JP2000106673A - 画像符号化伝送装置 - Google Patents

画像符号化伝送装置

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JP2000106673A
JP2000106673A JP29002098A JP29002098A JP2000106673A JP 2000106673 A JP2000106673 A JP 2000106673A JP 29002098 A JP29002098 A JP 29002098A JP 29002098 A JP29002098 A JP 29002098A JP 2000106673 A JP2000106673 A JP 2000106673A
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flicker
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frame
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JP29002098A
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Norio Suzuki
典生 鈴木
Mika Tomotake
美香 友竹
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビカメラが撮像した映像信号に含まれてい
る蛍光灯のフリッカを除去する。 【解決手段】動き補償フレーム間予測符号化回路を用い
て、映像信号中から静止領域を検出し静止領域位置情報
aを出力する。静止領域レベル検出回路11は、静止領
域位置情報を基に映像信号の信号レベルを検出する。レ
ベル平均化回路12は、静止領域レベル検出回路から静
止領域の信号レベルを受け取り、1フレーム分の平均レ
ベルを算出し、レベル補正回路13へ送出する。レベル
補正回路13はスキャン変換部4からの映像信号から1
フレーム毎の静止領域の平均値レベルを差分補正するこ
とにより、蛍光灯等のフリッカを除去し、情報圧縮の高
能率化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化伝送装
置に関し、特にテレビ会議システムなどで市販のテレビ
カメラの映像出力信号を符号化してデータ圧縮処理する
際、データ圧縮及び視覚的に障害となる蛍光灯照明のフ
リッカを抑制する画像の符号化伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】相互に離れた場所にいる複数の者が、あ
たかも同じ会議室で会議をする如く、会議を行なう手段
としてテレビ会議システムが普及しつつある。このシス
テムにより、地理上のハンディを克服することができ、
経費を節約することが可能になるという実用上のメリッ
ト(利点)が大きい。会議参加者は、単に国内に限ら
ず、通信衛星回線等の使用により国際会議を開催するこ
とも可能である。
【0003】従来テレビ会議システムに用いる画像符号
化伝送装置は、図3に示すように、テレビカメラ1と、
テレビカメラの映像出力信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部2と、雑音制御のためのフィルタを備え、
デジタル映像信号をITU−T国際標準準拠のCIF
(共通中間フォーマット)に変換するフォーマット変換
部3と、フォーマット変換された信号をライン順次から
ブロック順次に変換するスキャン変換部4と、スキャン
変換部が出力するブロック順次データを、動き補償フレ
ーム間予測符号化および離散コサイン直交変換符号化の
アルゴリズムにより符号化を行う情報源符号化部5と、
符号化出力信号の統計的性質を利用して高能率の伝送路
符号に変換するための可変長符号化部6と、可変長符号
化部からランダムに出力される符号化データを伝送路の
信号速度と整合するためのバッファメモリ部7と、画像
符号化伝送装置が伝送する画像,音声,付加データ等す
べてのデータを多重化制御する多重制御部8と、多重化
データを伝送路へ送出する回線インタフェース部9とか
ら構成されている。
【0004】このような構成における雑音の抑圧制御
は、フォーマット変換部3において、信号レベルをフレ
ーム内の画素単位に制御する時間軸フィルタ、および任
意の画素AとAの周囲8画素とのレベル比率を規定する
空間フィルタとで行う方法が、例えば「NEC技報 V
ol.47 No.11 1994」の第22頁に提案
されている。
【0005】一方、蛍光灯照明下において、テレビカメ
ラにより撮像された映像信号は、蛍光灯の電源周波数に
よる点滅のフリッカ成分が含まれる。例えば関東地区で
は商用電源周波数が50HZであり、蛍光灯はその半波
整流周期毎に点滅するため点滅周波数は100HZであ
る。
【0006】また、映像信号の垂直同期の周期は60H
Zであるため、両者から20HZのフリッカ成分が含ま
れることになり、映像としては3フィールド周期でフリ
ッカが現れる。
【0007】映像信号のフリッカの除去する方法は、映
像信号の信号レベルを3フィールド単位に平均化し、カ
ットオフ周波数20HZのローパスフィルタを通過して
フリッカを除去した後、元の映像信号のレベル補正を行
う方法が、例えば特開平1−253369に提案されて
いる。この提案は、照明電源の交流電源波形を測定し、
この検出交流電源波形に基づきテレビカメラの出力映像
信号のうち照明交流電源による光量の変化に対応する分
を推定し、出力映像信号を補正するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、画像符号化伝送
装置に入力される映像信号にはフリッカを含まないこと
が前提条件となっており、従って画素単位の雑音除去す
る機能は有しているが、フリッカなど画像フィールドあ
るいは画像フレームレベルの周囲で発生する雑音成分を
除去する機能は備えていなかった。
【0009】一般企業内に設置するテレビ会議システム
は、一般的な会議室を多少の音響的な改善を加えた程度
のテレビ会議室が使用されることが多く、専用の照明設
備を用意することは非常に少ない。そしてテレビ会議室
に設置するテレビカメラ,テレビモニタ等の映像端末機
器は、通常市販品が使用される。
【0010】そのため、テレビカメラの出力映像信号に
は、照明によるフリッカが含まれ、この映像信号を動き
補償フレーム間予測方式による圧縮処理する際、映像信
号の圧縮効率が低下するという欠点があった。
【0011】また、特開平1−253369に提案され
ている方法では、照明電源の交流電源波形を測定し、こ
の検出交流電源波形に基づきテレビカメラの出力映像信
号のうち照明交流電源による光量の変化に対応する分を
推定し、出力映像信号を補正するので、回路構成が複雑
になり、製品コストが高くなる欠点がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、螢光灯等による
フリッカによる雑音(ノイズ)成分が容易に回避でき、
データ圧縮符号化を高効率で行なうことが可能である伝
送効率が優れた画像符号化伝送装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像符号化伝送装置は、次のような特
徴的な構成を採用している
【0014】(1)入力映像信号中から静止領域を識別
し、この静止領域識別情報を基に前記映像信号のフリッ
カ差分信号を検出し、フリッカ差分信号を所定の大きさ
のブロック毎に平均化し、平均化したフリッカ差分信号
をフレーム周期で積分してフリッカ信号を得、前記入力
映像信号からフリッカ信号を差分補正する画像符号化伝
送装置。
【0015】(2)前記静止領域の判定は、入力映像信
号の現フレームと前フレームとの間の信号レベルの変化
量をブロック単位で検出し、前記変化量の所定のしきい
値を超えたとき動領域と判定し、しきい値以下のとき静
止領域と判定する上記(1)に記載の画像符号化伝送装
置。
【0016】(3)映像信号を符号化し伝送路を介して
送信し、また伝送路を介して受信した符号化された映像
信号を復号化して出力する動き補償フレーム間予測符号
化回路を有する画像符号化伝送装置において、前記動き
補償フレーム間予測符号化回路が出力する静止領域情報
に基づきブロック単位で入力映像信号の静止領域のフリ
ッカ差分信号を得る静止領域フリッカ差分抽出手段と、
前記静止領域フリッカ差分信号を所定のブロック数単位
で平均化する平均化手段と、平均化したフリッカ差分信
号をフレーム周期毎に積分してフリッカ信号を得る積分
手段と、前記入力映像信号からフリッカ信号を減算して
フリッカ雑音を補正するレベル補正手段とを有する画像
符号化伝送装置。
【0017】(4)前記静止領域フリッカ差分抽出手段
は、フレームメモリ、減算器及びスイッチ回路を含む上
記(3)に記載の画像符号化伝送装置。
【0018】(5)前記積分手段は、ブロックメモリ、
乗算器及び加算器を含むリーク積分回路である上記
(3)又は(4)に記載の画像符号化伝送装置。
【0019】(6)前記ブロックメモリとしてブロック
ラインメモリを用い、入力画像信号のブロックライン毎
に平均化したフリッカ信号を得る上記(5)に記載の画
像符号化伝送装置。
【0020】(7)前記静止領域フリッカ差分抽出手段
は、リミッタを含む上記(4)、(5)又は(6)に記
載の画像符号化伝送装置。
【0021】(8)前記入力映像信号は、テレビ会議の
システムのテレビカメラの信号である上記(1)乃至
(7)のいずれかに記載の画像符号化伝送装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像符号化伝送装
置の好適実施形態例の構成及び動作を添付図、特に図1
乃至図7を参照して詳細に説明する。
【0023】先ず、図1は、本発明の画像符号化伝送装
置の送信部のブロック図である。図1に示す画像符号化
伝送装置の送信部は、テレビカメラ1と、テレビカメラ
の映像出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部
2と、雑音制御のためのフィルタを備え、デジタル映像
信号をITU−T国際標準準拠のCIF(共通中間フォ
ーマット)に変換するフォーマット変換部3と、フォー
マット変換された信号をライン順次からブロック順次に
変換するスキャン変換部4と、映像信号のブロック単位
で静止領域のレベル差検出を行い検出された信号レベル
差を所定のブロック数毎に平均化し、平均化したレベル
差信号をフレーム毎に積分してフリッカ信号を得、現画
像フレームとの演算処理によりフリッカ雑音を除去する
フリッカ除去部10と、スキャン変換部が出力するブロ
ック順次データを、動き補償フレーム予測符号化および
離散コサイン直交変換符号化のアルゴリズムにより符号
化を行う情報符号化部5と、符号化出力信号を統計的性
質を利用した高能率の伝送路符号に変換する可変長符号
化部6と、可変長符号化部からランダムに出力される符
号化データを伝送路の信号速度と整合するためのバッフ
ァメモリ部7と画像符号化伝送装置が伝送する画像,音
声,付加データ等すべてのデータを多重化制御する多重
制御部8と、多重化データを伝送路へ送出する回線イン
タフェース部9とから構成されている。
【0024】図2は図1に示すフリッカ除去部10の具
体的ブロック図である。このフリッカ除去部10は、映
像信号の静止領域のレベル差をフリッカ差分として抽出
する静止領域フリッカ差分抽出回路11と、静止領域フ
リッカ差分抽出回路11が検出したフリッカ差分を所定
のブロック数単位で平均化する平均化回路12と、平均
化されたフリッカ差分信号をフレーム毎に積分してフリ
ッカ信号を得る積分回路14と、得られたフリッカ信号
を基に現映像信号レベルを補正するレベル補正回路13
とから構成されている。
【0025】次に、図1及び図2に示す画像符号化伝送
装置の動作を説明する。テレビカメラ1で撮像された出
力映像信号は、A/D変換回路2へ入力され、サンプリ
ング周波数13.5MHZで8ビットのデジタル信号に
変換される。デジタル信号に変換された映像信号は、N
TSCまたはPAL画像信号方式に従ってY/C分離す
る。Y/C分離された色信号は、二つの色信号に復調
後、輝度信号と時分割多重されフォーマット変換部3へ
送出される。
【0026】フォーマット変換部3は、A/D変換部2
から入力した信号をITU−T/TTC標準H.261
準拠のCIF(共通中間フォーマット)フォーマットに
変換した後、雑音抑制のためのプリフィルタを通してス
キャン変換部4へ出力する。スキャン変換部4は、フォ
ーマット変換後のライン順次のデータを符号化フォーマ
ットであるブロック順次のデータ列に変換してフリッカ
除去部10へ送出する。
【0027】フリッカ除去部10へ入力されたブロック
順次のデータ列はレベル補正回路13を通過して次段の
情報源符号化部5へ入力し、情報源符号化部5の動き補
償フレーム間予測回路5−1はブロック順次に変換され
た映像信号の現フレームと前フレームとの間での信号レ
ベルの変化に基づいて領域判定を行い、レベル変化量が
所定のしきい値以下の場合は静止領域、しきい値を超え
た場合は動領域とする。なお、論理的には完全な静止領
域のフレーム間レベル差は零である。
【0028】信号レベル変化の大きい動領域について
は、そのレベル変化が、被写体が動いたことによるもの
か、フリッカなどの雑音によるものかを判断することは
困難であるが、レベル変化量が小さい静止領域について
は、あくまで被写体が静止していると認識するため、そ
の微少なレベル変化はフリッカ等の雑音に起因するもの
と判断できる。
【0029】そこで、静止領域レベル検出回路11にお
いて、動き補償フレーム間予測符号化回路5−1が出力
する静止領域位置情報aにより、静止領域の信号レベル
差を検出しフリッカ差分信号bを出力する。このフリッ
カ差分信号bは平均化回路12において所定のブロック
数の単位でフリッカ差分信号を平均化して平均化したフ
リッカ差分信号b’を出力する。積分回路14では平均
化したフリッカ差分信号をフレーム周期毎に積分してフ
リッカ信号cを出力する。
【0030】レベル補正回路13は、積分回路14が算
出したフリッカ信号cと現フレームである映像信号との
差分を演算することにより、フレーム内の信号レベルか
らフリッカ雑音成分を除去する。
【0031】フリッカ等の雑音が除去されたブロック順
次のデータは、情報符号化部5において、動き補償フレ
ーム間予測符号化および離散コサイン直交変換符号化の
アルゴリズムを用いて高能率符号化され、可変長符号化
部6へ送出される。可変長符号化部6は、符号化信号が
有する統計的性質を利用して能率の良い伝送路符号に変
換するために可変長符号化を行いバッファメモリ部7へ
送出する。
【0032】バッファメモリ部7は可変長符号化でラン
ダムに発生する符号化データを一定の伝送速度とするた
めに、バッファメモリで伝送路の速度と整合するように
平準化する。バッファメモリ部7で所定の伝送路速度に
整合された符号化データは、多重化部8で音声信号や制
御信号と共に多重化され回線インタフェース部9を介し
て伝送路へ送信される。
【0033】次に、図3を参照して、図2のフリッカ除
去部10の主要部分の更に詳細なブロック図を説明す
る。静止領域フリッカ差分抽出回路11は入力信号を1
フレーム時間遅延させるフレームメモリ20と、フレー
ム差分を得る差分回路21と、静止領域のみのフレーム
差分信号を通過させるSW回路22とからなる。平均化
回路12はマクロブロック単位でフレーム差分信号を平
均化して、マクロブロック単位のフリッカ差分信号を得
る。積分回路14は、ブロック単位のフリッカ差分信号
とブロックメモリ出力を加算する加算器23と、ブロッ
ク単位の加算値を1フレーム周期遅延させるブロックメ
モリ24からなり、ブロック単位にフリッカ差分信号を
積分して得たフリッカ信号を出力してレベル補正回路1
3へ供給する。レベル補正回路13は、入力信号とフリ
ッカ信号との遅延時間を調整するための遅延回路25
と、入力信号からフリッカ信号を減算する減算器26と
からなり、入力信号からフリッカ信号減算して、フリッ
カ雑音が補正された信号を出力する。
【0034】図4は、図3に示す積分回路14の更に具
体的回路ブロック図を示す。積分回路14は加算器2
3、ブロックメモリ24、乗算係数Kが1より小さい値
の乗算器30からなり、リーク積分を行う。これによ
り、フリッカ信号の平均値は0に自動調整される。
【0035】次に、図5は、図1の情報源符号化部5で
符号化が行われるブロック単位を示す図である。動き補
償ベクトルはマクロブロック単位で発生されるが、フリ
ッカ信号はマクロブロック単位の変化はあまり大きくな
いと考えられ、ブロックメモリ24のサイズを小さくす
るため、フリッカ信号をブロックライン単位で求めるこ
とにする。そうすれば18のブロックラインでよく、メ
モリ数は18に削減できる。
【0036】図6は積分回路14の他の具体例で、ブロ
ックライン毎で平均したフリッカ信号を求める構成を示
す。加算器23と、係数Kが1以下の乗算器30と、ブ
ロックライン単位で1フレームの遅延を行うブロックラ
インメモリ40からなる。この場合、平均化回路12は
静止領域フリッカ差分抽出回路11からのフリッカ差分
信号をブロックライン単位で平均化して平均化したフレ
ーム差分信号を出力して、積分回路14へ供給する。
【0037】また、図7は図3に示した静止領域フリッ
カ差分抽出回路11の他の構成例を示す。信号を1フレ
ーム遅延させるフレームメモリ20と、フレーム差分信
号を求める減算器21と、動き補償フレーム間予測回路
5−1からの静止領域を示す信号を基に静止領域のフレ
ーム差分信号を選択し、フリッカ差分信号として出力す
るSW回路22と、フリッカ差分信号の振幅をある値以
下に制限するリミッタ回路50からなる。静止領域のフ
リッカ差分信号に大きな雑音が含まれていると、正しく
ないフリッカ信号が得られるので、これをさけるための
リミッタ回路50を設ける。フリッカ差分信号は、フリ
ッカ信号のフレーム差分であることから極端に大きな値
はとることは無いので、ある値い以上は誤差信号として
振幅制限を行う。
【0038】以上、本発明の画像符号化伝送装置の好適
実施形態例を詳述した。しかし、これら実施形態例は、
本発明の単なる例示にすぎず、特定用途に応じて種々の
変形変更が可能であること当業者には容易に理解できよ
う。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像符号化
伝送装置は、映像信号を符号化し伝送路を介して送信
し、また伝送路を介して受信した符号化された映像信号
を復号化して出力する動き補償フレーム間予測符号化回
路を有する画像符号化伝送装置において、動き補償フレ
ーム間予測符号化回路が出力する静止領域情報に基づき
入力映像信号の静止領域のフリッカ差分を検出し、この
検出したフリッカ差分信号を所定のブロック数毎に平均
化し、平均化したフリッカ差分信号をフレーム周期毎に
積分してフリッカ信号を得、得られたフリッカ信号で入
力映像信号を補正してフリッカ等の雑音成分を除去する
ことにより、簡単な構成でフリッカが除去でき、符号化
を高能率に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化伝送装置の好適実施形態例
のブロック図である。
【図2】図1のフリッカ除去部の一例の詳細ブロック図
である。
【図3】図2のフリッカ除去部の更に具体的なブロック
図である。
【図4】図2のフリッカ除去部に使用される積分回路の
一例のブロック図である。
【図5】図4の積分回路を説明する図である。
【図6】図4の積分回路の変形例のブロック図である。
【図7】図2のフリッカ除去部の静止領域フリッカ差分
抽出回路の一例の詳細ブロック図である。
【図8】従来の画像符号化伝送装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 フリッカ除去部 11 静止領域フリッカ差分抽出手段 12 平均化手段 13 レベル補正手段 14 積分手段 20 フレームメモリ 21 減算器 22 スイッチ回路 23 加算器 24 ブロックメモリ 30 乗算器 40 ブロックラインメモリ 50 リミッタ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA76 PA78 RA01 RA16 YA07 YC08 5C024 CA07 DA05 DA07 HA20 HA24 HA27 5C059 KK01 MA05 NN23 NN28 PP27 SS07 UA18 UA21 UA38 5C064 AA02 AB04 AC04 AD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号中から静止領域を識別し、こ
    の静止領域識別情報を基に前記映像信号のフリッカ差分
    信号を検出し、フリッカ差分信号を所定の大きさのブロ
    ック毎に平均化し、平均化したフリッカ差分信号をフレ
    ーム周期で積分してフリッカ信号を得、前記入力映像信
    号からフリッカ信号を差分補正することを特徴とする画
    像符号化伝送装置。
  2. 【請求項2】前記静止領域の判定は、入力映像信号の現
    フレームと前フレームとの間の信号レベルの変化量をブ
    ロック単位で検出し、前記変化量の所定のしきい値を超
    えたとき動領域と判定し、しきい値以下のとき静止領域
    と判定することを特徴とする請求項1に記載の画像符号
    化伝送装置。
  3. 【請求項3】映像信号を符号化し伝送路を介して送信
    し、また伝送路を介して受信した符号化された映像信号
    を復号化して出力する動き補償フレーム間予測符号化回
    路を有する画像符号化伝送装置において、前記動き補償
    フレーム間予測符号化回路が出力する静止領域情報に基
    づきブロック単位で入力映像信号の静止領域のフリッカ
    差分信号を得る静止領域フリッカ差分抽出手段と、前記
    静止領域フリッカ差分信号を所定のブロック数単位で平
    均化する平均化手段と、平均化したフリッカ差分信号を
    フレーム周期毎に積分してフリッカ信号を得る積分手段
    と、前記入力映像信号からフリッカ信号を減算してフリ
    ッカ雑音を補正するレベル補正手段とを有することを特
    徴とする画像符号化伝送装置。
  4. 【請求項4】前記静止領域フリッカ差分抽出手段は、フ
    レームメモリ、減算器及びスイッチ回路を含むことを特
    徴とする請求項3に記載の画像符号化伝送装置。
  5. 【請求項5】前記積分手段は、ブロックメモリ、乗算器
    及び加算器を含むリーク積分回路であることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の画像符号化伝送装置。
  6. 【請求項6】前記ブロックメモリとしてブロックライン
    メモリを用い、入力画像信号のブロックライン毎に平均
    化したフリッカ信号を得ることを特徴とする請求項5に
    記載の画像符号化伝送装置。
  7. 【請求項7】前記静止領域フリッカ差分抽出手段は、リ
    ミッタを含むことを特徴とする請求項4、5又は6に記
    載の画像符号化伝送装置。
  8. 【請求項8】前記入力映像信号は、テレビ会議システム
    のテレビカメラの信号であることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載の画像符号化伝送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106368B2 (en) 2001-04-26 2006-09-12 Fujitsu Limited Method of reducing flicker noises of X-Y address type solid-state image pickup device
JP2007074435A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Funai Electric Co Ltd 固体撮像装置およびその駆動方法
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