に記載の
破砕・分離方法によれば,パルス放電に伴って生じる衝
撃波が例えばコンクリート部材等の素材単体又はプリン
ト基板等の接合体に向けて反射されるため,上記素材単
体又は接合体にほぼ均等に衝撃波を伝播させることがで
き,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体
から一部若しくは全ての素材をほぼ均等に分離する破砕
・分離方法を提供することができる。また,上記請求項
6〜9のいずれか1項に記載の破砕・分離装置によれ
ば,パルス放電に伴って生じる衝撃波が例えばコンクリ
ート部材等の素材単体又はプリント基板等の接合体に向
けて反射されるため,上記素材単体又は接合体にほぼ均
等に衝撃波を伝播させることができ,上記素材単体をほ
ぼ均等に破砕したり,上記接合体から一部若しくは全て
の素材をほぼ均等に分離する破砕・分離装置を提供する
ことができる。また,上記請求項10に記載の破砕・分
離装置によれば,パルス放電の経路が例えばコンクリー
ト部材等の素材単体又はプリント基板等の接合体に対し
て相対的に走査されると共に,上記パルス放電に伴って
生じる衝撃波が上記素材単体又は接合体に向けて反射さ
れるため,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記
接合体の一部又は全ての素材をほぼ均等に分離する破砕
・分離装置を提供することができる。また,上記請求項
11に記載の破砕・分離方法によれば,少なくとも素材
単体又は接合体が配置された範囲で電極対の間に略平等
電界が形成されるため,上記素材単体又は接合体に対し
てほぼ一様にパルス放電を生じさせることができ,上記
素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体の一部又
は全ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分離方法を提
供することができる。また,上記請求項12〜14のい
ずれか1項に記載の破砕・分離装置によれば,少なくと
も素材単体又は接合体が配置された範囲で電極対の間に
略平等電界が形成されるため,上記素材単体又は接合体
に対してほぼ一様にパルス放電を生じさせることがで
き,上記素材単体をほぼ均等に破砕したり,上記接合体
の一部又は全ての素材をほぼ均等に分離する破砕・分離
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る破砕・分離装置
の概略構成を示す図。
【図2】 走査されたパルス放電の経路から発生する衝
撃波の様子を説明するための図。
【図3】 衝撃波反射手段により反射された衝撃波の伝
播の様子を説明するための図。
【図4】 衝撃波反射板の形状例を示す図。
【図5】 略平等電界の形成により発生する複数箇所に
て発生したパルス放電からの衝撃波の伝播の様子を説明
するための図。
【符号の説明】
1…プリント基板(接合体) 2…電極対 3…高電圧パルス発生部(高電圧パルス印加手段) 4…電極スキャン部(放電経路走査手段の一例) 5…衝撃波反射板(衝撃波反射手段の一例) 21…アノード電極 22…カソード電極 23…パルス放電 24…衝撃波

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合さ
    れた接合体を電極対間に配置し,該電極対間に高電圧パ
    ルスを印加することにより上記電極対間にパルス放電を
    生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接合体
    から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・分離
    方法において,上記パルス放電の経路を上記素材単体又
    は上記接合体に対して相対的に走査してなることを特徴
    とする破砕・分離方法。
  2. 【請求項2】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合さ
    れた接合体がその間に配置された電極対と,上記電極対
    間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段とを
    具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段によ
    り上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス放
    電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接
    合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・
    分離装置において,上記パルス放電の経路を上記素材単
    体又は上記接合体に対して相対的に走査する放電経路走
    査手段を備えてなることを特徴とする破砕・分離装置。
  3. 【請求項3】 上記放電経路走査手段が,上記電極対の
    いずれか一方又は両方の放電部位を上記素材単体又は上
    記接合体に対して相対的に移動させる移動手段を含み,
    上記移動手段により上記電極対のいずれか一方又は両方
    の放電部位を上記素材単体又は上記接合体に対して相対
    的に複数回移動させ,その移動の度に上記高電圧パルス
    印加手段により上記電極対間に高電圧パルスを印加させ
    ることにより,上記パルス放電の経路を上記素材単体又
    は上記接合体に対して相対的に走査してなる請求項2に
    記載の破砕・分離装置。
  4. 【請求項4】 上記電極対のアノード側及びカソード側
    のいずれか一方又は両方に放電部位が複数設けられ,上
    記放電経路走査手段が,上記高電圧パルス印加手段によ
    り上記高電圧パルスを印加する上記放電部位を選択する
    ことにより,上記パルス放電の経路を上記素材単体又は
    上記接合体に対して相対的に走査してなる請求項2に記
    載の破砕・分離装置。
  5. 【請求項5】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合さ
    れた接合体を電極対間に配置し,該電極対間に高電圧パ
    ルスを印加することにより上記電極対間にパルス放電を
    生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接合体
    から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・分離
    方法において,上記パルス放電に伴って生じる衝撃波を
    上記素材単体又は上記接合体に向けて反射させてなるこ
    とを特徴とする破砕・分離方法。
  6. 【請求項6】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合さ
    れた接合体がその間に配置された電極対と,上記電極対
    間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段とを
    具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段によ
    り上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス放
    電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接
    合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・
    分離装置において,上記パルス放電に伴って生じる衝撃
    波を上記素材単体又は上記接合体に向けて反射する衝撃
    波反射手段を備えてなることを特徴とする破砕・分離装
    置。
  7. 【請求項7】 上記衝撃波反射手段が,上記電極対周辺
    に設けられ,上記衝撃波の伝達媒体よりも比重が大きい
    衝撃波反射板である請求項6に記載の破砕・分離装置。
  8. 【請求項8】 上記衝撃波反射手段が,上記衝撃波の伝
    達媒体よりも比重が大きい素材を用いた上記電極対自体
    である請求項6に記載の破砕・分離装置。
  9. 【請求項9】 上記衝撃波反射板が,上記電極対を内包
    するように曲面状に形成されてなる請求項7に記載の破
    砕・分離装置。
  10. 【請求項10】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合
    された接合体がその間に配置された電極対と,上記電極
    対間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段と
    を具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段に
    より上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス
    放電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記
    接合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕
    ・分離装置において,上記パルス放電の経路を上記素材
    単体又は接合体に対して相対的に走査する放電経路走査
    手段と,上記パルス放電に伴って生じる衝撃波を上記素
    材単体又は上記接合体に向けて反射する衝撃波反射手段
    とを具備してなることを特徴とする破砕・分離装置。
  11. 【請求項11】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合
    された接合体を電極対間に配置し,該電極対間に高電圧
    パルスを印加することにより上記電極対間にパルス放電
    を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記接合
    体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕・分
    離方法において,少なくとも上記素材単体又は接合体が
    配置された範囲で上記電極対の間に略平等電界を形成し
    て上記パルス放電を生じさせてなることを特徴とする破
    砕・分離方法。
  12. 【請求項12】 素材単体,又は2つ以上の素材が接合
    された接合体がその間に配置された電極対と,上記電極
    対間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段と
    を具備し,上記電極対間に上記高電圧パルス印加手段に
    より上記高電圧パルスを印加して上記電極対間にパルス
    放電を生じさせ,上記素材単体を破砕するか,又は上記
    接合体から一部若しくは全ての素材を分離してなる破砕
    ・分離装置において,少なくとも上記素材単体又は接合
    体が配置された範囲で上記電極対の間に略平等の電界を
    形成して上記パルス放電を生じさせてなることを特徴と
    する破砕・分離装置。
  13. 【請求項13】 上記電極対の一方が球面状電極であ
    り,上記電極対の他方が上記球面状電極の中心付近に配
    置された点状又は小径同心の球面状電極である請求項1
    2に記載の破砕・分離装置。
  14. 【請求項14】 上記電極対の一方が球面状電極であ
    り,上記電極対の他方が上記球面状電極の中心付近にそ
    の先端が配置された棒状電極である請求項12に記載の
    破砕・分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076521A (ko) * 2001-03-29 2002-10-11 주식회사 다원시스 미세분말 제조장치 및 방법
CN110013915A (zh) * 2019-03-29 2019-07-16 华中科技大学 一种可更换放电电极

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